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JP3613102B2 - フレーム構成方法、フレーム構成装置およびフレーム構成転送システム - Google Patents

フレーム構成方法、フレーム構成装置およびフレーム構成転送システム Download PDF

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JP3613102B2 JP35493499A JP35493499A JP3613102B2 JP 3613102 B2 JP3613102 B2 JP 3613102B2 JP 35493499 A JP35493499 A JP 35493499A JP 35493499 A JP35493499 A JP 35493499A JP 3613102 B2 JP3613102 B2 JP 3613102B2
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  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一のフレームフォーマットにより回線交換モード(STM;Synchronous Transfer Mode )、ATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)、およびIP(Internet Protocol )を収容するSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレーム構成方法、このフレーム構成を作成するフレーム構成装置、およびこのフレーム構成を転送する転送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、既存ネットワークは、音声電話網を中心とした回線交換網、および専用回線を用いたネットワークを中心にして構築されてきた。しかし、近年、インターネット通信の急速な発展に伴い、データネットワーク、特にIP(Internet Protocol)を用いたネットワークは、急速に成長している。そのために、特に、音声回線を利用するモデムを用いたトラフィックの増加は、回線交換システムの使用状況を圧迫している。
【0003】
また、IPデータは、回線交換処理された後に、ルータ(Router)を用い専用線で構築されたIP網によって転送されている。さらに、伝送システムは、SONET(synchronous optical network )/SDH(synchronous digital hierarchy ;同期デジタル・ハイアラーキ)の高速化、およびDWDM(光波長多重伝送システム;Dense Wavelength Division Multiplexing)の導入により、大容量化が計られている。
【0004】
今日のネットワークは、上記要因が複雑に絡み合いながら、それぞれ独立に構築され、運用されている。従って、ネットワークの構築、運用、および保守は、複雑なものとなっている。
【0005】
この複雑性を解消するため、回線交換モード(STM)、ATM交換モード、およびIPを単一のパケット転送のネットワークに収容することが、不可欠になってきている。
【0006】
すなわち、上記パケット転送のネットワークは、パケットベースの転送でありながら、既存の回線交換モードにおけるSTMデータ、ATM交換モードにおけるATMデータを転送し、かつ、上記既存のネットワークが有しているEnd-to-Endの回線品質監視機能を有している必要がある。
【0007】
一方、上記パケット転送のネットワークは、次世代のパケット通信が要求する、優先度の高いトラヒックを、上記既存のSTM信号並の品質によって転送しなければならない。
【0008】
次世代パケット通信は、上記要件を満たしている必要がある。このために、同一のフレームフォーマットで回線交換モード、ATM交換モード、およびIPを収容するフレーム構成が求められている。さらに、このフレームをもとにした転送方式の提案が求められている。
【0009】
フレーム構成に関する従来技術として、Internet Draft"draft-ietf-pppext-sdl-pol-00.txt",1999,Lucent Technologies,IETF(Internet Engineering Task Force) に開示された「"Simple Data Link"Protocol」(SDL)がある。
【0010】
図22は、この従来技術であるSDLが定義するフレームフォーマットを示す図である。図22に示すように、SDLは、ヘッダ情報として、2byteのPacket Length (パケット長)、およびこのPacket Length (パケット長)に対するCRC(cyclic redundancy check )16の演算結果を記す2byteのフィールドを有している。さらに、ペイロードは、0から64Kbyte の可変長のフィールドを有している。
【0011】
このSDLが定義するフレームフォーマットを受信した装置は、送信されてきたヘッダのCRC演算を行うことにより、byte(バイト)同期、フレーム同期をとることが可能になる。
【0012】
このように、SDLが定義するフレームフォーマットは、同一プロトコルにおける可変長のパケットを連続して転送することを可能にする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、個々のプロトコル(回線交換モード、ATM交換モード、およびIPパケット)を混在して転送することができない。
【0014】
これは、上記SDLにより規定されるフレームフォーマットが、リンク上において、常に一定周期の転送を規定する機能を有していないためであり、また、個々のフレームを転送する転送スケジューリングを規定する機能を有していないからである。
【0015】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、同一のフレームフォーマットにより、回線交換モード、ATM交換モード、およびIPを収容し、STMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームのフレーム構成方法に関する。
【0016】
本発明は、上記STMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを構成するフレーム構成装置を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明は、上記STMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送するフレーム転送システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)およびATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)に代表される回線同期を要するプロトコルと、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケットおよびベストエフォートIPパケットに代表されるパケットプロトコルの異なる種類のプロトコルとを、同一構成のフレームのペイロードにそれぞれ収容して同一回線上に混在して転送するレイヤ1フレームを構成するフレーム構成方法であって、レイヤ1フレームのヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの前記同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれあるかを示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴としている。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1の方法において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態および転送優先度に応じて、パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴としている。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1または2の方法において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴としている。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1の方法において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴としている。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項2から4のいずれか1の方法において、フレームモードは、複数のレイヤ1フレームに分割されたパケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴としている。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項4または5の方法において、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴としている。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項2から4のいずれか1の方法において、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、回線交換モードのSTM信号、ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴としている。
【0025】
請求項8記載の発明は、物理層、およびデータリンク層を統一し、回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)のSTM信号、ATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)のATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するフレーム構成方法であって、レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、ATMセル、STM信号、およびIPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロードと、ペイロードに対しCRC(cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれあるかを示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつレイヤ1フレームの中にスタッフデータが存在する場合には、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、STM信号、ATMセル、およびIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、STM信号は、一定周期で転送されることを特徴としている。
【0026】
請求項9記載の発明は、請求項2から8のいずれか1の方法において、レイヤ1フレー ムを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの優先度識別子、およびプロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴としている。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項9の方法において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴としている。
【0028】
請求項11記載の発明は、請求項9の方法において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴としている。
【0029】
請求項12記載の発明は、請求項9または10の方法において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項9または12の方法において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0031】
請求項14記載の発明は、請求項9の方法において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0032】
請求項15記載の発明は、請求項9または14の方法において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0033】
請求項16記載の発明は、請求項9、14または15の方法において、レイヤ2フレームペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0034】
請求項17記載の発明は、請求項1から9のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴としている。
【0035】
請求項18記載の発明は、請求項9または17の方法において、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0036】
請求項19記載の発明は、請求項9または17の方法において、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロードに、BOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0037】
請求項20記載の発明は、請求項19の方法において、BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームのペイロードに、COMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0038】
請求項21記載の発明は、請求項19または20の方法において、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0039】
請求項22記載の発明は、請求項21の方法において、最小ダミーフレームは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、作成されるものであることを特徴としている。
【0040】
請求項23記載の発明は、請求項21の方法において、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴としている。
【0041】
請求項24記載の発明は、請求項17の方法において、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴としている。
【0042】
請求項25記載の発明は、請求項17の方法において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0043】
請求項26記載の発明は、請求項25の方法において、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴としている。
【0044】
請求項27記載の発明は、請求項17の方法において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴としている。
【0045】
請求項28記載の発明は、請求項17の方法において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0046】
請求項29記載の発明は、請求項17から28のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0047】
請求項30記載の発明は、請求項17、20または21の方法において、レイヤ2フレームヘッダは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴としている。
【0048】
請求項31記載の発明は、請求項9の方法において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0049】
請求項32記載の発明は、請求項17から30のいずれか1の方法において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0050】
請求項33記載の発明は、回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)およびATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)に代表される回線同期を要するプロトコルと、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケットおよびベストエフォートIPパケットに代表されるパケットプロトコルの異なる種類のプロトコルとを、同一構成のフレームのペイロードにそれぞれ収容して同一回線上に混在して転送するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段を有するフレーム構成装置であって、レイヤ1フレームのヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれあるかを示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴としている。
【0051】
請求項34記載の発明は、請求項33の装置において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態および転送優先度に応じて、パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴としている。
【0052】
請求項35記載の発明は、請求項33または34の装置において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴としている。
【0053】
請求項36記載の発明は、請求項33から35のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴としている。
【0054】
請求項37記載の発明は、請求項34から36のいずれか1の装置において、フレームモードは、複数のレイヤ1フレームに分割された前記パケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴としている。
【0055】
請求項38記載の発明は、請求項36または37の装置において、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴としている。
【0056】
請求項39記載の発明は、請求34から36のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、回線交換モードのSTM信号、ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol )パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴としている。
【0057】
請求項40記載の発明は、物理層、およびデータリンク層を統一し、回線交換モード(STM; Synchrounous Transfer Mode )のSTM信号、ATM交換モード(ATM; Asynchronous Transfer Mode )のATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段を有するフレーム構成装置であって、レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、ATMセル、STM信号、およびIPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロードと、ペイロードに対しCRC (cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記さ れたCRCフィールドとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつレイヤ1フレームの中にスタッフデータが存在する場合には、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、STM信号、ATMセル、およびIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、STM信号は、一定周期で転送されることを特徴としている。
【0058】
請求項41記載の発明は、請求項34から40のいずれか1の装置において、レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの優先度識別子、およびプロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴としている。
【0059】
請求項42記載の発明は、請求項41の装置において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴としている。
【0060】
請求項43記載の発明は、請求項41の装置において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴としている。
【0061】
請求項44記載の発明は、請求項41または42の装置において、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0062】
請求項45記載の発明は、請求項41または44の装置において、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0063】
請求項46記載の発明は、請求項41の装置において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0064】
請求項47記載の発明は、請求項41または46の装置において、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0065】
請求項48記載の発明は、請求項41、46または47の装置において、レイヤ2フレームペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0066】
請求項49記載の発明は、請求項33から41のいずれか1の装置において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴としている。
【0067】
請求項50記載の発明は、請求項41または49の装置において、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0068】
請求項51記載の発明は、請求項41または49の装置において、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロードに、BOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0069】
請求項52記載の発明は、請求項51の装置において、BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームのペイロードに、COMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0070】
請求項53記載の発明は、請求項51または52の装置において、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0071】
請求項54記載の発明は、請求項53の装置において、最小ダミーフレームは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、作成されるものであることを特徴としている。
【0072】
請求項55記載の発明は、請求項53の装置において、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴としている。
【0073】
請求項56記載の発明は、請求項49の装置において、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴としている。
【0074】
請求項57記載の発明は、請求項49の装置において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0075】
請求項58記載の発明は、請求項57の装置において、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴としている。
【0076】
請求項59記載の発明は、請求項49の装置において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴としている。
【0077】
請求項60記載の発明は、請求項49の装置において、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0078】
請求項61記載の発明は、請求項49から60のいずれか1の装置において、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0079】
請求項62記載の発明は、請求項39、42または53の装置において、レイヤ2フレームヘッダは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴としている。
【0080】
請求項63記載の発明は、請求項41、49から62のいずれか1の装置において、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0081】
