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JP3688411B2 - コネクタの結合構造 - Google Patents

コネクタの結合構造 Download PDF

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JP3688411B2
JP3688411B2 JP30217796A JP30217796A JP3688411B2 JP 3688411 B2 JP3688411 B2 JP 3688411B2 JP 30217796 A JP30217796 A JP 30217796A JP 30217796 A JP30217796 A JP 30217796A JP 3688411 B2 JP3688411 B2 JP 3688411B2
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純一 小野
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
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    • H01R13/62972Wherein the pivoting levers are two lever plates
    • HELECTRICITY
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    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相対応する第1コネクタと第2コネクタとを結合して電気的に導通状態とするコネクタの結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平4−319271号公報に示されるように、端子数が多く結合抵抗の大きい多極構造のコネクタの結合性を向上させるため、第1コネクタが挿入支持されるとともに、上下壁面に複数の係合突起を有するホルダー(スライド部材)と、このホルダーが挿入される凹部および側壁に略平行な開口を有する略矩形状の第2コネクタと、上記ホルダーの係合突起と係合するカム溝が形成された略コ字状の作動部材を備え、この作動部材のスライド操作により、上記第1,第2コネクタを相互に結合させるようにしたスライド結合型電気コネクタが知られている。
【0003】
すなわち、上記スライド結合型電気コネクタは、ホルダー内に第1コネクタを挿入して支持させた後、作動部材の板状部を第2コネクタの側壁に形成された開口に挿入し、第1コネクタが挿入支持されたホルダーの係合突起と、上記作動部材のカム溝とを位置合わせして係合した状態で、この作動部材をホルダーの長手方向に押動操作して上記カム溝に沿ってホルダーの係合突起を摺動させることにより、上記ホルダーに支持された第1コネクタを第2コネクタに対して結合するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のコネクタでは、ホルダーに支持された第1コネクタに、作動部材が係合された第2コネクタを仮係合して上記ホルダーに形成された係合突起と、作動部材のカム溝とを位置合わせした後、この作動部材をホルダーの長手方向に押動操作して上記第1コネクタを第2コネクタに結合させる必要があり、少なくとも二段階の操作を行わなければならないので結合作業が煩雑であるという問題がある。
【0005】
上記位置合わせ作業を省略してコネクタの結合作業を簡略化するために、上記第1コネクタを支持するホルダーの係合突起と、第2コネクタに設けられた上記作動部材のカム溝とが位置合わせされた嵌合待機位置にコネクタを係止するとともに、コネクタの結合操作時に上記仮係止状態を強制的に解除して両コネクタを結合位置に移動させるように構成することも考えられるが、このように構成した場合には、コネクタを再結合する際に、コネクタを上記嵌合待機位置に復帰させることができないので、コネクタの結合操作を繰り返して行うことができないという問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑み、コネクタの結合操作を繰り返して行うことができるコネクタの結合構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ホルダーに支持された第1コネクタと、この第1コネクタに結合される第2コネクタとを有し、ホルダーに設けられた仮係止アームを有する仮係止機構によって上記第1コネクタを結合待機位置に仮係止するとともに、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、上記第1コネクタの仮係止状態を解除して第1コネクタを結合位置にスライド変位させるように構成されたコネクタの結合構造において、第1コネクタと第2コネクタとの結合解除操作時に、第1コネクタを上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構を構成する第1係合アームおよび第2係合アームを第1コネクタおよび第2コネクタに設け、かつ上記引出駆動機構によって第1コネクタが上記結合待機位置に引き出されるまで、上記仮係止アームを内方側に押動することにより第1係合アームの揺動変位を禁止して上記引出駆動機構による第1コネクタの引き出し駆動状態を維持するとともに、第1コネクタが結合待機位置に引き出された時点で上記仮係止アームの押動状態を解除して第1コネクタの引き出し駆動状態を解除する係止部を第2コネクタに設けたものである。
