JP3647147B2 - 発振回路とそれを利用したpll回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力電圧に比例した周波数を有するクロック出力を生成する電圧制御の発振回路とそれを利用したPLL(Phase Locked Loop)回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
PLL回路は、受信信号に同期した出力を生成する回路として、例えばデジタル表示装置や無線装置等で広く使用されている。このPLL回路は、通常、入力信号と出力信号をN分の1に分周した比較信号との位相を比較し、その位相差に応じた電圧値に比例する周波数を出力する電圧制御発振回路を備えている。
【0003】
従来の電圧制御発振回路は、例えば入力電圧の値に応じた電流を生成し、その電流で所定の容量を所定の定電圧間で充放電し、その充放電に同期したクロック信号を出力する。入力電圧に応じて生成される電流の値は、入力電圧と所定の抵抗とから決定し、充放電のスピードがその電流値と容量値から決定される。従って、クロック信号の周波数は電流値と容量値から決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、LSI内部に形成される抵抗の値は、その不純物濃度、面積、深さ等で決定し、製造プロセス上のバラツキを含んでしまう。また、容量はその面積、誘電体層の厚み、誘電率等で決定し、同様に製造プロセス上のバラツキを含む。従って、電圧制御発振回路の出力周波数も、製造バラツキの影響を受け、入力電圧値に正確に制御された周波数のクロック信号を生成することができない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、製造バラツキの影響を受けない周波数のクロック信号を発生することができる電圧制御の発振回路を提供することにある。
【0006】
更に、本発明の目的は、スイッチドキャパシタフィルタを利用して製造バラツキの影響を受けない周波数のクロック信号を発生することができる電圧制御の発振回路を提供することにある。
【0007】
更に、本発明の目的は上記の電圧制御の発振回路を利用したPLL回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、本発明によれば、入力電圧の値に応じた周波数の出力クロック信号を発生する電圧制御の発振回路において、
前記入力電圧に接続され、制御クロックによりスイッチング動作し、該入力電圧に応じた正電流を供給する第一のスイッチドキャパシタフィルタと、
前記入力電圧に接続され、制御クロックによりスイッチング動作し、該入力電圧に応じた負電流を供給する第二のスイッチドキャパシタフィルタと、
前記出力クロック信号に同期して導通制御される第一のスイッチを介して前記第一と第二のスイッチドキャパシタフィルタが、交互にその一方の入力端子に接続され、他方の入力端子に定電圧が供給され、該一方の入力端子と出力端子の間に設けられたフィードバック回路を介して、前記正電流が供給される時に該出力端子の電位が下降し、前記負電流が供給される時に該出力端子の電位が上昇するオペレーションアンプと、
該オペレーションアンプの出力端子の電位と、前記出力クロック信号に同期して切り換えられる第一の定電圧及びそれより低い第二の定電圧とを交互に比較して前記出力クロック信号を出力する比較回路とを有することを特徴とする発振回路を提供することにより達成される。
【0009】
スイッチドキャパシタフィルタの等価的な抵抗値が、それを構成する容量と制御のクロックの周波数の積の逆数となるので、製造バラツキの影響をなくすことができる。
【0010】
この第一のスイッチドキャパシタフィルタは、一例として、一方の電極が定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより制御される第二のスイッチを介して交互に前記入力電圧と前記第一のスイッチに接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする。
【0011】
別の例としては、一方の電極が前記制御クロックにより制御される第三のスイッチを介して交互に前記入力電圧と定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより該第三のスイッチと同相で制御される第四のスイッチを介して交互に前記第一のスイッチと定電圧端に接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする。
【0012】
また、第二のスイッチドキャパシタフィルタは、一例として、一方の電極が前記制御クロックにより制御される第五のスイッチを介して交互に前記入力電圧と定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより該第五のスイッチと逆相で制御される第六のスイッチを介して交互に前記第一のスイッチと定電圧端に接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする。
