JP3621149B2 - 同期パターン読み取り方法、同期パターン検出回路、アドレスマーク検出回路 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式で記録媒体に記録されたデータにおける同期パターン読み取り方法、同期パターン検出回路、アドレスマーク検出回路に関するものである。
【0002】
近年、光磁気ディスク等の記録媒体は、さらなる高密度化が求められている。そのため、記録媒体へのデータ記録方式においても、従来のPPM(Pit Position Modulation )方式に代わってパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式が注目されている。このPWM方式で記録されたデータを読み出す場合にも失敗することなく確実にデータを読み取ることができる必要がある。
【0003】
【従来の技術】
従来、光ディスク等の記録媒体へのデータの記録方式は、ピット位置変調(PPM:Pit Position Modulation )方式が一般的であった。PPM方式は、記録媒体に対して、データ、例えば1バイトの「0,1,0,1,0,1,0,1」のデータを記録する場合、その1バイトの各ビットに対応して記録領域が確保されている。そして、その記録領域に対応するビットの内容が記録される。この1バイトのデータを読み取る場合には、各ビットに対応する記録領域に記録された内容をドライブヘッドが読み取ることによって、前記1バイトのデータが読み取られる。従って、データを記録する場合には、1ビットに対して1つの記録領域を確保する必要がある。
【0004】
そこで、記録密度を上げる1つの方法として、1ビットに対する記録領域の幅を短くすることによって、記録媒体に対する記録密度の増加を図ることができる。しかしながら、記録領域の幅を短くするればするほど、高密度化が図れるものの、ドライブヘッドから読み出される波形の周期は短くなる。又、ドライブヘッドを構成する光ピックアップのスポット径を小さくしなければならない。その結果、信号処理回路で信号処理する場合、サンプリング周期をさらに短くしたり、スポット径を小さくしなければならず、記録領域の幅を短くして記録媒体の高密度化を図るには限界があった。
【0005】
そこで、記録媒体のさらなる高密度化を図るために、PWM方式が注目されている。PWM方式は、記録媒体に対して、例えば1バイトのデータを記録する場合、「1」の内容のビットデータと、その内容「1」のビットデータと同じ内容のビットデータが次に現れるビットデータの間にある全てのビットデータを「1」と異なる「0」の内容にして記録するものである。
【0006】
図7はPWM方式とPPM方式との相違を説明するものであって、データD1をPPM方式で記録した記録媒体から該データD1をドライブヘッドが読み出した波形RDPPM と、データD1をPWM方式で記録した記録媒体から該データD1をドライブヘッドが読み出した波形RDPWM とを示す。
【0007】
PPM方式では、「1」の内容は高電位(Hレベル)、「0」の内容は低電位(Lレベル)の波形となって読み出される。
これに対して、PWM方式では、「1」の内容のビットデータが読み出される毎にレベルが反転されるように記録されている。 図7において4番目の「1」の内容のビットデータでHレベルに立上り、次の7番目の「1」の内容のビットデータでLレベルに立ち下がる。そして、11番目の「1」の内容のビットデータで再びHレベルに立上り、次の13番目の「1」の内容のビットでLレベルに立ち下がる。同様に、19番目の「1」の内容のビットデータで再びHレベルに立上り、次の22番目の「1」の内容のビットデータでLレベルに立ち下がる。さらに、24番目の「1」の内容のビットデータで再びHレベルに立上り、次の26番目の「1」の内容のビットデータでLレベルに立ち下がる。
【0008】
つまり、PWM方式は、記録媒体に対してPPM方式のように1ビットに対して1つの記録領域を確保する必要がない。前記したようにPWM方式は、「1」の内容のビットデータと、次に現れる「1」の内容のビットデータの間にあるビットデータを全て「0」の内容として記録するものである。従って、PPM方式で読み出されるデータD1の波形RDPPM の周期より、PWM方式で読み出される波形RDPWM の周期のほうが、どの部分をみても長い。このことは、PWM方式とPPM方式の記録媒体に対する記録領域を考えると、PPM方式のように1ビットに対して1つの記録領域を確保するPPM方式に比べ連続する複数のビットに対して1つの記録領域を確保するほうが、ビット当たりの記録領域の幅をはるかに小さくすることができる。その結果、PWM方式は、PPM方式よりもはるかに記録媒体の高密度化を図る上で優れている。
【0009】
しかも、記録媒体において各セクタ中の、例えばユーザデータ部に記録される1バイトのデータの記録方式がPPM方式とPWM方式では相違する。PPM方式では、ユーザが入力した1バイトのデータを16チャネル(2バイト)に予め用意された変換テーブルにて変換してユーザデータ部に記録するようになっている。一方、PWM方式では、ユーザが入力した1バイトのデータを12チャネル(1.5バイト)に予め用意された変換テーブルにて変換してユーザデータ部に記録するようになっている。従って、この点についても、PWM方式は、PPM方式よりもはるかに記録媒体の高密度化を図る上で優れている。
【0010】
PWM方式でデータを記録した記録媒体からの該データの読み取りは、信号処理回路にて以下のように行われている。図8は、データ読み取りの原理を説明する説明図である。データD1に対するドライブヘッドが読み出した波形RDPWM は、矩形波となる。そして、その波形RDPWM の立ち上がり(リーディングエッジ)と立ち下がり(トレーリングエッジ)を検出する。その検出は、例えばコンパレータによって行われる。例えば、波形RDPWM のHレベルが5ボルト、Lレベルが0ボルトとすると、基準電圧Vref を2.5ボルトとする。コンパレータは、基準電圧Vref と波形RDPWM を比較し、波形RDが基準電圧Vref を超えた時Hレベルとなり、波形RDPWM が基準電圧Vref 以下になった時Lレベルとなる。このコンパレータの出力が反転する時、即ち、リーディングエッジとトレーリングエッジとを検出した時を「1」の内容のビットデータが読み出されたと判断する。又、コンパレータの出力が反転しない時、即ちリーディングエッジ及びトレーリングエッジが検出されていない時、予め定めたサンプリング周期で「0」の内容のビットデータが読み出されていると判断する。
【0011】
ところで、ドライブヘッドが読み出した波形RDPWM は、直流成分のノイズを含みその時々に変動すること、あるいは波形が鈍ることがある。波形RDPWM が直流成分のノイズを含みその時々に変動するとは、波形RDPWM のLレベルが0ボルト、Hレベルが5ベルトにならず、全体にレベルが変動し、一時的にオフセット電圧が加わるような現象をいう。又、波形RDPWM が鈍るとは、読み取り速度が速くなっていることが主な原因で、波形が矩形波にならないで立ち上がり、立ち下がりが緩やかな曲線を描いて変化することである。
【0012】
一般に、記録媒体において各セクタ中に設けられたロックアップパターン部(VFO部)に記録されるデータD2は、「0」と「1」の内容が交互に並んだデータをとしている。この交互に並んだデータD2をPWM方式で記録した記録媒体からドライブヘッドが読み出すと図9に示す波形RDPWM となる。即ち、PWM方式で記録しても、読み出された波形RDPWM は、鈍ってsin波に近い波形となる。この波形RDPWM に直流分のノイズが乗ると、波形RDPWM はその直流分だけ全体に変動する。
【0013】
図10は、波形RDPWM に直流成分が含まれた波形を示す。このような波形RDPWM が読み出された時、1つの基準電圧Vref でリーディングエッジとトレーリングエッジを検出すると、データD2を誤って読み取るおそれがある。つまり、波形RDPWM 全体が変動しても基準電圧はそれに伴って変動しない。従って、図10に示すように、変動していない個所のリーディングエッジからトレーリングエッジまでの間隔L1と変動している個所のリーディングエッジからトレーリングエッジまでの間隔L2は異なる。この間隔L1,L2の相違は、その間隔L1,L2に存在する「0」の内容を記録したビットデータ数の相違として現れる。即ち、間隔L1より間隔L2の方が1ビット分長いと、サンプリング周期は一定なので、間隔L1の個所は、「101」と正しく判断するのに対して間隔L2の個所は「1001」と誤って判断してしまうことになる。
