JP3688807B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクと、このディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが搭載されたスライダと、このスライダを支持する磁気ヘッド支持体と、この磁気ヘッド支持体を移動させるアクチュエータとを備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置の高速化、小型化、高信頼性化に伴い、磁気ヘッドを搭載したスライダの小型化が推し進められてきた。スライダを小型化することで、磁気ヘッド組立体のイナーシャを低減でき、その結果、磁気ヘッド組立体をより速くシークさせることが可能となり、高速なデータアクセスも実現可能となる。
【0003】
磁気ヘッド組立体を高速でシークさせるには、スライダの小型化だけでなく、磁気ヘッドが搭載されたスライダを支持する磁気ヘッド支持体(スプリングアーム)として、シーク方向の共振周波数が高い構造のものを用いることが要求される。
【0004】
又、この磁気ヘッド支持体は、ディスクの回転時に、スライダとディスクとの微小な隙間を略一定に保たねばならず、ばね荷重(スライダをディスク側に押圧する力)の変動が小さいことも要求される。
【0005】
上述の要求に応える目的で考案された磁気ヘッド支持体が、図23及び図24に示すものである。これらの図において、磁気ヘッド支持体1は、磁気ヘッドを搭載したスライダ2を支持するスライダ支持部11と、剛性を高めるためにリブ12aが形成されたリブ形成部(図24の長さL1部分)12と、このリブ形成部12に隣接したばね部(図24の長さL2部分)13と、このばね部13に隣接し、スペーサ3へ固定された固着部14とを有している。ばね部13には、スライダ2をディスクに押し付けるための曲げ加工が加えられているため、湾曲部分13aが形成されている。
【0006】
スライダ2がディスク側(図24の上側)から押圧されないフリー状態では、磁気ヘッド支持体1は、図24に示すように、スライダ2がディスク側に傾斜した姿勢を保ち、スライダ2がディスク側から押圧されたロード状態では、図25に示すように、リブ形成部12が略水平となる位置に押し戻される。
【0007】
これにより、ばね部13が曲げられ、スライダ2をディスク側に押圧する弾性力が生じることになる。従って、ばね部13(湾曲部分13a)の曲げ加工の度合いによって、ばね荷重がコントロールされることになる。
【0008】
尚、磁気ヘッド支持体1のスライダ支持部11は、磁気ヘッド支持体1の先端部に設けられ、上記構成例では、磁気ヘッド支持体1と一体成形された低剛性のジンバルばね11aを介して、磁気ヘッド支持体1の本体側に接続されている。又、磁気ヘッド支持体1の固着部14は、スポット溶接により、スペーサ3に固定され、このスペーサ3がアクチュエータのヘッドアームに固定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ばね部13に曲げ加工を施して湾曲部分13aを形成した場合、ロード状態になると、図25に示したように、ばね部13の湾曲部分13aが下方に張り出してしまう。これは、フリー状態からロード状態にした時、湾曲部分13aはあまり変形せず、非湾曲部分の変形が支配的になるためである。
【0010】
この張り出しがスライダ支持部11と固着部14との間に存在すると、シーク方向に加振した際、一次捩じれのゲインの増加を招き、更にシーク方向の共振周波数(面内モード)を低下させてしまう。
【0011】
従って、上記構成において、一次捩じれのゲインを低減すると共に面内モードの共振周波数を上げるためには、ロード状態における湾曲部分13aの張り出し量をできる限り小さくして、ばね部13をできる限りフラットにする必要がある。
【0012】
又、ばね部13に湾曲部分13aを形成する曲げ加工は面倒であり、特に、安定した一定の押圧力が生じるように、ばね部13に均一の曲げ加工を施すことは難しい。
【0013】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、磁気ヘッド支持体の一次捩じれのゲインを低減すると共に面内モードの共振周波数を上げることが可能な磁気ディスク装置であって、磁気ヘッド支持体の製造が容易で且つロード状態において磁気ヘッド支持体に安定な押圧力を発生させることができる磁気ディスク装置を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明は、ディスクと、このディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが搭載されたスライダと、このスライダを支持する磁気ヘッド支持体と、この磁気ヘッド支持体を移動させるアクチュエータとを備えた磁気ディスク装置において、前記磁気ヘッド支持体は、前記スライダを支持するスライダ支持部と、剛性を高めるためにリブが形成されたリブ形成部と、このリブ形成部に隣接し、前記スライダを前記ディスクに押し付けるための曲げ加工が施されていないばね部と、このばね部に隣接し、スペーサに固定された固着部とを有し、前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定される前記スペーサの被固着面は前記ディスクと略平行な平面でなり、前記リブ形成部には、前記スペーサに向けて突出した突起物が前記リブ形成部と一体に設けられており、前記磁気ヘッド支持体は、フリー状態では、前記リブ形成部の突起物が前記スペーサに押されて、前記スライダが前記ディスク側に傾斜した姿勢を保ち、ロード状態では、前記リブ形成部の傾斜が無くなる方向に前記スライダが押し戻されることにより、前記ばね部が湾曲して、前記スライダを前記ディスク側に押圧する弾性力を生じることを特徴とするものである。