【0013】
更に、上記の目的は、入力電圧の値に応じた周波数の出力クロック信号を発生する電圧制御の発振回路において、
該入力電圧に応じた電流を生成する電圧電流変換回路と、
該電圧電流変換回路により生成される電流により、前記出力クロック信号に同期して充電と放電がされる充放電用キャパシタと、
該充放電用キャパシタの充放電電圧と前記出力クロック信号に同期して切り換えられる第一の定電圧及びそれより低い第二の定電圧とを交互に比較して前記出力クロック信号を出力する比較回路と、
入力抵抗が入力端子に接続され、該入力端子と出力端子との間に設けたとフィードバック抵抗とを有するオペレーションアンプとを有し、
前記フィードバック抵抗が、制御クロックによりスイッチング制御される第三のスイッチドキャパシタフィルタで構成されていることを特徴とする発振回路を提供することにより達成される。
【0014】
更に、上記の電圧制御の発振回路を利用して、入力信号の位相に同期し入力信号の所定倍の周波数の出力信号を発生するフェイズ・ロックド・ループ回路を提供することにより、上記の目的を達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がその実施の形態に限定されるものではない。
【0016】
図1は、一般的なPLL回路のブロック図である。例えば、デジタル表示装置等の例として入力に水平同期信号Hsyncが供給され、それに同期したN倍の周波数をもつクロック信号CLKを生成する。10は出力のクロックCLKをN分の1に分周した比較信号と入力Hsyncとの位相差を検出する位相比較回路であり、11はその位相差に応じた電圧Vinにより制御される電圧制御発振回路VCOであり、12は分周回路である。発振回路11は、電圧Vinの値に応じた周波数のクロック信号CLKを発生する。その結果、入力信号Hsyncと比較信号(分周器の出力)との間に位相差がないようにロックインされ、入力信号Hsyncに同期したN倍の周波数のクロック信号CLKが出力される。
【0017】
図2は、製造プロセスの影響を受けない電圧制御の発振回路(VCO)の回路例である。この例では、等価的に正の抵抗値を持つ第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1と、等価的に負の抵抗値をもつ第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2を利用している。スイッチドキャパシタフィルタSCF1、SCF2は、スイッチS4、S5を介してオペレーションアンプAMP1の負入力に接続される。両スイッチS4,S5は出力Voutによって相補にスイッチングする様制御される。また、オペレーションアンプAMP1の出力N1は、比較回路COMP1の正入力に接続される。比較回路COMP1の負入力は、出力Voutによって相補にスイッチング制御されるスイッチS6、S7を介して定電圧VRL,VRHに接続される。
【0018】
また、第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1は、この例ではスイッチS1と容量C1から構成され、制御クロックfCLK によってスイッチS1が図示されるように制御される。また、第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2は、この例ではスイッチS2,S3と容量C1で構成され、スイッチS2,S3は制御クロックfCLK の相補信号により制御される。
【0019】
図3は、図2の電圧制御発振回路VCOの信号波形図を各スイッチS4〜7のオンとオフの関係を示す図である。基本的には、各スイッチS4〜7は、制御信号がHレベルの時にオン、Lレベルの時にオフになる様に示した。しかし、そのHレベルとLレベルの関係は、適宜選択される。
【0020】
図2の発振回路の動作は、オペレーションアンプAMP1の出力N1がスイッチS4とS5のオン、オフに応じて定電圧VRHとVRLとの間を上昇または下降し、そのN1の電圧と定電圧VRHまたはVRLとが比較されHまたはLのクロック信号Vout(CLK)が生成されることを基本とする。そして、ノードN1の上昇と下降のスピード(傾き)が入力電圧Vinの大きさに依存し、入力電圧Vinに従う周波数を持つ出力Voutが生成される。
【0021】
[図2の発振回路の全体動作]
図2に示したスイッチドキャパシタフィルタSCF1とSFC2とは、等価的に正の抵抗値と負の抵抗値をそれぞれ有する。その点については後でその動作に説明のところで詳細に説明する。ここでは、発振回路VCOの全体の動作を説明する為に、両スイッチドキャパシタフィルタSCF1、2を等価的に抵抗R1,R2とする。
【0022】
図4、5は、その全体の動作を説明する為の等価回路図である。図4は、出力VoutがHレベルの時の期間TH中の等価回路図であり、図5は、出力VoutがLレベルの時の期間TL中の等価回路図である。期間THの間はスイッチS4がオン状態でスイッチS5はオフ状態である。逆に、期間TLの間はスイッチS4がオフ状態でスイッチS5はオン状態である。
【0023】
