JP3633123B2 - 分散電源システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商用電源と系統連系する分散電源システムであり特に太陽電池を用いた分散電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の分散電源システムとしての太陽光発電システムは、種々のものが採用されているが、社団法人日本電気協会より発行されている、分散型電源系統連系技術指針(以下、指針と称する)等にその技術的な指針が示されている。なお、この指針は、連系する太陽光発電システム等の分散電源システムが原因で、商用電源による供給電力が、品質、保護協調、保安、信頼性の面で低下することなく、円滑な連系を行なうための技術指針である。そして、良く知られた、分散電源装置としての太陽電池から出力される直流電力を交流に変換し、インバータ回路出力と商用電源との系統連系を制御する解列開閉器を介して、分電盤に設けられた分岐回路に交流電源を出力する、系統連系インバータを用いたものがある。
【0003】
しかし、上記の系統連系インバータによるものは、商用電源との系統連系を実現するための構成が簡単である反面、商用電源の停電時の分散電源の自立運転において、系統連系インバータに設けられた自立運転用コンセントから電源を得るための接続配線が煩雑になるといった問題があった。そこで、図3に示す、太陽電池2と、太陽電池2から入力される直流電力を交流に変換し出力するインバータ3と、解列開閉器80を介して入力されるインバータ3の出力と商用電力系統9からの商用電源入力とを系統連系して分岐出力するとともに、この系統連系を制御するための系統連系保護部8によって制御される第2解列開閉器81が、主幹ブレーカである主幹漏電ブレーカ6の負荷側に所定の分岐回路である非常用分岐回路11を系統から解列するように分岐ブレーカ70と並列に配設された分電盤4と、を備える太陽光発電システム1が考案されている。この太陽光発電システム1は、商用電源の停電時には第2解列開閉器81のみが開路状態となり、インバータ3の自立運転によって非常用分岐回路11に向けて配電されるもので、本出願人によって案出され、特願平8−016145として出願されたものである。
【0004】
上記の太陽光発電システム1は、太陽電池2から直流電力が出力されると、まず、インバータ3にて交流電力に変換され、商用電源系統に接続された状態すなわち連系された状態おいて、分岐ブレーカ70及び非常用負荷分岐ブレーカ71を介して分岐回路10及び非常用分岐回路11に接続された負荷及び非常用負荷に、商用電力系統からの電力とともに太陽電池2の出力した電力が配電される。そして、系統連系保護部8により、分電盤4の内部の分散電源と商用電力系統との接続点近傍に設置された電圧センサPT及び電流センサCTにより検出された検出値によって、異常(電圧上昇、電圧低下、周波数上昇及び周波数低下)か否かが所定の電圧範囲及び所定の電圧周波数範囲を基準に判定される。そして、異常と判定された場合、解列開閉器80および第2解列開閉器81が、解列(解列開閉器を開路すること)される。また、商用電力系統9の停電の場合、まず、解列開閉器80および第2解列開閉器81が解列される。そして、その後、解列開閉器80のみが閉路され第2解列開閉器81のみが解列状態となって、太陽電池2によって発電された電力が、非常用分岐ブレーカ71を介して非常用分岐回路11に接続された非常用負荷としての照明器具あるいは電気配線用コンセントに配電される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の太陽光発電システム1は、分岐回路に接続された負荷への電力供給制御を、離れた位置に設置されたインバータ3まで行くことなく、分電盤4の設置場所にて行うことが出来るものであり、さらに商用電力系統9の商用電源の停電時に、インバータ3の自立運転による非常用電源の供給に最適なものである。しかし、前記指針においては、商用電力系統9が停電した場合は、インバータ3の出力を一旦停止させ、分電盤4の第2解列開閉器81が解列していることを確認した後に、自立運転によって所定の分岐回路に電力を供給することが規定されている。従って、商用電力系統9から電源供給されている系統連系保護部8は、この第2解列開閉器81の解列確認のためのバックアップ電源を別途必要とするものであった。その結果、系統連系保護部8は、例えばバックアップ電源としての2次電池を収納するためのスペースによって大きなものとなった。
