JP3686719B2 - 玩具用打揚げ煙火 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、花火遊戯に供される玩具用打ち揚げ煙火に関する。より詳しくは、主として昼間に打ち揚げて遊興する昼間用打揚げ玩具煙火に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒と、該外筒内に挿入され前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる内筒あるいは球状体とからなる、いわゆる玩具用打ち揚げ煙火が種々提案されている。
これらの玩具用打ち揚げ煙火は、外筒内下部に充填された発射薬により、外筒の先端開口から内筒あるいは球状体を上空に打ち揚げるものであり、主として、内筒等の内部に備えられたパラシュート、発色火薬、発音火薬が、内部に充填された放出薬等によって空中で放出される点に玩具煙火としての興趣があった。すなわち、従来の玩具用打ち揚げ煙火は、打ち揚がる物体自体は単なる筒状体あるいは球状体であって、内筒等が必ず放出薬等の火薬を内部に備えており、その火薬による種々の作用によって花火遊戯の興趣を表現するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の玩具用打ち揚げ煙火は、打ち揚がる物体自体が内部に火薬を備えているため、黒玉(火薬が着火せず、内筒等がそのまま落下する現象)や低空開発(打ち揚げ直後に火薬に着火して本来の高さまで打ち揚がらないうちに現象が生じる、あるいは、落下する途中で現象が起こること)が生じる可能性があり、それらを防止するために高度な製造技術とコストを必要としていた。また、点火用導火線から順次、内筒発射薬、内筒内部につながる導火線、内筒内火薬へと複雑な経路を経て着火して行くため、構造が複雑となる一方、安全性を確保するために内筒等を上空高く打ち揚げる必要があった。そのため、パラシュートが風等の影響を受けて遠方に流されることが多く、落下後、ゴミとしての回収が困難であった。
【0004】
そこで、本願発明者は、打ち揚げ花火の興趣を従来のように火薬の作用に求めるのではなく、打ち揚がる物自体に見い出すことを想起し、薬量を10gまで使用できる打ち揚げ煙火において、打ち揚がる物体が内部に火薬を備えておらず、それ自体が興趣に富んでいる玩具用打ち揚げ煙火を考案した。即ち、本発明の課題は、趣向を凝らした物体を打ち揚げることにより、花火遊戯の興趣を増大させ、安全対策上の高度な技術やコストを要せず、製造も容易で、落下後のゴミとしての回収も容易な玩具用打ち揚げ煙火を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するものは、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し先端が開口した外筒と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる縫包とを有することを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火である。外筒より縫包が打ち揚がるので、意外性があり花火遊戯の興趣が増大する。また、打ち揚げ後も縫包で遊戯することができる。
【0006】
前記縫包は、本体部と該本体部に基端が取り付けられた延出部とを有し、該延出部の先端内部には錘が収納されていることが好ましい。このような構造により、錘の作用で延出部が空中で引っ張られ広がるため興趣がさらに増大する。前記縫包は、前記外筒内に圧縮された状態で収納されており、前記外筒からの離脱に伴って拡張するものであってもよい。外筒の容積より大きななものが飛び出すためさらに興趣が増大する。前記縫包は、内筒に被包されて前記外筒内に収納されていることが好ましい。発射薬の発火によって縫包が燃焼してしまうことを防止できる。
【0007】
前記内筒は、筒状に巻回され、前記外筒からの離脱に伴って展開するシート材により形成されていることが好ましい。これにより、内筒より縫包が容易に離脱することができ、縫包が上昇する過程を遊戯者が目視することができる。前記シート材は、可撓性材料により形成されていることが好ましい。これにより、シート材を展開させることができる。前記内筒の下端部は、前記縫包を載置し、かつ該内筒を筒状に保持するための凹状部材に着脱自在に嵌入されていることが好ましい。このような凹状部材により、発射薬の燃焼圧を縫包に伝達することができ、打ち揚げることができる。前記内筒は、上部の一部分に突出部を有していることが好ましい。これにより、誤って外筒の先端にキャップを被嵌したままで打ち揚げた場合でも、この突出部がキャップを押し出すため、内筒の上端がキャップ内に嵌まってしまうことを防止できる。
【0008】
