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JP3646303B2 - コンピュータシステムとそのメモリ管理方法、及びメモリ管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンピュータシステムとそのメモリ管理方法、及びメモリ管理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムのメモリ管理に関し、特にNAS(Network Attached Storage:ネットワーク・アタッチド・ストレージ)やファイルサーバ等において効率よくメモリを管理するコンピュータシステムとそのメモリ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、LANや通信ネットワークを介してクライアントとサーバ間でデータを送受する様々なコンピュータシステムが広く利用されている。このようなコンピュータシステムには、ファイルサーバ(File Server)や、NAS(Network Attached Storage:ネットワーク・アタッチド・ストレージ)等のシステムのように、サーバをファイルやその他のデータの記録のために使用するものもある。
【0003】
NASは、ネットワークインターフェイスを内蔵するストレージサブシステムである。NASは、RAID構成等、多数のハードディスクドライブを搭載したストレージサブシステムをネットワークに直接接続して使用することができる。また、NASでは、複数のサーバで1つのストレージを共有できるため障害発生時において処理を引き継ぐことができる等の利点がある。
【0004】
図6は、従来のNASサーバの構成を示すブロック図である。
【0005】
こうした、ファイルサーバやNAS等のコンピュータシステムでは、例えば、記録しているデータのクライアント200による読み出しの処理は、クライアント200からNIC(Network Interface Card:ネットワークインタフェースカード)60を介して、HDD51に記録されているファイルのリードアクセス要求を受け付けると、ファイバチャネル(Fiber Channel:FC)コントローラ50等を介して所定のHDD51をアクセスし、クライアント200にデータを返送し一連のリード処理を終える。
【0006】
一方、クライアント200からのライト要求の場合は、NASサーバは、クライアント200からデータを受信し、HDD51にデータを書き込み、次いでクライアント200に対して正常にライトが完了したことを通知して一連のライト処理を終える。
【0007】
また従来より、このライト要求の処理においては、より早くクライアント200に対し記録完了を通知することにより、NAS等の処理性能を向上させる手法も用いられている。
【0008】
これは、クライアント200から受信したライトデータを、一旦メモリ内に記録した時点で、HDD51への書き込みの終了を待つことなく、直ちにクライアント200へ記録完了を通知するのである。
【0009】
一連のライト動作において最も処理時間を必要とするのは、唯一機械的要素の存在するHDD51への書き込みである。ここで、一旦メモリに貯められたライトデータを、比較的HDD51の負荷が低いときに一括して書き込みを行うことにより、クライアント側はライト処理を速く終えることができ、NASの性能が高いと認識される。また、NAS側は、HDD51へのライトデータの書き込み処理を一括してまとめて処理できるため、効率が向上し高い処理性能を実現することができる。
【0010】
しかし、この従来の方式では、予期せぬ電源断などの発生によりサーバがダウンした場合に、HHD51に記録すべきデータが記録される前に消失してしまうという問題点があった。
【0011】
更に、クライアント200においても、一旦ライトデータの完了通知を受け取ると、それまで保持していたライトデータを保持する必要がなくなり破棄される場合があり、NASサーバのダウンによりNASサーバにもクライアントにもその記録されるべきデータが保持されていない状況になり、データのロストが引き起こされることがあった。
【0012】
この問題点に対応する従来の技術としては、ライトデータをNVRAM(Nonvolatile Memory:不揮発性メモリ)に保持するという手法が広く採用されている。NVRAMは、例えば、図6の例に示されるようにPCIカードに配してNVRAMカードを構成される。
【0013】
図7は、この場合の従来のNASのライトデータの流れを示すフローチャートである。NASサーバは、クライアント200から受信してメモリ31に記録されたライトデータを(ステップ703)、逐次PCIバス上のNVRAMカードへデータを転送し(ステップ704)、NVRAMへの書き込みの確認を完了した後(ステップ705)、クライアントへ完了通知を返していた(ステップ706)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の技術では、以下に述べるような問題点があった。
【0015】
近年では、Giga bit Ether等の登場によりネットワークのスピードが向上したため、結果的にNASサーバの負荷が増加し処理能力が追いつかないという問題が起きている。原因としてはネットワークのTCP/IP処理の速度の他に、PCIバス、メモリ・バスのバンド幅不足が挙げられる。
【0016】
例えば、クライアントからのライト要求は、前述のNVRAMカードを利用した方法においては、PCIバス上を何度もデータが行き来する必要があり、バスのバンド幅不足の原因となっている。
【0017】