【0015】
ここで、フリー状態とは、前述の通り、スライダがディスク側から押圧されない状態を意味し、ロード状態とは、スライダがディスク側から押圧される状態を意味する。
【0016】
上記構成の磁気ディスク装置において、ロード状態では、剛性の高いリブ形成部とスペーサとが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体は、剛性の高いリブ形成部の動きをスペーサによって直接的に拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部やスライダ支持部に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0017】
又、磁気ヘッド支持体のばね部に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体の製造が容易になる。更に、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体のロード状態での押圧力の不均一を回避できるため、ロード状態において磁気ヘッド支持体に安定な押圧力を発生させることができる。
【0018】
フリー状態において、磁気ヘッド支持体に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保たせるために、本発明では、磁気ヘッド支持体の固着部が固定されるスペーサの被固着面をディスクと略平行な平面とし、磁気ヘッド支持体のリブ形成部に突起物をリブ形成部と一体に設けている。この場合、複数箇所での点接触となるため、接触面(スペーサの被固着面)の平面度が低くても、安定した拘束力が得られる。
【0021】
上記突起物の一例としては、磁気ヘッド支持体のリブ形成部に、磁気ヘッド支持体の長手方向と直交する方向に並んで形成された複数の突起がある。この場合、磁気ヘッド支持体のリブ形成部にプレス成形等により一体に突起を設けるようにすれば、突起の形成が容易になる。
【0023】
上記突起物の他の例としては、磁気ヘッド支持体のリブ形成部に、スペーサの被固着面に向けて折り曲げられた折曲部がある。この場合、リブ形成部にプレス成形等により容易に折曲部を形成できる。又、折曲部を長くすることにより、大きなばね荷重を得ることができる。更に、プレス成形によれば磁気ヘッド支持体の長手方向における折曲部の位置を正確に設定することもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例としては多様なものがあり、スペーサの被固着面の種類(傾斜の有無)と突起物の種類(突起物の有無を含む)との組み合わせ等により、種々の変形例が存在する。以下、代表的なものについて、図面を用いて説明する。
【0026】
(第1の形態例)
図1〜図6は本発明の第1の実施の形態例を示す図で、図1は第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図2は第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す平面図、図3は第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面図、図4は第1の実施の形態例におけるスライダを示す斜視図、図5は第1の実施の形態例における磁気ディスク装置の平面図(カバーを除いた状態)、図6は図5におけるA−A断面図である。
【0027】
図1〜図3に示すように、磁気ヘッド支持体20は、磁気ヘッドを搭載したスライダ40を支持するスライダ支持部21と、剛性を高めるために側部にリブ22aが形成されたリブ形成部(図3の長さL1部分)22と、このリブ形成部22に隣接したばね部(図3の長さL2部分)23と、このばね部23に隣接し、スペーサ30へ固定された固着部24とを有している。
【0028】
スライダ支持部21は、磁気ヘッド支持体20の先端部に設けられ、本形態例では、磁気ヘッド支持体20と一体成形された低剛性のジンバルばね21aを介して、磁気ヘッド支持体20の本体側に接続されている。
【0029】
リブ形成部22内のばね部23寄りの位置には、磁気ヘッド支持体20の長手方向と直交する方向に並び且つスペーサ30に向けて突出した2つの突起(突起物)22b,22cが設けられている。磁気ヘッド支持体20の長手方向の軸を中心とする捩じりに対する拘束力を高めるために、この突起22b,22cの間隔は可能な限り大きく選ばれている。安定した拘束力を得るには、本形態例のように、2個の突起を用いることが好ましい。
【0030】
本発明では、ばね部23には、スライダ40をディスクに押し付けるための曲げ加工は施されていない。
磁気ヘッド支持体20の固着部24が固定されるスペーサ30の被固着面30aは、ディスクと略平行な平面となっている。そして、被固着面30aの先端部はリブ形成部22まで延びており、この先端部に、突起22b,22cの先端部が当接するようになっている。
【0031】
又、磁気ヘッド支持体20の固着部24は、本形態例ではスポット溶接(溶接箇所を図2中に黒点で示した)により、スペーサ30の被固着面30aに溶接され、このスペーサ30がアクチュエータのヘッドアームに固定される。
【0032】
