JP3607883B2 - 掛け止めを有する電気的接続装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続装置の技術分野、特に、ソケットとプラグとの適正な電気的接続がなされていないときに、ソケットの電気接点が互いに短絡され、これらの適正な電気的接続がなされると、前記電気接点の短絡が解除される掛け止め要素がプラグに備えられた電気接続装置に関する。
【0002】
本発明は、特に、車両の搭乗者を拘束するエアバッグシステムに適用するのに適し、このエアバッグシステムについて説明するが、本発明は、より広汎な適用が可能であり、多くの異なる環境及び各種の目的に適用することが出来る。
【0003】
【従来の技術】
エアバッグシステムは、車両の運転室内の隠れた区画部分に取り付けられたエアバッグ組立体と、電気式又は電子式制御システムと、を備えている。この制御システムは、ワイヤーハーネスによってエアバッグ組立体に接続され、該ワイヤーハーネスは、エアバッグ組立体及び制御システムを別個に取り付けた後に、これらを電気的に接続する容易な方法を許容すべく典型的な電気プラグ及びソケットからなる接続装置が設けられている。
【0004】
この接続装置は、いわゆる短絡クリップを備えている。該短絡クリップは、プラグ及びソケットが係合される前に、プラグまたはソケット内で導線を相互に電気的に短絡させ得るように配置された小さい金属要素である。かかる短絡クリップは、製造中に漏洩する電荷及び誤接続によりエアバッグ組立体が作動されることがないようにするための安全手段として設けられている。
【0005】
接続装置が正しく接続されると、前記短絡クリップによる電気的な短絡による安全手段は、非短絡位置まで移動されなければならない。米国特許第5,275,575号又は日本特許第2647336号には、このような安全装置を解除するために、掛け止め要素を備えた接続装置が開示されている。この接続装置は、プラグとソケットが完全に係合した位置となり、掛け止め要素がその掛け止め位置に移動されるまで、電気的接続装置が作用しない構造になっている。また掛け止め要素は、接続装置要素が一体となったあとで、プラグとソケットの接続が誤って外れるのを防止し得る機能を果たしている。
【0006】
このような接続装置が用いられるエアバックシステムにおいては、近年、エアバック組立体の膨出特性の観点等から、エアバックを展開するためのガス発生器に通電して着火する着火装置を、一つのエアバックに対して例えば2個有するものなどがあり、一対の電気接点2つが必要となる。すなわち、第2647336号公等に記載されるような接続装置2個を隣接するように配置したりするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合、接続装置を嵌合する動作が2回必要となり、また、2つの接続装置を誤接続することを防止するために、それぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が必要となる。そして、この接続装置が取り付けられる個所は、作業スペース的な制約が多いため、かかる嵌合位置確認作業は、作業性の点でも問題がある。また、接続スペースを効率よく設けるためには、それぞれのソケットが有する各一対の電気接点が直列に並ぶように、二つのソケットを配設調整すること等の作業も必要となる。
【0008】
そして、第2647336号公等に記載の接続装置を個別にみても、この接続装置を完全な接続状態にするためには、プラグとソケットを係合させる第1ステップの動作と、掛け止め要素を双方に対して掛け止め位置まで挿入する第2ステップの動作という二段階の動作が必要になる。また、掛け止め要素はプラグまたはソケットの一方に可撓性のアームを介して一体に設けられているため、プラグまたはソケットの一方が大きくなって取り扱い難くなる。