【0014】
そこで、これを回避するために、リーディングエッジとトレーリングエッジの検出は、それぞれ別々に行っている。つまり、リーディングエッジを検出するための基準電圧(以下第1基準電圧という)Vref1とトレーリングエッジを検出するための基準電圧(以下第2基準電圧という)Vref2がそれぞれ設けられている。図11は、第1及び第2基準電圧VREF1, Vref2と図10に示す波形RDPWM との関係を示す。この場合でも、間隔L1,間隔L2のずれは発生するが、リーディングエッジから次のリーディングエッジまでの間隔L3とトレーリングエッジから次のトレーリングエッジまでの間隔L4は正常な場合と比較してほぼ同じ間隔となるように改善される。従って、ビット数を誤って多く判断してしまうようなことはなく、データを正確に読み取ることができる。
【0015】
この検出は、図12に示す信号処理回路80に設けた2つの信号処理部81,82にて行われる。第1の信号処理部81は、ドライブヘッド83がPWM方式でデータを記録する光ディスク84から読出した波形RDPWM を入力し、その波形RDPWM のリーディングエッジの検出を第1基準電圧Vref1を使用して検出する。第1の信号処理部81は、波形RDPWM のリーディングエッジに基づいてそのリーディングエッジを検出した時のビットデータの内容を「1」として出力する。又、第1の信号処理部81は、リーディングエッジとリーディングエッジの間のサンプリング周期で決まる数のビットデータの内容を「0」として出力する。
【0016】
第2の信号処理部82は、ドライブヘッドから出力される波形RDPWM を入力し、その波形RDPWM のトレーリングエッジの検出を第2基準電圧Vref2を使用して検出する。第2の信号処理部82は、波形RDPWM のトレーリングエッジに基づいてそのトレーリングエッジを検出した時のビットデータの内容を「1」として出力する。又、第2の信号処理部82は、トレーリングエッジとトレーリングエッジの間のサンプリング周期で決まる数のビットデータの内容を「0」として出力する。
【0017】
図13は、波形RDPWM に対する両信号処理部81,82の出力データDTLE,DTTEを説明する説明図である。
ロックアップパターン部のデータD2が、
「0,1,0,1,0,1,0,1,0,1,0,1,…」
である時、
第1の信号処理部81から出力されるデータDTLEは、
「0,1,0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,…」
となり、
第2の信号処理部82から出力されるデータDTTEは、
「0,0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,1,…」
となる。
【0018】
そして、この両データDTLE,DTTEは、ドライブコントローラ85に出力され、同コントローラ85にて論理和をとることによってロックアップパターン部のデータD2が合成される。
【0019】
しかしながら、両データDTLE,DTTEを合成をしてロックアップパターン部のデータD2を生成するためには、両信号処理部81,82から出力されるデータDTLE,DTTEの出力タイミングは同期が取られている必要がある。
【0020】
例えば、第2の信号処理部82から出力されるデータDTTEが、
「0,0,1,0,0,0,1,0,0,0,1,0,…」
となって、1ビットデータ分だけ速く出力される場合がある。
【0021】
この場合、コントローラ85にて論理和をとると、
「0,1,1,0,0,1,1,0,0,1,1,0,…」
となって、前記したロックアップパターン部のデータD2にならない。即ち、ロックアップパターン部のデータD2が読み取れないないことになる。そのデータD2が読み取れないことは、後続の同期パターン、ユーザデータ部のデータ等が読み取れないことを意味する。
【0022】
そこで、これを防止するために、両信号処理部81,82から出力されるデータDTLE,DTTEの同期合わせがコントローラ85内で行われる。一般に、ロックアップパターン部はセクタマーク部の後にあるため、今読み取られているのがロックアップパターン部のデータD2であることが事前に判断できる。即ち、セクタマーク部に記録されているセクターマークのデータは、バーストデータであって、他のデータ記録部と内容が異なり同じ内容が例えば「0,0,0,0,1,1,1,0,0,0,1,1,1,…」のように連続すように形成されている。
【0023】
従って、コントローラ85は、両信号処理部81,82が同期が外れていてもセクタマーク部のデータを読み取っていることが判断することができる。その結果、コントローラ85は、その後に読み取られるデータがロックアップパターン部のデータD2であることが容易に判断することができる。
【0024】
そして、ロックアップパターン部のデータD2を読み取っているにもかかわらず、合成して得たデータがロックアップパターン部のデータD2にならない時には、2つの信号処理部81,82のどちらか一方がどれだけずれているか判断する。即ち、コントローラ85は、一方の信号処理部に基づくデータの出力するタイミング(同期)をずらして論理和をとってロックアップパターン部のデータD2になるようにする。ロックアップパターン部のデータD2となった時、コントローラ85は、両信号処理部81,82から出力されるデータDTLE,DTTEの同期がとれたものとして、以後このタイミングで順次データDTLE,DTTEを合成していく。
【0025】
従って、データD2の波形RDPWM に基づいて両信号処理部81,82から出力されるデータDTLE,DTTEはコントローラ85内で同期をとられ、以後の同期パターン、ユーザデータ部のデータ等が読み取り不能となったり誤検出されることはなくなる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
図14は、光ディスクについて、各セクタの記録フォーマットの概要を示す。各セクタ90は、ID部91とデータ部92とに大別される。
【0027】
ID部91は、セクタマーク部(SM)91a、第1ロックアップパターン部(第1VFO)91b、第1アドレスマーク(第1AM)91c、第1物理アドレス(第1ID)91d、第2ロックアップパターン部(第2VFO)91e、第2アドレスマーク(第2AM)91f、第2物理アドレス(第2ID)91g、ポストアンブル部(PA)91lを含む。
【0028】
データ部92は、第3ロックアップパターン部(第3VFO)91h、複数のユーザデータ部92a、誤り検査符号部(CRC)92b、誤り訂正符号部(ECC)92c、同期をとるための同期パターン部(SYNC)92d、複数個の同期をとるための再同期パターン部(RESYNC)92e、ポストアンブル部(PA)92f、及び、バッファ部(BUFF)92gを含む。
【0029】
ところで、同期合わせに使用されるロックアップパターン部のデータD2は、各VFO部である。しかし、各VFO部にて同期を合わせても、その後2つの信号処理部81,82が出力するデータDTLE,DTTEの出力タイミングが変動した場合、次のVFO部が来るまで同期合わせができないことになり、その結果、データが読み取れなくなるといった問題が発生する。
