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JP3672391B2 - ポテンショメータによる変位検出回路 - Google Patents

ポテンショメータによる変位検出回路 Download PDF

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JP3672391B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ポテンショメータによる変位検出回路に関し、詳しくは、角度や長さ等の変化する可動機構等に取り付けられたポテンショメータに対して電圧を印加し可動端子に発生する電圧に基づいてその角度等の変位を電圧信号として検出するための変位検出回路について、ポテンショメータと変位検出回路との間の配線などに発生した断線および短絡・地絡を検出するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポテンショメータによる変位検出回路として、特開昭57−141566号公報や、特開昭63−163466号公報、特開平5−99997号公報などに記載されたものが知られている。これは、図11に変位検出回路20として示したが、ポテンショメータ10の両固定端子11,12に向けて(両側に直列接続のバイアス抵抗21,22を介在させて間接的に)一定電圧Vaを印加する定電圧出力回路を具備し、ポテンショメータ10の可動端子13の電圧Aに基づいて変位を検出するものである。
【0003】
なお、電圧Aのラインから変位検出信号Bに至る検出信号のラインには、ノイズ除去や信号伝送能力確保のために、抵抗R1・コンデンサC1やオペアンプ24aからなる増幅回路24が介挿されている。また、固定端子12の断線検出を可能とするためにバイアス抵抗21が固定端子11に至る電圧Vaのラインへ直列に挿入接続され、固定端子11の断線検出を可能とするためにバイアス抵抗22が固定端子12から接地GNDへ至るラインへ直列に挿入接続され、可動端子13の断線検出を可能とするために電圧Aのラインと接地GNDとの間にも抵抗23が介挿されている。この抵抗23はポテンショメータ10により発生する電圧Aに影響を与えないように抵抗値が十分大きいものとなっている。
【0004】
このような構成の変位検出回路では、ポテンショメータ10と変位検出回路20との間の配線状態等に異常が無ければ、バイアス抵抗21の介在によって固定端子11の電圧は電圧Vaよりも低い電圧ULとなり、バイアス抵抗22の介在によって固定端子12の電圧は接地GNDよりも高い電圧LLとなり、電圧Aおよび変位検出信号Bの採りうる範囲は、電圧LL〜電圧ULに限定される(図12のグラフa参照)。
【0005】
これに対し、固定端子11や可動端子13が断線すると電圧Aが接地電圧GNDとなり(図12のグラフb参照)、固定端子12が断線すると電圧Aが電圧Vaとなり(図12のグラフc参照)、いずれも限界を超えることとなる。
そこで、変位検出信号Bが正常範囲から外れたときに異常検出信号Cを有意とする異常検出回路25を付加することで容易に、しかもコンパレータ等で変位検出信号Bと電圧LL,UL(有効範囲設定時は電圧LB,UB)とを比較する程度の簡易な構成の回路で、ポテンショメータの端子の断線による異常を検出することができるようになっている。
【0006】
なお、固定端子11あるいは可動端子13の単独での断線の他に、固定端子12の単独断線以外の複数断線や、固定端子12の単独地絡以外の単独または複数地絡の場合も、電圧Aが接地電圧GNDとなるので(図12のグラフb,図13の一覧表を参照)、これらの場合も異常検出が可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のポテンショメータによる変位検出回路では、固定端子12の単独地絡(図12のグラフd参照)、固定端子11と固定端子12との短絡および固定端子11と固定端子12と可動端子13との短絡(図12のグラフe参照)、固定端子12と可動端子13との短絡(図12のグラフf参照)、固定端子11と可動端子13との短絡(図12のグラフg参照)の場合には、可動範囲の一部または全部で電圧Aが電圧LL〜電圧ULの正常範囲に重なってしまう。このことは、ポテンショメータの可動端子の可動範囲よりも狭いところに有効範囲を設定し、この範囲に正常範囲を限定した場合でも(図12におけるハッチング部分,電圧LB〜電圧UB参照)、完全に回避することはできない。
【0008】
このため、断線についての異常検出は確実であっても、短絡や地絡についての異常検出は確実とは言えない。かかる従来の変位検出回路を用いたのでは、短絡や地絡によって誤った変位を検出することから、例えば可動機構の変位を検出しそれをフィードバックして自動制御するようなシステムに用いた場合、誤った入力に基づいて誤った制御出力を出す可能性があり、不都合である。
そこで、断線ばかりか短絡や地絡による異常も確実に検出可能とすることが課題となる。
【0009】
