JP3677322B2 - 内部電源回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内部電源回路に関し、特に、半導体記憶装置に用いられる内部電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の内部電源回路1000の回路図である。
【0003】
図10を参照して、従来の内部電源回路1000は、内部電源ノード130と、内部電源電圧の基準となるリファレンス電圧と内部電源電圧とを比較して動作する差動増幅回路100と、差動増幅回路100の出力に応答して外部電源電圧を内部電源ノード130に供給するPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと略す)110とを含む。
【0004】
差動増幅回路100には、リファレンス電圧Vrefと内部電源電圧intVccとが入力される。PMOSトランジスタ110は、ソース電極が外部電源電圧extVccを供給する外部電源に接続され、ドレイン電極が内部電源電圧intVccを供給する内部電源に接続され、差動増幅回路100の出力がゲート電極に印加されている。
【0005】
図11は、図10の内部電源回路1000の動作を示すタイミングチャートである。
【0006】
図11を用いて図10の内部電源回路1000の動作を説明する。
ロウアドレスストローブ信号/RASが立下がりLレベルになって、センスアンプが動作すると、内部電源電圧の基準値であるリファレンス電圧Vrefよりも内部電源電圧intVccが大きく下がってしまう。このとき、外部信号φ1がHレベルになり、それに応答して差動増幅回路100が動作する。差動増幅回路100は、リファレンス電圧Vrefと内部電源電圧intVccとの差を検出し、その出力がPMOSトランジスタ110のゲート電極に印加されると、PMOSトランジスタ110がオンし、そのソース電極に接続された外部電源から内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、昇圧された内部電源電圧intVccがオーバシュートによりリファレンス電圧Vrefを超えてしまった場合の制御には時間がかかり、その期間に電源電流を浪費してしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、センスアンプ動作時の内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することを目的とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
請求項1に係る内部電源回路は、外部電源電圧に基づいて内部電源電圧を生成する内部電源回路であって、内部電源ノードと、差動増幅回路と、内部電源電圧補正手段とを備える。差動増幅回路は、内部電源ノードとの間に設けられた第1のトランジスタと、基準電圧および内部電源電圧に基づいて前記第1のトランジスタのオン・オフを制御するための差動増幅回路とを含む。内部電源電圧補正手段は、前記内部電源電圧生成手段で生成された内部電源電圧を補正するための電圧を前記内部電源ノードに供給する。内部電源電圧補正手段は、前記内部電源電圧の大きさに応じて活性化される第2のトランジスタを含んで構成され、前記内部電源電圧が内部電源電圧の設定値より低い場合に前記第2のトランジスタを介して外部電源から前記内部電源ノードに電圧を供給する第1の補正手段と、前記内部電源電圧の大きさに応じて活性化される第3のトランジスタを含んで構成され、前記内部電源電圧が前記設定値より高い場合に前記第3のトランジスタを介して前記内部電源ノードから接地電圧へ電圧を引抜く第2の補正手段とを有し、前記第1の補正手段の駆動能力は、前記内部電源電圧生成手段の駆動能力よりも小さい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0019】
(1) 実施の形態1
図1は、本発明の内部電源回路1001の構成を示す図である。
【0020】
図1を参照して、内部電源回路1001は、内部降圧回路113と、その制御用論理ゲート119とを含む。
【0021】
内部降圧回路113は、さらに、回路115,117を含む。制御用論理ゲート119は、さらに、回路115用制御用論理ゲート121と、回路117用制御用論理ゲート123とを含む。回路115用制御用論理ゲート121は、NANDゲート121aと、NANDゲート121aの出力が入力されるインバータ121bとを含み、回路117用制御用論理ゲート123は、NANDゲート123aとNANDゲート123aの出力が入力されるインバータ123bとを含む。
【0022】
NANDゲート121aの一方の入力端子に外部信号Aが入力され、他方の入力端子に外部信号φ1が入力される。NANDゲート123aの一方の入力端子に外部信号Bが入力され、他方の入力端子に外部信号φ1が入力される。
【0023】
インバータ121bの出力は回路115に入力され、インバータ123bの出力は回路117に入力され、それぞれの回路をオンまたはオフする。回路115の入力端子と回路117の入力端子は内部電源ノード130に接続され、出力された電圧は内部電源に供給される。
【0024】
図2は、図1の回路115(,117)の回路図である。
図2を参照して、回路115は、感度を少し下げた差動増幅回路100と、PMOSトランジスタ110とを含む。
【0025】
