JP3692923B2 - モータドライバ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシレスモータを駆動するためのモータドライバに関する。
【0002】
【背景技術】
ビデオテープレコーダのシリンダやフロッピーディスクドライブのスピンドル等の回転用に用いられるブラシレスモータを駆動するためのモータドライバとしては、ホール素子等の位相検出用のセンサを用いないセンサレスモータドライバが用いられている。
【0003】
従来のセンサレスモータドライバでは、図1に示すように、ブラシレスモータの各コイルに流れる電流の波形が120°の位相で通電する矩形波となるようにスイッチング動作しており、オフ時(60°の位相の期間)にモータの回転子の回転位置を検出している。しかし、このような矩形波状の120°通電スイッチング方式のモータドライバでは、モータ回転時にモータに騒音が発生する問題があった。また、このようなスイッチング方式では、モータに流れる電流が急峻に変化するため、図2に示すように、通電のオン、オフが切り替わる瞬間(あるいは、通電電流の極性が切り替わる瞬間)にコイルの逆起電力によるノイズ(以下、逆起ノイズという。)が発生し、このノイズがモータの位置検出信号に乗るため、モータの回転が不安定になっていた。
【0004】
このような問題を改善するため、コイルに流れる電流波形に傾きを持たせた150°通電方式のモータドライバがある。この150°通電方式では、図3に示すように(なお、破線は、120°通電方式の波形を表している。)、150°の位相でコイルに滑らかに電流を流し、30°の位相でブラシレスモータの回転子の回転位置を検出している。このような150°通電方式では、傾斜変化部分によってコイルに流れる電流が滑らかに変化するので、モータ回転時におけるモータの騒音が低減されるが、その静音化には限界があり、モータ回転時の騒音をより小さくしたくても小さくできない。また、150°通電方式でも、図4に示すように、ブラシレスモータの回転時に逆起ノイズが発生しているが、通電時の電流の変化が緩和されるので、120°通電スイッチング方式に比べて逆起ノイズは小さくなる。しかし、逆起ノイズによってモータの回転が不安定になる点には変わりなかった。
【0005】
このノイズ対策としては、ノイズマスク信号を生成し、コイルの逆起ノイズが通過しないようにする方法がある。逆起ノイズは、通電のオン、オフが切り替わる瞬間(あるいは、通電電流の極性が切り替わる瞬間)に発生するので、ノイズマスク方式では、図5に示すように、当該タイミングに合わせてノイズマスク信号を生成させ、このノイズマスク信号の生成している期間(以下、ノイズマスク期間という。)には、各コイルの通電電流を制御するドライブ信号合成回路へ逆起ノイズが伝わらないようにしている。ノイズ発生のタイミングは、各コイルの通電電流を制御するドライブ信号合成回路からの出力信号によって特定できるので、マスク信号生成回路はコンデンサを充放電させ、その充放電電圧をコンパレータにより検出し、そのコンデンサでの充放電に要する時間を利用することにより、ノイズマスク信号のノイズマスク期間を決定している。
【0006】
すなわち、回転子の回転に伴って充放電されるコンデンサの充放電電圧が図6(a)のように三角波状に変化しているとすると、コンパレータは一定レベルの基準電圧Vsと比較し、図6(b)のように充放電電圧が基準電圧Vsよりも高い区間でローレベルのマスク信号を生成させている。従って、このような方式では、モータの回転速度が大きくなると、それにつれてノイズマスク時間が短くなるが、ノイズマスク信号とノイズマスク信号の間における位置検出時間はモータの回転速度に関係なく一定となっていた。
【0007】
しかし、モータの回転数が高くなると、図6(c)のように三角波状の充放電電圧波形の周期が短くなるので、それに伴って図6(d)のようにノイズマスク期間が次第に短くなり、結果的に逆起ノイズを除去できなくなり、モータの回転は不安定なものとなっていた。
【0008】
これらを解消するためには、充放電電圧を比較するための基準電圧Vsを小さくしてノイズマスク時間を十分に長くしておけばよいが、ノイズマスク時間を長くすると、ブラシレスモータの回転子の回転位置を検出するための検出期間が短くなり、回転子の回転位置を検出できなくなってブラシレスモータを駆動できなくなる問題がある。
【0009】
【発明の開示】
本発明の目的とするところは、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブラシレスモータの回転速度に応じてノイズマスク時間及び位置検出時間を緩やかに調整することができるモータドライバを提供することにある。
【0010】
