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JP3609235B2 - ラーメン柱の断熱施工構造 - Google Patents

ラーメン柱の断熱施工構造 Download PDF

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JP3609235B2
JP3609235B2 JP7347797A JP7347797A JP3609235B2 JP 3609235 B2 JP3609235 B2 JP 3609235B2 JP 7347797 A JP7347797 A JP 7347797A JP 7347797 A JP7347797 A JP 7347797A JP 3609235 B2 JP3609235 B2 JP 3609235B2
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ramen
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美樹 小谷
正美 杉原
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物躯体におけるラーメン柱の断熱施工構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄骨構造の建物において、外壁がカーテンウォール構造をとっているような場合、内壁の施工に当たって、自立した下地材および断熱材の施工が必要となる。
【0003】
そこで、従来より、図9に示すように、矩形に枠組みした木製下地枠bの枠内に断熱材cを設けるとともに、この木製下地枠bの室内側となる内面側に防湿シートdを貼設して断熱内壁パネルaを構成し、この断熱内壁パネルaを施工することが行われている。この場合、断熱内壁パネルaは、木製下地枠bに固定金具eを固定し、この固定金具eをラーメン柱fのフランジ部gに係合させることで、このラーメン柱fの横に固定していた。
【0004】
また、このラーメン柱fの断熱構造も、ラーメン柱fのフランジ部g内に収まるように断熱内壁パネルaを構成し、この断熱内壁パネルaに固定金具eを固定していた。そして、この固定金具eをラーメン柱fのフランジ部gに係合させることで、このラーメン柱fのフランジ部g内に断熱内壁パネルaを固定するようになされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のようにラーメン柱fの両側およびフランジ部g内を、全てパネル状となった断熱内壁パネルaで施工する場合、ラーメン柱fのフランジ部gの部分で、断熱内壁パネルaが分断され、断熱構造が途切れてしまうこととなってしまう。すなわち、ラーメン柱fのフランジ部gと、このフランジ部gに隣接する木製下地枠bとの部分h全体が、室内側から室外側へと直に連通することとなるので、熱橋を形成してしまい断熱効果の低下を生じることとなる。
【0006】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、簡単に施工でき優れた断熱効果を得ることができるラーメン柱の断熱施工構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のラーメン柱の断熱施工構造は、矩形に枠組みされた木製下地枠の外面側に防湿シートが貼設されるとともに、この防湿シートの外面側であって、木製下地枠の枠外に、断熱材が貼設された状態で断熱内壁パネルが構成され、外壁がカーテンウォール構造をとっている鉄骨構造の建物の内壁において、鉄骨躯体の断面H形のラーメン柱のフランジ部の外側に隣接するように、断熱内壁パネルの木製下地枠の室内側となる内面側、ラーメン柱のフランジ部よりも室内側に突出するように固定されるとともに、ラーメン柱のフランジ部の内側とこのフランジ部よりも室内側に突出した木製下地枠の突出幅の部分とには、ラーメン柱のフランジ部まで行き届く充分な量の断熱材が設けられたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
図1および図2はラーメン柱5の断熱施工構造を示し、図3および図4は同施工構造に使用される断熱内壁パネル1を示している。
【0010】
すなわち、このラーメン柱5の断熱施工構造は、ラーメン柱5のフランジ部51に隣接して断熱内壁パネル1が固定されるとともに、このラーメン柱5のフランジ部51の内側に断熱材4が設けられたものである。
【0011】
断熱内壁パネル1は、木製下地枠2の外面側に防湿シート3が貼設されるとともに、この防湿シート3の外面側に断熱材4が貼設されて構成されている。