【0008】
上記構成によれば、ホルダーに支持された第1コネクタを結合待機位置に係止した状態で第1コネクタと第2コネクタとの結合操作が行われる。そして、両コネクタの結合解除操作時に、引出駆動機構によって第1コネクタが結合位置から結合待機位置に復帰するまでの間、上記引出駆動機構による第2コネクタの引き出し駆動状態が係止部によって維持されるため、上記第1コネクタが結合待機位置に確実に復帰することになる。
【0009】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載のコネクタの結合構造において、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、仮係止機構を駆動して上記第1コネクタの仮係止状態を強制的に解除する仮係止解除機構を設けたものである。
【0010】
上記構成によれば、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、上記仮係止解除機構によって仮係止部が仮係止解除位置に押動される等により、上記仮係止部による第1コネクタの仮係止状態が確実に解除されて第1コネクタが結合位置に移動することが許容されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るコネクタの結合構造の実施形態を示している。このコネクタは、自動車のステー部材等からなる取付け部Sに取り付けられたホルダー1と、このホルダー1にスライド可能に支持された第1コネクタ2と、電子ユニット22を構成する回路基板3上に取り付けられた第2コネクタ4と、この第2コネクタ4を上記第1コネクタ2に結合させる方向に駆動する揺動レバー5とを有している。
【0012】
上記ホルダー1は、図2に示すように、上下一対の水平板6と、左右一対の側板7とを有する筒状に形成され、上記取付け部Sに形成された取付け孔に嵌入されてビス止め等の手段で固着されるように構成されている。上記水平板6には、揺動レバー5の後端部上面に突設された係合ピン9が係合される案内溝10が形成されている。この案内溝10は、ホルダー1の前端部からその後方側に伸びる導入部10aと、この導入部10aの端部から後部内方側に伸びる円弧状の駆動溝部10bと、この駆動溝部10bの端部から後方側に伸びる係止溝部10cとからなっている。そして、上記案内溝10の駆動溝部10bと係合ピン9とにより、後述する第1コネクタ2のスライド変位に応じて揺動レバー5を揺動変位させる駆動部が構成されている。
【0013】
なお、この実施形態では、上記案内溝10の駆動溝部10bを円弧状に形成しているが、上記導入部10aの端部から後部内方側に向けて直線状に伸びる駆動溝部、あるいは放物線等の曲線状に伸びる駆動溝部を、上記ホルダー1に設けた構造としてもよい。
【0014】
また、上記上方の水平板6に形成された案内溝10と、下方の水平板6に形成された案内溝10とは、点対称位置に配設されるとともに、第1コネクタ2の上方に設置された揺動レバー5と、下方に配設された揺動レバー5とを互いに逆向きに揺動変位させるように構成されている。すなわち、上方の水平板6には、ホルダー1の前面側から見て右側に案内溝10が配設されるとともに、駆動溝部10bが斜め左側に伸びるように形成されている。また、下方の水平板6には、ホルダー1の前面側から見て左側に案内溝10が配設されるとともに、その駆動溝部10bが斜め右側に伸びるよう形成されることにより、上記両駆動溝部10bの設置方向が逆向きになっている。
【0015】
上記ホルダー1の水平板6には、図3に示すように、その内壁面の左右に所定幅のスリット12aが形成されることにより、上記第1コネクタ2を前方の結合待機位置において係止する抜け止め部12が設けられ、この抜け止め部12の先端部外面には、第1コネクタ2の後端部に設けられた突部17に対向する係止用段部12bが形成されている。
【0016】
そして、上記ホルダー1の抜け止め部12に設けられた係止用段部12bの後面に、第1コネクタ2に設けられた上記突部17の前面が当接することにより、第1コネクタ2が前方に引き抜かれることが防止されるようになっている。また、上記係止用段部12bは、その先端部外面にテーパ面12cが設けられることにより、先窄まり形状に形成されている。
【0017】
上記第1コネクタ2は、ホルダー1内に挿入されてスライド可能に支持される雄型のコネクタハウジング14と、このコネクタハウジング14の端子収容室内に配設された複数の雌型端子15とを有している。上記コネクタハウジング14の後端部には、上記抜け止め片12の係止用段部12bに係止される突部17が後端部の上面および下面の左右にそれぞれ突設されている。
【0018】