もっとも、特公平3−33235号公報に記載の如く除算回路を設けたり又は除算のプログラム処理を行ったのでは、回路規模やコンピュータ処理負担の増大を招くこととなり、コスト面等の観点からは、好ましくない。
そこで、回路の具現化に際しては、除算回路や発振回路などの付加を必要としない簡素なものにすることも、さらなる課題となる。
【0010】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、断線に加えて短絡による異常も検出可能なポテンショメータによる変位検出回路を簡素な構成で実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために発明された第1乃至第3の解決手段について、その構成および作用効果を以下に説明する。
【0012】
[第1の解決手段]
第1の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、ポテンショメータの両固定端子に向けて一定電圧を印加する定電圧出力回路を具備し、前記ポテンショメータの可動端子の電圧に基づいて(角度や長さ,位置,距離等の)変位を検出するポテンショメータによる変位検出回路において、前記定電圧出力回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記出力電流の正常/短絡異常を画する所定の閾値と前記電流検出手段の検出値とを比較する比較手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
ここで、上記の「両固定端子に向けて」とは、「ポテンショメータの両固定端子に対して直接に」の他に、「一方の又は双方の固定端子へのラインにバイアス抵抗を介在させてこれらに」も含む意味である。
また、上記の「出力電流の正常/短絡異常を画する所定の閾値」とは、ポテンショメータと変位検出回路との接続状態が正常な状態にあるときの出力電流に対応した検出値と、ポテンショメータの何れかの端子が短絡または地絡した異常な状態にあるときの出力電流に対応した検出値とを画するように設定された閾値を意味する。
【0014】
このような第1の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、電流検出手段によって定電圧出力回路の出力電流が検出される。この電流は、ポテンショメータの端子について短絡および地絡が発生すると、定電圧出力回路に対する負荷抵抗が小さくなるので、増加する。そこで、出力電流の正常/短絡異常を画する電流値が存在する。そして、この電流値に対応した所定の閾値に対して電流検出手段の検出値が比較手段によって比較される。
【0015】
これにより、除算等を行わなくても、比較処理程度の単純な処理だけで容易に、検出変位と比較手段の比較結果との何れか一方または双方に基づきポテンショメータの端子接続の断線状態に加えて短絡・地絡状態をも異常として検出することが可能となる。
したがって、この発明によれば、断線に加えて短絡による異常も検出可能なポテンショメータによる変位検出回路を簡素な構成で実現することができる。
【0016】
[第2の解決手段]
第2の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記の第1解決手段のポテンショメータによる変位検出回路であって、前記定電圧出力回路は、オペアンプを用いたボルテージフォロワであり、前記電流検出手段は、前記オペアンプの出力端子と前記ボルテージフォロワの出力端子との間に介挿された電流検出抵抗であることを特徴とする。
【0017】
このような第2の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、電流検出抵抗の両端子間に出力電流に比例した電圧が発生するが、電流検出抵抗のポテンショメータ側端子の電圧が一定電圧に制御されるので、電流検出抵抗のオペアンプ側端子には、出力電流に比例した電圧にその一定電圧が加えられた電圧が発生する。そこで、予めその一定電圧に対応した分だけ後段の比較手段への所定の閾値をオフセットさせておくことで、短絡・地絡状態を異常として検出することができる。
【0018】
これにより、出力電流に比例した電圧を厳密に得るために電流検出抵抗両端の電位差を算出する減算回路等を設けるといった直截的な回路よりも、簡素な回路で済ませることができる。
したがって、この発明によれば、回路構成を一層簡素にすることができる。
【0019】
[第3の解決手段]
第3の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、上記の第2解決手段のポテンショメータによる変位検出回路であって、前記比較手段は、前記所定の閾値に対応した所定電圧と前記オペアンプの出力電圧とを入力とするオープンコレクタ出力のコンパレータを具備し、このコンパレータの出力ラインが変位の検出信号のラインに(ワイヤードOR)接続されていることを特徴とする。
【0020】
このような第3の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、ポテンショメータの端子について短絡や地絡が発生した場合、断線の場合と同様に、変位の検出値が正常範囲を超えることとなる。
