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JP3651688B2 - 辛し味噌ラーメン用調合味噌およびその使用方法 - Google Patents

辛し味噌ラーメン用調合味噌およびその使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の目的】
この発明は、コクがあって多くの人々の趣向に合う卓越した味のラーメンを、チェーン展開等の量販店においても、恰も専門の調理人がその都度味付けをして提供しているようなラーメン、特に味噌ラーメンとして確実に再現し得るようにしようとするものであって、そのために必要となる特別の配合からなる調合味噌とその使用方法とを実現し得たものである。
【0002】
【従来技術】
我が国の食生活は、経済的な発展と共に極めて多様化、高級化されてきており、それは、単に我が国固有の料理、例えば懐石料理や精進料理、あるいは個性ある郷土料理等が探求、賞味されるに止どまらず、世界各地の特色ある料理までも国内に居ながらにして食してみたいとする期待感を抱くところにまで達し、遂には、それらを実現してしまう時代を向かえているといえる。
このように極めて多様化されて豊かな食生活を送ることができる時代にあって、尚且つ決して飽きられることもなく、むしろ益々人気を博し、少々過熱気味ではないのかと心配しなければならない程に日本人に好まれ続けてきているのがラーメンである。
【0003】
サッポロラーメンを皮切りに、喜多方ラーメンの爆発的な人気、そして博多、広島、米沢、……等と地名を冠した特色あるラーメンが、次から次へとチェーン展開を企てて全国津々浦々への浸透を画策し、多くの人々の口を満足させるべく熾烈な客引き合戦を繰り広げている。
ところが、このようなラーメン業界の乱立気味な傾向が災いしてか、これらチェーン展開する店々での調理人不足が目立ち始めてきたことから、これらラーメン業界では、それらを補う対策として、特別な技能、訓練がなくとも、予めパック詰めして用意されたタレの元や具、調味料を、短期間の中に教育されて覚え込まされた簡単なレシピでこなしさえすれば、殆ど予定されたとおりの味のラーメンを実現できるようにした体制作りが推し進められ、その結果、これら業界で調理場を預かる人(多くの場合アルバイター)で包丁を扱えない人が少しも珍しくないといった全く信じ難い状況を呈し始めている。
【0004】
そのためか、ある時期にはそれなりの味わいのあったこれらチェーン展開するラーメン店におけるラーメンが、取り敢えず自分で調理をしなくて済ますことができる高級即席ラーメンといった類いにまで味わいを無くし、多くのラーメン党の期待を裏切ってしまうような事態に陥ろうとしてしている。
この発明は、以上のような実態に鑑み、ラーメン業界の置かれた情勢(十分に技能を身に付けた調理人の確保が難しく、急造調理人によるサービスを余儀無くされる)を前提としつつも、尚且つ専門調理人の味付けに負けないだけのラーメンの提供を可能とする手段について長年に亘って模索し続けてきた結果、遂に茲にきてようやくその実際的な方法を実現化することに成功したものであり、以下では、その技術的思想を詳細に説示しようとするものである。
【0005】
【発明の構成】
この発明の辛し味噌ラーメン用調合味噌は、基本的にスープ作り調合味噌と風味添加用調合味噌との組み合わせから成る次のような構成によって実現されるものである。
先ず、スープ作り調合味噌は、白漉し味噌20kgに対し、胡麻油約1リットルと液状にした有塩バター2ポンドと、それに化学調味料を主体(90%前後)とし、鳥がらスープ粉末、すり白胡麻、一味唐辛子を夫々適量ずつに、少量の胡椒を加えて混合した粉末調味料2〜3kg程度とを混入した味噌ベースに、皮付き裁断リンゴ約800gと皮剥き生ニンニク約500g、それに生生姜適量、調味用味醂約1リットル程度を合わせて粉砕、混合した薬味ペーストを混練して所定期間熟成してなるものである。