請求項64記載の発明は、複数のエッジノード装置、および複数のコアノード装置により構成されているフレーム構成転送システムにおいて、エッジノード装置は、STM装置、ATM装置、およびIPルータとつながり、物理層、およびデータリンク層を統一し、STM装置から入力されたSTM信号、ATM装置から入力されたATMセル、およびIPルータから入力されたプライマリIPパケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段と、レイヤ1フレーム構成手段により構成されたレイヤ1フレームを、所定のコアノード装置へ転送するレイヤ1フレーム転送手段と、コアノード装置から転送されてきたレイヤ1フレームをSTM信号、ATMセル、およびプライマリIPパケット、およびベストエフォートIPパケットに分離するレイヤ1フレーム分離手段と、レイヤ1フレーム分離手段により分離されたSTM信号を、STM装置へ転送し、レイヤ1フレーム分離手段により分離されたATMセルを、ATM装置へ転送し、レイヤ1フレーム分離手段により分離されたプライマリIPパケットを、IPルータへ転送し、および、レイヤ1フレーム分離手段により分離されたベストエフォートIPパケットを、IPルータへ転送する信号転送手段とを有し、コアノード装置は、エッジノード装置、および他のコアノード装置とつながり、エッジノード装置から転送されたレイヤ1フレームを、レイヤ1フレームを参照することにより、所定のエッジノード装置、または他のコアノード装置へ転送するものであることを特徴としている。
【0082】
請求項65記載の発明は、請求項64のシステムにおいて、レイヤ1フレームのヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴としている。
【0083】
請求項66記載の発明は、請求項65のシステムにおいて、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態および転送優先度に応じて、パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴としている。
【0084】
請求項67記載の発明は、請求項65または66のシステムにおいて、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴としている。
【0085】
請求項68記載の発明は、請求項64から67のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレームペイロードは、回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴としている。
【0086】
請求項69記載の発明は、請求項65から68のいずれか1のシステムにおいて、フレ ームモードは、複数のレイヤ1フレームに分割されたパケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴としている。
【0087】
請求項70記載の発明は、請求項68または69のシステムにおいて、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴としている。
【0088】
請求項71記載の発明は、請求65から70のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、回線交換モードのSTM信号、ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol )パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴としている。
【0089】
請求項72記載の発明は、請求項64のシステムにおいて、レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、ATMセル、STM信号、およびIPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロードと、ペイロードに対しCRC (cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有し、レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、レイヤ1フレームヘッダは、レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、レイヤ1フレームヘッダに対し、CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつレイヤ1フレームの中にスタッフデータが存在する場合には、スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、STM信号、ATMセル、およびIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、STM信号は、一定周期で転送されることを特徴としている。
【0090】
請求項73記載の発明は、請求項65から72のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの優先度識別子、およびプロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴としている。
【0091】
請求項74記載の発明は、請求項73のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴としている。
【0092】
請求項75記載の発明は、請求項73のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴としている。
【0093】
請求項76記載の発明は、請求項73または74のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにSTM信号を書き込む場合、優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0094】
請求項77記載の発明は、請求項73または76のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにATMセルを書き込む場合、優先度識別子は、ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0095】
請求項78記載の発明は、請求項73のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームペイロードは、プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0096】
請求項79記載の発明は、請求項73または78のシステムにおいて、レイヤ2ペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0097】
請求項80記載の発明は、請求項73、78または79のシステムにおいて、レイヤ2フレームペイロードにプライマリIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間のルーティングを示すルートラベルと、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0098】
請求項81記載の発明は、請求項65から73のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴としている。
【0099】
請求項82記載の発明は、請求項73または81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0100】
請求項83記載の発明は、請求項73または81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームペイロードに、BOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0101】
請求項84記載の発明は、請求項83のシステムにおいて、BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、レイヤ2フレームのペイロードに、COMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0102】
請求項85記載の発明は、請求項83または84のシステムにおいて、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いたベストエフォートIPパケットは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、レイヤ2フレームペイロードに、EOMとして書き込まれるものであることを特徴としている。
【0103】
請求項86記載の発明は、請求項85のシステムにおいて、最小ダミーフレームは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと、同じであった場合、作成されるものであることを特徴としている。
【0104】
請求項87記載の発明は、請求項85のシステムにおいて、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、EOMであるレイヤ1フレームの長さと、最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、レイヤ1フレームペイロードに、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴としている。
【0105】
請求項88記載の発明は、請求項81のシステムにおいて、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴としている。
【0106】
請求項89記載の発明は、請求項81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、ベストエフォートIPパケットは、分割されず、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0107】
請求項90記載の発明は、請求項89のシステムにおいて、ダミーフレームは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴としている。
【0108】
請求項91記載の発明は、請求項81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さ、および最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、スタッフデータは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダ、レイヤ2フレームヘッダ、およびベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴としている。
【0109】
請求項92記載の発明は、請求項81のシステムにおいて、ベストエフォートIPパケットは、長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、レイヤ1フレームヘッダの長さ、およびレイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、ベストエフォートIPパケットの長さ、レイヤ1フレームヘッダの長さ、レイヤ2フレームヘッダの長さおよび最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴としている。
【0110】
請求項93記載の発明は、請求項81から92のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ2フレームペイロードにベストエフォートIPパケットを書き込む場合、レイヤ2フレームラベルは、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間のルーティングを示すルートラベルと、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送するコアノード装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴としている。
【0111】
請求項94記載の発明は、請求項71、74または85のシステムにおいて、レイヤ2フレームヘッダは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴としている。
【0112】
請求項95記載の発明は、請求項73のシステムにおいて、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0113】
請求項96記載の発明は、請求項81から94のいずれか1のシステムにおいて、優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、プロトコル識別子は、IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴としている。
【0114】
請求項97記載の発明は、請求項64から96のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装置は、STM信号を含むレイヤ1フレームを、所定の時間単位に、コアノード装置へ転送するものであることを特徴としている。
【0115】
請求項98記載の発明は、請求項97のシステムにおいて、所定の時間は、125μ秒であり、所定の長さは、125μ秒内に転送されるデータの長さであることを特徴としている。
【0116】
請求項99記載の発明は、請求項64から98のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装置は、STM信号を含むレイヤ1フレーム、ATMセルを含むレイヤ1フレーム、プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレーム、ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの順に、フレーム多重し、所定のコアノード装置へ、フレーム多重されたレイヤ1フレームを転送するものであることを特徴としている。
【0117】
請求項100記載の発明は、請求項64から99のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装置は、レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC16の演算を施し、演算結果を、レイヤ1フレームに付加するものであることを特徴としている。
【0118】
請求項101記載の発明は、請求項64から99のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装置は、レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC32の演算を施し、演算結果を、レイヤ1フレームに付加するものであることを特徴としている。
【0119】
請求項102記載の発明は、請求項64から101のいずれか1のシステムにおいて、エッジノード装置は、コアノード装置から転送されてきたレイヤ1フレーム内のレイヤ1フレームヘッダをもとにビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立するものであることを特徴としている。
【0120】
請求項103記載の発明は、請求項64から102のいずれか1のシステムにおいて、レイヤ1フレーム分離手段は、レイヤ1フレームヘッダに記載されたプロトコル識別子により、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたデータがSTM信号であるか、ATMセルであるか、またはIPパケットであるかを判断し、レイヤ1フレームヘッダに記載されたパケット長識別子により、フレーム多重されたレイヤ1フレームを分離するものであることを特徴としている。
【0121】
請求項104記載の発明は、請求項64から103のいずれか1のシステムにおいて、コアノード装置は、レイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取り出し、レイヤ2フレームヘッダから、レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する他のコアノード装置、またはエッジノード装置を判定し、レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する他のコアノード装置、またはエッジノード装置ごとに、レイヤ1フレームを構築し、レイヤ1フレームをフレーム多重し、フレーム多重されたレイヤ1フレームを、レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する他のコアノード装置、またはエッジノード装置へ、転送するものであることを特徴としている。
【0122】
請求項105記載の発明は、請求項64から104のいずれか1のシステムにおいて、コアノード装置は、STM信号を含むレイヤ1フレームを、レイヤ2フレームペイロードを転送する他のコアノード装置、またはエッジノード装置へ、所定の時間ごとに、転送するものであることを特徴としている。
【0123】
請求項106記載の発明は、請求項105記載のシステムにおいて、所定の時間は、125μ秒であることを特徴としている。
【0124】
請求項107記載の発明は、請求項64から106のいずれか1のシステムにおいて、コアノード装置は、STM信号を含むレイヤ1フレーム、ATMセルを含むレイヤ1フレーム、プライマリIPを含むレイヤ1フレーム、ベストエフォートIPを含むレイヤ1フレームの順に、レイヤ2フレームペイロードを転送する他のコアノード装置、またはエッジノード装置へ、レイヤ1フレームを転送するものであることを特徴としている。
【0125】
請求項108記載の発明は、請求項64から106のいずれか1のシステムにおいて、OAM(Operating and Managemant)は、エッジノード装置に参照されることにより、パスの監視を行わせるものであることを特徴としている。
【0126】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0127】
以下、本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレーム構成を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0128】
本発明の実施の形態における同一のフレームフォーマットにより回線交換モード、ATMモード、およびIPパケットを収容するフレームは、レイヤ1フレーム、およびレイヤ2フレームにより構成されている。
【0129】
上記レイヤ1フレームは、可変長のパケット転送を可能にする。このレイヤ1フレームは、可変長である。
【0130】
このレイヤ1フレームのヘッダは、図4に示すように、パケットの優先度(Priority)識別子、上位のプロトコル識別子(Protocol)識別子、フレームモード(Frame Mode)識別子、スタッフィング用データがあるかないかを示す情報であるスタッフ(Stuff) 識別子、および上位フィールドからCRC計算を行った計算結果であるヘッダCRC16(HeaderCRC16) 識別子を有している。
【0131】
スタッフィングされない場合、図7に示すように、上記レイヤ1フレームは、ヘッダに続き、ペイロードのフィールドを持つ。このペイロードは、0から64Kbyte の可変長の長さを有する。
【0132】
上記レイヤ1フレームは、このペイロードに続き、ペイロードCRC(Payload-CRC)のフィールドを持つ。このペイロードCRC(Payload-CRC)は、上記ペイロード全体に対してCRC計算を行った際の計算結果である。
【0133】
スタッフィングされる場合、図6に示すように、上記レイヤ1フレームは、ヘッダに引き続き、ペイロードのフィールドを有する。このペイロードは、0から64Kbyte の可変長の長さを有する。
【0134】
このペイロードの先頭は、Stuffing Length (スタッフィング長)を有する。このStuffing Length は、上記スタッフィングされたデータ長を示す。
【0135】
また、ペイロードの最後は、スタッフデータを有する。このスタッフデータは、上記Stuffing Length により指定する長さを有する。
【0136】
上記レイヤ1フレームは、このペイロードに引き続き、ペイロードCRC(Payload-CRC)のフィールドを有する。このペイロードCRC(Payload-CRC)は、上記ペイロード全体に対してCRC計算を行った際の計算結果である。
【0137】
上記ヘッダCRC(Header- CRC)16は、上記レイヤ1フレームを受信した装置に対し、ビット(bit )同期、バイト(byte)同期、およびフレーム同期を行わせることが可能になる。上記ペイロードCRC(Payload-CRC)は、ペイロードの品質監視を行う。
【0138】
このように、上記レイヤ1フレームは、装置に対し、ビット(bit )同期、バイト(byte)同期、フレーム同期、およびペイロード品質監視を行わせることが可能になる。すなわち、上記レイヤ1フレームは、既存のレイヤ1が有する基本機能を実現することができる。
【0139】
上記レイヤ2フレームは、レイヤ1フレームのペイロード上にマッピングされる。このレイヤ2フレームは、上記レイヤ1フレームのプロトコル識別子(Protocol)の識別子に応じ、ペイロード上にマルチプロトコルのデータを転送することが可能である。
【0140】
上記マルチプロトコルの対象として、ATM、STM、IPv4(internet protocol version 4)、IPv6(internet protocol version 6 )、およびMPLS(Multiprotocol label switchin)等があげられる。
【0141】
レイヤ2フレームのヘッダは、レイヤ1フレームのペイロードの先頭に割り当てられる。そして、転送するプロトコル種別に応じ、レイヤ2フレームのヘッダ長が変わる。
【0142】
ここで、IPパケットを転送する場合のレイヤ2フレームのヘッダとして、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)の2種類のラベルを定義する。
【0143】
上記ルートラベル(Route Label) は、ネットワーク内のノード間のルーティングにおいて参照されるフィールドである。上記フローラベル(Flow Label)は、ノード間が複数のOCH(伝送路、波長;Optical Channne )により構成されている場合に、このフレームを、どのOCHへ転送するか選択するために使用されるフィールドである。
【0144】
また、ネットワークのIngress 箇所(入り口)からEgress箇所(出口)までのパスを監視するためにの特殊なレイヤ2フレーム、OAM(Operating and Managemant )フレームを定義する。
【0145】
次に、レイヤ2フレームの分割について説明する。ここで、STM等、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを運ぶレイヤ2フレームについて考える。なお、通常の転送においては、1つのレイヤ2フレームは、1つのレイヤ1フレームと対応している。
【0146】
POS(Packet over SONET, RFC2615 [Internet Engineering Task Fore])等通常のパケットベースの転送においては、CBRトラヒックは、一定周期(125μsec )でフレームを転送しなければならない。
【0147】
しかし、転送中のレイヤ2フレームが最後まで転送された後でなければ、CBRトラヒックのフレームは、転送されることがない。つまり、通常のパケットベースの転送においては、個々のパケットが可変長になるため、STM信号は、一定周期で転送されない。
【0148】
このような現象を回避するために、本発明の実施の形態における長いフレーム長を有する低優先のレイヤ2フレームは、複数のレイヤ1フレームに分割される。
【0149】
また、CBRトラヒック等、高優先のレイヤ1フレームは、低優先のレイヤ2フレーム転送中においても、割り込んで転送される。
【0150】
分割されたレイヤ1フレームは、レイヤ2フレームの先頭を含むBOM(Beginning of Message)、レイヤ2フレームの最後を含むEOM(End of Message)、およびレイヤ2フレームにおいてBOMとEOMに挟まれた領域に存在するフレームを含むCOM(Continuation of Message )により構成される。
【0151】
つまり、レイヤ2フレームは、その先頭からBOM、複数のCOM、およびEOMというレイヤ1フレームに分割される。
【0152】
レイヤ1フレームが上述の通りにレイヤ2フレームを分割したBOM、COM、またはEOMであるか、または、分割されていないフレーム(single frame)であるかの判別は、レイヤ1フレームのヘッダ内に存在するフレームモード(Frame Mode)フィールド(識別子)参照をすることにより行われる。
【0153】
上記レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されている上記パケットの優先度(Priority)識別子、および上記プロトコル(Protocol)識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出す。すると、同一のレイヤ2フレームを構成するBOM、COM、およびEOMは、必ず連続して転送される。
【0154】
これにより、上記レイヤ1フレームを終端する側は、分割されたレイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを、容易に構築することが可能になる。
【0155】
本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレームのヘッダの縮退について説明する。
【0156】
レイヤ2フレームがBOM、COM、およびEOMに分割された際、このCOM、およびEOMが持つべきレイヤ2フレームのヘッダ情報は、BOMのヘッダ情報と同一である。
【0157】
そこで、本発明の実施の形態におけるCOM、およびEOMは、レイヤ2フレームのヘッダ情報を縮退する。つまり、BOMは、レイヤ2フレームのヘッダを有す。そして、COM、およびEOMは、レイヤ2フレームのヘッダを有しない。
【0158】
ここで、BOMは、Uncompressed Frameと呼び、COM、およびEOMは、Compressed Flameと呼ぶ。
【0159】
本発明の実施の形態におけるAggregate フレーム(集合フレーム)による転送を説明する。
【0160】