前記縫包の少なくとも下部は、不燃性材料により被包されていてもよい。内筒の代わりに不燃性材料で縫包を保護するため、発射薬の発火によって縫包が燃焼してしまうことを防止できる。前記縫包は、パラシュートを備えていることが好ましい。これによって、縫包の上昇時には、ブレーキとして作用して余り高くに飛ばないようにすることができる。そのため、遠方へ流されることもなく安全であり回収も容易である。また、落下時には低速落下するため安全である。前記玩具用打ち揚げ煙火は、前記外筒内にテープ部材、紙吹雪、モール、あるいは色付粉末を備えていることが好ましい。これらを同時に打ち揚げることで、より興趣を増大させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
そこで、本願第1の発明の一実施例の玩具用打ち揚げ煙火1を図面を用いて説明する。
図1は、本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施例の正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図であり、図3は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の内筒を形成するシート材の展開図である。
【0012】
この実施例の玩具用打ち揚げ煙火1は、図2に示すように、内部に充填された発射薬2と、外部に導出され発射薬2に着火するための点火用導火線3とを有し先端が開口した外筒4と、外筒4内に収納され発射薬2の発火により先端開口5から打ち揚げられる縫包6とを有している。以下、各構成について順次説明する。
【0013】
外筒4は、縫包6を垂直方向に打ち揚げるためのものであり、据え付け台8上に固着され、垂直方向に立設されている。外筒4は円筒状に形成されているが、これに限らず、例えば、多角柱形状、断面楕円形状等であってもよい。外筒4内の下部(据え付け台8の上面)には、縫包6を打ち揚げるための火薬である発射薬2が配備されている。そして、発射薬2付近には、発射薬2に着火するための点火用導火線3の一端3aが配置され、点火用導火線3の他端3bは、外筒4の側部を貫通して外方に導出されている。外筒4の内部空間は、縫包6を収納する空間であり、その先端には縫包6が打ち揚がるための先端開口5が設けられている。
【0014】
縫包6は、外筒4内に収納され発射薬2の発火により外筒4の先端開口5より上方へ打ち揚がる。本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火は、このように、外筒より縫包が打ち揚がるので、意外性があり花火遊戯の興趣が増大する。また、打ち揚げ後も縫包で遊戯することができ利用価値が高い。なお、本願で言う縫包とは、中に物を包み込んで外側を縫ったもの、例えばクッションなどを広く含むものである。包む材料としては、布、革、合成樹脂などが挙げられる。
【0015】
この実施例の縫包6は、図7に示すように、本体部6aと本体部6aに基端が取り付けられた延出部6bとからなっている。延出部6bの先端6c内部には錘(図示せず)が収納されている。このような構造とすることにより、図6に示すように、錘の作用で延出部6bが空中で引っ張られて広がるため興趣をさらに増大させることができる。具体的には、この実施例の縫包6は、猿の擬態に形成されたものであり、本体部は胴体部6aであり、延出部は4本の手足6bである。そして、手の平部分および足の甲内部に錘が収納されている。なお、縫包の形態は、このような猿の擬態に限定されるものではなく、どのようなものであってもよい。また、縫包は、外筒4内に圧縮された状態で収納されており、外筒4からの離脱に伴って拡張するものであってもよい。外筒の容積より大きななものが外方に飛び出すためさらに興趣が増大する。具体的には、この実施例のように、錘を延出部6bの先端内部に挿入する代わりに、延出部内にバネ部材またはゴム部材などの弾性部材を収納して、外筒4内に延出部を圧縮した状態で収納することが考えられる。
【0016】
この実施例の縫包6は、内筒7に被包されて外筒4内に収納されている。これにより、発射薬の発火によって縫包が燃焼してしまうことを防止できる。即ち、通常、縫包は可燃性の材料で形成されているため、何の保護もしないと、打ち揚げ時に燃えてしまう、あるいは焦げてしまう。このため、この実施例では、縫包6を内筒7で被覆している。
【0017】
内筒7は、図2または図5に示すように筒状に巻回され、外筒4からの離脱に伴って展開するシート材7a(図3)により形成されている。内筒をこのような展開するものに形成することによって、内筒7より縫包6が容易に離脱することができ、縫包6が上昇する過程を遊戯者が目視することができる。即ち、内筒7は、図6に示すように、比較的低空で展開し、縫包6から分離する。
【0018】
シート材7aは、可撓性材料により形成されており、これによって、シート材は、外筒4内に筒状に巻回された状態で収納されても、外筒5からの離脱に伴って展開する。この実施例のシート材7aは、厚紙が使用されているが、これに限定されるものではなく、不燃性シートなどを使用してもよい。
