JP3671663B2 - 面発光型半導体レーザアレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板と垂直方向にレーザ光を出射可能な面発光型半導体レーザ素子を同一基板上に複数配置した面発光型半導体レーザアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体レーザは、へき開面を反射鏡として共振器構造を形成していたため、レーザ光は基板端面から取り出していた。これに対し面発光型半導体レーザは、基板と垂直方向に共振器構造を形成することによりレーザ光を基板表面から取り出すものである。製造プロセスに従来の半導体プロセスと同様のプレーナ技術を用いることができるため、面発光型半導体レーザは2次元アレイ化が容易であり、並列通信の光源などとして大いに期待されている。
【0003】
この面発光型半導体レーザの特性に大きく影響を与えるのが、レーザ発振による発熱の問題である。図3に示した熱力学シミュレーションの結果によると、活性層で発生した熱は空気中へはほとんど拡散せず、下部の多層ミラーおよび基板内へと拡散していく。この時、熱源においては160℃以上、熱源から50μm離れた位置での表面付近の温度は50℃以上もあることが示されている。
【0004】
面発光型半導体レーザアレイにおいては、複数の面発光型半導体レーザ素子が同時に駆動されるため、ある素子が発生した熱が他の素子に伝播する熱的クロストークが発生してしまう。このため、駆動する素子の数に応じて個々の素子温度が変化し、それに伴って出力が変動するという問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この熱的クロストークの問題を解決するために、例えば、特開平8−32178号公報に記載の発明では隣接する素子間を分離溝で完全に分離する方法が記されている。しかしこの場合、活性領域で発生する熱を緩和する経路が制限されてしまい、単一素子の発光特性自体が悪化してしまうという問題があった。
【0006】
また、分離溝が基板の端面まで到達して形成されている場合、レーザアレイチップのへき開の際にこの分離溝からチップが破損し、不良率が高くなってしまうという問題も生じていた。
【0007】
本発明の目的は、素子間の熱的クロストークを抑制し、かつ単一素子の発光特性を悪化させない構造を具え、同時にへき開時の不良率を増大させない面発光型半導体レーザアレイを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の面発光型半導体レーザアレイは、半導体基板上に第1の反射ミラー、少なくともクラッド層及び活性層を含む多層の半導体層、第2の反射ミラーを有し、第2の反射ミラー表面からレーザ光を出射可能な少なくとも2つの発光部を具えた構造をしており、個々の発光部の間に少なくとも第1の反射ミラーに至る深さまで穿設された溝が形成され、この溝が少なくとも2つの終端部を有することを特徴とする。
【0009】
上述の構成によれば、一方の素子より発生された熱は、面発光型半導体レーザアレイを構成する個々の素子の発光部の間に形成された溝により伝導経路を絶たれ、隣接する素子への影響を及ぼさない。またこの溝は少なくとも2つの終端部を持つため、発生した熱が放熱される経路が確保されている。このため、個々の素子特性を劣化させることなく熱的クロストークのみを抑えることが可能となる。より好ましくは、溝と各発光部を結ぶ線分とが互いの中点で垂直に交わるように配置され、溝の長さ(長手方向)が発光部から溝の端部までの距離の2倍以上であると、熱的クロストーク低減の効果が大きい。
【0010】
この際、前記発光部の周囲の少なくとも一部に、熱伝導性のよい材料を少なくとも第1の反射ミラーに到達する深さまで埋め込んだヒートシンクを形成し、放熱効率を上げることで、熱的クロストークや素子温度の上昇をより効果的に抑えることができる。
【0011】
同時に、溝が終端部を有するため、へき開の際にこの溝がきっかけとなり破損してしまう危険性が低減する。この効果はレーザアレイ基板の端から溝の終端部までの距離が溝の長さの1/2以上であるとより顕著に表れる。さらに望ましくは溝の終端部の形状が円形であるとよい。終端部が円形であることにより、へき開時にかかる歪みを均一に拡散させることができ、へき開時の不良発生率を大きく低減することが可能となる。
【0012】
本発明の面発光型半導体レーザアレイを構成する面発光型半導体レーザ素子としては様々な構造のものが適用可能であるが、前記第2の反射ミラーの一部が柱状にエッチングされた柱状部分により発光部が形成された構造のもの、あるいは前記第2の反射ミラーを経て少なくとも前記多層の半導体層までイオン注入を行うことで電気的素子分離を達成した構造のもの、などに対して特に有益である。また、各層の材料についても、GaAs系、GaN系、ZnSe系、InP系、などといった様々な材料系に対して適用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は本発明の一実施例における面発光レーザアレイの平面図であり、図2はそのAA’断面図である。
【0015】
図1において、面発光型半導体アレイ100は面発光型半導体レーザ101A、101Bの2素子が対向して配置された構造となっている。各々の素子には柱状部分102が形成されており、柱状部分102の周囲から柱状部分102の上面の一部にかけて上部電極103が連続的に形成されている。また、柱状部分102の上面部分を除く上部電極は絶縁膜104上に形成されている。このため、電流はすべて柱状部分102の上面から各面発光型半導体レーザ素子に注入される。