本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、メインメモリ自体を不揮発性メモリ化することにより、特にクライアントからのライト時のライトデータの移動回数の削減によるPCIバスの負荷を軽減し、更にメインメモリにライトデータが渡った時点でクライアントに対し記録の完了を通知することにより、より安全でかつより高速な処理を実現するコンピュータシステムとそのメモリ管理方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のサーバ装置は、ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置において、保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出する電源監視手段と、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うメモリ制御手段とを備えた記憶保護部を含み、前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示することを特徴とする。
【0019】
請求項2の本発明のサーバ装置は、前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする。
【0020】
請求項3の本発明のサーバ装置は、前記メモリ制御手段は、前記第1の電源の異常の解消後には、前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする。
【0021】
請求項4の本発明のサーバ装置は、前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする。
【0022】
請求項5の本発明のサーバ装置は、前記メモリ制御手段は、前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする。
【0023】
請求項6の本発明のサーバ装置は、前記保護対象のメモリを、SDRAMとすることを特徴とする。
【0024】
請求項7の本発明のサーバ装置は、前記保護対象のメモリを、DIMMとすることを特徴とする。
【0025】
請求項8の本発明のサーバ装置は、前記記憶保護部は、DIMMである前記保護対象のメモリのSPDと、前記メモリコントローラとの間のI2Cバスにスイッチを備え、前記切り替えられた状態においては、前記SPDと前記メモリコントローラとの間を遮断することを特徴とする。
【0026】
請求項9の本発明のサーバ装置は、前記記憶保護部は、前記I2Cバスを介して、前記保護対象のメモリの前記SPDを制御することを特徴とする。
【0027】
請求項10の本発明のサーバ装置は、ネットワーク・アタッチド・ストレージであることを特徴とする。
【0028】
請求項11の本発明のサーバ装置は、ファイルサーバであることを特徴とする。
【0029】
請求項12の本発明のコンピュータシステムは、クライアント端末とサーバとの間で、ネットワークを介して相互に通信するコンピュータシステムにおいて、前記サーバは、保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出する電源監視手段と、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うメモリ制御手段とを備えた記憶保護部を含み、前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示することを特徴とする。
【0030】
請求項13の本発明のコンピュータシステムは、前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする。
【0031】
請求項14の本発明のコンピュータシステムは、前記メモリ制御手段は、前記第1の電源の異常の解消後には、前記保護対象のメモリに対する制御を前記サーバの前記メモリコントローラに戻し電源の供給前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする。
【0032】
請求項15の本発明のコンピュータシステムは、前記サーバは、前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする。
【0033】
請求項16の本発明のコンピュータシステムは、前記メモリ制御手段は、
前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2の電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする。
【0034】
請求項17の本発明のコンピュータシステムは、前記サーバを、ネットワーク・アタッチド・ストレージとすることを特徴とする。
【0035】
請求項18の本発明のコンピュータシステムは、前記サーバを、ファイルサーバとすることを特徴とする。
【0036】
請求項19の本発明のメモリ管理方法は、ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置のメモリ管理方法において、保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出するステップと、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うステップと、前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰させるステップとを含むことを特徴とする。
【0037】
請求項20の本発明のメモリ管理方法は、前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をするステップを含むことを特徴とする。
【0038】
請求項21の本発明のメモリ管理方法は、前記第1の電源の異常の解消後には、前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする。
【0039】
請求項22の本発明のメモリ管理方法は、前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする。
【0040】