期間THの間は、図4中に矢印で示される通り、スイッチS4がオン状態であるので入力VinからスイッチドキャパシタフィルタSCF1の等価抵抗R1を介して容量C0に電荷の充電が行われノードN2の電位を上昇させる様に動作する。但し、オペレーションアンプAMP1の正側入力が接地電位であるので、オペレーションアンプAMP1が負側入力N2を接地電位に維持する様に動作する。その結果、オペレーションアンプAMP1の出力N1の電位は下降し、容量C0のノードN1側の対向電極の電位を引き下げ容量C0への充電を可能にする。
【0024】
ノードN1の下降は、比較回路の負側の入力になっている低い側の定電圧VRLに達するまで行われる。ノードN1が定電圧VRLに達すると、比較回路CONP1の出力VoutがLレベルに切り替わり、スイッチS4がオフにスイッチS5がオンになる。同時に、比較回路COMP1の負側入力は高い方の定電圧VRHに切り替わる。
【0025】
期間TLの間は、図5中に矢印で示される通り、スイッチS5がオン状態であるので入力Vinの方向にスイッチドキャパシタフィルタSCF2の等価抵抗R2を介して容量C0から電荷の放電が行われノードN2の電位を下降させる様に動作する。但し、オペレーションアンプAMP1の正側入力が接地電位であるので、オペレーションアンプAMP1が負側入力N2を接地電位に維持する様に動作する。その結果、オペレーションアンプAMP1の出力N1の電位は上昇し、容量C0のノードN1側の対向電極の電位を引き上げ容量C0からの放電を可能にする。
【0026】
ノードN1の上昇は、比較回路の負側の入力になっている高い側の定電圧VRHに達するまで行われる。ノードN1が定電圧VRHに達すると、比較回路CONP1の出力VoutがHレベルに切り替わり、スイッチS5がオフにスイッチS4がオンになる。同時に、比較回路COMP1の負側入力は低い方の定電圧VRLに切り替わる。
【0027】
以上の様に出力VoutによりスイッチS4,S5,S6,S7を切り換えることで、ノードN1を入力電圧VinとスイッチドキャパシタフィルタSCF1、2の等価抵抗R1とR2に依存したスピードで下降又は上昇させることができる。今仮に、等価抵抗R1とR2を使ってノードN1の上昇と下降の傾きを計算すると次の通りとなる。
【0028】
期間THの時は、図4に示される通り、容量C0には電流I1により充電される様に動作する。充電される電荷がΔQとすると、
ΔQ=C0×ΔV1=I1×Δt
I1=Vin/R1
の二つの式から、
ΔV1/Δt=Vin/(C0×R1) (1)
となる。
【0029】
同様にして、期間TLの時は、図5に示される通り、容量C0は電流I2により放電される様に動作する。放電される電荷がΔQとすると、
ΔQ=C0×ΔV2=I2×Δt
I2=Vin/R2
の二つの式から、
ΔV2/Δt=Vin/(C0×R2) (2)
となる。
【0030】
[スイッチドキャパシタフィルタSCFの動作]
図6は、スイッチS4,S5の具体的な回路図例である。また、スイッチS6,S7も同様の回路図で構成される。この回路例は、スイッチS4は、PチャネルトランジスタP21とNチャネルトランジスタQ21からなるCMOS回路であり、スイッチS5は、PチャネルトランジスタP22とNチャネルトランジスタQ22からなるCMOS回路である。それぞれのトランジスタは、出力VoutによってインバータINV10,11,12を介して制御される。この例では、スイッチに与えられる制御信号がHレベルの時にオンし、Lレベルの時にオフする。
【0031】
図7は、第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の具体的な回路図例である。スイッチS1は、PチャネルトランジスタP23とNチャネルトランジスタQ23からなるCMOSスイッチと、同様にトランジスタP24,Q24からなるCMOSスイッチとから構成される。各CMOSスイッチは制御クロックfCLK により制御されて、交互にオン、オフする。
【0032】
図8は、図7のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の動作を示す等価回路であり、(A)は制御クロックfCLK がLレベルの時、(B)は制御クロックfCLK がHレベルの時を示す。図8(A)の時は、入力電圧Vinがそのまま容量C1に印加され、容量C1は制御クロックfCLK がLレベルの期間Δtで電流I1により充電され、例えばΔVまで充電される。一方、図8(B)の時は、充電した電荷ΔQがノードN3側に放電される。その時の関係を示すと次の通りである。
【0033】
ΔQ=C1×ΔV=I1×Δt
fCLK =1/Δt
これらの式から、
ΔV/I1=1/(fCLK ×C1)
従って、等価的にR1=ΔV/I1であることから、図7に示した通り、第1のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の等価抵抗R1は、
R1=1/(fCLK ×C1) (3)
となる。このスイッチドキャパシタフィルタSCF1は、あたかも容量C1を介して電荷をノードN3側に汲みだしている様に動作する。
【0034】