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、一対の電気接点2つを接続する場合においても、作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する電気的接続装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する第1の発明の電気的接続装置は、(1)一対の第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するソケットと、(2)前記一対の第1電気コネクタ要素2つとそれぞれ係合する一対の第2電気コネクタ要素2つを一体に支持するプラグと、(3)前記ソケットに取り付けられた2つの短絡要素であって、前記一対の第1電気コネクタ要素2つをそれぞれ電気的に短絡させる短絡要素と、(4)前記プラグに対して第1位置で掛け止めされる掛け止め要素であって、前記プラグが前記ソケットに係合すると、前記2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退避させる第2位置まで移動可能となる一体の掛け止め要素と、を備えてなることを特徴とする。
【0011】
この構成によると、ソケットが、一対の第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するため、各一対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケットを配設すること等により、接続スペースを効率よく設けることを容易に実現できる。
また、プラグについても、一対の第2電気コネクタ要素2つを一体に支持するものであるため、接続装置を嵌合するための動作を従来の2回に対して1回と半減させることができる。
さらに、ソケットとプラグの嵌合方向を規制すること等にもより、2つの接続装置の誤接続防止のために、それぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が、そもそも不要となるため、構成部品点数の削減や、色分け等の付帯作業および嵌合位置確認作業の削減を図ることも可能になる。
そして、一体に形成された掛け止め要素によって、2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退避させることができるため、短絡解除動作も1回で完了させることができる。
したがって、一対の電気接点2つを接続する場合においても、大幅に作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する電気的接続装置を提供することができる。
【0012】
第2の発明の電気的接続装置は、第1の発明において、前記一対の第1電気コネクタ要素2つを短絡可能な前記2つの短絡要素が、一体に形成され、前記一対の第2電気コネクタ要素2つをそれぞれ受入可能な開口部を有しているものであることを特徴とする。
【0013】
この構成によると、2つの短絡要素についても一体に形成されるため、2つの短絡要素を誤って組み付けてしまうといったことを防止することができ、短絡要素の組み付け作業も1回のみで完了するため、作業性に優れた掛け止めを有する電気的接続装置を提供することができる。また、開口部にてそれぞれ第2電気コネクタ要素を有するプラグを受け入れるため、一対の電気コネクタ要素2つを有する一体に形成された接続装置において、安定した接続構造を実現することができる。
【0014】
第3の発明の電気的接続装置は、第1または第2の発明において、前記プラグを前記ソケットと係合させる方向と、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2位置に移動する方向が一致し、前記掛け止め要素を押すことにより、前記プラグが前記ソケットに係合することと、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2位置に移動することとが連続して行われることを特徴とする。
【0015】
この構成によると、掛け止め要素がプラグに対して第1位置で予め掛け止めされており、この掛け止め要素を押すことにより、プラグがソケットに係合し、同時に第1位置での掛け止めが解消され、掛け止め要素が更に第2位置に押し込まれる。この第2位置で、掛け止め要素は前記短絡要素の短絡を解消する。すなわち、プラグとソケットの接続動作と、短絡要素の短絡解除のための掛け止め要素の押し込み動作が、全体として一回の一連の動作で行うことができる。したがって、請求項1または2の場合に比して、さらに接続作業性に優れた電気的接続装置を提供することができる。
【0016】
