JP3608412B2 - 面状発光体、フロントライト、液晶装置及び導光板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は面状発光体、フロントライト、液晶装置及び導光板に係り、特に、液晶表示装置のフロントライトとして用いられる場合に好適な面状発光体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から携帯機器などには消費電力の小さい反射型の液晶表示パネルが用いられているが、夜間などの暗所では表示が見えないという問題点がある。一方、透過型の液晶表示パネルはバックライトを備えていることから暗所でも表示を見ることができるが、バックライトの消費電力が多いとともに、明るい昼間に建物の外部で使用する場合には却って表示が見にくくなるという問題点がある。
【0003】
上記の問題点を解決するために、反射型の液晶表示パネルの前面に導光板を設置し、導光板の端部近傍に配置した冷陰極管などの光源からの光を導光板内に導入し、導光板の板面から液晶表示パネルに向けて光を照射することによって暗所でも表示を見ることができるようにした面状発光体であるフロントライトを備えた液晶表示装置が提案されている。フロントライトを備えた液晶表示装置において、昼間は導光板を通して液晶表示パネルを視認できるため、通常の反射型の液晶表示パネルとして用いることができ、暗所ではフロントライトを点灯することによって液晶表示パネルを照明し、表示を視認可能とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のフロントライトにおいては冷陰極管などの線状光源を用いることによって導光板内にほぼ均一に光を導入し、液晶表示パネルを照明するように構成されているが、携帯機器などの小型の機器においては冷陰極管などを用いることがコスト上及び容積上の観点から不可能な場合があるとともに、冷陰極管では消費電力が大きすぎるという問題点がある。
【0005】
このため、たとえば発光ダイオードなどの安価かつ低消費電力の点状光源を用いることによって機器の低コスト化、小型化、低消費電力化を可能にすることが考えられる。しかし、この場合には、発光ダイオードが点状光源であり、しかも、その光放出方向に指向性を有しているため、導光板への光の放出が不均一になり、その結果、液晶表示パネルへの照明光の光強度分布(面内分布)に偏りが発生して暗所における視認性に支障が出るという問題点がある。
【0006】
また、図5に示すように表面に緩斜面12a及び急斜面12bからなる平面視ストライプ状、断面三角状の凸状部を並列させて形成した導光板12を用いたフロントライト10を設ける場合には、照明時における表示の実効的な明るさを高めるために導光板12の板面の法線よりやや傾いた図示のF方向から視認するように設定する場合が多いが、光源として冷陰極管などの線状光源を用いる場合には急斜面12bから漏れる光によって図6に示すように多数の輝線が横線として視認される。この場合に、光源として発光ダイオードなどの点状光源13を用いると、冷陰極管などの線状光源の場合とは異なり図7に示すように光源からの導光方向に沿って短い輝線が筋状に見えてしまうため、線状光源の場合よりも視認性がさらに悪化するという問題点がある。
【0007】
そこで本発明は上記の問題点を解決するものであり、その課題は、発光ダイオードなどの点状光源を用いても視認性の悪化しないフロントライトなどの面状発光体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、板面に沿った所定方向に向けて内部を伝播する光を板面上から放出するように構成された透光性を備えた導光板と、該導光板の端部近傍に配置され前記導光板内に前記所定方向とは異なる他方向に向けて光を導入させる光源とを備え、前記導光板における前記光源を配置した側とは異なる端部に、前記他方向に向けて前記導光板内を伝播してきた光を前記導光板内における概ね前記所定方向へ向けて反射する反射層を設けたことを特徴とする面状発光体である。
【0009】
この手段によれば、光源から導光板の内部に導入された光は導光板内を進行して反射板にて反射されて概ね所定方向に進む光となり、導光板の板面から放出されるので、光源から放出位置までの光路長を長くとることができるため、光源に指向性があったり、光源の形状が点状光源であったり、或いは光源から導光板への光の導入分布に偏りがあったりした場合などにおいて、放出光の面内均一性を高めることができる。また、各種表示体の前面側に配置されるフロントライトとして用いられる場合、前面側へ漏れる漏洩光の分布の偏りを緩和させることができるので、視認性を向上させることができる。なお、上記他方向としては、たとえば導光板の板面に沿った方向であって、前記所定方向の反対方向である場合がある。
【0010】
また、前記導光板と前記反射層との間に光散乱層を配置することが好ましい。反射面の手前に光散乱層が配置されていることにより反射前後において光が散乱されるので、放出光の面内均一性をより高めることができる。
【0011】
なお、前記光源は前記導光板内における光の放出方向に指向性を有する場合があり、また、前記光源は点状光源である場合があり、これらの場合に本願発明は特に有効である。
【0012】
