JP3621678B2 - ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に関し、より詳細には、被着体への塗布直後の接着性に優れ、高熱になる塗布作業時の毒性を大幅に低減させ得るウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウレタン樹脂系の反応性ホットメルト接着剤は、非反応性のホットメルト接着剤の長所である初期接着性を発現する性能と、反応性接着剤の耐熱性を併せ持つ接着剤として近年特に需要が増大している。しかしながら、一般のウレタン樹脂系の反応性ホットメルト接着剤は、塗布作業時に遊離のイソシアネートモノマーが揮散するために、取り扱いには注意を要するのが現状である。
【0003】
これらの現状を踏まえ、一般のウレタン樹脂系の反応性ホットメルト接着剤に用いられる結晶性に優れたポリエステルポリオールとイソシアネートモノマーを用いてプレポリマーとし、更にシリル化することにより、上記毒性を低減させた反応性ホットメルト接着剤の開発に努めている。しかし、ポリエステルポリオールの種類を変えただけでは、作業幅の自由度を上げる等の調整には限界がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わせ直後の接着性を発現する性能が優れ、遊離のイソシアネートモノマーの揮散による毒性を低減させることができるウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に −RN−CO−NH− 結合 (Rは特定置換基)と加水分解性珪素基を有するウレタン系樹脂及び重合性ビニル基含有モノマーを重合してなるビニル重合体を成分とするものが本発明の目的を達成し得ることを見出だして本発明に到達した。
【0006】
すなわち、本発明は、主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に下記一般式(1)及び下記一般式(2)で表される基を有するウレタン系樹脂(A)並びに重合性ビニル基含有モノマーを重合してなるビニル重合体(B)を成分とするウレタン樹脂系ホットメルト接着剤であって、該ウレタン系樹脂(A)は、主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に水酸基を2個又はそれ以上を有する化合物とポリイソシアネート化合物と反応させてウレタンプレポリマーを製造し、更にウレタンプレポリマーと下記一般式(6)で表される化合物(但し、R1 が下記一般式(3)で示され、かつYが2価の有機基である化合物は除く。)を反応させることにより製造されたものであるウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を要旨とする。
【0007】
【化8】
【化9】
【0008】
但し、R1 は下記一般式(3)又は下記一般式(4)を、R2 は炭素数1〜20個の置換若しくは非置換の有機基を、Xは水酸基又は加水分解性基を、nは0,1又は2を、それぞれ示し、R2 が複数存在するときはそれらのR2 は同じでも異なっても良く、Xが複数存在するときはそれらのXは同じでも異なっても良い。
【0009】
【化10】
【化11】
【0010】
但し、R3 は水素原子又は−COOR10を、R4 は水素原子又はメチル基を、R5 は−COOR11又はニトリル基を、R6 は炭素数1〜20個の置換若しくは非置換の2価の有機基を、R7 は分子量500以下の珪素原子を含んでも良い有機基を、R8 及びR9 は上記一般式(3)又は下記一般式(5)を、それぞれ示し、R8 及びR9 は同じでも異なっても良い。R10及びR11は分子量500以下の有機基を、それぞれ示す。
【0011】
【化12】
【化13】
但し、R1 、R2 、X及びnは上記の規定と同意義であり、Yは炭素数1〜20個の置換若しくは非置換の2価の有機基、下記一般式(7)を、それぞれ示す。
【化14】
但し、R3 、R4 及びR5は上記の規定と同意義であり、R12及びR13は炭素数1〜10個の置換若しくは非置換の2価の有機基を示す。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、主鎖にポリエステル骨格を有し、その分子内に上記一般式(1)及び上記一般式(2)で表される基を有するウレタン系樹脂(A)並びに重合性ビニル基含有モノマーを重合してなるビニル重合体(B)を成分として含有するものである。
【0013】
ウレタン系樹脂(A)を示す上記一般式(1)及び上記一般式(2)におけるR1 、R2 及びnは上記の通りであり、Xの加水分解性基としては、アルコキシ基、アセトキシ基、オキシム基等が挙げれるが、特にアルコキシ基が好ましい。ウレタン系樹脂(A)は、主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に水酸基を2個又はそれ以上を有する化合物(化合物(b))とポリイソシアネート化合物(化合物(c))と反応させてウレタンプレポリマー(C)を製造し、更にウレタンプレポリマー(C)と上記一般式(6)で表される化合物(化合物(d))を反応させることにより製造されるものである。
【0014】
化合物(b)の主鎖に少なくともポリエステル骨格を有するポリオール化合物としては、熱可塑性ポリエステルポリオールが用いられ、例えば、ジカルボン酸とジオール化合物との反応により製造される。ジカルボン酸としては、フタル酸、フマル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、メチルヘキサヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等及びこれらの酸無水物等が挙げられる。ジオール化合物としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF等が挙げられる。
【0015】
これらの化合物(b)としては、数平均分子量が1,000〜10,000、特に2,500〜8,000のもの、融点が50℃以上、特に60〜90℃のもの、ガラス転移温度が10℃以上、特に20〜80℃のものを使用するのが好ましい。
【0016】
上記以外のポリエステルポリオールとしては、ひまし油系ポリオール、カプロラクトン系ポリオール、ポリカーボネートジオール、キョーワポールPA(協和発酵社製商品名)等を用いることができる。又、接着性や物性の調整に、これらのポリエステルポリオールや上記のポリエステルポリオールに加えて、PTMG(ポリテトラメチレングルコール)等のポリエーテルポリオール、アクリルポリオール等も適宜用いることができる。
