JP3667516B2 - 液体塗布容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は毛髪剤等の液体を頭部等の塗布面に塗布する液体塗布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪剤等の液体を頭部等に塗布する液体塗布容器として、胴部から口頸部を起立し、該口頸部外面へ螺合自在なキャップで口頸部を閉塞させるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では液体を頭部に塗布する場合、一方の手で容器を持ち、他方の手で液体をすりこむようにしているため手に液体が付着していた。
また、閉栓はキャップを口頸部外面へ螺合させることにより行うが、キャップの締付けがゆるい場合や、キャップの締付けがゆるんだりした場合には口頸部から液体が漏出することがあった。
【0004】
請求項1記載の液体塗布容器は、流出筒を伸縮自在な蛇腹筒で支持させることにより容器自体で頭部への液体のすりこみを可能にすると共に、コイルばねで流出筒を上方付勢させることにより蛇腹筒の復元を迅速にし、かつ、過度の押圧力を吸収させると共に、蛇腹筒の疲労に起因する弾性減少を補うものである。
【0005】
請求項2記載の液体塗布容器は、上記請求項1記載の液体塗布容器が有する解決課題を有するほか、コイルばねの付勢力により流出筒をキャップへ常時押当させることにより、流出筒のシールを常時保持可能としてキャップ締付け不足の場合の液体漏出防止を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、口頸部2を起立した容器体Aと、
上記口頸部2の上部内面へ水密に嵌合させた嵌合筒3上端から外向きフランジ4と第1内向きフランジ5とを、それぞれ突設し、外向きフランジ4を口頸部2上面へ載置させると共に、第1内向きフランジ5のフランジ孔内縁から案内筒6を起立した保持部材Bと、
上記口頸部2外面へ嵌合させた周壁8上端から第2内向きフランジ9を突設し、該第2内向きフランジ下面で上記外向きフランジ4を挟持させると共に、第2内向きフランジ9上面から截頭円錐形状の蛇腹筒10を上方突設し、該蛇腹筒上端開口へ筒上端面を球面状に形成した流出筒11を貫設させ、かつ該流出筒下部外面を上記案内筒6内面へ上下動自在に水密嵌合させた塗布部材Cと、
コイル下部を上記案内筒6外面へ嵌合させると共に、コイル上端を上記蛇腹筒10上端の開口縁へ当接させて上記流出筒11を上方付勢させたコイルばねDとを有する。
【0007】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記流出筒11の上端部内面を小内径に形成すると共に、該小内径部の上部を下方小径のテーパ流出孔13に形成し、
かつ上記塗布部材C外面へ筒下端内面を嵌合させると共に、筒上面を閉塞する頂壁18下面中央部から下方小径のテーパ状突起19を垂下し、該テーパ状突起を上記テーパ流出孔13内面へ嵌合させたキャップEを有し、
該キャップ筒の上下長さを、テーパ状突起19をテーパ流出孔13内面へ嵌合させ、かつ上記コイルばねDの付勢力に抗して流出筒11を押し下げることによりキャップ筒下端を塗布部材C外面へ嵌合させる長さに定めた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
Aは容器体で、周壁1上端部から肩部を介して口頸部2を起立し、該口頸部外面に雄ねじを形成する。
【0009】
Bは保持部材で、口頸部2の上端部内面へ嵌合筒3を水密に嵌合させ、かつ、該嵌合筒3上端から外向きフランジ4と第1内向きフランジ5とをそれぞれ突設する。そして、外向きフランジ4を口頸部2上端面へ載置させると共に、第1内向きフランジ5のフランジ孔内縁から案内筒6を起立する。7は外向きフランジ4の内周部上面から起立する外筒である。
【0010】
Cは塗布部材で、内面に雌ねじを有する周壁8を口頸部2外面へ螺合させ、該周壁上端から第2内向きフランジ9を突設し、該第2内向きフランジで外向きフランジ4を口頸部2上端面へ押圧させると共に、第2内向きフランジ9内面を外筒7外面へ嵌合させる。
第2内向きフランジ9上面から截頭円錐形状の蛇腹筒10を上方突設し、該蛇腹筒上端開口へ流出筒11を貫設させる。該流出筒の下端外面から下方大径のテーパ筒12を下方突設し、該テーパ筒の下端開口縁を案内筒6の上部内面へ上下動自在に、かつ、水密に嵌合させる。
【0011】
また、流出筒11上端部を上端面が上方へ膨出する球形状に形成すると共に、請求項2記載のように流出筒11の上端部内面を小内径に形成し、該小内径部の上部を下方小径のテーパ流出孔13に形成する。さらに、流出筒11の上下方向中間部外面を大外径部14に形成する。該大径部下面は案内筒6上面へ当接自在な下向き段部15を形成する。なお、16は蛇腹筒10下端部外面に周設した第1係合突条である。
【0012】
Dはコイルばねで、コイル下部を案内筒6外面へ嵌合させると共に、コイル上端部を大外径部14外面へ嵌合させると共に、コイル上端を蛇腹筒10上端の開口縁へ当接させて流出筒11を上方付勢する。
【0013】
本発明に係る液体塗布容器は、さらに、請求項2記載のようにキャップEを有する。該キャップは筒下端内面に第2係合突条17を周設し、該第2係合突条を第1係合突条16へ係合させている。また、キャップ筒上面を閉塞する頂壁18の下面中央部から下方小径のテーパ状突起19を垂下し、該テーパ状突起をテーパ流出孔13内面へ嵌合させる。なお、キャップ筒下端内面は上記に限らず周壁8外面へ嵌合させてもよい。
【0014】
さらに、流出筒11とキャップEとのシールを保持させるべく、キャップEの筒上下長さは、テーパ状突起19をテーパ流出孔13内面へ嵌合させ、かつ、コイルばねDの付勢力に抗して流出筒11を押し下げることによりキャップ筒下端を塗布部材C外面へ、図示例では第1係合突条16へ係合させる長さに定める。
