JP3694589B2 - ロ−ド・アンロ−ド機構を備えた磁気ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロ−ド・アンロ−ド機構を備えた磁気ディスク装置に係り、頻繁にロ−ド・アンロ−ド動作を繰り返しても、ランプやサスペンションリフトタブの摺動部が摩耗しにくく、信頼性の高い磁気ディスク装置に関するものである。なお本発明は、特に、3.5インチ、3インチ、2.5インチ、1.8インチ、1.3インチ、1インチ等の小形磁気ディスク装置に適用するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の小形磁気ディスク装置としては例えば特開平6−96532号公報に開示されたに磁気ディスク装置が挙げられる。従来の磁気ディスク装置では、積層した情報記録ディスクは、ベースに固定したスピンドルモータにより一定速度で回転駆動される。ヘッドはサスペンションを介してキャリッジに支持され、ディスクとの間に微小隙間を隔てて浮上し、情報の記録再生を行なう。ヘッドの高速高精度な位置決めは、キャリッジをボイスコイルモータにより回転駆動することにより行なう。スリ−ブにピボット軸と2個の転がり軸受を組み込んだピボットアセンブリをキャリッジに設け、ピボットアセンブリをベース上に固定することにより、キャリッジはピボット軸回りに回転できる。キャリッジを駆動するボイスコイルモータは、駆動コイル、永久磁石、ヨークから構成されている。このうち、キャリッジには駆動コイルを取付け、残りの永久磁石、ヨーク(これらを含めて「磁石・ヨ−クアセンブリ」と称する)はベース上に固定してある。磁気回路に挾まれた駆動コイルは磁界作用を受けているので、駆動コイルに通電することにより、キャリッジを駆動することができ、ヘッドをディスク上の所定の場所に位置決めすることができる。
【0003】
磁気ディスク装置、特に小形磁気ディスク装置においては、記録密度と耐衝撃特性の向上が最重要課題である。これを解決するため、ロ−ド・アンロ−ド機構を搭載した磁気ディスク装置が提案されている。ロ−ド・アンロ−ド機構方式の主流は、ランプロ−ドと呼ばれるもので、例えば、米国公開特許公報、USP 5,237,472号や、USP 5,574,604号に開示されているように、サスペンション先端に張り出したリフトタブを、ベ−スに固定したランプ(リフトタブ滑走面)をガイドとして駆動し、ディスクにヘッドをロ−ドする。また、リ−ド・ライト動作終了時には、ヘッドをディスクからアンロ−ドし、ランプに退避する。ヘッドをディスクから退避する方式であるため、ヘッド粘着の心配がない。このため、従来のテクスチャ等の粘着防止加工を施す必要がなく、平滑ディスクを使用することが可能である。したがって、ヘッド浮上量を低減でき、記録密度の向上が図れる。また、ヘッドをディスクから退避するため、非動作時の耐衝撃特性を向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術におけるランプロ−ド方式では、いずれの場合も、サスペンション先端に張り出したリフトタブはサスペンションに固定されており、リフトタブとランプは、ロ−ド時およびアンロ−ド時に同じ摺動軌跡をたどる。そのため、1往復のロ−ド・アンロ−ドサイクルでランプ上の常に同じ場所を2回摺動することになり、摺動回数が多くなる。リフトタブおよびランプは、リフトタブの押し付け荷重による圧縮応力と摩擦力による剪断応力を受けて摩耗する。ロ−ド時とアンロ−ド時では摩擦力の方向が逆向きになるので、リフトタブとランプの摺動部分に作用する剪断応力は正負交互に変化し、一方向のみ摺動する摺動系に比べ、応力振幅は2倍に大きくなる。以上の結果、従来のランプロ−ド方式によるロ−ド・アンロ−ド機構を搭載した磁気ディスク装置では、リフトタブとランプが摩耗し、その摩耗粉が円板、スライダ、ヘッド等に付着し、場合によっては動作障害が起こる。このため、ロ−ド・アンロ−ドの動作回数に制限があった。
【0005】
本発明の目的は、頻繁に繰り返しロ−ド・アンロ−ド動作を行なっても、リフトタブおよびランプが摩耗しにくく、摩耗粉による動作障害のない、信頼性の高いロ−ド・アンロ−ド機構を備えた磁気ディスク装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、前記ヘッドを前記ディスク上にロ−ドし、前記ヘッドを前記ディスクからアンロ−ドするためのガイドとなるランプを有し、前記サスペンションの一部が前記ランプと摺動することによってロ−ド・アンロ−ド動作を行なうロ−ド・アンロ−ド機構を搭載した磁気ディスク装置において、前記ランプと摺動する摺動部を備えた揺動部を前記サスペンションに設け、前記揺動部は、前記サスペンションに対して姿勢変化が可能であり、前記揺動部姿勢が、ロ−ド時およびアンロ−ド時に異なるような機構構成にした。
