JP3678112B2 - 耐熱性容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル樹脂から成る耐熱性容器に関し、より詳細には、高温充填による耐熱変形性に優れると共に、透明性にも優れた耐熱性容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)は、ポリオレフィン樹脂やポリスチレン樹脂等と比較して、透明性に優れると共に原料コストが低く、またリサイクルルートが確立されていることから、食品、飲料等の容器として広く利用されている。しかしながら、PET樹脂は材料そのものに耐熱性がないため、ホットパック等の高温充填に付される用途においては収縮変形するおそれがあり、その耐熱性を向上させる必要がある。
PET樹脂から成る成形体の耐熱性を向上する方法としては、従来より成形体の結晶化度を高めることが提案されている。例えば、特公平4−36534号公報には、容器の底部及び側部の結晶化度が20%以上で、蓋材との熱接着部分(フランジ部)が20%未満であるポリエステル容器が記載されており、この容器は、オーブナブルトレイなどとして有用なことも記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、加熱可塑化された非晶質のポリエステルシートを、結晶化温度に維持された金型を用いて、トレイ等に成形し、底部及び/又は側部を熱結晶化させるものであるが、上記ポリエステル樹脂から成る容器においては、未延伸の状態で分子配向させることなく熱結晶化を促進しているため、ポリエステル樹脂の最大の特徴である透明性を容器に付与できず、また脆性破壊を起こしやすく、充分な落下強度を得ることができない。また成形体の熱結晶化のみによって結晶化度を向上しているため、成形に要する時間が長く、高速生産は困難であり、生産性に劣るという欠点もある。
【0004】
従って、本発明の目的は、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル樹脂製容器において、耐熱性及び透明性に優れていると共に、高速生産に対応可能な容器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル製シートを成形して得られる容器であって、延伸による配向結晶を有し、下記式(1)
C=(ΔHm−ΔHc)/ΔHm …(1)
式中、ΔHmは示差走査熱量計(DSC)により測定される融解吸熱量であり、ΔHcは示差走査熱量計(DSC)により測定される結晶化発熱量である、
で定義される結晶化傾向(C)が、容器の側壁部において実質上1であり、且つ下記式(2)
U=H(010)/H(−110) …(2)
式中、H(010)はX線回折で測定される面指数(010)の回折強度であり、H(−110)はX線回折で測定される面指数(−110)の回折強度である、
で定義される配向化傾向(U)が容器の側壁部において、1.05以上であることを特徴とする耐熱性容器が提供される。
【0007】
【発明の実施形態】
本発明の耐熱性容器は、ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル製シートを、後述するようなプラグアシスト圧空成形乃至真空成形に付して成るものであり、フランジ部及びボトム部を除く容器の側壁部のほぼ全てが配向結晶化されていることにより、耐熱性を向上することを特徴とするものである。
【0008】
添付図面の図1は、本発明の耐熱性容器1を示し、上方からフランジ部2,側壁部の上方に設けられたスタッキング部3、側壁部4及びボトム部5から成っている。図2は、本発明の耐熱性容器についての示差走査熱量曲線であり、横軸が温度及び縦軸が熱流量を示しており、吸熱ピークは上向きに凸のピークとして、発熱ピークは下向きに凸のピークとして示されている。一般に示差走査熱量計においては、結晶を溶融などにより消失させるときは吸熱し吸熱ピークとして、また非晶質状態から結晶化させるときには発熱し発熱ピークとして観察される。