本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレームは、上位プロトコルであるATM、STM、IP、またはMPLS等を転送するに当たり、複数の転送単位を、1つのフレーム上に乗せて転送することができる。
【0161】
例えば、STM信号は、1byte単位ではなく、Nbyte単位により転送される。個々のbyteを64kbpsの1CHに対応づけることにより、既存の回線交換機間での64kbps×Nのトランク信号は、転送される。
【0162】
この場合、レイヤ2フレームを生成するネットワークエッジ装置は、125μsec 単位のSTMデータをより集め、レイヤ2フレームに詰め込む。同様に、ATM信号を転送する場合、このネットワークエッジ装置は、複数のATMセルを1つのレイヤ2フレームに乗せて転送する。
【0163】
本発明の実施の形態におけるSTM信号を一定周期(125μsec )により転送する動作を説明する。
【0164】
STM信号を運ぶレイヤ1フレームを一定周期により転送する場合、このレイヤ1フレームの一つ手前のレイヤ1フレームの長さが、問題になる。
【0165】
例えば、STM用レイヤ1フレームを転送する前に、転送すべきレイヤ1フレームが、ない状況を想定する。このように、転送すべきパケットがない場合であっても、レイヤ1フレームによるbit 同期、byte同期、およびフレーム同期は、維持されなければならない。
【0166】
そのため、ダミー用フレームが、転送される。これにより、転送すべきレイヤ1フレームがない空間は、埋められる。
【0167】
このダミー用フレームは、レイヤ1フレームのヘッダのプロトコル識別子(Protocol)により規定される。また、このダミー用フレームのパケット長は、可変長である。
【0168】
ここでSTM用レイヤ1フレームを転送する前の空間が、最短のダミーフレームの長さよりも短い場合、この空間の一つ前に転送されるレイヤ1フレームは、スタッフデータが挿入される。これにより、空間が埋められ、レイヤ1フレームは、常に連続する。
【0169】
このスタッフデータの長さは、最小のダミーフレームの長さ以下であり、「レイヤ1フレームのヘッダ長+Payload CRC長」以下となる。具体的には、このスタッフデータの長さは、数byteになる。
【0170】
このように、ダミーフレームとスタッフデータが導入されることにより、レイヤ1フレームを連続転送し、フレーム同期を維持することが可能になる。また、STM用レイヤ1フレームを、厳密に一定周期(125μsec )によって転送することが、可能になる。
【0171】
図1は、本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレームの基本フレーム構成を示す。図1に示すように、このレイヤ1フレームは、ヘッダ6byte(Header 6Byte)、ペイロード0−64Kbyte (Payload 0-64kbytes)により構成され、オプションで、ペイロードのCRC16、もしくはCRC32演算結果により構成される。
【0172】
図2は、本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレームの基本フレーム構成と、レイヤ1フレームの基本フレーム構成の対応を示す図である。
【0173】
図2に示すように、レイヤ2フレームは、ヘッダ(L2 Header )、およびデータ部(Data)により構成される。
【0174】
このレイヤ2フレームは、図2に示すように、レイヤ1フレームのペイロード0−64Kbyte (Payload 0-64kbyte )部分に対応する。
【0175】
図3は、本発明の実施の形態におけるATMセル、STM信号、IPパケットをレイヤ2フレームへマッピングした場合の、フレーム構成を示す。
【0176】
ここで、図3(a)に示すレイヤ1フレームのペイロード(Payload )部分には、同一VPI(仮想パス識別子;virtual path identifier )を持つ複数のATMセル、およびヘッダ(Layer2 Header )により構成されるレイヤ2フレームがマッピングされている。
【0177】
図3(b)に示すレイヤ1フレームのペイロード(Payload )部分には、各行き先ごとに区分された音声データ64kbps×nのSTM、およびヘッダ(Layer2 Header )により構成されるレイヤ2フレームがマッピングされている。
【0178】
図3(c)に示すレイヤ1フレームのペイロード(Payload )部分には、IPパケット、およびヘッダ(Layer2 Header )により構成されるレイヤ2フレームがマッピングされている。
【0179】
図4(a)は、本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレームのヘッダを示す図である。
【0180】
図4(a)に示すように、レイヤ1フレームのヘッダは、パケット長(Packet Length )識別子、優先度(Priority)識別子、プロトコル(Protocol)識別子、フレームモード(Frame Mode)識別子、スタッフ(Stuff )識別子、およびヘッダCRC16(HeaderCRC16)識別子により構成される。
【0181】
また、スタッフデータがある場合には、さらに、図5に示すように、レイヤ1フレームのヘッダは、スタッフデータ長(Stuffing Length )識別子が付加された構成となる。
【0182】
上記パケット長(Packet Length )識別子は、レイヤ1フレームのペイロード長を示す。上記優先度(Priority)識別子は、レイヤ1フレームの優先度を示す。上記プロトコル(Protocol)識別子は、レイヤ2フレームを転送するプロトコルを示す。上記フレームモード(Frame Mode)識別子は、レイヤ1フレームにレイヤ2フレームをマッピングする方法を示す。
【0183】
スタッフ(Stuff )識別子は、スタッフデータの有無を示す。ヘッダCRC16(HeaderCRC16)識別子は、上記フィールドすべてにCRC演算を行って得られた計算結果が記されている。スタッフデータ長(Stuffing Length )識別子は、スタッフデータの長さを示す。
【0184】
図4(b)は、上記フレームモード(Frame Mode)識別子のコードを示す。図4(b)に示すように、フレームモード(Frame Mode)識別子は、Single Frame、BOM、COM、またはEOMである。
【0185】
図4(c)は、上記スタッフ(Stuff )の有無を示すコード表である。図4(d)は、上記プロトコル(Protocol)識別子の種類を示す。図4(d)に示すように、このプロトコル(Protocol)識別子は、IPv4、IPv6、STM、ATM、OAM、およびダミーフレームがある。
【0186】
上記スタッフデータ長(Stuffing Length )識別子は、図6に示すように、ペイロードの最後にスタッフデータが挿入された場合、挿入される。
【0187】
本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレームの転送方式を説明する。STM信号、およびATMセルを収容するレイヤ1フレームを転送する場合、一定周期ごとに、STM信号、およびATMセルを収容するレイヤ1フレームが、転送される。そして、残りの空間にIPパケットを含むレイヤ1フレームが、収容される。
【0188】
ここで、本発明の実施の形態におけるIPパケットの優先度(Priority)は、プライマリIP(Primary IP)と、ベストエフォートIP(Best Effort IP)がある。
【0189】
プライマリIP(Primary IP)は、帯域保証されるIPパケットや、低遅延転送要求のIPパケットであり、ベストエフォートIP(Best Effort IP)よりも優先されて転送される。
【0190】
すなわち、一定周期ごとに、STM信号、およびATMセルを含むレイヤ1フレームが転送され、残りの空間で、プライマリIP(Primary IP)パケット、およびベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットを含むレイヤ1フレームが順次転送される。
【0191】
本発明の実施の形態における可変長のベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットを転送する際、一定周期で転送されるSTM、ATMのレイヤ2フレームの転送と重なる場合のレイヤ1フレームの転送方式を、図8、図9、および図10を参照しながら説明する。
【0192】
このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの転送と、固定周期により転送されるSTM信号/ATMセルを収容するレイヤ2フレームの転送が重なる場合、ベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームは、複数のレイヤ1フレームに分割される。
【0193】
この分割されたフレームは、それぞれ、BOM、COM、およびEOMと定義される。
【0194】
図9は、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームを、BOMとEOMに分割した場合の例を示す。
【0195】
このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームは、二つに分割される。このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの先頭部分を含むレイヤ1フレームは、BOM(Beginning of Message)である。
【0196】
このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの最終部分を含むレイヤ1フレームは、EOM(End of Message)である。
【0197】
図10は、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームを、BOM、COM、およびEOMに分割した場合の例を示す。
【0198】
上述の通り、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの先頭部分を含むレイヤ1フレームは、BOM(Beginning of Message)である。また、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの最終部分を含むレイヤ1フレームは、EOM(End of Message)である。
【0199】
図8に示すように、上記BOM、およびEOMに挟まれた領域は、COM(Continuation of Message) である。このCOMは、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの長さにより、複数生成されることもある。また、このCOMは、図9に示すように、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ2フレームの長さにより、生成されない場合もある。
【0200】
図9、および図10に示すように、レイヤ1フレームのヘッダ内の優先度(Priority)識別子、およびプロトコル(Protocol)フィールド(識別子)が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出した場合、同一のレイヤ2フレームを構成する上記BOM、COM、およびEOMは、必ず連続して転送される。
【0201】
受信側終端は、レイヤ1フレーム中のベストエフォートIP(Best Effort IP)がBOM、COM、EOM、またはシングルフレーム(Single frame)であるかを、図4(b)に示すレイヤ1フレームのヘッダにおけるフレームモード(Frame Mode)フィールドを参照することにより識別する。
【0202】
つまり、上記フレームモード(Frame Mode)が「00」であった場合、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットは、分割されずに、レイヤ1フレームへマッピングされたものである。
【0203】
上記フレームモード(Frame Mode)が「01」であった場合、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、BOM(Beginning of Messege)である。
【0204】
上記フレームモード(Frame Mode)が「01」であった場合、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、BOM(Beginning of Messege)である。
【0205】
上記フレームモード(Frame Mode)が「10」であった場合、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、COM(Continuation of Message) である。
【0206】
上記フレームモード(Frame Mode)が「11」であった場合、このベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットは、分割されたものであり、かつ、EOM(End of Message)である。
【0207】
このように、レイヤ2フレームのBOM、COM、およびEOMは連続して転送される。従って、レイヤ1フレーム受信側は、同一のプロトコル(Protocol)、優先度(Priority)のレイヤ1フレームを、取り出し、管理することにより、受信したレイヤ1フレームがCOM、またはEOMであれば、このCOM、またはEOMが、すでに受信したBOMと同じレイヤ2フレームを構成するものであることを判断することができる。
【0208】
そのため、上述の通り、本発明の実施の形態におけるCOM、およびBOMは、レイヤ2フレームヘッダを有しない。従って、COM、およびBOMは、レイヤ2のペイロード部分が長くなり、より多くの情報を転送することが可能になる。
【0209】
このレイヤ1フレームの構成を、図7を用いて説明する。図7は、レイヤ1フレームの構成を示す。レイヤ1フレームのヘッダ部分は、図7に示すように、パケット長(Packet Length) 識別子、優先度(Priority)識別子、プロトコル(Protocol)識別子、およびヘッダCRC16(Header CRC16)識別子により構成されている。
【0210】
レイヤ1フレームのペイロード(Payload) は、図7に示すように、ヘッダの後ろ側の、0から64Kbyte の可変長領域に存在する。さらに、ペイロードCRC16(Payload CRC 16 ) 、もしくはペイロード32(Payload CRC 32 ) は、オプションで付加される。
【0211】
7に示すように、Uncompressed FrameであるBOMは、レイヤ2フレームのヘッダである、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)と、データ(Deata Area)が、レイヤ1フレーム内のペイロード(Payload) に、マッピングされる。
【0212】
7に示すように、Compressed FrameであるCOM、またはEOMは、レイヤ2のヘッダである、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)は付加されず、データ(Data Area) のみが、レイヤ1フレーム内のペイロード(Payloas) に、マッピングされる。
【0213】
上述のように、レイヤ1フレームの特徴の一つは、図9、および図10に示すように、STMを運ぶレイヤ1フレームを、必ず、一定周期(125μsec )により転送することにある。
【0214】
上記実施の形態によれば、伝送路上において、STM用レイヤ1フレームは、一定周期により転送が行われる。また、中継するノード装置のスイッチ部は、STM信号を、最優先のトラヒックとして転送する。
【0215】
そして、STM用レイヤ1フレームを一定周期により転送するために、上述の通り、STM用レイヤ1フレームの転送と、転送時間が重なるベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ1フレームは、分割される。
【0216】
しかし、ベストエフォートIP(Best Effort IP)パケットのレイヤ1フレームを分割し、STM用レイヤ1フレームを優先して転送するだけでは、STM用レイヤ1フレームを一定周期により転送することはできない。
【0217】
図9、および図10に示すように、STM用レイヤ1フレームは、一定周期(125μsec )ごとに、転送される。また、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレームも、図9、および図10に示すように、優先して転送される。
【0218】
そのため、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームは、上記一定時間(125μsec )から、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレームを転送した残りの時間に転送される。
【0219】
このベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームを転送する空間(ベストエフォートIP転送スペース;Best Effort IP Transfer Space)の長さLは、上記ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマリIP用レイヤ1フレームの長さにより、変動する。
【0220】
また、上述の通り、STM用レイヤ1フレームは、一定時間ごとに転送されなければならない。
【0221】
そこで、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームの長さは、上記ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLにあわせる必要がある。
【0222】
このベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLを、送信側が、ダミーフレーム、またはスタッフデータにより埋め合わせる動作を、図6、20、21を参照しながら説明する。
【0223】
上記ダミーフレームは、図21(a)に示すように、ペイロードがすべてヌル(Null)となるレイヤ1フレームである。ヌル(Null)の大きさが0Kbyte のダミーフレームは、最小ダミーフレームという。この最小ダミーフレームは、図21(b)に示すように、ヘッダと、ペイロードCRC(PayloadCRC)のみにより構成される。
【0224】
上記スタッフデータは、上記ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLに、ベストエフォートIP(Best Effort IP)の長さを合わせるために挿入されるデータである。
【0225】
このスタッフデータは、図6に示すように、ペイロードにおいて、データ(Data Area) の後ろに付加される。そして、ペイロードに付加された場合、スタッフデータ長(Stuff Length)が、ペイロードの先頭に付加される。また、ヘッダ中のスタッフ(Stuff) は、図4(c)に示すように、1と記される。
【0226】
図20は、本発明の実施の形態におけるベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレームを、分割して転送するか否か決定するアルゴリズムを示す。
【0227】
送信側は、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレーム転送指示を受け、かつベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLをパラメータとして受信すると、EOM(End of Message)が残っているか判断する(ステップS2200)。
【0228】
EOMが残っている場合(ステップS2200/YES)、EOMの長さ(EOM長)は、上記パラメータとして受信したベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLと比較される(ステップS2201)。
【0229】
上記EOM長がLよりも長かった場合(ステップS2201/EOM長>L)、EOMの先頭部分が、取り出される。この取り出される長さは、ヘッダとあわせて、Lになる分、取り出される。
【0230】
この取り出された部分は、COMとして転送される。残りの部分は、EOMとして格納される(ステップS2202)。これにより、処理が終了する。
【0231】
上記EOM長がLと同じであった場合(ステップS2201/EOM長=L)、EOMは、転送される(ステップS2203)。これにより処理が終了する。
【0232】
上記EOM長がLよりも短かった場合(ステップS2201/EOM長<L)、EOM長と上記最小ダミーフラグの長さdを足し合わせた長さと、上記Lを比較する(ステップS2204)。
【0233】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lと等しかった場合(ステップS2204/L=EOM長+d)、上記EOMは、転送される(ステップS2207)。次いで最小ダミーフレームが、転送される(ステップS2208)。これにより、処理が終了する。
【0234】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも長かった場合(ステップS2205/L<EOM長+d)、EOMは、ペイロードの後ろに、スタッフデータが挿入される。
【0235】
このスタッフデータの長さは、上記LからEOM長に1byte加えた長さを減算したものである。この1byteは、スタッフデータの長さを表示するスタッフデータ長(Stuffing Length) を挿入するための領域である。
【0236】
従って、図6に示すように、EOMは、レイヤ1フレームのペイロードの先頭に1byteのスタッフデータ長(Stuffing Length) と、レイヤ1フレームのペイロードの最後に上記スタッフデータが挿入される(ステップS2205)。
【0237】
その後、このEOMは、転送される(ステップS2206)。これにより、処理は、終了する。
【0238】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも短かった場合(ステップS2204/l>EOM長+d)、EOMは、転送される。そして、上記パラメータとして受信したLは、EOM長を差し引いたものに更新される(ステップS2209)。
【0239】
EOMが残っていなかった場合(ステップS2200/NO)、または、上記LからEOM長を差し引いたものに更新した場合(ステップS2209)、送信側は、次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットがあるか検索する(ステップS2210)。
【0240】
次に転送するベストエフォートIP(Best Effore IP)用パケットがない場合(ステップS2210/NO)、長さLのダミーフレームを送出する(ステップS2211)。これにより、STM信号を含むレイヤ1フレームの送出の周期は、合わせられる。これにより、処理は終了する。
【0241】
次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットがある場合(ステップS2210/YES)、送信側は、この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットの長さを、取得する(ステップS2212)。
【0242】
この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットの長さMと、上記Lを比較する(ステップS2213)。
【0243】
上記Lが上記Mよりも小さかった場合(ステップS2213/L<M)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、BOMの長さがLになるように、BOMとEOMに分割される(ステップS2214)。
【0244】
その後、このBOMは、転送される。また、このEOMは、格納される(ステップS2215)。これにより、処理は、終了する。
【0245】
上記Lと上記Mが同じ長さで合った場合(ステップS2213/L=M)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、分割されず、シングルフレーム(Single Frame)として転送される(ステップS2216)。これにより、処理は、終了する。
【0246】
上記Lが上記Mよりも大きかった場合(ステップS2213/L>M)、送信側は、上記M(上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットをシングルフレーム(Single Frame)に変換した場合の長さ)と上記d(最小ダミーフレームの長さ)を足し合わせた長さと、上記L(ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さを比較する(ステップS2217)。
【0247】
上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも長かった場合(ステップS2217/L<M+d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP )用パケットは、スタッフデータが、ペイロードの最後に、挿入される。また、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、スタッフデータの長さを示すスタッフデータ長(Stuffing Length) が、ペイロードの先頭に、挿入される。
【0248】
上記スタッフデータ長(Stuffing Length) は、1Kbyte である。また、上記スタッフデータは、上記Lから上記Mを減算し、さらに上記スタッフデータ長(Stuffing Length)を減算したものである(ステップS2221)。
【0249】
この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、レイヤ1フレームとして転送される(ステップS2222)。これにより、処理は、終了する。
【0250】
上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記よりも短かった場合(ステップS2217/L>M+d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、シングルフレーム(Single Frame)に変換され、転送される。次いで、上記Lは、上記Mを減算したものに更新され(ステップS2218)、ステップS2212へ戻る。