【0017】
化合物(b)と反応させてウレタンプレポリマー(C)を製造する際に用いられるイソシアネート化合物(化合物(c))としては、ジイソシアネート化合物、ジイソシアネート化合物を除くポリイソシアネート化合物、その他等が挙げられる。ジイソシアネート化合物としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族ジイソシアネート化合物等が挙げられる。以下、それらの具体例を挙げる。
【0018】
脂肪族ジイソシアネート化合物:トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、2,4,4−又は2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート等。
【0019】
脂環式ジイソシアネート化合物:1,3−シクロペンテンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、イソホロンジイソシアネート等。
【0020】
芳香脂肪族ジイソシアネート化合物:1,3−若しくは1,4−キシリレンジイソシアネート又はそれらの混合物、ω,ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、1,3−若しくは1,4−ビス(1−イソシアネート−1−メチルエチル)ベンゼン又はそれらの混合物等。
【0021】
芳香族ジイソシアネート化合物:m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−トルイジンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート等。
【0022】
ジイソシアネート化合物を除くポリイソシアネート化合物としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族ポリイソシアネート化合物等が挙げられる。以下、それらの具体例を挙げる。
【0023】
脂肪族ポリイソシアネート化合物:リジンエステルトリイソシアネート、1,4,8−トリイソシアネートオクタン、1,6,11−トリイソシアネートウンデカン、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−トリイソシアネートヘキサン、2,5,7−トリメチル−1,8−ジイソシアネート−5−イソシアネートメチルオクタン等。
【0024】
脂環式ポリイソシアネート化合物:1,3,5−トリイソシアネートシクロヘキサン、1,3,5−トリメチルイソシアネートシクロヘキサン、3−イソシアネート−3,3,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、2−(3−イソシアネートプロピル)−2,5−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、2−(3−イソシアネートプロピル)−2,6−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、5−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシアネートメチル−3−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、6−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシアネートメチル−3−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、5−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシアネートメチル−2−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、6−(2−イソシアネートエチル)−2−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン等。
【0025】
芳香脂肪族ポリイソシアネート化合物:1,3,5−トリイソシアネートメチルベンゼン等。
【0026】
芳香族ポリイソシアネート化合物:トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、2,4,6−トリイソシアネートトルエン、4,4′−ジフェニルメタン−2,2′,5,5′−テトライソシアネート等。
【0027】
その他のポリイソシアネート化合物:フェニルジイソチオシアネート等硫黄原子を含むジイソシアネート類。
【0028】
ウレタンポリマー(C)と反応させる化合物(d)は、下記一般式(6)で表される。
【0029】
【化15】
【0030】
但し、R1 、R2 、X及びnは上記の規定と同意義であり、Yは炭素数1〜20個の置換若しくは非置換の2価の有機基、下記一般式(7)を、それぞれ示す。
【0031】
【化16】
【0032】
但し、R3 、R4 及びR5は上記の規定と同意義であり、R12及びR13は炭素数1〜10個の置換若しくは非置換の2価の有機基を示す。
【0033】
上記一般式(6)で表される化合物は、以下の方法により製造することができる。
【0034】
(1)R1 が上記一般式(3)で示され、Yが上記一般式(7)で示される化合物
第一級アミノ基、第二級アミノ基及び加水分解性基含有珪素基若しくは水酸基含有珪素基(好ましくは加水分解性基含有珪素基)をそれぞれ一つ持つ化合物(化合物(h))と、化合物(h)中の第一級アミノ基及び第二級アミノ基と化学当量のα,β−不飽和カルボニル化合物(化合物(f))、マレイン酸ジエステル(化合物(g))及びアクリロニトリルから選ばれる1種又は2種以上とを反応させる方法
(2)R1 が上記一般式(4)で示され、かつ一般式(4)中のR8 及びR9 が上記一般式(3)で示され、Yが2価の有機基である化合物
化合物(h)と、化合物(h)中の第一級アミノ基と2化学当量の化合物(f)、化合物(g)及びアクリロニトリルから選ばれる1種又は2種以上とを反応させる方法
(3)R1 が上記一般式(4)で示され、かつ一般式(4)中のR8 が上記一般式(3)で示されR9 が上記一般式(5)で示され、Yが2価の有機基である化合物