スライダ40がディスク側(図3の上側)から押圧されないフリー状態では、磁気ヘッド支持体20は、図3に示すように、スライダ40がディスク側に傾斜した姿勢を保つ。
【0033】
一方、スライダ40がディスク側から押圧されたロード状態では、図1に示すように、リブ形成部22が略水平となる位置に押し戻される。これにより、ばね部23が曲げられ、スライダ40をディスク側に押圧する弾性力が生じることになる。従って、突起22b,22cの高さによって、ばね荷重がコントロールされることになる。
【0034】
図4に示すように、スライダ40のディスクに対向する面には、ディスクの回転によって生じる空気流の方向に沿った浮上力発生用レール41,42が設けられている。このレール41,42の浮上面の空気流入側部分には、傾斜面41a,42aが形成されている。そして、スライダ40におけるレール42の後端面に、磁気ヘッド45が設けられている。
【0035】
図5及び図6に示すように、ディスク(本形態例では3枚)50は、ベースプレート51上に設けられたスピンドルモータ52によって回転駆動されるものである。ベースプレート51上に回転可能に設けられたアクチュエータ53の一方の回転端部には、ディスク面方向に延出する複数のヘッドアーム54が形成されている。このヘッドアーム54の回転端部に、前述のスペーサ30が取り付けられている。一方、アクチュエータ53の他方の回転端部には、コイル57が設けられている。
【0036】
ベースプレート51上には、マグネット及びヨークで構成された磁気回路58が設けられ、この磁気回路58の磁気ギャップ内に、上記コイル57が配置されている。そして、磁気回路58とコイル57とでムービングコイル型のリニアモータ(VCM:ボイスコイルモータ)が構成されている。ベースプレート51の上部はカバー59で覆われている。
【0037】
次に、上記構成の磁気ディスク装置の作動を説明する。ディスク50が停止している時には、スライダ40はディスク50の退避ゾーンに接触し停止している。この状態で、ディスク50がスピンドルモータ52によって、高速で回転駆動されると、このディスク50の回転による発生する空気流によって、スライダ40は微小間隔をもってディスク面から浮上する。
【0038】
この浮上した状態でコイル57に電流を流すと、コイル57には推力が発生し、アクチュエータ53が揺動するので、磁気ヘッド(スライダ40)をディスク50の所望のトラック上に移動させ、データのリード/ライトを行なうことができる。
【0039】
上記磁気ディスク装置によれば、ロード状態において、剛性の高いリブ形成部22の突起22b,22cとスペーサ30とが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30によって直接的に拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0040】
又、磁気ヘッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させることができる。
【0041】
更に、この構成では、プレス成形等により、磁気ヘッド支持体20のリブ形成部22に突起22b,22cを一体に設けるため、突起22b,22cの形成が容易である。
【0042】
(第2の形態例)
図7及び図8は本発明の第2の実施の形態例の主要部を示す図で、図7は第2の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図8は第2の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【0043】
本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、突起物をスペーサ30側に設けた点である。即ち、スペーサ30の被固着面30aの先端部はリブ形成部22まで延びており、この先端部に、磁気ヘッド支持体20の長手方向と直交する方向に並び且つリブ形成部22に向けて突出した、2つの突起30b,30cが設けられている。そして、この突起30b,30cの先端部がリブ形成部22に当接するようになっている。
【0044】
上記磁気ディスク装置によれば、ロード状態において、剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30の突起30b,30cとが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30によって直接的に拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0045】
又、磁気ヘッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させることができる。
【0046】
(第3の形態例)
図9及び図10は本発明の第3の実施の形態例の主要部を示す図で、図9は第3の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図10は第3の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【0047】
本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、突起物としてスペーサ30上に線材(断面は円形)60b,60cを設けた点である。即ち、スペーサ30の被固着面30aの先端部はリブ形成部22まで延びており、この先端部に、磁気ヘッド支持体20の長手方向と直交する方向に向けて同軸上に配置した、2つの線材60b,60cが固定されている。そして、この線材60b,60cの外周面がリブ形成部22に当接するようになっている。