【0016】
柱状部分の表面にはレーザ出射口105が存在する。レーザ出射口とは上部電極103の柱状部分102の上面の開口部のことで、ここから基板の表面側にレーザ光が出射される。本実施例では、各柱状部分102は直径15μmの円柱形で、直径13μmのレーザ出射口をもち、これらが柱状部分の中心間距離50μmで配置されている。また、レーザアレイチップ100は長辺350μm、短辺300μmの長方形をしている。
【0017】
2つの面発光型半導体レーザ素子間には、エッチングにより形成された幅10μm、長さ50μmの長方形型の溝106が形成されている。この溝106は、溝と各柱状部分の中心を結ぶ線分とが互いの中点で垂直に交わるように配置されている。また,この溝106は,図1の紙面における左右方向に終端部を有している。
【0018】
次に、個々の面発光型半導体レーザ素子の構造について述べる。図2の断面図における101Aおよび101Bの2つの素子は、n型GaAs基板107上に、n型GaAsバッファ層108、n型半導体多層ミラー109、n型クラッド層110、活性層111、p型クラッド層112、p型半導体多層ミラー113およびp型コンタクト層114が順次積層された構造をとる。
【0019】
n型半導体多層ミラー109は、AlAsとAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層した構造となっており、レーザ発振波長に対して99.9%以上の反射率をもつ。一方p型半導体多層ミラー113は、Al0.82Ga0.18AsとAl0.15Ga0.85Asを交互に25ペア積層した構造となっており、レーザ発振波長に対して99.6%以上の反射率をもつ。
【0020】
活性層111は、GaAsからなる5つの井戸層とAl0.3Ga0.7Asの障壁層からなる多重量子井戸構造をしており、この活性層111がn型Al0.47Ga0.53Asからなるn型クラッド層110とp型Al0.47Ga0.53Asからなるp型クラッド層112に挟まれている。
【0021】
p型コンタクト層114は、キャリア濃度1×1019cm−3以上のAl0.15Ga0.85As層から形成されている。
【0022】
各々の面発光型半導体レーザ素子101Aおよび102Bの電気的な素子分離は、p型コンタクト層114を経てp型半導体多層ミラー113の下部まで突起状にエッチングして形成された柱状部分102により達成される。この柱状部分102を形成することによって、注入された電流が拡散せず無効電流を抑えることができ、効率的なレーザ発振が可能になる。また、この柱状部分に例えばAlAsの自然酸化を利用した酸化Alによる電流狭窄構造を具えればより効率的なレーザ発振が可能になるが、本発明はこのような構造をもつ面発光型半導体レーザアレイについても実施可能である。
【0023】
柱状部分102の周囲にはSi02膜からなる絶縁膜104とTi膜とAu膜の2層からなる上部電極103が形成されている。絶縁膜104はp型半導体多層ミラー113の表面から柱状部分102の側面を覆うように形成されている。上部電極103は絶縁膜104に沿った形で柱状部分102の最上部まで達しており、さらにp型コンタクト層114の表面にいたるまで連続的に形成されている。この上部電極103は柱状部分102の上面にレーザ出射口105を備えている。また、基板の裏面にはAuGe、Ni、Auからなる下部電極115が形成されている。
【0024】
面発光型半導体レーザアレイ素子101Aと101Bとの間には溝106がエッチングにより形成されている。有効な溝の深さは図3の熱力学シミュレーションの結果から判断できる。図3のシミュレーションは、基板001、下部多層ミラー002、活性層003、上部多層ミラー004の4層が積層され、上部多層ミラー004の一部が柱状に形成されたモデルを用い、柱状部の中央直下の活性層領域を発熱源として行った。
【0025】
この結果を見ると、一方の素子の活性層発生された熱は、活性層003内、下部多層ミラー002、基板001へと拡散していく。この時熱源はおよそ160℃程度となる。多層ミラーにおける熱伝導率は、基板と水平方向成分が垂直方向性分より大きいため、発熱源から水平方向へ25μm離れた点であっても、活性層の温度が70℃、多層ミラーの中央部でも65℃と高温である。また、本実施例において隣接する素子が存在する位置である発熱源から50μmの点でも、活性層の温度が50℃以上あり、熱的クロストークの影響があることが示される。
【0026】
上述の結果から、活性層および下部多層ミラーにおける基板と水平方向の熱伝導を遮断することが、熱的クロストークの抑制につながることがわかる。これを踏まえて本実施例では、溝の深さをn型半導体多層ミラー109を貫き少なくともバッファ層108まで到達する深さとした。本実施例の構造では7μm程度の深さに相当する。
【0027】
次に、本実施例の構造の面発光型半導体レーザアレイを実際に駆動したときの効果について述べる。図4は、面発光型半導体レーザアレイにおいて、駆動した素子数に対する1素子あたりの出力を示している。出力の測定はしきい値電流4.5mAの素子を7mAで駆動して行った。
【0028】