【0012】
木製下地枠2は、縦桟材21と横桟材22とを矩形に枠組みして構成されている。また、縦桟材21間には、横桟材22と平行する複数の中桟材23が設けられて木製下地枠2全体が補強されている。この木製下地枠2は、中桟材23に配線孔20が設けられており、この配線孔20を利用して木製下地枠2内に自由に配線(図示省略)を取りまわせるようになされている。また、木製下地枠2のうち、室内側となる内面側であって、上辺の横桟材22に隣接した位置には、この木製下地枠2の内面側と面一となるように、上辺の横桟材22と直交して天井下地取付桟材24が設けられている。さらに、木製下地枠2の端面の内、一方の縦桟材21の外面寄りの位置に、この縦桟材21に沿って気密材25が設けられている。
【0013】
防湿シート3は、木製下地枠2の外面側全体に貼設される。この防湿シート3としては、アルミニウム蒸着したポリエチレン製フィルムを使用することができる。
【0014】
断熱材4は、上記防湿シート3の外面側であって、木製下地枠2の枠外に貼設される。この断熱材4は、木製下地枠2と略同じ大きさに貼設されるが、断熱内壁パネル1を施工した状態で、木製下地枠2の上辺の横桟材22と梁5との間隙を充分に被覆することができるように、木製下地枠2の上辺の横桟材22から、かなり上方にはみ出した状態となるように貼設される。また、幅方向にも、木製下地枠2よりも気密材25の分だけはみ出した状態となるように貼設される。この断熱材4としては、例えば、フィルム包装された高密度グラスウール製の断熱材4を使用することができる。この断熱材4は、木製下地枠2の外面側に当接した状態で、この木製下地枠2に、鋲41によって固定される。この断熱材4は、木製下地枠2に対して一体となった一つの断熱材4を貼設するものであっても良いし、複数の断熱材4を貼設するものであっても良い。
【0015】
この断熱内壁パネル2は、取付金具7を介してラーメン柱5のフランジ部51に固定される。
【0016】
この取付金具7は、木製下地枠2の縦桟材21の端面にビス70で固定されるビス固定部71と、ラーメン柱5のフランジ部51を弾性挟持する弾性挟持部72とによって形成されている。そして、この取付金具7のビス固定部71を縦桟材21の端面にビス70で固定し、この断熱内壁パネル1を室内側から引き起こすことで、この取付金具7の弾性挟持部72がラーメン柱5のフランジ部51を挟持することとなり、これによって断熱内壁パネル1がラーメン柱5に固定される。また、この固定状態で、図1および図2に示すように、断熱内壁パネル1の木製下地枠2が、ラーメン柱5のフランジ部51よりも室内側に突出幅Dで突出するように固定される。
【0017】
また、この突出幅Dを利用して、ラーメン柱5全体を被覆するように、固定金具8によって板材6が固定される。この固定金具8は、木製下地枠2の縦桟材21の表面に当接される当接部81と、板材6の背面に当接される背面当接部82とが突出幅Dの段差を有して形成されている。また、背面当接部82からは、ラーメン柱5のフランジ部51に当接される爪部83が延設され、この背面当接部82を補強するようになされている。そして、板材6の背面に固定金具8の背面当接部82をビス80で固定し、この板材6をラーメン柱5の部分に嵌め込んだ後、この固定金具8の当接部81を縦桟材21の表面にビス80で固定することで、板材6がラーメン柱5の表面に被覆される。また、この固定状態で、縦桟材21の表面と板材6の表面とが面一となるように板材6の厚みを決定しておく。さらに、板材6を固定するに先立って、ラーメン柱5のフランジ部51の内側には、断熱材4を設けておく。この断熱材4は、ラーメン柱5のウェブ52の部分に両面テープ(図示省略)を利用して貼設することができる。
【0018】
このラーメン柱5の断熱施工構造によると、ラーメン柱5のフランジ部51の内側に断熱材4を設けているので、ラーメン柱5が熱橋を形成するのを防止することができる。また、この断熱材4の表面に板材6を設けているので、このラーメン柱5のフランジ部51の部分が熱橋を形成するのを防止することができる。また、このラーメン柱5に隣接して固定される断熱内壁パネル1も、木製下地枠2の外面側に防湿シート3および断熱材4を貼設しているので、この断熱内壁パネル1の木製下地枠2自体が熱橋となるのを防止することができる。したがって、ラーメン柱5および断熱内壁パネル1の全体が、断熱材4で完全に被覆された構造となり、優れた断熱効果を得ることができることとなる。
【0019】
しかもこの断熱施工構造は、ラーメン柱5のフランジ部51に隣接して断熱内壁パネル1を固定するとともに、ラーメン柱5のフランジ部51の内側に断熱材4を設けるといったことで簡単に構成することができる。