【0007】
また本発明は、前記揺動部の姿勢を拘束する揺動拘束板を前記サスペンション上に備え、ロ−ド時ないしはアンロ−ド時に前記摺動部が前記ランプと摺動する際に前記摺動部に摩擦力が作用し、前記揺動部が前記揺動拘束板に押しつけられることにより、前記揺動部姿勢がロ−ド時およびアンロ−ド時に異なるような機構構成にした。
【0008】
また本発明は、前記揺動機構を平板、あるいは平行リンクにより構成し、前記摺動部を前記サスペンションに対して揺動可能に支持する構成にした。
【0009】
また本発明は、前記揺動部の中心線と前記サスペンションの中心線との成す角度が、ロ−ドとアンロ−ド時で、0ないし20度異なる構成にした。
【0010】
また本発明は、ロ−ド時とアンロ−ド時の前記ランプ上の摺動軌跡のずれ量が、前記揺動部の長さの10%以下となる機構構成にした。
【0011】
また本発明は、前記揺動拘束板を前記サスペンションの一部を折り曲げて構成した。
【0012】
また本発明は、前記揺動部に鋼球を埋め込んで摺動部を形成した。
【0013】
また本発明は、前記ばね部の表面に粘弾性シ−トを貼り付けた構造、あるいは、前記揺動部の一部に粘弾性部材を充填した構造とした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明によるロ−ド・アンロ−ド機構を備えた磁気ディスク装置の一実施形態の全体構成図であり、摺動部揺動機構の部分拡大図を含む図である。磁気ディスク装置1のカバ−1bの一部を破断した状態を示す。ディスク2aは、ベース1aに固定したスピンドルモータ2bにより回転駆動される。情報の記録再生を行なうヘッド(図示せず)は、スライダ6に設けられ、スライダ6は、サスペンション5aに支持されている。また、サスペンション5aは、キャリッジ4aに支持されている。ピボット軸4bとスリ−ブ(図示せず)との間に2個の転がり軸受(図示せず)を収めたピボットアセンブリ4cをキャリッジ4aに保持し、ピボット軸4bをベース1aに固定することにより、キャリッジ4aをピボット軸4b回りに回転可能に支持する。ヨークと永久磁石とから成る磁石・ヨ−クアセンブリ3a、およびキャリッジ4aに設けた駆動コイル3bにより構成したボイスコイルモ−タによりキャリッジ4aを回転駆動し、ヘッドをディスク2aの所定のトラックに位置決めし、情報の記録再生を行なう。
【0016】
本発明の磁気ディスク装置は、ロ−ド・アンロ−ド機構を備え、情報の記録再生時にはヘッドをディスクにロ−ドする。また、スリ−プおよび停止時にはヘッドをディスク2aからアンロ−ドし、ランプ7に退避する。図1は、ヘッドがディスク2aから退避している状態を示している。ベ−ス1aには、ねじ等によりランプ7が固定してある。サスペンション5aの先端に設けたリフトタブ5bが、ランプ7に設けたリフトタブ滑走面をガイドとして移動することにより、ヘッドのロ−ド・アンロ−ド動作を行なう。サスペンション5aの先端には、揺動可能なリフトタブ5bが、ばね部5dにより支持されている。リフトタブ5bには、ランプ7との摺動部5cを備える。ヘッドが矢印Aの方向にディスク2aにロ−ドされる時、リフトタブ5bには、ランプとの摩擦力が作用し、リフトタブ5bは、矢印Bの方向に傾き、5b’の姿勢を取る。リフトタブ5bがランプ7から離れると、リフトタブ5bは、ばね復元力により、元の姿勢5bに戻る。ヘッドが矢印Aと反対方向にディスク2aからアンロ−ドされる時は、リフトタブは5bの姿勢でランプ7に設けたリフトタブ滑走面7a上に乗り上げる。
【0017】
リフトタブの構造とその摺動機構について図2および図3を用いて説明する。図2は、図1のサスペンション5aの先端部(リフトタブ取り付け端側)の平面図、図3は、その側面図である。揺動可能なリフトタブ5bは、ランプ7と摺動するための摺動部5cを備える。摺動部5cは、例えば、ステンレスの素材に球面形状を成すように板金プレス加工等によって形成する。リフトタブ5bとサスペンション5aは、ばね部5dを介し、溶接等によって結合してあるので、摺動部5cにランプ7との摩擦力が作用すると、リフトタブ5bの姿勢が変化する。
【0018】