請求項23の本発明のメモリ管理方法は、前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2の電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする。
【0041】
請求項24の本発明のメモリ管理方法は、前記保護対象のメモリを、SDRAMとすることを特徴とする。
【0042】
請求項25の本発明のメモリ管理方法は、前記保護対象のメモリを、DIMMとすることを特徴とする。
【0043】
請求項26の本発明のメモリ管理方法は、DIMMである前記保護対象のメモリのSPDと、前記メモリコントローラとの間のI2Cバスにスイッチを備え、前記切り替えられた状態においては、前記SPDと前記メモリコントローラとの間を遮断することを特徴とする。
【0044】
請求項27の本発明のメモリ管理方法は、前記I2Cバスを介して、前記保護対象のメモリの前記SPDを制御することを特徴とする。
【0045】
請求項28の本発明のメモリ管理方法は、前記サーバを、ネットワーク・アタッチド・ストレージとすることを特徴とする。
【0046】
請求項29の本発明のメモリ管理方法は、前記サーバを、ファイルサーバとすることを特徴とする。
【0047】
請求項30の本発明のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体は、ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置のメモリ管理プログラムを記録した記録媒体において、保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出するステップと、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うステップと、前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰させることを特徴とする。
【0048】
請求項31の本発明のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体は、前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする。
【0049】
請求項32の本発明のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体は、前記第1の電源の異常の解消後には、前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0051】
本発明では、CPU、メモリ、入出力部等を備える一般的なコンピュータシステムにおいて、メインメモリに記憶されたデータを保護し不揮発性メモリ化するための簡単な制御回路(記憶保護部10)を付加することにより、メインメモリの一部を不揮発性メモリ化し、予期せぬ電源断によるデータの消失を防ぎ、更にNAS(Network Attached Storage:ネットワーク・アタッチド・ストレージ)やファイルサーバ(File Server)に用いることにより、クライアントへの応答性能を向上させることを特徴とする。
【0052】
コンピュータシステムに、NIC(Network Interface Card:ネットワークインタフェースカード)や、SCSIやファイバチャネル(FC)といったハードディスクインタフェースを備えたNAS及びファイルサーバ(以後まとめてNAS、基本構成は図6を参照)においては、性能向上のために、クライアントからのライト要求があった場合HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)にデータを書き込む前にNVRAM(Nonvolatile Memory:不揮発性メモリ)に一旦データを保持し、またこの時点でクライアントには正常にライトが完了した旨を通知し、その後NVRAMからHDDへのデータの書き込みが行われる。
【0053】
本発明では、従来PCIバス配下にあったNVRAMに代わり、一般的なチップセットのメモリインタフェースに単純な制御回路(記憶保護部10)を付加することによりメインメモリを不揮発性メモリ化し、高性能なNASの処理を実現する。
【0054】
図1は、本発明の第1の実施の形態によるNASサーバ100の構成を示すブロック図であり、図2は、メインメモリを不揮発性メモリ化する本実施の形態の記憶保護部10の構成を示すブロック図である。
【0055】
ここで本実施の形態では、メモリに、SDRAM(一般的なSDRAM、DDR SDRAMを指す)を採用するが、特にメモリの種類をSDRAMに限定する必要はなく、他のメモリの場合においても本発明の方式を同様に適応することができる。また、メモリインタフェースのコマンド信号及びバンク信号と、記憶保護部(メインメモリ不揮発性メモリ化制御回路、MNC)10からのコマンド信号及びバンク信号を2対1のスイッチを介してバックアップ対象の(保護対象の)SDRAM DIMM31に接続する。
【0056】
記憶保護部10は、各スイッチ11、12のセレクト信号を制御することにより、記憶保護部10から直接DIMM31を制御することが可能である。また、記憶保護部10には、予期せぬ異常電源断やリセットを検知する電確信号とリセット信号、及び外部からスイッチのセレクト信号を制御できるようにDIMM31のSPDに接続されるI2Cバスの信号を記憶保護部10にも接続する。
【0057】
これらバックアップ対象のDIMM31や記憶保護部10の電源は、予備電源であるバッテリに接続することにより、予期せぬ電源断に対しDIMM31のデータのバックアップを保証する。
【0058】
つまり、記憶保護部10は、予期せぬ異常電源断やリセットを検知すると、直ちにスイッチ11、12を切り替えることにより、DIMM31の制御権をチップセットから記憶保護部10へ移し、決まったシーケンスのコマンドをDIMM31に対して発行しDIMM31を低消費電力モードに設定する。電源モジュールからの電源断通知から実際にマザーボード上に供給される電源断までは、数ミリ秒の時間があり、前記低消費電力モードへの移行には十分な時間がある。また、電源断後クロック供給の停止した記憶保護部10及び低消費電力モードに入ったDIMM31の消費電力は、ごくわずかであり、長期間のバックアップが可能となる。
