JP3615476B2 - 光アクセスシステム、アクセスノード装置およびユーザノード装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者宅のユーザノード装置(ONU:Optical Network Unit)に高価な光源を置かずにアクセスノード装置との通信を確立する光波長多重アクセスシステムの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
光アクセスシステムでは、低コスト化が必須であり、パッシブダブルスター(PDS)システムやユーザノード装置に光源を備えずにアクセスノード装置からの無変調な光を変調して反射される構成等々が多数検討されている。今後、インターネット、映像系サービス等ますます大容量、かつ低コストな光アクセスシステムの実現が強く要望されている状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術の中で、最も検討が進められているPDSシステムにおいてはTCM(Time Compression Multiplexing)/TDMA(Time Division Multiple Access)といった技術により50〜150Mbit/sの容量で低コスト化が達成されている。一心双方向伝送のためのTCM技術では2倍の伝送速度が必要になるため、昨今のギガビットイーサクラスに対応した高速度での検討は発表されていない。
【0004】
また、ユーザノード装置に光源を備えずに無変調光をループさせる方法が考えられ、高速化が容易であるが、光ファイバが2心必要となり低コスト化が困難となる。
【0005】
また、直接、同一ファイバに反射させる検討においては、CW(Continuous Wave)光と反射光の波長が同一であるため、レーリー散乱光との干渉による著しい伝送劣化が問題となる。また、反射に用いる光素子の高速変調限界もある。
【0006】
本発明は、このような背景に行われたものであって、システム全体の低コスト化を実現できる光アクセスシステム、アクセスノード装置およびユーザノード装置を提供することを目的とする。本発明は、サービス即応性、保守性に優れたネットワーク構成が可能となる光アクセスシステム、アクセスノード装置およびユーザノード装置を提供することを目的とする。本発明は、ネットワークの高信頼化を達成できる光アクセスシステム、アクセスノード装置およびユーザノード装置を提供することを目的とする。本発明は、高安定なネットワークを構成できる光アクセスシステム、アクセスノード装置およびユーザノード装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明では、アクセスノード装置に、無変調光(CW光)の光源を備え、ユーザノード装置に対してこのCW光を送出し、ユーザノード装置では、例えば、周波数Δfで発振する発振器と周波数変調器とを備え、このCW光を変調して光信号の周波数(=波長)をCW光からΔfシフトさせてから、上りデータで変調してアクセスノード装置に送り返す。
【0008】
発振器としては、例えば、受信信号から抽出されるリタイミング回路のクロックを利用して低コストで高安定化を達成することができる。アクセスノード装置では周波数Δfだけシフトされた上り信号のみを光フィルタで抽出してCW光の近端反射光をカットする。
【0009】
このような構成とすることにより、ユーザノード装置に高価な光源を不要とし、かつ、CW光の周波数シフトにより高安定、高速に一心双方向伝送を可能としてシステム全体の低コスト化を実現できる。また、各ユーザノード装置からの光信号をアクセスノード装置でそのまま波長多重可能であるために、ユーザノード装置からセンタノードまで波長直結したトランスペアレントな系を安定でかつ経済的に構成でき、サービス即応性、保守性に優れたネットワーク構成が可能となる。また、ユーザノード装置で発生させた二つの光信号により現用系と予備系を容易に構成でき、ネットワークの高信頼化を達成できる。また、各ユーザノード装置からの光信号出力の制御をアクセスノード装置側において過剰な光損失を与えることなく制御でき、高安定なネットワークを構成できる。
【0010】
すなわち、本発明の第一の観点は、加入者を収容するアクセスノード装置と、加入者宅に設置されたユーザノード装置とを備え、前記アクセスノード装置と前記ユーザノード装置との間で光ファイバ一心を用いて双方向伝送する光アクセスシステムである。
【0011】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記アクセスノード装置は、前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なる波長のCW光の光源と、前記下りデータで変調された光信号および前記CW光を合波して光ファイバに送出する手段と、前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数からΔf離れた光信号を透過させる光フィルタとを備え、前記ユーザノード装置は、前記アクセスノード装置から到来する前記下りデータで変調された光信号および前記CW光が合波された光信号から前記CW光を分離する手段と、この分離する手段により分離された前記CW光の周波数を周波数Δf遷移させる手段と、周波数Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する手段とを備えたところにある。