また、上記ホルダー1と第1コネクタ2との間および第1コネクタ2と第2コネクタ4との間には、図4および図5に示すように、第1コネクタ2を上記結合待機位置に仮係止することにより、後述する結合操作を行う前に、第1コネクタ2がホルダー1内に押し込まれるのを規制する仮係止機構41と、第1コネクタ2と第2コネクタ4との結合解除操作時に、第1コネクタ2を上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構42とが設けられるとともに、この引出駆動機構42引出駆動状態に係止する係止部43が上記第2コネクタ4に設けられている。
【0019】
上記仮係止機構41は、ホルダー1の側壁後部から前方側に突設された仮係止用アーム18と、第1コネクタ2のコネクタハウジング14の側壁部内面に突設された段部19とからなり、上記仮係止用アーム18の先端部には、上記段部19の後端面に当接して図6に示すように、第1コネクタ2を前方の結合待機位置に仮係止する上下一対の突起18aが形成されている。また、上記コネクタハウジング14の段部19には、後述する結合解除操作時に、上記仮係止用の突起18aの後端部に当接して上記仮係止用アーム18を内方側に揺動変位させる先窄まりのテーパ面19aが形成されている。
【0020】
さらに上記仮係止用アーム18の先端部には、先広がりのテーパ面を有する三角形状の突部18bが上記両突起18aの間に突設され、この突起18bと、第2コネクタ4のコネクタハウジング20の側壁部内面に形成された上記係止部43とにより、後述する第1,第2コネクタ2,4の結合解除操作時に、上記仮係止用アーム18の先端部を内方側に揺動変位させて上記仮係止機構41による第1コネクタ2の仮係止状態を解除する仮係止解除機構が構成されている。
【0021】
上記引出駆動機構42は、第1コネクタ2の後端部から前方側に突設された第1係合アーム44と、第2コネクタ4の後端部から前方側に突設された第2係合アーム45とからなり、上記両係合アーム44,45の先端部には相係合される係合片44a,45aがそれぞれ突設されている。そして、図7に示すように、上記両係合片44a,45aが相係合された状態で、第2コネクタ4が結合解除方向に引っ張られることにより、第1コネクタ2がホルダー1の後方側に位置する結合位置から前方の結合待機位置に引き出されるようになっている。
【0022】
なお、上記両係合片44a,45aには、両コネクタ2,4の結合操作時に、第1係合アーム44の先端部を外方に揺動変位させて上記係合片44a,45aを係合状態に移行させるとともに、コネクタ2,4の結合解除操作時に、第1係合アーム45の先端部を外方に揺動変位させて上記係合片44a,45aの係合状態を解除するための一対のテーパ面がそれぞれ形成されている。
【0023】
上記第2コネクタ4は、図8に示すように、第1コネクタ2のコネクタハウジング14に外嵌されて係合される雌型のコネクタハウジング20と、このコネクタハウジング20の端子収容室内に配設された複数の雄型端子21とを有し、上記コネクタハウジング20が回路基板3上にビス止め等の手段で固定されるとともに、上記雄型端子21の接続部21aがコネクタハウジング20の後端部から導出されて回路基板3上の導体部分に、はんだ付けされる等により接続されている(図1参照)。上記第2コネクタ4および回路基板3は、電子ユニット22のケース内に収容されている。また、上記コネクタハウジング20の上壁部および底壁部には、上記揺動レバー5によって駆動される被駆動ピン23が突設されるとともに、上記揺動レバー5の揺動支点11の設置部に対応する位置にスリット24が形成されている。
【0024】
上記揺動レバー5は、図9に示すように、ホルダー1に形成された上記案内溝10に対向する位置において、支持ピン等からなる揺動支点11により第1コネクタ2のコネクタハウジング14に揺動自在に支持されている。そして、上記揺動レバー5の後端部外面、つまり上方の揺動レバー5の後端部上面および下方の揺動レバー5の後端部下面には、上記案内溝10に嵌入される係合ピン9がそれぞれ突設されている。また、上記揺動レバー5の先端部裏面、つまり上方の揺動レバー5の先端部下面および下方の揺動レバー5の先端部上面には、第2コネクタ4のコネクタハウジング20に突設された被駆動ピン23が係合される係合溝25がそれぞれ形成されている。
【0025】
上記揺動レバー5の係合溝25は、上記被駆動ピン23の導入案内部となる開口部25aと、この開口部25aに連続して揺動レバー5の後部内方側に伸びる作動溝部25bとを有している。そして、この作動溝部25bは、その前端部から後端部にかけて上記揺動支点11との間隔が次第に小さくなるように、この揺動支点11に対する距離が設定されることにより、上記駆動部から揺動レバー5に入力された駆動力を第2コネクタ4に伝達して第2コネクタ4を第1コネクタに結合する方向に移動させる作動部が、上記作動溝部25bと、第2コネクタ4の被駆動ピン23とによって構成されている。
【0026】
すなわち、上記作動溝部25bは、その前端部から後端部に至る程、上記揺動支点11に次第に接近するように、揺動支点11に対する距離が設定され、これによって上記第1,第2コネクタ2,4の結合時に、第1コネクタ2がホルダー1内に押し込まれてスライド変位するのに応じ、上記被駆動ピン23を揺動支点11側に引き寄せて第2コネクタ4を第1コネクタ2側に移動させるように構成されている。
【0027】
