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JP3646836B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ、特に複数のサブコネクタを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図14及び15には、フレーム51の内部に複数のサブコネクタ50を収容するタイプのコネクタ54を示した。各々のサブコネクタ50には、雄側の端子金具52が装着されており、この端子金具52の先端部分の保護のためにサブコネクタ50の前端面には各端子金具52を覆うようにしてフード部53が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フレーム51側にはサブコネクタ50を隔てるための区画壁55が設けられており、サブコネクタ50がフレーム51に組付けられたときには、区画壁55とフード部53とは重なり合った二重壁となっている。つまり、この部分では端子金具52の保護が二重になされていることになる。
ところで、サブコネクタ50のフード部53は雌側のハウジングを受け入れる部分であるため、端子金具が収容されている部分よりも一回り大きくなる。しかし、図に示すようなフレーム51内に収容させるようなものでは、サブコネクタ全体をフード部53の大きさに合わせて形成するようにしないと、内部でがたつきを生じてしまう。この結果、区画壁同士の間隔は広げられたフード部の寸法に合わせて設定されることになり、フレーム51の大型化、ひいてはコネクタ54全体の大型化につながることとなっていた。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その課題は、サブコネクタ単独時に雄端子金具を保護しつつ、全体の小型化を図るコネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るコネクタは、全体が枠状をなし内部が区画壁によって複数の収容室に仕切られたフレームと、内部には雄端子金具を収容する端子収容部を有しかつこの端子収容部に撓み可能に形成された弾性係止片にて前記雄端子金具を抜け止めした状態で前記各収容室へ組み込み可能とする複数のサブコネクタとを備えてなるコネクタであって、前記サブコネクタはその前面から雄端子金具の先端部が露出するようになっているとともに、前記区画壁がこれら露出された雄端子金具の先端部を保護する保護壁を兼ねた構成となっており、また、前記サブコネクタの前面側には可動保護部材が前記サブコネクタのハウジングに対して前後方向へ移動可能に組み付けられ、さらに、この可動保護部材は、前記フレームに組付けられる前には前記弾性係止片の撓みを許容して前記雄端子金具を前記端子収容部へ挿入を可能とし、端子収容部に雄端子金具が収容された状態では雄端子金具の先端部を取り囲むことができる保護位置に保持され、前記サブコネクタがフレームに組み付けられるときには、前記区画壁に突き当てられることで前記保護位置より後退して前記雄端子金具の先端部を途中まで露出させこの露出された先端部が前記区画壁によって囲まれるようにするとともに、その一部が前記弾性係止片の撓み領域に進入して弾性係止片の解離方向の動作を規制可能とする二重係止位置に保持され、前記サブコネクタが前記フレームに対し前記二重係止位置に保持された状態で、相手側コネクタと嵌合するときには、この相手側コネクタと当接することで前記二重係止位置より後退し前記弾性係止片の撓み規制をしたまま前記雄端子金具の先端部を正規状態に露出させる嵌合位置に保持されるようになっていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、複数個のサブコネクタに雄端子金具を収容しておき、これらのサブコネクタをフレームの各収容室に装着することによりコネクタの組付けが終了する。その場合、各サブコネクタの前面からは雄端子金具の先端部が露出しているが、フレームに組み込んだ状態では区画壁がこれら露出した先端部を保護する保護壁を兼ねているため、雄端子金具の保護が達成される。
従来であれば、雄端子金具を収容するコネクタは一般にハウジングの先端部がフード部となって雌側のハウジングを受け入れかつ雄端子金具の先端部を保護するようにしているが、本発明ではこのフード部の役割を区画壁が果たしている。したがって、サブコネクタ側にはフード部を設ける必要がない分、つまり少なくともその厚みに相当する分だけ、コネクタ全体の構造を小型化できる。