【0251】
上記実施の発明によれば、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームの転送領域であるベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) は、必ず埋められる。従って、STM用レイヤ1フレームは、必ず、一定周期により転送される。すなわち、STM信号は、パケットベースのネットワークを介して、エンドツーエンド(end-to-end)に転送されるようになる。
【0252】
次に、本発明の実施の形態におけるレイヤ2フレームのヘッダについて、図3、図7、図12、図13を用いて説明する。
【0253】
IP(Internet Protocol) パケットを、レイヤ2フレームに乗せて転送する場合、レイヤ2フレームは、図3(c)に示すように、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)により構成されるヘッダが付加される。
【0254】
このルートラベル(Route Label) は、中間装置間のルーティングにおいて参照されるフィールドである。上記フローラベル(Flow Label)は、中間装置間のリンクが複数のOCH(Optical Channel;波長、伝送路)により構成される場合、転送先のOCHを選別するために用いられるフィールドである。
【0255】
上述の通り、レイヤ2フレームのヘッダであるルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)は、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレームの場合、図7に示すように、BOM(Beginning of Message)のみに付加され、図7に示すように、COM(Continuation of Message) 、およびEOM(End of Message)には付加されない。
【0256】
なお、上記ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)を用いた転送処理の動作は、後述する。
【0257】
本発明の実施の形態におけるOAM(Operating and Managemant )フレームについて図19、および図21を用いて説明する。
【0258】
レイヤ1フレームのペイロードCRC(Payload CRC) は、リンクの品質監視を行うことができるが、パス監視を行うことができない。そのため、図21に示すOAMフレームは、図19に示すように、ネットワークのIngress (入り口)からEgress(出口)のパス監視を行う。
【0259】
上記本発明の実施の形態によれば、必ず125μsec 周期により、上記フレームが転送され、物理層のビット同期が確立され、またヘッダ(Header)のCRC16によりフレーム同期が確立されることにより、STM信号は、必ず125μsec 周期に、転送されるようになる。また、STM信号は、エンドツーエンド(end-to-end)の回線品質監視機能を有したまま、転送される。
【0260】
さらに、STM信号、ATMセル、およびIPパケットが共通のフレーム構成により転送されるため、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0261】
従って、従来、交換回線ネットワーク、ATM交換ネットワーク、およびIPネットワークとして、それぞれ別々のネットワークであったネットワークは、単一のものとして構築することが可能になる。
【0262】
上記本発明の実施の形態によれば、IP用フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Label) 、およびフーラベル(Flow Label)が定義されることにより、将来WD(wavelength division multiplexing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成される場合においても、IPパケットは、簡易に転送され、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0263】
以下、本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送する転送システムについて、詳細に説明する。
【0264】
図11は、本発明の実施の形態におけるネットワーク構成を示す構成図である。図11に示すように、このネットワークは、STM装置1100、1111、ATM装置1101、1112、IPルータ1102、1113、エッジノード装置(Edge Node 、EN)1103、1106、1108、1110、およびコアノード装置(Core Node 、CN)1104、1105、1107、1109により構成されている。
【0265】
エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110は、既存のSTM装置1100、1111、ATM装置1101、1112、IPルータ1102、1113等と接続する。すなわち、エッジノード装置(EN)は、既存装置とネットワークの分岐点となる。
【0266】
エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110は、STM信号、ATM信号、IPパケット等を、図3に示すレイヤ2フレーム、またはレイヤ1フレームへマッピングし、ネットワーク側に転送する。
【0267】
エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110は、ネットワーク側から送られてくるレイヤ1フレームを終端し、STM信号、ATM信号、IPパケットを取り出す。取り出されたSTM信号、ATM信号、IPパケットは、それぞれSTM装置1100、1111、ATM装置1101、1112、IPルータ1102、1113へ転送される。
【0268】
コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109は、レイヤ1フレームを終端し、レイヤ2フレームを取り出す。取り出されたレイヤ2フレームのヘッダ情報をもとに、コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109は、レイヤ2フレームのスイッチングを行う。
【0269】
コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109は、上記レイヤ2フレームを、レイヤ1フレームに変換し、上記ヘッダ情報に基づき、所定の方路へ、出力する。
【0270】
図14は、エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110の送信部の内部構成を示す構成図である。以下、図14を用いて、エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110の送信部を、詳細に説明する。
【0271】
エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110は、IPパケット受信部1403、ATMセル受信部1404、STM信号受信部1405、ルートラベル(Route Label) 生成部1406、フローラベル(Flow Label)生成部1407、IP用レイヤ2フレーム生成部1408、ATM用フレーム生成部1409、STM用フレーム生成部1410、タイマー(Timer) 1411、IP用レイヤ1フレーム生成部1412、スケジューラ部1413、およびフレーム多重部1414により構成されている。
【0272】
STM信号受信部1405は、STM信号のレイヤ2フレーム組立において、STM信号を、STM装置1402から受信する。
【0273】
このSTM信号は、行き先ごとに識別され、音声1チャンネルあたり8bit /125μsec により構成される64kbps×nのデータ列と、信号情報である。
【0274】
STM信号受信部1405は、所定のSTM信号を、STM用フレーム生成部1410へ送信する。STM用フレーム生成部1410は、上記STM信号を、125μsec 単位により集め、レイヤ2フレームを生成する。
【0275】
STM用フレーム生成部1410は、CBR転送を示す優先度(Priority)識別子、およびSTM信号を示すプロトコル(Protocol)識別子を組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0276】
また、STM用フレーム生成部1410は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16の演算を行い、演算結果を、レイヤ1フレームヘッダの最後に付加する。さらに、STM用フレーム生成部1410は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を行い、演算結果を付加する。
【0277】
ATMセル受信部1404は、ATM信号のレイヤ2フレーム組立において、ATM信号を、ATM装置1401から受信する。ATMセル受信部1404は、所定のATMセルを、ATM用フレーム生成部1409に格納する。
【0278】
ATM用フレーム生成部1409は、このATMセルをもとに、ATMセルのレイヤ2フレームを生成する。ATM用フレーム生成部1409は、このATMセルのレイヤ2フレームに、ATMの種別(CBR、UBR(unspecified bit rate)等)を示す優先度(Priority)識別子)、ATM信号を示すプロトコル(Protocol)識別子を組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0279】
また、ATM用フレーム生成部1409は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16の演算を行い、その演算結果を、レイヤ1フレームヘッダの最後に付加する。さらに、ATM用フレーム生成部1409は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を行い、演算結果を付加する。
【0280】
IPパケット受信部1403は、IPパケットの組立において、IPパケットデータを、IPルータ1400から受信する。IPパケット受信部1403は、所定のIPパケットを、IP用レイヤ2フレーム生成部1408に格納する。
【0281】
この際、IPパケットのヘッダ情報は、ルートラベル(Route Label) 生成部1406、およびフローラベル(Flow Label)生成部1407へ、転送される。
【0282】
ルートラベル(Route Label) 生成部1406は、IPパケットのヘッダに存在する宛先IPアドレス、または宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組をもとに、ルートラベル(Route Label) を判定し、この判定結果を、IP用レイヤ2フレームへ送信する。
【0283】
フローラベル(Flow Label)生成部1407は、IPパケットのヘッダ情報をもとに、フローラベル(Flow Label)を生成し、このフローラベルを、IP用レイヤ2フレームへ送信する。
【0284】
IP用レイヤ2フレーム生成部1408は、上記IPパケットデータ、上記ルートラベル(Route Label) 、および上記フローラベル(Flow Label)をもとに、レイヤ2フレームを生成する。このレイヤ2フレームは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ送信され、格納される。
【0285】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、プライマリIP(Primary IP)と、ベストエフォートIP(Best Effort IP)に分類する。そして、ベストエフォートIP(Best Effort IP)は、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、プライマリIP(Primary IP)に優先して、送出フレーム多重部1414へ、送出される。
【0286】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)を、上記分割方法に従い、BOM、COM、およびEOMに分離する。また、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)に、上記方法に従い、上記スタッフデータを挿入する。
【0287】
上記ベストエフォートIPを、上記シングルフレーム(Single Frame)にするか、上記BOM、COM、EOMに分割するか、または上記スタッフデータを挿入するかの判断は、上述の通り、図20に示すフローチャートに従い、上記ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLにより決定される。
【0288】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記ベストエフォートIPに、シングルフレーム(Single Frame)、BOM、COM、EOMの区別を示すフレームモード(Frame Mode)、IPプロトコルを示すプロトコル(Protocol)識別子、およびスタッフデータの有無を示すスタッフ(Stuff) をヘッダとして組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0289】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記組み立てられたレイヤ1フレームヘッダに対して、CRC16の演算を施し、この演算結果を、上記レイヤ1フレームのヘッダの最後に、付加する。
【0290】
上記スタッフデータを、上記レイヤ1フレームに挿入する場合、図6に示すように、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、ヘッダCRC16(Header CRC16)の後ろに、スタッフデータ長を示すスタッフデータ長(Stuffing Length) を組み込み、さらに、ペイロードの最後に、スタッフデータを挿入する。
【0291】
また、オプションにより、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記レイヤ1フレームのペイロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を施し、この演算結果を付加する。
【0292】
スケジューラ部1413は、STM用フレーム生成部1410に対して、タイマー(Timer) 1411の内部時刻をもとにして、125μsec 単位に、STM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ、出力させる。
【0293】
STM用フレーム生成部1410からフレーム多重部1414へ上記STM用レイヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ部1413は、ATM用フレーム生成部1409に対して、ATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ、出力させる。
【0294】
ATM用フレーム生成部1409からフレーム多重部1414へ上記ATM用レイヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ部1414は、IPレイヤ1フレーム生成部1412に対して、プライマリ(Primary) IP用レイヤ1フレームを、シングルフレーム(Single Frame)の形で、フレーム多重部1414へ、出力させる。
【0295】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412からフレーム多重部1414へ上記プライマリ(Primary) IP用レイヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ部1414は、IP用レイヤ1フレーム生成部1412に対して、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームを、シングルフレーム(Single Frame)、またはBOM、COM、EOMの形で、フレーム多重部1414へ、出力させる。
【0296】
フレーム多重部1414は、スケジューラ部1413に従い、STM用フレーム生成部1410、ATM用フレーム生成部1409、およびIP用レイヤ1フレーム生成部1412から送出された、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、プライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム、およびベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームを、図9、または図10に示すように、フレーム多重する。フレーム多重されたレイヤ1フレームは、フレーム多重部1414から、伝送路へ、出力される。
【0297】
図15は、エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110の受信部の内部構成を示す構成図である。以下、図15を用いながら、エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110の受信部を、詳細に説明する。
【0298】
図15によれば、エッジノード装置(EN)1103、1106、1108、1110は、IPパケット送信部1503、ATMセル送信部1504、STM送信部1505、フレーム終端部1506、1507、1508、およびフレーム分離部1509により構成されている。
【0299】
フレーム分離部1509は、上記レイヤ1フレームのヘッダ(Header)により、ビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0300】
上記ビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立した後、フレーム分離部1509は、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)内のプロトコル(Protocol)を参照する。これにより、フレーム分離部1509は、上記レイヤ1フレームのペイロードに積載されているデータがSTM信号であるか、ATMセルであるか、またはIPパケットであるかを識別する。
【0301】
次いで、フレーム分離部1509は、パケット長(Packet length) を参照することにより、パケットの全長を把握し、これにより、ペイロード部分の区切りを認識する。
【0302】
上記レイヤ1フレームがSTM用レイヤ1フレームであった場合、フレーム分離部1509は、フレーム終端部1508へ、上記レイヤ1フレームを転送する。
【0303】
同様に、レイヤ1フレームがATM用レイヤ1フレームであった場合、フレーム終端部1507へ、レイヤ1フレームがIP用レイヤ1フレームであった場合、フレーム終端部1506へ、フレーム分離部1509へ、上記レイヤ1フレームを転送する。
【0304】
フレーム終端部1508は、上記転送されたレイヤ1フレームから、STMデータを抽出する。この抽出されたSTMデータは、STM送信部1505へ転送される。STM送信部1505は、このSTMデータを、STM装置1502へ、転送する。
【0305】
フレーム終端部1507は、上記転送されたレイヤ1フレームから、ATMセルを抽出する。この抽出されたATMセルは、ATMセル送信部1504へ転送される。ATM送信部1504は、このATMセルを、ATM装置1501へ、転送する。
【0306】
フレーム終端部1506は、上記転送されたレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)であった場合、上記レイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取り出す。また、このレイヤ2フレームにスタッフデータが挿入されていた場合、フレーム終端部1506は、上記レイヤ2フレームから、上記スタッフデータを取り除く。
【0307】
次いで、フレーム終端部1506は、上記レイヤ2フレームから、IPパケットを取り出す。このIPパケットは、フレーム終端部1506から、IPパケット送信部1503へ送信される。IPパケット送信部1503は、IPルータ1500へ、上記IPパケットを送信する。
【0308】
フレーム終端部1506は、上記転送されたレイヤ1フレームがBOMであった場合、EOMがフレーム分離部1509から転送されてくるまで、このレイヤ1フレームを蓄積する。
【0309】
EOM受信後、フレーム終端部1506は、上記BOM、COM、およびEOMをつなげ、もとのレイヤ2フレームを構築する。このレイヤ2フレーム構築をする際、フレーム終端部1506は、レイヤ1フレームごとに、スタッフデータの有無を確認する。この確認の結果、スタッフデータが含まれているレイヤ1フレームが存在した場合、フレーム終端部1506は、上記レイヤ1フレームから、上記スタッフデータを取り除く。
【0310】
上記再構築されたレイヤ2フレームは、フレーム終端部1506により、IPパケットが取り出される。このIPパケットは、IPパケット送信部1503へ、転送される。IPパケット送信部1503は、IPルータ1500へ、このIPパケットを、転送する。
【0311】
図16は、コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109の内部構成を示す構成図である。以下、コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109の動作を、図16を参照しながら、詳細に説明する。
【0312】
図16によれば、コアノード装置(CN)1104、1105、1107、1109は、受信部1600、1601、レイヤ2フレームスイッチ1602、および送信部1603、1604により構成されている。
【0313】
受信部1600、1601は、各入力方向ごとに、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。このバイト同期、およびフレーム同期は、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)に存在するCRC16をもとに、確立される。
【0314】
レイヤ2フレームスイッチ1602は、レイヤ2フレームのヘッダに存在するラベル情報から、フレームごとに、行き先方路を決定し、スイッチングを行う。送信部1603、1604は、この行き先方路へ、レイヤ2フレームを転送するために、レイヤ1フレームを再構築する。
【0315】
図17は、アノード装置(CN)1104、1105、1107、1109の受信部1600、1601の内部構成を示す構成図である。以下、図16に示す受信部1600、1601の内部構成を、図17を参照しながら、詳細に説明する。
【0316】
図17によれば、図16に示す受信部1600、1601は、レイヤ1終端部1700、STM用レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ2終端部1702、IP用レイヤ2終端部1703、フレーム多重部1704、および優先処理用スケジューラ1705により構成されている。
【0317】
レイヤ1終端部1700は、レイヤ1フレームを終端し、レイヤ2フレームを取り出す。レイヤ1終端部1700は、このレイヤ1フレームのヘッダが有するプロトコル(Protocol)識別子に従い、上記レイヤ2フレームの種別(STM用、ATM用、IPパケット用)を判定する。
【0318】
レイヤ1終端部1700は、レイヤ1フレームを、レイヤ2フレームの種別ごとに、STM用レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ2終端部、またはIP用レイヤ2終端部1703へ転送する。
【0319】
STM用レイヤ2終端部1701は、レイヤ1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取り出す。ATM用レイヤ2終端部1702は、レイヤ1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームから、レイヤ2フレームを取り出す。
【0320】
IP用レイヤ2終端部1703は、レイヤ1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)であった場合、このレイヤ1フレームより、レイヤ2フレームを取り出す。
【0321】
IP用レイヤ2終端部1703は、レイヤ1終端部1700より転送されたレイヤ1フレームがBOMであった場合、EOMがレイヤ1終端部1700から転送されてくるまで、BOM、およびCOMを蓄積する。
【0322】
EOMがレイヤ1終端部1700から転送されてくると、IP用レイヤ2終端部1703は、BOM、COM、およびEOMのペイロードをつなげ、レイヤ2フレームを構築(再構築)する。
【0323】
また、レイヤ1フレームからレイヤ2フレームを取り出す際、レイヤ1フレームのヘッダが有するスタッフ(Stuff) を参照することにより、IP用レイヤ2終端部1703は、レイヤ1フレーム内にスタッフデータが存在するか否か判断する。
【0324】
レイヤ1フレーム内にスタッフデータが存在する場合、ペイロードから、ペイロードの最後に付加されたスタッフデータ長(Stuffing Length) に記載された長さのスタッフデータを、取り除く。
【0325】
優先処理用スケジューラ1705は、STM用レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ1終端部1702、およびIP用レイヤ2終端部1703に格納されているレイヤ2フレームの有無、および優先度(Priority)等を管理する。
【0326】
優先度(Priority)のもっとも高いSTM用レイヤ2フレームがSTM用レイヤ2終端部1701に存在した場合、優先処理用スケジューラ1705は、フレーム多重部1704に対して、このSTM用レイヤ2フレームを、最優先で読み出すように、指示する。
【0327】
次に優先度(Priority)の高いATM用レイヤ2フレームがATM用レイヤ2終端部1702に存在した場合、優先処理用スケジューラ1705は、フレーム多重部1704に対して、このATM用レイヤ2フレームを、読み出すように、指示する。
