JP3637743B2 - 投射型液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示する画像に応じて空間的に変調した光を投射するようにした投射型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像を鑑賞するため等の目的に用いられる投射型液晶表示装置として、例えば、光源からの光を液晶パネルに照射して空間的に変調し、この液晶パネルの透過光を投射光学系によってスクリーン等に投射して画像を表示するようにした液晶プロジェクタ装置等が開発されている。
【0003】
このような投射型液晶表示装置には、R(赤),G(緑),B(青)の3色のカラーフィルタを備えた液晶パネルを1枚用いて構成した単板方式のものと、モノクロ液晶パネルをB,R,Gの各光路ごとに設けて構成した3板方式のものとがある。
【0004】
このうち、単板方式の液晶表示装置は、構造が簡単で小型化・軽量化および低価格化が容易であるが、その一方、カラーフィルタによる光吸収が多いため、高輝度化に難点があると共に、冷却の点でも不利である。そこで、このような問題に対処すべく、単板方式においても、カラーフィルタを用いない構成の投射型液晶表示装置が開発されている。例えば、特開平4−60538号公報あるいは「ASIA DISPLAY ’95,p887」には、液晶画素を駆動する3個の画素ごとに1個の集光用マイクロレンズを対向配置し、このマイクロレンズの各々にそれぞれ異なる方向からB,R,Gの3色を入射させて集光し、その出射光をB,R,Gの3色に対応した画素にそれぞれ入射させるようにした単板方式のカラー液晶表示装置が開示されている。このカラー液晶表示装置では、画素と画素との間の領域(画素駆動用のスイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)が形成されたブラックマトリクス部分)に入射した光をも有効利用することができ、実質的な開口率が高くなるので、高輝度化が可能となる。
【0005】
図9は、カラーフィルタを用いない従来の単板方式の投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。この投射型液晶表示装置は、光源101と、UV(紫外線)−IR(赤外線)カットフィルタ102と、ガラス・ロッド・インテグレータ103と、リレーレンズ104と、コリメータレンズ105とを備えている。これにより、光源101から発せられた白色光は、UV−IRカットフィルタ102により紫外線および赤外線が除去され、その後、ガラス・ロッド・インテグレータ103により照度分布が均一化されると共に、リレーレンズ104およびコリメータレンズ105を透過して所定幅の平行光となって出射されるようになっている。
【0006】
この投射型液晶表示装置は、また、コリメータレンズ105から出射された平行光を、色表示の基本となるB,R,Gの3色の光に選択的に分離して出射するダイクロイックミラー106と、このダイクロイックミラー106により分離されたB,R,Gの3色の光の各々を直線偏光させる入射側偏光板107と、この入射側偏光板107により直線偏光されたB,R,Gの3色の光を、表示する画像に応じて空間的に変調する液晶パネル108と、この液晶パネル108により空間的に変調された光のうち所定の方向に偏光された光のみを透過させる出射側偏光板109と、この出射側偏光板109を透過した光をスクリーン111に投射する投射レンズ110とを備えている。入射側偏光板107および液晶パネル108は、ダイクロイックミラー106に対して、それぞれ所定間隔を空けて別々に配置されている。
【0007】
ダイクロイックミラー106は、それぞれB,R,Gの光を選択的に反射するB用ミラー106B,R用ミラー106RおよびG用ミラー106Gの3枚のミラーを有している。また、ミラー106B,106R,106Gは、液晶パネル108にそれぞれ異なる方向から入射するR,G,Bの各色の光の入射角を設定するための色調整保持機構(図示せず)を有している。
【0008】
このような従来の投射型液晶表示装置では、光源101から発せられた白色光は、3枚のダイクロイックミラー106R,106G,106Bにより、R,G,Bの3色の光に分離され、この分離された各色光が、ダイクロイックミラー106R,106G,106Bとは別体として保持されている液晶パネル108に各々異なる角度で入射する。
【0009】
図10は、従来の3板方式の投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。この投射型液晶表示装置は、図9に示した単板方式の投射型液晶表示装置と同様の機能を有する光源201と、UV−IRカットフィルタ202と、ガラス・ロッド・インテグレータ203と、リレーレンズ204と、コリメータレンズ205とを備えており、光源201から発せられた白色光を、コリメータレンズ205を透過させて平行光として出射するようになっている。
【0010】
