JP3649405B2 - 柄に生じるたわみを利用する双胴の柄、歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセット。 - Google Patents
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Description
技術分野
この発明は、入力によるたわみで先端部である開放端が拡幅する双胴の柄並びに、該双胴の柄を利用する歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットに関する。
背景技術
従来の握ると開放端が拡幅する柄は、結合端側を固定してたわみを利用する思想がなかったので、全体の剛性確保や開放端の位置決めをするために構造が複雑になりやすかった。開放端が可動であるためには、結合端も可動である必要があったからでる。
従来の歯を両面から一度に清掃するための技術は、ピンセット状の柄のもの(例えば、特開平10−243819)、はさみ状の柄のもの(例えば、特開平2000−125940)などがある。
従来のデンタルフロスの張糸幅と張力を随意に増加するための技術は、平行な2つのハンドルの間にスペーサーを入れて、両端にループ糸を付設したもの(米国特許第5123432番)、2本の独立した柄をループ状の糸をつないだもの(日本国特表平09−509593)などがある。さらに基本となる張糸幅と糸の張力を維持する機能を有しているものに(米国特許6092536番)がある。
本発明の目的は、握ることで先端部である開放端が拡幅する柄を、できるだけシンプルにつくること。器具に剛性と耐久性があること、複雑で壊れやすい部分がないこと。低コストで量産できる構造であること。などである。
そしてこの柄を用いて、歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットなど、日用の衛生用品や器具をより使いやすく有用な物とすることである。
発明の開示
本発明の双胴の柄においては、弾性のある素材を用いた構造材を音叉状に結合して結合端をつくり、中間に支点となる支点部分を設置し、両端支持ばりにたわみを発生させるように、たわんだ部分が接近するように支点部分と結合端の間を握ることで、支点部分から開放端までの構造材が旋回し、開放端間の幅が広がるようにした。
双胴の柄であり、一端と中間部は接合されているので全体の剛性も高い。たわみを利用して可動部分をつくるので、部品数が少なく、構造がシンプルである。
この双胴の柄を用いた歯ブラシは、開放端の内側面にブラシを設置している。ブラシ部分を拡幅すれば歯にセットしやすく、清掃時はブラシ部分が一定の圧力および角度で歯を両面から挟むことができる。
ブラシの毛が斜めに植毛されるか、ブラシ部分が柄に対しひねって設置されることで、二つのブラシの毛が、柄の軸方向を中心軸にして双胴の柄を含む水平面に対して10度から80度程の角度でV型に対向していれば、歯と歯肉の境界を効果的に清掃できる。
二つのブラシがV型に対向するように、双胴の柄をなすそれぞれの構造材全体を、双胴の柄を含む水平面より10度から80度程の角度で、対向して連結した歯ブラシも同様である。
この双胴の柄を用いたデンタルフロスホルダーは、開放端間にデンタルフロスを張るものである。負荷がない状態の開放端間よりも短いデンタルフロスを架ければ、双胴の柄をなす2本の構造材をたわませる事で得る応力でデンタルフロスを張ることにより、部品数のすくないシンプルな機構でデンタルフロスの張糸幅と張力を維持できるようにしている。双胴の柄をにぎると開放端が拡幅するとともに張力が上がる。
また双胴の柄の上に、一対の開放端保持糸溝と一対の中間部掛糸溝を設けて環状のデンタルフロスを掛けることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持できるように、デンタルフロスの交換が容易なようにしている。
また、デンタルフロスを掛ける各部の溝に、無荷重状態の各部の溝を結ぶ周囲長より短い環状のデンタルフロスを、開放端をつまんでセットして、双胴の柄をたわませて得る応力でデンタルフロスに張力を与えることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持し開放端間と張力を維持するようにしている。
また、双胴の柄を握り開放端間が拡幅する際に、中間部掛糸溝を支点部品より結合端のほうへ設ける事により中間部張糸部の幅が狭まるので、デンタルフロスを掛ける各部の溝を結ぶ周囲長の増加を適当にキャンセルでき、開放端間1へのデンタルフロスの送り出し量を、拡幅を妨げたりデンタルフロスが切れたりすることなく、デンタルフロスの張力が上がる適切な量に設定できるようにしている。双胴の柄の剛性だけで開放端間の幅をデンタルフロスの張力に抗して維持しようとすると、開放端間を拡幅する際に必要な入力が大きくなってしまうので、デンタルフロスの張力により双胴の柄に働く開放端間を閉じる力と中間部張糸部8を閉じる力が、支点部分をはさんで打ち消しあうようにしている。