【0030】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、リーディングエッジ及びトレーリングエッジのずれに左右されることなくPWM方式で記録されたデータを確実に読み取ることができる同期パターン読み取り方法、同期パターン検出回路、アドレスマーク検出回路を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、パルス幅変調方式で記録媒体に記録されたデータ中の同期をとるためのパターンを読み取る同期パターン読み取り方法であって、同期をとるためのパターンに基づいて作られたリーディングエッジ用同期パターンと、同期をとるためのパターンに基づいて作られたトレーリングエッジ用同期パターンとを用意し、リーディングエッジに基づくデータからリーディングエッジ用同期パターンを先に検出した時その検出動作を中止し、予め定めた時間までにトレーリングエッジに基づくデータからトレーリングエッジ用同期パターンを検出しなかったとき、リーディングエッジに基づくデータからの同期パターンの検出を再度行わせ、トレーリングエッジに基づくデータからトレーリングエッジ用同期パターンを先に検出した時その検出動作を中止し、予め定めた時間までにリーディングエッジに基づくデータからリーディングエッジ用同期パターンを検出しなかったとき、トレーリングエッジに基づくデータからの同期パターンの検出を再度行わせるようした。
【0033】
【作用】
請求項1の発明によれば、リーディングエッジ用同期パターンとトレーリングエッジ用同期パターンのいずれか一方の検出が成功し、他方の検出が失敗しても、再び両同期パターンの検出が行われる。従って、一度の検出失敗で完全に同期パターンの検出が失敗とならず、再度の検出の機会が与えられ同期パターンを確実に検出することが可能となる。
【0035】
【実施例】
本発明の実施例に従う光ディスク装置を図1〜図5に従って説明する。図1は、記録媒体としての光ディスクからのデータ読み取り及び書き込みを行う光ディスク装置の構成を示す。その光ディスク装置で扱われる光ディスクは、データがPWM方式で記録され、各セクタのフォーマットは図14に示す光ディスクのフォーマットと本質的に同じである。
【0036】
光ディスク11は、モータM1によって回転される。モータM1は、回転制御回路12にて制御される。ドライブヘッド13は、モータM2によって駆動され、光ティスク11の半径方向に移動する。モータM2は、径方向移動制御回路14にて制御される。ドライブヘッド13は、光ディスクに記録されたデータを読み取ったり、データを光ディスク11に書き込むための光ピックアップで構成されている。ドライブヘッド制御回路15は、光ディスク11に対するデータの記録及び再生のために、ドライブヘッド11を制御する。ドライブヘッド13が読み取った波形RDPWM は、リードデータとして信号処理回路16に出力される。信号処理回路16は、図12で示す信号処理回路80と本質的に同じである。図2は、信号処理回路16の要部ブロック回路を示す。信号処理回路16は、第1の信号処理部16aと第2の信号処理部16bを含む。第1の信号処理部16aは、図12で示す第1の信号処理部81と本質的に同じであり、波形RDPWM のリーディングエッジに基づいてデータDTLEを出力する。第2の信号処理部16bは、図12で示す第2の信号処理部82と本質的に同じであり、波形RDPWM のトレーリングエッジに基づいてデータDTTEと出力する。
【0037】
ディスクコントローラ18は、信号処理回路16からデータDTLE,DTTEを入力し、その両データDTLE,DTTEを合成しリードデータRDとし所望の情報を得る。ディスクコントローラ18は、所望のセクタ90に記録されるべき書き込みデータWDを信号処理回路16へ出力する。さらに、サーボコントローラ17は、データ読み出し及び書き込みのためにドライブヘッド13を目的のセクタ90の所属するトラック位置にシークさせたり、光ディスク11の回転数を所望の回転数に設定するための各種の駆動制御信号を制御回路12,14,15に出力する。
【0038】
図3は、ディスクコントローラ18内に設けられた同期パターン検出回路を示す。
第1のシフトレジスタ21は、57ビットのシフトレジスタであって、第1の信号処理部16aから出力されるデータDTLEのビットデータをクロックNCKに同期して順次入力する。第1のシフトレジスタ21は、入力したデータDTLEの最も最初に入力したビットデータをクロックNCKに同期して順次出力する。
【0039】
第2のシフトレジスタ22は、57ビットのシフトレジスタであって、第2の信号処理部16bから出力されるデータDTTEのビットデータをクロックPCKに同期して順次入力する。第2のシフトレジスタ22は、入力したデータDTTEの最も最初に入力したビットデータをクロックPCKに同期して順次出力する。尚、クロックPCKは、クロックNCKと同じ周期のクロックである。
【0040】
データ出力調整回路23は、複数個のファーストインファーストアウト(FIFO)及び退避レジスタを含む。該調整回路23は、第1のシフトレジスタ21からデータDTLEのビットデータをクロックNCKに同期して入力するとともに先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを出力する。該調整回路23は、第1信号生成回路28から1ショットの制御信号IPM、第2のタイムチェック回路33から1ショットの制御信号OPLを入力する。
【0041】
該調整回路23は、制御信号IPMが入力されると、現在の入力ポインタの値を退避レジスタに書き込みを行う。この時、制御信号IPMがリセット解除後初めての入力であった場合は、入力ポインタの動作を開始する要因となり、以後リセットされるまで動作を行う。入力ポインタは、クロックNCKに同期して動作する。
【0042】
その後、制御信号OPLが入力されると、退避レジスタより出力ポインタの初期値を読み出し、そのポインタ値に相当するところからデータDTLEの出力を開始し、出力ポインタの動作をスタートさせる。出力ポインタは、クロックPCKに同期して動作する。この動作にてデータDTLEは、クロックNCKからクロックPCKに同期したデータとなる。
【0043】
そのため、制御信号IPMと制御信号OPLの時間差分だけ、データDTLEの出力を遅らせる事になり、この予め決めておく時間差が、データDTLEとデータDTTEのずれに対する許容差となる。
【0044】
例えば、予め時間差を4CLKとした場合に、データDTTEの方がデータDTLEに比較して3CLK遅い場合に制御信号OPLは、データのずれがない場合に比べて、3CLK遅く入力されるため、制御信号IPMと制御信号OPLの時間差は7CLKとなり、データのずれがない場合に比べて、データDTLEの出力は3CLK遅く出力される事になる。
【0045】
また、制御信号IPMのみ入力された場合は(制御信号OPLは入力されない)、出力ポインタは動作しないため、データDTLEには影響を受けない事になる。
【0046】
また、許容差は以後実施例で、4つと仮定する。
オア回路24は、データ出力調整回路23から出力されるデータDTLEのビットデータと、第2のシフトレジスタ22から出力されるデータDTTEのビットデータを入力する。即ち、オア回路24は、データDTLEのビットデータとデータDTTEのビットデータを合成(論理和)し、その合成したビットデータをリードデータRDとして出力する。
【0047】
ただし、オア回路24に入力するデータDTTEは、データ出力調整回路23に入力されるデータDTLEに対してデータ出力調整回路23にて予め決められた許容差分だけ遅れたものでなければならない。(本実施例の場合、4つ)
第1のシンクパターン検出回路26は、57ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第1のシンクパターン検出回路26は、第1のシフトレジスタ21からデータDTLEのビットデータをクロックNCKに同期して順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第1のシンクパターン検出回路26は、シフトする毎に57ビットのビットデータからなるデータDTLEと予め用意されたリーディングエッジ用同期パターン(以下、第1の同期パターンという)とを比較回路にて比較する。第1のシンクパターン検出回路26は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号NSYCWによって制御されている。第1のシンクパターン検出回路26は、その限られた期間においてデータDTLEが第1の同期パターンであるか否かを検出する。第1のシンクパターン検出回路26は、データDTLEが第1の同期パターンと一致すると、第1の同期パターン検出信号SY1を出力する。