第4の発明の電気的接続装置は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記掛け止め要素は、各々一対の略平行に延びた第1脚部と第2脚部とを有し、前記一対の第1脚部が、それぞれ前記一対の第1電気コネクタ要素2つを短絡解除可能であり、前記一対の第1脚部と略十字を結ぶ位置にそれぞれ配置される前記一対の第2脚部に、前記プラグとソケットにそれぞれ前記第1位置と第2位置にて掛け止めされることが可能な掛け止め部が形成されていることを特徴とする。
【0017】
この構成によると、掛け止め要素を介してソケットとプラグの分離を阻止するように係合されるとともに電気的に接続され、さらに、2つの短絡要素の短絡解除を同時に行うことができる構造を簡易に実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態例を以下に説明する。なお、説明の便宜のために本発明の好適な実施形態例のみを示し、本発明を限定するものではない。
【0019】
添付図面を参照すると、図1には、エアバッグシステムに用いられるコネクタ装置又は電気的接続装置1の全体的な構成が示されており、ソケット2に係合可能なプラグ3を備える接続装置が係合後の状態で示されている。
【0020】
ソケット2は、エアバッグシステムの制御システムに電気的に結合されなければならないエアバッグ着火装置(スクイブと称される場合もある)の一部として備えられている。図1においては、本体部分が図示されていないが、着火装置は2つあり、2つの各一対の導線32を通じてそれぞれ十分な電気エネルギが付与されたときに燃焼する火工装置となっている。この着火装置の燃焼により、ガス発生材料が着火され、その結果、エアバッグが展開する。
【0021】
図2は、電気的接続装置1からプラグ3を取り外した状態のソケット2を示すものであるが、このソケット2には、一体に形成された2つの短絡要素4が嵌入状態で取り付けられている。この短絡要素4は、ソケット2とプラグ3が機械的且つ電気的に係合するまで、ソケット2の接点を短絡状態にするものである。
【0022】
図8は、プラグ3を示すものであるが、このプラグ3は、制御システムに電気的に結合され、ソケット2に係合される。このプラグ3には、掛け止め要素5が図示の第1の掛け止め位置(以下、「第1位置」という)で掛け止めされた状態で保持されている。
【0023】
これらの各種の構成要素の機能及び相互の関係を以下に説明していくが、以下の説明から明らかになるように、プラグ3、短絡要素4及び掛け止め要素5は、各種の線及び接点を除いて、適当な非導電性のプラスチック材料で成形することが望ましい。
【0024】
特に、ソケット2を参照すると、このソケット2は、2つの短絡要素4を収納する長孔状の収納部11を形成する円筒状の本体10を備えるものとして、図1〜3によく示されている。この収納部11を形成する本体10は、着火装置のハウジング等のような関係する構造体内に直接、内蔵させることができる。更に、この収納部11は、分離した別個の要素として形成し、関係する構造体に追加することができる。何れの場合でも、図3に最もよく示されるように、収納部11を形成する本体10は、底壁部12で終端となり、該底壁部12からは、金属製で導電性の一対の雄型の第1電気コネクタ要素またはピン13が2つ伸長する。すなわち、ソケット2は、各2本からなる2対のピン13が全て直列に並ぶように近接して支持するものであり、これら2対のピン13は、任意の従来の方法で2つのエアバック着火装置(図示せず)のそれぞれの導線に接続され、該ピン13を介して電気エネルギを着火装置に付与することにより、該着火装置が、着火されるようにする。なお、収納部11の長孔状の形状については、図3においてよく示されるように、長孔状の外周の長軸方向に延びる周の一方のみが、一部内側に曲折するような形状に形成されている。プラグ3についても、この周形状と対応するような形状及び寸法構成とすることで、ソケット2とプラグ3とが逆嵌合となることを防止するものである。
【0025】