【0059】
記憶保護部10は、電確信号またはリセット信号により電源の復帰またはリセットの解除を検知した場合は、メモリインタフェースに接続されたスイッチを切り替え、DIMMの制御権を記憶保護部10からチップセットへ戻す。
【0060】
バイオス(BIOS)は、NAS起動の際に前回のシステムの終了の状態を確認し、通常のシャットダウンやリセットであったのか、予期せぬ異常電源断やリセットであったのかを区別するためのNVRAM内のフラグを読み込み、通常時の場合はそのままDIMMの初期化を続けるが、異常時は一切の初期化を実施しない。
【0061】
なお、記憶保護部10へSPD用のI2Cバスを接続する実施の形態においては、電源復帰後もバックアップ対象DIMM31のメモリインタフェースに接続されたスイッチを記憶保護部10側にしておき、バイオス及びOSからのI2Cを介した記憶保護部10へのアクセスがあるまでバックアップ対象DIMM31の制御権をチップセットに渡さない、つまりチップセットからバックアップ対象DIMM31を不可視とする方法もあり、不揮発性メモリ化しないメインメモリと切り離した制御を行うことも可能である。
【0062】
以上説明したように、単純なハードウェアの追加により(又、そのソフトウェア制御により)、不揮発性メモリ化されたメインメモリにライトデータを書き込んだ時点で、クライアント側にライト完了の通知を出すことができ、従来行われているメインメモリからPCI NVRAMカードへのデータ転送が不要となり、NASの性能の向上が可能となる。
【0063】
また、PCIバス上のNVRAMへのライトデータ転送が不要となることからNASシステム全体のデータ転送バンド幅の有効活用が図られることとなり、スループットの向上も可能となる。
【0064】
次に、本実施の形態のコンピュータシステムの各部の機能をより詳細に説明する。なお、本実施の形態では、バックアップ対象の(保護対象の)メインメモリをSDRAMのDIMMとして説明するが、メモリの種類はこれに限定されるものではない。
【0065】
NASサーバ100は、CPU20と、複数のメインメモリであるDIMM31が接続されDIMMを制御するメモリコントローラ30と、NIC(Network Interface Card:ネットワークインタフェースカード)60及びHDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)51と接続されHDD51を制御するファイバチャネルコントローラ50が接続され入出力全体を制御する入出力コントローラ40からなり、LANを介して複数のクライアント200が接続される。
【0066】
これらのメモリコントローラ30や入出力コントローラ40は、一般的なチップセットであり、また本実施の形態のメインメモリを不揮発性メモリ化する機能を備えるものではない。
【0067】
不揮発性メモリ化するバックアップ対象のDIMM31には、記憶保護部(メインメモリ不揮発性メモリ化制御回路、MNC)10が接続されている。記憶保護部10は、非常に単純な内部論理を備えるものであり、プログラマブルなロジック回路、例えばFPGAなどで安価に構成することが可能である。
【0068】
図2の、DIMM31及び記憶保護部10近辺の詳細図を参照すると、この複数のDIMM31は、メモリコントローラ30に接続されたデータ線やアドレス線、及びスイッチを介してコマンド線と接続される。
【0069】
記憶保護部10は、電源断を及び電源投入を検知する電確信号、リセットを検出するリセット信号、バックアップ対象DIMM31をメモリコントローラに代わり制御するためのコマンド線、スイッチ11のセレクタ、スイッチ12のセレクタ、及びスイッチの切り替えをソフトウェアから制御するためのI2Cバスが接続されている。I2Cバスは、本来DIMM31上のSPDを読むためのもので、SDRAMをサポートするチップセットであれば必ず存在するバスである。
【0070】
次に、本実施の形態のコンピュータシステムの全体の処理動作を説明する。
【0071】
NASサーバ100は、ネットワークを介したファイルシステムを提供するサーバであり、これによりクライアント200はLANを介してHDD51にアクセスすることができる。
【0072】
クライアント200がHDD51内のファイルをリードする場合には、クライアント200からリード要求が、LAN及びNICを経由してCPU20に通知される。CPU20は、リードすべきファイルを、入出力コントローラ40及びファイバチャネルコントローラ50を介してHDD51からファイル内容を読み出し、NIC60を介してクライアント200へリードデータを返す。以上のように、NASからのデータの読み出しの場合には従来と同様の動作を行う。
【0073】
図3は、本実施の形態によるNASのライトデータの流れを示すフローチャートである。
【0074】
図3を参照すると、クライアント200がHDD51へファイルへの書き込みを行う場合には、NIC60を経由してライトデータは、まずバックアップ対象のDIMM31へ格納される(ステップ302、303)。
【0075】
DIMM31はバックアップの保証がされているため、DIMM31への記録が終了した時点で(ステップ304)、CPU20は即座にNIC60を介してクライアント200へライト完了通知を発行する(ステップ305)。
【0076】
その後、DIMM31内に記録されたライトデータを、HDD51の所定の場所に適当な機会に書き込みを行うことにより一連のライト処理が終了する。
【0077】
図7に示される従来のデータの流れと、図3に示される本実施の形態のデータの流れを比較すると、本実施の形態ではメインメモリに記録されるデータが保証されることにより従来より明らか短縮された処理を採用することができ、クライアント200へより速くライト完了通知を発行することが可能となり、クライアント200から見たライト処理性能が向上していることが分かる。更に、本実施の形態のはPCIバス上のデータの通過量も削減されており、結果的にPCIバスの負荷を下げている。