【0008】
また、サブコネクタの単体時には、可動保護部材が保護位置にあって雄端子金具の先端部を取り囲んでいるため、フレームへの組み込み前の状態での端子金具保護が達成される。また、フレームへの組み込みがなされた後に、相手側コネクタとの嵌合がなされると、可動保護部材は二重係止位置へ移動して雄端子金具を二重の抜け止め状態とするとともに、雄端子金具の先端部を途中まで露出させる。
さらに、相手側コネクタとの嵌合によって可動保護部材が嵌合位置へ移動すると、雄端子金具の先端部は正規状態で露出するため、相手側コネクタ内の雌端子金具と正規の接続状態となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図13を参照しつつ説明する。
図11あるいは図12に示すように本実施形態のコネクタ1は、それぞれに雄端子金具4を収容可能な計4つのサブコネクタ2と、各サブコネクタ2を一括して収容可能なフレーム3とから構成される。
【0010】
フレーム3は合成樹脂によりボックス状に形成されており、内部は各サブコネクタ2を収容可能な収容空間6となっている(図11参照)。一方、各サブコネクタ2には図13に示すように、フレーム3に対する位置決め突部7がそれぞれ設けられている。これらは、サブコネクタ2をフレーム3に挿入する際に、フレーム3の内壁面の対応位置に形成された位置決め溝(詳しく図示しない)へ嵌まり込むことで、挿入時の案内の役割を果たすようになっている。また、各サブコネクタ2が正規の深さ位置にまで嵌め込まれたときには、各サブコネクタ2及びフレーム3の対応位置との間で構成されるロック手段8によってサブコネクタ2の抜け防止が図られている。
【0011】
前記した収容空間6において、フレーム3の前端面(図示しない相手側コネクタと嵌合する面側)側には、幅方向へ等間隔毎に区画壁5が設けられており、各サブコネクタ2に対する相手側コネクタの嵌合動作を案内できるようにしている。なお、この区画壁5は、サブコネクタ2が収納空間6内に組み付けられた後には、雄端子金具4の先端部を保護するための保護壁としても機能するようになる。
サブコネクタ2は、雄端子金具4を収納可能なハウジング9と、このハウジング9に対して移動可能に組み付けられる可動保護部材10とからなる。
【0012】
ハウジング9は合成樹脂により略直方体状に形成されており、内部には雄端子金具4を収納するとともに、フレーム3内に相手側コネクタハウジングが嵌め込まれたときには、その前面は相手側コネクタハウジングの前面と突き当てられ、この状態で雌雄の端子金具が電気的に接続した状態となる。ハウジング9の前方側は後方側よりも一回り小さくされた嵌込み部30とされ、可動保護部材10の内部に嵌め込まれる。この嵌込み部30は可動保護部材10が組み付けられると、後方側とほぼ面一となるようにされている。このため、可動保護部材10が設けられても、サブコネクタ2は大きくならないようにされている。
ハウジング9の中央部分には雄端子金具4を収容する端子収容部11とされており、この実施形態の場合は、上下二列に配列できるよう形成されている。端子収容部11の後側は雄端子金具4を挿入するための端子収容口11Aとされている(図4参照)。
【0013】
端子収容部11の中央部分には、上下の壁面から撓み変形可能なランス12が前方に向かって突設されている。このランス12の先端部分には、端子係合爪12Aが設けられており、雄端子金具4のランス係合部13に係合して一次係止させる。また、上下の端子収容部11を隔てる壁面の先端部分は、やや幅厚にされかつこの部分には後端面から長さ方向に沿ってレール状にスタビライザ係合部14が形成され、雄端子金具4に形成されたスタビライザ21の挿入を案内するとともに、反転姿勢での挿入を規制する。また、端子収容部11のうち、ランス12よりも前方部分は外方(ランス12の撓み方向)に開放されている。
端子収容部11の長さは、後述する雄端子金具4よりも短くされているため、雄端子金具4が端子収容部11に装着されると、雄端子金具4のタブ部20はハウジング9から突出した状態となる。
【0014】
ハウジング9の左右壁面15には、前後にほぼ等ピッチで三種類の係止突起16,17,18が設けられており、後述する可動保護部材10を3位置に保持できるようにしている。ここで各々のピッチ幅は、後述する可動保護部材10の係止縁19の長さとほぼ同じか、それよりもやや広くされている。
