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JP3693825B2 - 回転子位置検出装置、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置、回転子位置検出方法、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法 - Google Patents

回転子位置検出装置、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置、回転子位置検出方法、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法 Download PDF

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JP3693825B2 JP27311998A JP27311998A JP3693825B2 JP 3693825 B2 JP3693825 B2 JP 3693825B2 JP 27311998 A JP27311998 A JP 27311998A JP 27311998 A JP27311998 A JP 27311998A JP 3693825 B2 JP3693825 B2 JP 3693825B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定子巻線のインダクタンスの変化を使って、固定子と回転子の位置関係を検出する装置で、固定子と回転子の相対的な位置関係をモータが代わっても自動的に設定するための回転子位置検出装置、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置、回転子位置検出方法、およびセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来の回転子位置検出装置を含むセンサレス・SR(スイッチドリラクタンス)モータ駆動装置の構成図を示す。1はSRモータ、2はSRモータ1を駆動するための電流を供給するための駆動回路である。SRモータ1は、駆動回路2から供給される駆動電流によって回転する。3はSRモータ1の固定子巻線に供給される駆動電流のタイミングを駆動回路2に送るための固定子巻線励磁信号4を作るための制御回路で通常マイクロプロセッサなどが使われる。SRモータ1に供給する電流のタイミングは制御回路3によって作られる。
【0003】
6はSRモータ1の固定子巻線インダクタンスを検出するためのインダクタンス検出回路である。5はインダクタンス検出回路6の信号により所定の位置にSRモータ1の回転子が到達したことを検出して回転位置検出信号を発生する回転位置検出回路である。制御回路3は所定の回転位置にSRモータ1の回転子が到達したことを回転位置検出回路5からの信号により検知し、SRモータ1がスムーズに回転するために最適な駆動タイミング信号である固定子巻線励磁信号4を発生する。
【0004】
図8は代表的なSRモータの固定子と回転子の位置関係(図8の(a))と固定子巻線のインダクタンスの変化(図8の(b))を表す図である。SRモータの固定子巻線は回転子の位置によりインダクタンスが増加し、固定子突極と回転子突極が一致している状態の時に最大となる。さらに回転子が回転するとインダクタンスは減少し固定子突極と回転子突極が最も離れた時に最小となる。インダクタンスが増加する期間に駆動回路2から電流を供給することによりSRモータ1が回転する(駆動トルク発生範囲)。インダクタンスが増加する範囲で電流を供給するために回転子の位置を知る必要がある。インダクタンスの変化は、図8に示すように駆動トルク発生後は直線的に変化しているため、この範囲でのインダクタンスの大きさを検出すれば回転子の位置を推定することができる(回転位置検出範囲)。このインダクタンスの大きさをインダクタンス検出回路6により検出し、回転位置検出回路5で検出レベルとを比較することにより回転子が所定の回転位置に到達したことを検知することができる。制御回路3は、回転位置検出回路5からの信号と所定の回転子駆動位置との関係よりSRモータ1駆動に最適な固定子巻線励磁信号4を生成する。
【0005】
このようにして、固定子巻線のインダクタンスの変化を検出することにより回転子位置を推定することができ、SRモータをセンサレスで駆動することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転子位置検出装置は以上のように構成されていたが、図9に示すように同一仕様のSRモータでも固定子巻線のインダクタンスには個々のモータでばらつきがある。このため、モータAに最適な検出レベルを設定しても、別のモータBを接続した場合、インダクタンスのばらつきにより、本来同じ回転子位置となるところが、回転位置検出回路5からの信号にずれが出てきてしまうことになる。このため、別のSRモータでは最適駆動タイミングとはならないため効率は低下し、最悪動作できなくなる可能性もでてくる等の問題があった。
【0007】
このため、SRモータと回転子位置検出回路の組み合わせで最適になるように個々に検出レベルを設定する必要があった。
【0008】
個々に設定することは現実的ではなく、大量生産するには非常に困難である。そこで、個々の固定子巻線インダクタンスのばらつきを補正するために個々のインダクタンスの最大値・最小値から検出レベルを設定するようにすれば、SRモータと回転子位置検出装置の組み合わせが変わっても検出レベルを設定し直さなくてもよくなる。
【0009】
本発明は、インダクタンスの変化を利用してSRモータの回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、インダクタンスの最大および最小値、または最大値から回転子位置検出レベルを設定することにより、SRモータと回転子位置検出装置の組み合わせが変わってもSRモータ駆動特性に影響を及ぼさないようにするための回転子位置検出装置、センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置、回転子位置検出方法、およびセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、この発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置にある。
【0011】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置にある。
【0012】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置にある。
【0013】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置にある。
【0014】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法にある。
【0015】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法にある。
