JP3676452B2 - ドアウェザーストリップのずれ防止構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアサッシュと車体(ボディ)との隙間をシールするドアウェザーストリップに埋設されたインサート部材をドアサッシュに固定してドアウェザーストリップのずれを防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4及び図5に示すように車両のフロントドア1およびリヤドア2のドアサッシュ3,4の周縁には、ドアサッシュ3,4と車体(ボディ)との隙間をシールするドアウェザーストリップ5,6が嵌着されているが、フロントドア1あるいはリヤドア2の開閉時の衝撃にともないドアウェザーストリップ5,6は車両後側に引っ張られて位置ずれをおこしたり、ドアサッシュ3,4から部分的にはずれたりして、シール性を悪くしたり、外観を悪くするという問題があった。従来、このずれを防止するためにドアウェザーストリップ5,6のコーナー部に、図6及び図7に示すように、インサート部材7を埋設しそのインサート部材7をクリップ8でドアサッシュ3に固定することが知られている。
【0003】
これによれば、インサート部材7の水平方向(図6の左右方向及び紙面に垂直な方向)の位置ずれと浮き上がり(図6の上下方向)が防止される。
なお、ドアウェザーストリップ5はドアサッシュ3に取り付けられる取付基部5aとそれに一体形成され車体開口部周縁に弾接するシール部5bとリップ部5cからなっている。ドアウェザーストリップ6もドアウェザーストリップ5と同様の構成をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示すようにクリップ8挿入用の空間9を形成する必要があるので、ドアサッシュ3aの曲げ加工及び穴開け加工といった余分な作業をしなければならないという問題がある。
またインサート部材7はゴム製のウェザーストリップ5を介して固定されるため固定力が十分ではない。更に、これによりウェザーストリップ5及びドアサッシュ3には穴が開けられるので穴とクリップ8との隙間から水が進入するという問題もある。
【0005】
一方、ウェザーストリップ5の直線部においては図8に示すような埋設されたインサート部材10にスタッド11を嵌め込み、図8の左右方向の位置ずれを防止するものがあるが、同時に図8の上下方向の位置ずれを防止することはできないので不十分である。
【0006】
そこで本発明の目的は、取り付けが容易でしかもドアサッシュに対するインサート部材の固定力に優れるドアウェザーストリップのずれ防止構造を提供することにある。
【0007】
また他の目的は、水の進入を防止するドアウェザーストリップのずれ防止構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のドアウェザーストリップのずれ防止構造は、車体開口部周縁に弾接するシール部が一体形成され、ドアサッシュに取り付けられるドアウェザーストリップのコーナー部に埋設されたインサート部材をドアサッシュのコーナー部に固定するドアウェザーストリップのずれ防止構造において、ドアサッシュに対して略垂直に、しかも先端部がドアサッシュに固着されたスタッド部材を設け、そのスタッド部材を周囲から覆う略円筒形枠部をインサート部材に形成するとともに、スタッド部材の頭部を略円筒形枠部の内面に当接させるものである(請求項1)。
【0009】
また、請求項1に記載の発明において、略円筒形枠部の内側にスタッド部材の頭部に係止してスタッド部材の延びる方向に対するインサート部材の位置ずれを防止する係止爪部を形成したものである(請求項2)。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、スタッド部材の頭部を略円筒形枠部の内面に当接させるように、スタッド部材を周囲から覆う略円筒形枠部をドアウェザーストリップのコーナー部に埋設されたインサート部材に形成するので、スタッド部材の延びる方向に直角な方向へのインサート部材の位置ずれは防止される。このように略円筒形枠部でスタッド部材を覆うようにするだけでインサート部材がドアサッシュに強固に固定され、その上、特にドアサッシュの曲げ加工や穴開け加工を必要としないので取り付けが容易であり、雨水や洗水の進入も防がれる。
【0011】
また請求項2に記載の発明によれば、略円筒形枠部の内側にスタッド部材の頭部に係止してスタッド部材の延びる方向に対するインサート部材の位置ずれ、すなわちインサート部材の浮き上がりを防止する係止爪部を形成するので更に一層インサート部材はドアサッシュに強固に固定される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同一符号を付した。
図1は本発明の実施の形態のドアウェザーストリップのずれ防止構造を示す断面図であり、図2は図1に示すインサート部材17のコーナー部を示す外観斜視図である。なお、図1は図5に示した従来のインサート部材7にかえて図2に示すインサート部材17をドアウェザーストリップ5に埋設した場合のA−A線断面図に相当するものである。