【0048】
第1の同期パターンは、各セクタ90のSYNC92dに記録された同期をとるための同期パターン(以下、基本同期パターンという)に基づいて作られたパターンである。基本同期パターンは、57ビットで構成され、その57ビットからなる基本同期パターンがSYNC92dに記録されている。
【0049】
第1の同期パターンは、基本同期パターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本同期パターンをドライブヘッド13が読み出した場合、その基本同期パターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、第1の信号処理部16aが出力するはずのデータDTLEを第1の同期パターンとしている。従って、第1のシンクパターン検出回路26は、第1の同期パターンとその時々の第1のシフトレジスタ21から入力されたデータDTLEのビットデータを比較し出力する。
【0050】
第1のシンクパターン検出回路26から出力される第1の同期パターン検出信号SY1は、オア回路27を介して第1信号生成回路28に出力される。第1信号生成回路28は、第1の同期パターン検出信号SY1に基づいてリーディングエッジ側の第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWING、及び、制御信号IPMを出力する。
【0051】
第2のシンクパターン検出回路29は、57ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第2のシンクパターン検出回路29は、第2のシフトレジスタ22からデータDTTEのビットデータをクロックPCKに同期して順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第2のシンクパターン検出回路29は、シフトする毎に57ビットのビットデータからなるデータDTTEと予め用意されたトレーリングエッジ用の同期パターン(以下、第2の同期パターンという)とを比較回路にて比較する。第2のシンクパターン検出回路29は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号PSYCWによって制御されている。第2のシンクパターン検出回路29は、その限られた期間においてデータDTTEが第2の同期パターンであるか否かを検出する。第2のシンクパターン検出回路29は、データDTTEが第2の同期パターンと一致すると、第2の同期パターン検出信号SY2を出力する。
【0052】
第2の同期パターンは、前記した基本同期パターンに基づいて作られたパターンである。第2の同期パターンは、基本同期パターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本同期パターンをドライブヘッド13が読み出した場合、その基本同期パターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、第2の信号処理部16bが出力するはずのデータDTTEを第2の同期パターンとしている。従って、第2のシンクパターン検出回路29は、第2の同期パターンとその時々の第2のシフトレジスタ22から入力されたデータDTTEのビットデータを比較する。
【0053】
第2のシンクパターン検出回路29から出力される第2の同期パターン検出信号SY2は、オア回路30を介して第2信号生成回路31に出力される。第2信号生成回路31は、第2の同期パターン検出信号SY2に基づいてトレーリングエッジ側の第2パターン検出信号PMARKと第2ウィンド制御信号PWINGを出力する。
【0054】
第1のタイムチェック回路32は、クロックNCK、第1パターン検出信号NMARK、及び、第2パターン検出信号PMARKを入力する。第1のタイムチェック回路32は、ジョンソンカウンタを含む。ジョンソンカウンタは、第1パターン検出信号NMARKに応答して初期化され、クロックNCKの数をカウントする。第1のタイムチェック回路32は、ジョンソンカウンタがクロックNCKの数を4個数える前までに第2パターン検出信号PMARKが入力されないと、第1信号生成回路28に制御信号NNDTCを出力する。第1信号生成回路28は、制御信号NNDTCに応答していままで出力していた第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWINGを消失させる。
第2のタイムチェック回路33は、クロックPCK、第2パターン検出信号PMARK、及び、第1パターン検出信号NMARKを入力する。第2のタイムチェック回路33は、ジョンソンカウンタを含む。ジョンソンカウンタは、第2パターン検出信号PMARKに応答して初期化され、クロックPCKの数をカウントする。第2のタイムチェック回路33は、ジョンソンカウンタがクロックPCKの数を4個数える前までに第1パターン検出信号NMARKが入力されないと、第2信号生成回路31に制御信号PNDTCを出力する。第2信号生成回路31は、制御信号PNDTCに応答していままで出力していた第2パターン検出信号PMARK及び第2ウィンド制御信号PWINGを消失させる。又、第2のタイムチェック回路33は、ジョンソンカウンタがクロックPCKの数を4個数える前までに第1パターン検出信号NMARKが入力された場合、制御信号OPLの出力をジョンソンカウンタがクロックPCKを4個数え終わった後に行う。
【0055】
ウィンド回路34は、第1ウィンド制御信号NWING及第2ウィンド制御信号PWINGを入力する。又、ウィンド回路34は、フォーマットカウンタ(FMC)41から同期パターンの検出を可能にするためのウィンド信号SYW を入力する。ウィンド回路34は、ウィンド信号SYW が出力されている間、第1のシンクパターン検出回路26に動作制御信号NSYCWを出力するとともに、第2のシンクパターン検出回路29に動作制御信号PSYCWを出力する。第1のシンクパターン検出回路26は、動作制御信号NSYCWが出力されている期間が第1の同期パターンを検出する動作の期間となる。同様に、第2のシンクパターン検出回路29は、動作制御信号PSYCWが出力されている期間が第2の同期パターンを検出する動作の期間となる。
【0056】
動作制御信号NSYCW及びPSYCWを出力している状態において、ウィンド回路34は、第1ウィンド制御信号NWINGを入力すると、動作制御信号NSYCW、PSYCWのうち、第1のシンクパターン検出回路26のための動作制御信号NSYCWの出力を停止する。そして、第1ウィンド制御信号NWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号NSYCWを出力する。
【0057】
又、動作制御信号NSYCW及びPSYCWを出力している状態において、ウィンド回路34は、第2ウィンド制御信号PWINGを入力すると、動作制御信号NSYCW、PSYCWのうち、第2のシンクパターン検出回路29のための動作制御信号PSYCWの出力を停止する。そして、第2ウィンド制御信号PWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号PSYCWを出力する。
【0058】
図4は、ウィンド回路34にウィンド信号SYW を出力するディスクコントローラ18内に設けられた回路を示す。
光ディスク装置全体を制御するマイクロプロセッシングユニット(MPU)40は、前記制御回路12,14,15、サーボコントローラ17、及び、ディスクコントローラ18によって共用されている。フォーマットカウンタ(FMC)41は、PLLシンセサイザ(PLL)42からの基本クロックCLKの数をカウントする。PLL42は、MPU40からの制御信号C1を入力し、この制御信号C1に対応する周波数の基本クロックCLKを出力する。FMC41のカウント値は、ドライブヘッド13によって読み取られる一つのセクタ90の各ビットデータと相関している。FMC41は、そのカウント値が1セクタの総ビットデータと一致すると、カウント値を初期化し最初からカウントを行う。FMC41は、カウント値に基づいて同期パターンの検出を可能にするためのウィンド信号SYW 、アドレスマークの検出を可能にするためのウィンド信号AMW 、及び、再同期パターンの検出を可能にするためのウィンド信号RSYW を出力する。