【0328】
プライマリIP(Primary IP)レイヤ2フレームがIP用レイヤ2終端部1705に存在した場合、優先処理用スケジューラ1705は、ATM用レイヤ2フレームがATM用レイヤ2終端部1702に存在しなければ、フレーム多重部1704に対して、このプライマリIP(Primary IP)レイヤ2フレームを、IP用レイヤ2終端部1705から読み出すように、指示する。
【0329】
ベストエフォートIPは、優先度(Priority) がもっとも低いフレームである。従って、STM用レイヤ2フレーム、ATM用レイヤ2フレーム、およびプライマリIP(Primary) 用レイヤ2フレームが、受信部1600、1601内に存在しなかった場合に限り、優先処理用スケジューラ1705は、フレーム多重部1704に対して、このベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレームを、IP用レイヤ2終端部1705から読み出すように、指示する。
【0330】
フレーム多重部1704は、優先処理用スケジューラ1705からの指示に従い、レイヤ2フレームを、STM用レイヤ2終端部1701、ATM用レイヤ2終端部1702、またはIP用レイヤ2終端部1703から取り出す。
【0331】
フレーム多重部1704は、このレイヤ2フレームを、レイヤ2フレームヘッダ1602へ、転送する。
【0332】
図18は、図16に示す送信部1603、1604の内部構成を示す構成図である。以下、図16に示す送信部1603、1604の内部構成を、図18を参照しながら説明する。
【0333】
図18によれば、図16に示す送信部1603、1604は、フレーム多重部1800、STM用レイヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部1802、IP用レイヤ1生成部1803、フレーム分離部1804、および送信スケジューラ1805により構成されている。
【0334】
フレーム分離部1804は、レイヤ2フレームを転送するプロトコル種別(STM、ATM、IP等)に従い、レイヤ2フレームを、STM用レイヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部1802、またはIP用レイヤ1生成部1803へ転送する。
【0335】
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部1802、およびIP用レイヤ1生成部1803に格納されているレイヤ2フレームの有無、優先度(Priority)等を管理する。
【0336】
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部1801に対して、125μsec 単位に、STM用レイヤ1フレームを送出するように、指示する。
【0337】
STM用レイヤ1生成部1701は、内部に蓄積したレイヤ2フレームを、レイヤ1フレームへ変換し、このレイヤ1フレームを、フレーム多重部1800に出力する。
【0338】
この変換は、レイヤ1フレーム内のヘッダに、CBR転送を示す優先度(Priority)識別子、およびSTM信号を示すプロトコル(Protocol)が組み込まれ、レイヤ1フレーム内のペイロードに、レイヤ2フレームが組み込まれることにより行われる。
【0339】
次いで、STM用レイヤ1生成部1701は、上記組み立てたレイヤ1フレームのヘッダ部分に対してCRC16の演算を施し、この演算結果を、レイヤ1フレームのヘッダの最後に、付加する。
【0340】
さらに、オプションにより、STM用レイヤ1生成部1701は、上記レイヤ1フレームのペイロード部分に対して、CRC16、またはCRC32の演算を施し、この演算結果を付加する。
【0341】
ATM用レイヤ1生成部1802は、ATMセルのレイヤ2フレームに、ATMの種別(CBR、UBR(unspecified bit rate)等)を示す優先度(Priority)識別子)、ATM信号を示すプロトコル(Protocol)識別子を組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0342】
また、ATM用フレーム生成部1409は、上記生成したレイヤ1フレームに対し、CRC16の演算を行い、その演算結果を、レイヤ1フレームヘッダの最後に付加する。さらに、ATM用フレーム生成部1409は、オプションで、レイヤ1フレームのペイロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を行い、演算結果を付加する。
【0343】
IP用レイヤ1生成部1803は、プライマリIP(Primary IP)と、ベストエフォートIP(Best Effort IP)に分類する。そして、ベストエフォートIP(Best Effort IP)は、IP用レイヤ1生成部1803により、プライマリIP(Primary IP)に優先して、フレーム多重部1800へ、送出される。
【0344】
IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)を、上記分割方法に従い、BOM、COM、およびEOMに分離する。また、IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)に、上記方法に従い、上記スタッフデータを挿入する。
【0345】
上記ベストエフォートIPを、上記シングルフレーム(Single Frame)にするか、上記BOM、COM、EOMに分割するか、または上記スタッフデータを挿入するかの判断は、上述の通り、図20に示すフローチャートに従い、上記ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLにより決定される。
【0346】
IP用レイヤ1生成部1803は、上記ベストエフォートIPに、シングルフレーム(Single Frame)、BOM、COM、EOMの区別を示すフレームモード(Frame Mode)、IPプロトコルを示すプロトコル(Protocol)識別子、およびスタッフデータの有無を示すスタッフ(Stuff) をヘッダとして組み込み、レイヤ1フレームを生成する。
【0347】
IP用レイヤ1生成部1803は、上記組み立てられたレイヤ1フレームヘッダに対して、CRC16の演算を施し、この演算結果を、上記レイヤ1フレームのヘッダの最後に、付加する。
【0348】
上記スタッフデータを、上記レイヤ1フレームに挿入する場合、図6に示すように、IP用レイヤ1生成部1803は、ヘッダCRC16(Header CRC16)の後ろに、スタッフデータ長を示すスタッフデータ長(Stuffing Length) を組み込み、さらに、ペイロードの最後に、スタッフデータを挿入する。
【0349】
また、オプションにより、IP用レイヤ1生成部1803は、上記レイヤ1フレームのペイロードに対し、CRC16、またはCRC32の演算を施し、この演算結果を付加する。
【0350】
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部1801に対して、125μsec 単位に、STM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800へ、出力させる。
【0351】
STM用レイヤ1生成部1801からフレーム多重部1800へ上記STM用レイヤ1フレームを送出させた後、送信スケジューラ1805は、ATM用レイヤ1生成部1802に対して、ATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800へ、出力させる。
【0352】
ATM用レイヤ1生成部1802からフレーム多重部1800へ上記ATM用レイヤ1フレームを送出させた後、送信スケジューラ部1805は、IPレイヤ1レイヤ1生成部1803に対して、プライマリ(Primary) IP用レイヤ1フレームを、シングルフレーム(Single Frame)の形で、フレーム多重部1800へ、出力させる。
【0353】
IP用レイヤ1生成部1803からフレーム多重部1800へ上記プライマリ(Primary) IP用レイヤ1フレームを送出させた後、スケジューラ部1805は、IP用レイヤ1生成部1803に対して、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームを、シングルフレーム(Single Frame)、またはBOM、COM、EOMの形で、フレーム多重部1800へ、出力させる。
【0354】
フレーム多重部1800は、STM用レイヤ1生成部1801、ATM用レイヤ1生成部1802、およびIP用レイヤ1生成部1803から送出された、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、プライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム、およびベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームを、図9、または図10に示すように、フレーム多重する。フレーム多重されたレイヤ1フレームは、フレーム多重部1800から、伝送路へ、出力される。
【0355】
次に、監視について、図19を用いながら説明する。図19は、レイヤ1フレームが、エッジノード装置(EN)1900から、コアノード装置(CN)1901、1902、1903を経由し、エッジノード装置(EN)1904に到達するまでのリンク監視、およびパス監視を説明する。
【0356】
図19に示すように、個々のリンク監視は、コアノード装置(CN)1901、1902、1903、およびエッジノード装置(EN)1904が、レイヤ1フレームのペイロードCRC(Payload CRC) を参照することにより行われる。
【0357】
また、Ingress (入り口)からEngress (出口)までのパス監視は、図19に示すように、OAMフレームを、エッジノード装置(EN)1904が参照することにより行われる。
【0358】
上記本発明の実施の形態によれば、必ず125μsec 周期により、上記フレームが転送され、物理層のビット同期が確立され、またヘッダ(Header)のCRC16によりフレーム同期が確立されることにより、STM信号は、必ず125μsec 周期に、転送されるようになる。また、STM信号は、エンドツーエンド(end-to-end)の回線品質監視機能を有したまま、転送される。
【0359】
さらに、STM信号、ATMセル、およびIPパケットが共通のフレーム構成により転送されるため、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0360】
特に、コアノード装置(CN)は、上記レイヤ1フレームヘッダを参照することにより、ビット同期、およびフレーム同期を確立し、またレイヤ2フレームスイッチを用いることにより、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびIP用レイヤ1フレームを、それぞれ指定された方路へ、出力する。
【0361】
従って、従来、交換回線ネットワーク、ATM交換ネットワーク、およびIPネットワークとして、それぞれ別々のネットワークであったネットワークは、単一のものとして構築することが可能になる。
【0362】
上記本発明の実施の形態によれば、IP用フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Label) 、およびフレーラベル(Flow Label)が定義されることにより、将来WD(wavelength division multiplexing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成される場合においても、IPパケットは、簡易に転送され、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0363】
以下、本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送する転送システムの動作について、詳細に説明する。
【0364】
まず、図11に示す本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送する転送システムにおいて、STM信号が伝達される様子を、以下に詳細に説明する。
【0365】
図14に示すように、エッジノード装置(EN)1103の送信部は、STM信号受信部1405により、STM装置1402(1100)から、STM信号を受信し蓄積する。STM信号受信部1405は、STM装置1402とエッジノード装置(EN)間で規定されるレイヤ1を終端した後、このSTM信号を、取り出し、STM用フレーム生成部1410へ、転送する。
【0366】
上記STM装置1100(1402)とEN間1103のレイヤ1は、SDH(Synchrounousdigital hierarchy ;同期デジタル・ハイアラーキ)、またはPDH(Plesiochronous Digital Hierarchy)等、既存の規格である。
【0367】
上記STM信号は、STM用フレーム生成部1410により、レイヤ2フレームに変換される。具体的には、STM装置1100(1402)により行き先ごとに識別された、音声1チャンネル当たり8bit /125μsec によって構成された64kbps×nチャンネルのデータ列は、レイヤ2フレームのデータ(Data)となる。また、上記STM信号を転送する転送先に応じたヘッダが、STM用フレーム生成部1410により、付加される。これにより、図3(b)に示すレイヤ2フレームが、生成される。
【0368】
このレイヤ2フレームに、STM用フレーム生成部1410は、CBR転送を示す優先度(Priority)識別子、STM信号を示すプロトコル(Protocol)識別子、レイヤ2フレームとレイヤ1フレームの対応を示すフレームモード(Frame Mode)、およびスタッフデータの有無を示すスタッフ(Stuff) を、レイヤ1ヘッダとして付与する。
【0369】
ここで、図4に示すSTM用レイヤ1フレームのヘッダは、フレームモード(Frame Mode)が常にシングルモード(Single Mode) とされ、スタッフ(Stuff) が常にNo Stuffing とされる。
【0370】
上記レイヤ1フレームのヘッダは、CRC16の演算が施され、この演算結果がヘッダの最後に付加される。また、オプションにより、レイヤ1フレームのペイロードは、CRC16、またはCRC32の演算が施され、この演算結果が付加される。
【0371】
これにより、STM用レイヤ1フレームは、図1に示すフレーム構成を有す。より具体的には、STM用レイヤ1フレームは、図3(b)に示すように、図2に示すレイヤ2フレームがマッピングされている。また、STM用レイヤ1フレームのヘッダは、図4に示すパラメータが図5に示す配列で記されている。
【0372】
上記フレームモード(Frame Mode)は、レイヤ2フレームとレイヤ1フレームの対応関係を示す。図4(b)は、このフレームモード(Frame Mode)の種類を示す。図4に示すように、このフレームモード(Frame Mode)は、シングルフレーム(Single Frame)、BOM(Beginning of Message)、COM(Continuation of Message) 、およびEOM(End of Message)がある。
【0373】
シングルフレーム(Single frame)は、レイヤ1フレームのペイロード部分に、レイヤ2フレームすべてがマッピングされているものである。BOMは、レイヤ1フレームのペイロード部分に、レイヤ2フレームの先頭部分がマッピングされているものである。
【0374】
EOMは、レイヤ1フレームのペイロード部分に、レイヤ2フレームの最終部分がマッピングされているものである。COMは、上記BOM、およびEOMに含まれていないレイヤ2フレームが、レイヤ1フレームのペイロード部分にマッピングされたものである。
【0375】
エッジノード装置(EN)1103のスケジューラ部1413は、STM用フレーム生成部1410、ATM用フレーム生成部1409、またはIP用レイヤ1フレーム生成部1412内に、転送すべきレイヤ1フレームが存在しているか管理している。
【0376】
スケジューラ部1413は、STM用フレーム生成部1410が転送すべきSTM用レイヤ1フレームを有していた場合、STM用フレーム生成部1410に対して、125μsec 単位に、STM用レイヤ1フレームを転送するように、要求する。STM用フレーム生成部1410は、この要求に従い、このSTM用レイヤ1フレームを、125μsec 単位に、フレーム多重部1414へ、出力する。
【0377】
フレーム多重部1414は、ATM用フレーム生成部1410により入力された上記STM用レイヤ1フレームを、ATM用フレーム生成部1409、およびIP用レイヤ1フレーム生成部1412から入力されたレイヤ1フレームとフレーム多重し、伝送路へ転送する。
【0378】
エッジノード装置(EN)1103から伝送路へ転送されたレイヤ1フレームは、コアノード装置(CN)1104の受信部1600、1601に存在するレイヤ1終端部1700により終端される。
【0379】
レイヤ1終端部1700は、各入力方路ごとに、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)に存在するCRC16に基づき、バイト同期、およびフレーム同期を確立させる。
【0380】
このフレーム同期は、レイヤ1終端部1700がヘッダ(Header)のCRC16をチェックすることにより行われる。ヘッダ(Header)内のCRC16のチェック結果が0であった場合、レイヤ1終端部1700は、フレーム同期がとれているものと判断する。
【0381】
レイヤ1終端部1700は、次のフレームのフレーム同期をとるために、ヘッダ(Header)内に存在するパケット長(Packet Length) を参照する。これにより、レイヤ1終端部1700は、次のフレームのヘッダ(Header)に含まれているCRC16を参照することが可能になる。
【0382】
次いで、レイヤ1終端部1700は、レイヤ1フレームのヘッダに存在するプロトコル(Protocol)識別子を参照することにより、レイヤ1フレームのペイロードにマッピングされたレイヤ2フレームの種類(STM、ATM、IP)を判定する。
【0383】
レイヤ1終端部1700に、STM用レイヤ1フレームであると判定されたレイヤ1フレームは、STM用レイヤ2フレーム1701へ、転送される。STMレイヤ2フレーム1701は、この転送されてきたSTM用レイヤ1フレームから、STM用レイヤ2フレームを取り出す。
【0384】
優先処理用スケジューラ1705は、STM用レイヤ2終端部1701に、STM用レイヤ2フレームが存在するか確認する。STM用レイヤ1フレームのヘッダに存在する優先度(Priority)は、他のレイヤ1フレームの優先度(Priority)よりも高く設定されている。
【0385】
従って、STM用レイヤ2終端部1701に、上記STM用レイヤ2フレームが存在していた場合、優先処理用スケジューラ1705は、STM用レイヤ2フレームを、フレーム多重部1704へ転送するように、STM用レイヤ2終端部1701へ、要求する。
【0386】
この要求に基づき、STM用レイヤ2終端部1701は、フレーム多重部1704へ、上記STM用レイヤ2フレームを、転送する。フレーム多重部1704は、ATM用レイヤ2終端部1702から転送されてきたATM用レイヤ2フレーム、およびIP用レイヤ2終端部1703から転送されてきたIP用レイヤ2フレームとフレーム多重する。
【0387】
フレーム多重部1704は、フレーム多重したレイヤ2フレームを、レイヤ2フレームスイッチ1602へ、転送する。レイヤ2フレームスイッチは、レイヤ2フレームのヘッダに存在するラベル情報をもとに、所定の出力方路(送信部1603、または送信部1604)へ、転送する。
【0388】
コアノード装置(CN)1104の送信部1603、1604内のフレーム分離部1804は、レイヤ2フレームを転送するプロトコル(Protocol)種別(STM、ATM、IP)を判別する。このプロトコル(Protocol)種別がSTMであるレイヤ2フレームは、STM用レイヤ1生成部1801へ、転送される。
【0389】
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部1801に格納されているレイヤ2フレームの有無を管理する。STM用レイヤ1生成部1801に、STM用レイヤ2フレームが格納されていた場合、送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部に対し、STM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800へ、125μsec 単位で送出するように、指示する。このSTM用レイヤ1フレームの転送は、他のレイヤ1フレームの転送より優先される。
【0390】
この指示を受け、STM用レイヤ1生成部1801は、格納しているSTM用レイヤ2フレームを、STM用レイヤ1フレームへ変換し、フレーム多重部1800へ、転送する。フレーム多重部1800は、このSTM用レイヤ1フレームを、ATM用レイヤ1生成部1802から転送されてきたATM用レイヤ1フレーム、およびIP用レイヤ1生成部1803から転送されてきたIP用レイヤ1フレームを、フレーム多重する。このレイヤ1フレームは、伝送路へ、転送される。
【0391】
その後、STM用レイヤ1フレームは、11に示すコアノード装置(CN)1105、コアノード装置(CN)1109を経由し、エッジノード装置(EN)1110へ、転送される。
【0392】
エッジノード装置(EN)1110は、コアノード装置(CN)1109から、レイヤ1フレームを取得する。エッジノード装置(EN)1110の受信部内のフレーム分離部1509は、このレイヤ1フレームのヘッダ(Header)から、ビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0393】
フレーム同期が確立された後、フレーム分離部1509は、レイヤ1フレーム内のプロトコル(Protocol)識別子を参照し、レイヤ1フレームのペイロードに積載されているデータがSTM用レイヤ2フレームであるか、ATM用レイヤ2フレームであるか、またはIP用レイヤ2フレームであるか識別する。
【0394】
また、フレーム分離部1509は、レイヤ1フレームのヘッダ内に存在するパケット長(Packet Length) を参照することにより、パケットの全長を把握し、ペイロード部分の区切りを認識する。レイヤ1フレーム内のペイロードに積載されているデータがSTM用レイヤ2フレームであった場合、フレーム分離部1509は、フレーム終端部1508へ、上記STM用レイヤ2フレームを転送する。
【0395】
フレーム終端部1508は、このSTM用レイヤ2フレームから、STMデータを抽出し、STM送信部1505へ、転送する。このSTMデータは、STM装置1502へ、転送される。
【0396】
上記実施の形態によれば、STM信号を含むSTM用レイヤ1フレームは、必ず、125μsec 単位により、転送先へ転送される。また、STM信号を転送するために必要な、エンドツーエンド(end-to-end)の回線品質監視機能が、実現される。
【0397】
図11に示す本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送する転送システムにおいて、ATM信号が伝達される様子を、以下に詳細に説明する。
【0398】
エッジノード装置(EN)1103内のATMセル受信部1404は、ATM装置1101(1401)から、ATM信号を受信する。ATMセル受信部1404は、ATM装置1101(1401)とエッジノード装置(EN)1103の間において規定されるレイヤ1を終端した後、ATMセル同期をとる。ATMセル受信部1404は、ATM用フレーム生成部1409に、ATMセルを出力する。
【0399】
ATM用フレーム生成部1409は、上記ATMセルを、VP(virtual path;仮想パス)単位により集め、図3(a)に示すATM用レイヤ2フレームを組み立てる。図3(a)に示すように、このATM用レイヤ2フレームは、複数のATMセルが組み込まれている。ATMフレーム生成部1409は、ATM用レイヤ2フレームのヘッダを作成し、このATM用レイヤ2フレームに付加する。
【0400】
ATM用フレーム生成部1409は、ATMの種別(CBR、UBR等)を示す優先度(Priority)識別子、このレイヤ2フレームがATM用であることを示すプロトコル(Protocol)識別子、レイヤ2フレームとレイヤ1フレームの対応関係を示すフレームモード(Frame Mode)、スタッフデータの有無を示すスタッフ(Stuff) を、レイヤ1フレームのヘッダとして付加する。
【0401】
上記ATM用レイヤ1フレームは、図4に示すフレームモード(Frame Mode)が常にシングルモード(Single Mode) となり、スタッフ(Stuff) は常にNo Stuffing となる。
【0402】
ATM用フレーム生成部1409は、このATM用レイヤ1フレームのヘッダに対し、CRC16演算を施し、この演算結果を、上記ヘッダの最後に付加する。ATM用フレーム生成部1409は、さらにオプションで、上記ATM用レイヤ1フレームのペイロード部分に対して、CRC16、またはCRC32演算を施し、この演算結果を付加する。
【0403】
スケジューラ部は、STM用レイヤ1フレームを転送した後、上記ATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ転送するように、要求する。フレーム多重部1414は、この要求に従い、このATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1414へ、転送する。
【0404】
フレーム多重部1414は、このATM用レイヤ1フレームと、STM用フレーム生成部1410から転送されたSTM用レイヤ1フレームと、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から転送されたIP用レイヤ1フレームをフレーム多重し、伝送路に転送する。
【0405】
コアノード装置(CN)1104の受信部1600、1601内のレイヤ1終端部1700は、各入力方路ごとに、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)内に存在するCRC16をチェックすることにより、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0406】