【0013】
ドアウェザーストリップ5は、従来例と同様にドアサッシュ3に取り付けられる取付基部5aと,取付基部5aに一体形成され、車体開口部周縁に弾接する中空のシール部5bと,取付基部5aに一体形成されたリップ部5cとからなっている。
【0014】
ドアウェザーストリップ5に埋設されるインサート部材17のコーナー部には、ドアサッシュ3に対して略垂直にその先端部12aが溶接により固着されたスタッド部材12を周囲から覆うような略円筒形の枠部13が形成されている。なお、スタッド部材12の固着は接着剤などを使用して行ってもよい。
この略円筒形の枠部13の下側(インサート部材17側)の内径はスタッド部材12の頭部12bの直径と等しくしてある。すなわち、スタッド部材12の頭部12bは略円筒形の枠部13の内面に当接させられている。
これにより、スタッド部材12の延びる方向に直角な方向へのインサート部材17の位置ずれは防止される。
【0015】
また、略円筒形の枠部13の内側には係止爪部14が形成されており、係止爪部14はスタッド部材12の頭部12bに係止してスタッド部材12の延びる方向に対するインサート部材17の位置ずれ、つまりインサート部材17の浮き上がりを防止するようになっている。なお、係止爪部14を略円筒形の枠部13の内側の概ね全周に設けたが、インサート部材17の浮き上がりを防止することができれば間をおいて部分的に設けるようにしてもよい。
【0016】
なお本発明の実施の形態では、略円筒形の枠部13に切欠き部13a,13bが設けられているが、図3に示すインサート部材27のように特に切欠き部を設けることなく完全な円筒形の枠部23を形成するようにしてもよい。
また本発明の実施の形態では、スタッド12の頭部12bが円形をしていることからそれに当接するように枠部を略円筒形に構成したが、特に限られることなく頭部12bに当接して位置ずれを規制しうる形状であればよい。したがって、例えばスタッド部材の頭部が四角形であれば、枠部をそれに当接するような中空の四角柱で構成してもよい。
更に略円筒形枠部の形成位置はドアウェザーストリップ5のコーナー部にして効果的に位置ずれを防止するようにしたが直線部に形成するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上のとおり請求項1に記載の発明によれば、略円筒形枠部でスタッド部材を覆うようにするだけでインサート部材がドアサッシュに強固に固定されるので、スタッド部材の延びる方向に直角な方向へのインサート部材の位置ずれは防止される。その上、特にドアサッシュの曲げ加工や穴開け加工を必要としないので取り付けが容易であり、雨水や洗水の進入も防がれる。
【0018】
また請求項2に記載の発明によれば、係止爪部によりスタッド部材の頭部を係止させることでスタッド部材の延びる方向に対するインサート部材の位置ずれ、すなわちインサート部材の浮き上がりは防止されるので更に一層インサート部材はドアサッシュに強固に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るドアウェザーストリップのずれ防止構造を示す断面図である。
【図2】図1に示すインサート部材17のコーナー部を示す外観斜視図である。
【図3】もう一つのインサート部材27のコーナー部を示す外観斜視図である。
【図4】車両の外観を示す側面図である。
【図5】ドアサッシュ3に取り付けられたドアウェザーストリップ5を示す拡大斜視図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5に示すインサート部材7のコーナー部を示す外観斜視図である。
【図8】もう一つの従来例に係るドアウェザーストリップのずれ防止構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ドアサッシュ
5 ドアウェザーストリップ
5a 取付基部
5b 中空シール部
5c リップ部
12 スタッド部材
12a 先端部
12b 頭部
13 略円筒形の枠部
14 係止爪部
17,27 インサート部材
23 円筒形の枠部
Claims (2)
- 車体開口部周縁に弾接するシール部が一体形成され、ドアサッシュに取り付けられるドアウェザーストリップのコーナー部に埋設されたインサート部材をドアサッシュのコーナー部に固定するドアウェザーストリップのずれ防止構造において、前記ドアサッシュに対して略垂直に、しかも先端部がドアサッシュに固着されたスタッド部材を設け、そのスタッド部材を周囲から覆う略円筒形枠部を前記インサート部材に形成するとともに、スタッド部材の頭部を略円筒形枠部の内面に当接させることを特徴とするドアウェザーストリップのずれ防止構造。
- 前記略円筒形枠部の内側に前記スタッド部材の頭部に係止してスタッド部材の延びる方向に対する前記インサート部材の位置ずれを防止する係止爪部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップのずれ防止構造。
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