そこで、上記の式1に式3を代入すると、
ΔV1/Δt=Vin/(C0×R1)=(Vin×fCLK ×C1)/CO
となる。
【0035】
従って、図3に戻って、出力VoutがHレベル期間の時間THは、
TH=(VRH−VRL)×Δt/ΔV1
となり、その周波数は周期THの逆数に比例することから、
【0036】
【数1】
【0037】
となる。
【0038】
図9は、第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の具体的な回路図例である。スイッチS2は、PチャネルトランジスタP25とNチャネルトランジスタQ25からなるCMOSスイッチと、同様にトランジスタP26とQ26からなるCMOSスイッチ、及びトランジスタP27とQ27からなるCMOSスイッチとトランジスタP28とQ28からなるCMOSスイッチから構成される。そして、それぞれのゲート電極は制御クロックfCLK で制御される。
【0039】
図10は、図9のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の動作を説明する等価回路図である。制御クロックfCLK がLレベルの時、図10(A)の様に容量C1には入力電圧Vinが印加され電流I1でΔVまで充電される。そして、制御クロックfCLK がHレベルになると、図10(B)の様に容量C1の一方の電極が接地されるので他方の電極が−ΔVとなり、ノードN4から電流I2により充電される様に動作する。従って、等価的にスイッチドキャパシタフィルタSCF2ではノードN4から入力Vin側に電荷を汲みだしているような動作となる。
【0040】
その時の関係を示すと次の通りである。
【0041】
ΔQ=C1×ΔV=I2×Δt
fCLK =1/Δt
これらの式から、
ΔV/I2=1/(fCLK ×C1)
従って、等価的にR2=−ΔV/I2であることから、図9に示した通り、第2のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の等価抵抗R2は、
R2=−1/(fCLK ×C1) (5)
となる。
【0042】
そこで、上記の式(2)に式(5)を代入すると、
ΔV2/Δt=Vin/(C0×R2)=−(Vin×fCLK ×C1)/CO
となる。
【0043】
従って、図3に戻って、出力VoutがLレベル期間の時間TLは、
TL=(VRH−VRL)×Δt/ΔV2
となり、その周波数は周期TLの逆数に比例することから、
【0044】
【数2】
【0045】
となる。この式は、上記の式(4)と同じである。両方のスイッチドキャパシタフィルタSCF1、2の容量を同じC1にした為である。
【0046】
これらの式(4)(6)から理解されるとおり、出力Voutの周波数fは、入力電圧Vinの値に比例し、制御クロックfCLK 、定電圧VRH,VRL及び容量C1とC0の比(C1/C0)によって決定される。制御クロックfCLK 、定電圧VRH,VRLは、回路構成により製造バラツキの影響をなくすことができる。また、容量C1,C0はそれぞれ
C=εS/d (ε誘電率、S面積、d膜厚)
の関係から製造バラツキに依存するが、それらの比(C1/C0)は、それぞれの製造バラツキを相殺するので、この点でも製造バラツキの影響をなくすことが可能となる。
【0047】
図11は、図2の発振回路VCOの出力VoutがHレベルの期間THの時の等価回路であり、図12は図2の発振回路VCOの出力VoutがLレベルの期間TLの時の等価回路である。
【0048】
図11の期間THの時の動作は、図4と同じ様にスイッチS4,S6がオンする。第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の動作説明から明らかな通り、スイッチドキャパシタフィルタSCF1は制御クロックfCLK に同期して入力電圧Vinに応じた電荷をノードN3側に汲みだす様に動作する。その結果、電流I1が容量C0を充電する様に流れることになる。但し、オペレーションアンプAMP1の他方の入力端子が接地されているので、入力端子N2はその他方の入力端子の接地電位を維持する様にオペレーションアンプ自体が動作する。その結果、オペレーションアンプの出力N1の電位は低下する。
【0049】
図3の信号波形図に示される通り、期間THでは制御信号fCLK に同期してノードN1は階段状に低下し、比較回路COMP1の負側入力端子の低い定電圧VRLに達するまで低下する。そして、定電圧VRLに達すると出力VoutがLレベルに切り替わる(時刻t2,t4)。
【0050】
図12の期間TLの時の動作は、図5と同じ様にスイッチS5,S7がオンする。第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の動作説明から明らかな通り、スイッチドキャパシタフィルタSCF2は制御クロックfCLK に同期して入力電圧Vinに応じた電荷をノードN4側から汲みだす様に動作する。その結果、電流I2が容量C0を放電する様に流れることになる。但し、オペレーションアンプAMP1の他方の入力端子が接地されているので、入力端子N2はその他方の入力端子の接地電位を維持する様にオペレーションアンプ自体が動作する。その結果、オペレーションアンプの出力N1の電位は上昇する。