レイヤ1終端部1700は、上記レイヤ1フレームのヘッダ(Header)内に存在するプロトコル(Protocol)識別子を参照し、ATM用レイヤ1フレームを、ATM用レイヤ2終端部1702へ、転送する。
【0407】
ATM用レイヤ2終端部1702は、転送されてきたATM用レイヤ1フレームから、ATM用レイヤ2フレームを取り出す。
【0408】
優先処理用スケジューラ1705は、ATM用レイヤ2終端部1702に格納された上記ATM用レイヤ2フレームを、STM用レイヤ2終端部1701に格納されていたSTM用レイヤ2フレームをフレーム多重部1704へ転送した後、フレーム多重部1704へ、転送する。
【0409】
フレーム多重部1704は、このATM用レイヤ2フレームと、STM用レイヤ2終端部1701から転送されたSTM用レイヤ2フレーム、およびIP用レイヤ2終端部1703から転送されたIP用レイヤ2フレームをフレーム多重し、このレイヤ2フレームを、レイヤ2フレームスイッチ1602へ転送する。
【0410】
レイヤ2フレームスイッチ1602は、このレイヤ2フレームのヘッダにあるラベル情報をもとに、所定の出力方路(送信部1603、または送信部1604)へ、上記レイヤ2フレームを、転送する。
【0411】
コアノード装置(CN)1104の送信部1603、1604内のフレーム分離部1804は、上記フレーム多重されたレイヤ2フレームを分離する。フレーム分離部1804は、分離されたATM用レイヤ2フレームを、ATM用レイヤ1生成部1802へ、転送する。
【0412】
ATM用レイヤ1生成部1802は、上記転送されてきたATM用レイヤ2フレームから、ATM用レイヤ1フレームを作成する。
【0413】
送信スケジューラ1805は、STM用レイヤ1生成部1801に対して125μsec 単位にSTM用レイヤ1フレームをフレーム多重部1800へ転送するように指示した後、ATM用レイヤ1生成部1802に対して、上記ATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800へ転送するように指示する。
【0414】
この指示を受け、ATM用レイヤ1生成部1802は、上記生成したATM用レイヤ1フレームを、フレーム多重部1800へ、転送する。フレーム多重部1800は、このATM用レイヤ1フレームと、STM用レイヤ1生成部1801から転送されてきたSTM用レイヤ1フレーム、およびIP用レイヤ1生成部1803から転送されてきたIP用レイヤ1フレームをフレーム多重し、伝送路へ転送する。
【0415】
ATM用レイヤ1フレームは、コアノード装置(CN)1105、コアノード装置(CN)1109を経由し、エッジノード装置(EN)1110へ、転送される。
【0416】
エッジノード装置1110の送信部内のフレーム分離部1509は、コアノード装置1109から、レイヤ1フレームが入力されると、このレイヤ1フレームのヘッダから、ビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0417】
フレーム同期確立後、フレーム分離部1509は、上記レイヤ1フレームのヘッダが有するプロトコル(Protocol)を参照することにより、このレイヤ1フレームがATM用レイヤ1フレームであるか識別される。
【0418】
次いで、フレーム分離部1509は、上記レイヤ1フレームのヘッダが有するパケット長(Packet Length) を参照することにより、パケットの全長を把握し、ペイロード部分の区切りを認識する。その後、ATM用レイヤ1フレームは、フレーム終端部1507へ、転送される。
【0419】
フレーム終端部1507は、このATM用レイヤ1フレームから、ATM用レイヤ2フレームを取り出す。次いで、フレーム終端部1507は、このATM用レイヤ2フレームから、ATMデータを抽出する。抽出されたATMデータは、フレーム終端部1507から、ATMセル送信部1504へ、転送される。ATMセル送信部1504は、ATM装置1112(1501)へ、上記ATMデータを転送する。
【0420】
上記実施の形態によれば、ATMセルは、異なる種類のSTM信号、およびIPパケットと、共通のフレーム構成により転送される。従って、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0421】
従って、従来、交換回線ネットワーク、ATM交換ネットワーク、およびIPネットワークとして、それぞれ別々のネットワークであったネットワークは、単一のものとして構築することが可能になる。
【0422】
図11に示す本発明の実施の形態におけるSTMトラヒックとベストエフォートトラヒックの混在転送を行うフレームを転送する転送システムにおいて、IPパケットが伝達される様子を、以下に詳細に説明する。
【0423】
IPルータ1102(1400)から送出されたIPパケットデータは、エッジノード装置(EN)1103内のIPパケット受信部1403により受信される。IPパケット受信部1403は、IPルータ1102(1400)とエッジノード装置(EN)1103との間に規定されるレイヤ1、およびレイヤ2を終端し、IPパケットを取り出す。このIPパケットは、IPレイヤ2フレームフレーム生成部1408に格納される。
【0424】
この際、ルートラベル(Route Label) 生成部1406は、このIPパケットのヘッダかをもとに、このIPパケットをネットワーク内で転送させるために使用されるルートラベル(Route Label) を判定する。
【0425】
この判定は、上記IPパケットのヘッダに存在するIPレイヤの情報(宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、上位プロトコル識別子)、またはIPパケットのペイロード部分の先頭に存在する上位プロトコル(TCP(tape carrier package)、UDP(user datagram protocol))のヘッダ情報をもとに行われる。
【0426】
ルートラベル(Route Label) 生成部1406は、上記判定したルートラベル(Route Label) を、IP用レイヤ2フレーム生成部1408に、出力する。
【0427】
また、フローラベル(Flow Label)生成部1406は、上記IPパケットのヘッダ情報をもとに、フローラベル(Flow Label)を生成する。フローラベル(Flow Label)は、ネットワーク内において、一つのリンクを構成する複数のOCHに、フロー分散を行う場合に参照されるフィールドである。
【0428】
このフローラベル(Flow Label)は、まず、同一のIPフローが同一のフローラベル(Flow Label)を有している必要がある。この同一のIPフローは、宛先IPアドレスと送信元IPアドレスの組が一致するフロー、または宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、および他のIPヘッダ情報を含めた組み合わせが一致するフローである。
【0429】
次に、このフローラベル(Flow Label)は、ヘッダ情報等から一意に計算される値であるが、IPヘッダ情報に応じて、なるべくランダムな値になる必要がある。
【0430】
上記フローラベルは、例えば、IPレイヤの情報を入力として、フローラベル(Flow Label)生成部1407がハッシュ(Hash)演算を行った演算結果であってもよい。
【0431】
IP用レイヤ2フレーム生成部1408は、図3(c)に示すように、レイヤ2フレームのデータに、IPパケットを組み込み、さらに、レイヤ2フレームのヘッダに、上記ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)を組み込む。生成されたIP用レイヤ2フレームは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412に、格納される。
【0432】
スケジューラ1413は、IP用レイヤ1フレーム生成部1412に、IP用レイヤ1フレームが存在している場合、IP用レイヤ1フレーム生成部1412に対して、このIP用レイヤ1フレームを、フレーム多重部へ転送するように、指示する。
【0433】
この指示は、スケジューラ部1413がATM用フレーム生成部1409に、ATM用レイヤ1フレームをフレーム多重部1414へ転送するように指示した後に行われる。この指示を受け、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、プライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレームを、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームに優先して、転送する。
【0434】
上記ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームは、図9、および図10に示すように、125μsec の転送空間から、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレームを除いた空間により転送されなければならない。この空間は、ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) という。
【0435】
従って、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレーム転送要求時、スケジューラ部1413は、このベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の大きさ(byte数)Lを、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ、通知する。
【0436】
このベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の大きさ(byte数)Lをもとに、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、フレーム多重部1414へ転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームの大きさ(Byte 数)Lを決定する。この決定のアルゴリズムを、図20に示す。
【0437】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、スケジューラ部1413から、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレーム転送指示を受け、かつベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLをパラメータとして受信すると、IP用レイヤ1フレーム生成部1412内に、EOM(End of Message)が残っているか判断する(ステップS2200)。
【0438】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412内にEOMが残っている場合(ステップS2200/YES)、EOMの長さ(EOM長)は、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、上記パラメータとして受信したベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さLと比較される(ステップS2201)。
【0439】
上記EOM長がLよりも長かった場合(ステップS2201/EOM長>L)、EOMの先頭部分が、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、取り出される。この取り出される長さは、ヘッダとあわせて、Lになる分、取り出される。
【0440】
この取り出された部分は、COMとして、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される。残りの部分は、EOMとして、IP用レイヤ1フレーム生成部1412内に、格納される(ステップS2202)。これにより、処理が終了する。
【0441】
上記EOM長がLと同じであった場合(ステップS2201/EOM長=L)、EOMは、IP用レイヤ1生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップS2203)。これにより処理が終了する。
【0442】
上記EOM長がLよりも短かった場合(ステップS2201/EOM長<L)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、EOM長と上記最小ダミーフラグの長さdを足し合わせた長さと、上記Lを比較する(ステップS2204)。
【0443】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lと等しかった場合(ステップS2204/L=EOM長+d)、上記EOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップS2207)。次いで最小ダミーフレームが、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップS2208)。これにより、処理が終了する。
【0444】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも長かった場合(ステップS2205/L<EOM長+d)、EOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、ペイロードの後ろに、スタッフデータが挿入される。
【0445】
このスタッフデータの長さは、上記LからEOM長に1byte加えた長さを減算したものである。この1byteは、スタッフデータの長さを表示するスタッフデータ長(Stuffing Length) を挿入するための領域である。
【0446】
従って、図6に示すように、EOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、IP用レイヤ1フレームのペイロードの先頭に1byteのスタッフデータ長(Stuffing Length) と、IP用レイヤ1フレームのペイロードの最後に上記スタッフデータが挿入される(ステップS2205)。
【0447】
その後、このEOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップS2206)。これにより、処理は、終了する。
【0448】
上記EOM長と上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも短かった場合(ステップS2204/l>EOM長+d)、EOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される。そして、上記パラメータとして受信したLは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、EOM長を差し引いたものに更新される(ステップS2209)。
【0449】
EOMが残っていなかった場合(ステップS2200/NO)、または、上記LからEOM長を差し引いたものに更新した場合(ステップS2209)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットが、IP用レイヤ2フレーム生成部1408内にあるか検索する(ステップS2210)。
【0450】
次に転送するベストエフォートIP(Best Effore IP)用パケットがない場合(ステップS2210/NO)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、長さLのダミーフレームを送出する(ステップS2211)。これにより、STM送出の周期は、合わせられる。これにより、処理は終了する。
【0451】
次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットが、IP用レイヤ2フレーム生成部1408内にある場合(ステップS2210/YES)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットの長さを、IP用レイヤ2フレーム生成部1408から取得する(ステップS2212)。
【0452】
IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットの長さMと、上記Lを比較する(ステップS2213)。
【0453】
上記Lが上記Mよりも小さかった場合(ステップS2213/L<M)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、BOMの長さがLになるように、IP用レイヤ2フレーム生成部1408により、BOMとEOMに分割される(ステップS2214)。
【0454】
その後、このBOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ転送され、IP用レイヤ1フレームに変換される。このIP用レイヤ1フレームは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される。また、このEOMは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412へ、格納される(ステップS2215)。これにより、処理は、終了する。
【0455】
上記Lと上記Mが同じ長さで合った場合(ステップS2213/L=M)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、IP用レイヤ2フレーム生成部1408により分割されず、シングルフレーム(Single Frame)として、IP用レイヤ1フレーム生成部1412から、フレーム多重部1414へ、転送される(ステップS2216)。これにより、処理は、終了する。
【0456】
上記Lが上記Mよりも大きかった場合(ステップS2213/L>M)、IP用レイヤ1フレーム生成部1412は、上記M(上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットをシングルフレーム(Single Frame)に変換した場合の長さ)と上記d(最小ダミーフレームの長さ)を足し合わせた長さと、上記L(ベストエフォートIP転送スペース(Best Effort IP Transfer Space) の長さを比較する(ステップS2217)。
【0457】
上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記Lよりも長かった場合(ステップS2217/L<M+d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP )用パケットは、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、スタッフデータが、ペイロードの最後に、挿入される。また、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、スタッフデータの長さを示すスタッフデータ長(Stuffing Length) が、IP用レイヤ1フレーム生成部1412により、ペイロードの先頭に、挿入される。
【0458】
上記スタッフデータ長(Stuffing Length) は、1Kbyte である。また、上記スタッフデータは、上記Lから上記Mを減算し、さらに上記スタッフデータ長(Stuffing Length)を減算したものである(ステップS2221)。
【0459】
この次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、レイヤ1フレームとして転送される(ステップS2222)。これにより、処理は、終了する。
【0460】
上記Mと上記dを足し合わせた長さが上記よりも短かった場合(ステップS2217/L>M+d)、上記次に転送するベストエフォートIP(Best Effort IP)用パケットは、シングルフレーム(Single Frame)に変換され、転送される。次いで、上記Lは、上記Mを減算したものに更新され(ステップS2218)、ステップS2212へ戻る。
【0461】
上記アルゴリズムにより、STM用レイヤ1フレーム、ATM用レイヤ1フレーム、およびプライマリIP(Primary IP)用レイヤ1フレーム転送空間以外の空間は、埋められる。従って、STM用レイヤ1フレームは、厳密に、125μsec 単位で転送される。
【0462】
フレーム多重部1414は、このベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ1フレームと、STM用フレーム生成部1410から転送されたSTM用レイヤ1フレーム、およびATM用フレーム生成部1409から転送されたATM用レイヤ1フレームをフレーム多重し、伝送路へ転送する。
【0463】
コアノード装置(CN)1104のレイヤ1終端部1700は、伝送路から、上記フレーム多重されたレイヤ1フレームを受信する。レイヤ1終端部1700は、各入力方路ごとに、レイヤ1フレームのヘッダ(Header)内のCRC16を参照することにより、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0464】
レイヤ1終端部1700は、上記レイヤ1フレームのヘッダに存在するプロトコル(Protocol)識別子を参照することにより、IP用レイヤ1フレームを、IP用レイヤ2終端部1703へ、転送する。
【0465】
IP用レイヤ2終端部1701は、レイヤ1終端部1700から転送されてきたレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)であった場合、IP用レイヤ1フレームのペイロードから、IP用レイヤ2フレームを取り出す。
【0466】
IP用レイヤ2終端部1701は、レイヤ1終端部1700から転送されてきたレイヤ1フレームがBOMであった場合、COM、EOM受信後に、BOM、COM、およびEOMをつなぎ、レイヤ2フレームを構築する。
【0467】
スタッフデータがIP用レイヤ1フレームに含まれている場合、IP用レイヤ2終端部1703は、スタッフデータを、IP用レイヤ1フレームから取り除く。
【0468】
優先処理用スケジューラ1705は、IP用レイヤ2終端部1703に対して、STM用レイヤ2終端部1701、ATMレイヤ2終端部1702への指示に次いで、プライマリIP(Primary IP)用レイヤ2フレームを、フレーム多重部1704へ転送するように、指示する。
【0469】
この指示の後、優先処理用スケジューラ1705は、IP用レイヤ2終端部1703に対して、ベストエフォートIP(Best Effort IP)用レイヤ2フレームを、フレーム多重部1704へ転送するように、指示する。
【0470】
IP用レイヤ2終端部1703は、上記指示に基づき、IP用レイヤ2フレームを、フレーム多重部1704へ、転送する。フレーム多重部1704は、このIP用レイヤ2フレームと、STM用レイヤ2フレーム、およびATM用レイヤ2フレームをフレーム多重し、レイヤ2フレームスイッチ1602へ、転送する。
【0471】
レイヤ2フレームスイッチは、レイヤ2フレームヘッダにあるラベル情報をもとに、所定の出力方路(送信部1603、または送信部1604)へ、このレイヤ2フレームを、転送する。
【0472】
コアノード装置1104の送信部1603、1604内のフレーム分離部1804は、上記フレーム多重されたレイヤ2フレームの中から、IP用レイヤ2フレームを、IP用レイヤ1生成部1803へ、転送する。
【0473】
IP用レイヤ1生成部1803は、送信スケジューラ1805の指示に従い、このIP用レイヤ2フレームを、IP用レイヤ1フレームに変換し、フレーム多重部1704へ、転送する。この変換は、上記エッジノード装置(EN)1103において行われた変換と同じものである。
【0474】
フレーム多重部1800は、この転送されてきたIP用レイヤ1フレームを、STM用レイヤ1生成部1801から転送されてきたSTM用レイヤ1フレーム、およびATM用レイヤ1生成部1802から転送されてきたATM用レイヤ1フレームをフレーム多重し、伝送路へ転送する。
【0475】
次に、このIP用レイヤ1フレームが、ネットワーク内において、以下に転送されるか、図12を参照しながら説明する。
【0476】
IP用レイヤ2フレームのヘッダに存在するルートラベル(Route Label) は、レイヤ1フレームを転送する中継ノード(コアノード装置;CN)を指定する。図12に示す例においては、レイヤ1フレームは、エッジノード装置(EN)1200、コアノード装置(CN)1201、コアノード装置(CN)1202、コアノード装置(CN)1203、エッジノード装置(EN)1207の順に転送される。
【0477】
各コアノード装置(CN)間のリンク(Link)は、複数の波長により構成されている。しかし、このルートラベル(Route Label) は、どの波長上に転送するか規定せず、中継ノードの転送順序を指定するだけである。
【0478】
IP用レイヤ2フレームのヘッダに存在するフローラベル(Flow Label)は、リンクが複数の波長から構成されている場合に、どの波長上に、レイヤ1フレームを転送するか規定する。どの波長上に転送するかは、各コアノード装置(CN)がIP用レイヤ2フレーム単位に決定する。
【0479】
ただし、コアノード装置(CN)において、同じフローラベル(Flow Label)を有するIP用レイヤ2フレームは、同一の波長上に転送される。
【0480】
エッジノード装置(EN)1110の受信部内に存在するフレーム分離部1509は、伝送路から転送されてきたレイヤ1フレームを、このレイヤ1フレームのヘッダ(Header)を参照することによって、ビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立する。
【0481】
フレーム分離部1509は、上記レイヤ1フレームのプロトコル(Protocol)識別子、およびパケット長(Packet Length) を参照することにより、フレーム多重されたレイヤ1フレームからIP用レイヤ1フレームを取り出し、フレーム終端部1506へ、転送する。
【0482】
フレーム終端部1506は、転送されてきたレイヤ1フレームがシングルフレーム(Single Frame)である場合、このIP用レイヤ1フレームから、IP用レイヤ2フレームを取り出す。
【0483】
フレーム終端部1506は、転送されてきたレイヤ1フレームがBOMであった場合、COM、およびEOMが転送されてくるまでこのレイヤ1フレームを蓄積し、BOM、COM、およびEOMからレイヤ2フレームを構築する。
【0484】
上記レイヤ1フレームにスタッフデータが含まれている場合、フレーム終端部1506は、このレイヤ1フレームから、このスタッフデータを取り除く。