【0016】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法にある。
【0017】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法にある。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による回転子位置検出装置を含むセンサレス・スイッチドリラクタンスモータ駆動装置の構成図である。1はSRモータ、2はSRモータ1を駆動する電流を供給するための駆動回路である。SRモータ1は、駆動回路2から供給される駆動電流により回転トルクが発生して回転する。7はSRモータ1の固定子巻線に供給する駆動電流のタイミングを駆動回路2に送るための固定子巻線励磁信号4を生成する制御回路で通常マイクロプロセッサなどが使われる。SRモータ1に供給する電流のタイミングは制御回路7によって作られる。
【0019】
6はSRモータ1の固定子巻線インダクタンスを検出するためのインダクタンス検出回路である。8はインダクタンス検出回路6によって検出された固定子巻線インダクタンスの最大値・最小値を保持しておくためのインダクタンス最大値・最小値保持回路である。9はインダクタンス最大値・最小値保持回路8に保持されているインダクタンスの最大値・最小値から所定の回転位置に相当する検出レベルを生成する回転位置検出レベル発生回路である。5はインダクタンス検出回路6の信号と回転位置検出レベル発生回路9からの検出レベルとを比較することによりSRモータ1の回転子が所定の位置に到達したことを検出して位置検出信号を発生する回転位置検出回路である。制御回路7は、回転位置検出回路5からの信号より所定の回転位置にSRモータ1の回転子が到達したことを検知し、次に駆動する回転位置との関係よりSRモータ1がスムーズに回転するための最適な駆動タイミング信号である固定子巻線励磁信号4を生成する。
【0020】
図2は、図1のインダクタンス検出回路6の一例を説明するための図であり、インダクタンス検出回路6、駆動回路2、SRモータ1の関係が示されている。トランジスタ15は、ステップ関数信号発生回路17からの信号によりON−OFFする。トランジスタ15がONすると、検出電源Vcc18から抵抗14とSRモータ1内の固定子巻線を通ってトランジスタ15に電流が流れる。トランジスタ15がONすることにより電圧検出回路16に入力される電圧Vは
【0021】
V=Vcc*exp(−R*t・L) ・・・(1)
【0022】
となる。ここで、Vccは、抵抗14に接続されている検出電源Vcc18の電圧値、Rは検出電源Vcc18とSRモータ1の固定子巻線との間に接続された抵抗14の抵抗値、tはトランジスタ15がONしてからの経過時間、LはSRモータ1の固定子巻線のインダクタンスである。電圧検出回路16は、トランジスタ15がONしてからの経過時間t時の電圧を検出する回路である。
【0023】
なお図2において、11a,11bはトランジスタ、12a,12bは逆流防止用のダイオード、13は母線電圧(Vb)を示す。
【0024】
次に動作の概要を図1に従って説明する。まず、従来の図7で示したようにSRモータ1の固定子の巻線インダクタンスは、回転子の位置によって変化する。この巻線インダクタンスの値を検出することにより回転子の位置を推定することができる。
【0025】
まず、図2に示すように、SRモータ1の固定子巻線に抵抗14を介してステップ関数電圧を印加することにより(1)式で示した電圧を得ることができる。この電圧の経過時間t時の電圧を電圧検出回路16により検出する。電圧検出回路16により検出された電圧を、回転位置検出回路5により予め設定した検出レベルと比較し、検出レベルに達したときに位置検出信号を生成する。検出レベルは、所定の回転位置の巻線インダクタンスに相当する電圧である。所定の回転位置は、図8に示す回転位置検出範囲のようにインダクタンスの変化が検出可能で、検出位置と駆動位置での回転の変化などによる駆動タイミングの誤差を極力少なくするためにも駆動タイミングの回転位置に近いところが望ましい。
【0026】
制御回路7は、回転位置検出回路5からの位置検出信号より、所定の回転位置に到達したことを検知し、SRモータ1を最適制御するための固定子巻線励磁信号4を生成する。これにより、エンコーダのような位置検出装置がなくても制御することができる。
【0027】
回転位置検出レベル発生回路9で作られた検出レベルは、制御回路7に設定してあるSRモータ1の回転子検出位置と実際のSRモータ1の回転子位置が同じになるように予め調整しておく必要がある。しかし、図9のように、SRモータ1と回転子位置検出装置の組み合わせが変わってしまうと、制御回路7に予め設定してある回転子位置とSRモータ1の回転子位置にずれが生じてしまう。このため、最適な駆動タイミングでSRモータ1を駆動することができなくなり、効率の低下や回転変動が生じてしまう。
【0028】
図3の(a)にはSRモータAの固定子巻線インダクタンスの変化、(b)にはSRモータBの固定子巻線インダクタンスの変化、(c)にはその差を示す。図3に示すように、一般にSRモータの固定子巻線インダクタンスは、回転子の位置により直線的に変化している。ここでは、図9のように検出レベルを固定するのではなく、図3に示すように固定子巻線インダクタンスの最大値と最小値の差であるLdiffをインダクタンス最大値・最小値保持回路8より求め、制御回路7に設定する回転子位置に相当する検出レベル
【0029】
検出レベル=α×Ldiff (0≦α≦1)・・・・ (2)
【0030】
になるように比例乗数αを予め設定しておくことにより、接続するSRモータ1がSRモータAからSRモータBに代わっても検出位置は変わらなくなる。
【0031】
図4は、図3の検出位置近辺を拡大した説明図である。SRモータAの固定子巻線インダクタンスの最大値と最小値の差をLa、SRモータBの固定子巻線インダクタンスの最大値と最小値の差をLb、SRモータAとSRモータBのインダクタンスの差の比をβ、SRモータの固定子巻線インダクタンスが最大と最小の回転子角度の差をθ、任意の検出位置をそれぞれθ1a、θ1b、SRモータのθ1a、θ1bにおける固定子巻線インダクタンスをそれぞれLa’、Lb’とした場合、(2)式より
【0032】
La’=α×La・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
Lb’=α×Lb・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
Lb=β×La・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
【0033】
となる。また、一般にSRモータの固定子巻線インダクタンスの変化は回転子の位置に対して直線的であるため、
【0034】
La’/(θ0−θ1a)=La/θ0・・・・・・・・(6)
Lb’/(θ0−θ1b)=Lb/θ0・・・・・・・・(7)
θ1a=θ0×(1−α)・・・・・・・・・・・・・・(8)
θ1b=θ0×(1−α)・・・・・・・・・・・・・・(9)
【0035】
となり、θ1aとθ1bは同じ位置になる。
【0036】