これにより、断線に加えて短絡による異常も検出することが、変位の検出値を監視するだけで、可能となる。
したがって、この発明によれば、変位検出回路ばかりか後段の異常検出回路等も簡素な構成で済ませることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
このような解決手段で達成された本発明のポテンショメータによる変位検出回路について、これを実施するための形態を説明する。
【0022】
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施形態は、上述した解決手段のポテンショメータによる変位検出回路であって、前記所定の閾値は、前記ポテンショメータの可動端子の可動範囲よりも狭く設定された有効範囲に基づき、前記ポテンショメータの固定端子と可動端子とが短絡しているときの前記電流検出手段の検出値が前記有効範囲において採りうる値と、正常時の前記電流検出手段の検出値との間の値になるように設定されていることを特徴とする。
【0023】
可動端子が可動範囲の上限・下限位置の固定端子に達した動作異常状態では、可動端子と固定端子との端子接続が短絡した端子接続異常状態とそうではない端子接続正常状態とを峻別し難い場合があったが、上記のような有効範囲および閾値の設定により、これらを纏めて異常検出することができる。また、有効範囲の設定により、出力電流の正常/短絡異常を画する所定の閾値を、バイアス抵抗の有無に拘わらず、確実に選定・設定することができる。
【0024】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施形態は、上述した解決手段または実施形態のポテンショメータによる変位検出回路であって、前記の検出した変位と前記比較手段の比較結果との何れか一方または双方に基づき前記ポテンショメータの端子接続の断線状態に加えて短絡・地絡状態をも異常として検出する異常検出手段を備えたことを特徴とする。
これにより、発振回路や除算回路等を含まない簡易な回路でも、変位検出回路さらにはこれを用いたシステム等の信頼性向上を達成することができる。
【0025】
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施形態は、上述した第3の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路であって、検出した変位の値(のみ)に基づき前記ポテンショメータの端子接続の断線状態に加えて短絡・地絡状態をも異常として検出する異常検出手段を備えたことを特徴とする。
これにより、変位の検出値を比較判定によって監視するだけの従来の異常検出回路をそのまま用いた場合でも、変位検出回路の信頼性向上を達成することができる。
【0026】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施形態は、上述した解決手段または実施形態のポテンショメータによる変位検出回路であって、前記ポテンショメータは、その可動端子の可動範囲が全抵抗範囲よりも狭いものであることを特徴とする。
このようなポテンショメータとの組み合わせにより、可動端子が可動範囲の上限・下限に達した動作異常状態のときでも端子接続正常状態では可動端子の電圧が固定端子の電圧に一致することがないので、端子接続異常状態,特に端子の短絡・地絡状態を、上記の如き動作異常状態から区分して明確に検出することができる。
【0027】
【実施例】
本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第1実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、その回路図であり、従来例における図11に対応する。
【0028】
このポテンショメータによる変位検出回路100は、ポテンショメータ10の端子11,12,13の短絡・地絡時に変位検出信号Bが電圧Aと異なる値になるように、図11の変位検出回路20に対して、オペアンプ101を主体にしたボルテージフォロワ(定電圧出力回路)と、抵抗102(電流検出手段)と、コンパレータ103(比較手段)とが付加されたものである。
【0029】
オペアンプ101は、非反転入力端子が抵抗R2を介して基準電圧Vaのラインに接続され、反転入力端子が抵抗R3を介して抵抗21の電圧印加側端子に接続されている。また、電流検出抵抗102は、一端がオペアンプ101の出力端子に接続され、他端が抵抗21の電圧印加側端子に接続されている。そして、オペアンプ101は、ポテンショメータ10の両固定端子11,12に向けて一定電圧Vaを印加するボルテージフォロワとして動作し、抵抗102は、オペアンプ101の出力電流に対応した電圧Dをオペアンプ101の出力端子側に発生させるようになっている。なお、抵抗102には、オペアンプ101の出力電流が過大となるのを阻止して出力短絡時におけるオペアンプ101の破損を防止する働きもある。