また、上記ホルダー1内に押し込まれる第1コネクタ2の移動量に比べて、上記結合方向への第2コネクタ4の移動量が小さくなるように、上記揺動支点11に対する上記案内溝10の駆動溝部10bおよび上記係合溝25の作動溝部25bの位置および形状が設定されることにより、上記駆動部から揺動レバー5に入力された駆動力が増大されて上記作動溝部25bから第2コネクタ4の被駆動ピン23に伝達されるようになっている。
【0028】
上記構成の第1コネクタ2と第2コネクタ4とを結合する場合には、雄型のコネクタハウジング14内に雌型端子15が組み込まれた第1コネクタ2を、図3の仮想線で示すように、ホルダー1の先端開口部に対向させた後、上記コネクタハウジング14を、矢印に示す方向に押動してホルダー1内に挿入することにより、第1コネクタ2を図3の実線で示すように結合待機位置にセットする。
【0029】
すなわち、上記ホルダー1に対する第1コネクタ2の挿入操作に応じ、ホルダー1の水平板6に設けられた抜け止め片12のテーパ面12cに上記コネクタハウジング14の突部17が圧接されて、上記抜け止め片12が弾性変形することになる。そして、上記突部17が抜け止め片12の係止用段部12bを乗り越えてホルダー1内に嵌入され、図6に示すように、第1コネクタ2の側壁部内面に突設された段部19の後端部が、ホルダー1に設けられた仮係止用アーム18の突起18aの前面に当接した結合待機位置に、上記第1コネクタ2が仮係止される。
【0030】
また、上記第1コネクタ2の挿入操作時に、図9に示すように、揺動レバー5の後端部に突設された係合ピン9がホルダー1の案内溝10内に導入され、この案内溝10の導入部10aの後端位置に上記係合ピン9が係合されることになる。次いで、上記ホルダー1を車体側の取付け部Sに固定した後、第2コネクタ4が取り付けられた電子ユニット22を、上記第1コネクタ2に設置部に対向させて押動することにより、上記第2コネクタ4のコネクタハウジング20を第1コネクタ2のコネクタハウジング14に外嵌させて押し込み、第1コネクタ2と第2コネクタ4とを結合して電気的に導通状態とする。
【0031】
上記第1コネクタ2に対する第2コネクタ4の結合操作に応じ、図10に示すように、第2コネクタ4に突設された第2係合アーム45の係合片45aが、第1コネクタ2に突設された第2係合アーム44の係合片44aを外方に押動してホルダー1の後方側に進入し、上記両係合片44a,45aが係合可能な状態となる。さらに、図11に示すように、第2コネクタ2の係止部43によって上記仮係止用アーム18の突部18bが内方側に押動されることにより、上記仮係止機構41による第1コネクタ2の仮係止状態が強制的に解除され、この第1コネクタ2を後方の結合位置にスライド変位させることが可能となる。
【0032】
そして、第2コネクタ4によって第1コネクタ2が後方に押されることにより、図12に示すように、ホルダー1の支持部に沿って後方にスライド変位するとともに、第2コネクタ4の被駆動ピン23が上記揺動レバー5の係合溝25内に導入されて、上記被駆動ピン23と揺動レバー5とが係合状態となる。
【0033】
上記の状態から第2コネクタ4がさらに押し込まれて、第1コネクタ2が後方にスライド変位すると、これに応じて第1コネクタ2に支持された揺動レバー5の係合ピン9が上記案内溝10の駆動溝部10bに沿って摺動することにより、上記揺動レバー5後端部がホルダー1の後部内方側に移動するため、上記揺動支点11を支点にして揺動レバー5が揺動変位する。また、上記揺動レバー5の揺動変位に伴い、その先端部に設けられた作動溝部25bに沿って上記第2コネクタ4の被駆動ピン23が摺動するため、この被駆動ピン23が上記揺動支点11側に引き寄せられて第2コネクタ4が第1コネクタ2側に押動されることになる。
【0034】
また、上記のように揺動レバー5を揺動変位させる第1コネクタ2のスライド変位量に比べ、上記揺動レバー5によって駆動される第2コネクタ4の結合方向への移動量が小さくなるように構成されているため、上記駆動部から揺動レバー5に入力された駆動力が増大されて上記作動溝部25bから被駆動ピン23に伝達されることになる。この結果、上記第1コネクタ2のスライド変位に応じて揺動レバー5の駆動溝部25bから上記被駆動ピン23に入力される駆動力に応じて第2コネクタ4が第1コネクタ2側に大きな力で押圧され、この第1コネクタ2と第2コネクタ4とが確実に結合される。
【0035】
そして、上記第1コネクタ2に対する第2コネクタ4の結合操作の最終段階では、図13に示すように、揺動レバー5の係合ピン9が案内溝10の係止溝部10c内に導入されてホルダー1の後方側に真っ直に移動することにより、揺動レバー5が揺動変位することなく、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが一体の状態でホルダー1の支持部に沿ってスライド変位することになる。
【0036】
上記第1コネクタ2と第2コネクタ4との結合を解除する場合には、上記電子ユニット22を引っ張って第2コネクタ4を結合解除位置にスライド変位させることにより、揺動レバー5を上記結合操作と逆方向に揺動変位させつつ、この揺動レバー5および上記第1コネクタ2を前方にスライド変位させることにより、両コネクタ2,4の結合状態を解除する。
【0037】