【0006】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、商用電力系統の停電時に、分電盤内に設けられた第2解列開閉器の解列状態の確認をバックアップ電源を設けることなく実施出来て分電盤を小型化できる分散電源システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の分散電源システムは、直流電源と、該直流電源から入力される直流電力を交流に変換し出力するインバータと、解列開閉器を介して入力される前記インバータの出力と商用電力系統からの商用電源入力とを系統連系して分岐出力するとともにこの系統連系を制御するための系統連系保護部によって制御される第2解列開閉器が主幹ブレーカの負荷側に所定の分岐回路を系統から解列するように分岐ブレーカに並列に配設された分電盤と、を備える分散電源システムにおいて、前記系統連系保護部は、前記商用電力系統の停電を検出したときに前記解列開閉器及び第2解列開閉器を開路するとともに前記インバータから電源供給されて前記商用電力系統と該インバータ出力との接続が前記第2解列開閉器によって開路されていることを確認した後に前記所定の分岐回路に該インバータからの交流を出力する出力制御手段を有することとしている。これにより、系統連系保護部が、商用電力系統の停電を検出したときに解列開閉器及び第2解列開閉器を開路するとともにインバータから電源供給されて商用電力系統とインバータ出力との接続が前記第2解列開閉器によって開路されていることを確認した後に所定の分岐回路にインバータからの交流を出力する出力制御手段を有するものとなる。
【0008】
また、請求項1記載の分散電源システムは、前記系統連系保護部が、前記系統連系する電路から電源供給されることとしている。これにより、系統連系保護部が系統連系する電路から電源供給されるものとなる。
【0009】
また、請求項2記載の分散電源システムは、請求項1記載の出力制御手段が、前記開路確認のときには前記インバータが商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに前記の開路確認後には所定の商用電源電圧を出力するよう制御することとしている。これにより、出力制御手段が、開路確認のときにはインバータが商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに開路確認後には所定の商用電源電圧を出力するよう制御する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の分散電源システムの一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0011】
図1は、太陽光発電システムの構成図である。図2は、図1に示す太陽光発電システムの系統連系保護部の自立運転起動処理のフローチャートである。
【0012】
この分散電源システムに相当する太陽光発電システム1は、太陽電池2による直流電力を交流に変換し商用電力系統9の商用電源と系統連系して使用されるもので、太陽電池2と、インバータ3と、分電盤4とを備えている。
【0013】
インバータ3は、直流電源である太陽電池2から出力される直流電力を交流に変換し出力するもので、後述する分電盤4に内蔵されている系統連系保護部8によってその変換した電力の負荷への供給が制御される。
【0014】
分電盤4は、インバータ3の出力と商用電力系統9からの商用電源とが入力されて系統連系し、分岐回路10、非常用分岐回路11に配電するもので、電流制限用ブレーカ5と、主幹漏電ブレーカ6と、分岐ブレーカ70、70…及び非常用分岐ブレーカ71と、系統連系保護部8と、解列開閉器80と、第2解列開閉器81と、電流センサ82と、電圧センサ83と、を備えている。
【0015】