本発明の耐熱性容器においては、図2に示す未結晶化部分が結晶化するときの結晶化発熱量ΔHcと、全体のサンプルが溶融するときの融解吸熱量であるΔHmにおいて、上記式(1)で示される結晶化傾向(C)が実質上1であること、すなわち上記式(1)において結晶化発熱量ΔHcが可級的に小さいことを特徴とし、これはフランジ部及びボトム部を除いた部分、すなわち側壁部では高い結晶化傾向を有することを示している。
尚、この結晶化傾向(C)において実質上1であるとは、小数点第一位を四捨五入した場合に1となる程度をいう。
【0009】
上記式(1)を満足する本発明の容器が耐熱性に優れたものであることは、充填温度と内容積変化率との関係を示す図3から明らかである。すなわち、下記式(3)、
で表される内容積変化率(%)は、充填を行った前後での内容積の変化の割合を表すものであり、この値が4%以内にあれば実用上問題がないとされているが、図3に示す本発明の耐熱性容器(プラグ温度135℃で成形)においては、充填温度が90℃においても4%以下の内容積変化率を有しており、ホットパック等の高温充填を行った場合にも、収縮変形等が有効に防止され、耐熱性が向上していることが明らかである。
【0010】
また本発明の耐熱性容器1においては、フランジ部2及びボトム部5を除いた部分の側壁部4は、後述するプラグアシスト圧空乃至真空成形によって、配向結晶し、また熱固定によって更に熱結晶されていることにより、透明性に優れた耐熱性容器を得ることが可能となる。すなわち、上記式(2)で表される配向化傾向(U)が1.05以上であり、フランジ部を除いた部分では顕著に配向されていることを示している。
【0011】
図4は、本発明の耐熱性容器の一例(高さ96mm)のボトム部からの所定高さ(45mm)の容器胴部について求めたX線回折像であり、このX線回折像によれば、本発明の容器胴部においては、前述した面指数(010)に顕著な回折ピークが、また(−110)面に小さな回折ピークが現れる一方で、(100)面に相当する回折ピークは測定されていない。
一般に、ポリエチレンテレフタレートの結晶構造は、三斜晶系であり、結晶ポリエチレンテレフタレートにおいて、面指数(100)の面はベンゼン環を含む面であり、(010)面は(100)のベンゼン面とX軸及びY軸に直交する関係にあり、(−110)面は(100)面のベンゼン面とY軸及びZ軸に直交する関係にある。
【0012】
すなわち、このX線回折像によれば、ベンゼン面である(100)面が試料シート面にほぼ平行になっているため測定されないことを意味する。従って、前記式(2)における配向化傾向(U)は、容器側壁のPETのベンゼン面が胴部壁面と平行になっている程度を表すものであり、この配向化傾向(U)が大きいと一軸配向の程度が大きいことを意味している。そして、一軸配向が顕著になると結晶化が高くなるため、本発明では、この配向化傾向(U)が1.05以上、特に1.20以上であることにより、胴部が高度に配向結晶され、透明性及び落下衝撃に優れた耐熱性容器を提供することが可能となるのである。
【0013】
本発明の耐熱性容器においては、容器の側壁部のほぼ全てが結晶化され、しかも容器の側壁部のほとんどが配向されているため、耐熱性及び耐衝撃性、また透明性に優れたものであるが、このような配向結晶化傾向を有する容器を成形するには、プラグアシスト圧空成形乃至真空成形に際して、ポリエステル製シートの温度、プラグ温度及び金型温度を適正な温度範囲にすると共に、ヒートセットのためにプラグをシート上に保持するプラグホールド時間、及びプラグ外面と金型内面とのクリアランス量を適正な範囲にする必要がある。
【0014】
すなわち、本発明の耐熱性容器の製造方法を説明するための、図5乃至9において、図5は、エアシリンダー駆動のプラグ5及びクランプ金型6が金型7上に設置されたシート8に降下する前のニュートラルな状態を示す図である。プラグ5は、延伸成形されたカップ全体にヒートセットをかけるためにフラットな底形状を有しており、またプラグ5は、シート表面とのスティックスリップ現象を防止するためにテフロンコーティングされていることが好ましい。
【0015】
図6は、クランプ金型6がプラグ5に先行して降下し、シート8をクランピングする工程を示す図である。図7は延伸工程及びヒートセット工程を示す図であり、図7に示すように、プラグ5が降下して、シート8を延伸しながら容器形状に成形し、その後プラグが降下したままの状態を保持し、プラグによってヒートセットを行う。このため、ポリエステル製シートは延伸温度以上に、またプラグ温度はポリエステル製シートの結晶化温度以上の温度に調節されていることが好ましく、またプラグホールド時間は2秒以上であることが好ましい。