すなわち、上記第2コネクタ4を後方に引っ張ることにより、図14に示すように、第1係合レバー44の係合片44aと、第2係合レバー45の係合片45aとが係合状態となって第1コネクタ2がホルダー1の前方側に引き出される。そして、上記第2コネクタ4のスライド操作に応じ、その側壁部内面に突設された上記係止部43が上記仮係止用アーム18の突部18bに当接し、この突部18bが内方側に押動されて仮係止用アーム18の先端部が内方に揺動変位することになる。
【0038】
この結果、上記第1コネクタ2の段部19が上記仮係止用アーム18の突起18aを乗り越えることが許容され、ホルダー1の前方側に第1コネクタ1をスライド変位させることが可能な状態となる。また、上記第1コネクタ2の段部19が上記仮係止用アーム18の突起18aを乗り越えて初期の結合待機位置に引き出されるまでの間は、上記第2コネクタ4の係止部43によって仮係止用アーム18の先端部が内方に押動された状態に保持されるため、上記第1係合アーム44の揺動変位が上記仮係止用アーム18によって禁止され、上記両係合片44a,45aの係合状態が維持されることにより、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが離脱状態となることが防止される。
【0039】
そして、図15に示すように、上記第1コネクタ2の段部19が上記仮係止用アーム18の突起18aを乗り越えて初期の結合待機位置に引き出されると、上記第2コネクタ4の係止部43による仮係止用アーム18の内方側への押動状態が解除されるとともに、この仮係止用アーム18による上記第1係合アーム44の揺動禁止状態が解除されるため、第1コネクタ2の引き出し操作力に応じて上記両係合片44a,45aの係合が離脱されることになる。すなわち、上記引出駆動機構42による第1コネクタ2の引出駆動状態が解除され、第2コネクタ4を第1コネクタ2から離脱させることが可能となる。
【0040】
上記のようにホルダー1の仮係止用アーム18と第1コネクタ2の段部19とからなる上記仮係止機構41により、第1コネクタ2を前方の結合待機位置に仮係止するとともに、第1コネクタ2と第2コネクタ4との結合操作時にその仮係止状態を解除するように構成されたコネクタの結合構造において、第1コネクタ2と第2コネクタ4との結合解除操作時に、第1コネクタ2を上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構42を第1コネクタ2と第2コネクタ4との間に設けため、第1コネクタ2に結合された第2コネクタ4を引っ張って両コネクタ2,4の結合を解除させる際に、上記第1係合アーム44と第2係合アーム45とからなる引出駆動機構42によって第1コネクタ2をホルダー1の前方にスライド変位させ、上記第1コネクタ2を自動的に前方の結合待機位置に復帰させることができる。
【0041】
そして、上記引出駆動機構42によって第1コネクタ2が上記結合待機位置に引き出されるまで引出駆動機構42による第1コネクタ2の引き出し駆動状態を維持するとともに、第1コネクタ2が結合待機位置に引き出された時点で第1コネクタ2の引き出し駆動状態が解除されるのを許容する係止部43を第2コネクタ4に設けたため、上記第1コネクタ2を上記引出駆動機構42によってホルダー1の前方側に引き出して結合待機位置に移動させる過程で、第1コネクタ2の移動を規制する外力が作用した場合においても、第1コネクタ2が上記結合待機位置に復帰する前に、第2コネクタ4が離脱状態となることを上記係止部43によって防止し、両コネクタ2,4の結合解除操作時に、上記引出駆動機構42によって第1コネクタ2を確実に上記結合待機位置に移動させることができる。
【0042】
したがって、上記揺動レバー5を備えたコネクタにおいて、両コネクタ2,4の結合を解除した後、これを再結合する際に、上記揺動レバー5に形成された係合溝25の開口部25aが上記第2コネクタ4に突設された被駆動ピン23に対向した初期位置に、揺動レバー5をセットすることができるため、この揺動レバー5を利用して第1コネクタ2と第2コネクタ4とを上記結合位置に確実に移動させることができる。なお、上記第1コネクタ2の段部19を係止部とし、この段部19によって上記第1係合アーム44の揺動禁止位置に仮係止用アーム18を保持することにより、上記引出駆動機構42による第1コネクタ2の引出駆動状態を維持するようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、仮係止用アーム18の突起18aと、第2コネクタ4の係止部43とからなる仮係止解除機構を設け、第1コネクタ2と第2コネクタ4との結合操作時に、上記仮係止解除機構によって仮係止機構41を駆動して上記第1コネクタ2の仮係止状態を強制的に解除するように構成したため、両コネクタ2,4の結合前には、上記仮係止機構41によって第1コネクタ2を安定して上記結合待機位置に保持させることができるとともに、両コネクタ2,4の結合操作時には、上記仮係止解除機構による第1コネクタ2の仮係止状態を容易かつ確実に解除し、第1コネクタ2をホルダー1に沿ってスライド変位させて、両コネクタ2,4を結合状態に移行させることができる。
【0044】