【0006】
一方、風味添加用調合味噌は、白漉し味噌15kgに対し、胡麻油約1リットルと液状にした有塩バター2ポンドと、それに化学調味料1、鳥がらスープ粉末2.5 、すり白胡麻3.5 、一味唐辛子1の割合に略調整して混合した粉末調味料500〜600g程度とを混入した味噌ベースに、皮付き裁断リンゴ約800gと皮剥き生ニンニク約1.5kg、それに生生姜適量、調味用味醂2.5〜3リットル程度、および豆板醤約4kg程度を合わせて粉砕、混合した薬味ペーストを混練して所定期間熟成してなるものであり、この発明の調合味噌は、一人前のラーメンの味付けに、これらスープ作り調合味噌と風味添加用調合味噌とを、その人の趣向に合わせて適量ずつ組み合わせて採用するようにしたものである。
【0007】
上記のようにして形成されたこの発明の辛し味噌ラーメン用調合味噌は、次のようにして組み合わせ、使用されるものである。
即ち、スープ作り調合味噌は、所定濃度のラーメンスープになるまで熱湯または沸騰ダシ汁で希釈するための、加熱、溶解用味噌として使用すると共に、風味添加用調合味噌は、前記調合味噌により味付けされたラーメンスープへの風味調整用味噌として、卓味段階、つまり、上記スープ作り調合味噌で所定濃度のラーメンスープとされて適量がドンブリに移された汁に、茹で上げた麺が入れられ、適宜具が盛り付けされて差し出された調理済みのラーメン(したがって、このままでも十分調理されたラーメンとして食べることができる)を食べる段階に、卓味者が好みに応じて直接混入使用するようにして組み合わされるものである。
【0008】
スープ作り調合味噌および風味添加用調合味噌に夫々使用される粉末調味料において、化学調味料以外の素材である鳥がらスープ粉末、すり白胡麻、一味唐辛子、および少量の胡椒の混入割合は、季節や年齢、性別等、特に季節によってその割合が左右されるものであって、濃い味を必要とする時には、風味があって味を左右するすり白胡麻(炒り胡麻ではこの効果が薄れるため、対象外)の割合を多くするようにしなければならない。
また、薬味ペーストとして適量採用される生生姜は、この発明のスープ作りに独特の隠れた深い辛味(一味唐辛子や豆板醤等から得られる直接的な辛味ではない)を添加する上で欠かせないものであり、時節その他の条件で適宜調節して採用するようにする。
【0009】
以下、採用素材の具体的な配合割合を、この発明を代表する1実施例として指し示すことによって、この発明の辛し味噌ラーメン用調合味噌をより理解し易いものとする。
【実施例1】
「スープ作り調合味噌」
下記AとBとを十分混合、撹拌した上、容器内において約5日間程度、
静かに寝かせて熟成する。
【0010】
Figure 0003651688
【0011】
Figure 0003651688
【0012】
「風味添加用調合味噌」
下記CとDとを十分混合、撹拌した上、容器内において約5日間程度、
静かに寝かせて熟成する。
Figure 0003651688
【0013】
Figure 0003651688
【0014】
【実施例2】
次に、前記実施例のようにして形成した各調合味噌の使用方法を実施例として示すと、スープ作り調合味噌約70gを湯通しして暖めたドンブリ内に落とし、沸騰した鳥がらスープ約250ccを注いで手早く撹拌、溶解してしまい、茹で上げた麺を投入して適宜解ぐした後、好みに応じた具、例えばチャーシュウ、炒め野菜、茹でトウモロコシ等数種類を手際良く盛り付けてしまう。
その後、レンゲに風味添加用調合味噌約7gを入れた上、そのまま風味添加用調合味噌がレンゲから零れてしまわないよう注意してドンブリの上に載せて卓味者に提供する。
【0015】
卓味者は、差し出されたラーメンのレンゲから、適量の風味添加用調合味噌を箸で取り出しては食べる辺りの麺汁辺りに溶かしては、その部分を手早く賞味する。