係止突起のうち、最前列に位置する仮係止突起16は左右両側面15において、それぞれ上下に一対設けられており、その前端面側はテーパー状に切り落とされて可動保護部材10の嵌め込み動作を案内する案内面16Aとされ、後端面はほぼ直角に切り落とされている。後述する可動保護部材10の係止縁19が、この仮係止突起16を乗り越えて係合すると可動保護部材10は保護位置に保持されるようになる。
【0015】
次に、この仮係止突起16の後方には二重係止突起17が上下一対に突設されている。この二重係止突起17の前端側にも案内面17Aが形成されているが、その立ち上がり角度は仮係止突起16における案内面16Aよりも鈍角とされている。このため、可動保護部材10の係止縁19が仮係止突起16を乗越えるときの力は、二重係止突起17を乗越えるときよりも小さな力で済む。係止縁19が二重係止突起17を乗り越えて係合すると可動保護部材10は二重係止位置に保持される。
さらに、二重係止突起17の後方には嵌合突起18が設けられている。嵌合突起18は、左右壁面15のほぼ中央に突設されており、その前端部分には案内面18Aが形成されている。係止縁19がこの嵌合突起18を乗り越えて係合すると可動保護部材10は嵌合位置に保持される。
【0016】
雄端子金具4は導通性金属板を折り曲げて形成されており、先端部分には相手側の雌端子金具(図示せず)に挿入されるタブ部20が設けられる。このタブ部20の後方には一対のスタビライザ21が形成されており、雄端子金具4が端子収容部11に装着されると、スタビライザ係合部14の後方に位置する。スタビライザ21が突設された面とは反対側の面には、ランス係合部13が形成されて、ランス12の端子係合爪12Aが係合する。また、雄端子金具4の後部には電線をカシメ着けておくバレル部22が設けられる。
なお、雄端子金具4は、図2に示すように大きさの異なる二種類のものが使用されている。
【0017】
可動保護部材10は合成樹脂により形成されており、ハウジング9に対して前後方向に三つの異なる位置(前述の保護位置、二重係止位置、及び嵌合位置)で係合可能に組み付けられる。可動保護部材10は有底の角筒状に形成され、その前面には雄端子金具4のタブ部20を挿通可能なタブ孔23が形成された端子保護面24とされる。タブ孔23は雄端子金具4の位置に合わせて設けられており、端子保護面24の開口縁から内方へ向けて拡開するように開口され、雄端子金具4のタブ部20の差し込みを円滑に行うことができるようにしてある。また、可動保護部材10の各側面はハウジング9の嵌込み部30を受け入れ可能な保護面となっている。各々の保護面は、スリット27により後方部分が分離されているため、拡開方向に撓み変形可能とされる。
【0018】
これらの保護面のうち長辺側(ハウジング9においてランス12が形成される面側に対応する位置)に形成されるものは、一対の規制面25とされる。この規制面25は可動保護部材10とハウジング9とが組み付けられると、ランス12に対して外側から接するように位置して、ランス12が外方に撓み変形するのを規制する。規制面25の先端部分の内側部分は、肉薄にされて逃がし部28が形成されている。
また、残りの両保護面(すなわち、ハウジング9側において係止突起16,17,18が設けられる面側に対応する位置)は拡開変形可能な係合面26とされる。係合面26の中央部分は開口されており、後端部分には係止縁19が形成される。この係止縁19は、三つの係止突起16,17,18に組み付いて、ハウジング9と可動保護部材10との係合を行う。
【0019】
このうち、係止縁19が仮係止突起16に係止する保護位置は、サブコネクタ2が組み立てられてフレーム3に組付けられる前の状態にある。このときには、雄端子金具4のタブ部20はタブ孔23を僅かに貫通しており、その先端部分のみが端子保護面24から突出している(図3,4,6を参照)。このため、サブコネクタ2が単独である場合にも、雄端子金具4のタブ部20は変形等から保護されている。また、この保護位置では、規制面25の逃がし部28がランス12の先端部分に位置するようになっている。このため、保護位置ではランス12は弾性変形可能とされており、雄端子金具4は端子収容部11に対して抜き差し可能とされる。
【0020】
次に、係止縁19が二重係止突起17に係合する二重係止位置では、タブ部20はさらにタブ孔23から突出する。この二重係止位置は、サブコネクタ2をフレーム3の収容空間6の内部に挿入して、コネクタ1の組付けが完了した状態に該当する(図7,8,12を参照)。二重係止位置では、規制面25の先端部分はランス12の先端部分を外側から覆うように組み付いている。このため、ランス12は外方に撓み変形し難くなるため、雄端子金具4はほぼ二重係止された状態となる。