【0030】
コンパレータ103は、オープンコレクタ出力のコンパレータであり、反転入力端子が抵抗R4を介して電圧Dのラインに接続され、非反転入力端子が抵抗R5を介して所定電圧Vbのラインに接続され、出力端子がオペアンプ24aの非反転入力端子に接続されている。電圧Vbは、出力電流の正常/短絡異常を画する所定の閾値に対応して設定されたものであり、その具体的な選定については後述する。また、オペアンプ24aは信号増幅等のために変位の検出信号のラインに挿入されたものであり、その非反転入力端子は電圧A側の挿入接続部位に該当するので、コンパレータ103は、出力ラインが変位の検出信号のラインにワイヤードORで接続されたものとなっている。
【0031】
これによって、コンパレータ103は、電圧Vbと電圧Dとを比較して、電圧Dが電圧Vbを上回ったとき、強制的にオペアンプ24aの入力電圧を接地電圧GNDにするようになっている。
なお、抵抗R2〜R5は、電流制限用抵抗であり、通常、高抵抗値のものが用いられる。
【0032】
この第1実施例のポテンショメータによる変位検出回路について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図2は、縦軸にポテンショメータの可動端子13の摺動位置をとり横軸に可動端子の電圧Aをとった摺動位置と電圧Aとの関係図であり、従来例における図12に対応する。図3は、縦軸にポテンショメータの可動端子の摺動位置をとり横軸にオペアンプ101の出力電流の検出電圧Dをとった摺動位置と電圧Dとの関係図であり、新規なものである。図4は、縦軸にポテンショメータの可動端子の摺動位置をとり横軸に変位検出信号Bをとった摺動位置と変位検出信号Bとの関係図であり、従来例における図12に対応する。なお、図13は、ポテンショメータ10の端子11,12,13の断線・短絡・地絡状態と各グラフa〜g,b1〜b4との対応を示す一覧表である。
【0033】
変位検出回路100を作動させるに先だって、ポテンショメータ10を変位検出対象の可動機構等に取着しておくが、このとき、可動機構の変位許容範囲に対応して可動端子13が摺動する範囲を有効範囲として、この有効範囲が可動端子13の可動範囲よりも狭く上限・下限共に内側に位置するように、取着する。こうすることで、正常状態で電圧A及び変位検出信号Bのとりうる範囲が、印加電圧の範囲(図2の電圧GND〜電圧Va参照)より狭く、さらに可動端子13の可動範囲対応の電圧範囲(図2の電圧LL〜電圧UL参照)よりも狭く、その内側の電圧範囲(図2におけるハッチング部分,電圧LB〜電圧UB参照)に限定される。
【0034】
そして、変位検出回路100を作動させると、可動端子13の摺動位置に対して検出される電圧Aは従来とほとんど同じ値となるが(図2及び図12を対比参照)、可動端子13の摺動位置に対して電圧Dも検出され(図3参照)、電圧Dに応じてコンパレータ103の出力が有意になることによって可動端子13の摺動位置と変位検出信号Bとの関係が変わる(図4及び図12を対比参照)。
【0035】
すなわち、先ず電圧Dについて詳述すると、ポテンショメータ10と変位検出回路100との間の配線状態等に異常が無ければ、抵抗102の存在により、電圧Dは電圧Vaよりも抵抗102に発生する電圧差分だけ高くなって電圧Vcとなる(図3のグラフa参照)。可動端子13が単独で断線した場合もほとんど同じである(図3のグラフb1参照)。一方、可動端子13の単独断線以外の単独または複数断線の場合、オペアンプ101からポテンショメータ10への出力電流がほとんど流れないので、電圧Dは電圧Vcより低い電圧Vaとなる(図3のグラフb2,c参照)。
【0036】
これに対し、短絡・地絡の場合は出力電流が増加して電圧Dが電圧Vcより高くなる。電圧Dは、固定端子12の単独地絡のときには電圧Vcより高い電圧Vdとなり(図3のグラフd参照)、固定端子11と固定端子12との短絡および固定端子11と固定端子12と可動端子13との短絡のときには一層高い電圧Veとなる(図3のグラフe参照)。また、固定端子12と可動端子13との短絡(図3のグラフf参照)、固定端子11と可動端子13との短絡(図3のグラフg参照)の場合には、可動範囲の一方の限界点で電圧Vcとなり他方の限界点で電圧Veとなるようにほぼ直線的に変化する。なお、他の短絡・地絡の場合は電圧Vdと電圧Veとの間になる(図3のグラフb3,b4参照)。
【0037】
そして、短絡・地絡時の電圧Dが電圧Vcより高いことを踏まえて(特にグラフd,e,f,g参照)、電圧Vb(所定の閾値)を設定する。具体的には、電圧Vcより高く且つ電圧Vdより低くなるようにする。しかも、固定端子12と可動端子13との短絡時に可動端子13を有効範囲の下限に位置させたときの電圧D(図3のグラフfと水平二点鎖線との交点参照)より低くなるようにする。さらに、固定端子11と可動端子13との短絡時に可動端子13を有効範囲の上限に位置させたときの電圧D(図3のグラフgと水平二点鎖線との交点参照)に対しても、これより低くなるように設定する。
【0038】