【0019】
シート材7aは、図3に示すように、上方に向かって幅広(扇形)に形成されているため、巻回して形成される内筒7は、図2または図5に示すように、下方に向かって徐々に縮径する筒状体となっている。また、シート材7aが上方に向かって幅広(扇形)に形成されているため、巻回されると上部付近の重なる範囲が大きくなり、縫包の燃焼をより防止できる。他方、下部付近の重なる範囲が小さくなるため、シート材7aの展開がより容易なものとなる。なお、シート材7aは、このに限定されず、略同一長の横幅を有するものであってもよい。
【0020】
また、シート材7aの上端中央付近には、頂部7bが設けられているため、巻回して形成される内筒7の上部の一部分には、図2または図5に示すように、突出部7cが形成される。これにより、誤って外筒4の先端にキャップ12を被嵌したまま(図2の状態)打ち揚げた場合でも、この突出部7cがキャップ12を押し出すため、内筒7の上端がキャップ12内に嵌まってしまうことを防止できる。
【0021】
シート材7aを筒状に巻回することによって形成された内筒7は、図2または図5に示すように、接着剤等の固着手段等により固定されることなく、その下端部が凹状部材9に着脱自在に嵌入されている。凹状部材9は、その凹状内面に縫包6を載置し、かつ内筒7を筒状に保持するように機能する。さらに、凹状部材9は、発射薬2の燃焼圧を縫包6に伝達するように機能する。具体的には、この実施例の外筒4内には、外筒4の内面と、据え付け台8の上面およびこの凹状部材9の下面によって囲まれた空間が形成されており、発射薬2の発火による燃焼圧が凹状部材9を介して縫包6に伝わり、縫包6が上方に打ち揚がるように構成されている。
【0022】
そして、縫包6には、図2に示すように、パラシュート11が取り付けられている。これによって、縫包の上昇時には、ブレーキとして作用して余り高くに飛ばないようにすることができる。そのため、縫包6が風等によって遠くへ流されることもなく回収が容易となる。また、落下時には低速落下するため安全である。さらに、本願第1の玩具用打ち揚げ煙火は、前記外筒内にテープ部材、紙吹雪、モール、あるいは色付粉末を備えていることが好ましい。これらを同時に打ち揚げることで、より興趣を増大させることができる。
【0023】
つぎに、図8に示した玩具用打ち揚げ煙火20について説明する。なお、前述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分については同一符号を付し説明は省略する。
この玩具用打ち揚げ煙火20と前述した玩具用打ち揚げ煙火1との相違は、内筒7の代わりに不燃性シート27が、縫包6の少なくとも下部付近を被包している点のみであり、他は同じである。本発明の玩具用打ち揚げ煙火は、このような構造であってもよい。
【0024】
さらに、図9および図10に示した玩具用打ち揚げ煙火30について説明する。なお、前述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分については同一符号を付し説明は省略する。
この玩具用打ち揚げ煙火30と前述した玩具用打ち揚げ煙火1との相違は、凹状部材9の代わりに円柱体39が用いられている点と、巻回されて内筒37を形成するシート材37aが長方形の厚紙で形成されている点のみであり、他は同じである。この実施例では、図10に示すように、巻回された内筒37の下端部が、円盤状凸部39aの外周縁部と外筒4の内面との間隙に形成された環状溝39bに挿入されている。すなわち、本発明において、シート材7aの下部を係止する凹状部材9は、必ずしも必要なものではなく、例えば円柱体39のようなものであってもよい。
【0025】
さらに、図11および図12に示した本願第2の発明の玩具用打ち揚げ煙火40について説明する。なお、前述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分については同一符号を付し説明は省略する。
【0026】
この玩具用打ち揚げ煙火40は、内部に充填された発射薬2と、外部に導出され発射薬2に着火するための点火用導火線3とを有し、先端が開口した外筒4と、外筒4内に圧縮して収納され、発射薬2の発火により先端開口5から打ち揚げられ元の形状に復元する圧縮体41とを有している。外筒の容積より大きなもの(元の大きさに復元した圧縮体41)が打ち揚がるので意外性があり、花火遊戯の興趣が増大する。
【0027】
玩具用打ち揚げ煙火40と、前述した玩具用打ち揚げ煙火1との基本的な相違は、外筒4内に収納され打ち揚がるものが、縫包ではなく、圧縮体である点のみであり他は同じである。
この実施例の圧縮体41は、ゴムまたは合成樹脂等で形成された略球状のスポンジで形成されており、外筒4内に収納された状態では、図11に示すように圧縮されており、打ち揚げられることにより外筒4から離脱すると、図12に示すように元の大きさに復元する。