【0048】
上記磁気ディスク装置によれば、ロード状態において、剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30とが線材60b,60cを介して押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30によって拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0049】
又、第1の実施の形態例と同様に、磁気ヘッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させることができる。
【0050】
しかも、この構成の場合、リブ形成部22側の接触面の平面度が高ければ、線接触による拘束となるため、確実な拘束力が得られる。ここで、突起物としての線材は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。又、固定は、リブ形成部22側であってもよい。
【0051】
(第4の形態例)
図11及び図12は本発明の第4の実施の形態例の主要部を示す図で、図11は第4の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図12は第4の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【0052】
本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、突起物としてリブ形成部22に折曲部22dを設けた点である。即ち、スペーサ30の被固着面30aのリブ形成部22まで延びた先端部に向けて、且つ磁気ヘッド支持体20の長手方向と直交する位置関係となるように、折曲部22dが設けられている。そして、この折曲部22dがスペーサ30に当接するようになっている。
【0053】
上記磁気ディスク装置によれば、ロード状態において、剛性の高いリブ形成部22の折曲部22dとスペーサ30とが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30によって拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0054】
又、第1の実施の形態例と同様に、磁気ヘッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させることができる。
【0055】
しかも、この構成の場合、リブ形成部22にプレス成形等により容易に折曲部22dを形成できる。又、折曲部22dを長くすることにより、大きなばね荷重を得ることができる。更に、プレス成形等を用いれば、磁気ヘッド支持体20の長手方向における折曲部22dの位置を正確に設定することもできる。尚、強度が許すならば、折曲部22dを複数設けることも可能である。
【0056】
(第5の形態例)
図13〜図15は本発明の第5の実施の形態例を示す図で、図13は第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図14は第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す平面図、図15は第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面図である。
【0057】
本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、突起物を有しない点と、スペーサ30の被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、フリー状態における磁気ヘッド支持体20の姿勢をスライダ40がディスク側に傾いた状態にした点である。この構成において、スペーサ30の傾斜した被固着面30aはリブ形成部22まで延びている。又、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGの外縁の形状は、略直線(図14において上下方向の直線)となっている。
【0058】
この磁気ディスク装置においては、図15のフリー状態では、ばね部23及び固着部24はスペーサ30の被固着面30aに重なっており、磁気ヘッド支持体20は、スペーサ30の被固着面30aと略同一の傾斜角を有している。
【0059】
一方、スライダ40がディスク側から押圧されたロード状態では、図13に示すように、リブ形成部22が略水平となる位置に押し戻される。これにより、ばね部23が曲げられ、スライダ40をディスク側に押圧する弾性力が生じることになる。従って、スペーサ30の被固着面30aの傾斜角や先端エッジEGの位置によって、ばね荷重がコントロールされることになる。
【0060】
この構成によれば、ロード状態に移ると、剛性の高いリブ形成部22とスペーサ30の先端エッジEGとが押圧し合う。このため、磁気ヘッド支持体20は、剛性の高いリブ形成部22の動きをスペーサ30によって拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部22やスライダ支持部21に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0061】