電流制限用ブレーカ5は、分岐回路10、非常用分岐回路11に接続された負荷及び非常用負荷によって使用される電力を、電力会社との契約電流以下に制限するためのものである。主幹漏電ブレーカ6は、分岐回路に接続された負荷を含む回路全体の漏電を検出してを電路を遮断する。負荷分岐ブレーカ70及び非常用負荷分岐ブレーカ71は、負荷に所定の値を越えて電流が流れたのを検知し分岐回路を遮断する。そして、分岐回路10及び非常用分岐回路11に接続された各負荷あるいは非常用負荷には、解列開閉器を介して入力される前記インバータの出力と商用電力系統9からの商用電源入力とが系統連系して、負荷分岐ブレーカ70及び非常用負荷分岐ブレーカ71を介し、分岐出力されて供給される。
【0016】
系統連系保護部8は、太陽電池2により発電し出力された直流電力がインバータ3によって交流に変換され、商用電力系統9に接続された状態すなわち連系された状態おいて、異常時及び商用系統の停電時に、解列開閉器80、第2解列開閉器81を解列するための操作出力をするものである。そして、商用電力系統9からの商用電源が入力される第1電源回路84と、インバータ3からの出力が入力される第2電源回路85と、前記操作出力及びインバータ3の出力を制御するための演算処理を行うマイクロコンピュータ等によって構成される制御回路86と、を有している。
【0017】
第1電源回路84は、前記の連系時に商用電力系統9からの商用電源を整流平滑し、前記の制御回路に電源を供給する。第2電源回路85は、停電時に前記の制御回路に電源を供給するもので、停電直後にはインバータ3からの商用電源より低い所定の電圧を、自立運転時には所定の商用電源電圧を、それぞれ整流平滑して前記の制御回路に電源を供給する。
【0018】
制御回路86は、解列開閉器80及び第2解列開閉器81を制御する出力制御手段で、インバータ3による交流出力と商用電力系統9からの交流電源との接続点近傍に配設された、後述する電流センサ82及び電圧センサ83からの出力信号が入力される。そして、例えば商用電力系統9の停電を検出したときに、解列開閉器80及び第2解列開閉器81を解列するとともに、商用電力系統9とインバータ3の出力との接続が第2解列開閉器81によって解列されていることを確認した後に所定の分岐回路である非常用分岐回路11にインバータ3からの交流出力を供給する。
【0019】
解列開閉装置80は、系統連系保護装置8により制御されて開閉するスイッチで、主幹漏電ブレーカ6の負荷側に分岐ブレーカ70、70…及び非常用分岐ブレーカ71と並列に配設されて、インバータ3からの出力と商用電源系統9との接続の開閉を行う。
【0020】
第2解列開閉装置81は、解列開閉装置80と同様に系統連系保護装置8により制御されて開閉するスイッチで、前記解列開閉装置80の電源側に、この第2解列開閉装置81にて開閉される非常用分岐ブレーカ71を具備する非常用分岐回路11を有し、この分岐出力と商用電源系統9との接続の開閉を行う。
【0021】
電流センサ82は、連系時に、系統連系保護部8に向けてインバータ3から分岐回路10に向けて流れる交流電流の信号を送出するもので、変流器等によって形成される。
【0022】
電圧センサ83は、連系時に、系統連系保護部8に向けてインバータ3の出力と商用電源との接続点の電圧信号を送出するもので、変圧器等によって形成される。
【0023】
なお、上記の異常とは、連系時においての、電圧上昇、電圧低下、周波数上昇、周波数低下である。前述の指針においては、異常時若しくは商用電力系統に停電がある場合にこれらを検出し、分散電源システムを商用電力系統から直ちに切り離す旨を規定している。上記の系統連系保護部8は、太陽光発電システム1の設置時に、図示しない入力手段によって正常であると判定する条件値が入力される。そして、電流センサ82及び電圧センサ83からの出力信号から、例えば電流及び電圧の大きさの変化を検出し、商用電力系統9の停電の発生を検知する。そして、インバータ3の異常が検知されたときは解列開閉器80を解列する。また、商用電源の停電が検知されたときは、解列開閉器80と第2解列開閉器81とをそれぞれ解列し、その後、自立運転によって太陽電池2により発電された電力のみを、非常用分岐ブレーカ71を介し非常用分岐回路11に接続された非常用負荷に向けて配電する。
【0024】