【0012】
これにより、ユーザノード装置に高価な光源を不要とし、かつ、CW光の周波数シフトにより高安定、高速に一心双方向伝送を可能としてシステム全体の低コスト化を実現できる。また、各ユーザノード装置からの光信号をアクセスノード装置でそのまま波長多重可能であるために、ユーザノード装置からセンタノードまで波長直結したトランスペアレントな系を安定でかつ経済的に構成でき、サービス即応性、保守性に優れたネットワーク構成が可能となる。
【0013】
前記遷移させる手段は、例えば、周波数Δfの発振器と、この発振器の発振周波数Δfにより前記CW光を周波数Δf遷移させる周波数変調器とを備えることにより実現できる。このとき、前記発振器として前記ユーザノード装置内のリタイミング回路のクロック信号をN倍するN倍周器を備えてもよい。
【0014】
また、一つの前記アクセスノード装置に複数Nの前記ユーザノード装置が接続され、前記アクセスノード装置は、前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なるNチャネルの波長のCW光の光源と、複数Nの前記ユーザノード装置から到来する光信号で前記Nチャネルの波長のCW光の周波数からそれぞれΔf離れた光信号を透過させる光フィルタとを備えた構成とすることもできる。
【0015】
また、少なくとも二つの前記アクセスノード装置を含むリング伝送路を備えたり、さらに、少なくとも二つの前記リング伝送路が多重に接続された構成とすることもできる。これにより、簡単にネットワーク規模を拡大することができる。
【0016】
前記アクセスノード装置は、前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数から+Δf離れた信号および−Δf離れた信号をそれぞれ透過させる光フィルタを備え、前記ユーザノード装置は、前記分離する手段により分離された前記CW光の周波数を周波数+Δfおよび−Δf遷移させる手段と、周波数+Δfおよび−Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する手段とを備えた構成とすることもできる。
【0017】
このような構成とすれば、前記アクセスノード装置と前記ユーザノード装置との間および前記アクセスノード装置相互間には、現用および予備の光ファイバが設けられ、前記+Δf離れた信号および前記−Δf離れた信号のいずれか一方を前記現用の光ファイバを伝送する光信号とし他方を前記予備の光ファイバを伝送する光信号とすることもできる。
【0018】
これにより、ユーザノード装置で発生させた二つの光信号により現用系と予備系を容易に構成でき、ネットワークの高信頼化を達成できる。
【0019】
本発明の第二の観点は、アクセスノード装置であって、本発明の特徴とするところは、ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なる波長のCW光の光源と、前記下りデータで変調された光信号および前記CW光を合波して光ファイバに送出する手段と、前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数からΔf離れた光信号を透過させる光フィルタとを備えたところにある。
【0020】
本発明の第三の観点は、ユーザノード装置であって、本発明の特徴とするところは、アクセスノード装置から到来する下りデータで変調された光信号とCW光とが合波された光信号から前記CW光を分離する手段と、分離された前記CW光の周波数を周波数Δf遷移させる手段と、周波数Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する手段とを備えたところにある。
【0021】
前記遷移させる手段は、例えば、周波数Δfの発振器と、この発振器の発振周波数Δfにより前記CW光を周波数Δf遷移させる周波数変調器とを備えた構成とすることができる。このとき、前記発振器として前記ユーザノード装置内のリタイミング回路のクロック信号をN倍するN倍周器を備えることにより、発振器を簡単かつ安価に構成できる。
【0022】
また、前記アクセスノード装置には、前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なるNチャネルの波長の無変調光(CW光)の光源と、複数Nの前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記Nチャネルの波長のCW光の周波数からそれぞれΔf離れた信号を透過させる光フィルタとを備えた構成とすることもできる。これにより、一つのアクセスノード装置に複数のユーザノード装置を収容することができる。
【0023】
また、前記アクセスノード装置には、前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数から+Δf離れた信号および−Δf離れた信号をそれぞれ透過させる光フィルタを備えた構成とすることもできる。また、このときには、前記ユーザノード装置には、前記分離する手段により分離された前記CW光の周波数を周波数+Δfおよび−Δf遷移させる手段を備えた構成とすることが望ましい。これにより、現用および予備の光ファイバを用いた信頼性の高い光アセスシステムを構築することができる。