本発明によるモータドライバは、モータのコイルに発生した誘起電圧を所定のしきい値と比較することによってモータの回転に同期した信号を生成する手段と、ノイズマスク信号により前記同期信号生成手段に含まれるノイズを除去するノイズマスク手段と、前記ノイズマスク手段によってノイズを除去された前記同期信号に基づいてモータのコイルに電流を供給する手段とを備えたモータドライバにおいて、モータ回転数の増加に応じて周波数が大きくなる、相似な三角波電圧信号を生成する手段と、前記三角波電圧信号を三角波電流信号に変換する手段と、前記三角波電流信号のピーク・ツー・ピーク電流値を所定の比率で分流することによって基準電流値を生成する手段と、前記三角波信号の振幅の増減に応じて基準値を増減させ、当該基準値と前記三角波信号とを比較することによって前記ノイズマスク信号を発生させる手段とを備えたことを特徴としている。なお、ここでいう三角波信号とは、厳密な三角波である必要はなく、一部が欠けた例えば台形波の信号も含む。
【0011】
本発明のモータドライバによれば、モータの回転数に応じてノイズマスク時間と位置検出時間を緩やかに変化させることができるので、静音化を図ることができる。また、モータの回転数が大きくなった場合にもノイズマスク時間が急激に短くなって逆起ノイズを除去できなくなる恐れが少なくなるので、モータの回転を安定させることができる。
【0017】
なお、この発明の以上説明した構成要素は、可能な限り組み合わせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図7は本発明の一実施形態によるブラシレスモータ用のセンサレスのモータドライバ1のブロック回路図、図11は図7のブロック回路図における各部の波形を表している。このモータドライバ1においては、ブラシレスモータ3のU相、V相、W相の各相に設けられているコイル4、5、6で発生する逆起電力VU,VV,VWを取り出すことによってブラシレスモータ3の回転子の回転位置を検出する。このコイル4、5、6の逆起電力VU、VV、VWは、図11(a)(b)(c)に示すような波形となっており、逆起ノイズを含んでいる。
【0019】
コンパレータ回路2は、図8のブロック回路図に示すように3つのコンパレータ21、22、23を備えており、逆起電力VU、VV、VWを中点電圧VNとそれぞれ比較することによって矩形波信号PU、PV,PWを生成する。すなわち、3つのコンパレータ21、22、23の各非反転入力端子には、それぞれ逆起電力VU、VV、VWが入力されており、各反転入力端子には共通の中点電圧VNが入力されている。中点電圧VNは、中点電圧生成部27を構成する3つのスター結線された抵抗24、25、26の中点から取り出されており、各抵抗24、25、26の他端には逆起電力VU、VV、VWが入力されている。このようにして生成される共通の中点電圧VNは、図11(a)(b)(c)に示すような波形を有している。各コンパレータ21、22、23から出力される矩形波信号PU、PV、PWは、図11(d)(e)(f)に示すような波形を有しており、ここにも逆起ノイズが含まれている。
【0020】
コンパレータ回路においては、従来は図12に示すように各コンパレータ21、22、23でU相、V相、W相の各出力電圧VU、VV、VWと各相の基準電圧とが比較されていたので、各相間でのばらつきが大きかった。これに対し、本発明の実施形態におけるコンパレータ回路2では、図8に示すように、各コンパレータ21、22、23には比較用の基準電圧として、モータの中点電圧に相当する中点電圧VNをコンパレータ回路2の内部で作り出し、これを共通基準電圧として三相で共有させているので、各相間のばらつきを無くして安定にモータを回転させることができる。なお、この基準電圧には、ヒステリシスを持たせてあってもよい。
【0021】
つぎに、各コンパレータ21、22、23から出力された矩形波信号PU、PV、PWは、マスク回路28へ送られる。マスク回路28は、後述のマスク信号生成回路9で生成されたノイズマスク信号Vmによって矩形波信号PU、PV、PWにマスク処理を行って逆起ノイズを除去された図11(g)(h)(i)のような波形の矩形波信号QU、QV、QWを位置検出信号生成部32とFG信号生成部33へ出力する。
【0022】
マスク回路28は、ノイズマスク信号Vmがローレベルであるときに矩形波信号PU、PV、PWのマスクを行い、ノイズマスク信号Vmがハイレベルであるときに信号PU、PV、PWを通過させる。この結果、位置検出信号生成部32とFG信号生成部33には、ノイズを除去された矩形波信号QU、QV、QWが入力される。
【0023】
位置検出信号生成部32では、矩形波信号QU、QV、QWに基づいて位置検出信号IA〜ILを発生させ、この位置検出信号IA〜ILをドライブ信号合成回路10へ出力している。位置検出信号IA〜ILは、モータ回転位置(位相)の変化に応じて変化するものであって、図11(k)に示すような波形を有している。
【0024】