また、前記光源は発光ダイオードであることが好ましい。発光ダイオードを用いることによって面状発光体を内蔵する機器の小型化、軽量化を図ることができるとともに、製造コストを低減できる。
【0013】
また、前記導光板は前記他方向に進む光を前記反射層に到達する以前には板面上から放出しないように構成されていることが望ましい。光源から導入された光のうち他方向に進む光を放出しないように導光板を形成していることにより、導光板の板面から放出される光の光路長を全て光源から反射層までの距離以上に取ることができるため、放出光の面内均一性を高めることができる。
【0014】
また、前記導光板の表面には光を板面から放出するための斜面を備えた凸状部若しくは凹部が形成されていることが好ましい。また、この前記凸状部若しくは凹部には、前記導光板の内部から見て前記他方向に対向するように形成され、前記導光板の板面に対して緩角度を有する緩斜面と、前記導光板の内部から見て前記所定方向に対向するように形成され、前記導光板の板面に対して急角度を有する急斜面とが設けられていることが望ましい。この場合、表面が緩斜面と急斜面のみで構成され、断面三角状、平面視ストライプ状の凸状部であることが好ましい。このとき、凸状部が光の放出方向とは逆側の板面上に形成されており、しかも、所定方向と他方向とが相互に反対方向である場合には、急斜面は凸状部の光源側に、緩斜面は光源とは反対側に形成される。
【0015】
一方、前記光源及び前記導光板が液晶装置のパネル面の前面側に配置されるフロントライトとして構成されていることが望ましい。このようなフロントライトとしては、以下に記述するものがある。
【0016】
板面に沿った所定方向に向けて内部を伝播する光を板面上から放出するように構成された透光性を備えた導光板と、該導光板の端部近傍に配置され前記導光板内に前記所定方向とは異なる他方向に向けて光を導入させる光源とを備え、前記導光板は透視可能に構成されており、前記導光板における前記光源を配置した側とは異なる端部に、前記他方向に向けて前記導光板内を伝播してきた光を前記導光板内における概ね前記所定方向へ向けて反射する反射層を設けたことを特徴とするフロントライトである。
【0017】
この手段によれば、光源から導光板内に導入した光は導光板内を所定方向に伝播して反射層にて反射され、他方向に向けて伝播し、導光板の板面から放出される。したがって、光源から導光板内を伝播して放出されるまでの光路長を大きくとることができるため、光源の光放出方向に指向性があってもこれを緩和することができるので、照明光の面内均一性の向上と漏洩光の偏りの低減とを図ることができ、光源の指向性に起因する視認性の悪化を低減できる。
【0018】
また、前記反射層の反射面の手前に光散乱層を配置することが好ましい。このフロントライトによれば、光源から離れた光散乱層によって散乱された光が導光板から放出されるので、光源の光放出方向に指向性があっても指向性の少ない光源と同等の作用が得られるため、さらに視認性を向上できる。特に、従来のフロントライト構造において導光板の入射面に散乱板を配置した場合に較べて光源に近い領域で大きな指向性の緩和作用が期待できる。また、この緩和作用によって、光散乱板として比較的散乱強度の低いものを用いることができ、光の損失を低減することができる。
【0019】
また、前記光源は前記導光板内における光の放出方向に指向性を有することを特徴とするフロントライト。
【0020】
また、前記光源は点状光源である場合に特に本願発明は有効であり、前記光源は発光ダイオードであることが望ましい。また、前記導光板は前記他方向に進む光を前記反射層に到達する以前には板面上から放出しないように構成されていることが特に効果的である。
【0021】
上記の各フロントライトを液晶パネルの前面側に備えた反射型の液晶装置を構成することができ、この場合には明るい場所でも暗い場所でも良好な視認性を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る面状発光体及び液晶装置の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る面状発光体20の概略構造を示す模式断面図である。本実施形態は、発光ダイオードなどの点状光源21と、射出成形などにより形成されたアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などからなる透光性を備えた導光板22と、導光板22における点状光源21の配置された側の端面22cとは逆側の端面22dに貼着された透過型の光散乱板23と、光散乱板23の表面に貼着された反射板24とから構成されている。なお、光散乱板23及び反射板24は、導光板22の端面22dに対して当接しているだけでケース体などの他部材により保持されていてもよく、また、端面22d上に物理的若しくは化学的な方法で形成されていてもよい。
【0023】