【0024】
また、前記アクセスノード装置には、前記ユーザノード装置から到来する光信号の強度にしたがって送出する前記CW光の強度を調節する手段を備えることが望ましい。これにより、各ユーザノード装置からの光信号出力の制御をアクセスノード装置側において過剰な光損失を与えることなく制御でき、高安定なネットワークを構成できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の光アクセスシステムの構成を図1、図3、図4、図5、図7を参照して説明する。図1は本発明第一実施例の光アクセスシステムのブロック構成図である。図3は本発明第二実施例の光アクセスシステムのブロック構成図である。図4は本発明を適用するアクセス転送ネットワークの例を示す図である。図5は本発明第三実施例の光アクセスシステムのブロック構成図である。図7は本発明第三および四実施例の光アクセスシステムのブロック構成図である。
【0026】
本発明は、図1に示すように、加入者を収容するアクセスノード装置A−1と、加入者宅に設置されたユーザノード装置(ONU:Optical Network Unit)ONU−1とを備え、アクセスノード装置A−1とユーザノード装置ONU−1との間で一心の光ファイバF−1を用いて双方向伝送する光アクセスシステムである。
【0027】
ここで、本発明の特徴とするところは、アクセスノード装置A−1は、ユーザノード装置ONU−1宛ての下りデータで変調された光信号とは異なる波長の無変調光であるCW光源1と、前記下りデータで変調された光信号および前記CW光を合波して光ファイバに送出するとともに、ユーザノード装置ONU−1から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数からΔf離れた光信号を透過させる光フィルタとしてのアレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Wave Guide)2とを備え、ユーザノード装置ONU−1は、アクセスノード装置A−1から到来する前記下りデータで変調された光信号および前記CW光が合波された光信号から前記CW光を分離する帯域分波器3と、この帯域分波器3により分離された前記CW光の周波数を周波数Δf遷移させる手段と、周波数Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する外部変調器6とを備えたところにある。
【0028】
前記遷移させる手段は、周波数Δfの発振器5と、この発振器5の発振周波数Δfにより前記CW光を周波数Δf遷移させる周波数変調器4とを備える。
【0029】
図3に示すように、発振器5の代わりとしてユーザノード装置ONU−1内のリタイミング回路7のクロック信号をN倍するN倍周器8を備えることもできる。
【0030】
図5に示すように、一つのアクセスノード装置A−1に複数Nのユーザノード装置ONU−1〜ONU−nが接続され、アクセスノード装置A−1は、ユーザノード装置ONU−1〜ONU−n宛ての下りデータで変調された光信号とは異なるNチャネルの波長のCW光源である多波長光源9と、ユーザノード装置ONU−1〜ONU−nから到来する光信号で前記Nチャネルの波長のCW光の周波数からそれぞれΔf離れた光信号を透過させる光フィルタとしてのアレイ導波路回折格子(AWG)10とを備えることもできる。
【0031】
本発明の光アクセスシステムは、図4(a)に示すように、アクセスノード装置A−1、A−2、A−3を含むリング伝送路を備えアクセス転送ネットワークに適用することができる。さらに、図4(b)に示すように、少なくとも二つの前記リング伝送路が多重に接続され構成とすることもできる。
【0032】
図7に示すように、アクセスノード装置A−1は、ユーザノード装置ONU−nから到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数から+Δf離れた信号および−Δf離れた信号をそれぞれ透過させる光フィルタとしてのアレイ導波路回折格子11を備え、ユーザノード装置ONU−nは、帯域分波器3により分離された前記CW光の周波数を周波数+Δfおよび−Δf遷移する二系統の発振器5および周波数変調器4と、周波数+Δfおよび−Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する二系統の外部変調器6とを備え、アクセスノード装置A−1とユーザノード装置ONU−nとの間およびアクセスノード装置A−1〜A−n相互間には、現用および予備の光ファイバが設けられ、前記+Δf離れた信号および前記−Δf離れた信号のいずれか一方を前記現用の光ファイバを伝送する光信号とし他方を前記予備の光ファイバを伝送する光信号とすることもできる。
【0033】
ユーザノード装置ONU−nから到来する光信号の強度にしたがって送出する前記CW光の強度を調節するための波長別光出力モニタ回路12および波長別光出力制御回路13を備えることもできる。
【0034】
以下では、本発明実施例をさらに詳細に説明する。
【0035】
(第一実施例)
本発明第一実施例を図1および図2に示す。図1はアクセスノード装置A−1においてCW光と下り光信号の合波および上り信号の分波のために、WDMシステムに広く用いられているアレイ導波路回折格子(AWG)2を用いている。
【0036】