【0485】
さらに、フレーム終端部1506は、このIP用レイヤ2フレームから、IPパケットを取り出す。このIPパケットは、IPパケット送信部1503へ転送される。
【0486】
IPパケット送信部1503は、このIPパケットを、IPルータ1113(1500)へ、転送する。
【0487】
IPパケットは、種類の異なるSTM信号、およびATMセルと共通のフレーム構成により転送される。従って、一つのネットワークは、異なる種類の情報を、同時に、同一の方法により扱うことが可能になる。
【0488】
そのため、従来、交換回線ネットワーク、ATM交換ネットワーク、およびIPネットワークとして、それぞれ別々のネットワークであったネットワークは、単一のものとして構築することが可能になる。
【0489】
上記本発明の実施の形態によれば、IP用フレームの転送情報として、ルートラベル(Route Label) 、およびフローラベル(Flow Label)が定義されることにより、将来WD(wavelength division multiplexing)技術により、個々のリンクが複数の波長で構成される場合においても、IPパケットは、簡易に転送され、かつ、IPフレーの経路は、保持される。
【0490】
また、プライマリIPパケットを含むプライマリIP用レイヤ1フレームは、STM信号を含むSTM用レイヤ1フレーム同様の品質により、転送されることが可能になる。
【0491】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、STM信号、ATMセル、およびIPパケットと、異なるデータを、同一のフレームにより転送することが可能になる。
【0492】
本発明によれば、STM信号、ATMセル、およびIPパケットと、異なるデータを、同一のネットワークにより転送することが可能になる。
【0493】
本発明によれば、行き先の異なるSTM信号、ATMセル、およびIPパケットを含むフレームを転送した場合であっても、それぞれ所定の行き先へ、転送される。
【0494】
本発明によれば、交換回線ネットワーク、ATM交換ネットワーク、およびIPパケットネットワークと、異なるネットワークを統合したネットワークを構築することが可能になる。
【0495】
本発明によれば、フレームを転送する途中において発生するビット誤りを検出することが可能になる。
【0496】
本発明によれば、STM信号、ATMセル、およびIPパケットのデータ量に影響されることなく、フレームを構成することが可能になる。従って、少量のデータしかなかった場合であっても、フレームは、構成される。また、本発明によれば、多量のデータがある場合であっても、所定のデータのみに転送能を振り分けることなく、すべてのデータを転送することが可能になる。
【0497】
本発明によれば、125μsec 周期のフレームを構成することが可能になると同時に、このフレームにより、物理層のビット同期を確立することが可能になる。また、このフレームのヘッダにより、バイト同期、およびフレーム同期を確立することが可能になる。
【0498】
本発明によれば、フレームのヘッダを参照することにより、このフレームが転送しているデータの種類を知得することが可能になる。
【0499】
本発明によれば、フレームのヘッダを参照することにより、このフレームの転送における優先度を知得することが可能になる。従って、STM信号を運ぶフレームは、他のデータを運ぶフレームに優先して、転送される。
【0500】
本発明によれば、OAMフレームを参照することにより、リンク監視を行うことが可能になる。
【0501】
本発明によれば、フレームのヘッダが所定の長さであることにより、ヘッダに記載された情報を、容易に判読することが可能になる。
【0502】
本発明によれば、データの長さを調整するためのスタッフデータが存在する場合に、フレームのヘッダを参照することで、このスタッフデータを、容易に取り除くことが可能になる。
【0503】
本発明によれば、既存の回線交換機間の64kbps×nのトランク信号を転送することが可能になる。
【0504】
本発明によれば、ベストエフォートIPパケットの長さを調節することにより、STM信号を運ぶフレームを、必ず125μsec 単位に、転送することが可能になる。
【0505】
また、本発明によれば、ベストエフォートIPパケットがない場合であっても、ダミーフレームを転送することにより、STM信号を運ぶフレームを、必ず125μsec 単位に、転送することが可能になる。
【0506】
本発明によれば、スタッフデータを導入することにより、STM信号を運ぶフレームを、必ず125μsec 単位に、転送することが可能になる。
【0507】
本発明によれば、STM信号を、他のデータに優先して転送することが可能になる。また、本発明によれば、ATM信号を、IPパケットに優先して転送することが可能になる。
【0508】
本発明によれば、優先度の高いトラヒックであるプライマリIPパケットを、既存のSTM信号並の品質により転送することが可能になる。
【0509】
本発明によれば、優先度の低いトラヒックであるベストエフォートIPパケットを、低優先により転送することで、優先度の高いトラヒックであるSTM信号、ATMセル、およびプライマリIPパケットを、優先して転送することが可能になる。
【0510】
本発明によれば、データ転送を中継するコアノード装置は、フレームのヘッダを参照することにより、転送されてきたフレームの種類を判定することが可能になる。これにより、このコアノード装置は、転送されてきたフレームを転送する優先度を判定することが可能になる。
【0511】
本発明によれば、データ転送を中継するコアノード装置は、STM信号を、他のデータに優先して転送することが可能になる。
【0512】
本発明によれば、データ転送を中継するコアノード装置は、フレームを分解することにより、このデータを転送する転送先を知得することが可能になる。
【0513】
本発明によれば、データ転送を中継するコアノード装置は、ルートラベルを参照することにより、コアノード装置間の転送順序を知得することが可能になる。
【0514】
本発明によれば、データ転送を中継するコアノード装置は、フローラベルを参照することにより、リンクが複数の波長により構成されている場合に、どの波長上にフレームを転送すべきか知得することが可能になる。
【0515】
本発明によれば、OAMフレームにより、パス監視を行うことが可能になる。また、本発明によれば、フレームのペイロードCRCを参照することにより、リンク監視を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるレイヤ1の基本フレーム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるレイヤ2の基本フレーム構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるマルチプロトコルをレイヤ2フレームへマッピングする例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるレイヤ1のヘッダ構成を示す。
【図5】本発明の実施の形態におけるレイヤ1にスタッフィングを行った場合のヘッダ拡張を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるスタッフィングされた領域と実際のペイロード領域を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるIPパケット転送時のレイヤ2のヘッダ構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるBOM、COM、EOM定義を用い、レイヤ2フレームをレイヤ1フレームにマッピングした例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレームの転送を示す第1の図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレームの転送を示す第2の図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるネットワークを示すネットワークモデル図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるネットワークにおいて、ルートラベルにより転送する例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるネットワークにおいて、フローラベルによりトランク内へ転送する例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるEdge Nodeの送信部の内部構成を示す構成図である。
【図15】本発明の実施の形態におけるEdge Nodeの受信部の内部構成を示す構成図である。
【図16】本発明の実施の形態におけるCore Nodeの構成を示す構成図である。
【図17】本発明の実施の形態におけるCore Nodeの受信部の内部構成を示す構成図である。
【図18】本発明の実施の形態におけるCore Nodeの送信部の内部構成を示す構成図である。
【図19】本発明の実施の形態におけるレイヤ1フレーム、およびレイヤ2フレームによりネットワークを監視を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態におけるBOM/COM/EOMに分割する動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態におけるダミーフレーム、最小ダミーフレーム、およびOAMフレームの構成を示す図である。
【図22】従来技術におけるSimple Data Link Protocol のフレームを示す図である。
【符号の説明】
1100、1111 STM装置
1101、1112 ATM装置
1102、1113 IPルータ
1103、1106、1108、1110 EN
1104、1105、1107、1109 CN
1200、1203、1206、1207 EN
1201、1202、1204、1205 CN
1208 レイヤ2フレーム
1300、1303、1306、1307 EN
1301、1302、1304、1304 CN
1308 レイヤ2フレーム
1400 IPルータ
1401 ATM装置
1402 STM装置
1403 IPパケット受信部
1404 ATMセル受信部
1405 STM信号受信部
1406 Route Label 生成部
1407 Flow Label生成部
1408 IP用レイヤ2フレーム生成部
1409 ATM用フレーム生成部
1410 STM用フレーム生成部
1411 Timer
1412 IP用レイヤ1フレーム生成部
1413 スケジューラ
1414 フレーム多重部
1500 IPルータ
1501 ATM装置
1502 STM装置
1503 IPパケット送信部
1504 ATMセル送信部
1505 STM送信部
1506、1507、1508 フレーム終端部
1509 フレーム分離部
1600、1601 受信部
1602 レイヤ2フレームスイッチ
1603、1604 送信部
1700 レイヤ1終端部
1701 STM用レイヤ2終端部
1702 ATM用レイヤ2終端部
1703 IP用レイヤ2終端部
1704 フレーム多重部
1705 優先処理用スケジューラ
1800 フレーム多重部
1801 STM用レイヤ1生成部
1802 ATM用レイヤ1生成部
1803 IP用レイヤ1生成部
1804 フレーム分離部
1805 送信スケジューラ
1900、1904 EN
1901、1902、1903 CN

Claims (108)

  1. 回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)およびATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)に代表される回線同期を要するプロトコルと、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケットおよびベストエフォートIPパケットに代表されるパケットプロトコルの異なる種類のプロトコルとを、同一構成のフレームのペイロードにそれぞれ収容して同一回線上に混在して転送するレイヤ1フレームを構成するフレーム構成方法であって、
    前記レイヤ1フレームのヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの前記同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれであるかを示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴とするフレーム構成方法。
  2. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態および前記転送優先度に応じて、前記パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴とする請求項1に記載のフレーム構成方法。
  3. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のフレーム構成方法。
  4. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  5. 前記フレームモードは、前記複数のレイヤ1フレームに分割された前記パケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  6. 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴とする請求項またはに記載のフレーム構成方法。
  7. 前記レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記回線交換モードのSTM信号、前記ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴とする2から4のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  8. 物理層、およびデータリンク層を統一し、回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)のSTM信号、ATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)のATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するフレーム構成方法であって、
    前記レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロードと、該ペイロードに対しCRC(cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれであるかを示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつ前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合には、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記STM信号、前記ATMセル、および前記IPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、
    前記STM信号は、一定周期で転送されることを特徴とするフレーム構成方法。
  9. レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの前記優先度識別子、および前記プロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  10. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴とする請求項9に記載のフレーム構成方法。
  11. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴とする請求項9に記載のフレーム構成方法。
  12. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、
    プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項9または10に記載のフレーム構成方法。
  13. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項9または12に記載のフレーム構成方法。
  14. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項9に記載のフレーム構成方法。
  15. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項9または14に記載のフレーム構成方法。
  16. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項9、14または15に記載のフレーム構成方法。
  17. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  18. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項9または17に記載のフレーム構成方法。
  19. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項9または17に記載のフレーム構成方法。
  20. 前記BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロードに、前記COMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項19に記載のフレーム構成方法。
  21. 前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項19または20に記載のフレーム構成方法。
  22. 前記最小ダミーフレームは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、作成されるものであることを特徴とする請求項21記載のフレーム構成方法。
  23. 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴とする請求項21記載のフレーム構成方法。
  24. ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴とする請求項17に記載のフレーム構成方法。
  25. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項17記載のフレーム構成方法。
  26. 前記ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴とする請求項25記載のフレーム構成方法。
  27. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、
    前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレームヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴とする請求項17記載のフレーム構成方法。
  28. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さおよび前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項17記載のフレーム構成方法。
  29. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項17から28のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  30. 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴とする請求項17、20または21に記載のフレーム構成方法。
  31. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項9記載のフレーム構成方法。
  32. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項17から30のいずれか1項に記載のフレーム構成方法。
  33. 回線交換モード(STM;Synchrounous Transfer Mode)およびATM交換モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)に代表される回線同期を要するプロトコルと、プライマリインターネットプロトコル(IP;Internet Protocol)パケットおよびベストエフォートIPパケットに代表されるパケットプロトコルの異なる種類のプロトコルとを、同一構成のフレームのペイロードにそれぞれ収容して同一回線上に混在して転送するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段を有するフレーム構成装置であって、
    前記レイヤ1フレームのヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの前記同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームが先頭のフレーム、中間部分のフレーム及び最後のフレームのいずれであるかを示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフ識別子と、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴とするフレーム構成装置。
  34. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態および前記転送優先度に応じて、前記パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴とする請求項33に記載のフレーム構成装置。
  35. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴とする請求項33または34に記載のフレーム構成装置。
  36. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴とする請求項33から35のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  37. 前記フレームモードは、前記複数のレイヤ1フレームに分割された前記パケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴とする請求項34から36のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  38. 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴とする請求項36または37に記載のフレーム構成装置。
  39. 前記レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記回線交換モードのSTM信号、前記ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴とする34から36のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  40. 物理層、およびデータリンク層を統一し、回線交換モード(STM; Synchrounous Transfer Mode )のSTM信号、ATM交換モード(ATM; Asynchronous Transfer Mode )のATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段を有するフレーム構成装置であって、
    前記レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケットの内のいずれか一つを含むレイヤ1フレームペイロードと、該ペイロードに対しCRC (cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前 記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつ前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合には、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記STM信号、前記ATMセル、および前記IPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、
    前記STM信号は、一定周期で転送されることを特徴とするフレーム構成装置。
  41. レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの前記優先度識別子、および前記プロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴とする請求項34から40のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  42. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴とする請求項41に記載のフレーム構成装置。
  43. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴とする請求項41に記載のフレーム構成装置。
  44. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、
    プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項41または42に記載のフレーム構成装置。
  45. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項41または44に記載のフレーム構成装置。
  46. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項41に記載のフレーム構成装置。