又、第1の実施の形態例と同様に、磁気ヘッド支持体20のばね部23に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体20の製造が容易になる。更に、ばね部23に曲げ加工がないことから、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体20のロード状態での押圧力の不均一を回避できる。このため、ロード状態において磁気ヘッド支持体20に安定な押圧力を発生させることができる。しかも、この構成の場合、突起物を設ける必要がなく、構成が簡単になる。
【0062】
(第6の形態例)
図16〜図17は本発明の第6の実施の形態例を示す図で、図16は第6の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図17は第6の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【0063】
本形態例と第5の実施の形態例との相違点は、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGの外縁の形状が略円弧状(図17において中央部に凹みが存在)となっている点である。
【0064】
この構成によれば、第5の形態例の効果に加え、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGのコーナー部30d,30eが、ロード状態において、磁気ヘッド支持体20のリブ形成部22と押圧し合うため、リブ形成部22の接触面の平面度が低くても、安定した拘束力が得られるという効果を得ることができる。尚、スペーサ30の被固着面30aの先端エッジEGの外縁の形状は、図17において中央部に凹みが存在するものであればよく、円弧状に限らない。例えば、外縁を多角形で形成してもよい。
【0065】
(第7の形態例)
図18〜図19は本発明の第7の実施の形態例を示す図で、図18は第7の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図、図19は第7の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【0066】
この磁気ディスク装置は、スペーサ30の被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、且つ、リブ形成部22に前述の突起22b,22cを設けるものである。従って、本形態例と第1の実施の形態例との相違点は、スペーサ30の被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、フリー状態における磁気ヘッド支持体20の姿勢を、スライダ40がディスク側に一層傾いた状態にした点である。
【0067】
この構成は、ロード状態でのばね部の弾性変形量を大きくとれるので、第1の形態例の効果に加え、大きなばね荷重が得られるという効果を得ることができる。
【0068】
(その他の形態例)
図20,図21,図22はそれぞれ本発明の第8,第9,第10の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【0069】
これらの磁気ディスク装置は、それぞれ、前述の第2,第3,第4の実施の形態例におけるスペーサ30の被固着面30aをディスクに対して傾斜させ、フリー状態における磁気ヘッド支持体20の姿勢を、スライダ40がディスク側に一層傾いた状態にしたものである。
【0070】
各構成共、第7の形態例と同様に、ロード状態でのばね部の弾性変形量を大きくとれるので、第2,第3,第4の形態例の効果に加え、大きなばね荷重が得られるという効果を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ロード状態では、剛性の高いリブ形成部とスペーサとが押圧し合うため、磁気ヘッド支持体は、剛性の高いリブ形成部の動きをスペーサによって直接的に拘束されることになり、面内の剛性が上がり、シーク方向に加振されても、リブ形成部やスライダ支持部に大きな挙動の変化は現れない。その結果、高速なシークに追従することが可能となる。
【0072】
又、磁気ヘッド支持体のばね部に湾曲部分を形成する必要がないため、磁気ヘッド支持体の製造が容易になる。更に、湾曲部分の曲げ加工の度合いのバラツキに起因する磁気ヘッド支持体のロード状態での押圧力の不均一を回避できるため、ロード状態において、磁気ヘッド支持体に安定な押圧力を発生させることができる。
【0073】
ここで、フリー状態において、磁気ヘッド支持体に、スライダがディスク側に傾斜した姿勢を保たせるために、磁気ヘッド支持体の固着部が固定されるスペーサの被固着面をディスクと略平行な平面とし、磁気ヘッド支持体のリブ形成部に突起物を設けているので、複数箇所での点接触となるため、接触面の平面度が低くても、安定した拘束力が得られる。
【0076】
突起物を設ける際に、この突起物として、磁気ヘッド支持体のリブ形成部にプレス成形等により一体に突起を設ける場合には、突起の形成が容易である。
【0078】
更に、突起物として、磁気ヘッド支持体のリブ形成部に、スペーサの被固着面に向けて折り曲げられた折曲部を用いた場合、リブ形成部にプレス成形等により容易に折曲部を形成でき、この折曲部を長くすることにより、大きなばね荷重を得ることができる。更に、プレス成形等によれば、磁気ヘッド支持体の長手方向における折曲部の位置を正確に設定することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図2】第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す平面図である。