FG信号生成部33では、FG信号が生成され、三角波発生回路7へFG信号が出力されている。このFG信号は、矩形波信号PU、PV、PWから逆起ノイズを除かれた後の信号QU、QV、QWから生成され、信号QU、QV、QWのいずれかが反転するところでハイとローに反転動作する。FG信号は、ブラシレスモータ3の回転速度を示すものであって、図11(j)のような波形を有しており、モータ3の回転速度を安定に保つために設けられているサーボ機構(図示せず)等で使用される。
【0025】
三角波発生回路7においては、FG信号に基づいて2つの三角波信号SL1とSL2とが生成される。三角波発生回路7は、2つの定電流源37、39とコンデンサ38とスイッチからなる2つの充放電回路36を備えている。これらの充放電回路36では、図9に示すように定電流源37(電流値I)とコンデンサ38とが直列に接続されており、定電流源39(電流値2I)とスイッチ40を直列に接続したものがコンデンサ38と並列に接続されている。しかして、スイッチ40が開いた充電状態では、コンデンサ38の上端電圧Vは、
V=(It/C)+常数
のように線形で増加する。逆に、スイッチ40が閉じた放電状態では、コンデンサ38の上端電圧Vは、
のように線形で減少する。ここで、Cはコンデンサ38の静電容量、tは時間である。よって、一定の周期でスイッチ40を開閉することにより、コンデンサ38の上端からは三角波信号が出力される。
【0026】
スイッチ40はスイッチングトランジスタ等によって構成されており、一方の充放電回路36では、FG信号がハイでスイッチ40を開き、ローでスイッチ40を閉じることにより、図11(l)のような三角波信号SL1を出力する。また、他方の充放電回路36では、FG信号がハイでスイッチ40を閉じ、ローでスイッチ40を開くことにより、図11(m)のような三角波信号SL2を出力する。
【0027】
従って、三角波発生回路7から出力される2つの三角波信号SL1、SL2は、図11(l)(m)に示すような波形となり、互いに周期が等しく、位相が反転している。また、この三角波信号SL1、SL2は、モータの回転数が高くなってFG信号の周期が短くなると周期が短くなる。ただし、周期が変化しても電圧の変化率は一定で相似な波形のままで周期が変化する(図10参照;ただし、図10は電流波形に変換されたものである。)。
【0028】
三角波発生回路7からは三角波信号SL1、SL2が電圧信号として出力されており、この三角波信号SL1、SL2はV/I変換回路8で電流信号L1、L2に変換された後、ドライブ信号合成回路10とマスク信号生成回路9へ向けて送り出される。
【0029】
マスク信号生成回路9は、V/I変換回路8から三角波(電流)信号L1及びL2を受け取ると、三角波信号L1及びL2から基準電流値Isを生成する。この基準電流値Isは、図10に示すように、三角波信号L1又はL2のピーク・ツー・ピーク(peak-to-peak)電流値(振幅)Ipを所定の比率n:1で分流することにより得られる。すなわち、Is=Ip/n(nは正の実数)となる。ついで、三角波信号L1及びL2と基準電流値Isとを比較し、三角波信号L1と三角波信号L2のうちいずれかが基準電流値Isよりも大きければ、ノイズマスク信号Vmをローとし、三角波信号L1と三角波信号L2の双方が共に基準電流値Isよりも小さければ、ノイズマスク信号Vmをハイとする。この結果、図11(n)に示すような波形のノイズマスク信号Vmが得られ、図11(d)(e)(f)と図11(n)を比較すれば分かるように、ノイズマスク信号Vmは逆起ノイズの生じるタイミングと同じタイミングでローになっている。このノイズマスク信号Vmは、前述のようにコンパレータ回路2内で逆起ノイズを除去するために使用される。
【0030】
また、マスク信号生成回路9では、基準電流値Isを三角波信号L1、L2のピーク・ツーピーク電流値Ipと比例するように変化させているので、ノイズマスク時間と位置検出時間(ノイズマスク時間とノイズマスク時間との間の時間)との双方がモータの回転数に応じて変化するようになる。しかも、従来のように基準電圧Vsが一定であった場合と比較すると、ノイズマスク時間は、モータの回転数に応じて従来よりも緩やかに変化するので、比率nを適当に設定してあれば、モータの回転数が高くなった場合にもノイズマスク時間が急激に短くなることが無く、逆起ノイズの幅よりも短くなる恐れが少なくなる。
【0031】
ドライブ信号合成回路10では、位置検出信号IA〜ILと三角波信号L1、L2を組み合わせることによって図11(o)(p)(q)(r)(s)(t)のようなドライブ信号DUU、DVU、DWU、DUL、DVL、DWLを合成し、出力する。
【0032】
電流供給手段11は6つのパワートランジスタT1〜T6によって構成されており、各パワートランジスタT1〜T6はドライブ信号DUU、DUL、DVU、DVL、DWU、DWLによってそれぞれオン/オフ制御される。
【0033】