【0051】
図3の信号波形図に示される通り、期間TLでは制御信号fCLK に同期してノードN1は階段状に上昇し、比較回路COMP1の負側入力端子の高い定電圧VRHに達するまで上昇する。そして、定電圧VRHに達すると出力VoutがHレベルに切り替わる(時刻t1,t3)。
【0052】
[変形例]
図13は、図2に示した電圧制御の発振回路の第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1を他のスイッチドキャパシタフィルタSCF3に置き換えた例である。このスイッチドキャパシタフィルタSCF3は、制御クロックfCLK によってオン、オフ制御されるスイッチS8,9と容量C1とから構成される。これは、第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2と構成上は類似するが、スイッチS8,9の動作が異なる。
【0053】
図13では、発振回路の出力VoutがHレベルの時のスイッチS4,S5,S6,S7の状態を示す。出力VoutがLレベルの時は図2の場合と同様であり、ここでは省略する。
【0054】
図14、図15は、上記のスイッチドキャパシタフィルタSCF3のスイッチS8,S9を含む具体的な動作を説明するための図である。制御クロックfCLK がHレベルの時は、例えば図14に示される様に、スイッチS8が入力Vin側に、スイッチS9がノードN3側に導通する。この結果、容量C1の入力Vin側の電極は、電圧Vinの印加により例えばΔQに充電される。一方、反対側の電極も、電荷保存の法則によりΔQになる。その結果、ノードN2側の容量C0の電極も、ΔQの電圧になろうとするが、オペレーションアンプAMP1の反対側の入力が接地されているため、容量C0のノードN2側の電極は接地電位を保つ様にオペレーションアンプAMP1が動作し、ノードN1の電位は引き下げられる。
【0055】
次に、制御クロックfCLK がLレベルになった時は、図15に示される通り、スイッチS8,S9は共に接地され、容量C1の両電極は0vにリセットされる。その後、再度制御クロックfCLK がHレベルになると、図14の様にΔQの応じてノードN1の電位が低下する。
【0056】
この時のΔQは、図7、8で説明した充電される電荷量と同じであり、従って、スイッチドキャパシタフィルタSCF3の等価回路の抵抗値は、同様に
R3=1/(fCLK ×C1)
となる。従って、図13の回路例の場合も同様にして、発振周波数fは式(4)と同じになる。
【0057】
[他の変形例]
図16は,更に電圧制御の発振回路の他の変形例である。図2または図13では、何れも入力電圧Vinをそのまま周波数(Vout)に変換するタイプのものであるが、図16の例では、入力電圧Vinに応じた電流I10を生成し、その電流I10により容量C10を充放電させ、そのノードN10の上下する電位と定電圧VRH,VRLとを比較回路COMP2で比較して周波数(Vout)に変換するものである。
【0058】
電圧電流変換回路30には、オペレーションアンプAMP2、PチャネルトランジスタP1,P2,P3、NチャネルトランジスタQ1,Q2、抵抗R10及びスイッチS10,S12から構成される。PチャネルトランジスタP1,P2,P3のゲートはオペレーションアンプAMP2の出力に接続され、トランジスタP1のドレインがオペレーションアンプAMP1の負側の入力端子に接続されている。トランジスタP1によって生成される電流I10と抵抗R10の積からなる電圧が、オペレーションアンプにより入力電圧Vinと一致するよう制御される。即ち、入力電圧Vinが高いと電流I10を増加させてトランジスタP1のドレインのレベルを上げる様にオペレーションアンプの出力が制御される。一方、入力電圧Vinが低いと電流I10を減少させてトランジスタP1のドレインのレベルを下げる様にオペレーションアンプの出力が制御される。従って、オペレーションアンプの出力は入力電圧Vinの大きさに応じた電流I10が生成される様に制御される。
【0059】
オペレーションアンプの出力は、他のトランジスタP2,P3にも接続されているので、同様に電流I11と電流I12も入力電圧Vinに比例した大きさに制御される。トランジスタP1,P2,P3のディメンジョンが等しい場合は、電流I10,I11,I12は全て等しくなる。
【0060】
また、トランジスタQ1とQ2とはカレントミラー回路を形成するので、電流I13は電流I11に比例する。両トランジスタQ1,Q2のディメンジョンが等しい場合は、両電流I11,I13は等しくなる。
【0061】
かくして、電圧電流変換回路30では、入力電圧Vinの大きさに応じた(比例した)電流I12,I13が生成される。
【0062】