【0059】
ウィンド信号SYW が出力されるタイミングは、一つのセクタ90からの読み出されるSYNC92dの位置と対応している。ウィンド信号AMW が出力されるタイミングは、一つのセクタ90からの読み出される第1,第2AM91c,91fの位置と対応している。ウィンド信号RSYW が出力されるタイミングは、一つのセクタ90からの読み出されるRESYNC92eの位置と対応している。従って、FMC11のカウント値とドライブヘッド13の位置が同期している限り、ドライブヘッド13がSYNC92d、第1,第2AM91c,91f、及び、RESYNC92eの各データを出力しているとき、FMC41は、各ウィンド信号SYW ,AMW ,RSYW を出力する。
【0060】
図5は、ディスクコントローラ18内に設けられたアドレスマーク検出回路と再同期パターン検出回路を示す。
第1のアドレスマーク検出回路51は、19ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第1のアドレスマーク検出回路51は、前記した第1のシフトレジスタ21からデータDTLEのビットデータを順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第1のアドレスマーク検出回路51は、シフトする毎に19ビットのビットデータからなるデータDTLEと予め用意されたリーディングエッジ用アドレスマークのパターン(以下、第1のアドレスパターンという)とを比較回路にて比較する。第1のアドレスマーク検出回路51は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号NAMW によって制御されている。第1のアドレスマーク検出回路51は、その限られた期間においてデータDTLEが第1のアドレスパターンであるか否かを検出する。第1のアドレスマーク検出回路51は、データDTLEが第1のアドレスパターンと一致すると、第1のアドレスパターン検出信号AM1を出力する。
【0061】
第1のアドレスパターンは、各セクタ90の第1,第2AM91c,91fに記録されたアドレスマークパターン(以下、基本アドレスパターンという)に基づいて作られたパターンである。基本アドレスパターンは、12ビットで構成され、その12ビットからなる基本アドレスパターンがAM91c,91fにそれぞれ記録されている。
【0062】
第1のアドレスパターンは、基本アドレスパターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本アドレスパターンをドライブヘッド13が読み出した場合、基本アドレスパターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、第1の信号処理部16aが出力するはずのデータDTLEを第1のアドレスパターンとしている。従って、第1のアドレスマーク検出回路51は、第1のアドレスパターンとその時々の第1のシフトレジスタ21から入力されたデータDTLEのビットデータを比較し出力する。
【0063】
第1のアドレスマーク検出回路51から出力される第1のアドレスパターン検出信号AM1は、前記したオア回路27を介して第1信号生成回路28に出力される。従って、第1信号生成回路28は、第1のアドレスパターン検出信号AM1に基づいてリーディングエッジ側の第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWING及び制御信号IPMを出力する。
【0064】
第2のアドレスマーク検出回路52は、19ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第2のアドレスマーク検出回路52は、前記した第2のシフトレジスタ22からデータDTTEのビットデータを順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第2のアドレスマーク検出回路52は、シフトする毎に19ビットのビットデータからなるデータDTTEと予め用意されたトレーリングエッジ用アドレスマークのパターン(以下、第2のアドレスパターンという)とを比較回路にて比較する。第2のアドレスマーク検出回路52は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号PAMW によって制御されている。第2のアドレスマーク検出回路52は、その限られた期間においてデータDTTEが第2のアドレスパターンであるか否かを検出する。第2のアドレスマーク検出回路52は、データDTTEが第2のアドレスパターンと一致すると、第2のアドレスパターン検出信号AM2を出力する。
【0065】
第2のアドレスパターンは、前記した基本アドレスパターンに基づいて作られたパターンである。第2のアドレスパターンは、基本アドレスパターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本同期パターンをドライブヘッド13が読み出した場合、その基本アドレスパターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、前記した第2の信号処理部16bが出力するはずのデータDTTEを第2のアドレスパターンとしている。従って、第2のアドレスマーク検出回路52は、第2のアドレスパターンとその時々の第2のシフトレジスタ22から入力されたデータDTTEのビットデータを比較する。
【0066】
第2のアドレスマーク検出回路52から出力される第2のアドレスパターン検出信号AM2は、前記したオア回路30を介して第2信号生成回路31に出力される。第2信号生成回路31は、第2のアドレスパターン検出信号AM2に基づいてトレーリングエッジ側の第2パターン検出信号PMARKと第2ウィンド制御信号PWINGを出力する。
【0067】
第1のリシンクパターン検出回路53は、23ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第1のリシンクパターン検出回路53は、第1のシフトレジスタ21からデータDTLEのビットデータを順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第1のリシンクパターン検出回路53は、シフトする毎に23ビットのビットデータからなるデータDTLEと予め用意されたリーディングエッジ用再同期パターン(以下、第1の再同期パターンという)とを比較回路にて比較する。第1のリシンクパターン検出回路53は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号NRSYWによって制御されている。第1のリシンクパターン検出回路53は、その限られた期間においてデータDTLEが第1の再同期パターンであるか否かを検出する。第1のリシンクパターン検出回路53は、データDTLEが第1の再同期パターンと一致すると、第1の再同期パターン検出信号RS1を出力する。
【0068】
第1の再同期パターンは、各セクタ90のRESYNC92eに記録された同期をとるための再同期パターン(以下、基本再同期パターンという)に基づいて作られたパターンである。基本再同期パターンは24ビットで構成され、その24ビットからなる基本再同期パターンがRESYNC92eに記録されている。
【0069】
第1の再同期パターンは、基本再同期パターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本再同期パターンをドライブヘッド13が読み出した場合、その基本再同期パターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、第1の信号処理部16aが出力するはずのデータDTLEを第1の再同期パターンとしている。従って、第1のリシンクパターン検出回路53は、第1の再同期パターンとその時々の第1のシフトレジスタ21から入力されたデータDTLEのビットデータを比較し出力する。
【0070】