【0016】
図8は圧空工程を示す図であり、ヒートセット終了後、圧空によって賦形を行うが、本発明の耐熱性容器においては、高温プラグにより既に熱固定が行われているため、金型の温度はポリエチレン製シートのガラス転移点以下の低い温度とすることが好ましく、これにより、容器の外表面が金型に接触して冷却され、更に賦形が進むことになる。この際、プラグ外面と金型内面とのクリアランスをシート厚の1/4〜5/6の範囲にすることが好ましい。
図9は、離型工程を説明する図であり、プラグ5、クランプ金型6が、この順番で上昇して、離型が可能となり、金型から容器が取り出されることによって、本発明の耐熱性容器が完成する。
【0017】
上述したように、プラグアシスト圧空乃至真空成形では、シートはプラグによって容器軸方向に延伸されて所望の形状の容器を成形した後、プラグは降下したままの状態を保持してヒートセットを行う。その後圧空によって金型に付形させることにより、容器が成形される。この際、ポリエステル製シートの結晶化温度以上に保持されたプラグによって延伸されたシートは配向結晶化するため、透明性が保持されたまま結晶化度が上昇する。またプラグが降下したままの状態を2秒以上保持することにより、ヒートセットを促し、加工による成形歪みを十分に緩和すると共に、結晶化を促進し、耐熱性が向上される。更にプラグ外面と金型内面とのクリアランス量をシート厚の1/4〜5/6の範囲にすることにより、圧空による金型への賦形によって生じる成形歪みを最小限に抑制でき、容器の高温充填時の変形量を抑えることが可能となるのである。
【0018】
図10及び図11は、プラグ温度又はプラグホールド時間と、上記式(3)で示す内容積変化率(%)との関係をそれぞれ示す図である。
この図10及び図11によれば、プラグ温度が高いほど、またプラグホールド時間が2秒以上であることにより、内容積変化率が小さく、熱による変形が小さい、すなわち耐熱性が向上していることが理解される。
【0019】
本発明の耐熱性容器はカップの高さ(H)とカップ外口径(D)の比H/Dが1.3以上であることが特に好ましい。
すなわち、本発明の耐熱性容器の各部位における結晶化傾向(C)の関係を示す図12において、H/D=1.4の容器はボトム部においても結晶化傾向(C)は1.0であり、容器の全ての部位で結晶化しており、またH/D=1.3の容器はボトム部を除く各部において結晶化傾向(C)は1.0であるのに対し、H/D=1.2の容器では、ボトム部及びその近傍を除く各部では、実質上1であるとしてもH/D=1.3以上の容器に比して結晶化傾向(C)は劣っていることが明らかである。
【0020】
また、本発明の耐熱性容器の各部位における配向化傾向(U)の関係を示す図13において、H/D=1.4の容器はボトム部A及び容器上部Dにおいても1.20以上の高い配向化傾向(U)を示し、H/D=1.3では、ボトム部Aでは多少配向化傾向(U)が低いものの何れの部位でも1.05以上であるのに対し、H/D=1.2では、ボトム部及び容器上部Dにおいて配向化傾向(U)が1.05を下回っており、H/D=1.3以上のものに比して配向化傾向(U)が劣ってることが明らかである。
更に、本発明の耐熱性容器の各部位における肉厚の関係を示す図14において、例えばポリエステルシート厚1.2mmを用いた場合、H/D=1.4以上の容器は、ボトム部及び側壁部の何れにおいても0.30mm以下の薄肉に延伸されているのに対して、H/D=1.3未満の容器では、側壁部は0.30mm以下であるがボトム部が0.50mm程度とボトム部が側壁部に比して延伸されていないことが明らかである。
すなわち、H/D=1.3以上の容器は結晶化傾向(C)及び配向化傾向(U)が大きく、耐熱性に優れ、また耐衝撃性にも優れる。
【0021】
また、本発明の耐熱性容器においては、側壁部の全ての部分が結晶化していることは既に述べた通りであるが、側壁部の結晶化度は、後述する密度勾配管法による測定で15%以上、特に、20乃至40の範囲にあることが好ましい。