図17は、図16の回路動作を説明する為の信号波形図である。スイッチS10,S12及びS14,S16は出力Voutによって制御される。出力VoutがLレベルの時は、スイッチS10がオンとなり容量C10が充電されてノードN10が上昇する。そして、定電圧VRHに達すると、比較回路COMP2の出力VoutがHレベルに変化し、スイッチS12とS14がオンする。次に、容量C10の電荷が電流I13により放電され、ノードN10の電位が低下する。やがて定電圧VRLに達すると、比較回路COMP2の出力VoutがLレベルに切り替わる。
【0063】
上記した充電用の電流I12と放電用の電流I13は共に入力電圧Vinに比例した値であるので、容量C10の充電と放電のスピードは入力電圧値に比例し、その周波数の入力電圧に制御された値になる。
【0064】
図17に示した期間THでは、電流I13により容量C10が放電されるので、
ΔV/Δd=I13/C10
となり、期間THは、
【0065】
【数3】
【0066】
従って、その周波数f10=1/THであり、
且つI13∝I10=Vin/R10であるから、周波数f10は、
【0067】
【数4】
【0068】
一方、容量C10が充電される場合も同様にして上記の式(7)の関係が成り立つ。
【0069】
この式(7)から明らかな通り、周波数f10は容量C10と抵抗R10の製造ばらつきの影響を受けることになる。
【0070】
そこで、図16の発振回路VCOの例では、定電圧VRHとVRLを生成する定電圧発生回路40に、スイッチドキャパシタフィルタSCF4を使用した回路を採用して、式(7)に示される容量C10と抵抗R10の製造ばらつきを相殺できるようにしている。
【0071】
定電圧発生回路40は、オペレーションアンプAMP3、入力抵抗R3とフェードバック抵抗R4としてのスイッチドキャパシタフィルタSCF4から構成される。VRは、別途生成した定電圧であり、オペレーションアンプの他方の入力端子には0v又は所定の定電圧V10が印加される。そして、オペレーションアンプの出力N14から、高い方の定電圧VRHが供給され、その電圧を抵抗R5とR6で分割した電位が低い定電圧VRLとして供給される。
【0072】
抵抗R3、R4及びオペレーションアンプAMP3は通常反転アンプとも呼ばれ、その増幅率がR4/R3になることが知られている。即ち、入力端子N12は、例えば他方の入力の電位0vに維持する様に制御される。従って、抵抗R3を流れる電流I20は、
I20=VR/R3
となる。従って、フィードバック抵抗R4にも同じ電流I20が例えば矢印の方向に流れるとすると、
VRH=−I20×R4
となる。そして、スイッチドキャパシタフィルタSCF4の等価抵抗値は、前述の例と同様に、
R4=1/(fCLK ×C30)
であり、低い定電圧は、VRL=K×VRHであるから、VRH−VRLは、
【0073】
【数5】
【0074】
になる。上記の式(7)と式(8)から、周波数f10は、
【0075】
【数6】
【0076】
となり、分母と分子に容量Cと抵抗Rの積がそれぞれ存在し、製造バラツキによる容量値と抵抗値のずれをキャンセルし合うことになる。
【0077】
以上の様に、定電圧発生回路40に、入力抵抗とフィードバック抵抗の比を増幅率に持つ反転アンプを利用し、そのフィードバック抵抗R4をスイッチドキャパシタフィルタSCF4で構成し、R4を容量C30の逆数とすることで、上記式(7)のCR成分をキャンセルすることが可能になる。
【0078】
図16における電圧発生回路のスイッチドキャパシタフィルタSCF4を、図13、14、15で示したスイッチドキャパシタフィルタSCF3に置き換えても同様のに製造バラツキの影響を受けない周波数クロックを生成することができる。このスイッチドキャパシタフィルタSCF3は等価的にスイッチドキャパシタフィルタSCF4と同じ等価抵抗を有することから、上記と同じ動作になることが理解される。
【0079】
図18は、オペレーションアンプAMP1,2,3の回路例である。オペレーションアンプは、入力Vinとその逆相入力/Vinが比較される比較部15aとその出力を増幅する増幅部15bから構成される。比較部15aには、カレントミラー回路を構成する負荷トランジスタP10,P11と、定電圧V1がゲートに印加されて定電流源となるトランジスタQ12と、差動入力Vin,/Vinがそれぞれのゲートに入力されるトランジスタQ10,Q11から構成される。そして、トランジスタQ11のドレイン端子がPチャネル型トランジスタP12のゲートに接続され、そのドレイン端子が出力端子Voに接続される。トランジスタQ13は、定電圧V2が入力される定電流源である。
【0080】
例えば、入力側Vinが低くなると、トランジスタQ10のコンダクタンスが高くなり、トランジスタQ11のコンダクタンスが低くなる。従ってトランジスタQ11のドレイン端子の電位が下降し、Pチャネル型トランジスタP12により反転増幅されて出力Voは上昇する。
【0081】
その結果、図16に示したオペアンプAMP2の場合には、出力Voの上昇により、Pチャネル型トランジスタP1のゲートが上昇し、電流I10は低下する。その結果、抵抗R10の電圧降下値が供給される逆相の入力である/Vin側の電位も低下し、やがて、2つの入力端子Vinと/Vinの差がゼロになるところでオペアンプの動作は安定状態となる。入力側Vinが高くなる場合は、上記と全く逆の動作により、電流I10も上昇する。