NPN型パワートランジスタT1のコレクタは電池12の正極に接続され、エミッタはNPN型パワートランジスタT2のコレクタに接続される。パワートランジスタT1のベ一スにはドライブ信号DUUが入力される。パワートランジスタT2のエミッタは抵抗29を介してグランドに接続され、ベ一スにはドライブ信号DULが入力される。そして、パワートランジスタT1,T2の接続中点は、電流供給手段11の端子を介してブラシレスモータ3のU相コイル4に接続されている。
【0034】
同様に、NPN型パワートランジスタT3のコレクタは電池12の正極に接続され、エミッタはNPN型パワートランジスタT4のコレクタに接続される。パワートランジスタT3のベ一スにはドライブ信号DVUが入力される。パワートランジスタT4のエミッタは抵抗29を介してグランドに接続され、ベ一スにはドライブ信号DVLが入力される。そして、パワートランジスタT3,T4の接続中点は、電流供給手段11の端子を介してブラシレスモータ3のV相コイル5に接続されている。
【0035】
同様に、NPN型パワートランジスタT5のコレクタは電池12の正極に接続され、エミッタはNPN型パワートランジスタT6のコレクタに接続される。パワートランジスタT5のベ一スにはドライブ信号DWUが入力される。パワートランジスタT6のエミッタは抵抗29を介してグランドに接続され、ベ一スにはドライブ信号DWLが入力される。そして、パワートランジスタT5,T6の接続中点は、電流供給手段11の端子を介してブラシレスモータ3のW相コイル6に接続されている。
【0036】
この結果、ドライブ信号DUU、DVU、DWU、DUL、DVL、DWLによって駆動された電流供給手段11からブラシレスモータ3のU相コイル4、V相コイル5及びW相コイル6にはそれぞれ図11(u)(v)(w)に示すようなノイズを含まないU相電流、V相電流及びW相電流が例えば150°通電方式で流される。V/I変換回路8からドライブ信号合成回路10へ出力されている三角波信号L1、L2は、図11(u)(v)(w)のU相電流、V相電流及びW相電流における傾斜変化部分の傾きを決めており、傾きの小さな三角波信号LA、L2によれば、U相電流、V相電流及びW相電流における傾斜変化部分の傾きも小さくなり、モータの騒音も小さくなる。
【0037】
また、本発明の実施形態では、上記のようにモータ回転数に応じてノイズマスク時間と位置検出時間を緩やかに変化させることができるので、図13及び図14に示すような165°通電方式の場合にも用いることができ、より騒音の小さな静音モータを製作することができる。
【0038】
(第2の実施形態)
図15は、本発明の別な実施形態における三角波発生回路で用いられている充放電回路41の構成を示す図である。第1の実施形態では、充放電回路は一定の電流値で充放電されていたが、第2の実施形態では、充放電回路41に電流を充放電させる定電流源37、39の電流値I、2Iをモータ3の回転数によって変化させるようにしている。すなわち、モータ3の回転数をFG信号によって判断し、モータ3の回転数が高くなると電流値I、2Iを大きくし、モータ3の回転数が低くなると、電流値I、2Iを小さくしている。
【0039】
この結果、モータ3の回転数が低い場合には、図16(a)(b)に示すように、三角波信号SL1、SL2の変化が緩やかとなっているが、モータ3の回転数が高くなると、三角波信号SL1、SL2の変化は急になる。この結果、基準電流値Isは不変(一定)であっても、ノイズマスク時間と位置検出時間の双方がモータ3の回転数に応じて変化し、しかもノイズマスク時間の変化は従来より緩やかになる。従って、この方式でも、第1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0040】
(第3の実施形態)
第1の実施形態で述べたモータドライバでは、位置検出信号IA〜ILと三角波信号L1、L2を組み合わせてドライブ信号DUU、DVU、DWU、DUL、DVL、DWLを合成しているので、モータの回転数が高いときと低い時とで三角波信号L1、L2の周波数は変化するが、その傾斜変化部分の傾きは一定(つまり、三角波信号L1、L2と同じ傾き)のままであった。このため、モータの回転数が小さくなると、モータの各コイル4、5、6に流れるU相電流等の傾斜変化部分の傾きは相対的に大きくなり、矩形波に近くなっていた。すなわち、図17(a)は回転数が大きいときにコイル4、5、6に流れるU相電流等の波形を表しており、図17(b)は回転数が小さいときにコイル4、5、6に流れるU相電流等の波形を表しているが、これから分かるように、モータの回転数が小さくなるとU相電流等の波形は周期が大きくなるが、傾斜変化部分の傾きは同じである。そのため、図17(b)のコイル電流波形を時間軸方向に縮めて図17(a)の波形と同程度の周期となるように揃えてみると、図17(a)のような回転数が大きいときの波形と比較して図17(c)の波形では矩形波に近くなっていることが分かる。その結果、モータ3の騒音が大きくなる恐れがある。