化合物(h)と、化合物(h)中の第一級アミノ基と化学当量の化合物(f)、化合物(g)及びアクリロニトリルから選ばれる1種又は2種以上とを反応させた後、この反応により生成した第二級アミノ基と化学当量の式 R7 NCO(R7 は上記と同意義)で表されるモノイソシアネート化合物(化合物(i))を反応させる方法。
【0036】
化合物(f)としては、(メタ)アクリル化合物、ビニルケトン化合物、ビニルアルデヒド化合物、その他の化合物等が挙げられる。(メタ)アクリル化合物として、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエニル (メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジアセトン(メタ)アクリレート、イソブトキシメチル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルホルムアルデヒド、N,N−ジメチルアクリルアミド、t−オクチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン等の他、東亞合成化学工業社製の商品名:アロニックスM−102,M−111,M−114,M−117、日本化薬社製の商品名:カヤハード TC110S,R629,R644、大阪有機化学社製の商品名:ビスコート3700等が挙げられる。
【0037】
更に、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのグルシジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエポキシ(メタ)アクリレート等の多官能性化合物及び該多官能性化合物の市販品としての、三菱化学社製の商品名:ユピマーUV,SA1002,SA2007、大阪有機化学社製の商品名:ビスコート700、日本化薬社製の商品名:カヤハード R604,DPCA−20,DPCA−30,DPCA−60,DPCA−120,HX−620,D−310,D−330、東亞合成化学工業社製の商品名:アロニックスM−210,M−215,M−315,M−325等が挙げられる。
【0038】
上記の化合物の他、アルコキシシリル基を有するγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシメチルジメトキシシラン等が挙げられる。
【0039】
ビニルケトン化合物としては、ビニルアセトン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン等が、ビニルアルデヒド化合物としては、アクロレイン、メタクロレイン、クロトンアルデヒド等が、その他の化合物としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、イタコン酸、クロトン酸、N−メチロールアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド等が挙げられる。
【0040】
上記化合物の他、その内部に弗素原子、硫黄原子又はリン原子を含む化合物も含まれる。弗素原子を含む化合物としては、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート等が、リン原子を含む化合物としては、(メタ)アクリロキシエチルフェニルアシッドホスフェート等が挙げられる。
【0041】
上記化合物(f)の中でも、反応のし易さ、広く市販され入手の容易さの点から、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート等が好ましい。この内、速硬化性を付与するにはメチルアクリレート、エチルアクリレートが特に好ましく、柔軟性を付与するには2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレートが特に好ましい。又、化合物(f)は、1種又は2種以上使用できる。
【0042】
化合物(g)(マレイン酸ジエステル)としては、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジ2−エチルヘキシル、マレイン酸ジオクチル等が挙げられ、これらは1種又は2種以上使用できる。これらの中でも、反応のし易さ、広く市販され入手の容易さの点から、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジ2−エチルヘキシルが好ましい。又、化合物(g)は、1種又は2種以上使用できる。
【0043】
化合物(h)としては、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−3−[アミノ(ジプロピレンオキシ)]アミノプロピルトリメトキシシラン、(アミノエチルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−11−アミノウンデシルトリメトキシシラン、この他特殊アミノシランである信越化学工業社製、商品名:KBM6063、X−12−896、KBM576、X−12−565、X−12−580、X−12−5263、KBM6123、X−12−575、X−12−562、X−12−5202、X−12−5204、KBE9703等が挙げられる。
【0044】
上記の化合物(h)の中でも、反応のし易さ、広く市販され入手の容易さの点から、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランが好ましい。
【0045】
化合物(i)としては、イソシアン酸エチル、イソシアン酸n−ヘキシル、イソシアン酸n−ドデシル、イソシアン酸p−トルエンスルホニル、イソシアン酸n−ヘキシル、イソシアン酸ベンジル、イソシアン酸2−メトキシフェニル等の他、信越化学工業社製商品名:KBM9007(γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン)等のイソシアネートシラン等が挙げられる。
【0046】
上記化合物(b)と上記化合物(c)とを反応させて、ウレタンプレポリマー(C)とする方法は、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物を反応させてウレタンプレポリマーを製造する通常の方法に準じて行えば良い。又、上記化合物(d)とウレタンプレポリマー(C)とを反応させて、ウレタン系樹脂(A)とする方法は、50〜100℃で、30分間〜3時間行われる。