この投射型液晶表示装置は、また、同一光路上に、所定間隔を空けて設けられ、コリメータレンズ205から出射された平行光を、それぞれ色表示の基本となるR,G,Bの3色の光に選択的に分離するダイクロイックミラー206R,206G,206Bと、ダイクロイックミラー206Rにより反射されたR色光を更に所定方向に反射する反射ミラー207と、ダイクロイックミラー206Bにより反射されたB色光を更に所定方向に反射する反射ミラー208と、ダイクロイックミラー206R,206G,206Bにより分離されたR,G,Bの3色の光の各々を直線偏光させる入射側偏光板209R,209G,209Bと、これらの入射側偏光板209R,209G,209Bにより直線偏光されたR,G,Bの3色の光を、それぞれ表示する画像に応じて空間的に変調するモノクロの液晶パネル210R,210G,210Bと、これらの液晶パネル210R,210G,210Bにより空間的に変調された光のうち所定の方向に偏光された光のみを透過させる出射側偏光板211R,211G,211Bと、これらの出射側偏光板211R,211G,211Bを透過したR,G,Bの3色の光を合成する色合成用ダイクロイックプリズム212と、この色合成用ダイクロイックプリズム212により合成された光をスクリーン111に投射する投射レンズ213とを備えている。
【0011】
色合成用ダイクロイックプリズム212は立方体形状をしている。この色合成用ダイクロイックプリズム212は、それぞれR,G,Bの3色の光が入射する3つの入射面212R,212G,212Bを有している。入射側偏光板209R,液晶パネル210Rおよび出射側偏光板211Rは、この色合成用ダイクロイックプリズム212の一つの入射面212Rに対向するように配置されている。また、入射側偏光板209G,液晶パネル210Gおよび出射側偏光板211Gは、ダイクロイックプリズム212における入射面212Rと直交する他の入射面212Gに対向するように配置されている。一方、入射側偏光板209B,液晶パネル210Bおよび出射側偏光板211Bは、色合成用ダイクロイックプリズム212における入射面212Rと平行な他の入射面212Bに対向するように配置されている。
【0012】
また、入射側偏光板209R,209G,209Bおよび液晶パネル210R,210G,210Bは、ダイクロイックミラー212に対して、それぞれ間隔を空けて別々に配置されている。
【0013】
このような3板方式の投射型液晶表示装置では、ダイクロイックミラー206R,206G,206Bにより分離されたR,G,Bの3色の光の各々は、入射側偏光板209R,209G,209Bにより直線偏光された後、空間中の空気を介して液晶パネル210R,210G,210Bに入射する。液晶パネル210R,210G,210を出射した光は、出射側偏光板211R,211G,211Bに入射し、更に、これらの出射側偏光板211R,211G,211Bを透過したR,G,Bの3色の光が、空間中の空気を介してそれぞれ色合成用ダイクロイックプリズム212の入射面212R,212G,212Bの各々に入射する。色合成用ダイクロイックプリズム212の入射面212R,212G,212Bに入射したR,G,Bの3色の光は、色合成用ダイクロイックプリズム212の作用により、色合成された後、投射レンズ213により、スクリーン111に投射される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の各方式の投射型液晶表示装置では、液晶パネルが、ダイクロイックミラー等の他の光学部品に対して、完全に分離して配置されているため、表面に塵や埃等のごみが付着し易く、画品位の劣化や光量の低下を招くという問題があった。また、液晶パネルとその周辺の光学部品が別々に配置されており、構成の簡易化が十分になされていないという問題があった。
【0015】
また、従来の各方式の投射型液晶表示装置では、液晶パネルから生ずる熱を抑えるために、通常、図示しない冷却用のファンを設けて風を送ることで液晶パネルを冷却するようになっているが、上記したように従来では、液晶パネルが、他の光学部品に対して分離して配置され、表面が熱伝導率の低い空気と接するようになっているために、冷却ファンによる冷却効果が低くなり、画品位に影響を及ぼすという問題があった。このため、冷却効果を上げるために、冷却ファンの回転速度を上げる必要があり、これにより、冷却ファン自身および冷却ファンにより送られる風による騒音が必要以上に生じてしまうという問題があった。
【0016】
また、特に、図9に示した従来の単板方式の投射型液晶表示装置では、3枚のダイクロイックミラー106B,106R,106Gの厚さ分と、液晶パネル108にそれぞれ異なる方向から入射するR,G,Bの各色の光の入射角を設定するための色調整保持機構とに対応したスペースを確保しなければならず、構成が大型化してしまうという問題があった。また、3枚のダイクロイックミラー106B,106R,106Gの厚さには、製造上ばらつきが存在するため、入射角度の無調整化が困難であり、反射角の精度が十分ではないという問題があった。更に、3枚のダイクロイックミラー106B,106R,106Gの表裏面に塵や埃等のごみが付着し易く、画品位の劣化や光量の低下を招くという問題があった。加えて、ダイクロイックミラー106B,106R,106Gの裏面において反射した迷光により混色が生じ、これによって画品位の低下を招くという問題もあった。
【0017】
また、特に、図10に示した従来の3板方式の投射型液晶表示装置では、色合成用ダイクロイックプリズム212が他の光学部品と分離して設けられ、入射面212R,212G,212B各々の空間上に隙間が生じているため、入射面212R,212G,212Bに塵や埃等のごみが付着し易く、画品位の劣化や光量の低下を招くという問題があった。また、入射面212R,212G,212Bそれぞれにおいて反射した光が迷光となり、これによって画品位の低下を招くという問題があった。