なお、上記仮係止解除機構を省略し、両コネクタ2,4の結合操作時に、第2コネクタ4から第1コネクタ2に付与される押し込み力に応じて上記仮係止用アーム18を弾性変形させる等により、上記仮係止機構41による仮係止状態を解除するように構成してもよいが、このように構成した場合は、上記第1コネクタ2の仮係止状態が不安定になり、あるいは上記仮係止用アーム18等が損傷し易いという問題があるため、上記のように仮係止用アーム18の突起18bおよび第2コネクタ4の係止部43等からなる仮係止解除機構を設けた構造とすることが望ましい。
【0045】
また、上記実施形態では、取付け部Sに取り付けられたホルダー1によって第1コネクタ2を、その結合方向にスライド可能に支持するとともに、この第1コネクタ2のスライド変位に応じて揺動変位する揺動レバー5を設け、この揺動レバー5の揺動変位に応じてその駆動力を増大しつつ第2コネクタ4に伝達してこの第2コネクタ4を第1コネクタ2に結合する方向に駆動するように構成したため、この第2コネクタ4を第1コネクタ2に対して結合させる方向に押動するだけの簡単な操作で、上記両コネクタ2,4に大きな結合力を付与することができる。
【0046】
したがって、上記第1コネクタ2および第2コネクタ4内に多数の雌型端子15および雄型端子21が配設された結合力の大きい多極構造のコネクタにおいても、上記第1,第2コネクタ2,4をワンタッチで確実に結合状態に移行させることができる。さらに、上記第2コネクタ4が自動車のメータユニット、空調ユニットまたはナビゲーション装置等からなる電子ユニット22の裏面側に配設されるとともに、この電子ユニット22が装着される取付け孔の底部に上記第1コネクタ2が取り付けられる等により、上記第1,第2コネクタ2,4の結合部に作業者の手を挿入することができない場合においても、この第1,第2コネクタ2,4の結合作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0047】
また、上記実施形態では、ホルダー1の内壁面と、これに対向する第1コネクタ2の外壁面との間に揺動レバー5を配設したため、この揺動レバー5がコネクタの設置部外に突出することに起因してデッドスペースが形成されることを防止しつつ、上記揺動レバー5を揺動変位させることができる。しかも、上記揺動レバー5をプレート状に形成してその板厚を小さくすることにより、コネクタの上下寸法が大きくなるのを防止することができる。
【0048】
また、上記実施形態では、ホルダー1の上下内壁面に沿って揺動レバー5をそれぞれ設置するとともに、これらの揺動レバー5を点対称位置に配設したため、簡単な構成で両コネクタ2,4の各部に均等な結合力を付与して両者を適正に結合することができる。すなわち、コネクタの幅寸法が大きい場合に、その両側端部に上記揺動レバー5をそれぞれ配設することにより、コネクタの対角線上の両端部に結合力を作用させることができるため、第2コネクタ4の一側辺部に偏った結合力が付与されることによる結合不良の発生を効果的に防止することができる。
【0049】
さらに、上記実施形態では、ホルダー1の上下内壁面に沿って設置された両揺動レバー5が互いに逆向きに揺動変位するように、その揺動方向を設定したため、上記両揺動レバー5から第2コネクタ4に対して伝達される駆動力の作用方向が、図12の矢印に示すように、それぞれ逆向きとなって上記両揺動レバー5から第2コネクタ4に伝達される駆動力の幅方向成分が打ち消し合うことになる。したがって、上記駆動力に応じ、第2コネクタ4をホルダー1に沿って真っ直にスライド変位させて第1,第2コネクタ2,4を適正に結合することができる。
【0050】
また、上記実施形態では、同一形状に形成された少なくとも一対の揺動レバー5をホルダー1の相対向する壁面に沿って配設するとともに、相対向する揺動レバー5をそれぞれ表裏逆向きに設置するように構成したため、部品の種類を少なくして生産性を向上させることができるとともに、上記のように両揺動レバー5の揺動方向を逆向きに設定して第2コネクタ4を真っ直にスライド変位させることができる。
【0051】
なお、上記構成に代えて第1コネクタ2の上方または下方にいずれか一方のみに、揺動レバー5を設けた構造とし、あるいは第1コネクタ2の上下に、それぞれ左右一対の揺動レバー5を配設した構造としてもよい。また、一対の揺動レバー5を配設した場合に、その揺動方向を必ずしも逆向きに設定する必要はなく、両揺動レバー5を同方向に揺動変位させるように構成してもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、図3に示すように、ホルダー1の水平板6に第1コネクタ2が前方に引き抜かれるのを規制する抜け止め片12を設けるとともに、この抜け止め片12の係止用段部12bに対応する突部17を上記第1コネクタ2のコネクタハウジング14に設けたため、この突部17を上記係止用段部12bに当接させることによって上記ホルダー1と第1コネクタ2とを安定した連結状態に維持することができる。
【0053】
そして、上記のように係止用段部12bの先端部外面にテーパ面12cを形成して先窄まり形状に形成するとともに、上記ホルダー1の水平板6と抜け止め片12との間にスリット12aを設けることにより、上記コネクタハウジング14の突部17を上記係止用段部12bのテーパ面12cに圧接させて上記抜け止め片12を弾性変形させるように構成した場合には、上記ホルダー1に対する第1コネクタ2の連結作業をワンタッチで容易に行うことができる。さらに、上記抜け止め片12を弾性変形させることにより、上記ホルダー1内の第1コネクタ2を外方に抜き出すことも可能である。