尚、上述した本発明の耐熱性容器の製造方法においては、プラグ温度がポリエステル製シートの結晶化温度以上という高温であり、これに対し、金型温度はポリエステル製シートのガラス転移点以下という低温であるため、容器外面側に比して容器内面側の結晶化が進み、本発明の耐熱性容器では、図15に示すように、容器内面側の結晶化度の方が大きくなっている。
【0022】
本発明では、ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル製シートを使用するが、このポリエステル製シートとしてはポリエステル単層のシートも使用できるし、多層のシートも使用できる。
本発明に用いるポリエステル製シートの主たる構成成分であるポリエチレンテレフタレートは、カルボン酸成分の50モル%以上がテレフタル酸成分から成り、アルコール成分の50モル%以上がエチレングリコール成分から成るポリエステルであり、このポリエステルは、ホモポリエステルでも、共重合ポリエステルでも、或いはこれらの2種以上のブレンド物であってもよい。
【0023】
テレフタル酸成分以外のカルボン酸成分としては、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、ビフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−4,4’−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等を挙げることができる。
【0024】
一方、エチレングリコール以外のアルコール成分としては、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−へキシレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエキレンオキサイド付加物、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビタン等のアルコール成分を挙げることができる。
【0025】
本発明に用いるポリエステル製シートは、ポリエチレンテレフタレートを最も多く含んでいる限り、上述した他のポリエステルとの共重合でも、また他の熱可塑性樹脂とのブレンド物であってもよい。例えば、決してこれに限定されないが、ポリエチレン/ブチレンテレフタレート、2,6−ナフトエート、イソフタレート、これらとポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート/イソフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート/アジペート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート/イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート/アジペート等の1種または2種以上とポリエチレンテレフタレートとのブレンド物等を挙げることができる。
【0026】
ポリエステルは、フィルム形成範囲の分子量を有するべきであり、溶媒としてフェノール/クロロテトラエタン混合溶媒を用いて測定した固有粘度[η]が0.5以上、特に0.6乃至1.5の範囲にあることが成形性や機械的性質、耐熱性等の点で好ましい。
【0027】
ポリエステル中には、エチレン系重合体、熱可塑性エラストマー、ポリアリレート、ポリカーボネートなどの改質樹脂成分の少なくとも1種を含有させることができる。この改質樹脂成分は、一般にポリエステル100重量部当たり50重量部までの量、特に好適には5乃至35重量部の量で用いるのが好ましい。
【0028】
本発明に用いるポリエステル製シートには、それ自体公知のプラスチック用配合剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、充填剤、着色剤等を配合することができる。
本発明の耐熱性容器は、それ自体透明性に優れるものであるが、成形容器を不透明化することも勿論可能であり、この場合には、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、アルミナ、シリカ、各種クレイ、焼石膏、タルク、マグネシヤ等の充填剤やチタン白、黄色酸化鉄、ベンガラ、群青、酸化クロム等の無機顔料や有機顔料を配合することができる。