収納部11の入口には、傾斜面14が形成され、収納部11の内側には、周方向に連続する係止溝15が形成されている。これらの様子は、例えば、図12〜15によく示されている。これらの図はいずれも、2つの各一対の導線32の真中の位置における導線32と平行な断面で電気的接続装置1を示したものである。これらの図においてよく理解されるように、傾斜面14は、後述するプラグ3の弾性脚部41の掛け止め部42を受け止め、中心に向かう変形モーメントを生じさせる働き(図12、13参照)と、同じく後述する掛け止め要素5の第2掛け止め部55を受け止め、中心に向かう変形モーメントを生じさせる働き(図14参照)をする。係止溝15は、図14に最もよく示されるように、プラグ3の掛け止め部42を受け入れて係合状態を維持する働きと、図15に最もよく示されるように、掛け止め要素5の第2掛け止め部55を受け入れて第2の掛け止め位置(以下、「第2位置」という)に切り替わる働きをする。
【0026】
次に2つの短絡要素4について説明する。2つの短絡要素4は、収納部11内に受け入れられ、プラグ3に係合し、プラグ3の掛け止め要素5が第2位置にならないとき、その間に電気的接続状態を実現し得るようにすることにより、雄型の第1電気コネクタ要素である2対のピン13をそれぞれ短絡させる働きをする。
【0027】
図2及び図4〜7によく示されるように、2つの短絡要素4は、収納部11内にそれぞれきつく受け入れられて支持されるような寸法とした柱状のプラスチック製の本体部分16を備え、架橋部17で連なって一体に形成されている。なお、この架橋部17には補強リブ19が設けられている。そして、2つの短絡要素4は、後述するプラグ3の雌型の第2電気コネクタ要素である2つの各一対の電気端子30を支持するプラグ本体部分31をそれぞれ受入可能となる開口部18を本体部分16にそれぞれ有しており、2対のピン13も、この2つの開口部18をそれぞれ通って伸長する。この2つの開口部18は、上面と架橋部17によって接続されていない側に位置する側面が、それぞれ開口するように形成されている。
【0028】
2つの短絡要素4は、それぞれ短絡クリップ24を有しており、図4は、短絡クリップ24が短絡要素4に対して挿入される前の状態を、図5が挿入後の状態を示している。なお、この短絡要素4を上部および下部からみた図をそれぞれ示したのが、図6および図7である。これらの図によく示されるように、短絡クリップ24は、2つの短絡要素4の本体部分16内にそれぞれ保持される。この短絡クリップ24は、ばね鋼のような弾性的な導電性材料で形成される。この短絡クリップ24の一部は、両方のピン13に当接する方向に向けて偏向され、その間に電気的な短絡回路を形成する。
【0029】
図4に最もよく示すように、2つの短絡クリップ24は、それぞれ板状の基部25と、該基部25の上で折り曲げられ下方に伸長する一対の脚部26と、該一対の脚部26の各々の下方で90°折り曲げられた一対の当接部27と、を備えている。脚部26の各々は、基部25から離れる方向にステップ上に折り曲げられて偏向し、それぞれ対応する位置にあるピン13の側部に当接部27が当たって電気的に接続され得るようになっている。図5及び図6おいてよく理解されるように、基部25が、短絡要素4のスリット状の凹所28に抜けないように挿入されることにより、短絡クリップ24が短絡要素4の本体部分16内にそれぞれ保持される。
【0030】
図16および図17は、導線32およびピン13を含むいずれかの断面における電気的接続装置1を示したものであるが、短絡要素4が、収納部11内にあり、ピン13が、開口部18内を上に向けて伸長している様子を表している。そして図16においては、その下方の側面で短絡クリップ24の当接部27に当たって電気的に接続しており、図17においては、後述する掛け止め要素5が押し込まれることで、脚部26が曲がりピン13との電気的な接続が解除されている様子が表されている。
【0031】
次に、プラグ3について説明する。プラグ3の構造については、図8〜10、図16などにより良く理解される。なお、図8はプラグ3を上から、図9は下から、図10は分解斜視図を示したものである。これらの図面に図示するように、プラグ3は、下方に伸長し且つ雌型の第2電気コネクタ要素の形態の2つの各一対の電気端子30を支持する本体プラグ部分31を備えている。これらの2対の電気端子30は、それぞれ2対の導線32に電気的に接続されており、雄型の第1電気コネクタ要素である2対のピン13とそれぞれ係合して電気的に接続されるものであり、プラグ3に一体に支持されている。また、これらの電気端子30は、ピン13を受け入れ得るような構成及び寸法としてあり、2対の導線32が、互いに平行に延びるように設けられている。