【0054】
また、上記のように、ホルダー1に形成された案内溝10の後端部に係止溝部10cを設け、この係止溝部10cに導入された上記係合ピン9を真っ直に後方側に移動させるようにした構成によると、第1コネクタ2に対する第2コネクタ4の結合操作の最終段階では、揺動レバー5が揺動変位することなく、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが一体の状態でホルダー1の支持部に沿ってスライド変位することになる。
【0055】
このため、第1,第2コネクタ2,4の結合状態を離脱させる方向に外力が作用して、上記係合ピン9が案内溝10の前後に移動した場合においても、揺動レバー5を揺動変位させる駆動力が付与されることがなく、両コネクタ2,4を安定した結合状態に維持することができる。しかも、上記係止溝部10cの設置範囲内においては、上記第1,第2コネクタ2,4およびスライド部材5が一体の状態でホルダー1の前後方向に移動することになるため、上記電子ユニット22の押し込み量に多少のバラツキが生じた場合においても、上記両コネクタ2,4を完全結合状態に移行させることができるという利点がある。
【0056】
なお、ホルダー1に形成された案内溝10に係止溝部10cを設けることにより、第1コネクタ2に対する第2コネクタ4の結合操作の最終段階で、ホルダー1に沿って第1コネクタ2と第2コネクタ4とを一体にスライド変位させるようにした上記構成に代え、図16に示すように、揺動レバー5の揺動支点11からの距離が一定となるように円弧状に形成された係止溝部25cを、上記係合溝25の作動溝部25bに連設した構成としてもよい。
【0057】
上記構成によれば、第1コネクタ2に対する第2コネクタ4の結合操作時に、第2コネクタ4のスライド動作に応じて揺動レバー5が揺動変位することにより、図17(a)に示すように、第2コネクタ4に突設された被駆動ピン23が上記係止溝部25cに導入されると、この状態から図17(b)に示すように、さらに揺動レバー5が揺動変位しても、上記被駆動ピン23と揺動支点11との距離が変化することがないので、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが一体の状態でホルダー1に沿ってスライド変位することになる。
【0058】
したがって、上記図17(a)に示すように、被駆動ピン23が上記係合溝25の係止溝部25bに導入された位置から、図17(b)に示すように、上記係止溝部25bの端部に被駆動ピン23が到達する位置に至るまでの距離Lが、両コネクタ2,4の結合操作時における遊びとなり、コネクタの製作誤差等に起因して第1,第2コネクタ2,4の結合最終段階における押し込み位置が、上記距離Lの範囲内において前後に移動した場合においても、上記両コネクタ2,4を常に完全締結状態に移行させることができる。
【0059】
なお、上記取付け部Sに支持された第1コネクタ2に結合される第2コネクタ4は、必ずしも電子ユニット22内に設けられた回路基板3上に取り付ける必要はなく、電気接続箱等のケースに第2コネクタ4のコネクタハウジングを一体に形成した構成してもよく、あるいは図18に示すように、雌型のコネクタハウジング20と、後端部にハーネス26が接続された雄型端子27とからなる第2コネクタ4を上記第1コネクタ2に直接結合するように構成してもよい。また、上記ホルダー1および第1コネクタ2も、必ずしも取付け部Sに支持させる必要はなく、作業者が上記ホルダー1および第1コネクタ2を持って上記第2コネクタ4と直接結合するように構成してもよい。
【0060】
さらに、上記実施形態では、ホルダー1によってスライド可能に支持された第1コネクタ2を車体側の取付け部Sに取り付けるとともに、上記第1コネクタ2に結合される第2コネクタ4を電子ユニット22に取り付けた例について説明したが、上記電子ユニット22に、揺動レバー5および雄型のコネクタハウジング14等を有する第1コネクタ2と、ホルダー1とを設置するとともに、上記取付け部Sに、雌型のコネクタハウジング20等を有する第2コネクタ4を配設した構造としてもよい。また、上記第1コネクタ2を支持するホルダー1を、電気接続箱のケース、自動車のインストールメントパネルまたはトリムカバー等の成形部品と一体に成形するように構成してもよい。
【0061】
また、上記ホルダー1に形成された案内溝10に、揺動レバー5に突設された係合ピン9を導入して係合するようにした上記構成に代え、上記ホルダー1に係合ピン9を突設するとともに、この係合ピン9が係合される案内溝10を上記揺動レバー5に設けた構造としてもよい。