【0078】
図3や図7のフローチャートには示していないが、実際にはこの後にメモリ(DIMM31又はNVRAM70)からHDD51へのライトデータ書き込みのためのデータの移動が発生するため、PCIバスの負荷を減らすことは性能上、非常に重要である。
【0079】
次に、予期せぬ異常電源断及びリセットがかかった場合の、ハードウェアのバックアップ方法を説明する。
【0080】
ここでは、DIMM31には、SDRAMを想定している。通常動作時は、スイッチ11により、バックアップ対象のDIMM31とメモリコントローラからのコマンド線が接続状態となっている。また同様に、スイッチ12により、DIMM31上のSPD読み出しのためのI2Cバスも接続状態になっている。
【0081】
記憶保護部10が、異常電源断を電確信号により検出した場合や、異常リセットをリセット信号により検出した場合には、記憶保護部10は、直ちにスイッチセレクタ信号により記憶保護部10によって制御されるコマンド信号線をバックアップ対象のDIMM31に接続し、メモリコントローラ30からの制御を不能とする。同様に、スイッチセレクタ信号により、I2Cバスも切り離しメモリコントローラ30から存在を認識できないようにする。
【0082】
記憶保護部10は、DIMM31がアイドル状態になると思われる時間、“20T”程待ち合わせてから、コマンド信号を介してバックアップ対象DIMM31を低消費電力モードに設定する。ここで“T”は、クロックのターン数を示すものである。
【0083】
図4は、本実施の形態によるNASの異常電源断時の動作を説明するためのタイミングチャートであり、以下のように動作する。
(1)電確信号PowerGoodのネゲートを記憶保護部10が検知すると即座に各スイッチ11、12のセレクトを切り替えてDIMMの制御権を記憶保護部10に移す。
(2)DIMMがメモリコントローラからの何らかのオペレーション中であったことを考慮し、20T程のウェイトを入れる。
(3)DIMMの全バンクに対するプリチャージを発行する。
(3)DIMMの全ワードに対してオート・リフレッシュを発行する。例えば、512Mbit構成のDIMMであれば8192回のオート・リフレッシュを発行する必要がある。
(4)セルフ・リフレッシュを発行し、CKEをディアサートする。
【0084】
以上の手順によりDIMM31は、低消費電力モードに入りバッテリによる電源供給に切り替わる。以後、電源断やクロック停止に至っても、DIMM31内のデータはバッテリの電源供給が続く限り保証される。
【0085】
なお、あくまでも図4は、メインメモリにSDRAMを採用した場合を説明するための図であり、これ以外のメモリを採用した場合には、そのメモリの低消費電力モードの設定に沿う。
【0086】
次に、NASサーバ起動時の処理を説明する。図5は、本実施の形態によるNASの電源投入時におけるバイオスの処理を説明するためのフローチャートである。
【0087】
記憶保護部10は、電源起動後も引き続きバックアップ対象DIMM31に対しメモリコントローラ30からの切り離し状態を維持する。電源起動と同時にDIMM31を低消費電力モードから復帰させないのは、メモリコントローラ30がまだ初期化されていないためDIMM31へのリフレッシュ命令が発行されず、DIMM31内データが消失する恐れがあるからである。
【0088】
電源起動後バイオスは、前回の終了が異常終了であったのか正常終了であったのかを起動時に調べ(ステップ501、502)、もし正常終了後の起動であれば、SPD用のI2Cバスを介して記憶保護部10に対してスイッチングの指示を出す(ステップ503)。
【0089】
指示を受けた記憶保護部10は、コマンド信号中のCKEをアサートし、DIMMを低消費電力モードから復帰させ、次いでスイッチ11、12を制御してコマンド信号とメモリコントローラの接続、及びSPDのI2Cバスの接続を行い、DIMMのコントロール権をメモリコントローラに渡す(ステップ504)。これ以後は通常のメモリ初期化シーケンス、及びメモリテストを実施する(ステップ505)。
【0090】
一方、異常終了後の起動の場合は、バックアップ対象ではないメモリのメモリ初期化(ステップ506)、そのメモリテストを完了後に(ステップ507)SPD用のI2Cバスを介して記憶保護部10に対してスイッチングの指示を出し、バックアップ対象DIMMを復帰させる(ステップ508)。
【0091】
なお、本実施の形態のコンピュータシステムは、記憶保護部10によるメインメモリの不揮発メモリ化の処理や、ライトデータの記録完了の従来よりも早いクライアントへの応答処理、システム起動時における前回の終了の状態に対応するメモリ初期化処理等の機能や、その他の機能をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能を備えるコンピュータプログラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされることで実現することができる。このコンピュータプログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体90に格納される。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した各機能を実現する。
【0092】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のコンピュータシステムによれば、以下のような効果が達成される。
【0094】
第1に、メインメモリへ供給される電力を監視し、電源断の発生時には瞬時にメインメモリの制御と電源の供給を切り替えることができるため、メインメモリ自身を、メモリの処理速度を犠牲にすることなく不揮発性メモリ化することができ、予期せぬ電源断やリセットからのデータの消失を効果的に防止することができる。このため、NASサーバやファイルサーバ等において、クライアントからのライトデータをより高速に、かつより安全に処理することができる。