【0082】
図19は、コンパレータCOMP1,COMP2の詳細回路例である。コンパレータは、入力比較部18a、その出力を増幅する増幅部18b及び増幅部18bの出力Voに従ってHまたはLレベルのデジタル信号に変換する出力変換部18cから構成される。入力比較部18aと増幅部18bとは、図18で示したオペレーションアンプの比較部15aと増幅部15bと同じである。コンパレータの場合には、その増幅部18bの出力がPチャネル型トランジスタP13とNチャネル型トランジスタQ14からなるCMOSインバータの入力端子に接続される。従って、出力Voutは、入力V+とV−の電位関係が代わる度に、HレベルまたはLレベルに切り換わるデジタル値となる。
【0083】
動作は、例えば、入力端子V+が他方の入力端子V−より大きい場合は、トランジスタQ10のコンダクタンスが低く、Q11のコンダクタンスが高くなる。その為、トランジスタQ11のドレイン端子は上昇し、Pチャネル型トランジスタP12により反転増幅され、そのドレイン端子は低下し、出力VoutにはHレベルが出力される。即ち、V+>V−の状態では、出力VoutはHレベルになる。逆に、入力端子の関係がV+<V−の状態では、出力VoutはLレベルになる。
【0084】
以上説明したスイッチドキャパシタフィルタは、当業者の通常の知識に従えば他の回路例も考えられる。その場合でもスイッチドキャパシタフィルタは、制御クロックにより制御され、等価抵抗が容量と制御クロックの周波数の積の逆数となる。その様な手段を使用することにより、電圧制御の発振回路の周波数は容量Cと抵抗Rの製造バラツキの影響をなくすことができる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、製造バラツキに起因する容量値と抵抗値のバラツキの影響が出力周波数にでない電圧制御の発振回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なPLL回路のブロック図である。
【図2】製造プロセスの影響を受けない電圧制御の発振回路(VCO)の回路例である。
【図3】図2の電圧制御発振回路VCOの信号波形図を各スイッチS4〜7のオンとオフの関係を示す図である。
【図4】図2の全体の動作を説明する為の等価回路図である。
【図5】図2の全体の動作を説明する為の等価回路図である。
【図6】スイッチS4,S5の具体的な回路図例である。
【図7】第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の具体的な回路図例である。
【図8】図7のスイッチドキャパシタフィルタSCF1の動作を示す等価回路である。
【図9】第二のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の具体的な回路図例である。
【図10】図9のスイッチドキャパシタフィルタSCF2の動作を説明する等価回路図である。
【図11】図2の発振回路VCOの出力VoutがHレベルの期間THの時の等価回路である。
【図12】図2の発振回路VCOの出力VoutがLレベルの期間TLの時の等価回路である。
【図13】図2に示した電圧制御の発振回路の第一のスイッチドキャパシタフィルタSCF1を他のスイッチドキャパシタフィルタSCF3に置き換えた例である。
【図14】図13のスイッチドキャパシタフィルタSCF3のスイッチS8,S9を含む具体的な動作を説明するための図である。
【図15】図13のスイッチドキャパシタフィルタSCF3のスイッチS8,S9を含む具体的な動作を説明するための図である。
【図16】電圧制御の発振回路の他の変形例である。
【図17】図16の回路動作を説明する為の信号波形図である。
【図18】オペアンプAMP1,2,3の詳細回路例である。
【図19】コンパレータCOMP1,COMP2の詳細回路例である。
【符号の説明】
SFC1〜4 スイッチドキャパシタフィルタ
AMP1〜3 オペレーションアンプ
COMP1、2 比較回路
10 位相比較回路
11、VCO 電圧制御の発振回路
12 分周器
S1〜S18 スイッチ
fCLK 制御クロック
Vin 入力電圧
Vout 出力クロック
Claims (10)
- 入力電圧の値に応じた周波数の出力クロック信号を発生する電圧制御の発振回路において、
前記入力電圧に接続され、制御クロックによりスイッチング動作し、該入力電圧に応じた正電流を供給する第一のスイッチドキャパシタフィルタと、
前記入力電圧に接続され、制御クロックによりスイッチング動作し、該入力電圧に応じた負電流を供給する第二のスイッチドキャパシタフィルタと、
前記出力クロック信号に同期して導通制御される第一のスイッチを介して前記第一と第二のスイッチドキャパシタフィルタが、交互にその一方の入力端子に接続され、他方の入力端子に定電圧が供給され、該一方の入力端子と出力端子の間に設けられたフィードバック回路を介して、前記正電流が供給される時に該出力端子の電位が下降し、前記負電流が供給される時に該出力端子の電位が上昇するオペレーションアンプと、