導光板22の表面上には、緩斜面22a及び急斜面22bからなるストライプ状の凸状部が多数並列形成されている。ここで、図1においては凸状部の本数を3本に限定し、凸状部の形状が分かりやすいように凸状部の形状を拡大して模式的に描いてある。導光板22の板面に沿って伝播する光は、導光板の裏面や緩斜面22aに当たっても導光板の高い光屈折率によって全反射して外部へは漏れず、伝播方向の変化も少なく導光板内を再び板面に沿って伝播するが、急斜面22bに当たる光のうち急斜面22bへの入射角が臨界角よりも小さい場合は、導光板22の表面側への漏洩光22Bとして放出され、急斜面22bへの入射角が臨界角よりも大きい場合は全反射される。この反射光が導光板22の裏面に達した時、裏面への入射角が臨界角よりも大きい場合は全反射され再び導光板内を伝播する。一方、裏面への入射角が臨界角よりも大きい場合には反射されず、導光板22の裏面から下方へと照明光22Aとして放出される。この場合、急斜面22bを急傾斜にするほど照明光22Aの平均の出射方向は導光板22の板面の法線方向に近づくので照明効率が良くなるが、同時に急斜面22bへの入射角が臨界角より小さくなる光の割合が大きくなるので全反射されずに急斜面22bから放出される漏洩光22Bも増加する。この漏洩光22Bが多いほど視認性が悪くなるので、急斜面22bは適宜の傾斜角度、たとえば30〜50程度に設定される。なお、導光板22において光を導光板の裏面から放出させるための光放出構造としては、上記凸状部に限定されるものではない。
【0024】
本実施形態では、点状光源21から放出される光は一旦導光板の板面に沿って図示左側へと進む。ここで、光の一部は緩斜面22aや裏面に当たるが、これらの光のうちほとんどは緩斜面22aや裏面にて全反射して導光板22内に留まりながら伝播していく。緩斜面22aの傾斜角度は点状光源21から放出されて緩斜面22aに当たる光が全反射されずに外部へと漏れるようなことがないように、しかし、緩斜面22aの光進行方向に見た時の断面での斜辺が長くなることで凸状部の形成ピッチが大きくなり急斜面22bの数、面積が少なくなるようなことがないように定められる。
【0025】
やがて光は、導光板22の図示左端の端面22dに到達すると光散乱板23を透過して反射板24で反射し、導光板22の内部を図示右側へと進む。すると、この反射光の進行方向の表面側には急斜面22bが形成されているため、急斜面22bに当たった光の多くは全反射によって導光板22の裏面から放出される照明光22Aとなり、一部は急斜面22bを抜けて漏洩光22Bとなる。
【0026】
図2は上記の面状発光体20をフロントライトとして備えた液晶表示装置の概略構成を示すものである。この液晶表示装置は、反射層31を備えた反射型液晶表示パネル30の前面側に面状発光体20の導光板22を配置して構成されている。面状発光体20は、外部が明るい場合には外光を透過させて反射型液晶表示パネル30の内部に光を導き、反射層31にて反射した光によって反射型液晶表示パネル30の表示領域Vに形成された表示内容を視認できるようになっている。一方、外部が暗い場合には点状光源21を点灯することによって、導光板22の下面から反射型液晶表示パネル30に向けて照明光22Aを照射することができるので、この照明光22Aによって反射型液晶表示パネル30に形成された表示内容を視認することができるようになる。
【0027】
図3は上記の面状発光体20の一部断面平面図である。点状光源21は導光板22の一つの端面22cに沿ってほぼ均等に3つ並んで配置されている。それぞれの点状光源21は、図示矢印に示すように正面方向への照度が最も高く、正面方向から外れるに従って急激に照度が小さくなるように指向性を有する発光特性を備えている。したがって、図5に示す従来のフロントライトのように光源11から導光板12の板面に沿って進行する光を用いて照明を行う場合に、光源11の代わりに点状光源21を採用すると、図4に示す表示領域Vのうち、導光板22の点状光源21に近い光源近傍領域Vaにおいて充分な照明光の面内均一性が得られない。この場合に、点状光源21と導光板22との間に光散乱板などを配置して光を拡散することで、上記の光源近傍領域Vaでも充分な照明光の面内均一性を得る方法もある。導光板の入射面に散乱板を配置した場合、導光板から十分離れた場所に点光源21を配置し十分な光路長を確保することによって、散乱板面での散乱光が線状光源と同等になるので面内均一性が得られる。この時の散乱板は散乱強度の低い光散乱板でも良いが導光板と点光源との距離を十分とる必要があるので構造上問題が生ずる。そのため点光源21を導光板に隣接させた状態で同様の効果を得ようとすると散乱強度の高い光散乱板を用いる必要があることから、光損失が大きく、充分な明るさを得ることが困難であったり、逆に充分な明るさを得るには消費電力が大きく成りすぎるという問題が生ずる。
【0028】
本実施形態では、図3に示すように点状光源21から光を導光板22内に導入させるとほとんどの光が反対側の端部22dにたどり着き、反対側の端部22dに形成された光散乱板23及び反射板24にて散乱され、反射された後の光が照明光22Aとして急斜面22bから下方へと照射される。点状光源21から光散乱板23までの光路長を長く取ることができるので、光散乱板23の散乱強度が小さくても光散乱板23による散乱光は線状光源と同等の光となるので照明光22Aの充分な面内均一性を得ることが可能であるとともに、図7に示すような漏洩光22Bの偏りを低減することができる。
【0029】