次に、変位検出信号Bについて詳述すると、正常状態では、電圧Dが電圧Vbより低いことからコンパレータ103がハイインピーダンス状態を保つので、変位検出信号Bは電圧Aに一致する(図4のグラフa参照)。ポテンショメータ10の端子の何れかに断線が発生した場合も、同様である(図4のグラフb,c参照)。
【0039】
これに対し、ポテンショメータ10の端子の何れかに短絡・地絡が発生した場合は、可動端子13が有効範囲内にあると、電圧Dが電圧Vbより高くなる。そうすると、コンパレータ103の出力がローになることから、オペアンプ24aの入力がロー側に強制されるので、変位検出信号Bは、電圧Aに拘わらず、接地電圧GNDになる(図4のグラフd,e,f,g参照)。電圧Vbが上述のように設定されているので、可動端子13が有効範囲外において摺動しているうちにコンパレータ103の出力が変化して変位検出信号Bの値が電圧Aと接地電圧GNDとの間で跳ぶことになるからである(同図グラフf,gについて矢印付点線で示した不連続点を参照)。なお、コンパレータ103のロー出力が抵抗R1,ポテンショメータ10,抵抗21経由でオペアンプ101の出力電流増加を招来して抵抗102を介して電圧Dを押し上げるので、抵抗R1の値を適切に選定することによって、希望するヒステリシス特性を実現することができ、検出状態が安定するという利点もある。
【0040】
こうして、ポテンショメータ10の端子11,12,13の断線に限らずその短絡・地絡の場合も、変位検出信号Bは、可動端子13の有効範囲に対応した正常範囲(図4の電圧LB〜電圧UB参照)を超えることとなる。
そこで、コンパレータ等で変位検出信号Bと電圧LB,UBとを比較する程度の簡易な構成の異常検出回路25を用いて容易に、ポテンショメータの端子の断線に加えて短絡・地絡による異常も、確実に検出される。
【0041】
本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第2実施例について説明する。図5は、その回路図であり、図6は、摺動位置と電圧Aとの関係図であり、図7は、摺動位置と電圧Dとの関係図であり、図8は、摺動位置と変位検出信号Bとの関係図である。
【0042】
この変位検出回路200が上述の変位検出回路100と相違するのは、抵抗21及び抵抗22が省かれている点と、オペアンプ101への基準電圧が電圧Vaから電圧ULにされコンパレータ103への所定電圧が電圧Vbから電圧Vfにされた点である。バイアス抵抗21,22を省くことにより、回路が簡素になるとともに、ポテンショメータ10の全抵抗値のばらつきや温度変化等に起因する固定端子11,12への印加電圧の変動・不安定などを回避することができる。
【0043】
基準電圧等の相違は、正常状態で抵抗21,22に発生する電位差分を調整したことによるものである。その結果、電圧LLが接地電圧GNDに一致する(図6,8のグラフb,e参照)。固定端子12の単独断線の場合、電圧A,変位検出信号Bは電圧ULとなる(図6,8のグラフc参照)。また、電圧Dの値は第1実施例のものより電圧(Va−UL)だけ低くなる(図7参照)。なお、固定端子12の地絡は問題とならない(グラフd)。さらに、固定端子11と固定端子12との短絡および固定端子11と固定端子12と可動端子13との短絡(図6,8のグラフe参照)、固定端子12と可動端子13との短絡(図6,8のグラフf参照)の場合、電圧A,変位検出信号Bは、接地電圧GNDになり、正常範囲(同図のハッチング部分参照)から離れる。
【0044】
これに対し、固定端子11と可動端子13との短絡(図6,8のグラフg参照)の場合には、オペアンプ101の出力に限界があるため、電圧Aが正常範囲に重なってしまうが(図6のグラフg参照)、コンパレータ103の出力変化に応じて可動端子13が有効範囲の外にあるうちに変位検出信号Bが電圧UL・接地電圧GND間を跳ぶので(同図グラフgについて矢印付点線で示した不連続点を参照)、変位検出信号Bは正常範囲に重なることがない。
【0045】
ここで、固定端子11と可動端子13とが短絡した場合の動作について詳述すると、この場合、オペアンプ101は出力電流を増加させて、固定端子11の電圧を電圧UBに維持しようとする。このときに、ポテンショメータ10の可動端子13が固定端子11の近くに位置していれば、オペアンプ101の出力電流の増加は僅かであり、従ってオペアンプ101の出力端子の電圧Dの上昇も僅かとなる。この電圧Dが基準電圧Vfよりも低ければコンパレータ103の出力はオフ即ちハイインピーダンス状態であり、かつ固定端子11の電圧は基準電圧ULとなる。そして、端子11,13が短絡していることから、可動端子13に端子11の電圧と同じ電圧が入力されて、可動端子13の電圧Aも電圧ULとなる。これを受けて変位検出信号Bも電圧ULとなる。この電圧値は正常範囲の上限電圧UBを超えているので、異常な値として認識することができる。
【0046】