【0018】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、液晶パネルの周辺光学系の構成の簡易化を図ると共に、画品位の向上を図ることができるようにした投射型液晶表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明による投射型液晶表示装置は、色表示の基本となる光の分離を行うダイクロイックプリズムと、ダイクロイックプリズムに対して少なくとも1つの光学部材を介して一体化された液晶パネルとを備え、ダイクロイックプリズムは、光の出射面と、色表示の基本となる3つの光を出射面に向けて選択的に反射し、3つの光を互いに異なる反射角度で分離する3つの反射面とを有し、液晶パネルは、光の入射面と出射面とを有し、その光の出射面に透明部材が固着されていると共に、光の入射面が少なくとも1つの光学部材を介してダイクロイックプリズムの出射面に固着されて一体化されているものである。
【0023】
本発明による投射型液晶表示装置では、ダイクロイックプリズムにおいて分離された色表示の基本となる光が、空間中の空気に触れることなく、ダイクロイックプリズムに一体化された液晶パネルに少なくとも1つの光学部材を介して入射される。液晶パネルに入射した光は、透明部材が固着された液晶パネルの光の出射面から空間中の空気に触れることなく、透明部材を介して出射される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。この投射型液晶表示装置は、カラーフィルタを用いない単板方式の液晶プロジェクタであり、白色光を発する光源1と、この光源1から発せられた白色光に含まれる紫外線および赤外線を除去するUV−IRカットフィルタ2と、このUV−IRカットフィルタ2を透過した光を拡散させて光の照度分布が均一化された平行光を出射するガラス・ロッド・インテグレータ3と、このガラス・ロッド・インテグレータ3から出射された平行光を集光して光源像を形成するリレーレンズ4と、このリレーレンズ4と共にテレセントリック光学系を形成してリレーレンズ4により集光された光を再び所定幅の平行光として出射するコリメータレンズ5とを備えている。
【0028】
本実施の形態に係る投射型液晶表示装置は、また、コリメータレンズ5から出射された平行光を、色表示の基本となるB,R,Gの3色の光に選択的に分離して出射する色分離用ダイクロイックプリズム6と、この色分離用ダイクロイックプリズム6により分離されたB,R,Gの3色の光の各々を直線偏光させる入射側偏光板7と、この入射側偏光板7により直線偏光されたB,R,Gの3色の光に対して所定の位相差を生じさせる位相差板8と、この位相差板8を透過したB,R,Gの3色の光を、表示する画像に応じて空間的に変調する液晶パネル9と、この液晶パネル9の光出射面に固着された透明部材としてのガラス板10と、液晶パネル9により空間的に変調された光のうち所定の方向に偏光された光のみを透過させる出射側偏光板11と、この出射側偏光板11を透過した光をスクリーン13に投射する投射レンズ12とを備えている。また、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置は、図示しないが、液晶パネル9から生ずる熱を抑えるための冷却用のファンを備えている。
【0029】
色分離用ダイクロイックプリズム6,入射側偏光板7,位相差板8,液晶パネル9,ガラス板10および出射側偏光板11は、全て一体化されている。すなわち、液晶パネル9の光入射面側に設けられた入射側偏光板7の一方の面は、色分離用ダイクロイックプリズム6の光出射面に所定の接着剤により固着されている。また、入射側偏光板7の他方の面は、位相差板8の一方の面に固着されている。位相差板8の他方の面は、液晶パネル9の一方の面(光の入射面)に固着されている。液晶パネル9の他方の面(光の出射面)には透明部材としてのガラス板10が固着されている。なお、位相差板8は、入射された光に対して液晶パネル9内の液晶分子の配向方向(ラビング方向)に応じた位相差を生じさせるために設けられたものであるため、液晶パネル9内の液晶分子の配向方向によっては、この位相差板8を設ける必要はない。
【0030】
光源1としては、例えばハロゲンランプ、メタルハライドランプ等が用いられる。ガラス・ロッド・インテグレータ3は、光源1から出射された白色光を拡散させ、液晶パネル9における面内照度分布が均一になるようにするためのものである。
【0031】
色分離用ダイクロイックプリズム6は、それぞれB,R,Gの光を選択的に反射して、白色光をB,R,Gの3原色の光に分離するための反射面6B,6R,6Gの3つの反射面を有している。これらの各反射面6B,6R,6Gは、所定の誘電体多層膜により形成されていると共に、その反射角度がB,R,Gの光がそれぞれ異なる所定の角度で液晶パネル9に入射するように設定されている。これにより、色分離用ダイクロイックプリズム6に入射した光源1からの光のうち、R,G,Bの光のみが液晶パネル9に向けて反射され、その他の成分は透過するようになっている。このように、従来用いていたダイクロイックミラーの代わりに色分離用ダイクロイックプリズム6を使用したことにより、光学系のサイズを小さくすることができると共に、取り付け時において、従来のように各ミラー毎に角度調整を行う必要が無くなり、調整の簡易化を図ることができる。
【0032】
液晶パネル9は、光入射面側が位相差板8および入射側偏光板7を介して色分離用ダイクロイックプリズム6の光出射面側に固着されて一体化されていると共に、光出射面にガラス板10が固着されている。このように、液晶パネル9は、表裏面に位相差板8およびガラス板10が直接固着されているため、表裏面に塵や埃等のごみが付着することがない。この液晶パネル9は、B,R,Gの3色に対応した画素電極が多数形成された画素基板と、マイクロレンズが多数形成された対向基板と、これら画素基板と対向基板によって挟まれた液晶層とを有して構成され、マイクロレンズの各々にそれぞれ異なる方向から入射されたB,R,Gの3色の光を集光して、B,R,Gの3色に対応した画素にそれぞれ入射させるようになっている。この液晶パネル9は、図示しない所定の駆動回路によって駆動される。