口腔内で使用する器具については、開放端間と左右の構造材の間、支点部分の間に、奥歯4本が余裕をもって並ぶ程度の支点前方空間すなわち幅15ミリメートル長さ45ミリメートル程度の空間を有することにより、双胴の柄で歯列を跨ぐように使用でき、上下の歯列の間に柄がこないので、特に奥歯の清掃の時など、口を大きく開けずに楽に使用できるようにしている。
本発明の双胴の柄を用いて、開放端の外側面にブラシ、スポンジ、砥石など清掃研磨用部材を設置する。管状部に挿入後、開放端を拡幅すると設置された清掃研磨用部材が管状部内面に接触し、清掃、研磨する器具とする。
本発明の双胴の柄をピンセットに用いて、支点部分より開放端の側を握れば開放端が閉じ、結合端側をにぎれば開放端が開くピンセットをつくる。柄に入力がないとき、開放端が閉じているように作れば、シンプルな構造のカンシとなる。
本発明の双胴の柄は、射出成形、圧縮成形、鋳造又は無垢材よりの削り出しなどにより全体を一体成形することで、よりシンプルな構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は双胴の柄の実施例、および双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例である。
第2図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を示す上面図である。
第3図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を示す上面図である。
第4図は図3の歯ブラシの使用状況を先端方向からの視点で示した図である。
第5図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を先端方向からの視点で示した図である。
第6図はブラシがV字形に対向する歯ブラシの実施例を示した図である。
第7図は図6の歯ブラシの使用状況を先端方向からの視点で示した図である。
第8図は双胴の柄を用いた電動歯ブラシの実施例を示した図である。
第9図は双胴の柄を用いた歯ブラシのブラシ部分の実施例を先端方向からの視点で示した図である。
第10図は双胴の柄を用いた歯ブラシのブラシ部分の実施例を上面方向からの視点で示した図である。
図11図はデンタルフロスホルダーの平面図である。
第12図はデンタルフロスホルダーの斜視図である。
第13図はデンタルフロスホルダーを歯列にセットしている斜視図である。
第14図は歯を清掃中のデンタルフロスホルダーの図である。
第15図は負荷がかかっていないデンタルフロスホルダーの図である。
第16図はデンタルフロスをセットする様子を示す図である。
第17図はデンタルフロスをセットしたデンタルフロスホルダーの図である。
第18図は開放端間を拡幅したデンタルフロスホルダーの図である。
第19図はデンタルフロスを支点部分に設置した弾性体で引っ張るデンタルフロスホルダーの図である。
第20図は支点部分に設置した弾性体が固定されたデンタルフロスホルダーの図である。
第21図はデンタルフロスを結合端付近に設置した弾性体により引っ張るデンタルフロスホルダーの図である。
第22図は結合端付近に設置した弾性体の動きが制限されたデンタルフロスホルダーの図である。
第23図は、双胴の柄を用いた管内清掃具の図である。
第24図は双胴の柄を用いたピンセットおよびカンシの図である。
第25図は全体を一体に成形した双胴の柄の図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1(a)に示される実施例は、本発明の双胴の柄を示している。双胴の柄は飽和ポリエステル樹脂をもちいている。支点部分は、球状の部品と双胴の柄に穴を開けてピンでゆるやかに取り付けている。図1(b)は双胴の柄の支点部分と結合端の間を握り開放端が広がった状態である。
また、図1(a)に示される実施例は、本発明と主要部分が同一である双胴の柄を用いて、開放端の内側面に植毛した歯ブラシである。ブラシで歯を挟んで清掃する。図1(b)は、双胴の柄を握ることで、ブラシ間を拡幅した状態である。
図11に示される実施例は、本発明の双胴の柄を用いたデンタルフロスホルダーである。一対の開放端保持糸溝10、14は、先端にデンタルフロスを張るように、先端の中心から斜めに切ってある。また双胴の柄の上に、一対の開放端保持糸溝と一対の中間部掛糸溝12,15を設けて環状のデンタルフロスを掛けることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持できるように、デンタルフロスの交換が容易なようにしている。