【0029】
本発明に用いるポリエステル製シートは、上記ポリエステル単層から成っていてもよく、またガスバリヤー製樹脂等の他の樹脂層との積層体からなっていてもよい。
ガスバリヤー性樹脂としては、公知の任意のもの、例えばエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン樹脂(Ny)、ガスバリアー性ポリエステル樹脂(BPR)、環状オレフィン系共重合体などを用いることができる。他の樹脂層は、2層構成で内層或いは外層として用いることもできるし、また3層構成で中間層として用いることもできる。
【0030】
ガスバリヤー性樹脂層としては、ビニルアルコール含有量が40乃至85モル%、特に50乃至80モル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体が適している。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子量は、フィルムを形成し得るに足る分子量であれば特に制限はないが、一般には、フェノール85重量%と水15重量%との混合溶媒中、30℃の温度で測定して、固有粘度[ η ]が0.07乃至0.17dl/gの範囲にあるのがよい。
【0031】
ガスバリヤー性樹脂の他の例として、ナイロン樹脂、例えばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/ナイロン6,6共重合体、キシリレン基含有ポリアミドを挙げることができる。
ナイロン樹脂を構成するω−アミノカルボン酸成分としては、ε−カプロラクタム、アミノヘプタン酸、アミノオクタン酸等が挙げられ、ジアミン成分としては、ヘキサメチレンジアミンのような脂肪族ジアミン、ピペラジンのような脂環族ジアミン、m−キシリレンジアミン及び/又はp−キシリレンジアミンなどが挙げられ、二塩基酸成分としては、脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸、セバシン酸、スベリン酸等、芳香族ジカルボン酸、例えばテレフタル酸、イソフタル酸等が挙げられる。
特にバリヤー性に優れたものとして、ジアミン成分の35モル%以上、特に50モル%以上がm−キシリレン及び/又はp−キシリレンジアミンであり、二塩基酸成分が脂肪族ジカルボン酸及び/又は芳香族ジカルボン酸であり、所望により全アミド反復単位当たり25モル%以下、特に20モル%以下のω−アミノカルボン酸単位を含むポリアミドが挙げられる。
用いるポリアミドは、96重量%硫酸を使用し、1g/100mlの濃度及び25℃の温度で測定して0.4乃至4.5の相対粘度(ηrel )を有することが望ましい。
【0032】
ガスバリヤー性樹脂として、ガスバリヤー性ポリエステルを用いることもできる。このガスバリヤー性ポリエステルの1種(以下、BPRと記すこともある。)は、重合体鎖中に、テレフタル酸成分(T)とイソフタル酸成分(I)とを、
T:I=95:5乃至5:95
特に75:25乃至25:75
のモル比で含有し且つエチレングリコール成分(E)とビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン成分(BHEB)とを、
E:BHEB=99.999:0.001乃至2.0:98.0
特に99.95:0.05乃至40:60
のモル比で含有する。BHEBとしては、1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンが好ましい。
このポリエステル(BPR)は、少なくともフィルムを形成し得るに足る分子量を有するべきであり、一般にフェノールとテトラクロルエタンとの60:40の重量比の混合溶媒中、30℃の温度で測定して、0.3乃至2.8dl/g、特に0.4乃至1.8dl/gの固有粘度[η]を有することが望ましい。
【0033】
本発明の容器は、上述したポリエステル樹脂層及びガスバリヤー性樹脂層に加えて、任意の他の樹脂層を含有していることができる。
例えば、ポリエステル層とガスバリヤー性樹脂層との間に熱接着性がない場合には、両樹脂層間に接着剤樹脂層を介在させることができる。