【0033】
色分離用ダイクロイックプリズム6およびガラス板10は、液晶パネル9から発生される熱を伝導し易いガラス部材(例えば、熱伝導率が1.0W/m・K以上の部材)で構成されることが望ましく、例えば、ほうけい酸クラウンガラス(例えば、ショット社製のBK7)や、ほうけい酸ガラス(例えば、コーニング社製の#7059)等が適用される。また、ガラス板10の厚みは、液晶パネル9から発生される熱による応力の影響等を考慮して、1mm以上であることが望ましい。このように、本実施の形態では、液晶パネル9に一体化された色分離用ダイクロイックプリズム6およびガラス板10を、熱伝導性に優れた部材で構成することにより、液晶パネル9から放出される熱が除去され易いようになっている。なお、更に、液晶パネル9から放出される熱が除去され易いように、色分離用ダイクロイックプリズム6またはガラス板10の所定の位置に冷却部材を設置するようにしてもよい。
【0034】
図2および図3は、液晶パネル9の周辺の構造を表す斜視図であり、冷却部材の設置例を説明するためのものである。図2の設置例は、色分離用ダイクロイックプリズム6における光の入射および出射に寄与しない一つの面6aに、冷却部材として、銅やアルミニウム等からなる複数の放熱板20を固着して設置するようにしたものである。また、図3の設置例は、色分離用ダイクロイックプリズム6の面6aに、冷却部材としての複数のヒートパイプ21を固着して設置すると共に、これらの複数のヒートパイプ21をペルチェ効果を有する冷却部材としてのペルチェ素子22に接続するようにしたものである。なお、上記した冷却部材を、色分離用ダイクロイックプリズム6ではなく、ガラス板10における光の入射および出射に寄与しない別の面に設置するようにしてもよい。
【0035】
次に、上記したような構成の投射型液晶表示装置の作用について説明する。
【0036】
図1に示したように、まず、光源1から発せられた白色光は、UV−IRカットフィルタ2により紫外線および赤外線が除去される。そして、このUV−IRカットフィルタ2を透過した光は、ガラス・ロッド・インテグレータ3において拡散され、光の照度分布が均一化された平行光が出射される。このガラス・ロッド・インテグレータ3から出射された平行光は、リレーレンズ4により、一旦集光された後、リレーレンズ4と共にテレセントリック光学系を形成したコリメータレンズ5により、所定幅の平行光として出射され、色分離用ダイクロイックプリズム6に入射する。
【0037】
コリメータレンズ5から色分離用ダイクロイックプリズム6に入射した平行光は、色分離用ダイクロイックプリズム6の各反射面6B,6R,6Gの作用により、色表示の基本となるB,R,Gの3色の光に選択的に分離される。分離されたB,R,Gの3色の光の各々は、色分離用ダイクロイックプリズム6の光の出射面側に固着された入射側偏光板7により直線偏光される。直線偏光された光は、位相差板8において、液晶パネル9内の液晶分子の配向方向に応じて所定の位相差が生じた後、液晶パネル9に入射する。液晶パネル9は、位相差板8を透過したB,R,Gの3色の光を、表示する画像に応じて空間的に変調して出射する。液晶パネル9を出射した光は、液晶パネル9の光の出射面側に固着されたガラス板10を介して出射側偏光板11に入射し、更に、この出射側偏光板11を透過した光が、投射レンズ12によりスクリーン13に投射される。
【0038】
次に、色分離用ダイクロイックプリズム6の所定の位置に冷却部材を設置した場合の冷却作用について説明する。
【0039】
図2または図3に示したように、液晶パネル9において発生した熱は、入射側偏光板7および位相差板8を介して色分離用ダイクロイックプリズム6に伝導される。色分離用ダイクロイックプリズム6に伝導された熱は、更に、色分離用ダイクロイックプリズム6における光の入射および出射に寄与しない面6aに設置された放熱板20(図2)やペルチェ素子22に接続されたヒートパイプ21(図3)のような冷却部材に伝導され、この冷却部材を通して光学系の外部へ放出される。これにより、液晶パネル9における発熱による温度上昇を低減することができる。従って、温度上昇による液晶パネルの画品位の低下を防止できると共に、冷却のための送風による騒音の低減が可能となる。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置によれば、従来用いていたダイクロイックミラーの代わりに色分離用ダイクロイックプリズム6を使用したことにより、従来用いられていた複数の色分離用のダイクロイックミラーに設けられる色調整保持機構が不要となり、光学系のサイズを小さくすることができると共に、取り付け時において、従来のように各ミラー毎に角度調整を行う必要が無くなり、調整の簡易化を図ることができる。また、液晶パネル9の周辺の光学部品を液晶パネル9と共に色分離用ダイクロイックプリズム6に全て一体化するようにしたので、光学系のサイズを小さくすることができる。
【0041】
また、各光学部品が一体化されていることにより、従来設けられていたダイクロイックミラーに起因して生じていた、画品位の低下を防ぐことができる。更に、液晶パネル9の表面および色分離用ダイクロイックプリズム6の光出射面が空間上に露出しておらず、ダイクロイックプリズム6において分離された光が、空間中の空気に触れることなく、ガラス板10が固着された液晶パネル9からガラス板10を介して出射するようになっているので、液晶パネル9および色分離用ダイクロイックプリズム6の表面に塵や埃等のごみが付着することが防止されると共に、光の表面反射を低減して迷光の発生を防止することができ、これによって、画品位の低下を防ぐことができる。