最後に、係止縁19が嵌合突起18に係合した嵌合位置では、可動保護部材10の端子保護面24はハウジング9の前端部分に当接している。この嵌合位置は、図示しない相手側の雌コネクタとコネクタ1とが嵌合位置に至る際に、雌コネクタの前端面(両コネクタ同士が嵌合に際して当接する面側)によって可動保護部材10が押圧されて、後退することで達成されるものである(図9,10を参照)。嵌合位置では、規制面25はランス12の外方から完全に覆い付くため、ランス12は撓み変形ができず、雄端子金具4は二重係止されている。
【0021】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用効果について説明する。
まず、ハウジング9と可動保護部材10とを組み付けて保護位置にする。つまり、可動保護部材10の後側からハウジング9の嵌込み部30を押入れると、壁面15の仮係止突起16と可動保護部材10の係止縁19が当接する。ここで両部材9,10を押し込むと、係止縁19が案内面16Aに乗り上げるため、係合面26が拡開方向に撓み変形する。さらに押圧すると、係止縁19が仮係止突起16を乗り越えて係合面26が復帰変形するとともに、保護位置に至る。なお、保護位置にあるときには、ランス12の外方に規制面25の逃がし部28が位置しているため、ランス12は弾性変形可能とされている。
【0022】
次に、雄端子金具4をハウジング9の端子収容部11に装着する。雄端子金具4を端子収容口11A側から押し入れると、雄端子金具4によってランス12が押されて外方に撓み変形する。そして、雄端子金具4が所定の位置に達すると、ランス12が戻り変形しつつ、端子係合爪12Aがランス係合部13に係合する。こうして、雄端子金具4が一次係止される。このとき、端子保護面24のタブ孔23から、雄端子金具4のタブ部20の先端が僅かに突出することになる。この操作時において、タブ孔23は端子保護面24の後面側に斜面を形成しつつ、大きく開口されている。このため、タブ部20の位置とタブ孔23の位置との間に多少の位置ズレが生じていても、タブ部20はこの斜面に沿うようにして端子保護面24の前面側に突出することができる。
【0023】
また、仮係止突起16の案内面16Aの傾斜は、二重係止突起17の案内面17Aの傾斜よりも小さくされているため、係止縁19が仮係止突起16を乗越えるときの力は、二重係止突起17を乗越えるときよりも小さな力でよい。このため、保護位置に至った係止縁19は、そのままの勢いで二重係止突起17を乗越えて二重係止位置に移動し難くなっている。
【0024】
このようにして保護位置に組み付けたサブコネクタ2を、図11に示すようにフレーム3に組付ける。サブコネクタ2をフレーム3の収容空間6に押し込むと、所定の位置において区画壁5の後端と可動保護部材10の端子保護面24とが当接する。そこで、このままサブコネクタ2を押し入れると、端子保護面24が後方位置に押圧されて係止縁19が二重係止突起17の案内面17Aに乗り上げるため、係合面26が拡開変形する。そのまま押し込むと、係止縁19が二重係止突起17を乗り越えて係合し、係合面26は復帰変形する。この二重係止位置では、ランス12の撓み領域に規制面25の先端部分が位置するため、雄端子金具4は端子収容部11に対してほぼ二重係止される。また、この位置ではタブ部20は端子保護面24の前方に突出しているが、フレーム3の区画壁5が雄端子金具4を保護している。
【0025】
こうして、コネクタ1の組付けが完了する(図12を参照)。この後には、図示しない雌側のコネクタとコネクタ1とを嵌合させる。この嵌合の際には、雌側のコネクタの前面によって可動保護部材10の端子保護面24が押圧される。このため、係止縁19は嵌合突起18の案内面18Aを乗り越えて係合する。この嵌合位置では、ランス12のほぼ全長に渡って規制面25が覆うため、雄端子金具4は二重係止される。また、このとき、タブ部20は相手側の雌端子金具に嵌合するため、両コネクタ間の電気的接続が図られる。
このように、本実施形態によれば、複数個のサブコネクタ2に雄端子金具4を収容しておき、これらのサブコネクタ2をフレーム3の各収容空間6に装着することによりコネクタ1の組付けが終了する。その場合、各サブコネクタ2の前面からは雄端子金具4のタブ部20が露出しているが、フレーム3に組み込んだ状態では区画壁5がこれら露出したタブ部20を保護する保護壁を兼ねているため、雄端子金具4の保護が達成される。
【0026】