【0047】
本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、上記ウレタン系樹脂(A)に重合性ビニル基含有モノマー(化合物(a))を重合してなるビニル重合体(B)を配合することにより製造することができる。
【0048】
ビニル重合体(B)は、重合性ビニル基含有モノマーである化合物(a)の重合体であり、化合物(a)としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル若しくはメタクリル酸エステル(以下、これらを(メタ)アクリレートと記す。)、スチレン系化合物、アクリロニトリル、α−メチルアクリロニトリル、2,4−ジシアノブテン−1、ビニルピロリドン、ビニルカルバゾール、コハク酸2−メタクリロイルオキシエチル、マレイン酸2−メタクリロイルオキシエチル、フタル酸2−メタクリロイルオキシエチル、ヘキサヒドロフタル酸2−メタクリロイルオキシエチル、アクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、メタクリルグリシジルエーテル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン;これら以外のオレフィン、不飽和エステル類、ハロゲン化オレフィン、ビニルエーテル等が挙げられる。
【0049】
(メタ)アクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート等アルキル基の炭素数が1〜20個のアクリル酸若しくはメタクリル酸のアルキルエステル;シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、tert−ブチルアミノエチルアクリレート、tert−ブチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミノエチルアクリレート、シクロヘキシルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフランアクリレート、テトラヒドロフランメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、東亜合成社製商品名:M−110及びM−111、シェル化学社製商品名:ベオバ9及びベオバ10、トリフルオロエチルメタクリレート等が挙げられる。
【0050】
スチレン系化合物としては、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、p−メトキシスチレン等が挙げられる。これらの中でも、アクリロニトリル、スチレン、グリシジルメタクリレート、炭素数が1〜20個のアクリル酸若しくはメタクリル酸のアルキルエステル等が好ましい。これら重合性ビニル基含有モノマー(化合物(a))は、1種に限らず、2種以上を用いることができる。
【0051】
又、化合物(a)として、加水分解性珪素基を有するビニル基含有モノマーも使用することができる。該ビニル基含有モノマーとしては、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、トリス(2−メトキシエトキシ)ビニルシラン、3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられが、これらの中でも3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランが特に好ましい。
【0052】
化合物(a)の重合法は、これらモノマーの重合に通常行われているラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合等、既知の方法のいずれも採用することができる。特に、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチル−4−トリメトキシシリルペントニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチル−4−メチルジメトキシシリルペントニトリル)、和光純薬工業社製商品名:VA−046B、VA−057、VA−061、VA−085、VA−086、VA−096、V−601、V−65及びVAm−110等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシド、t−アルキルパーオキシエステル、アセチルパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート等の過酸化物重合開始剤の存在下行う、ラジカル重合法が好適である。この際、ラウリルメルカプタン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、チオ−β−ナフトール、チオフェノール、n−ブチルメルカプタン、エチルチオグリコレート、イソプロピルメルカプタン、t−ブチルメルカプタン、γ−トリメトキシシリルプロピルジスルフィド等の連鎖移動剤の存在下に重合を行うことができる。重合反応は、20〜200℃、特に50〜150℃の温度で数時間〜数十時間行うことが好ましい。又、キシレン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶媒の存在下に重合を行うことができる。これらの溶媒は、重合終了後、必要に応じて減圧蒸留等の方法で除去してもよく、これらの溶媒を除去しないでウレタン系樹脂(A)、その他と混合しても良い。
【0053】
ウレタン系樹脂(A)にビニル重合体(B)を配合する際の両者の配合割合は、ウレタン系樹脂(A)100質量部当り、ビニル重合体(B)5〜500質量部、好ましくは10〜200質量部である。ビニル重合体(B)の配合量が5質量部未満では、ウレタン系樹脂(A)の貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わせ直後の接着性を発現する効果が十分でなく、500質量部を超えると、初期接着性の発現が悪くなる。
【0054】