接着剤樹脂としては、特に限定されないが、酸変性オレフィン系樹脂、例えば、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプロピレンなどを用いることができる。
【0034】
本発明の耐熱性容器の製造に用いる多層プラスチックシートの断面構造の一例を示す図16において、このシート3は、熱可塑性ポリエステル樹脂から成る内層11及び外層12、ガスバリヤー性樹脂から成る中間層13、及び必要により内外層と中間層とを強固に接着するために設けられた接着剤層14及び15の積層構造を有する。
【0035】
積層シートは、好適には上記熱可塑性ポリエステル樹脂、ガスバリヤー性樹脂及び必要あれば接着剤樹脂を多層多重ダイスを通して上記多層構造に共押出することにより製造されるが、勿論サンドイッチラミネーション、押出コート法等の他の積層技術によっても製造することができる。
積層構造のプラスチックシートでは、熱可塑性ポリエステル内外層の厚み(tA)と酸素バリヤー性樹脂中間層の厚み(tB)とは、
tA:tB=100:1乃至4:1
特に 25:1乃至5:1
の範囲内にあることが望ましい。
【0036】
シート成形に際しては、上記プラスチックシートを前述したシート温度(Ts)に加熱する。プラスチックシートの加熱は、赤外線乃至遠赤外線加熱や、熱風炉による加熱、伝熱による加熱等で行い得る。
一方、プラグや金型は、上述したプラグ温度(Tp)や金型温度(Tm)に保持されるが、これらの温度制御は、プラグや金型中に内蔵されたヒーターのON−OFF制御や、プラグや金型に温度制御のための熱媒体を通すことにより行われる。
【0037】
本発明の耐熱性容器の製造に用いるプラグは、フラットな底形状を有するべきことは既に指摘したとおりであるが、用いるプラグの胴部先端、つまり底部に接続される部分は、上に向けて次第に径の増大するテーパー部からなっていることが好適である。即ち、このようなテーパー部を設けることにより、プラグ底部上にあるポリエステルを胴部上に引き込むことが容易となり、配向分布の良好な容器を製造することが可能となる。
テーパ部のテーパー角度(α)は0.5乃至10゜、特に2乃至6゜の範囲が適当であり、またテーパー部はプラグの高さの0.3乃至0.9の割合となるように設けるのが好ましい。
また、プラグはフランジ段差形成部を有していて、配向結晶化されたフランジ部が形成されるようになっていてもよい。
【0038】
一方、成形されつつあるシートに印加する圧力は、プラグ側からの圧空でも、金型側からの真空でも、或いはそれらの組合せであってもよく、一般的にいってシート内面側からの圧力が2乃至10kg/cm2となるようなものであればよい。
【0039】
【実施例】
(測定方法)
1.示差走査熱量計(DSC)測定
示差走査熱量計を用いて、20℃より10℃/minの速度で昇温させたときの、100〜175℃の発熱ピーク面積、200〜275℃O吸熱ピーク面積を算出し、それぞれ結晶化発熱量ΔHc、融解吸熱量ΔHmとした。
2.X線回折測定
透過型X線回折装置を用い、容器壁面に垂直にX線を入射し、容器軸方向に対して直角方向のBragg角(2θ=0〜150゜)での回折強度測定を行った。得られた回折プロファイルより、面指数(010)、(−110)の回折強度を求め、H(010)、H(−110)とした。
【0040】
3.結晶化度
n−ヘプタン−四塩化炭素、水−硝酸カルシウム系の2種の密度勾配管を使用し、20℃の条件下でのサンプルの密度(ρ)を求めた。得られた密度より、次式に従って結晶化度(Xc)を算出した。
Xc=(ρc/ρ)×[(ρ−ρam)/(ρc−ρam)]×100
式中、ρam、ρcはそれぞれ、ポリエチレンテレフタレートの非晶密度(=1.335g/cm3)、結晶密度(=1.455g/cm3)
である。
【0041】
4.肉厚分布測定法
PANAMETRICS社製ボールエフェクトシックネスゲージMAGNA−MIKE MODEL8000を用いて測定した。
5.耐熱性評価
容器の耐熱性は、前述した式(3)で表される内容積変化率(%)によって評価した。
【0042】
〔実施例1〕