以下、同様の仕草を繰り返し、食べる際に、何時も風味添加用調合味噌が殆ど生のまま(即ち、高温によって味を変えてしまわない中に)味わうようにし、最後には、卓味が進んでかなり温度が下がり始め、その段階で混入していた風味添加用調合味噌の生の味がそれ程変化していない汁を十分に味わう。
【0016】
【作用効果】
以上のとおりの構成からなるこの発明の辛し味噌ラーメン用調合味噌およびその使用方法によれば、これまでのこの種味噌ラーメンの調合味噌としては殆ど使用されていなかった有塩バターを大量に溶かし混ませ、生生姜の隠し味的な適度な辛味が相俟って、見ために脂ぎったスープで卓味をそそりながら、実際には従前までのラードを使用したときのようなしつこさを押さえ、尚且つ、すり白胡麻独特の風味が添加されていることも幸いして、沸騰させた鳥がらスープの適量を注ぐだけで、固有の味を有するベースとなるラーメンスープが、略誰にでも変わらず作り出せるようにしている。
【0017】
そして、実際の風味は、卓味者が賞味する段階で好みに応じて添加され、熱によって折角の固有の味噌味が失われてしまわない中に食されるようにしたことから、上記したスープ作り調合味噌が、本来有していた独特の風味を確実に再現し得るため、卓味者は、恰も年期の入った調理人が長年培った技術で丹精に作り上げたラーメンに紛う程に、味わいあるラーメンとして食することができるものである。
【0018】
したがって、この発明の辛し味噌ラーメン用調合味噌およびその使用方法を採用しさえすれば、最近味があまりにも画一化してしまうと共に、味わい自体も低下傾向にあって、チェーン展開に陰りが見え始めているこの業界にあって、より一層の拡張の可能性を期待できるものとすることができる。
特に、実施例に示すこの発明を代表する配合割合の辛し味噌ラーメン用調合味噌とその使用方法に従う場合には、極めて万人向きでチェーン展開等の量販に適したものとすることができるという固有の特徴を有するものとなる。
叙上の如く、この発明は、日本人が最も好む食べ物の一つであるラーメン、特に味噌ラーメンのより一層の普及、拡大に大いに貢献し得るものであって、多くの人々から高い評価がなされるものと予想される。

Claims (2)

  1. 白漉し味噌20kgに対し、胡麻油約1リットルと液状にした有塩バター2ポンドと、それに化学調味料を主体(90%前後)とし、鳥がらスープ粉末、すり白胡麻、一味唐辛子を夫々適量ずつに、少量の胡椒を加えて混合した粉末調味料2〜3kg程度とを混入した味噌ベースに、皮付き裁断リンゴ約800gと皮剥き生ニンニク約500g、それに生生姜適量、調味用味醂約1リットル程度を合わせて粉砕、混合した薬味ペーストを混練して所定期間熟成してなるスープ作り調合味噌と、白漉し味噌15kgに対し、胡麻油約1リットルと液状にした有塩バター2ポンドと、それに化学調味料1、鳥がらスープ粉末2.5 、すり白胡麻3.5 、一味唐辛子1の割合に略調整して混合した粉末調味料500〜600g程度とを混入した味噌ベースに、皮付き裁断リンゴ約800gと皮剥き生ニンニク約1.5kg、それに生生姜適量、調味用味醂2.5〜3リットル程度、および豆板醤約4kg程度を合わせて粉砕、混合した薬味ペーストを混練して所定期間熟成してなる風味添加用調合味噌との組み合わせからなる辛し味噌ラーメン用調合味噌。
  2. 請求項1記載のスープ作り調合味噌と風味添加用調合味噌との組み合わせからなる辛し味噌ラーメン用調合味噌において、スープ作り調合味噌は、所定濃度のラーメンスープになるまで熱湯または沸騰ダシ汁で希釈するための、加熱、溶解用味噌として使用すると共に、風味添加用調合味噌は、前記調合味噌により味付けされたラーメンスープへの風味調整用味噌として、卓味段階に卓味者が好みに応じて直接混入使用することを特徴とする辛し味噌ラーメン用調合味噌の使用方法。
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