本発明のビニル重合体(B)を配合したウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、ウレタン系樹脂(A)及びビニル重合体(B)を配合して調製する以外に、(1)ウレタン系樹脂(A)中で上記化合物(a)を重合する方法、(2)ウレタン系樹脂(A)を調製する上記の方法において、上記化合物(b)中で上記化合物 (a)を重合した後、上記化合物(c)、更に上記化合物(d)と反応する方法、(3)ウレタン系樹脂(A)を調製する上記の方法において、上記化合物(b)と上記化合物(c)を反応してウレタンプレポリマー(C)を得、ウレタンプレポリマー(C)中で上記化合物(a)を重合した後、上記化合物(d)と反応する方法によっても調製することができる。
【0055】
本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、上記ウレタン系樹脂(A)及び上記ビニル重合体(B)を有効成分として含有するであるが、これら有効成分以外に、必要に応じて硬化触媒、充填剤、各種添加剤を含むことができる。
【0056】
必要に応じて含むことができる上記硬化触媒として、有機錫化合物、金属錯体、塩基性化合物、有機燐化合物及び水(空気中の湿気)が使用できる。具体的には、有機錫化合物としては、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジマレエート、ジブチル錫フタレート、オクチル酸第一錫、ジブチル錫メトキシド、ジブチル錫ジアセチルアセテート、ジブチル錫ジバーサテート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫オキサイドとフタル酸ジエステルとの反応生成物等が挙げられる。
【0057】
金属錯体としては、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、トリエタノールアミンチタネート等のチタネート化合物類、オクチル酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト、オクチル酸ビスマス、ビスマスバーサテート等のカルボン酸金属塩、アルミニウムアセチルアセトナート錯体、バナジウムアセチルアセトナート錯体等の金属アセチルアセトナート錯体等が挙げられる。
【0058】
塩基性化合物としては、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノシラン類、テトラメチルアンモニウムクロライド、ベンザルコニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩類、三共エアプロダクツ社製のDABCO(登録商標)シリーズ、DABCO BLシリーズ、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−エン等の複数の窒素を含む直鎖或いは環状の第三級アミン及び第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0059】
有機燐化合物としては、モノメチル燐酸、ジ−n−ブチル燐酸、燐酸トリフェニル等が挙げられる。該硬化触媒の配合割合は、ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤の有効成分100質量部当り0.01〜10質量部である。
【0060】
充填剤としては、フュームドシリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク、シリカ、各種バルーン等が挙げられる。
【0061】
各種添加剤としては、可塑剤、添加剤、溶剤、脱水剤等を挙げることができる。上記可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル類、アジピン酸ジオクチル、セバチン酸ジブチル等の脂肪族カルボン酸エステル等を用いることができる。
上記添加剤としては、老化防止剤、チキソ性付与剤、紫外線吸収剤、顔料、各種タッキファイアー、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ビスフェノールA型やビスフェノールF型等のエポキシ樹脂等が挙げられる。シランカップリング剤としては、特にアミノシランが好ましい。
上記溶剤としては、上記ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤等と相溶性がよく水分含有量が500ppm以下であればいずれを用いても良い。
上記脱水剤としては、生石灰、オルト珪酸エステル、無水硫酸ナトリウム、ゼオライト、メチルシリケート、エチルシリケート、各種アルキルアルコキシシラン、各種ビニルアルコキシシラン等が挙げられる。
【0062】
【実施例】
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
【0063】
(実施例1)
(1)数平均分子量3,500のポリエステルポリオール(ダイナコール7360、商品名:デグサジャパン社製)を100g、数平均分子量3,000のポリエステルポリオール(ダイナコール7130、商品名:デグサジャパン社製)を100g、スミジュールT−80(商品名:住友バイエルウレタン社製、トリレンジイソシアネート)を23.2gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で5時間反応させてウレタンプレポリマー(PUR−1)を得た。
(2)KBM903(商品名:信越化学工業社製、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を179.3g、メチルアクリレートを86.1gの割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS−1)を得た。
(3)KBM902(商品名:信越化学工業社製、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を163.3g、2−エチルヘキシルアクリレートを184.3gの割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS−2)を得た。
(4)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100g、反応物(AS−1)を9.5g、反応物(AS−2)を12.6gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(1)を得た。