さらに、上記ホルダー1に揺動レバー5を揺動自在に支持させるとともに、この揺動レバー5を揺動変位させる駆動部を構成する案内溝10の駆動溝部10bまたは係合ピン9を第1コネクタ2のコネクタハウジング14に設けた構造としてもよく、あるいは上記揺動レバー5に代え、特開平4−319271号公報に示されるようなカム溝を有する作動部材によって両コネクタ2,4を結合するように構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明は、第1コネクタと第2コネクタとの結合解除操作時に、第1コネクタを上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構を構成する第1係合アームおよび第2係合アームを第1コネクタおよび第2コネクタに設け、かつ上記引出駆動機構によって第1コネクタが上記結合待機位置に引き出されるまで、ホルダーに設けられた仮係止アームを内方側に押動することにより第1係合アームの揺動変位を禁止して上記引出駆動機構による第1コネクタの引き出し駆動状態を維持するとともに、第1コネクタが結合待機位置に引き出された時点で上記仮係止アームの押動状態を解除して第1コネクタの引き出し駆動状態を解除する係止部を第2コネクタに設けたため、第1コネクタを上記引出駆動機構によってホルダーの前方側に引き出して結合待機位置に移動させる過程で、第1コネクタの移動を規制する外力が作用した場合においても、第1コネクタが上記結合待機位置に復帰する前に第2コネクタが離脱状態なるという事態の発生を上記係止部によって防止し、両コネクタの結合解除操作時に、上記引出駆動機構によって第1コネクタを確実に上記結合待機位置に移動させることができるという利点がある。
【0063】
また、請求項2に係る発明は、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に仮係止機構を駆動して第1コネクタの仮係止状態を強制的に解除する仮係止解除機構を設けたため、両コネクタの結合を行う前には、上記第1コネクタを安定して結合待機位置に保持させることができるとともに、両コネクタの結合操作時には、上記仮係止機構による第1コネクタの仮係止状態を容易かつ確実に解除し、第1コネクタを結合状態に移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの結合構造の実施形態を示す斜視図である。
【図2】第1コネクタの具体的構造を示す分解斜視図である。
【図3】抜け止め部により第1コネクタをホルダーに仮係止した状態を示す側面断面図である。
【図4】上記コネクタの結合構造の要部を示す斜視図である。
【図5】上記コネクタの結合構造の要部を示す断面図である。
【図6】第1コネクタを結合待機位置に仮係止した状態を示す断面図である。
【図7】引出駆動機構の構成を示す断面図である。
【図8】第2コネクタの具体的構成を示す斜視図である。
【図9】コネクタを結合する前の状態を示す平面断面図である。
【図10】コネクタの第1結合過程を示す断面図である。
【図11】コネクタの第2結合過程を示す断面図である。
【図12】コネクタの第3結合過程を示す平面断面図である
【図13】コネクタの結合状態を示す平面断面図である。
【図14】コネクタの第1結合解除過程を示す断面図である。
【図15】コネクタの第2結合解除過程を示す断面図である。
【図16】本発明に係るコネクタの結合構造の別の実施形態を示す断面図である。
【図17】上記実施形態の作用を示す説明図である。
【図18】本発明に係るコネクタの結合構造のさらに別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ホルダー
2 第1コネクタ
4 第2コネクタ
18 仮係止用アーム(仮係止機構)
18a 突起(仮係止解除機構)
19 段部(仮係止機構)
41 仮係止機構
42 引出駆動機構
43 係止部(仮係止解除機構)
44 第1係合アーム(引出駆動機構)
45 第2係合アーム(引出駆動機構)

Claims (2)

  1. ホルダーに支持された第1コネクタと、この第1コネクタに結合される第2コネクタとを有し、ホルダーに設けられた仮係止アームを有する仮係止機構によって上記第1コネクタを結合待機位置に仮係止するとともに、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、上記第1コネクタの仮係止状態を解除して第1コネクタを結合位置にスライド変位させるように構成されたコネクタの結合構造において、第1コネクタと第2コネクタとの結合解除操作時に、第1コネクタを上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構を構成する第1係合アームおよび第2係合アームを第1コネクタおよび第2コネクタに設け、かつ上記引出駆動機構によって第1コネクタが上記結合待機位置に引き出されるまで、上記仮係止アームを内方側に押動することにより第1係合アームの揺動変位を禁止して上記引出駆動機構による第1コネクタの引き出し駆動状態を維持するとともに、第1コネクタが結合待機位置に引き出された時点で上記仮係止アームの押動状態を解除して第1コネクタの引き出し駆動状態を解除する係止部を第2コネクタに設けたことを特徴とするコネクタの結合構造。
  2. 第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、仮係止機構を駆動して上記第1コネクタの仮係止状態を強制的に解除する仮係止解除機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタの結合構造。
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