【0095】
第2に、メインメモリ自身を不揮発性メモリ化することにより、従来のPCIバスにNVRAMカードを置く構成に比べて、メモリからNVRAMカードにライトデータを転送する必要がなくなり、このためPCIバスの負荷が軽減され、クライアントからのより多くのデータを処理することが可能となり、高い性能を実現することができる。
【0096】
第3に、従来のサーバ装置では、クライアントからの送信データをメモリに受信後、メモリから更にハードディスクやNVRAMカードへの書き込みが完了した時点でクライアントに対し書込完了を通知するのであったが、本発明ではメモリに受信し書き込まれた時点で直ちにクライアントへ書込完了を通知することができる。このため、クライアントからのライト処理性能が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるNASの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のメインメモリを不揮発性メモリ化する記憶保護部の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態によるNASのライトデータの流れを示すフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態によるNASの異常電源断時の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態によるNASの電源投入時におけるバイオスの処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】 従来のNASの構成を示すブロック図である。
【図7】 従来のNASのライトデータの流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 NASサーバ
10 記憶保護部
11、12 スイッチ
20 CPU
30 メモリコントローラ
31 DIMM
40 入出力コントローラ
50 ファイバチャネルコントローラ
51 HDD
60 NIC
70 NVRAM
90 記録媒体
200 クライアント

Claims (33)

  1. ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置において、
    保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出する電源監視手段と、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うメモリ制御手段とを備えた記憶保護部を含み、
    前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示することを特徴とするサーバ装置。
  2. 前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記メモリ制御手段は、
    前記第1の電源の異常の解消後には、
    前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  5. 前記メモリ制御手段は、
    前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  6. 前記保護対象のメモリを、SDRAMとすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  7. 前記保護対象のメモリを、DIMMとすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  8. 前記記憶保護部は、
    DIMMである前記保護対象のメモリのSPDと、前記メモリコントローラとの間のI2Cバスにスイッチを備え、
    前記切り替えられた状態においては、前記SPDと前記メモリコントローラとの間を遮断することを特徴とする請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 前記記憶保護部は、
    前記I2Cバスを介して、前記保護対象のメモリの前記SPDを制御することを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
  10. ネットワーク・アタッチド・ストレージであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  11. ファイルサーバであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記載のサーバ装置。
  12. クライアント端末とサーバとの間で、ネットワークを介して相互に通信するコンピュータシステムにおいて、
    前記サーバは、
    保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出する電源監視手段と、前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うメモリ制御手段とを備えた記憶保護部を含み、
    前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示することを特徴とするコンピュータシステム。
  13. 前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする請求項12に記載のコンピュータシステム。
  14. 前記メモリ制御手段は、
    前記第1の電源の異常の解消後には、
    前記保護対象のメモリに対する制御を前記サーバの前記メモリコントローラに戻し電源の供給前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする請求項12または請求項13に記載のコンピュータシステム。
  15. 前記サーバは、