図4の結果を見ると、まず溝のないサンプルでは、2素子駆動時の1素子あたりの出力が、単独で駆動した場合に比べおよそ20%低減していることがわかる。この際の各素子の温度を発振波長の変化から計算すると、1素子駆動時に比べて2素子駆動時は40℃も高くなっていることが示された。
【0029】
一方、分離溝で素子を完全に囲ったサンプルの場合は、熱の拡散経路が制限されてしまうため、1素子駆動時の出力が溝のない場合に比べ40%低減してしまっている。また、各々の素子温度が高くなるため、分離溝が熱的クロストークに対して有効に機能していない。
【0030】
これに対し、本実施例の構造をとる面発光型半導体レーザアレイの場合、単独駆動時の出力の低減が少なく、かつ、2素子駆動時にも出力の低減が6%程度に抑えられている。この時の素子温度の上昇は2素子駆動時で12℃に抑えられており、熱的クロストークが効果的に除去されていることがわかる。
【0031】
次に、効果的な溝の形状について述べる。図5は、素子間の溝の幅を10μmに固定し長さを変化させ、その際の2素子駆動時の1素子駆動時に対する素子温度上昇と、へき開時の不良発生率について示したものである。
【0032】
図5を見ると温度上昇の低減の効果は、溝の長さ50μmから顕著に表れることがわかる。これは素子の発光点から溝までの距離の2倍の長さであり、熱的クロストークを低減するには少なくとも上記の長さが必要である事が分かる。さらに望ましくは、100μm以上の長さをとると熱的クロストーク低減の効果が大きい。
【0033】
一方、素子分離時の不良発生率は溝の短いうちは低いが、溝の長さが150μmを越えると、すなわち、レーザアレイチップの端から溝の終端部までの距離が溝の長さの1/2以下になると急激に増加する。
【0034】
これらの結果より、熱的クロストークを効果的に抑え、かつへき開時の不良率を増加させない溝の長さは、本実施例の素子配置の場合50μmから150μmの間ということがわかる。
【0035】
以上のように、本発明の構成による面発光型半導体レーザアレイが、熱的クロストークおよびへき開時の不良率の低減に有効であることが示された。なお、本実施例では基板や共振器、活性領域の材料についてGaAs系化合物を用いたが、これらが本発明を限定するものではなく、InP系、GaN系、ZnSe系など様々な材料系で適用可能である。また、素子の極性を反転した構成においても適用可能である。
【0036】
(実施例2)
図6は本発明の第2の実施例の面発光型半導体レーザアレイの概略を示す平面図である。この面発光型半導体レーザアレイは、各面発光型半導体レーザ素子の周囲のうち溝が存在しない領域に、熱伝導率の高い材料で形成されたヒートシンクが存在する点が第1の実施例と異なる。
【0037】
図6において、面発光型半導体レーザアレイ200を構成する201A、201Bの2素子の構造および形状は、図1および図2に示された第1の実施例における面発光型半導体レーザ素子101A、101Bのそれと同一である。ただし上部電極203は、面発光型半導体レーザアレイ200の対角線方向に配置されている。また、各素子間には活性層を経て少なくとも下部ミラーまで到達する溝206が形成されており、その形状および配置は、第1の実施例で示したものと同一である。
【0038】
本実施例ではさらに、柱状部分202に近接しておりかつ溝206が形成されていない位置に、AuSn合金を用いたヒートシンク216を具えている。
【0039】
図7はこの構造のAA’断面の概略図である。面発光型半導体レーザ素子201Aおよび201Bの構造は、第1の実施例ですでに説明したものと同じ構造である。また、素子間に形成された溝206も第1の実施例と同じ形状をとる。
【0040】
本実施例の場合、溝206と反対側にAuSn合金で形成されたヒートシンク216が、表面からn型半導体多層ミラー209を経て少なくともバッファ層208まで達している。このヒートシンク用材はAuSnに限定されるものではなく、Au、Cu、Alなどの金属材料や、SiC、BeOなどの熱伝導性を有する絶縁材料などが使用できる。
【0041】
この構造によると、例えば面発光型半導体レーザ素子201Aで発生した熱は、第1の実施例の説明時に述べたように、活性層211、p型半導体多層ミラー209中心に基板と水平方向に拡散していく。この際、溝206側に伝播した熱は、空気の熱伝導率が小さいため溝206により水平方向への伝播が遮られ、隣接の素子201Bへの熱伝導が抑えられる。一方、逆方向に伝播した熱はヒートシンク216により放熱が促される。したがって、溝により熱伝播が遮られたことに伴う素子201Aの温度上昇を抑えることができる。図6に示したように、上部電極203の形状を工夫することで、各面発光型半導体レーザの柱状部分202の近傍に広い面積をもつヒートシンク216を形成することができ、素子の放熱に対して非常に有効である。
【0042】
本実施例の構造で実際に面発光型半導体レーザ素子を駆動した結果、2素子駆動時の素子温度上昇は8℃に抑えられた。また、1素子あたりの出力も2素子駆動時に1素子駆動時の3%減少にとどまり、熱的クロストーク低減の効果がより有効に現れていることがわかる。
【0043】
(実施例3)
図8は本発明の第3の実施例における面発光型半導体レーザアレイの概略を示す平面図である。この面発光型半導体レーザアレイは、各素子間に形成された溝を、溝幅よりも大きい直径をもつ円形にて終端させている点で第1の実施例と異なる。
【0044】