【0032】
図10及び図16によく図示されるように、中央プラグ部分31に内蔵された2つの各一対の電気端子30の各々は、雌型の第2電気コネクタ要素を形成する筒状の端子部分から延長されて略L字状に向きを変え、一方を接続するための導線接続部33を有する。導線32は、絶縁外装の線であり、該導線32の端部は、該当する導線接続部33に電気的に且つ機械的に取り付けるために剥ぎ取られる。これらの線は、任意の従来の方法、通常、導線接続部33の一部を線の裸端部の周りに圧着することにより取り付けられる。2対の導線32は、プラグ3の箱状の下側部分34の空所37内に配置されたフェライトビード35をそれぞれ通って進む。該ビード35は、ノイズ除去機能を発揮するために設けられる略箱状の均質体であり、平行で円筒状の2つの貫通穴がそれぞれ設けられ、各導線32がこの貫通穴を通る。そして、導線32は、空所37の後部壁38の開口部を通って下側部分34の端から外部へと延びている。
【0033】
プラグ2の下側部分34の下面側には、略四角筒状の2つのプラグ本体部分31とともに、その間に2つのプラグ本体部分31と略十字を結ぶ位置にそれぞれ配置されて下方に伸長する2つの弾性脚部41が設けられている。2つの弾性脚部41のそれぞれ外側を向いた面には、先述したように収納部11の内側に形成された係止溝15と係合する掛け止め部42が外側に向かって凸となるように設けられている(図9、10、14参照)。したがって、この掛け止め部42は、プラグ3を適正に係合させたときに、係止溝15内に入り得るような寸法及び配置とされている。
【0034】
なお、2つのプラグ本体部分31は、ソケット2により形成される収納部11内にプラグ3を配置する剛性なフレームを提供し得るような位置決めおよび寸法とされる。そして、図10に示されるプラグ本体部分31は、凸条43を有し、この凸条43は、図2や図5などに示される凹条29に係合し得るような寸法および配置とされる。この凸条43と凹条29の係合によって、プラグ3の各電機端子30とソケット2の各ピン13との正しい接続関係が確保される。
【0035】
図10に最もよく示されるように、プラグ3は、下側部分34を包み込み、導線32に対する梱包体を提供し且つこれらの導線32に対する応力除去が可能な方法で係合する上側部分36を更に備えている。上側部分36と下側部分34とは、対向する2つの側面にそれぞれ設けられた一対の掛け止め部39a、39bが係合することにより、略直方体の一体となって、適正な関係の係合状態に係止される。また、上側部分36には、下側部分34の側面に設けられる凹部44に嵌め合うような寸法及び配置に設けられた突出部48が、下方に延在しており、上側部分36の下側部分34に対する位置決めを補助する。
【0036】
図8および図10に良く図示されるように、プラグ3の上側部分36の上面であって、プラグ本体部分31の上に対応する位置には、浅くて広い凹所45が形成されている。この凹所45の幅方向の両側には、プラグ本体部分31の側面に向かって、略L字型で互いに逆を向くように配置される一対の第1の貫通開口部46が形成されている。また、凹所45の長さ方向の両端には、一対の第1の貫通開口部46と略十字を結ぶ位置に、互いに逆を向く略凸字型の一対の第2の貫通開口部47が形成されている。これらの貫通開口部46、47に、掛け止め要素5を挿入すると、プラグ中央部分31によって支持され、且つ第1位置で掛け止めされるように作用する。これについては、さらに後述する。
【0037】
最後に、掛け止め要素5の構造について説明する。図10において掛け止め要素5は、天井部又は押圧部50と、各々一対の略平行に延びた第1脚部51と第2脚部52とを有している。一対の第1脚部51は、押圧部50の幅方向両側からそれぞれ下方に延在しており、互いに逆を向く略L字型断面を有し、プラグ3とソケット2が係合したときに、それぞれ2対の第1電気コネクタ要素13を短絡解除可能なものである。掛け止め要素5は、この一対のL字型の部分がそれぞれ一対の貫通開口部46に嵌め合うように、プラグ3に挿入される(図8参照)。そして、このときL字型を構成する2面が、それぞれプラグ本体部分31の2側面に沿って挿入される寸法および配置となっている。