【0041】
そのため、第3の実施形態では、図18(a)(c)を比較すれば分かるようにモータ3の回転数が小さくなると、それに従って三角波信号L1、L2の傾き(変化率)が小さくなるようにしている。この結果、モータ3の回転数が低くなっても、三角波信号L1、L2の傾斜変化部分の傾きが小さくなるので、図18(b)(d)に示すようにモータの各コイル4、5、6に流れるU相電流、V相電流、W相電流の傾斜変化部分の傾きが緩やかになり、モータ回転数が変化してもこれら電流波形の相似度合いが高くなり、モータ3の騒音が大きくなるのを緩和できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明のモータドライバによれば、モータの回転数に応じてノイズマスク時間と位置検出時間を緩やかに変化させることができるので、モータの回転数が大きくなった場合にもノイズマスク時間が急激に短くなって逆起ノイズを除去できなくなる恐れが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の120°通電方式における三相の波形を示す図である。
【図2】同上の120°通電方式における三相の波形に生じた逆起ノイズを示す図である。
【図3】従来の150°通電方式における三相の波形を示す図である。
【図4】同上の150°通電方式における三相の波形に生じた逆起ノイズを示す図である。
【図5】三相波形に生じた逆起ノイズとノイズマスク信号との関係を示す図である。
【図6】(a)(b)はモータの回転数が遅いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図、(c)(d)はモータの回転数が速いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるモータドライバの構成を示すブロック回路図である。
【図8】図7のブロック回路図におけるコンパレータ回路の構成を示すブロック回路図である。
【図9】三角波発生回路内の充放電回路の一例を示す図である。
【図10】(a)(b)は図7のモータドライバにおけるモータの回転数が遅いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図、(c)(d)はモータの回転数が速いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図である。
【図11】(a)〜(w)は図7のモータドライバのブロック回路図における各部の波形を示す図である。
【図12】従来のコンパレータの構成を示す図である。
【図13】165°通電方式における三相の波形を示す図である。
【図14】165°通電方式における三相波形に生じた逆起ノイズを示す図である。
【図15】本発明の別な実施形態における充放電回路の構成を示す図である。
【図16】(a)(b)は同上の実施形態においてモータの回転数が遅いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図、(c)(d)はモータの回転数が速いときの定電流充放電波形とマスク信号を示す図である。
【図17】(a)はモータの回転数が高いときのU相電流を示す波形図、(b)はモータの回転数が低いときのU相電流を示す波形図、(c)は(b)のU相電流波形を時間軸方向に縮めたときの波形を示す図である。
【図18】(a)(b)はモータの回転数が高いときの三角波信号L1、L2とU相電流を示す波形図、(c)(d)はモータの回転数が低いときの三角波信号L1、L2とU相電流を示す波形図である。
【符号の説明】
2 コンパレータ回路
4、5、6 コイル
7 三角波発生回路
8 V/I変換回路
9 マスク信号生成回路
10 ドライブ信号合成回路
11 電流供給手段
28 マスク回路
Claims (1)
- モータのコイルに発生した誘起電圧を所定のしきい値と比較することによってモータの回転に同期した信号を生成する手段と、
ノイズマスク信号により前記同期信号生成手段に含まれるノイズを除去するノイズマスク手段と、
前記ノイズマスク手段によってノイズを除去された前記同期信号に基づいてモータのコイルに電流を供給する手段とを備えたモータドライバにおいて、
モータ回転数の増加に応じて周波数が大きくなる、相似な三角波電圧信号を生成する手段と、
前記三角波電圧信号を三角波電流信号に変換する手段と、
前記三角波電流信号のピーク・ツー・ピーク電流値を所定の比率で分流することによって基準電流値を生成する手段と、
前記基準電流値と前記三角波電流信号とを比較することによって前記ノイズマスク信号を発生させる手段と、を備えたモータドライバ。
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