また、デンタルフロスを掛ける各部の溝に、無荷重状態の各部の溝を結ぶ周囲長より短い環状のデンタルフロスを、開放端をつまんでセットして、双胴の柄をたわませて得る応力でデンタルフロスに張力を与えることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持し開放端間6と張力を維持するようにしている。
また、双胴の柄を握り開放端間が拡幅する際に、中間部掛糸溝を支点部品より結合端のほうへ設ける事により中間部張糸部13の幅が狭まるので、デンタルフロスを掛ける各部の溝を結ぶ周囲長の増加を適当にキャンセルでき、開放端間1へのデンタルフロスの送り出し量を、拡幅を妨げたりデンタルフロスが切れたりすることなく、デンタルフロスの張力が上がる適切な量に設定できるようにしている。
図23に示される実施例では、本発明と主要部分が同一である双胴の柄を用いて、開放端の外側面に清掃研磨用部材20を接着した管状部の内面を清掃する器具である。
図24に示される実施例は、請求項1記載の双胴の柄を用いて、柄に入力がないときは開放端1,7が閉じているように作ったピンセットおよびカンシである。
図25に示される実施例では、本発明の双胴の柄を、ポリプロピレンで全体を一体に成形して作ったものである。素材はポリプロピレンを用いている。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる双胴の柄は、歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットの柄として有用である。
この発明は、入力によるたわみで先端部である開放端が拡幅する双胴の柄並びに、該双胴の柄を利用する歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットに関する。
背景技術
従来の握ると開放端が拡幅する柄は、結合端側を固定してたわみを利用する思想がなかったので、全体の剛性確保や開放端の位置決めをするために構造が複雑になりやすかった。開放端が可動であるためには、結合端も可動である必要があったからでる。
従来の歯を両面から一度に清掃するための技術は、ピンセット状の柄のもの(例えば、特開平10−243819)、はさみ状の柄のもの(例えば、特開平2000−125940)などがある。
従来のデンタルフロスの張糸幅と張力を随意に増加するための技術は、平行な2つのハンドルの間にスペーサーを入れて、両端にループ糸を付設したもの(米国特許第5123432番)、2本の独立した柄をループ状の糸をつないだもの(日本国特表平09−509593)などがある。さらに基本となる張糸幅と糸の張力を維持する機能を有しているものに(米国特許6092536番)がある。
本発明の目的は、握ることで先端部である開放端が拡幅する柄を、できるだけシンプルにつくること。器具に剛性と耐久性があること、複雑で壊れやすい部分がないこと。低コストで量産できる構造であること。などである。
そしてこの柄を用いて、歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットなど、日用の衛生用品や器具をより使いやすく有用な物とすることである。
発明の開示
本発明の双胴の柄においては、弾性のある素材を用いた構造材を音叉状に結合して結合端をつくり、中間に支点となる支点部分を設置し、両端支持ばりにたわみを発生させるように、たわんだ部分が接近するように支点部分と結合端の間を握ることで、支点部分から開放端までの構造材が旋回し、開放端間の幅が広がるようにした。
双胴の柄であり、一端と中間部は接合されているので全体の剛性も高い。たわみを利用して可動部分をつくるので、部品数が少なく、構造がシンプルである。
この双胴の柄を用いた歯ブラシは、開放端の内側面にブラシを設置している。ブラシ部分を拡幅すれば歯にセットしやすく、清掃時はブラシ部分が一定の圧力および角度で歯を両面から挟むことができる。
ブラシの毛が斜めに植毛されるか、ブラシ部分が柄に対しひねって設置されることで、二つのブラシの毛が、柄の軸方向を中心軸にして双胴の柄を含む水平面に対して10度から80度程の角度でV型に対向していれば、歯と歯肉の境界を効果的に清掃できる。
二つのブラシがV型に対向するように、双胴の柄をなすそれぞれの構造材全体を、双胴の柄を含む水平面より10度から80度程の角度で、対向して連結した歯ブラシも同様である。