一方、端子11,13が短絡したままでポテンショメータ10の可動端子13を固定端子12側に移動させると、可動端子13が固定端子12に近づくにつれて、オペアンプ101の出力電流が次第に増加するが、オペアンプ101の出力端子電圧Dがアンプ出力の上限に達しないうちに電圧Vfに達してコンパレータ103がオン作動してその出力がローになり、オペアンプ24aの信号入力電圧を強制的に“0”Vとする。この場合、変位検出信号Bの値がほぼ接地電圧GNDとななり、この電圧値は正常範囲の下限電圧LBを下回っているので、この場合も異常な値として認識することができる。従って、固定端子11と可動端子13との短絡が発生した場合、変位検出信号Bの値は正常な検出範囲(電圧LB〜電圧UB)の外側になる。
【0047】
その他の断線、短絡の組み合わせについても列記すると、
端子11のみが断線したとき・・・・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子12のみが断線したとき・・・・・検出信号Bは電圧LBを超え、
端子13のみが断線したとき・・・・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子11と端子12が断線したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子11と端子13が断線したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子12と端子13が断線したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子12と端子13が断線したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子11,12,13が断線したとき・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子11と端子12が短絡したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子12と端子13が短絡したとき・・検出信号Bは電圧LBを下回り、
端子11,12,13が短絡したとき・検出信号Bは電圧LBを下回ることとなる。
【0048】
いずれの場合も、変位検出信号Bの値が電圧LB,UBの範囲内か否かに基づいて異常検出が可能なようになっている。
こうして、この変位検出回路200は、変位検出回路100とほぼ同様に、簡易な構成の異常検出回路25を用いて容易にポテンショメータの端子の断線に加えて短絡・地絡による異常も確実に検出することができる。
【0049】
本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第3実施例について、図9の回路図を引用して説明する。
この変位検出回路300が上述の変位検出回路200と相違するのは、コンパレータ103と並列にコンパレータ301を設け、コンパレータ103の出力を増幅回路24へ送出しないようにしたことである。
【0050】
コンパレータ301は、やはりオープンコレクタ出力のコンパレータであり、非反転入力端子に電圧Dを受け、反転入力端子に所定電圧Vjを受ける。そして、所定電圧Vjは、電圧ULと正常時電圧Vgとの間に設定される。これにより、コンパレータ301は、可動端子13の単独断線以外の断線に対して出力をローにするようになっている。
【0051】
また、コンパレータ103及びコンパレータ301の出力は、プルアップ抵抗R6でワイヤードORされて、異常検出信号Eを生成するようになっている。
そして、コンパレータ103は上述したように短絡・地絡時に出力をローにするものであるから、異常検出信号Eは、可動端子13の単独断線を除く断線・短絡・地絡の異常を示すものとなる。
【0052】
こうして、この変位検出回路300を用いれば、異常検出信号Eを監視することで容易にポテンショメータの端子の断線・短絡・地絡による異常を検知することができる。なお、可動端子13の単独断線も、変位検出信号Bを監視することで異常として検出できることは上述した通りである。
【0053】
図10に示した第4実施例について説明する。この変位検出回路500は、電圧Dをデジタル値に変換するA/D変換回路501と、変位検出信号Bをデジタル値に変換するA/D変換回路502と、A/D変換回路501,502の出力を読み込んで、変位検出信号B,電圧Dに基づいて正常か異常かの判定処理を行うコントローラ503を備えたものである。
【0054】
コントローラ503は、マイクロプロセッサ等で構成され、そのプログラム処理によって、値Bと値UB,LBとを比較し、さらに値Dと閾値Vfとを比較することで、異常状態を検知するようになっている。
こうして、処理負担の重い除算等を行うことなく、ポテンショメータ10の端子の断線に加えて短絡・地絡による異常も検出することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、定電圧出力回路の出力電流の異同に着目したことにより、比較処理等の簡素な構成で、断線に加えて短絡による異常も検出可能にする行うことができたという有利な効果が有る。
【0056】