【0015】
次に本実施形態の作用について説明する。
液体を塗布するには、図1に示す閉栓状態からキャップEをはずして塗布部材Cを露出させた後、図2に示すように容器体を倒立させて流出筒11を塗布面20へ押し付けて容器体を上下動させればよく、すると蛇腹筒10が伸縮して流出筒11から液体が流出する。この状態で容器体を適当方向へ動かすことにより塗布面へ流出した液体が塗布面へすりこまれる。
【0016】
閉栓する場合は、キャップEのテーパ状突起19をテーパ流出孔13内面へ嵌合させた後、コイルばねDの付勢力に抗し蛇腹筒10を縮ませて流出筒11を押し下げることによりキャップEの第2係合突条17を第1係合突条16へ係合させる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載の液体塗布容器は、流出筒を伸縮自在な蛇腹筒で支持させたので、容器を適当方向へ動かすことにより頭部へ流出した液体を容器自体で頭部へすりこませることができ、従って、手に液体が付着することがなく、しかも、流出筒で頭部を軽くたたくことにより刺激を与えることもできる。
また、コイルばねで流出筒を上方付勢したので、蛇腹筒の復元が速やかに行われると共に、過度の押圧力が吸収されるため塗布面への押圧力がほぼ均等になり、かつ、蛇腹筒の疲労に起因する弾性減少が補われる。
【0018】
請求項2記載の液体塗布容器は、コイルばねで流出筒を上方付勢したので、キャップの締付けがゆるい場合や、ゆるんだ場合でもキャップと流出筒との間に隙間が生ずることがなく、このため流出筒からの液体漏出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体塗布容器の閉栓状態を示す半断面図。
【図2】同じく、使用状態を示す半断面図。
【符号の説明】
1 周壁
2 口頸部
3 嵌合筒
4 外向きフランジ
5 第1内向きフランジ
6 案内筒
8 周壁
9 第2内向きフランジ
10 蛇腹筒
11 流出筒
13 テーパ流出筒
19 テーパ状突起
A 容器体
B 保持部材
C 塗布部材
D コイルばね
E キャップ
Claims (2)
- 口頸部2を起立した容器体Aと、
上記口頸部2の上部内面へ水密に嵌合させた嵌合筒3上端から外向きフランジ4と第1内向きフランジ5とを、それぞれ突設し、外向きフランジ4を口頸部2上面へ載置させると共に、第1内向きフランジ5のフランジ孔内縁から案内筒6を起立した保持部材Bと、
上記口頸部2外面へ嵌合させた周壁8上端から第2内向きフランジ9を突設し、該第2内向きフランジ下面で上記外向きフランジ4を挟持させると共に、第2内向きフランジ9上面から截頭円錐形状の蛇腹筒10を上方突設し、該蛇腹筒上端開口へ筒上端面を球面状に形成した流出筒11を貫設させ、かつ該流出筒下部外面を上記案内筒6内面へ上下動自在に水密嵌合させた塗布部材Cと、
コイル下部を上記案内筒6外面へ嵌合させると共に、コイル上端を上記蛇腹筒10上端の開口縁へ当接させて上記流出筒11を上方付勢させたコイルばねDとを有する、
ことを特徴とする液体塗布容器。 - 上記流出筒11の上端部内面を小内径に形成すると共に、該小内径部の上部を下方小径のテーパ流出孔13に形成し、
かつ上記塗布部材C外面へ筒下端内面を嵌合させると共に、筒上面を閉塞する頂壁18下面中央部から下方小径のテーパ状突起19を垂下し、該テーパ状突起を上記テーパ流出孔13内面へ嵌合させたキャップEを有し、
該キャップ筒の上下長さを、テーパ状突起19をテーパ流出孔13内面へ嵌合させ、かつ上記コイルばねDの付勢力に抗して流出筒11を押し下げることによりキャップ筒下端を塗布部材C外面へ嵌合させる長さに定めた、
ことを特徴とする請求項1記載の液体塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34216697A JP3667516B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 液体塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34216697A JP3667516B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 液体塗布容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11157582A JPH11157582A (ja) | 1999-06-15 |
JP3667516B2 true JP3667516B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=18351640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34216697A Expired - Lifetime JP3667516B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 液体塗布容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3667516B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6942027B2 (ja) * | 2017-10-23 | 2021-09-29 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP34216697A patent/JP3667516B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11157582A (ja) | 1999-06-15 |
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