【0038】
また、図10において、一対の第2脚部52は、一対の第1脚部51と略十字を結ぶ位置に配置されて、それぞれ下方に延在している。そして、この一対の第2脚部52には、外側に向かって凸となるように掛け止め部が形成されている。この掛け止め部は、それぞれ、下から順に第1掛け止め部54と第2掛け止め部55を備える。第1掛け止め部54は、外側に小さく突出する形状であり、第2掛け止め部55は、外側に大きく突出する形状となっている。なお、第1掛け止め部54は先端に段部54aが形成されている(図12等参照)。この第1掛け止め部54と第2掛け止め部55とで、それぞれプラグ3およびソケット2に対して第1位置と第2位置で掛け止めされることが可能となる。また、これら一対の第2脚部52には、更に、それぞれその両側に規制部53が平行となるように下方に延在している。
【0039】
この掛け止め要素5の一対の第2脚部52を含む断面において電気的接続装置1を示したものが、図12〜15であるが、図9、図10、及び図12などにおいてよく理解されるように、プラグ3の弾性脚部41の開口60の下端に段部61が形成されている。掛け止め要素5は、プラグ3に差し込まれた状態では、第2脚部52の段部54aが弾性脚部41の段部61に突き当たり、第1位置で掛け止めされた状態になる。このとき、掛け止め要素5の第2掛け止め部55は、開口60から外側に突き出て作動可能な状態になっている。弾性脚部41の下端内側に、内側にえぐられた掛け止め溝62が形成されている。この掛け止め溝62には、第1位置から移動してきた掛け止め要素5の第1掛け止め部54の外側への突出部が掛け止めされ、掛け止め要素5は第2位置となる。この第2位置に於ける掛け止めの程度は、掛け止め要素5をプラグ3から引き上げることにより、第1位置へ戻すことができる程度となっている。
【0040】
図10によく示されるように、第2脚部52の両側の規制部53は、第2脚部52の弾性変形を阻害しないようなスリット56を介して位置し、下方になる程厚みが薄くなるように形成されている。この規制部53は、掛け止め要素5が、プラグ3に挿入されたときに、プラグ3の弾性脚部41の内側にそれぞれ配される。そして、掛け止め要素5が、第1位置で掛け止めされた状態では、弾性脚部41の掛け止め部42の内側への変形は、この規制部52によって規制されることはない。しかし、掛け止め要素5が第2位置に移動したときには、規制部52は、厚肉の部分が下がった位置となり、掛け止め部42が係止溝15から外れようとすると、この規制部52に当たって、掛け止め部42が外れないこととなる。ただし、普通の状態では、規制部52は、弾性脚部41との間に隙間がある。そのため、掛け止め要素5の第1位置から第2位置へのスムーズな挿入移動が確保される。
【0041】
掛け止め要素5は、以上説明した構成を有することにより、プラグ3に対して第1位置で掛け止めされ、プラグ3がソケット2に係合すると、2つの短絡要素4の各短絡クリップ24を非短絡位置まで同時に退避させる第2位置まで移動可能となる。短絡クリップ24が、非短絡位置まで退避される様子が、図16および図17においてよく理解される。すなわち、掛け止め要素5が、第1位置から第2位置まで押し込まれると、第1脚部51が、短絡クリップ24の折り曲げ部分まで進出し、ピン13から当接部27を退避させ、ピン13に対する電気的短絡を解除するように働く。
【0042】
以上説明した電気的接続装置1の接続動作を図1、図2、図8、及び図11〜17により説明する。図2に示すように、2つの短絡要素4は、ソケット2の収納部11内に予め嵌入され、2対のピン13の電気的短絡を行っている。そして、図8及び図12においてよく理解されるように、プラグ3に対して掛け止め要素5が第1位置、すなわち第1掛け止め部54が段部61に当たる状態で予め掛け止めされている。このとき、図8に図示のように、掛け止め要素5の天井部50は、プラグ3の凹所45から浮き上がったままであり、その状態を目視で確認できる。
【0043】