ポリエチレンテレフタレートを主成分とするポリエステルとして、SA135(三井化学株式会社製)を65mm押し出し機を用い、溶融混練されたポリエステル樹脂を幅400mmのTダイから押し出した後、急冷して厚さ1.2mmの実質的に非晶のシートを作成した。
次いで、上記シートを30cm角に切断後、遠赤外線ヒーターでシート温度を100℃に加熱した。
その後、プラグアシスト真空圧空成形機を用い、上記シートをクランプ金型によりクランプし、内部に装着したヒーターで120℃に加熱されたアルミ製プラグと、周囲に取り付けられたヒーターにより50℃に加熱され、型内形状がプラグ形状と相似形で、上記プラグとのクリアランスが0.5mmの金型(雌型)により挟み込んで2秒間保持した後、プラグ側から圧空を1秒間吹き込み、一方金型側から真空引きを行い、容器口径D=68mm、容器高さH=95mm(H/D=1.4)の透明なポリエステル容器を成形した。
このポリエステル容器のボトム部A及び上記ボトム部Aから上方5mm(B)、45mm(C)及び90mm(D)の側壁部における4mm×4mmの切片を切り出し、示差走査熱量計(DSC)を用いて、それぞれ結晶化発熱量ΔHcと融解吸熱量ΔHmを測定した。
その結果、上記ボトム部A、及び側壁部B、C、Dのいずれにおいても、結晶化傾向C=(ΔHm-ΔHc)/ΔHmは実質上1であった。
また、各切片を、透過型X線回折装置を用いてX線回折測定を行った結果、配向化傾向U=H(010)/H(−110)は、いずれも1.05以上であった。
次いで、上記ポリエステル容器の85℃熱水充填試験を行った結果、内容積変化率が3.5%であり、透明性を有し極めて良好な耐熱性が得られた。
【0043】
〔実施例2〕
実施例1と同様のシートを用い、容器口径68mm、容器高さ88mm(H/D=1.3)とした以外は上記実施例1と同じ条件で真空圧空成形した。
実施例1と同様に示差走査熱量計(DSC)を用いて、それぞれ結晶化発熱量ΔHcと融解吸熱量ΔHmを測定した。
その結果、側壁部B、C及びDのいずれにおいても、結晶化傾向C=(ΔHm-ΔHc)/ΔHmは実質上1であった。
また、透過型X線回折装置を用いてX線回折測定の結果、配向化傾向U=H(010)/H(−110)は、底部A及び側壁部B、C、Dのいずれも1.05以上であった。
次いで、上記ポリエステル容器の85℃熱水充填試験を行った結果、内容積変化率が2.8%であり、実施例1のポリエステル容器に比べやや透明性に劣るものの、良好な耐熱性が得られた。
【0044】
〔実施例3〕
シートの構成を、ポリエチレンテレフタレートを主成分とするポリエステル(三井化学株式会社製SA135)の内外層、ガスバリヤー層としてポリ(m−キシリレンアジパミド:三菱瓦斯化学株式会社製MXD−6・6007)の中間層、及び上記内外層と中間層の間のエチレン・ブテン共重合体(三菱瓦斯化学株式会社製モディックF512)接着剤から成る3種5層の厚さ1.2mmの実質的に非晶の多層シートとした。
この多層シートを実施例1と同じ条件での真空圧空成形を行い、この時、プラグ形状及び金型形状をH/Dが1.3、1.4、1.5となるように随時交換してポリエステル容器を成形した。
実施例1と同様に示差走査熱量計(DSC)を用いて、それぞれ結晶化発熱量ΔHcと融解吸熱量ΔHmを測定した。
その結果、H/Dが1.3の多層ポリエステル容器は側壁部B、C及びDのいずれにおいても、また、H/Dが1.4及び1.5の多層ポリエステル容器はボトム部A及び側壁部B,C、Dのいずれにおいても、結晶化傾向C=(ΔHm-ΔHc)/ΔHmは実質上1であった。
また、透過型X線回折装置を用いてX線回折測定の結果、配向化傾向U=H(010)/H(−110)は、ボトム部A及び側壁部B、C、Dのいずれも1.05以上であった。
次いで、上記ポリエステル容器の85℃熱水充填試験を行った結果、それぞれ内容積変化率が3.5%、3.8%、3.4%でいずれも4%以内であり、H/Dが1.3のポリエステル容器はやや透明性に劣るものの良好な耐熱性が得られ、またH/Dが1.4及び1.5のポリエステル容器は透明性を有し極めて良好な耐熱性が得られた。
【0045】
〔比較例1〕
実施例1と同様のシートを用い、容器口径68mm、容器高さ83mm(H/D=1.2)とした以外は上記実施例1と同じ条件で真空圧空成形した。
実施例1と同様に示差走査熱量計(DSC)を用いて、それぞれ結晶化発熱量ΔHcと融解吸熱量ΔHmを測定した。