該オペレーションアンプの出力端子の電位と、前記出力クロック信号に同期して切り換えられる第一の定電圧及びそれより低い第二の定電圧とを交互に比較して前記出力クロック信号を出力する比較回路とを有することを特徴とする発振回路。 - 請求項1記載の発振回路において、
前記第一のスイッチドキャパシタフィルタが、一方の電極が定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより制御される第二のスイッチを介して交互に前記入力電圧と前記第一のスイッチに接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする発振回路。 - 請求項1記載の発振回路において、
前記第一のスイッチドキャパシタフィルタが、一方の電極が前記制御クロックにより制御される第三のスイッチを介して交互に前記入力電圧と定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより該第三のスイッチと同相で制御される第四のスイッチを介して交互に前記第一のスイッチと定電圧端に接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする発振回路。 - 請求項1記載の発振回路において、
前記第二のスイッチドキャパシタフィルタが、一方の電極が前記制御クロックにより制御される第五のスイッチを介して交互に前記入力電圧と定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより該第五のスイッチと逆相で制御される第六のスイッチを介して交互に前記第一のスイッチと定電圧端に接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする発振回路。 - 請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の発振回路において、
前記比較回路の一方の入力端子が、該オペレーションアンプの出力端子に接続され、前記比較回路の他方の入力端子が、該オペレーションアンプの出力端子の電位が上昇している時は前記第一の定電圧を供給され、該オペレーションアンプの出力端子の電位が下降している時は前記第二の定電圧を供給されることを特徴とする発振回路。 - 入力電圧の値に応じた周波数の出力クロック信号を発生する電圧制御の発振回路において、
該入力電圧に応じた電流を生成する電圧電流変換回路と、
該電圧電流変換回路により生成される電流により、前記出力クロック信号に同期して充電と放電がされる充放電用キャパシタと、
該充放電用キャパシタの充放電電圧と前記出力クロック信号に同期して切り換えられる第一の定電圧及びそれより低い第二の定電圧とを交互に比較して前記出力クロック信号を出力する比較回路と、
入力抵抗が入力端子に接続され、該入力端子と出力端子との間に設けたとフィードバック抵抗とを有するオペレーションアンプとを有し、
前記フィードバック抵抗が、制御クロックによりスイッチング制御される第三のスイッチドキャパシタフィルタで構成されていることを特徴とする発振回路。 - 請求項6記載の発振回路において、
前記第三のスイッチドキャパシタフィルタが、一方の電極が定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより制御される第二のスイッチを介して交互に前記入力電圧と前記第一のスイッチに接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする発振回路。 - 請求項6記載の発振回路において、
前記第三のスイッチドキャパシタフィルタが、一方の電極が前記制御クロックにより制御される第三のスイッチを介して交互に前記入力電圧と定電圧端に接続され、他方の電極が前記制御クロックにより該第三のスイッチと同相で制御される第四のスイッチを介して交互に前記第一のスイッチと定電圧端に接続される容量を有し、該容量の値と該制御クロックの周波数の積の逆数に応じた等価抵抗を有することを特徴とする発振回路。 - 請求項6記載の発振回路において、
前記電圧電流変換回路は、前記入力電圧に応じた第一の定電流源と第二の定電流源とを生成し、該第一の定電流源と該充放電用キャパシタの端子との間に設けられ、該比較回路の出力によりオン・オフ制御される第七のスイッチと、前記第二の定電流源と該充放電用キャパシタの端子との間に設けられ、該比較回路の出力によりオフ・オン制御される第八のスイッチとを有し、該第7のスイッチと第8のスイッチとは交互にオン・オフすることを特徴とする発振回路。 - 入力信号の位相に同期し入力信号の所定倍の周波数の出力信号を発生するフェイズ・ロックド・ループ回路において、
該入力信号と該出力信号を所定倍分の1に分周した比較信号との位相差を検出し、該位相差に応じた出力電圧を出力する位相比較回路と、
該位相比較回路の出力電圧を入力電圧とし、上記出力信号をその出力に生成する請求項1乃至9のうち何れかの請求項記載の発振回路と、
該出力信号を所定倍分の1に分周する分周器とを有することを特徴とするフェイズ・ロックド・ループ回路。
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