差動増幅回路100は、外部電源に接続され、PMOSトランジスタ103,104で構成されたカレントミラー回路101と、リファレンス電圧Vrefがゲート電極に印加されるNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと略す)105と、内部電源電圧intVccがゲート電極に印加されるNMOSトランジスタ106と、外部信号φ2がHレベルのとき差動増幅回路100をオンするNMOSトランジスタ107とを含む。
【0026】
差動増幅回路100の出力はPMOSトランジスタ110のゲート電極に印加され、差動増幅回路100の出力がLレベルのときPMOSトランジスタ110がオンし、ソース電極から外部電源電圧extVccが与えられ、ドレイン電極に接続された内部電源ノード130を介して内部電源に供給される。
【0027】
回路117は、回路115よりも感度の良い差動増幅回路100′と、PMOSトランジスタ110とを含む。
【0028】
差動増幅回路100′は、回路115の差動増幅回路100と同様の構成を有する。ただし、NMOSトランジスタ107は、外部信号φ3がHレベルのときオンする。
【0029】
差動増幅回路100,100′の感度は、PMOSトランジスタ103,104,およびNMOSトランジスタ105,106,107のサイズを変えることで調整できる。
【0030】
図3は、図1の内部電源回路1001の動作を示すタイミングチャートである。
【0031】
図3を用いて図1の内部電源回路1001の動作を説明する。
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになり、DRAMが動作状態に入ると、外部信号φ1,AがHレベルになり、まず感度を少し下げた差動増幅回路100を含む回路115が動作する。ワード線が立上がってセンスアンプが動作し、内部電源電圧intVccが大きく変動する期間には、回路115のみが動作するようにして、内部電源電圧intVccの変動に対して敏感に反応し過ぎないようにする。センスアンプの動作が終了し、内部電源電圧intVccが安定した状態のときには、外部信号AがLレベルに、外部信号BがHレベルになり、感度を少し下げた差動増幅回路100を含む回路115から、感度の良い差動増幅回路100′を含む回路117に切換えられ、内部電源電圧intVccの変動に敏感に反応するようにする。このようにして内部電源電圧intVccを制御することにより、内部電源電圧intVccの変動は少なくなる。
【0032】
以上のように、本発明の実施の形態1の内部電源回路は、感度の異なる差動増幅回路をそれぞれ含む2つの回路を2段階に分けて動作させるため、内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することができる。
【0033】
(2) 実施の形態2
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになり、DRAMが動作すると、ワード線が立上がりセンスアンプが動作して、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルよりも大きく下がってしまう。このときに内部電源回路が動作するが、差動増幅回路の感度が良すぎると、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルを超えてオーバシュートしてしまう可能性がある。それを防止するためには、内部電源回路が含んでいる差動増幅回路を流れる電流を変化させると効果的である。
【0034】
図4は、本発明の内部電源回路1002の回路図である。
図4を参照して、内部電源回路1002は、差動増幅回路200と、PMOSトランジスタ210とを含む。
【0035】
差動増幅回路200は、外部電源に接続され、PMOSトランジスタ203,204で構成されたカレントミラー回路201と、ゲート電極にリファレンス電圧Vrefが印加されているNMOSトランジスタ205と、ゲート電極に内部電源電圧intVccが印加されているNMOSトランジスタ206と、ドレイン電極がNMOSトランジスタ205のソース電極とNMOSトランジスタ206のソース電極とが接続された接続ノード403に接続され、ソース電極が接地され、ゲート電極に外部信号Aが印加されているNMOSトランジスタ207と、NMOSトランジスタ207と同様にドレイン電極が接続ノード403に接続され、ソース電極が接地され、ゲート電極に外部信号Bが印加されているNMOSトランジスタ208とを含む。
【0036】
PMOSトランジスタ210は、ソース電極が外部電源に接続され、ドレイン電極が内部電源ノード130に接続され、ゲート電極に差動増幅回路200の出力が印加されている。
【0037】
差動増幅回路200の出力がLレベルのときPMOSトランジスタ210がオンし、外部電源電圧extVccが内部電源ノード130を介して内部電源ノード130に供給される。
【0038】
図4において、センスアンプの動作時は、外部信号AによってNMOSトランジスタ207をオンさせて差動増幅回路200に流れる電流を減らして差動増幅回路200の反応を少し抑えておく。次に、センスアンプ動作終了後、内部電源電圧intVccが安定しているときは、外部信号BによってNMOSトランジスタ208もオンさせて差動増幅回路200を流れる電流を増やして差動増幅回路200の感度を良くし、内部電源電圧intVccの変動に早く反応するようにする。
【0039】
以上のように、実施の形態2の内部電源回路は、内部電源回路が含んでいる差動増幅回路を流れる電流を2段階に分けて制御できるので、差動増幅回路の反応の程度を調整できるようになり、内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することが可能となる。
【0040】
(3) 実施の形態3
図5は、本発明の実施の形態3の内部電源回路1003の回路図である。