図8において、面発光型半導体レーザアレイ300を構成する301A、301Bの2素子の構造および形状は、図1および図2に示された第1の実施例における面発光型半導体レーザ素子101A、101Bのそれと同一である。また、溝306は、基本的な構造は第1の実施例と変わらないが、各々の終端部を直径の位置とする直径14μmの円形部で終端させてある。
【0045】
溝306の基本的な構造が変わらないため、本実施例の構造においても、第1の実施例同様熱的クロストークの低減に大きな効果がある。
【0046】
さらに、本実施例における溝306の形状によると、へき開の際に溝にかかる歪みを円形部分にて緩和することができる。これにより素子分離の際の不良発生率の低下をさらに強化することができる。具体的には、本実施例における素子分離の際の不良率は0.8%であり、第1の実施例における1.8%を下回る良好な結果が得られた。
【0047】
このように、本実施例の面発光型半導体レーザアレイによれば、高い製造歩留まりを保ちつつ、複数の素子間の熱的クロストークを低減することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば複数の面発光型半導体レーザ素子間に領域または形状の限定された溝を形成することにより、さらに、熱伝導率の高いヒートシンクを溝の存在しない個所に形成することにより、素子間の熱的クロストークを効果的に低減することができ、安定した面発光型半導体レーザアレイを供給することができる。同時に、レーザアレイチップをへき開する際の不良率を抑え、高歩留まりで面発光型半導体レーザアレイを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における面発光型半導体レーザアレイを示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における面発光型半導体レーザアレイを示す断面図である。
【図3】面発光型半導体レーザの熱力学シミュレーションの結果を示す図である。
【図4】面発光型半導体レーザアレイの駆動素子数に対する1素子あたりの光出力を示す図である。
【図5】溝の長さに対する素子温度上昇および不良率の関係を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例における面発光型半導体レーザアレイを示す平面図である。
【図7】本発明の第2の実施例における面発光型半導体レーザアレイを示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例における面発光型半導体レーザアレイを示す平面図である。
【符号の説明】
100、200、300 面発光型半導体レーザアレイチップ
101A、201A、301A 面発光型半導体レーザ素子
101B、201B、301B 面発光型半導体レーザ素子
102、202、302 柱状部分
103、203、303 上部電極
104、204、304 絶縁膜
105、205、305 レーザ出射口
106、206、306 溝
107、207 n型GaAs基板
108、208 n型GaAsバッファ層
109、209 n型半導体多層ミラー
110、210 n型クラッド層
111、211 活性層
112、212 p型クラッド層
113、213 p型半導体多層ミラー
114、214 p型コンタクト層
115、215 下部電極
216 ヒートシンク
001 基板
002 下部多層ミラー
003 活性層
004 上部多層ミラー
Claims (5)
- 基板と、
前記基板上に配置された第1の反射ミラーと、
前記第1の反射ミラー上方に配置された活性層と、
前記活性層上方に配置された第2の反射ミラーと、
前記第2の反射ミラーの表面からレーザ光を出射可能な少なくとも2つの発光部と、
前記第2の反射ミラーの表面から少なくとも前記第1の反射ミラーに至る深さで、個々の前記発光部の間に形成された溝と、
を有し、
前記溝は少なくとも二つの円形の終端部を有することを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。 - 請求項1において、前記終端部の幅は前記溝の溝幅より大きいことを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。
- 請求項1又は2において、前記溝の長軸方向の長さが、発光点から溝までの距離の2倍以上であることを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。
- 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記半導体レーザアレイの端から前記終端部までの距離が、前記溝の長軸方向の長さの1/2以下であることを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。
- 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記溝と柱状部分の中心を結ぶ線分とが互いの中心で交わることを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。
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JPH1079555A (ja) | 面発光レーザー |
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