(5)ウレタン系樹脂(1)50gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KBM503(商品名:信越化学工業社製、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)を5g、KBM803(商品名:信越化学工業社製、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)を0.5g、ラウリルメルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを0.5gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−1)を得た。
(6)上記混合物(1−1)100gを減圧下100℃で加熱脱水した後、スタンNo.918(商品名:三共有機合成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0064】
(実施例2)
(1)メチルメタクリレートを50g、ラウリルメタクリレートを50g、KBM503を10g、KBM803を1g、ラウリルメルカプタンを1g及びアゾビスイソブチロニトリルを1.5gの割合で混合した混合溶液を調製した。混合溶液40gを反応容器に入れ、100℃で1時間反応させた後、残りの混合溶液70gを2時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させてビニル重合体(1)を得た。
(2)ウレタン系樹脂(1)100gとビニル重合体(1)100gを混合し、固体のそれらの混合物(1−2)を得た。
(3)混合物(1−2)100gにスタンBL(商品名:三共有機合成社製、有機錫触媒)0.1gを混練して、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0065】
(実施例3)
(1)数平均分子量3,500のポリエステルポリオール(ダイナコール7380、商品名:デグサジャパン社製)を100g、ダイナコール7130を100g、ノルボルナンジイソシアネート(三井化学社製)を25.6gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で6時間反応させてウレタンプレポリマー(PUR−2)を得た。
(2)KBM603(商品名:信越化学工業社製、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を111.2g、メチルアクリレートを43g、n−ブチルアクリレートを68gの割合で混合し、45℃で7日間反応させて反応物(AS−3)を得た。
(3)ウレタンプレポリマー(PUR−2)を100g、反応物(AS−3)を55gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(2)を得た。
(4)ウレタン系樹脂(2)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KBM503を5g、KBM803を0.5g、ラウリルメルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを0.5gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−3)を得た。
(5)上記混合物(1−3)100gを減圧下100℃で加熱脱水した後、ネオスタンU−303(商品名:日東化成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0066】
(実施例4)
(1)ダイナコール7380を100g、ダイナコール7130を100g、デスモジュールI(商品名:住友バイエルウレタン社製、イソホロンジイソシアネート)を27.7gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で6時間反応させてウレタンプレポリマー(PUR−3)を得た。
(2)KBM603を222.4g、マレイン酸ジメチルを144.1g、n−ブチルアクリレートを129.0gの割合で混合し、50℃で10日間反応させて反応物(AS−4)を得た。
(3)ウレタンプレポリマー(PUR−3)を100g、反応物(AS−4)を23.9gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(3)を得た。
(4)ウレタン系樹脂(3)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KBM503を5g、KBM803を0.5g、ラウリルメルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを0.5gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させてビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−4)からなる固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0067】
(実施例5)
(1)ダイナコール7380を100g、ダイナコール7130を100g、デスモジュールW(商品名:住友バイエルウレタン社製、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの水添物)を32gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で7時間反応させてウレタンプレポリマー(PUR−4)を得た。
(2)KBM602(商品名:信越化学工業社製、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を206.4g、メチルメタクリレートを100.1g、n−ブチルアクリレートを129.0gの割合で混合し、50℃で10日間反応させて反応物(AS−5)を得た。
(3)ウレタンプレポリマー(PUR−4)を100g、反応物(AS−5)を23.3gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(4)を得た。