このアレイ導波路回折格子2により周波数Δfだけシフトされた上り信号のみを抽出してCW光の近端反射をカットすることが可能となる。ユーザノード装置ONU−1内には周波数Δfで発振する発振器5と周波数変調器4を備え、帯域分波されたCW光を周波数変調器4で変調してから上りのデータ信号で外部変調する。このときの波長配置と周波数シフト(波長変換)された上り光信号の関係を図2に示す。
【0037】
(第二実施例)
本発明第二実施例を図3に示す。図3ではユーザノード装置ONU−1内の周波数Δfで発振する発振器としてリタイミング信号を利用する方法を示す。ユーザノード装置ONU−1内には通常送受信回路においてクロック抽出用のリタイミング回路7を備えている。このリタイミング回路7からのクロック信号をN倍するN倍周器8を備え、このN倍された信号により周波数変調器4を変調する具体的な構成例を示す。なお、図3では光送受信器に光サーキュレータ14を用いた構成を示しているが、図1のように帯域分波器3と光アイソレータ15の構成としても構わない。
【0038】
(第三実施例)
本発明第三実施例を図4〜図8を参照して説明する。図4(a)は本発明を適用するアクセス〜転送ネットワークの例であり、図4(b)はさらにリングが多重された場合を示している。図5はアクセスノードとn個のユーザノード装置ONUの構成を示す。アクセスノードA−1には、互いに異なる多数波長で無変調(CW光)の多波長光源を備え、図4の上位リングを介してセンタノードから各ユーザノード装置ONUに割当てられて伝送された波長と前記の多波長光源から、それぞれのユーザノード装置ONUに対して互いに異なる波長のCW光をアレイ導波路回折格子(AWG)により合波してそれぞれの光ファイバに送出する構成となっている。
【0039】
図5に示したユーザノード装置ONUの構成は図1または図3と同様である。図6はそのときの波長配置例であり、ユーザノード装置ONUに向かう下り光信号には、センタノードからの下り波長領域と多波長光源からのCW光の領域とからなる。それぞれのユーザノード装置ONUからの上りの光信号はそれぞれ元のCW光からΔfだけシフトしている。このうち、n番目のユーザノード装置ONUのみを記述したものが図7である。また図7ではCW光と変調された上り信号のみ記述している。
【0040】
ユーザノード装置ONU内の周波数変調波形として正弦波を用いて、変調指数を1〜2.5程度に設定してCW光に波長に対して+Δf、−Δfだけシフトした光信号を発生させる。このときの光スペクトル例を図8に示す。アクセスノードにおいては、図7に示したように、+Δf、−Δfだけシフトされた光信号のどちらかを現用信号として用い、どちらかを予備信号として用いる構成としている。
【0041】
(第四実施例)
本発明第四実施例を図7および図8により説明する。通常、アクセスノード装置A−1と各ユーザノード装置ONU間の距離は異なり光損失がばらつくために、それぞれの光出力を制御する必要が生じる。第四実施例では、第三実施例のユーザノード装置ONU内で発生させた複数の光信号のうち、一つの光信号をアクセスノードA−1側において分波する手段を図7のようにアレイ導波路回折格子(AWG)11で行い、この分波した光信号の出力を波長別光出力モニタ回路12で検出し、CW光の波長別光出力制御回路13を備え、この波長別光出力モニタ回路12の出力に応じて所定の出力にCW光出力を各波長別に制御できるようにしている。波長別光出力制御回路13用の波長の例は図8に示すようにCW光から2Δf離れた信号を用いることができる。予備光信号用のΔfだけシフトされた光信号を光出力制御用に用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、システム全体の低コスト化を実現できる。また、サービス即応性、保守性に優れたネットワーク構成が可能となる。さらに、ネットワークの高信頼化を達成できる。また、高安定なネットワークを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の光アクセスシステムのブロック構成図。
【図2】下り光信号の波長配置と周波数シフトされた上り光信号との関係を示す図。
【図3】本発明第二実施例の光アクセスシステムのブロック構成図。
【図4】本発明を適用するアクセス転送ネットワークの例を示す図。
【図5】本発明第三実施例の光アクセスシステムのブロック構成図。
【図6】下り光信号の波長配置と周波数変換された上り光信号との関係を示す図。
【図7】本発明第三および第四実施例の光アクセスシステムのブロック構成図。
【図8】下りのCW光信号と周波数シフトされた上り光信号との関係を示す図。
【符号の説明】
1 CW光源
2、10、11 アレイ導波路回折格子
3 帯域分波器
4 周波数変調器
5 発振器
6 外部変調器
7 リタイミング回路
8 N倍周器
9 多波長光源
12 波長別光出力モニタ回路
13 波長別光出力制御回路
14 光サーキュレータ
15 光アイソレータ
A−1、A−2、A−3、A−4 ユーザノード装置
ONU−1〜ONU−n アクセスノード装置
Claims (14)
- 加入者を収容するアクセスノード装置と、加入者宅に設置されたユーザノード装置とを備え、前記アクセスノード装置と前記ユーザノード装置との間で光ファイバ一心を用いて双方向伝送する光アクセスシステムにおいて、
前記アクセスノード装置は、