固定子巻線インダクタンスの最大値および最小値は、SRモータが固定されれば変化することは無いので、SRモータ1と回転子位置検出装置の組み合わせが決定した時に測定し、インダクタンス最大値・最小値保持回路8に保持しておけば、それ以降測定する必要は無くなる。
【0037】
なお、本実施の形態では、インダクタンス最大値・最小値保持回路8を設けてあるが、この機能を制御回路7に持たせ、これのメモリに保持してもよい。また、検出レベルをインダクタンス最大値・最小値保持回路8のインダクタンスの最大値と最小値を保持している値から生成しているが、検出レベル生成後は、検出レベルを保持し、その後この値を使用すればインダクタンスの最大値と最小値を保持しなくてよい。
【0038】
また、本実施の形態では、電圧検出回路16によりトランジスタ15がONしてからの経過時間t時の電圧を生成しているが、電圧検出回路16を使用せず、(1)式の電圧の経過時間t時の電圧と回転位置検出レベル発生回路9の生成した検出レベルを回転位置検出回路5で比較してもよい。
【0039】
また、本実施の形態では、SRモータについて説明しているが、固定子巻線のインダクタンスの大きさを利用して回転子の位置を検知する他のモータについても利用することが可能である。
【0040】
以上のことより、SRモータに合せて回転子位置検出装置の定数を変更すること無くSRモータと回転子位置検出装置とを組合せることができる。
【0041】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による回転子位置検出装置を含むセンサレス・スイッチドリラクタンスモータ駆動装置の構成図である。図5において、実施の形態1で説明したものと同一もしくは相当部分は同一符号で示し説明を省略する。10はインダクタンス検出回路6によって検出された固定子巻線インダクタンスの最大値を保持しておくためのインダクタンス最大値保持回路である。
【0042】
一般に固定子巻線インダクタンスの最小値Lminは最大値Lmaxに比べて非常に小さい値であるため図6にも示すように、
【0043】
Lmax≒Lmax−Lmin・・・・・・・・・・(10)
【0044】
とすることができる。このため、所定の回転子位置に相当する検出レベルを
【0045】
検出レベル=α×Lmax (0≦α≦1)・・・(11)
【0046】
とすることができる。
【0047】
固定子巻線インダクタンスの最大値は、SRモータが固定されれば変化することは無いので、SRモータ1と回転子位置検出装置の組み合わせが決定した時に測定し、インダクタンス最大値保持回路10に保持しておけば、それ以降測定する必要は無くなる。
【0048】
なお、本実施の形態では、インダクタンス最大値保持回路10を設けてあるが、この機能を制御回路7にもたせ、これのメモリに保持してもよい。また、検出レベルをインダクタンス最大値保持回路10のインダクタンスの最大値を保持している値から生成しているが、検出レベル生成後は、検出レベルを保持し、その後この値を使用すればインダクタンスの最大値を保持しなくてよい。
【0049】
また、本実施の形態では、SRモータについて説明しているが、固定子巻線のインダクタンスの大きさを利用して回転子の位置を検知する他のモータについても利用することが可能である。
【0050】
以上のことより、SRモータに合せて回転子位置検出回路の定数を変更すること無くSRモータと回転子位置検出装置とを組合せることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置としたので、いかなるモータに対しても固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を正確に検出できる。
【0052】
またこの発明によれば、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置としたので、いかなるモータに対しても固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を正確に検出できる。
【0053】
またこの発明によれば、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置としたので、例えば製造誤差を含むモータと回転子位置検出装置を組み合わせた場合においても、固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を自動的に正確に検出できるので、組み合わせが容易でモータの生産性が向上する。
【0054】
またこの発明によれば、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置としたので、例えば製造誤差を含むモータと回転子位置検出装置を組み合わせた場合においても、固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を自動的に正確に検出できるので、組み合わせが容易でモータの生産性が向上する。
【0055】
またこの発明によれば、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法としたので、いかなるモータに対しても固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を正確に検出できる。
【0056】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法としたので、いかなるモータに対しても固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を正確に検出できる。
【0057】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法としたので、例えば製造誤差を含むモータと回転子位置検出装置を組み合わせた場合においても、固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を自動的に正確に検出できるので、組み合わせが容易でモータの生産性が向上する。
【0058】
またこの発明は、複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法としたので、例えば製造誤差を含むモータと回転子位置検出装置を組み合わせた場合においても、固定子に対して回転子が所望の相対的位置にある時点を自動的に正確に検出できるので、組み合わせが容易でモータの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転子位置検出装置を含むSRモータ駆動装置の構成図である。
【図2】 図1のインダクタンス検出回路の一例の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に関わる固定子巻線インダクタンスと検出位置、検出レベルの関係を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に関わる固定子巻線インダクタンスと検出位置、検出レベルの関係を示す拡大図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による回転子位置検出装置を含むSRモータ駆動装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に関わる固定子巻線インダクタンスと検出位置、検出レベルの関係を示す図である。