【0041】
図5を参照して、内部電源回路1003は、回路120と、回路500とを含む。
【0042】
回路500は、PMOSトランジスタ200,201で構成されたカレントミラー回路501と、PMOSトランジスタ200と内部電源ノード130との間に接続されたNMOSトランジスタ202と、NMOSトランジスタ204,205で構成されたカレントミラー回路503と、NMOSトランジスタ204と内部電源ノード130との間に接続されたPMOSトランジスタ203とを含む。PMOSトランジスタ200よりPMOSトランジスタ201の方がトランジスタサイズが大きい。
【0043】
PMOSトランジスタ200,201のソース電極の各々は、外部電源に接続され、PMOSトランジスタ200のドレイン電極はNMOSトランジスタ202のドレイン電極に接続されている。NMOSトランジスタ204,205のソース電極の各々は接地され、NMOSトランジスタ204のドレイン電極はPMOSトランジスタ203のドレイン電極に接続されている。NMOSトランジスタ202のソース電極とPMOSトランジスタ203のソース電極とは内部電源ノード130で接続されている。NMOSトランジスタ202の基板は接地され、ゲート電極にはリファレンス電圧Vref1が印加されている。PMOSトランジスタ203の基板は外部電源に接続され、ゲート電極にはリファレンス電圧Vref2が印加されている。
【0044】
リファレンス電圧Vref1は、NMOSトランジスタ202のスレッショルド電圧Vthnだけ内部電源電圧intVccより高い電圧に設定しておく。この場合、PMOSトランジスタ200,201、NMOSトランジスタ202を流れる電流は非常に小さい。
【0045】
図5において、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルよりも下がった場合は、従来の内部電源回路と同様に回路120が動作して、内部電源電圧intVccをリファレンス電圧Vrefまで回復させる。このとき、PMOSトランジスタ200,201からなるカレントミラー回路501も動作するが、この効果は回路120に比べて少ない。
【0046】
すなわち、内部電源電圧intVccが設定値より低くなった場合、内部電源電圧intVccとリファレンス電圧Vref1との間にはスレッショルド電圧Vthn以下の差が生じ、NMOSトランジスタ202はオン状態になる。このとき、NMOSトランジスタ202を流れる電流がカレントミラー回路503で増幅され、PMOSトランジスタ201を介して外部電源から内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。
【0047】
内部電源電圧intVccがたとえば3.3Vに設定されると、リファレンス電圧Vref1は、Vref1=intVcc+Vthn≒3.3+0.7=4.0Vであり、内部電源電圧intVccが3.3VになればNMOSトランジスタ202はオフするので、内部電源ノード130への電圧の供給が止まる。したがって、内部電源電圧intVccは3.3Vに安定する。
【0048】
リファレンス電圧Vref2は、PMOSトランジスタ203のスレッショルド電圧Vthpだけ内部電源電圧intVccより低い電圧に設定しておく。この場合、PMOSトランジスタ203,NMOSトランジスタ204,205を流れる電流は非常に小さい。内部電源電圧intVccが、たとえば3.3Vに設定されると、リファレンス電圧Vref2は、Vref2=intVcc−|Vthp|≒3.3−0.7=2.6Vに設定される。内部電源電圧intVccが設定値(3.3V)より高くなった場合、内部電源電圧intVccとリファレンス電圧Vref2との間にはスレッショルド電圧Vthp以上の差が出るため、PMOSトランジスタ203はオン状態になる。このとき、PMOSトランジスタ203を流れる電流を203で増幅して(NMOSトランジスタ204よりNMOSトランジスタ205の方がトランジスタサイズが大きい)、内部電源電圧intVccをNMOSトランジスタ205を介してGNDに引抜く。内部電源電圧intVccが3.3Vになれば、PMOSトランジスタ203はオフするので、内部電源電圧intVccは3.3Vに安定する。
【0049】
以上のようにして、本発明の実施の形態3による内部電源回路は、内部電源電圧がリファレンス電圧より低くなった場合に電位を上げる回路に加えて、内部電源電圧がリファレンス電圧より高くなった場合に電位を下げる回路を設けたので、内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することが可能となる。
【0050】
(4) 実施の形態4
図6は、本発明の実施の形態4による内部電源回路1004の構成を示す図である。
【0051】
図6を参照して、内部電源回路1004は、内部降圧回路613と、その制御用論理ゲート619とを含む。
【0052】
内部降圧回路613は、さらに、回路615,617を含み、制御用論理ゲート619は、さらに、回路615用制御用論理ゲート621と、回路617用制御用論理ゲート623とを含む。回路615,617は、図3の回路115(,117)と同様の回路である。ただし、回路615,617が含む差動増幅回路の感度は、ともに低いものを使用している。
【0053】
制御用論理ゲート621は、NANDゲート621aと、NANDゲート621aの出力が入力されるインバータ621bとを含み、制御用論理ゲート623は、NANDゲート623aと、NANDゲート623aの出力が入力されるインバータ623bとを含む。
【0054】