  47. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項41または46に記載のフレーム構成装置。
  48. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項41、46または47に記載のフレーム構成装置。
  49. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴とする請求項33から41のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  50. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項41または49に記載のフレーム構成装置。
  51. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項41または49に記載のフレーム構成装置。
  52. 前記BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロードに、前記COMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項51に記載のフレーム構成装置。
  53. 前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項51または52に記載のフレーム構成装置。
  54. 前記最小ダミーフレームは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと同じであった場合、作成されるものであることを特徴とする請求項53記載のフレーム構成装置。
  55. 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴とする請求項53記載のフレーム構成装置。
  56. ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴とする請求項49に記載のフレーム構成装置。
  57. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項49記載のフレーム構成装置。
  58. 前記ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴とする請求項57記載のフレーム構成装置。
  59. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、
    前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレームヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴とする請求項49記載のフレーム構成装置。
  60. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さおよび前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項49記載のフレーム構成装置。
  61. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する中継装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項49から60のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  62. 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴とする請求項39、42または53に記載のフレーム構成装置。
  63. 前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項41、49から62のいずれか1項に記載のフレーム構成装置。
  64. 複数のエッジノード装置、および複数のコアノード装置により構成されているフレーム構成転送システムにおいて、
    前記エッジノード装置は、
    STM装置、ATM装置、およびIPルータとつながり、
    物理層、およびデータリンク層を統一し、前記STM装置から入力されたSTM信号、ATM装置から入力されたATMセル、およびIPルータから入力されたプライマリIPパケット、およびベストエフォートIPパケットを同一のフレームに収容するレイヤ1フレームを構成するレイヤ1フレーム構成手段と、
    該レイヤ1フレーム構成手段により構成されたレイヤ1フレームを、所定の前記コアノード装置へ転送するレイヤ1フレーム転送手段と、
    前記コアノード装置から転送されてきた前記レイヤ1フレームを前記STM信号、前記ATMセル、および前記プライマリIPパケット、および前記ベストエフォートIPパケットに分離するレイヤ1フレーム分離手段と、
    該レイヤ1フレーム分離手段により分離された前記STM信号を、前記STM装置へ転送し、前記レイヤ1フレーム分離手段により分離された前記ATMセルを、前記ATM装置へ転送し、前記レイヤ1フレーム分離手段により分離された前記プライマリIPパケットを、前記IPルータへ転送し、および、前記レイヤ1フレーム分離手段により分離された前記ベストエフォートIPパケットを、前記IPルータへ転送する信号転送手段とを有し、
    前記コアノード装置は、
    前記エッジノード装置、および他の前記コアノード装置とつながり、
    前記エッジノード装置から転送された前記レイヤ1フレームを、該レイヤ1フレームを参照することにより、所定の前記エッジノード装置、または他のコアノード装置へ転送するものであることを特徴とするフレーム構成転送システム。
  65. 前記レイヤ1フレームのヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコル種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上に収容されたプロトコルの前記同一回線上での転送優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させるものであることを特徴とする請求項64記載のフレーム構成転送システム。
  66. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態および前記転送優先度に応じて、前記パケットプロトコルを分割して収容する複数のレイヤ1フレームを構成することを特徴とする請求項65に記載のフレーム構成転送システム。
  67. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のパケット長であるダミーフレームを含むことを特徴とする請求項65または66に記載のフレーム構成転送システム。
  68. 前記レイヤ1フレームペイロードは、前記回線同期を要するプロトコルの転送状態に応じて、可変長のスタッフデータを含むことを特徴とする請求項64から67のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  69. 前記フレームモードは、前記複数のレイヤ1フレームに分割された前記パケットプロトコルの転送順序情報としてのBOM( Beginning of Message )、COM( Continuation of Message )またはEOM( End of Message )を含むことを特徴とする請求項65から68のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  70. 前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合に、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであることを特徴とする請求項68または69に記載のフレーム構成転送システム。
  71. 前記レイヤ1フレームペイロードは、レイヤ2フレームを転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記回線交換モードのSTM信号、前記ATM交換モードのATMセル、プライマリインターネットプロトコル(IP; Internet Protocol) パケット、ベストエフォートIPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであることを特徴とする65から70のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  72. 前記レイヤ1フレームは、所定の情報を含むレイヤ1フレームヘッダと、前記ATMセル、前記STM信号、および前記IPパケットの内のいずれか一つを 含むレイヤ1フレームペイロードと、該ペイロードに対しCRC (cyclic redundancy check) 演算を行った結果が記されたCRCフィールドとを有し、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、可変の長さを有し、
    前記レイヤ1フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームの長さを示すパケット長と、前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒック種別を示すプロトコル識別子と、前記レイヤ1フレーム上で転送されるトラヒックを転送する優先度を示す優先度識別子と、前記レイヤ1フレームの種別を示すフレームモードと、前記レイヤ1フレームの中に、スタッフデータが含まれているか否かを示すスタッフと、前記レイヤ1フレームヘッダに対し、前記CRC演算を行った演算結果が記されたヘッダCRCとを有し、かつ前記レイヤ1フレームの中に前記スタッフデータが存在する場合には、該スタッフデータの長さを示すスタッフ長識別子をさらに有するものであって、前記ヘッダCRCは、伝送路を終端する箇所に、バイト同期、およびフレーム同期を確立させ、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、転送する転送先に関する情報が記載されたレイヤ2フレームヘッダと、前記STM信号、前記ATMセル、および前記IPパケットのいずれか一つが記載されたレイヤ2フレームペイロードとを有するものであり、
    前記STM信号は、一定周期で転送されることを特徴とする請求項64に記載のフレーム構成転送システム。
  73. レイヤ1フレームを終端する側は、レイヤ1フレームのヘッダに記憶されているパケットの前記優先度識別子、および前記プロトコル識別子が同一となるレイヤ1フレームのみを取り出すことを特徴とする請求項65から72のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  74. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、STM装置から転送された、音声1チャンネル当たり8bit /125μ秒で構成される64kbps×nのSTM信号のデータ列が書き込まれるものであることを特徴とする請求項73に記載のフレーム構成転送システム。
  75. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、ATM装置から転送されたATMセルが書き込まれるものであることを特徴とする請求項73に記載のフレーム構成転送システム。
  76. 前記レイヤ2ペイロードに前記STM信号を書き込む場合、前記優先度識別子は、CBR(Constant Bit Rate)トラヒックを示す情報が記載されるものであり、
    プロトコル識別子は、前記STM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項73または74に記載のフレーム構成転送システム。
  77. 前記レイヤ2ペイロードに前記ATMセルを書き込む場合、前記優先度識別子は、前記ATMセルの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、ATM信号を示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項73または76に記載のフレーム構成転送システム。
  78. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームペイロードは、前記プライマリIPパケットが分割されずに書き込まれるものであることを特徴とする請求項73に記載のフレーム構成転送システム。
  79. 前記レイヤ2ペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項73または78に記載のフレーム構成転送システム。
  80. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記プライマリIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する前記コアノード装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する前記コアノード装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項73、78または79に記載のフレーム構成転送システム。
  81. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さは、所定の長さから、前記STM信号を含むレイヤ1フレームの長さ、前記ATMセルを含むレイヤ1フレームの長さ、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さ、および前記所定の長さの間に転送された他のベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの長さを減じた長さであることを特徴とする請求項64から73のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  82. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さと、前記ベストエフォートIPパケットの長さが同じであった場合に、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項73または81に記載のフレーム構成転送システム。
  83. 前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さより長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記BOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項73または81に記載のフレーム構成転送システム。
  84. 前記BOMとしてレイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートIPパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも長かった場合、先頭から、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さを減じた長さ分、前記レイヤ2フレームのペイロードに、前記COMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項83に記載のフレーム構成転送システム。
  85. 前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたベストエフォートパケットを除いた前記ベストエフォートIPパケットは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに、前記EOMとして書き込まれるものであることを特徴とする請求項83または84に記載のフレーム構成転送システム。
  86. 前記最小ダミーフレームは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さと、同じであった場合、作成されるものであることを特徴とする請求項85記載のフレーム構成転送システム。
  87. 前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さより、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さと、前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さの方が長かった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記EOMであるレイヤ1フレームの長さを減じた長さ分、付加されるものであることを特徴とする請求項85記載のフレーム構成転送システム。
  88. ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットがなかった場合に、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さと同じ長さ分、作成されるものであることを特徴とする請求項81に記載のフレーム構成転送システム。
  89. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さと、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さが等しかった場合、前記ベストエフォートIPパケットは、分割されず、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項81記載のフレーム構成転送システム。
  90. 前記ダミーフレームは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームが作成された後に作成されるものであることを特徴とする請求項89記載のフレーム構成転送システム。
  91. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さ、および前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも長かった場合、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれ、
    前記スタッフデータは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダ、前記レイヤ2フレームヘッダ、および前記ベストエフォートIPパケットの長さを減じた分、前記レイヤ1フレームペイロードの最後に付加されるものであることを特徴とする請求項81記載のフレーム構成転送システム。
  92. 前記ベストエフォートIPパケットは、長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さから、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、および前記レイヤ2フレームヘッダの長さを減じた長さよりも短く、かつ、前記ベストエフォートIPパケットの長さ、前記レイヤ1フレームヘッダの長さ、前記レイヤ2フレームヘッダの長さおよび前記最小ダミーフレームの長さを加算した長さが、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームに割り当てられる長さよりも短かった場合、分割されずに、前記レイヤ2フレームペイロードに書き込まれるものであることを特徴とする請求項81記載のフレーム構成転送システム。
  93. 前記レイヤ2フレームペイロードに前記ベストエフォートIPパケットを書き込む場合、前記レイヤ2フレームラベルは、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する前記コアノード装置間のルーティングを示すルートラベルと、
    前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームを転送する前記コアノード装置間の波長を示すフローラベルとを有するものであることを特徴とする請求項81から92のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  94. 前記レイヤ2フレームヘッダは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ1フレームペイロードに書き込まれないものであり、
    前記レイヤ1フレームペイロードは、前記レイヤ1フレームがCOM、およびEOMのいずれか一であった場合、前記レイヤ2フレームペイロードのみ書き込まれるものであることを特徴とする請求項71、74または85に記載のフレーム構成転送システム。
  95. 前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項73に記載のフレーム構成転送システム。
  96. 前記優先度識別子は、IPパケットの種別を示す情報が記載されるものであり、
    前記プロトコル識別子は、前記IPパケットを示す情報が記載されるものであることを特徴とする請求項81から94のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  97. 前記エッジノード装置は、前記STM信号を含む前記レイヤ1フレームを、所定の時間単位に、前記コアノード装置へ転送するものであることを特徴とする請求項64から96のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  98. 前記所定の時間は、125μ秒であり、
    前記所定の長さは、125μ秒内に転送されるデータの長さであることを特徴とする請求項97記載のフレーム構成転送システム。
  99. 前記エッジノード装置は、前記STM信号を含むレイヤ1フレーム、前記ATMセルを含むレイヤ1フレーム、前記プライマリIPパケットを含むレイヤ1フレーム、前記ベストエフォートIPパケットを含むレイヤ1フレームの順に、フレーム多重し、前記所定のコアノード装置へ、前記フレーム多重されたレイヤ1フレームを転送するものであることを特徴とする請求項64から98のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  100. 前記エッジノード装置は、前記レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC16の演算を施し、演算結果を、前記レイヤ1フレームに付加するものであることを特徴とする請求項64から99のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  101. 前記エッジノード装置は、前記レイヤ1フレームペイロードに対し、CRC32の演算を施し、演算結果を、前記レイヤ1フレームに付加するものであることを特徴とする請求項64から99のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  102. 前記エッジノード装置は、前記コアノード装置から転送されてきた前記レイヤ1フレーム内の前記レイヤ1フレームヘッダをもとにビット同期、バイト同期、およびフレーム同期を確立するものであることを特徴とする請求項64から101のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  103. 前記レイヤ1フレーム分離手段は、前記レイヤ1フレームヘッダに記載されたプロトコル識別子により、レイヤ2フレームペイロードに書き込まれたデータが前記STM信号であるか、前記ATMセルであるか、または前記IPパケットであるかを判断し、前記レイヤ1フレームヘッダに記載されたパケット長識別子により、前記フレーム多重されたレイヤ1フレームを分離するものであることを特徴とする請求項64から102のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  104. 前記コアノード装置は、前記レイヤ1フレームから、前記レイヤ2フレームを取り出し、
    前記レイヤ2フレームヘッダから、前記レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装置を判定し、
    前記レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装置ごとに、前記レイヤ1フレームを構築し、
    該レイヤ1フレームをフレーム多重し、
    該フレーム多重されたレイヤ1フレームを、前記レイヤ2フレームペイロードに記されたデータを転送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装置へ、転送するものであることを特徴とする請求項64から103のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  105. 前記コアノード装置は、前記STM信号を含むレイヤ1フレームを、前記レイヤ2フレームペイロードを転送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装置へ、所定の時間ごとに、転送するものであることを特徴とする請求項64から104のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  106. 前記所定の時間は、125μ秒であることを特徴とする請求項105記載のフレーム構成転送システム。
  107. 前記コアノード装置は、前記STM信号を含むレイヤ1フレーム、前記ATMセルを含むレイヤ1フレーム、前記プライマリIPを含むレイヤ1フレーム、前記ベストエフォートIPを含むレイヤ1フレームの順に、前記レイヤ2フレームペイロードを転送する前記他のコアノード装置、または前記エッジノード装置へ、前記レイヤ1フレームを転送するものであることを特徴とする請求項64から106のいずれか1項に記載のフレーム構成転送システム。
  108. 前記OAM(Operating and Managemant)は、前記エッジノード装置に参照されることにより、パスの監視を行わせるものであることを特徴とする請求項64から106のいずれか1に記載のフレーム構成転送システム。
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