従来は、雄端子金具を収容するコネクタは一般にハウジングの先端部がフード部となって雌側のハウジングを受け入れかつ雄端子金具の先端部を保護するようにしているが、本実施形態ではこのフード部の役割を区画壁5が果たしている。したがって、サブコネクタ2側にはフード部を設ける必要がない分、つまり少なくともその厚みに相当する分だけ、コネクタ1全体の構造を小型化できる。
また、サブコネクタ2の単体時には、可動保護部材10が保護位置にあって雄端子金具4のタブ部20を取り囲んでいるため、フレーム3への組み込み前の状態での端子金具4の保護が達成される。また、フレーム3への組み込みがなされた後に、相手側コネクタとの嵌合がなされると、可動保護部材10は嵌合位置へ移動して雄端子金具4を露出させるようになるため、相手側端子金具との電気的接続が可能となる。
【0027】
さらに、サブコネクタ2の雄端子金具4は相手側コネクタとの嵌合によって可動保護部材10が後退位置へ移動すると、規制面25がランス12の撓み領域へ移動するため、ランス12は撓み変形が規制される。つまり、雄端子金具4に対する係合を解離する方向への動作が規制されるため、雄端子金具4はこれによって二次係止される結果、抜け止めが二重に達成される。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
可動保護部材から後方に突設される保護面は、面状である必要はない。例えば、端子保護面の頂点から角柱状のものを突設させてもよい。そのようなものでは、可動保護部材を軽量小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態においてサブコネクタを組付ける前の側面図
【図2】サブコネクタを組付ける前の平面図
【図3】サブコネクタが保護位置にあるときの側面図
【図4】サブコネクタが保護位置にあるときの側断面図
【図5】サブコネクタが保護位置にあるときの正面図
【図6】サブコネクタが保護位置にあるときの平面図
【図7】サブコネクタが二重係止位置にあるときの側面図
【図8】サブコネクタが二重係止位置にあるときの側断面図
【図9】サブコネクタが嵌合位置にあるときの側面図
【図10】サブコネクタが嵌合位置にあるときの側断面図
【図11】複数のサブコネクタをフレームに組付ける前の側断面図
【図12】コネクタを組み付けた後の側断面図
【図13】コネクタを組み付けた後の正面図
【図14】従来例におけるコネクタの正面図
【図15】同例におけるコネクタの側断面図
【符号の説明】
1…コネクタ
2…サブコネクタ
3…フレーム
4…雄端子金具
5…区画壁
6…収容空間(収容室)
10…可動保護部材
12…ランス(弾性係止片)

Claims (1)

  1. 全体が枠状をなし内部が区画壁によって複数の収容室に仕切られたフレームと、内部には雄端子金具を収容する端子収容部を有しかつこの端子収容部に撓み可能に形成された弾性係止片にて前記雄端子金具を抜け止めした状態で前記各収容室へ組み込み可能とする複数のサブコネクタとを備えてなるコネクタであって、
    前記サブコネクタはその前面から雄端子金具の先端部が露出するようになっているとともに、前記区画壁がこれら露出された雄端子金具の先端部を保護する保護壁を兼ねた構成となっており、
    また、前記サブコネクタの前面側には可動保護部材が前記サブコネクタのハウジングに対して前後方向へ移動可能に組み付けられ、
    さらに、この可動保護部材は、
    前記フレームに組付けられる前には前記弾性係止片の撓みを許容して前記雄端子金具を前記端子収容部へ挿入を可能とし、端子収容部に雄端子金具が収容された状態では雄端子金具の先端部を取り囲むことができる保護位置に保持され、
    前記サブコネクタがフレームに組み付けられるときには、前記区画壁に突き当てられることで前記保護位置より後退して前記雄端子金具の先端部を途中まで露出させこの露出された先端部が前記区画壁によって囲まれるようにするとともに、その一部が前記弾性係止片の撓み領域に進入して弾性係止片の解離方向の動作を規制可能とする二重係止位置に保持され、
    前記サブコネクタが前記フレームに対し前記二重係止位置に保持された状態で、
    相手側コネクタと嵌合するときには、この相手側コネクタと当接することで前記二重係止位置より後退し前記弾性係止片の撓み規制をしたまま前記雄端子金具の先端部を正規状態に露出させる嵌合位置に保持されるようになっていることを特徴とするコネクタ。
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