次に、上記の構成による太陽光発電システム1の動作について説明する。まず、太陽電池2から直流電力が出力されると、インバータ装置3にて交流電力に変換されて出力される。そして、商用電力系統9に接続された状態すなわち連系された状態おいて、系統連系保護部8には、商用電源9からの電源が第1電源回路84によって供給され、解列開閉器80、第2解列開閉器81を駆動してそれらの接点回路を継続して閉路する。そして、分岐回路10及び非常用分岐回路11に、負荷分岐ブレーカ70及び非常用分岐ブレーカ71を介して商用電力系統9からの電力とともに太陽電池2の出力した電力が系統連係して配電される。
【0025】
系統連系時には、電流センサ82及び電圧センサ83からの出力信号により系統連系保護装置8の制御回路86によって、所定の電圧範囲及び所定の電圧周波数範囲を基準に異常(電圧上昇、電圧低下、周波数上昇及び周波数低下)か否かが判定される。そして、異常と判定された場合、解列開閉器80が解列される。また、商用電源の停電の発生が検出された場合、系統連系保護装置8の制御回路86によって図3に示すフロチャートの手順に基づいてインバータ3の出力が制御され、解列開閉器80及び第2解列開閉器81が駆動されて自立運転に移行する。
【0026】
この自立運転移行時には、系統連系保護部8にはインバータ3からの電源が第2電源回路85によって供給される。この時のインバータ3の出力電圧は、系統連系保護部8の制御回路86によって、第2解列開閉器81の開路確認のために、商用電源より低い所定の電圧として例えば交流24Vを出力するとともに、開路確認後には所定の商用電源電圧として交流100Vを出力するよう制御される。そして、自立運転によって、太陽電池2によって発電された電力のみが非常用分岐ブレーカ71を介し非常用分岐回路11に接続された非常用負荷に向けて配電される。
【0027】
以下、図3に示すフロチャートの手順に基づく前記出力制御手段による制御の内容について説明する。この制御は、商用電力系統9とインバータ3の出力との接続が第2解列開閉器81によって解列されていることを確認した後に所定の分岐回路である非常用分岐回路11にインバータ3からの交流を出力する制御で、開路確認のときにはインバータ3が商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに、開路確認後には所定の商用電源電圧を出力する。
【0028】
まず、商用電源の停電が検知される(ステップ1)。すると、直ちに解列開閉器80を解列するための制御出力が出力される(ステップ2)。次いで、第2解列開閉器81を解列するための制御出力が出力される(ステップ3)。なお、このステップ3までの操作のための電源エネルギは、前記第1電源回路84の高容量の電解コンデンサ等に蓄積された停電補償等のための充電エネルギによって供給される。次いで、インバータ3に対して、所定の期間だけ商用電源より低い所定の電圧を出力する、低電圧出力モードによって交流出力するよう運転制御する制御出力が出力される(ステップ4)。そして、解列開閉器80を閉路するための制御出力が出力される(ステップ5)。次いで、前記所定の期間中にて第2解列開閉器81が解列すなわち開路しているか否かの確認のため、電圧センサ83からの出力信号によって第2解列開閉器81の商用電源側の電圧が確認される(ステップ6)。そして、電圧センサ83からの電圧信号が零か否かが判定される(ステップ7)。
【0029】
電圧センサ83の出力が零でない場合、第2解列開閉器81を解列するための制御出力が再度出力される(ステップ8)。そして、電圧センサ83の出力が零の場合、商用電力系統9とインバータ3の出力との接続が第2解列開閉器81によって解列されていることが確認されて、インバータ3所定の商用電源電圧を出力するよう運転制御する制御出力が出力される(ステップ9)。
【0030】