第1のリシンクパターン検出回路53から出力される第1の再同期パターン検出信号RS1は、前記したオア回路27を介して第1信号生成回路28に出力される。第1信号生成回路28は、第1の再同期パターン検出信号RS1に基づいてリーディングエッジ側の第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWING及び制御信号IPMを出力する。
【0071】
第2のリシンクパターン検出回路54は、23ビットのシフトレジスタと比較回路を含む。第2のリシンクパターン検出回路54は、第2のシフトレジスタ22からデータDTTEのビットデータを順次入力するとともに、先に入力したビットデータをシフトし最も先に入力したビットデータを消去する。第2のリシンクパターン検出回路54は、シフトする毎に23ビットのビットデータからなるデータDTTEと予め用意されたトレーリングエッジ用の第2の再同期パターンとを比較回路にて比較する。第2のリシンクパターン検出回路53は、その検出する動作の期間がウィンド回路34からの動作制御信号PRSYWによって制御されている。第2のリシンクパターン検出回路54は、その限られた期間においてデータDTTEが第2の再同期パターンであるか否かを検出する。第2のリシンクパターン検出回路54は、データDTTEが第2の再同期パターンと一致すると、第2の再同期パターン検出信号RS2を出力する。
【0072】
第2の再同期パターンは、前記基本再同期パターンに基づいて作られたパターンである。第2の再同期パターンは、基本再同期パターンに基づいて以下のようにして作られる。つまり、PWM方式で記録された基本再同期パターンをドライブヘッド13が読み出した場合、その基本再同期パターンに対するドライブヘッド13が出力する波形RDPWM について、第2の信号処理部16bが出力するはずのデータDTTEを第2の再同期パターンとしている。従って、第2のリシンクパターン検出回路54は、第2の再同期パターンとその時々の第2のシフトレジスタ22から入力されたデータDTTEのビットデータを比較する。
【0073】
第2のリシンクパターン検出回路54から出力される第2の再同期パターン検出信号RS2は、前記したオア回路30を介して第2信号生成回路31に出力される。第2信号生成回路31は、第2の再同期パターン検出信号RS2に基づいてトレーリングエッジ側の第2パターン検出信号PMARKと第2ウィンド制御信号PWINGを出力する。
【0074】
ウィンド回路34は、FMC41からのウィンド信号AMW に基づいて第1のアドレスマーク検出回路51に動作制御信号NAMW を出力するとともに、第2のアドレスマーク検出回路52に動作制御信号PAMW を出力する。第1のアドレスマーク検出回路51は、動作制御信号NAMW が出力されている期間が第1のアドレスパターンを検出する動作の期間となる。同様に、第2のアドレスマーク検出回路52は、動作制御信号PAMW が出力されている期間が第2のアドレスパターンを検出する動作の期間となる。
【0075】
動作制御信号NAMW ,PAMW を出力している状態において、ウィンド回路34は、第1のアドレスパターン検出信号AM1に基づく第1ウィンド制御信号NWINGを入力すると、動作制御信号NAMW ,PAMW のうち、第1のアドレスマーク検出回路51のための動作制御信号NAMW の出力を停止する。そして、第1ウィンド制御信号NWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号NAMW を出力する。
【0076】
又、動作制御信号NAMW ,PAMW を出力している状態において、ウィンド回路34は、第2のアドレスパターン検出信号AM2に基づく第2ウィンド制御信号PWINGを入力すると、動作制御信号NAMW 、PAMW のうち、第2のアドレスマーク検出回路52のための動作制御信号PAMW の出力を停止する。そして、第2ウィンド制御信号PWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号PAMW を出力する。
【0077】
又、ウィンド回路34は、FMC41からのウィンド信号RSYW に基づいて第1のリシンクパターン検出回路53に動作制御信号NRSYWを出力するとともに、第2のリシンクパターン検出回路54に動作制御信号PRSYWを出力する。第1のリシンクパターン検出回路53は、動作制御信号NRSYWが出力されている期間が第1の再同期パターンを検出する動作の期間となる。同様に、第2のリシンクパターン検出回路53は、動作制御信号PRSYWが出力されている期間が第2の再同期パターンを検出する動作の期間となる。
【0078】
動作制御信号NRSYW,PRSYWを出力している状態において、ウィンド回路34は、第1の再同期パターン検出信号RS1に基づく第1ウィンド制御信号NWINGを入力すると、動作制御信号NRSYW,PRSYWのうち、第1のリシンクパターン検出回路53のための動作制御信号NRSYWの出力を停止する。そして、第1ウィンド制御信号NWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号NRSYWを出力する。
【0079】
又、動作制御信号NRSYW,PRSYWを出力している状態において、ウィンド回路34は、第2の再同期パターン検出信号RS2に基づく第2ウィンド制御信号PWINGを入力すると、動作制御信号NRSYW、PRSYWのうち、第2のリシンクパターン検出回路54のための動作制御信号PRSYWの出力を停止する。そして、第2ウィンド制御信号PWINGが消失すると、ウィンド回路34は、再び動作制御信号PRSYWを出力する。
【0080】
次に、上記のように光ディスク装置の作用を説明する。
光ディスク11に記録されたデータがドライブヘッド13から読み出され、その波形RDPWM が信号処理回路16に出力されている。そして、信号処理回路16において、第1の信号処理部16aは、ドライブヘッド13が読み出したデータ(波形RDPWM )をリーディングエッジに基づいてデータDTLEを生成しそのビットデータを第1のシフトレジスタ21に出力する。又、第2の信号処理部16bは、ドライブヘッド13が読み出したデータ(波形RDPWM )をトレーリングエッジに基づいてデータDTTEを生成しそのビットデータを第2のシフトレジスタ22に出力する。
【0081】
第1のシフトレジスタ21は、データDTLEのビットデータをデータ出力調整回路23を介してオア回路24に出力する。又、第2のシフトレジスタ22は、データDTTEのビットデータをオア回路24に出力する。そして、オア回路24は、データDTLEのビットデータとデータDTTEのビットデータとを合成(論理和)してリードデータRDとして出力する。即ち、この時点で、PWM方式で記録されたデータはPPM方式のデータ形式に変換されたデータとなる。このデータRDは、ディスクコントローラ18内で所望の情報として処理されることになる。
【0082】
この状態において、FMC41からウィンド回路34にウィンド信号SYW が出力されると、ウィンド回路34はウィンド信号SYW に応答して第1のシンクパターン検出回路26に動作制御信号NSYCWを出力するとともに、第2のシンクパターン検出回路29に動作制御信号PSYCWを出力する。
【0083】
第1のシンクパターン検出回路26は、動作制御信号NSYCWに応答して第1のシフトレジスタ21からのデータDTLEのビットデータと入力する。第1のシンクパターン検出回路26は、その入力されてくるデータDTLEのビットデータと予め用意されている第1の同期パターンとを比較する。
【0084】
一方、第2のシンクパターン検出回路29は、動作制御信号PSYCWに応答して第2のシフトレジスタ22からのデータDTTEのビットデータを入力する。第2のシンクパターン検出回路29は、その入力されてくるデータDTTEのビットデータと予め用意されている第2の同期パターンとを比較する。即ち、セクタ90のSYNC92dに記録された同期パターンの検出が開始される。
【0085】