また、本発明の第2の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、オペアンプと抵抗とを組み合わせて定電圧出力回路および電流検出手段を構成したことにより、回路構成を一層簡素にすることができたという有利な効果を奏する。
【0057】
さらに、本発明の第3の解決手段のポテンショメータによる変位検出回路にあっては、配線接続を利用して異常時に比較手段の比較結果を変位の検出値へ反映させるようにしたことにより、変位検出回路ばかりか後段の異常検出回路等も簡素な構成で済ませることができたという有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第1実施例について、その回路図である。
【図2】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Aとの関係図である。
【図3】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Dとの関係図である。
【図4】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Bとの関係図である。
【図5】 本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第2実施例について、その回路図である。
【図6】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Aとの関係図である。
【図7】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Dとの関係図である。
【図8】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧Bとの関係図である。
【図9】 本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第3実施例について、その回路図である。
【図10】 本発明のポテンショメータによる変位検出回路の第4実施例について、その回路図である。
【図11】 従来のポテンショメータによる変位検出回路である。
【図12】 そのポテンショメータ摺動位置と電圧との関係図である。
【図13】 ポテンショメータの端子状態と各グラフとの対応図である。
【符号の説明】
10 ポテンショメータ
11 固定端子(電源側端子、正極端子)
12 固定端子(接地側端子、負極端子)
13 可動端子(摺動端子、摺動子、可動片)
20 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
21 抵抗(固定抵抗、電源側バイアス抵抗)
22 抵抗(固定抵抗、接地側バイアス抵抗)
23 抵抗(固定抵抗、プルダウン抵抗、プルアップ抵抗)
24 増幅回路
24a オペアンプ
25 異常検出回路
100 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
101 オペアンプ(定電圧出力回路)
102 抵抗(電流−電圧変換用抵抗、電流検出抵抗)
103 コンパレータ(比較手段)
200 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
300 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
301 コンパレータ(比較手段)
400 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
401 バッファーアンプ
500 変位検出回路(ポテンショメータによる変位検出回路)
501,502 A/D変換回路
503 コントローラ

Claims (3)

  1. ポテンショメータの両固定端子に向けて一定電圧を印加する定電圧出力回路を具備し、前記ポテンショメータの可動端子の電圧に基づいて変位を検出するポテンショメータによる変位検出回路において、前記定電圧出力回路の出力電流を検出する電流検出手段と、前記出力電流の正常/短絡異常を画する所定の閾値と前記電流検出手段の検出値とを比較する比較手段とを備え、前記定電圧出力回路が、オペアンプを用いたボルテージフォロワであり、前記電流検出手段が、前記定電圧出力回路の中に設けられ、前記オペアンプの出力端子と前記ボルテージフォロワの出力端子との間に介挿された抵抗であることを特徴とするポテンショメータによる変位検出回路。
  2. 前記ポテンショメータの接続状態の異常検出に前記可動端子の電圧および前記電流検出手段の検出値は供されるが前記ポテンショメータの固定端子の電圧は供されないものであることを特徴とする請求項1記載のポテンショメータによる変位検出回路。
  3. 前記比較手段は、前記所定の閾値に対応した所定電圧と前記オペアンプの出力電圧とを入力とするオープンコレクタ出力のコンパレータを具備し、このコンパレータの出力ラインが変位の検出信号のラインに接続されていることを特徴とする請求項2記載のポテンショメータによる変位検出回路。
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