この双胴の柄を用いたデンタルフロスホルダーは、開放端間にデンタルフロスを張るものである。負荷がない状態の開放端間よりも短いデンタルフロスを架ければ、双胴の柄をなす2本の構造材をたわませる事で得る応力でデンタルフロスを張ることにより、部品数のすくないシンプルな機構でデンタルフロスの張糸幅と張力を維持できるようにしている。双胴の柄をにぎると開放端が拡幅するとともに張力が上がる。
また双胴の柄の上に、一対の開放端保持糸溝と一対の中間部掛糸溝を設けて環状のデンタルフロスを掛けることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持できるように、デンタルフロスの交換が容易なようにしている。
また、デンタルフロスを掛ける各部の溝に、無荷重状態の各部の溝を結ぶ周囲長より短い環状のデンタルフロスを、開放端をつまんでセットして、双胴の柄をたわませて得る応力でデンタルフロスに張力を与えることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持し開放端間と張力を維持するようにしている。
また、双胴の柄を握り開放端間が拡幅する際に、中間部掛糸溝を支点部品より結合端のほうへ設ける事により中間部張糸部の幅が狭まるので、デンタルフロスを掛ける各部の溝を結ぶ周囲長の増加を適当にキャンセルでき、開放端間1へのデンタルフロスの送り出し量を、拡幅を妨げたりデンタルフロスが切れたりすることなく、デンタルフロスの張力が上がる適切な量に設定できるようにしている。双胴の柄の剛性だけで開放端間の幅をデンタルフロスの張力に抗して維持しようとすると、開放端間を拡幅する際に必要な入力が大きくなってしまうので、デンタルフロスの張力により双胴の柄に働く開放端間を閉じる力と中間部張糸部8を閉じる力が、支点部分をはさんで打ち消しあうようにしている。
口腔内で使用する器具については、開放端間と左右の構造材の間、支点部分の間に、奥歯4本が余裕をもって並ぶ程度の支点前方空間すなわち幅15ミリメートル長さ45ミリメートル程度の空間を有することにより、双胴の柄で歯列を跨ぐように使用でき、上下の歯列の間に柄がこないので、特に奥歯の清掃の時など、口を大きく開けずに楽に使用できるようにしている。
本発明の双胴の柄を用いて、開放端の外側面にブラシ、スポンジ、砥石など清掃研磨用部材を設置する。管状部に挿入後、開放端を拡幅すると設置された清掃研磨用部材が管状部内面に接触し、清掃、研磨する器具とする。
本発明の双胴の柄をピンセットに用いて、支点部分より開放端の側を握れば開放端が閉じ、結合端側をにぎれば開放端が開くピンセットをつくる。柄に入力がないとき、開放端が閉じているように作れば、シンプルな構造のカンシとなる。
本発明の双胴の柄は、射出成形、圧縮成形、鋳造又は無垢材よりの削り出しなどにより全体を一体成形することで、よりシンプルな構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は双胴の柄の実施例、および双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例である。
第2図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を示す上面図である。
第3図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を示す上面図である。
第4図は図3の歯ブラシの使用状況を先端方向からの視点で示した図である。
第5図は双胴の柄を用いた歯ブラシの実施例を先端方向からの視点で示した図である。
第6図はブラシがV字形に対向する歯ブラシの実施例を示した図である。
第7図は図6の歯ブラシの使用状況を先端方向からの視点で示した図である。
第8図は双胴の柄を用いた電動歯ブラシの実施例を示した図である。
第9図は双胴の柄を用いた歯ブラシのブラシ部分の実施例を先端方向からの視点で示した図である。
第10図は双胴の柄を用いた歯ブラシのブラシ部分の実施例を上面方向からの視点で示した図である。
図11図はデンタルフロスホルダーの平面図である。
第12図はデンタルフロスホルダーの斜視図である。
第13図はデンタルフロスホルダーを歯列にセットしている斜視図である。
第14図は歯を清掃中のデンタルフロスホルダーの図である。
第15図は負荷がかかっていないデンタルフロスホルダーの図である。
第16図はデンタルフロスをセットする様子を示す図である。
第17図はデンタルフロスをセットしたデンタルフロスホルダーの図である。
第18図は開放端間を拡幅したデンタルフロスホルダーの図である。
第19図はデンタルフロスを支点部分に設置した弾性体で引っ張るデンタルフロスホルダーの図である。
第20図は支点部分に設置した弾性体が固定されたデンタルフロスホルダーの図である。
第21図はデンタルフロスを結合端付近に設置した弾性体により引っ張るデンタルフロスホルダーの図である。