次に、リフトタブのガイドとなるランプについて、図4および図5を用いて説明する。図4は、ランプ7の平面図、図5は、その側面図である。ランプ7はロ−ド・アンロ−ドを行なうためのガイド面となるリフトタブ滑走面7a、7a’を有し、ランプ7の上面側のリフトタブ滑走面7a とランプ7の下面側のリフトタブ滑走面7a’から成る。リフトタブ滑走面7aはディスクの上面に対してロード・アンロードする場合に用いられ、リフトタブ滑走面7a’はディスクの下面に対してロード・アンロードする場合に用いられる。これらのリフトタブ滑走面7a、7a’は、平面を含む滑らかな曲面に形成しておく。ランプ7は、ベ−スにねじ等を用いて固定する。本実施例は1枚のディスクを有する磁気ディスク装置であるが、複数枚のディスクを有する磁気ディスク装置にも本発明は適用できる。 複数枚のディスクを有する磁気ディスク装置では、リフトタブ滑走面を単純にディスク枚数に応じて増やした構造にすれば良い。
【0019】
ロ−ド・アンロ−ド時のリフトタブの運動と姿勢について、図6および図7を用いて説明する。図6は、ロ−ド時、図7は、アンロ−ド時のサスペンション移動方向と、リフトタブに作用する摩擦力の方向を示す図である。図6において、ロ−ド時に左向き矢印の方向にサスペンションが移動する際、リフトタブ5b’がランプ(図示せず)と摺動するため、摺動点5hに摩擦力Fが右向き矢印の方向に作用する。その結果、ばね部5dによって支持されたリフトタブ5b’は、右に傾き、サスペンション5a上に設けた揺動部拘束板5eに当たって止まり、そのままの姿勢を維持してランプ上を摺動する。同様にして、図7において、アンロ−ド時に右向き矢印の方向にサスペンションが移動する際、リフトタブ5bはランプ(図示せず)と摺動するため、摺動点5hにはロ−ド時とは逆向きの左向き矢印の方向に摩擦力Fが作用する。リフトタブは、5bに示すようなほぼ直立した姿勢のままサスペンション5a上に設けた揺動部拘束板5fに当たり、そのままの姿勢を維持してランプ上を摺動し、ホ−ムポジションで止まる。なお、揺動部拘束板5eおよび5fは、サスペンション5aの一部を折り曲げて構成することができる。
【0020】
本発明の磁気ディスク装置における第2の実施例を図10および図11を参照して説明する。図10はサスペンションの先端部(リフトタブ取り付け端側)の平面図、図11はその側面図である。
【0021】
揺動可能なリフトタブ8bは、ステンレスの素材を用いて枠構造に成形し、支持部はサスペンション8aに溶接によって結合してある。また、リフトタブ8bは、ランプ7と摺動するための摺動部8cを備える。したがって、摺動部8cに摩擦力が作用すると、リフトタブ8bの姿勢が変化する。停止時およびアンロ−ド時には、リフトタブ8bで表されるが、ロ−ド時には、破線で示したリフトタブ8b’で表される姿勢となる。リフトタブ8bは、ステンレスの素材を用いて枠構造に成形したが、リンク機構を構成し、最先端のリンクに摺動部を持つ構造としても良い。
【0022】
摺動部8cは、例えば、球面形状を成すように板金プレス加工等によって形成する。なお、上記摺動部は、リフトタブに別部品を埋め込んで形成しても良い。
【0023】
図12は、本発明磁気ディスク装置のリフトタブ揺動機構の第3の実施例を示す断面図である。リフトタブ5bに鋼球を圧入、あるいは接着等で固定し、ランプ7との摺動面を形成したものである。
【0024】
リフトタブ5bは、ランプ7上を摺動する際に振動する。振動を低減し、動作を安定させるための方法を図13を用いて説明する。図13は、本発明磁気ディスク装置のリフトタブ揺動機構の第4の例を示す平面図である。図2と同符号の部分は同一部分である。リフトタブ5bとサスペンション5aを連結するばね部5dは、リフトタブ5bの運動中は撓むので、ばね部5dの表面の片側、あるいは両側に粘弾性シ−ト5lを貼ることにより、リフトタブとランプの摺動に伴う振動を低減し、動作を安定させることができる。
【0025】
ロ−ド・アンロ−ド時にリフトタブの姿勢が変化するため、ランプ上の摺動軌跡がずれる様子を図8を用いて説明する。図8は、ロ−ド・アンロ−ド時のリフトタブの姿勢と摺動点までの回転半径を示したものである。ロ−ド時には、リフトタブは右に傾いて5b’の姿勢となり、アンロ−ド時にはほぼ直立の5bの姿勢となる。その結果、ピボット軸と摺動点5hとを結ぶ延長線方向に、摺動点5hの位置は、ロ−ド時とアンロ−ド時でδだけずれる。したがって、ピボット軸から摺動点5hまでの回転半径は、ロ−ド時にはR、アンロ−ド時には、R+δとなる。リフトタブの姿勢変化による摺動軌跡のずれ量は、例えば、概略以下のようになる。ばね部5dを支点とした摺動点5hまでの回転半径をrとし、リフトタブ5bの姿勢変化角度をθとすると、リフトタブ5bの姿勢変化による摺動軌跡のずれ量δは、