やがて、例えば第2のシンクパターン検出回路29が、先に第2の同期パターンを検出すると、該パターン検出回路29は第2の同期パターン検出信号SY2を出力する。第2信号生成回路31は、第2の同期パターン検出信号SY2に応答して第2パターン検出信号PMARK及び第2ウィンド制御信号PWINGを出力する。ウィンド回路34は、第2ウィンド制御信号PWINGに応答して動作制御信号PSYCWの出力を停止する。第2のシンクパターン検出回路29は、動作制御信号PSYCWの消失に応答して、比較検出を中止する。
【0086】
また、第2のタイムチェック回路33は、第2パターン検出信号PMARKに応答してジョンソンカウンタを動作させる。そして、例えば、第1のシンクパターン検出回路26が、第2のタイムチェック回路33のカウンタがクロックPCKを2個数えた時に第1の同期パターンを検出したとする。その場合、制御信号IPMがデータ出力調整回路23に入力される。そして、その時の入力ポインタが退避レジスタに書き込まれ、入力ポインタの動作がスタートし、データDTLEの格納を始める。そして、第2のタイムチェック回路33のカウンタがクロックPCKを4個数えたところで、制御信号OPLがデータ出力調整回路23に入力され、出力ポインタに退避レジスタの値が読み出され、出力ポインタの動作がスタートし、データDTLEが出力される。この時、データDTLEの調整量は2クロック分早く出力された事になる。
【0087】
その結果、同期がとられたデータDTLEのデータビットとデータDTTEのデータビットは、オア回路24にて合成(論理和)され、このデータRDとしてディスクコントローラ18内で所望の情報として処理されることになる。
【0088】
尚、この場合、同期が合ったということから、第1及び第2信号生成回路28,31はウィンド信号SYW が消失するまで出力し続けるため、一旦、同期がとられた後は、第1及び第2のシンクパターン検出回路26,29の比較検出動作は終了し、次の新たなウィンド信号SYW を待つ。
【0089】
一方、第1のシンクパターン検出回路26が、第2のタイムチェック回路33のカウンタがクロックPCKを4個数える間に第1の同期パターンを検出しなかった時、第2のタイムチェック回路33は、第2信号生成回路31に制御信号PNDCTを出力する。
【0090】
この場合、データ出力調整回路23は、制御信号IPMによって入力ポインタ値を退避レジスタに書き込む動作を行うだけで(制御信号OPLが入力されないため)、データDTLEの出力は影響を受けない。
【0091】
第2信号生成回路31は、制御信号PNDCTに応答して第2パターン検出信号PMARKと第2ウィンド制御信号PWINGを消失させる。従って、ウィンド回路34からの動作制御信号PSYCWが再出力され、第2のシンクパターン検出回路29は再び第2のシフトレジスタ22からデータDTTEのビットデータを入力し第2の同期パターンの比較検出動作を開始する。
【0092】
その後、遅れて第1のシンクパターン検出回路26が、第1の同期パターンを検出すると、第1のシンクパターン検出回路26は第1の同期パターン検出信号SY1を出力する。第1信号生成回路28は、第1の同期パターン検出信号SY1に応答して第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWING、及び、制御信号IPMを出力する。ウィンド回路34は、第1ウィンド制御信号NWINGに応答して動作制御信号NSYCWの出力を停止する。第1のシンクパターン検出回路26は、動作制御信号NSYCWの消失に応答して、比較検出を停止する。
【0093】
又、第1のタイムチェック回路32は、第1パターン検出信号NMARKに応答してジョンソンカウンタを動作させる。この時、第1のタイムチェック回路32のカウンタがクロックNCKを4個数える間に第2の同期パターンを検出しなかった場合、第1のタイムチェック回路32は第1信号生成回路28に制御信号NNDCTを出力する。
【0094】
第1信号生成回路28は、制御信号NNDCTに応答して第1パターン検出信号NMARKと第1ウィンド制御信号NWINGを消失させる。従って、ウィンド回路34からの動作制御信号NSYCWが再出力され、第1のシンクパターン検出回路26は再び第1のシフトレジスタ21からデータDTLEのビットデータを入力し第1の同期パターンの比較検出動作を開始する。
【0095】
この時、データ出力調整回路23は、制御信号IPM,制御信号OPL共に入力されないため、何の影響も受けない。
再び、第2のシンクパターン検出回路29が、第2の同期パターンを検出し第2の同期パターン検出信号SY2を出力すると、第2信号生成回路31は第2パターン検出信号PMARKと第2ウィンド制御信号PWINGを出力する。ウィンド回路34は、第2ウィンド制御信号PWINGに応答して動作制御信号PSYCWの出力を停止する。第2のシンクパターン検出回路29は、動作制御信号PSYCWの消失に応答して、比較検出を中止する。
【0096】
又、第2のタイムチェック回路33は、第2パターン検出信号PMARKに応答してジョンソンカウンタを動作させる。
そして、例えば、第1のシンクパターン検出回路26が、第2のタイムチェック回路33のカウンタがクロックPCKを1個数えた時に第1の同期パターンを検出したとする。この場合、第2のタイムチェック回路33は、第2信号生成回路31に制御信号PNDCTの出力はしない。
【0097】
また、データ出力回路23では、制御信号IPMが入力されてから、制御信号OPLが入力されるまで約3クロックとなり、データDTLEは1クロックPCK分早く出力される事になり、同期のずれが解消される。
【0098】
一方、例えば第1のシンクパターン検出回路26が、先に第1の同期パターンを検出すると、該パターン検出回路26は第1の同期パターン検出信号SY1を出力する。第1信号生成回路28は、第1の同期パターン検出信号SY1に応答して第1パターン検出信号NMARK、第1ウィンド制御信号NWING、及び、制御信号IPMを出力する。ウィンド回路34は、第1ウィンド制御信号NWINGに応答して動作制御信号NSYCWの出力を停止する。第1のシンクパターン検出回路26は、動作制御信号NSYCWの消失に応答して、比較検出を中止する。又、第1のタイムチェック回路32は、第1パターン検出信号NMARKに応答してジョンソンカウンタを動作させる。データ出力調整回路23は、制御信号IPMにより入力ポインタ値を退避レジスタに書き込む動作を行う。
【0099】
そして、例えば、第2のシンクパターン検出回路29が、第1のタイムチェック回路32のカウンタがクロックNCKを2個数えた時に第2の同期パターンを検出したとする。第2のタイムチェック回路33は、制御信号OPLを出力する。
【0100】
第2のタイムチェック回路33は、クロックPCKを4個かぞえた後、制御信号OPLを出力する。その間、データ出力調整回路23では、クロックNCKの約6個分のデータDTLEを蓄えた後、データDTLEを出力する事になる。これにより、データDTLEを2個分遅らせて出力した事になり、データDTLEとデータDTTEとの同期のずれが解消された事になる。その結果、同期がとられたデータDTLEのデータビットとデータDTTEのデータビットは、オア回路24にて合成(論理和)され、このデータRDとしてディスクコントローラ18内で所望の情報として処理されることになる。
【0101】
尚、この場合、同期が合ったということから、第1及び第2信号生成回路28,31はウィンド信号SYW が消失するまで出力し続けるため、一旦、同期がとられた後は、第1及び第2のシンクパターン検出回路26,29の比較検出動作は終了し、次の新たなウィンド信号SYW を待つ。
【0102】
尚、アドレスマークの検出も上記と同様に第1及び第2のアドレスマーク検出回路51,52が対応する第1、第2のアドレスパターンを比較検出する。そして、その検出結果に基づいて上記した第1、第2信号生成回路28,31、第1,第2のタイムチェック回路32,33等が同様に動作し、データDTLEとデータDTTEとの同期のずれを解消する。
【0103】
再同期パターンの検出も上記と同様に第1及び第2のリシンクパターン検出回路53,54が対応する第1、第2のリシンクパターンを比較検出する。そして、その検出結果に基づいて上記した第1、第2信号生成回路28,31、第1,第2のタイムチェック回路32,33等が同様に動作し、データDTLEとデータDTTEとの同期のずれを解消する。