【0028】
さらに、図13および図14に示した本願第3の発明の玩具用打ち揚げ煙火50について説明する。なお、前述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分については同一符号を付し説明は省略する。
この実施例の玩具用打ち揚げ煙火50は、内部に充填された発射薬2と、外部に導出され前記発射薬2に着火するための点火用導火線3とを有し、先端が開口した外筒4と、外筒4内に収納され発射薬2の発火により先端開口5から打ち揚げられるテープ部材51とからなる。テープ部材51が打ち揚がるので優美であり、花火遊戯の興趣が増大する。
【0029】
玩具用打ち揚げ煙火50と、前述した玩具用打ち揚げ煙火1との基本的な相違は、外筒4内に収納され打ち揚がるものが縫包ではなく、テープ部材51である点と、テープ部材51を載置し、その一部が外筒4に固定され、かつ、テープ部材51の一端を保持したテープ保護部材52を有している点のみであり、他は同じである。
【0030】
玩具用打ち揚げ煙火50は、着火されると、テープ保護部材52に燃焼圧が伝達され、その上部に載置されているテープ部材51を上空に打ち揚げる。テープ部材51の一端51aはテープ保護部材52に固着され保持されており、テープ保持部材52の一部52aは外筒4に固定されているので、図14に示すように、巻回されて外筒4内部に収納されていたテープ部材51が上空に向かって伸長する。なお、この実施例の外筒4内部には、テープ部材51のみが収納されているが、紙吹雪、モールあるいは色付粉末を収納してもよい。
【0031】
さらに、図15および図16に示した本願第3の発明の玩具用打ち揚げ煙火60について説明する。なお、前述した玩具用打ち揚げ煙火1と同一の構成部分については同一符号を付し説明は省略する。
この実施例の玩具用打ち揚げ煙火60は、内部に充填された発射薬2と、外部に導出され前記発射薬2に着火するための点火用導火線3とを有し、先端が開口した外筒4と、外筒4内に収納され発射薬2の発火により先端開口5から打ち揚げられるモール61とからなる。テープ部材61が打ち揚がるので優美であり、花火遊戯の興趣が増大する。
【0032】
玩具用打ち揚げ煙火60と、前述した玩具用打ち揚げ煙火1との基本的な相違は、外筒4内に収納され打ち揚がるものが縫包ではなく、モール61である点であり、他は同じである。
【0033】
玩具用打ち揚げ煙火60は、着火されると、図16に示すように、凹状部材9に載置されているモール61が上空に打ち揚がる。なお、この実施例の外筒4内部には、モール61のみが収納されているが、さらに、紙吹雪あるいは色付粉末を収納してもよい。
【0034】
つぎに、本発明の玩具用打ち揚げ煙火の遊戯方法を、本願第1の発明の一実施例である玩具用打ち揚げ煙火1を用いて説明する。
まず、玩具用打ち揚げ煙火1の据え付け台8を平坦な地面上に載置する。つぎに、キャップ12を取り外して、図4に示すように、点火用導火線3に点火すると、点火用導火線3が燃焼し、数秒後に発射薬2が発火する。この発火で、図5に示すように、縫包6、内筒7および凹状部材9が外筒4の先端開口5より上空に打ち揚がる。数メートル付近で、筒状に巻回されていた内筒6がシート状に展開し、凹状部材9からも離脱する。その後は、図6に示すように、縫包6のみがさらに上昇する。縫包6には、パラシュート11が取り付けられているので、これがブレーキとして作用し、縫包6は上空10m程度まで停止する。その後、図7に示すように、低速で下降する。落下した縫包6は、玩具として利用することができる。
【0035】
【発明の効果】
本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火は、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し先端が開口した外筒と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる縫包とを有することを特徴とするものであるので、外筒より縫包が打ち揚がるので、意外性があり花火遊戯の興趣が増大する。また、打ち揚げ後も縫包で遊戯することができる。
【0036】
また、本願第2の発明の玩具用打ち揚げ煙火は、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒と、該外筒内に圧縮して収納され、前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられ元の形状に復元する圧縮体とを有することを特徴とするものであるので、外筒の容積より大きなものが打ち揚がるので意外性があり、花火遊戯の興趣が増大する。
【0037】