【図7】 従来の回転子位置検出装置を含むSRモータ駆動装置の構成図である。
【図8】 代表的なSRモータの固定子と回転子の位置関係と固定子巻線のインダクタンスの変化を表す図である。
【図9】 従来の一般的なSRモータの固定子巻線インダクタンスのばらつきによる検出位置の違いを示す図である。
【符号の説明】
1 SRモータ、2 駆動回路、4 固定子巻線励磁信号、5 回転位置検出回路、6 インダクタンス検出回路、7 制御回路、8 インダクタンス最大値・最小値保持回路、9 回転位置検出レベル発生回路、10 インダクタンス最大値保持回路、11a,11b,15 トランジスタ、12a,12b ダイオード、13 母線電圧、14 抵抗、16 電圧検出回路、17 ステップ関数信号発生回路、18 検出電源。

Claims (8)

  1. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、
    前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、
    前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、
    前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、
    を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置。
  2. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出装置において、
    前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、
    前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、
    前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、
    を備えたことを特徴とする回転子位置検出装置。
  3. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、
    前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を保持する手段と、
    前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、
    前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、
    を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置。
  4. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置において、
    前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出する手段と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値を保持する手段と、
    前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する手段と、
    前記検出手段で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する手段と、
    を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置。
  5. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、
    前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、
    前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、
    前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、
    を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法。
  6. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出する回転子位置検出方法において、
    前記固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、
    前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、所望の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、
    前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、
    を備えたことを特徴とする回転子位置検出方法。
  7. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、
    前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値と最小値を求める工程と、
    前記インダクタンスの最大値と最小値の差に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、
    前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、
    を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法。
  8. 複数の磁気突極を有する固定子の巻線インダクタンスの大きさを検出することにより前記磁気突極に対する回転子の位置を検出し、回転子の位置が駆動トルク発生範囲にある期間、固定子巻線が励磁されて駆動されるセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法において、
    前記モータの固定子の磁気突極と前記回転子の位置に対する前記固定子の巻線インダクタンスの大きさの検出を行う工程と、
    前記検出された巻線インダクタンスの最大値を求める工程と、
    前記インダクタンスの最大値に比例乗数を掛けた、前記駆動トルク発生範囲を示すための所定の回転子位置に相当するインダクタンスの大きさを示す検出レベルを発生する工程と、
    前記検出工程で検出された巻線インダクタンスの大きさが前記検出レベルに達した時に位置検出信号を発生する工程と、
    を備えたことを特徴とするセンサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出方法。
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