【0042】
また、液晶パネル9に対して一体化された色分離用ダイクロイックプリズム6およびガラス板10を、液晶パネル9から発生される熱を伝導し易い部材で構成すると共に、色分離用ダイクロイックプリズム6またはガラス板10の所定の位置に、冷却部材を設置するようにしたので、液晶パネル9から放出される熱が除去され易く、冷却効果に優れている。これにより、液晶パネル9の周辺光学系の光学特性が、熱によって変化することを防止でき画品位の低下を防ぐことができる。また、冷却効果が向上することにより、より明るい光を入射させることが可能となり、明るい画像表示を実現することが可能となる。更に、冷却効果に優れていることにより、冷却用のファンの負担が軽減され、冷却用のファンに起因して生ずる騒音等を低減することができる。なお、例えば、液晶パネル9の片面を熱伝導率の高い色分離用ダイクロイックプリズム6に一体化し、他面を熱伝導率の低い空間上に露出させた場合においては、液晶パネル9の片側のみを冷却用のファンにより必要以上に冷却することとなり、液晶パネル9の表裏面で温度勾配が生じ、これにより、液晶パネル9に応力が発生して、液晶層の厚みにむらが生じ、画品位が著しく低下するということがある。しかし、本実施の形態では、液晶パネル9の表裏面に対して色分離用ダイクロイックプリズム6およびガラス板10が一体化されているので、このような問題が生じることが少ない。
【0043】
このように、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置によれば、液晶パネル9の周辺光学系の構成の簡易化を図ることができると共に、画品位の向上を図ることができる。
【0044】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0045】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。この投射型液晶表示装置は、モノクロの液晶パネルを3枚使用する3板方式の液晶プロジェクタであり、図1に示した第1の実施の形態に係る投射型液晶表示装置と同様の機能を有する光源31と、UV−IRカットフィルタ32と、ガラス・ロッド・インテグレータ33と、リレーレンズ34と、コリメータレンズ35とを備えており、図1に示した投射型液晶表示装置と同様に、光源31から発せられた白色光を、コリメータレンズ35を透過させて所定幅の平行光として出射するようになっている。
【0046】
本実施の形態に係る投射型液晶表示装置は、また、同一光路上に、所定間隔を空けて設けられ、コリメータレンズ35から出射された平行光を、それぞれ色表示の基本となるR,G,Bの3色の光に選択的に分離するダイクロイックミラー36R,36G,36Bと、ダイクロイックミラー36Rにより反射されたR色光を更に所定方向に反射する反射ミラー37と、ダイクロイックミラー36Bにより反射されたB色光を更に所定方向に反射する反射ミラー38と、ダイクロイックミラー36R,36G,36Bにより分離されたR,G,Bの3色の光の各々を直線偏光させる入射側偏光板39R,39G,39Bと、これらの入射側偏光板39R,39G,39Bにより直線偏光されたR,G,Bの3色の光を透過するガラス板40R,40G,40Bと、これらのガラス板40R,40G,40Bを透過したR,G,Bの3色の光を、それぞれ表示する画像に応じて空間的に変調するモノクロの液晶パネル41R,41G,41Bと、これらの液晶パネル41R,41G,41Bにより空間的に変調された光のうち所定の方向に偏光された光のみを透過させる出射側偏光板42R,42G,42Bと、これらの出射側偏光板42R,42G,42Bを透過したR,G,Bの3色の光を合成する色合成用ダイクロイックプリズム43と、この色合成用ダイクロイックプリズム43により合成された光をスクリーン13に投射する投射レンズ44とを備えている。
【0047】
また、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置は、図示しないが、液晶パネル41R,41G,41Bから生ずる熱を抑えるための冷却用のファンを備えている。また、液晶パネル41R,41G,41Bは、図示しない所定の駆動回路に接続されて駆動される。なお、液晶パネル41R,41G,41B内の液晶分子の配向方向によっては、液晶パネル41Rと出射側偏光板42R,液晶パネル41Gと出射側偏光板42G,液晶パネル41Bと出射側偏光板42Bとの間に、それぞれ液晶分子の配向方向に応じた位相差を生じさせるための位相差板が設けられる。
【0048】
色合成用ダイクロイックプリズム43は、立方体形状をしている。この色合成用ダイクロイックプリズム43は、それぞれR,G,Bの3色の光が入射する3つの入射面43R,43G,43Bを有している。入射面43Rと入射面43G,入射面43Gと入射面43Bは、互いに直交した位置関係にあり、また、入射面43Rと入射面43Bは互いに平行した位置関係にある。入射側偏光板39R,ガラス板40R,液晶パネル41Rおよび出射側偏光板42Rは、色合成用ダイクロイックプリズム43の一つの入射面43Rに対向するように一体化されて配置されている。すなわち、色合成用ダイクロイックプリズム43の一つの入射面43Rには、出射側偏光板42Rの一方の面が所定の接着剤により固着され、液晶パネル41Rの表裏面には出射側偏光板42Rの他方の面と、ガラス板40Rの一方の面が固着されている。また、ガラス板40Rの他方の面には、入射側偏光板39Rが固着されている。