前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なる波長の無変調光であるCW(Continuous Wave)光の光源と、
前記下りデータで変調された光信号および前記CW光を合波して光ファイバに送出する手段と、
前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数からΔf離れた光信号を透過させる光フィルタと
を備え、
前記ユーザノード装置は、
前記アクセスノード装置から到来する前記下りデータで変調された光信号および前記CW光が合波された光信号から前記CW光を分離する手段と、
この分離する手段により分離された前記CW光の周波数を周波数Δf遷移させる手段と、
周波数Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する手段と、
この外部変調する手段の出力光を前記アクセスノード宛の上り方向の光信号として前記光ファイバに送出する手段と
を備えたことを特徴とする光アクセスシステム。 - 前記遷移させる手段は、
周波数Δfの発振器と、
この発振器の発振周波数Δfにより前記CW光を周波数Δf遷移させる周波数変調器と
を備えた請求項1記載の光アクセスシステム。 - 前記ユーザノード装置は前記下りデータのクロックを抽出するリタイミング回路を備え、
前記発振器はこのリタイミング回路の抽出したクロック信号をN倍して出力するN倍周器を含む
請求項2記載の光アクセスシステム。 - 一つの前記アクセスノード装置に複数Nの前記ユーザノード装置が接続され、
前記アクセスノード装置は、
前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なるNチャネルの波長の無変調光(CW光)の光源と、
複数Nの前記ユーザノード装置から到来する光信号で前記Nチャネルの波長のCW光の周波数からそれぞれΔf離れた光信号を透過させる光フィルタと
を備えた請求項1または2記載の光アクセスシステム。 - 前記アクセスノード装置は、前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数から+Δf離れた信号および−Δf離れた信号をそれぞれ透過させる光フィルタを備え、
前記発振器は正弦波発振器であり、
前記周波数変調器は、前記CW光を周波数変調することにより前記CW光の周波数に対して正方向に周波数Δf遷移した成分と負方向に周波数Δf遷移した成分とを含む光信号を発生させる構成であり、
前記外部変調する手段は、前記正方向に周波数Δf遷移した成分と負方向に周波数Δf遷移した成分とを含む光信号を上りのデータで変調する構成である
請求項2記載の光アクセスシステム。 - 前記アクセスノード装置は、前記ユーザノード装置から前記光ファイバを経由して到来する前記+Δf離れた信号および前記−Δf離れた信号のいずれか一方を現用信号として用い、他方を予備信号として用いる請求項5記載の光アクセスシステム。
- ユーザノード装置が周波数をΔf遷移させて上りデータの変調に用いるための光信号として、前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なる波長の無変調光であるCW光を発生する光源と、
前記下りデータで変調された光信号および前記CW光を合波して光ファイバに送出する手段と、
前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数からΔf離れた光信号を透過させる光フィルタと
を備えたことを特徴とするアクセスノード装置。 - アクセスノード装置から到来する下りデータで変調された光信号とCW光とが合波された光信号から前記CW光を分離する手段と、
分離された前記CW光の周波数を周波数Δf遷移させる手段と、
周波数Δf遷移されたCW光を上りのデータで外部変調する手段と
を備えたことを特徴とするユーザノード装置。 - 前記遷移させる手段は、
周波数Δfの発振器と、
この発振器の発振周波数Δfにより前記CW光を周波数Δf遷移させる周波数変調器と
を備えた請求項8記載のユーザノード装置。 - 前記下りデータのクロックを抽出するリタイミング回路を備え、
前記発振器はこのリタイミング回路の抽出したクロック信号をN倍して出力するN倍周器を含む
請求項9記載のユーザノード装置。 - 前記ユーザノード装置宛ての下りデータで変調された光信号とは異なるNチャネルの波長の無変調光であるCW光の光源と、
複数Nの前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記Nチャネルの波長のCW光の周波数からそれぞれΔf離れた信号を透過させる光フィルタと
を備えた請求項7記載のアクセスノード装置。 - 前記ユーザノード装置から到来する光信号で周波数が前記CW光の周波数から+Δf離れた信号および−Δf離れた信号をそれぞれ透過させる光フィルタを備えた請求項7記載のアクセスノード装置。
- 前記分離する手段により分離された前記CW光の周波数を周波数+Δfおよび−Δf遷移させる手段を備えた請求項8記載のユーザノード装置。
- 前記ユーザノード装置から到来する光信号の強度にしたがって送出する前記CW光の強度を調節する手段を備えた請求項7記載のアクセスノード装置。
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