さらに、本願第3の発明の玩具用打ち揚げ上記課題を解決するものは、内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられるテープ部材、紙吹雪、モールあるいは色付粉末のいずれかを備えていることを特徴とするものであるので、優美で花火遊戯の興趣が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施例の正面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の内筒を形成するシート材の展開図である。
【図4】図4は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図5】図5は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図6】図6は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図7】図7は、図1に示した玩具用打ち揚げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図8】図8は、本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火の他の実施例の縦断面図である。
【図9】図9は、本願第1の発明の玩具用打ち揚げ煙火の他の実施例の縦断面図である。
【図10】図10は、図9に示した玩具用打ち揚げ煙火の内部構造を説明するための斜視図である。
【図11】 図11は、本願第2の発明の玩具用打ち揚げ煙火の他の実施例の縦断面図である。
【図12】図12は、図11に示した玩具用打ち上げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図13】図13は、本願第3の発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施例の縦断面図である。
【図14】図14は、図13に示した玩具用打ち上げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【図15】図15は、本願第3の発明の玩具用打ち揚げ煙火の一実施例の縦断面図である。
【図16】図16は、図15に示した玩具用打ち上げ煙火の作用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 玩具用打ち揚げ煙火
2 発射薬
3 点火用導火線
4 外筒
5 先端開口
6 縫包
7 内筒
8 据え付け台
9 凹状部材
11 パラシュート
12 キャップ
Claims (10)
- 内部に充填された発射薬と、外部に導出され前記発射薬に着火するための点火用導火線とを有し、先端が開口した外筒と、該外筒内に収納され前記発射薬の発火により前記先端開口から打ち揚げられる縫包とを有することを特徴とする玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記縫包は、本体部と該本体部に基端が取り付けられた延出部とを有し、該延出部の先端内部には錘が収納されている請求項1に記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記縫包は、前記外筒内に圧縮された状態で収納されており、前記外筒からの離脱に伴って拡張するものである請求項1または2に記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記縫包は、内筒に被包されて前記外筒内に収納されている請求項1ないし3のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記内筒は、筒状に巻回され、前記外筒からの離脱に伴って展開するシート材により形成されている請求項4に記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記内筒の下端部は、前記縫包を載置し、かつ該縫包に発射力を伝達するための凹状部材に着脱自在に嵌入されている請求項4または5に記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記内筒は、上部の一部分に突出部を有している請求項4ないし6のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記縫包の少なくとも下部は、不燃性材料により被包されている請求項1ないし3のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記縫包は、パラシュートを備えている請求項1ないし8のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
- 前記玩具用打ち揚げ煙火は、前記外筒内にテープ部材、紙吹雪、モール、あるいは色付粉末を備えている請求項1ないし9のいずれかに記載の玩具用打ち揚げ煙火。
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