【0049】
入射側偏光板39G,ガラス板40G,液晶パネル41Gおよび出射側偏光板42Gは、色合成用ダイクロイックプリズム43における入射面43Gに対向するように一体化されて配置されている。すなわち、色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43Gには、出射側偏光板42Gの一方の面が所定の接着剤により固着され、液晶パネル41Gの表裏面には出射側偏光板42Gの他方の面と、ガラス板40Gの一方の面が固着されている。また、ガラス板40Gの他方の面には、入射側偏光板39Gが固着されている。
【0050】
入射側偏光板39B,ガラス板40B,液晶パネル41Bおよび出射側偏光板42Bは、色合成用ダイクロイックプリズム43における入射面43Bに対向するように一体化されて配置されている。すなわち、色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43Bには、出射側偏光板42Bの一方の面が所定の接着剤により固着され、液晶パネル41Bの表裏面には出射側偏光板42Bの他方の面と、ガラス板40Bの一方の面が固着されている。また、ガラス板40Bの他方の面には、入射側偏光板39Bが固着されている。
【0051】
このように、本実施の形態においては、入射側偏光板39R,39G,39B,ガラス板40R,40G,40B,液晶パネル41R,41G,41B,出射側偏光板42R,42G,42Bおよび色合成用ダイクロイックプリズム43は、全て一体化されているので、光学系のサイズを小さくすることができると共に、液晶パネル41R,41G,41Bのそれぞれの表裏面および色合成用ダイクロイックプリズム43の光入射面に塵や埃等のごみが付着することが防止される。
【0052】
色合成用ダイクロイックプリズム43およびガラス板40R,40G,40Bは、液晶パネル41R,41G,41Bから発生される熱を伝導し易い部材(例えば、熱伝導率が1.0W/m・K以上の部材)で構成されることが望ましく、例えば、ほうけい酸クラウンガラス(例えば、ショット社製のBK7)や、ほうけい酸ガラス(例えば、コーニング社製の#7059)等が適用される。また、ガラス板40R,40G,40Bの厚みは、液晶パネル41R,41G,41Bから発生される熱による応力の影響等を考慮して、1mmであることが望ましい。このように、本実施の形態では、液晶パネル41R,41G,41Bに一体化された色合成用ダイクロイックプリズム43およびガラス板40R,40G,40Bを、熱伝導性に優れた部材で構成することにより、液晶パネル41R,41G,41Bから放出される熱が除去され易いようになっている。なお、更に、液晶パネル41R,41G,41Bから放出される熱が除去され易いように、色合成用ダイクロイックプリズム43またはガラス板40R,40G,40Bの所定の位置に、冷却部材を設置するようにしてもよい。
【0053】
図5および図6は、液晶パネル9の周辺の構造を表す斜視図であり、冷却部材の設置例を説明するためのものである。図5の設置例は、色合成用ダイクロイックプリズム43における光の入射および出射に寄与しない一つの面43aに、冷却部材として、銅やアルミニウム等からなる複数の放熱板60を固着して設置するようにしたものである。また、図6の設置例は、色合成用ダイクロイックプリズム43における面43aに、冷却部材としての複数のヒートパイプ61を固着して設置すると共に、これらの複数のヒートパイプ61をペルチェ効果を有する冷却部材としてのペルチェ素子62に接続するようにしたものである。なお、上記した冷却部材を、色合成用ダイクロイックプリズム43ではなく、ガラス板40R,40G,40Bにおける光の入射および出射に寄与しないその他の面に設置するようにしてもよい。
【0054】
次に、上記したような構成の投射型液晶表示装置の作用について説明する。
【0055】
図4に示したように、まず、光源31から発せられた白色光は、UV−IRカットフィルタ32により紫外線および赤外線が除去される。そして、このUV−IRカットフィルタ32を透過した光は、ガラス・ロッド・インテグレータ33において拡散され、光の照度分布が均一化された平行光が出射される。このガラス・ロッド・インテグレータ33から出射された平行光は、リレーレンズ34により、一旦集光された後、リレーレンズ34と共にテレセントリック光学系を形成したコリメータレンズ35により、所定幅の平行光として出射される。
【0056】
コリメータレンズ55から出射した平行光は、ダイクロイックミラー36R,36G,36Bの作用により、色表示の基本となるR,G,Bの3色の光に選択的に分離される。そして、この分離されたR,G,Bの3色の光の各々は、色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43R,43G,43B側に固着された入射側偏光板39R,39G,39Bにより直線偏光された後、ガラス板40R,40G,40Bを透過して液晶パネル41R,41G,41Bに入射する。液晶パネル41R,41G,41Bは、R,G,Bの3色の光を、表示する画像に応じて空間的に変調して出射する。液晶パネル41R,41G,41Bを出射した光は、出射側偏光板42R,42G,42Bに入射し、更に、これらの出射側偏光板42R,42G,42Bを透過したR,G,Bの3色の光が、それぞれ色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43R,43G,43Bの各々に入射する。色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43R,43G,43Bに入射したR,G,Bの3色の光は、色合成用ダイクロイックプリズム43の作用により、色合成された後、投射レンズ44により、スクリーン13に投射される。