ここで、点状光源21の指向性がそれほど強いものでなければ、光散乱層23がなくても或る程度の照明光の面内均一性や漏洩光の均一性を確保することができる。また、光散乱板23を用いる代わりに、反射板24の表面(反射面)を粗面に形成したり、反射板24の表面に選択的に別素材を付着させて細かな凹凸を形成したりすることなどによって光散乱効果を得てもよい。また、導光板の端面部22dに細かな凹凸を形成し光散乱部としてもよい。
【0030】
なお、面状発光体として照明光の面内分布を均一化するために光の進行方向に沿って次第に上記凸状部などの光放出構造の密度や形状を変化させる場合、本実施形態では反射板24などの反射層の反射面から反射される反射光の進行方向(すなわち図1における図示右方向)に沿って光放出構造の密度や形状を変化させることによって、照明光22Aの面内均一性を高めることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光源から導光板の内部に導入された光は導光板内を進行して反射板にて反射されて概ね所定方向に進む光となり、導光板の板面から放出されるので、光源から放出位置までの光路長を長くとることができるため、光源に指向性があったり、光源の形状が点状光源であったり、或いは光源から導光板への光の導入分布に偏りがあったりした場合などにおいて、放出光の面内均一性を高めることができる。また、各種表示体の前面側に配置されるフロントライトとして用いられる場合、前面側へ漏れる漏洩光の分布の偏りを緩和させることができるので、視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面状発光体(フロントライト)の実施形態の構造を示す概略模式断面図である。
【図2】同実施形態を用いた液晶表示装置の概略構成を示す概略構成図である。
【図3】同実施形態の平面的な配光状態を示すための一部断面概略平面図である。
【図4】同実施形態を用いた液晶表示装置の概略の平面構成を示す概略平面図である。
【図5】従来のフロントライトの概略構造を示すための概略模式断面図である。
【図6】従来のフロントライトにおいて光源として線状光源を用いた場合の外観を示すための外観説明図である。
【図7】従来のフロントライトにおいて光源として点状光源を用いた場合の外観を示すための外観説明図である。
【符号の説明】
20 面状発光体
21 点状光源
22 導光板
22a 緩斜面
22b 急斜面
22c,22d 端面部
22A 照明光
22B 漏洩光
23 光散乱板
24 反射板
30 液晶表示パネル
31 反射層
Claims (10)
- 板面に沿った所定方向に向けて内部を伝播する光を板面上から放出するように構成された透光性を備えた導光板と、該導光板の端部近傍に配置され前記導光板内に前記所定方向とは異なる他方向に向けて光を導入させる光源とを備え、前記導光板における前記光源を配置した側とは異なる端部に、前記他方向に向けて前記導光板内を伝播してきた光を前記導光板内における概ね前記所定方向へ向けて反射する反射層を設けた面状発光体において、
前記導光板は、前記他方向に進む光を前記反射層に到達する以前には板面上から放出しないように構成されていることを特徴とする面状発光体。 - 請求項1において、前記光源は前記導光板内における光の放出方向に指向性を有することを特徴とする面状発光体。
- 請求項1において、前記光源は点状光源であることを特徴とする面状発光体。
- 請求項2又は3において、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする面状発光体。
- 板面に沿った所定方向に向けて内部を伝播する光を板面上から放出するように構成された透光性を備えた導光板と、該導光板の端部近傍に配置され前記導光板内に前記所定方向とは異なる他方向に向けて光を導入させる光源とを備え、前記導光板は透視可能に構成されており、前記導光板における前記光源を配置した側とは異なる端部に、前記他方向に向けて前記導光板内を伝播してきた光を前記導光板内における概ね前記所定方向へ向けて反射する反射層を設けたフロントライトにおいて、
前記導光板は、前記他方向に進む光を前記反射層に到達する以前には板面上から放出しないように構成されていることを特徴とするフロントライト。 - 請求項5において、前記光源は前記導光板内における光の放出方向に指向性を有することを特徴とするフロントライト。
- 請求項5において、前記光源は点状光源であることを特徴とするフロントライト。
- 請求項6又は7において、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とするフロントライト。
- 請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載されたフロントライトを液晶パネルの前面側に備えたことを特徴とする液晶装置。
- 透光性を備え、板面に沿った所定方向に向けて内部を伝播する光を板面上から放出するように構成され、
前記所定方向とは異なる他方向に向けて内部を伝播してきた光が到達する端部には、前記他方向に向けて内部を伝播してきた光を概ね前記所定方向へ向けて反射する反射層が設けられた導光板において、
前記他方向に進む光を前記反射層に到達する以前には板面上から放出しないように構成されていることを特徴とする導光板。
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