以上説明した太陽光発電システム1によると、系統連系保護部8が、商用電力系統の停電を検出したときに解列開閉器80及び第2解列開閉器81を開路するとともにインバータ3から電源供給されて商用電力系統9とインバータ3の出力との接続が第2解列開閉器81によって開路されていることを確認した後に所定の分岐回路である非常用分岐回路11にインバータ3からの交流を出力する制御回路86を有するものとなるので、分電盤4の内部に設けられた第2解列開閉器81の解列状態の確認をバックアップ電源を設けることなく実施出来て、分電盤を小型化できる。また、系統連系保護部8が系統連系する電路から電源供給されるものとなるので、インバータ3から分電盤4に向けての系統連系保護部8のための電源配線が不要となる。また、制御回路86が、開路確認のときにはインバータ3が商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに開路確認後には所定の商用電源電圧を出力するよう制御するものとなるので、開路確認のときに仮に第2解列開閉器81が解列状態でない場合でも分岐回路10に接続された負荷機器が一時的な電源供給によって不用意に作動することなく、安全に開路確認ができる。
【0031】
なお、上記の実施の形態の説明において、解列開閉器が分電盤に設けられたものとして説明したが、本発明はそのものに限定するものでなく、解列開閉器はインバータに内蔵されるものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の分散電源システムは、系統連系保護部が、商用電力系統の停電を検出したときに解列開閉器及び第2解列開閉器を開路するとともにインバータから電源供給されて商用電力系統とインバータ出力との接続が前記第2解列開閉器によって開路されていることを確認した後に所定の分岐回路にインバータからの交流を出力する出力制御手段を有するものとなるので、分電盤内に設けられた第2解列開閉器の解列状態の確認をバックアップ電源を設けることなく実施出来て、分電盤を小型化できる。
【0033】
また、請求項1記載の分散電源システムは、前記の効果に加え、系統連系保護部が系統連系する電路から電源供給されるものとなるので、インバータから分電盤に向けての系統連系保護部のための電源配線が不要となる。
【0034】
また、請求項2記載の分散電源システムは、請求項1記載のものの効果に加え、出力制御手段が、開路確認のときにはインバータが商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに開路確認後には所定の商用電源電圧を出力するよう制御するものとなるので、開路確認のときに仮に第2解列開閉器が解列状態でない場合でも分岐回路に接続された負荷機器が一時的な電源供給によって不用意に作動することなく、安全に開路確認ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す太陽光発電システムの構成図である。
【図2】図1に示す分散電源システムの系統連系保護部の自立運転起動処理のフローチャートである。
【図3】従来例の太陽光発電システムの構成図である。
【符号の説明】
1 太陽光発電システム(分散電源システム)
2 太陽電池(直流電源)
3 インバータ
4 分電盤
6 主幹漏電ブレーカ(主幹ブレーカ)
70 分岐ブレーカ
8 系統連系保護部
80 解列開閉器
81 第2解列開閉器
86 制御回路(出力制御手段)
9 商用電力系統
Claims (2)
- 直流電源と、該直流電源から入力される直流電力を交流に変換し出力するインバータと、解列開閉器を介して入力される前記インバータの出力と商用電力系統からの商用電源入力とを系統連系して分岐出力するとともにこの系統連系を制御するための系統連系保護部によって制御される第2解列開閉器が主幹ブレーカの負荷側に所定の分岐回路を系統から解列するように分岐ブレーカに並列に配設された分電盤と、を備える分散電源システムにおいて、前記系統連系保護部は、前記商用電力系統の停電を検出したときに前記解列開閉器及び第2解列開閉器を開路するとともに前記インバータから電源供給されて前記商用電力系統と該インバータ出力との接続が前記第2解列開閉器によって開路されていることを確認した後に前記所定の分岐回路に該インバータからの交流を出力する出力制御手段を有し、前記系統連系保護部は、前記系統連系する電路から電源供給されることを特徴とする分散電源システム。
- 前記出力制御手段は、前記開路確認のときには前記インバータが商用電源より低い所定の電圧を出力するとともに前記の開路確認後には所定の商用電源電圧を出力するよう制御することを特徴とする請求項1記載の分散電源システム。
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