【0057】
次に、色合成用ダイクロイックプリズム43の所定の位置に冷却部材を設置した場合の冷却作用について説明する。
【0058】
図5または図6に示したように、液晶パネル41R,41G,41Bにおいて発生した熱は、出射側偏光板42R,42G,42Bを介して色合成用ダイクロイックプリズム43に伝導される。色合成用ダイクロイックプリズム43に伝導された熱は、更に、色合成用ダイクロイックプリズム43における光の入射および出射に寄与しない面43aに設置された放熱板60(図5)やペルチェ素子62に接続されたヒートパイプ61(図6)のような冷却部材に伝導され、この冷却部材を通して光学系の外部へ放出される。これにより、液晶パネル41R,41G,41Bにおける発熱による温度上昇を低減することができる。従って、温度上昇による液晶パネルの画品位の低下を防ぐことができると共に、冷却のための送風による騒音の低減が可能となる。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置によれば、液晶パネル41R,41G,41Bの周辺光学系、すなわち、入射側偏光板39R,39G,39B,ガラス板40R,40G,40B,液晶パネル41R,41G,41B,出射側偏光板42R,42G,42Bおよび色合成用ダイクロイックプリズム43の各光学部品を全て一体化するようにしたので、光学系のサイズを小さくすることができる。
【0060】
また、各光学部品が一体化されていることにより、従来のように、液晶パネル41R,41G,41Bの各々の表面および色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43R,43G,43Bの各々が空間上に露出しておらず、色表示の基本となる複数色の光のそれぞれが、空間中の空気に触れることなく、ガラス板40R,40G,40Bを介して液晶パネル41R,41G,41Bに入射した後、ダイクロイックプリズム43に入射して合成するようになっているので、液晶パネル41R,41G,41Bの各々の表面および入射面43R,43G,43Bの各々に塵や埃等のごみが付着することが防止される。また、色合成用ダイクロイックプリズム43の入射面43R,43G,43Bの各々に反射防止膜を設けることなく、光の表面反射を低減して迷光の発生を防止することができ、これによって、画品位の低下を防ぐことができる。
【0061】
また、液晶パネル41R,41G,41Bに対して一体化された色合成用ダイクロイックプリズム43およびガラス板40R,40G,40Bを、液晶パネル41R,41G,41Bから発生される熱を伝導し易い部材で構成すると共に、色合成用ダイクロイックプリズム43またはガラス板40R,40G,40Bの所定の位置に、冷却部材を設置するようにしたので、液晶パネル41R,41G,41Bから放出される熱が除去され易く、冷却効果に優れている。これにより、液晶パネル41R,41G,41Bの周辺光学系の光学特性が、熱によって変化することを防止でき画品位の低下を防ぐことができる。また、冷却効果が向上することにより、より明るい光を入射させることが可能となり、明るい画像表示を実現することが可能となる。更に、冷却効果に優れていることにより、冷却用のファンの負担が軽減され、冷却用のファンに起因して生ずる騒音等を低減することができる。なお、例えば、液晶パネル41R,41G,41Bのそれぞれの片面を熱伝導率の高い色分離用ダイクロイックプリズム6に一体化し、他面を熱伝導率の低い空間上に露出させた場合においては、液晶パネル41R,41G,41Bの片側のみを冷却用のファンにより必要以上に冷却することとなり、液晶パネル41R,41G,41Bのそれぞれの表裏面で温度勾配が生じ、これにより、液晶パネル41R,41G,41Bのそれぞれに応力が発生して、液晶層の厚みにむらが生じ、画品位が著しく低下するということがある。しかし、本実施の形態では、液晶パネル41R,41G,41Bのそれぞれの表裏面に対して色合成用ダイクロイックプリズム43およびガラス板40R,40G,40Bが一体化されているので、このような問題が生じることが少ない。
【0062】
このように、本実施の形態に係る投射型液晶表示装置によれば、液晶パネル41R,41G,41Bの周辺光学系の構成の簡易化を図ることができると共に、画品位の向上を図ることができる。
【0063】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記各実施の形態では、色表示の基本となる複数色をR,G,Bの3原色として説明したが、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色を基本色として採用してもよい。
【0064】
また、上記各実施の形態では、液晶パネル9および液晶パネル41R,41G,41Bの表面に固着される部材として、ほうけい酸ガラス等のガラス板10およびガラス板40R,40G,40Bを利用したが、この部材は、ガラス部材に限定されるものではなく、少なくとも色表示の基本となる光を透過するような透明部材であれば本発明に適用できる。また、上記各実施の形態では、ガラス板10およびガラス板40R,40G,40Bを含む液晶パネル9および液晶パネル41R,41G,41Bの周辺の光学部品の固着を、接着剤により行うようにしたが、各光学部品の周囲を互いにネジで固着する等、他の固着方法であってもかまわない。
【0065】