(4)ウレタン系樹脂(4)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KBM5103(商品名:信越化学工業社製、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン)を5g、KBM802(商品名:信越化学工業社製、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン)を0.5g、ラウリルメルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを0.5gの割合で混合した混合溶液を、2時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−5)を得た。
(5)上記混合物(1−5)100gを減圧下100℃で加熱脱水した後、ネオスタンU−700(商品名:日東化成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0068】
(実施例6)
(1)ウレタン系樹脂(4)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、スチレンを50g、n−ブチルアクリレートを50g、KBM5103を10g、KBM803を1g、ラウリルメルカプタンを1g及びアゾビスイソブチロニトリルを1gの割合で混合した混合溶液を、2時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−6)を得た。
(2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−6)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0069】
(実施例7)
(1)ウレタン系樹脂(3)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、アクリロニトリルを30g、2−エチルヘキシルアクリレートを50g、KBM503を10g、KBM803を1.5g、ラウリルメルカプタンを1g及びアゾビスイソブチロニトリルを1.5gの割合で混合した混合溶液を、1.5時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−7)を得た。
(2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−7)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0070】
(実施例8)
(1)ウレタン系樹脂(1)100gを反応容器に入れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、グルシジルメタクリレートを50g、ラウリルメタクリレートを50g、KBM503を10g、KBM803を1.2g、ラウリルメルカプタンを1.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを1.2gの割合で混合した混合溶液を、1時間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−8)を得た。
(2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−8)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0071】
(実施例9)
(1)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100g、KBM573(商品名:信越化学工業社製、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を7.7g、DYNASYLAN1189(商品名:デグサジャパン社製、N−(n−ブチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を5.8gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(5)を得た。
(2)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂(5)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0072】
(実施例10)
(1)KBM903を179.3g、マレイン酸ジメチルを144.1gの割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS−6)を得た。
(2)KBM902を163.3g、マレイン酸ジエチルを172.2gの割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS−7)を得た。
(3)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100g、反応物(AS−6)を7.5g、反応物(AS−7)を7.8gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(6)を得た。
(4)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂(6)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0073】
(実施例11)
(1)KBM603を222.4g、メチルアクリレートを86.1gの割合で混合し、23℃で7日間反応させた。得られた反応物にイソシンアン酸n−ブチルを99.1g添加し、更に23℃で7日間反応させて反応物(AS−8)を得た。
(2)KBM602を206.4g、イソシンアン酸n−ドデシルを211.2gの割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS−9)を得た。
(3)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100g、反応物(AS−8)を9.4g、反応物(AS−9)を9.6gの割合で、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂(7)を得た。
(4)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂(7)を用いた以外は、実施例1と同様にして、ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0074】