    前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか一つに記載のコンピュータシステム。
  16. 前記メモリ制御手段は、
    前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2の電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか一つに記載のコンピュータシステム。
  17. 前記サーバを、ネットワーク・アタッチド・ストレージとすることを特徴とする請求項12から請求項16のいずれか一つに記載のコンピュータシステム。
  18. 前記サーバを、ファイルサーバとすることを特徴とする請求項12から請求項17のいずれか一つに記載のコンピュータシステム。
  19. ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置のメモリ管理方法において、
    保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出するステップと、
    前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うステップと、
    前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰させるステップとを含むことを特徴とするメモリ管理方法。
  20. 前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をするステップを含むことを特徴とする請求項19に記載のメモリ管理方法。
  21. 前記第1の電源の異常の解消後には、
    前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする請求項19または請求項20に記載のメモリ管理方法。
  22. 前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  23. 前記保護対象のメモリへの電源の供給元を前記第2の電源へ切り替える時に、前記保護対象のメモリを低消費電力による動作に切り替えることを特徴とする請求項19から請求項22のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  24. 前記保護対象のメモリを、SDRAMとすることを特徴とする請求項19から請求項23のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  25. 前記保護対象のメモリを、DIMMとすることを特徴とする請求項19から請求項24のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  26. DIMMである前記保護対象のメモリのSPDと、前記メモリコントローラとの間のI2Cバスにスイッチを備え、前記切り替えられた状態においては、前記SPDと前記メモリコントローラとの間を遮断することを特徴とする請求項25に記載のメモリ管理方法。
  27. 前記I2Cバスを介して、前記保護対象のメモリの前記SPDを制御することを特徴とする請求項26に記載のメモリ管理方法。
  28. 前記サーバを、ネットワーク・アタッチド・ストレージとすることを特徴とする請求項19から請求項27のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  29. 前記サーバを、ファイルサーバとすることを特徴とする請求項19から請求項27のいずれか一つに記載のメモリ管理方法。
  30. ネットワークを介しクライアント端末からのアクセスを受け付けて通信するサーバ装置のメモリ管理プログラムを記録した記録媒体において、
    保護対象のメモリに供給される第1の電源の異常を検出するステップと、
    前記第1の電源に異常が検出され、前記サーバ装置のシステムが終了する場合に、前記保護対象のメモリへ第2の電源を供給するように切り替え、前記保護対象のメモリをメモリコントローラから切り離して制御を行うステップと、
    前記サーバ装置が起動し前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバのシステムの終了が異常終了であったときには、前記保護対象のメモリ以外のメモリに対し起動時の初期化処理をした後に、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰させることを特徴とするコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体。
  31. 前記第1の電源が復帰する場合に、前回の前記サーバ装置のシステムの終了が正常終了であったときには、前記保護対象のメモリへの電源供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に復帰するよう前記記憶保護部に指示し復帰させた後に、全てのメモリに対し起動時の初期化処理をすることを特徴とする請求項30に記載のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体。
  32. 前記第1の電源の異常の解消後には、前記保護対象のメモリに対する制御を前記メモリコントローラに戻し電源の供給元を前記第2の電源から前記第1の電源に戻すことを特徴とする請求項30または請求項31に記載のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体。
  33. 前記クライアントから送信されるデータを、前記保護対象のメモリに記録した時点で、前記クライアントに対し前記データの記録完了を通知することを特徴とする請求項30から請求項32のいずれか一つに記載のコンピュータにより読み取り可能なメモリ管理プログラムを記録した記録媒体。
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