【図3】第1の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面図である。
【図4】第1の実施の形態例におけるスライダを示す斜視図である。
【図5】第1の実施の形態例における磁気ディスク装置の平面図(カバーを除いた状態)である。
【図6】図5におけるA−A断面図である。
【図7】第2の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図8】第2の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【図9】第3の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図10】第3の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【図11】第4の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図12】第4の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【図13】第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図14】第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す平面図である。
【図15】第5の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面図である。
【図16】第6の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図17】第6の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【図18】第7の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図19】第7の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す平面図である。
【図20】本発明の第8の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図21】本発明の第9の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図22】本発明の第10の実施の形態例における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【図23】従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す平面図である。
【図24】従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッド支持体のフリー状態を示す側面図である。
【図25】従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッド支持体のロード状態を示す側面図である。
【符号の説明】
EG:先端エッジ
20:磁気ヘッド支持体
21:スライダ支持部
22:リブ形成部
22a:リブ
22b,22c:突起
22d:折曲部
23:ばね部
24:固着部
30:スペーサ
30a:被固着面
30b,30c:突起
30d:コーナー部
40:スライダ
45:磁気ヘッド
50:ディスク
53:アクチュエータ
54:ヘッドアーム
57:コイル
58:磁気回路
60b:線材
Claims (3)
- ディスクと、このディスクに対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドが搭載されたスライダと、このスライダを支持する磁気ヘッド支持体と、この磁気ヘッド支持体を移動させるアクチュエータとを備えた磁気ディスク装置において、
前記磁気ヘッド支持体は、前記スライダを支持するスライダ支持部と、剛性を高めるためにリブが形成されたリブ形成部と、このリブ形成部に隣接し、前記スライダを前記ディスクに押し付けるための曲げ加工が施されていないばね部と、このばね部に隣接し、スペーサに固定された固着部とを有し、
前記磁気ヘッド支持体の固着部が固定される前記スペーサの被固着面は前記ディスクと略平行な平面でなり、前記リブ形成部には、前記スペーサに向けて突出した突起物が前記リブ形成部と一体に設けられており、
前記磁気ヘッド支持体は、フリー状態では、前記リブ形成部の突起物が前記スペーサに押されて、前記スライダが前記ディスク側に傾斜した姿勢を保ち、ロード状態では、前記リブ形成部の傾斜が無くなる方向に前記スライダが押し戻されることにより、前記ばね部が湾曲して、前記スライダを前記ディスク側に押圧する弾性力を生じることを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記突起物として、前記磁気ヘッド支持体のリブ形成部に、前記磁気ヘッド支持体の長手方向と直交する方向に並んだ、複数の突起を形成したことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
- 前記突起物として、前記磁気ヘッド支持体のリブ形成部に、前記スペーサの被固着面に向けて折り曲げられた折曲部を形成したことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク装置。
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