【0104】
このように本実施例において、第1の信号処理部16aからのリーディングエッジに基づくデータDTLEと、第2の信号処理部16bからのトレーリングエッジに基づくデータDTTEの出力タイミングがずれても、同期パターンを検出しそのパターンを検出した時点で出力タイミングを調整するようにした。従って、従来のようにロックアップパターン部のデータに基づく出力タイミング調整だけに比べより確実なデータ読み取りができる。
【0105】
しかも、本実施例において、第1の同期パターンと第2の同期パターンのいずれか一方のパターンの検出に成功した後、何らかの原因で他方の同期パターンの検出に失敗しても、再び第1の同期パターンと第2の同期パターンの検出を行えるようにした。従って、光ディスク装置は、一度の検出失敗で直ちにシステムエラー等の判断を下すこがなく、その信頼性はより高いものとなる。
【0106】
又、本実施例では、アドレスマーク及び再同期パターンについても同様な検出を行って同期合わせを行うようにした。従って、確実なデータ読み取りができるとともに、光ディスク装置の信頼性をさらに向上させることができる。
【0107】
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
(1)上記実施例では、同期パターン、アドレスマーク、及び、再同期パターンの3つの検出したが、いずれか1つのみを検出する光ディスク装置に実施してもよい。勿論、同期パターンとアドレスマークの検出、同期パターンと再同期パターンの検出といった組み合わせで実施してもよい。
(2)上記実施例では、リーディングエッジに基づくデータDTLEをデータ出力調整回路23にて出力タイミングを調整したが、新たにトレーリングエッジに基づくデータDTTEに対するデータ出力調整回路を設けて、2つの調整回路にてタイミング調整を行うようにしてもよい。
(3)上記実施例では光ディスク11を記録媒体とした光ディスク装置に具体化したが、磁気ディスクを記録媒体としたディスク装置に具体化してもよい。
【0108】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によればPWM方式で記録媒体に記録されたデータを確実に読み取ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の光ディスク装置の基本構成を示すブロック回路図。
【図2】信号処理回路を説明するためのブロック回路図。
【図3】同期パターン検出回路を説明するためのブロック回路図。
【図4】フォーマットカウンタを説明するためのブロック回路図。
【図5】アドレスマーク検出回路と再同期パターン検出回路を説明するためのブロック回路図。
【図6】同期パターン検出回路の作用を説明するためのタイムチャート。
【図7】PWM方式とPPM方式との相違を説明する説明図。
【図8】データ読み取りの原理を説明する説明図。
【図9】ロックアップパターン部のデータ波形を示す波形図。
【図10】ロックアップパターン部のデータ波形を示す波形図。
【図11】ロックアップパターン部のデータ波形を示す波形図。
【図12】信号処理回路を説明するブロック回路図。
【図13】データ波形と出力データとの関係を示す説明図。
【図14】セクタのフォーマットを説明する説明図。
【符号の説明】
11 光ディスク
13 ドライブヘッド
16 信号処理回路
16a 第1の信号処理部
16b 第2の信号処理部
17 サーボコントローラ
18 ディスクコントローラ
21 第1のシフトレジスタ
22 第2のシフトレジスタ
23 データ出力調整回路
24,27,30 オア回路
26 第1のシンクパターン検出回路
28 第1信号生成回路
29 第2のシンクパターン検出回路
31 第2信号生成回路
32 第1のタイムチェック回路
33 第2のタイムチェック回路
34 ウィンド回路
Claims (3)
- パルス幅変調方式で記録媒体に記録されたデータ中の同期をとるためのパターンを読み取る同期パターン読み取り方法であって、
同期をとるためのパターンに基づいて作られたリーディングエッジ用同期パターンと、同期をとるためのパターンに基づいて作られたトレーリングエッジ用同期パターンとを用意し、
リーディングエッジに基づくデータからリーディングエッジ用同期パターンを先に検出したときその検出動作を中止し、予め定めた時間までにトレーリングエッジに基づくデータからトレーリングエッジ用同期パターンを検出しなかったとき、リーディングエッジに基づくデータからの同期パターンの検出を再度行わせ、
トレーリングエッジに基づくデータからトレーリングエッジ用同期パターンを先に検出したときその検出動作を中止し、予め定めた時間までにリーディングエッジに基づくデータからリーディングエッジ用同期パターンを検出しなかったとき、トレーリングエッジに基づくデータからの同期パターンの検出を再度行わせるようした同期パターン読み取り方法。 - パルス幅変調方式で記録媒体に記録されたデータ中の同期をとるためのパターンを読み取る同期パターン検出回路であって、
前記データについてリーディングエッジに基づいて生成されたリーディングエッジ用データから同期をとるためのパターンについて作られたリーディングエッジ用同期パターンを検出するための第1のシンクパターン検出回路と、
前記データについてトレーリングエッジに基づいて生成されたトレーリングエッジ用データから同期をとるためのパターンについて作られたトレーリングエッジ用同期パターンを検出するための第2のシンクパターン検出回路と、
第1のシンクパターン検出回路がリーディングエッジ用同期パターンを検出したとき、その第1のシンクパターン検出回路の検出動作を中止させるための第1信号生成回路と、
第2のシンクパターン検出回路がトレーリングエッジ用同期パターンを検出したとき、その第2のシンクパターン検出回路の検出動作を中止させるための第2信号生成回路と、
リーディングエッジ用同期パターンがトレーリングエッジ用同期パターンより先に検出され予め定めた時間以内にトレーリングエッジ用同期パターンが検出されないとき、前記動作を中止している第1のシンクパターン検出回路の検出動作を再開させるための第1のタイムチェック回路と、
トレーリングエッジ用同期パターンがリーディングエッジ用同期パターンより先に検出され予め定めた時間以内にリーディングエッジ用同期パターンが検出されないとき、前記動作を中止している第2のシンクパターン検出回路の検出動作を再開させるための第2のタイムチェック回路と
からなる同期パターン検出回路。 - パルス幅変調方式で記録媒体に記録されたデータ中のアドレスマークを読み取るアドレスマーク検出回路であって、
前記データについてリーディングエッジに基づいて生成されたリーディングエッジ用データからアドレスマークについて作られたリーディングエッジ用アドレスパターンを検出するための第1のアドレスマーク検出回路と、
前記データについてトレーリングエッジに基づいて生成されたトレーリングエッジ用データからアドレスマークについて作られたトレーリングエッジ用アドレスパターンを検出するための第2のアドレスマーク検出回路と、
第1のアドレスマーク検出回路がリーディングエッジ用アドレスパターンを検出したとき、その第1のアドレスマーク検出回路の検出動作を中止させるための第1信号生成回路と、
第2のアドレスマーク検出回路がトレーリングエッジ用アドレスパターンを検出したとき、その第2のアドレスマーク検出回路の検出動作を中止させるための第2信号生成回路と、
リーディングエッジ用アドレスパターンがトレーリングエッジ用アドレスパターンより先に検出され予め定めた時間以内にトレーリングエッジ用アドレスパターンが検出されないとき、前記動作を中止している第1のアドレスマーク検出回路の検出動作を再開させるための第1のタイムチェック回路と、
トレーリングエッジ用アドレスパターンがリーディングエッジ用アドレスパターンより先に検出され予め定めた時間以内にリーディングエッジ用アドレスパターンが検出されないとき、前記動作を中止している第2のアドレスマーク検出回路の検出動作を再開させるための第2のタイムチェック回路と
からなるアドレスマーク検出回路。
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