その結果、結晶化傾向C=(ΔHm-ΔHc)/ΔHmはボトム部Aが0.35、側壁部Bが0.39、Cが0.73、Dが1であった。
また、透過型X線回折装置を用いたX線回折測定の結果、配向化傾向U=H(010)/H(−110)は、ボトム部Aが1.01、側壁部Bが1.03、Cが1.02、Dが1.03で、いずれも1.05未満であった。
次いで、上記ポリエステル容器の85℃熱水充填試験を行った結果、内容積変化率が5%であり、白みを帯びて透明性に欠け耐熱性が極めて劣っていた。
【0046】
〔比較例2〕
上記実施例3において、H/D=1.2とした以外は同じ条件で真空圧空成形して多層ポリエステル容器を得た。
実施例3と同様に示差走査熱量計(DSC)を用いて、それぞれ結晶化発熱量ΔHcと融解吸熱量ΔHmを測定した。
その結果、結晶化傾向C=(ΔHm-ΔHc)/ΔHmはボトム部Aが0.35、側壁部Bが0.39、Cが0.73、Dが1であった。
また、透過型X線回折装置を用いたX線回折測定の結果、配向化傾向U=H(010)/H(−110)は、ボトム部Aが1.01、側壁部Bが1.03、Cが1.02、Dが1.03で、いずれも1.05未満であった。
次いで、上記多層ポリエステル容器の85℃熱水充填試験を行った結果、内容積変化率が5%であり、白みを帯びて透明性に欠け耐熱性が極めて劣っていた。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル製シートを成形して得られる容器であって、延伸による配向結晶を有し、下記式(1)
C=(ΔHm−ΔHc)/ΔHm …(1)
式中、ΔHmは示差走査熱量計(DSC)により測定される融解吸熱量であり、ΔHcは示差走査熱量計(DSC)により測定される結晶化発熱量である、
で定義される結晶化傾向(C)が、容器の側壁部において実質上1であることにより、耐熱性及び透明性に優れていると共に、高速生産に対応可能な容器を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐熱性容器の一例を示す図である。
【図2】本発明の容器の示差走査熱量曲線である。
【図3】本発明の容器における充填温度と内容積変化率との関係を示す図である。
【図4】本発明の容器のX線回折像を示す図である。
【図5】本発明容器の製法におけるニュートラル状態を示す図である。
【図6】本発明容器の製法におけるクランプ工程を示す図である。
【図7】本発明容器の製法における延伸・熱固定工程を示す図である。
【図8】本発明容器の製法における圧空工程を示す図である。
【図9】本発明容器の製法における離型工程を示す図である。
【図10】本発明容器の製法におけるプラグ温度と内容積変化率との関係を示す図である。
【図11】本発明容器の製法におけるプラグホールド時間と内容積変化率との関係を示す図である。
【図12】本発明の容器の各部位における結晶化傾向を示す図である。
【図13】本発明の容器の各部位における配向化傾向を示す図である。
【図14】本発明の容器の各部位における肉厚を示す図である。
【図15】本発明の容器の各部位における結晶化度を示す図である。
【図16】本発明に用いるポリエステル製シートの一例の断面図である。
Claims (1)
- ポリエチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル製シートを成形して得られる容器であって、延伸による配向結晶を有し、下記式(1)
C=(ΔHm−ΔHc)/ΔHm …(1)
式中、ΔHmは示差走査熱量計(DSC)により測定される融解吸熱量であり、ΔHcは示差走査熱量計(DSC)により測定される結晶化発熱量である、
で定義される結晶化傾向(C)が、容器の側壁部において実質上1であり、且つ下記式(2)
U=H(010)/H(−110) …(2)
式中、H(010)はX線回折で測定される面指数(010)の回折強度であり、H(−110)はX線回折で測定される面指数(−110)の回折強度である、
で定義される配向化傾向(U)が容器の側壁部において、1.05以上であることを特徴とする耐熱性容器。
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