δ=r(1−cosθ)
となる。r=1mm、θ=20度とすると、δ=0.06 mmとなる。したがって、ロ−ド時とアンロ−ド時でランプ上の摺動軌跡がずれる。上記の例では、ロ−ド時とアンロ−ド時の前記ランプ上の摺動軌跡のずれ量が、揺動部の長さの約5%となるが、それが約10%以下となるような機構構成であれば充分である。
【0026】
図9は、ランプ上にリフトタブの摺動軌跡を示した図である。ロ−ド動作では、リフトタブの摺動点は、ランプ7上のリフトタブホ−ムポジション7bからスタ−トし、7cに示す摺動軌跡をたどり、ヘッドはディスクにロ−ドされる。また、アンロ−ド動作では、リフトタブの摺動点は、7dに示す摺動軌跡をたどり、ヘッドはディスクからアンロ−ドされ、リフトタブホ−ムポジション7bに戻る。その結果、ロ−ド時とアンロ−ド時でランプ上の摺動軌跡はδだけずれる。従来の磁気ディスク装置では、1往復のロ−ド・アンロ−ドサイクルでランプ上の常に同じ場所を2回リフトタブが摺動するのに対し、本発明では、常に一方向にしか摺動しないので、摺動回数は従来の半分になる。ロ−ド時とアンロ−ド時では摩擦力の方向が逆向きになるので、ロ−ド時とアンロ−ド時でランプ上の同じ場所を摺動する従来の磁気ディスク装置では、リフトタブとランプの摺動部分に作用する剪断応力は正負交互に変化する。しかし、本発明では、ランプ上を常に同じ方向にしか摺動しないため、応力振幅は従来磁気ディスク装置の半分になる。
【0027】
なお、前記リフトタブ姿勢は、本実施例とは逆に、ロ−ド時にはほぼ直立した姿勢とし、アンロ−ド時には傾いた姿勢となるように、前記揺動部拘束板の配置を逆にして機構を構成しても、同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】
本発明では、上述したようにロ−ド時とアンロ−ド時でランプ上の摺動軌跡がずれる。公知例に示される従来の磁気ディスク装置では、1往復のロ−ド・アンロ−ドサイクルでランプ上の常に同じ場所を2回摺動するのに対し、本発明では、常に一方向にしか摺動しないので、摺動回数は従来の半分になる。
【0029】
ロ−ド時とアンロ−ド時では摩擦力の方向が逆向きになるので、ロ−ド時とアンロ−ド時でランプ上の同じ場所を摺動する従来の磁気ディスク装置では、リフトタブとランプの摺動部分に作用する剪断応力は正負交互に変化する。しかし、本発明では、ランプ上を常に同じ方向にしか摺動しないため、応力振幅は従来磁気ディスク装置の半分になる。
【0030】
以上の結果、頻繁に繰り返しロ−ド・アンロ−ド動作を行なっても、リフトタブおよびランプが摩耗しにくく、摩耗粉による動作障害のない、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例である磁気ディスク装置の全体構成図とそのサスペンション先端部の部分拡大図。
【図2】図1のサスペンション先端部の平面図。
【図3】図1のサスペンション先端部の側面図。
【図4】本発明における一実施例であるランプの平面図。
【図5】図4のランプの側面図。
【図6】ロ−ド時のサスペンション移動方向とリフトタブへの摩擦力作用方向を示す図。
【図7】アンロード時のサスペンション移動方向とリフトタブへの摩擦力作用方向を示す図。
【図8】ロ−ド・アンロ−ド時の摺動点の回転半径を説明する図。
【図9】ロ−ド・アンロ−ド時のランプ上の摺動軌跡を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例である磁気ディスク装置のサスペンション先端部を示す平面図。
【図11】図10のサスペンション先端部の側面図。
【図12】本発明の第3の実施例である磁気ディスク装置のサスペンション先端部を示す断面図。
【図13】本発明の第4の実施例である磁気ディスク装置のサスペンション先端部を示す平面図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、1a…ベ−ス、 1b…カバ−、 2a…ディスク、 2b…スピンドルモータ、 3a…磁石・ヨ−クアセンブリ、 3b…駆動コイル、
4a…キャリッジ、 5a、8a…サスペンション、
5b、8b…停止時およびアンロ−ド時のリフトタブ姿勢、