【0020】
なお、本実施の形態では、ラーメン柱5を、断熱材4および板材6によって被覆しているが、このラーメン柱5のフランシ部51の間隔が狭いような場合には、特に板材6を設ける必要はなく、図5に示すように、断熱材4だけであっても良い。ただし、この場合、ラーメン柱5のフランジ部51の部分が熱橋を形成しないようにするために、このフランジ部51まで行き届く充分な量の断熱材4を設けることが好ましい。また、このフランジ部51を被覆できるように、両側部に鍔部41を形成したラーメン柱5専用の断熱材4を使用しても良い。
【0021】
また、本実施の形態では、ラーメン柱5と断熱内壁パネル1とが面一となった場合について述べているが、図6および図7に示すように、ラーメン柱5を隅部として、一方の断熱内壁パネル1が直交するように固定された入隅構造であっても良いし(図6参照)、出隅構造であっても良い(図7参照)。ただし、このような入隅構造または出隅構造の場合、ラーメン柱5の一方のフランジ部51には断熱内壁パネル1の縦桟材21が固定されることとなるが、他方のフランジ部51には縦桟材21が固定されないこととなるので、図6および図7に示すように、別途、木桟材9、断熱材4および板材6などを設けなければならない。
【0022】
さらに、本実施の形態では、固定金具8によって板材6を固定するようになされているが、図8に示すように、木製下地枠2の縦桟材21に溝部21aを設け、この溝21a間に板材6を嵌め込んで釘またはビス80で固定するようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、ラーメン柱のフランジ部の内側に断熱材を設けているので、ラーメン柱が熱橋を形成するのを防止することができる。また、このラーメン柱に隣接して固定される断熱内壁パネルも、木製下地枠の外面側に防湿シートおよび断熱材を貼設しているので、木製下地枠自体が熱橋となるのを防止することができる。したがって、ラーメン柱のフランジ部および、このフランジ部に固定される断熱内壁パネルの木製下地枠が熱橋となるのを防止して構造全体で優れた断熱効果を得ることができる。しかもこの断熱施工構造は、木製下地枠の外面側に防湿シートおよび断熱材を貼設した断熱内壁パネルを、ラーメン柱の両側に固定し、このラーメン柱のフランジ部の内側に断熱材を設けるといったことで簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラーメン柱の断熱施工構造の全体構成の概略を示す部分斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、図1におけるI−I 線およびII−II 線断面図である。
【図3】断熱内壁パネルの全体構成の概略を示す分解斜視図である。
【図4】(a)ないし(c)は、断熱内壁パネルの全体構成の概略を示す平面図、正面図および側面図である。
【図5】ラーメン柱の断熱施工構造の他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】ラーメン柱の断熱施工構造のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】ラーメン柱の断熱施工構造のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】ラーメン柱の断熱施工構造のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】従来のラーメン柱の断熱施工構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 断熱内壁パネル
2 木製下地枠
3 防湿シート
4 断熱材
5 ラーメン柱
51 フランジ部

Claims (1)

  1. 矩形に枠組みされた木製下地枠の外面側に防湿シートが貼設されるとともに、この防湿シートの外面側であって、木製下地枠の枠外に、断熱材が貼設された状態で断熱内壁パネルが構成され、
    外壁がカーテンウォール構造をとっている鉄骨構造の建物の内壁において、鉄骨躯体の断面H形のラーメン柱のフランジ部の外側に隣接するように、断熱内壁パネルの木製下地枠の室内側となる内面側、ラーメン柱のフランジ部よりも室内側に突出するように固定されるとともに、ラーメン柱のフランジ部の内側とこのフランジ部よりも室内側に突出した木製下地枠の突出幅の部分とには、ラーメン柱のフランジ部まで行き届く充分な量の断熱材が設けられたことを特徴とするラーメン柱の断熱施工構造。
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