NANDゲート621aの一方の入力端子に外部信号Dが入力され、他方の入力端子に外部信号φ2が入力される。NANDゲート623aの一方の入力端子に外部信号Eが入力され、他方の入力端子に外部信号φ2が入力される。
【0055】
インバータ621bの出力は回路615に入力され、インバータ623bの出力は回路617に入力され、それぞれの回路をオンまたはオフする。回路615と回路617との出力端子は内部電源ノード130に接続され、出力された電圧は内部電源ノード130に供給され、内部電源電圧intVccを昇圧する。
【0056】
図7は、図6の内部電源回路1004の動作を示すタイミングチャートである。
【0057】
以下、図7のタイミングチャートを用いて図6の内部電源回路1004の動作を説明する。
【0058】
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになり、センスアンプの動作が終了するまでは内部電源電圧intVccのレベルが大きく下がるので、この期間は外部信号φ2,D,EをHレベルにして2つの回路615,617を動作させる(第1段階)。回路615,617によって、内部電源電圧intVccのレベルがリファレンス電圧Vrefレベルまでほぼ回復したら、内部電源電圧intVccが上がり過ぎないように、一方の回路、たとえば外部信号EをLレベルにして回路617を止める(第2段階)。
【0059】
以上のように、本発明の実施の形態4による内部電源回路1004は、内部降圧回路が上記のように第1,第2の2段階で動作するため、内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することが可能となる。
【0060】
(5) 実施の形態5
図8は、本発明の実施の形態5の内部電源回路1005の回路図である。
【0061】
図8を参照して、内部電源回路1005は、差動増幅回路300と、PMOSトランジスタ310,810と、内部電源電圧補正回路820とを含む。
【0062】
差動増幅回路300およびPMOSトランジスタ310は、それぞれ図3の差動増幅回路100およびPMOSトランジスタ110と同様のものである。
【0063】
内部電源電圧補正回路820は、インバータ830,840と、PMOSトランジスタ850とを含む。インバータ830には外部信号Aが入力され、インバータ830の出力がインバータ840に入力されている。インバータ840の出力はPMOSトランジスタ850のゲート電極に印加されている。
【0064】
次にこの内部電源回路1005の動作を説明する。
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになり、センスアンプが動作すると、内部電源電圧intVccはリファレンス電圧Vrefレベルから大きく下がってしまう。このとき、第1の実施の形態で説明したのと同様に、差動増幅回路300により内部電源電圧intVccとリファレンス電圧Vrefとの差が検出され、PMOSトランジスタ310がオンし、PMOSトランジスタ310のソース電極に接続された外部電源から内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。
【0065】
一方、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになると、外部信号AがLレベルになり、インバータ830に入力される。インバータ830のHレベルの出力はインバータ840の入力となり、インバータ840のLレベルの出力はPMOSトランジスタ850のゲート電極に印加され、PMOSトランジスタ850はオンし、ソース電極に接続された外部電源からPMOSトランジスタ810のソース電極に電圧が供給される。PMOSトランジスタ810のゲート電極にはPMOSトランジスタ310と同様に差動増幅回路300の出力が印加されているので、PMOSトランジスタ810はオン状態にあり、PMOSトランジスタ810を介して内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。
【0066】
このように、内部電源回路1005のドライバとしてPMOSトランジスタ310,810の双方が動作し、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルまで回復したら、外部信号AがLレベルになり、PMOSトランジスタ850がオフして、PMOSトランジスタ810への電圧供給を止めて、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルを超えてしまうことを防止する。
【0067】
図9は、本発明の実施の形態5による内部電源回路1005′の回路図である。
【0068】
図9を参照して、内部電源回路1005′は、差動増幅回路300と、PMOSトランジスタ310,810と、内部電源電圧補正回路821とを含む。
【0069】
差動増幅回路300およびPMOSトランジスタ310,810は、図8と同様の差動増幅回路およびPMOSトランジスタであって、接続関係もまた図8と同様である。
【0070】
内部電源電圧補正回路821は、インバータ831と、NMOSトランジスタ851とを含む。
【0071】
インバータ831には外部信号Aが入力され、インバータ831の出力がNMOSトランジスタ851のゲート電極に印加されている。NMOSトランジスタ821のソース電極は外部電源に接続され、ドレイン電極はPMOSトランジスタ810のソース電極に接続されている。PMOSトランジスタ810のドレイン電極は内部電源ノード130に接続され、ゲート電極には差動増幅回路300の出力が印加されている。
【0072】
ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになりセンスアンプが動作すると、内部電源電圧intVccはリファレンス電圧Vrefレベルから大きく下がり、内部電源電圧intVccとリファレンス電圧Vrefとの差が差動増幅回路300により検出され、PMOSトランジスタ310がオンし、PMOSトランジスタ310のソース電極に接続された外部電源から内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。
【0073】
一方、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルになると、外部信号AがLレベルになり、インバータ831に入力される。インバータ831のHレベルの出力はNMOSトランジスタのゲート電極に印加され、NMOSトランジスタ851はオンし、ソース電極に接続された外部電源からPMOSトランジスタ810のソース電極に電圧が供給される。PMOSトランジスタ810のゲート電極には、差動増幅回路300の出力が印加されているので、PMOSトランジスタ810はオン状態にあり、PMOSトランジスタ810を介して内部電源ノード130に電圧が供給され、内部電源電圧intVccが昇圧される。このように、PMOSトランジスタ310,810の双方が内部電源回路1005′のドライバとして動作し、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルまで回復すると、外部信号AがHレベルになりPMOSトランジスタ851がオフしてPMOSトランジスタ810への電圧供給が止まり、内部電源電圧intVccがリファレンス電圧Vrefレベルを超えてしまうことが防止される。
【0074】
以上のようにして、本発明の実施の形態5による内部電源回路は、内部電源回路のドライバとして動作する2つのPMOSトランジスタが2段階に分けて活性化され内部電源電圧がオーバシュートしないように昇圧できるので、内部電源電圧の制御能力の高い内部電源回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による内部電源回路1001の構成を示す図である。
【図2】 図1の回路115,117の回路図である。
【図3】 図1の内部電源回路1000の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2による内部電源回路1002の回路図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による内部電源回路1003の回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態4による内部電源回路1004の構成を示す図である。
【図7】 図6の内部電源回路1004の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態5による内部電源回路1005の回路図である。
【図9】 本発明の実施の形態5による内部電源回路1005′の回路図である。
【図10】 従来の内部電源回路1000の回路図である。
【図11】 図10の内部電源回路1000の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
100,200,300 差動増幅回路、101,201,501,503カレントミラー回路、103,104,110,203,204,210,310,810,850 PMOSトランジスタ、105,106,107,205,206,207,208,851 NMOSトランジスタ、1001,1002,1003,1004,1005,1005′ 内部電源回路、113,613 内部降圧回路、119,619 制御用論理ゲート、121 回路115用制御用論理ゲート、123 回路117用制御用論理ゲート、621 回路615用制御用論理ゲート、623 回路617用制御用論理ゲート、121a,123a,621a,623a NANDゲート、121b,123b,621b,623b,830,831,840 インバータ、115,117,120,615,617 回路、130 内部電源ノード、A,B,C,D,E,φ1,φ2,φ3 外部信号、/RAS ロウアドレスストローブ信号、intVcc内部電源電圧、extVcc 外部電源電圧、Vref リファレンス電圧。
Claims (1)
- 外部電源電圧に基づいて内部電源電圧を生成する内部電源回路であって、
内部電源ノードと、
外部電源電圧と前記内部電源ノードとの間に設けられた第1のトランジスタと、基準電圧および前記内部電源電圧に基づいて前記第1のトランジスタのオン・オフを制御するための差動増幅回路とを含む内部電源電圧生成手段と、
前記内部電源電圧生成手段で生成された内部電源電圧を補正するための電圧を前記内部電源ノードに供給する内部電源電圧補正手段とを備え、
前記内部電源電圧補正手段は、
前記内部電源電圧の大きさに応じて活性化される第2のトランジスタを含んで構成され、前記内部電源電圧が内部電源電圧の設定値より低い場合に前記第2のトランジスタを介して外部電源から前記内部電源ノードに電圧を供給する第1の補正手段と、
前記内部電源電圧の大きさに応じて活性化される第3のトランジスタを含んで構成され、前記内部電源電圧が前記設定値より高い場合に前記第3のトランジスタを介して前記内部電源ノードから接地電圧へ電圧を引抜く第2の補正手段とを有し、
前記第1の補正手段の駆動能力は、前記内部電源電圧生成手段の駆動能力よりも小さい、内部電源回路。
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