(実施例12)
(1)ステンレス鋼製のオートクレーブを窒素ガス置換した後、数平均分子量2,000のポリエステルポリオール(L4692、商品名:旭化成工業社製)を100g、トルエンを2リットル投入し、撹拌して均一な溶液とした。オートクレーブ内の温度を60℃にし、白金ジビニルジシロキサン錯体の10質量%キシレン溶液0.356mlを加え、30分間撹拌した。次に、メチルジメトキシシラン54.9gを滴下ロートから加え、60℃で3時間反応させた。その後、過剰のメチルジメトキシシランとトルエンを減圧留去して、反応性珪素基を末端に有するポリエステル系化合物(A)を得た。
(2)ウレタン系樹脂(1)を100g、ポリエステル系化合物(A)を50gの割合で窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で30分間混合させて、固体の混合物(2−1)を得た。
(3)ウレタン系樹脂(1)の代りに混合物(2−1)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0076】
(比較例1)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (1)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0077】
(比較例2)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (2)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0078】
(比較例3)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (3)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0079】
(比較例4)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (4)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0080】
(比較例5)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (5)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0081】
(比較例6)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (6)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0082】
(比較例7)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂 (7)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0083】
(比較例8)
ビニル重合体とウレタン樹脂系の混合物(1−1)の代りに混合物(2−1)を用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。
【0085】
実施例及び比較例で得られたホットメルト接着剤について、セットタイム及びオープンタイムを下記の要領で測定し、それらの結果を表1に示した。なお、セットタイム及びオープンタイムの測定において、ライナー紙を貼り合わせる際の環境は、温度23℃、相対湿度50%(±10%)である。
【0086】
セットタイム
120℃に加熱した上記各接着剤をCダンボール紙上にビード塗布(直径5mm程度)し、直ちにライナー紙を貼り合わせて圧締する。所定時間経過後、ライナー紙を700gfの荷重で引き剥がし、引き剥がせなくなったときの所定時間をセットタイムとする。
オープンタイム
120℃に加熱した上記各接着剤をライナー紙上にビード塗布(直径5mm程度)する。所定時間経過後、ビード塗布した面に別のライナー紙を貼り合わせ、1kgの重りで5秒間圧締する。温度23℃、相対湿度50%(±10%)で1日間養生した後、ライナー紙が材破するまでの所定時間をオープンタイムとする。
【0087】
【表1】
【0088】
表1の結果から、実施例で得られたウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、それらに対応する比較例で得られたウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に比べて、オープンタイムが総て長く、又セットタイムについては、実施例3と4と5のものが、それらに対応する比較例2と3と4のものに比べて若干長い他は、それ以外の実施例のものは、それらに対応する比較例のものよりも短いことが判る。従って、実施例で得られたウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、従来のものよりも貼り合わせ可能時間が長いという長所を有する。
【0089】
【発明の効果】
本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤は、従来のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に比較して、貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わせ後の接着力発現性能に優れている。
Claims (1)
- 主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に下記一般式(1)及び下記一般式(2)で表される基を有するウレタン系樹脂(A)並びに重合性ビニル基含有モノマーを重合してなるビニル重合体(B)を成分とするウレタン樹脂系ホットメルト接着剤であって、該ウレタン系樹脂(A)は、主鎖に少なくともポリエステル骨格を有し、その分子内に水酸基を2個又はそれ以上を有する化合物とポリイソシアネート化合物と反応させてウレタンプレポリマーを製造し、更にウレタンプレポリマーと下記一般式(6)で表される化合物(但し、R 1 が下記一般式(3)で示され、かつYが2価の有機基である化合物は除く。)を反応させることにより製造されたものであるウレタン樹脂系ホットメルト接着剤。
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