第22図は結合端付近に設置した弾性体の動きが制限されたデンタルフロスホルダーの図である。
第23図は、双胴の柄を用いた管内清掃具の図である。
第24図は双胴の柄を用いたピンセットおよびカンシの図である。
第25図は全体を一体に成形した双胴の柄の図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1(a)に示される実施例は、本発明の双胴の柄を示している。双胴の柄は飽和ポリエステル樹脂をもちいている。支点部分は、球状の部品と双胴の柄に穴を開けてピンでゆるやかに取り付けている。図1(b)は双胴の柄の支点部分と結合端の間を握り開放端が広がった状態である。
また、図1(a)に示される実施例は、本発明と主要部分が同一である双胴の柄を用いて、開放端の内側面に植毛した歯ブラシである。ブラシで歯を挟んで清掃する。図1(b)は、双胴の柄を握ることで、ブラシ間を拡幅した状態である。
図11に示される実施例は、本発明の双胴の柄を用いたデンタルフロスホルダーである。一対の開放端保持糸溝10、14は、先端にデンタルフロスを張るように、先端の中心から斜めに切ってある。また双胴の柄の上に、一対の開放端保持糸溝と一対の中間部掛糸溝12,15を設けて環状のデンタルフロスを掛けることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持できるように、デンタルフロスの交換が容易なようにしている。
また、デンタルフロスを掛ける各部の溝に、無荷重状態の各部の溝を結ぶ周囲長より短い環状のデンタルフロスを、開放端をつまんでセットして、双胴の柄をたわませて得る応力でデンタルフロスに張力を与えることで、シンプルな機構でデンタルフロスを保持し開放端間6と張力を維持するようにしている。
また、双胴の柄を握り開放端間が拡幅する際に、中間部掛糸溝を支点部品より結合端のほうへ設ける事により中間部張糸部13の幅が狭まるので、デンタルフロスを掛ける各部の溝を結ぶ周囲長の増加を適当にキャンセルでき、開放端間1へのデンタルフロスの送り出し量を、拡幅を妨げたりデンタルフロスが切れたりすることなく、デンタルフロスの張力が上がる適切な量に設定できるようにしている。
図23に示される実施例では、本発明と主要部分が同一である双胴の柄を用いて、開放端の外側面に清掃研磨用部材20を接着した管状部の内面を清掃する器具である。
図24に示される実施例は、請求項1記載の双胴の柄を用いて、柄に入力がないときは開放端1,7が閉じているように作ったピンセットおよびカンシである。
図25に示される実施例では、本発明の双胴の柄を、ポリプロピレンで全体を一体に成形して作ったものである。素材はポリプロピレンを用いている。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる双胴の柄は、歯ブラシ、デンタルフロスホルダー、管内清掃具、及びピンセットの柄として有用である。
Claims (1)
- 2本の構造材(3)と(9)を音叉状に結合して結合端(5)をつくり、中間に支点となる支点部分(4)を設置し、両端支持ばりにたわみを発生させるように、たわんだ部分が接近するように支点部分と結合端の間を握り入力することで、支点部分から開放端(1)(7)までの構造材が開放端間(1)が拡幅するように支点部分付近から旋回する双胴の柄を用いて、開放端(1)(7)の間にデンタルフロスを張るとともに、
双胴の柄に一対の開放端保持糸溝(10)(14)と一対の中間部掛糸溝(12)(15)を有し、環状にデンタルフロス(16)を保持するとともに、無荷重時の各部の溝を結ぶ周囲長より短い環状のデンタルフロスを設置した場合は、双胴の柄をなす2本の構造材を開放端間(6)の幅が減少するようにたわむことにより得る応力でデンタルフロスに張力を与えるデンタルフロスホルダーであって、
中間部掛糸溝(12)(15)を、双胴の柄をなす構造材の支点部分より結合端側で、開放端間(6)が拡幅するときは中間部張糸部(13)の幅が減少する場所に有することを特徴とするデンタルフロスホルダー。
Applications Claiming Priority (3)
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Cited By (2)
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WO2022014886A1 (ko) * | 2020-07-17 | 2022-01-20 | 김동주 | 칫솔 |
JP7140941B1 (ja) | 2022-02-07 | 2022-09-22 | 俊文 竹内 | 歯間清掃具 |
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