5b’、8b’…ロ−ド時のリフトタブ姿勢、 5c、8c…摺動部、 5d…ばね部、
5e、8e…ロ−ド時の揺動部拘束板、 5f、8f…アンロ−ド時の揺動部拘束板、
5g、8g…溶接点、 5h、8h …摺動点、 5i、5j…フランジ部、 5k…鋼球、 5l…粘弾性シ−ト、 5m…粘弾性部材、
6…ヘッドを備えたスライダ、 7…ランプ、 7a、7a’…リフトタブ滑走面、
7b…リフトタブホ−ムポジション、 7c …ロ−ド時の摺動軌跡、
7d…アンロ−ド時の摺動軌跡、8i…摺動部を形成する折り曲げ部
Claims (7)
- 情報を記録するディスクと、
該ディスクを回転駆動するスピンドルモ−タと、
前記ディスクに情報を記録あるいは前記ディスクから情報を再生するヘッドと、
該ヘッドを備えたスライダを支持するサスペンションと、
該サスペンションを支持するキャリッジと、
前記ヘッドを前記ディスク上に位置決めするために該キャリッジに回転トルクを与えるボイスコイルモ−タと、
前記ヘッドを前記ディスク上にロ−ドあるいは前記ヘッドを前記ディスクからアンロ−ドするためのガイドとなるランプとを有し、前記サスペンションの一部が前記ランプと摺動し、ロ−ド・アンロ−ド動作を行なう磁気ディスク装置において、
前記サスペンションは前記ランプと摺動する摺動部を備えた揺動部を有し、該揺動部は前記サスペンションに対して姿勢変化が可能であり、該揺動部の姿勢がロ−ド時およびアンロ−ド時で異なることを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記サスペンションは前記揺動部の姿勢を拘束する揺動拘束板を備え、ロ−ド時ないしはアンロ−ド時に前記摺動部が前記ランプと摺動する際に前記揺動部が前記揺動拘束板に押しつけられ、前記揺動部の姿勢がロ−ド時およびアンロ−ド時で異なることを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
- 磁気ディスクと、
前記磁気ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、
前記磁気ディスクに情報の記録再生を行なう磁気ヘッドと、
前記ヘッドを備えたスライダを支持するサスペンションと、
前記ヘッドを前記磁気ディスクに対してロード/アンロードするためのランプと、
前記サスペンションに備え、前記ヘッドのロード/アンロード時に前記ランプと摺動するリフトタブとを備える磁気ディスク装置において、
前記サスペンションに対して前記リフトタブが揺動可能であることを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記サスペンションに備え、前記サスペンションと前記リフトタブとの間に位置し、前記リフトタブを支持する支持機構を備え、前記サスペンションに対する前記支持機構が揺動可能であることを特徴とする請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記支持機構は、弾性変形が可能な部材からなることを特徴とする請求項4に記載の磁気ディスク装置。
- 前記リフトタブは前記ランプと摺動する摺動部を備え、前記摺動部は前記ランプと摺動することにより発生する摩擦力によって、前記サスペンションに対して前記リフトタブが揺動することを特徴とする請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記ヘッドの前記磁気ディスクに対するロード動作における前記リフトタブの前記サスペンションに対する姿勢と、前記ヘッドの前記磁気ディスクに対するアンロード動作における前記リフトタブの前記サスペンションに対する姿勢とが異なることを特徴とする請求項3に記載の磁気ディスク装置。
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JP14541898A JP3694589B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | ロ−ド・アンロ−ド機構を備えた磁気ディスク装置 |
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-
1998
- 1998-05-27 JP JP14541898A patent/JP3694589B2/ja not_active Expired - Lifetime
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