また、上記第1の実施の形態においては、液晶パネル9の片面に、液晶パネル9内の液晶分子の配向方向に応じた位相差を生じさせる位相差板8を設ける場合について示したが、液晶分子の配向方向が位相差を生じさせる必要の無いような向きである場合には、位相差板8を設ける必要はない。この場合には、位相差板8を除く他の光学部品を、上記第1の実施の形態と同様に、色分離用ダイクロイックプリズム6の光出射面側に一体化させるようにしてもよいし、例えば、図7に示したように、入射側偏光板7を、色分離用ダイクロイックプリズム6の光入射面側に一体化させると共に、他の光学部品を、色分離用ダイクロイックプリズム6の光出射面側に一体化させるようにして構成してもよい。
【0066】
また、上記第2の実施の形態においては、3枚の出射側偏光板42R,42G,42Bのそれぞれを、色合成用ダイクロイックプリズム43の光入射面43R,43G,43Bのそれぞれに固着して一体化させた例について示したが、図8に示したように、3枚の出射側偏光板42R,42G,42Bの代わりに、色合成用ダイクロイックプリズム43の光出射面に、R,G,Bの各色に共通の1枚の出射側偏光板42を固着して一体化させるようにして構成してもよい。これにより、光学系の構成をより簡易化することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし3のいずれかに記載の投射型液晶表示装置によれば、液晶パネルの光の出射面に透明部材を固着すると共に、入射面を、色表示の基本となる光の分離を行うダイクロイックプリズムに対して少なくとも1つの光学部材を介して一体化するようにしたので、従来の単板方式の投射型液晶表示装置のように、複数の色分離用のダイクロイックミラーやこれらに設けられる色調整保持機構が不要となり、構成の簡易化を図ることができると共に、液晶パネルおよびダイクロイックプリズムの表面に塵や埃等のごみが付着することを防止でき、画品位の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0068】
特に、請求項2記載の投射型液晶表示装置によれば、ダイクロイックプリズムおよび透明部材の少なくとも一方における光の入射および出射に寄与しない面に、液晶パネルを冷却するための冷却部材を備えるようにしたので、請求項1記載の投射型液晶表示装置の効果に加え、液晶パネルから放出される熱が除去され易く、冷却効果に優れており、液晶パネル周辺の光学部品の光学特性が熱によって変化することを防止でき、画品位の低下を防ぐことができる。また、冷却効果に優れていることにより、冷却用のファンの負担が軽減され、冷却用のファンに起因して生ずる騒音等を低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る投射型液晶表示装置としての単板方式の液晶プロジェクタの一例を示す構成図である。
【図2】図1における液晶パネル周辺の構造を表す斜視図である。
【図3】図1における液晶パネル周辺の他の構造例を表す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る投射型液晶表示装置としての3板方式の液晶プロジェクタの一例を示す構成図である。
【図5】図4における液晶パネル周辺の構造を表す斜視図である。
【図6】図4における液晶パネル周辺の他の構造例を表す斜視図である。
【図7】図1における液晶パネル周辺の他の構造例を表す斜視図である。
【図8】図4における液晶パネル周辺の更に他の構造例を表す斜視図である。
【図9】従来の単板方式の投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。
【図10】従来の3板方式の投射型液晶表示装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,31…光源、2,32…UV−IRカットフィルタ、3,33…ガラス・ロッド・インテグレータ、4,34…リレーレンズ、5,35…コリメータレンズレンズ、6…色分離用ダイクロイックプリズム、7,39R,39G,39B…入射側偏光板、8…位相差板、9,41R,41G,41B…液晶パネル、10,40R,40G,40B…ガラス板、11,42R,42G,42B…出射側偏光板、12,44…投射レンズ、13…スクリーン、20,60…放熱板、21,61…ヒートパイプ、22,62…ペルチェ素子、43…色合成用ダイクロイックプリズム
Claims (3)
- 色表示の基本となる光の分離を行うダイクロイックプリズムと、
前記ダイクロイックプリズムに対して少なくとも1つの光学部材を介して一体化された液晶パネルと
を備え、
前記ダイクロイックプリズムは、光の出射面と、色表示の基本となる3つの光を前記出射面に向けて選択的に反射し、3つの光を互いに異なる反射角度で分離する3つの反射面とを有し、
前記液晶パネルは、光の入射面と出射面とを有し、その光の出射面に透明部材が固着されていると共に、前記光の入射面が少なくとも1つの光学部材を介して前記ダイクロイックプリズムの出射面に固着されて一体化されている
ことを特徴とする投射型液晶表示装置。 - 前記ダイクロイックプリズムおよび透明部材の少なくとも一方における光の入射および出射に寄与しない面に、前記液晶パネルを冷却するための冷却部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の投射型液晶表示装置。
- 前記ダイクロイックプリズムおよび前記透明部材は、熱伝導率が1.0W/m・K以上のガラス部材により構成されていることを特徴とする請求項1記載の投射型液晶表示装置。
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