ここで、プラグ3の上下部分34、36の側面を手で持ち、弾性脚部41の下端の平行部をソケット2の収納部11内に挿入した状態が図12によく示される。このとき、弾性脚部41の掛け止め部42が、収納部11の入口の傾斜面14に当たって停止している。この状態から、例えば、親指を使って、掛け止め要素5の天井部50を押すと、弾性脚部41の内側に向かうモーメントが作用する。そして、図13に示されるように、弾性脚部41と第2脚部52を内側に曲げ、弾性脚部41の掛け止め部42が係止溝15内に嵌まる。このとき、掛け止め要素5の規制部53は、上方にあって、弾性脚部41の変形を規制しない。
【0044】
図14に図示されるように、弾性脚部41の掛け止め部42が係止溝15内に嵌まると、その時点で掛け止め要素5の第2掛け止め部55が収納部11の入口の傾斜面14と干渉しており、第2脚部52の第1掛け止め部54は弾性脚部41の段部61からはなれている。このとき、第2脚部52に対して内側に向かうモーメントが作用するため、掛け止め要素5の天井部50を押す動作が引き続いて作用すると、掛け止め要素5が更に下がる。
【0045】
そして、図15に示されるよに、第2脚部52の第2掛け止め部55が係止溝15内に収まり、第2脚部52の第1掛け止め部54が掛け止め溝62に掛け止めされる第2位置となる。また、図示しないが、掛け止め要素5の規制部53の厚肉部分が下がった状態となり、掛け止め部42が係止溝15から外れようとする動きを規制し、プラグ3は、ソケット2から外れなくなる。この第2位置では、掛け止め要素5の天井部50が、図11にてよく理解されるように、プラグ3の凹所45内に沈み込み、ソケット2とプラグ3との機械的係合が完全に終了したことが目視で確認できる。
【0046】
図16において、ソケット2とプラグ3が係合し、掛け止め要素5が更に押し込まれる前の状態が示されている。このとき、掛け止め要素5の第1脚部51の先端は、短絡クリップ24の途中のステップ状の折り曲げ部に届いておらず、その結果、当接部27がピン13の側面に当たって短絡状態が続いている。そして、掛け止め要素5が更に押し込まれて、完全に機械的に係合している状態を示している断面図を示したのが図17だが、このとき、掛け止め要素5の第1脚部51の先端は、短絡クリップ24の途中のステップ状の折り曲げ部を延ばし、その結果、当接部27がピン13の側面から離れ、ピン13の短絡状態が解除され、電気的嵌合も完全に終了する。
【0047】
このように、プラグ3をソケット2と係合させる方向と、掛け止め要素5が第1位置から第2位置に移動する方向が一致し、掛け止め要素5を押すことにより、プラグ3がソケット2に係合することと、掛け止め要素5が第1位置から第2位置に移動することが連続して行われることになる。したがって、掛け止め要素5を押すという一回の動作によって、プラグ3とソケット2との機械的係合と電気的嵌合とが完全に終了する。ソケット2にプラグ3の機械的係合が完了すると、掛け止め要素5を第2位置から第1位置に戻さない限り、プラグ3をソケット2から取り出すことは不可能である。
【0048】
以上説明したように、本実施形態例に係る電気的接続装置1によると、ソケット2が、2対の第1電気コネクタ要素13を近接して支持するため、そもそも各一対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケットを配設調整すること等が不要となる。そのため、接続スペースを効率よく設けることを容易に実現できる。
また、プラグ3についても、2対の第2電気コネクタ要素30を一体に支持するものであるため、接続装置を嵌合するための動作を従来の2回に対して1回と半減させることができる。
さらに、2つの接続装置の誤接続防止のために、それぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が、そもそも不要となるため、構成部品点数の削減や、色分け等の付帯作業および嵌合位置確認作業の削減を図ることも可能になる。
そして、一体に形成された掛け止め要素5によって、2つの短絡要素4を非短絡位置まで同時に退避させることができるため、短絡解除動作も1回で完了させることができる。
したがって、一対の電気接点2つを接続する場合においても、大幅に作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する電気的接続装置を提供することができる。
【0049】
また、本発明は、好適な実施形態例に関して説明したが、当然、本明細書を読み且つ理解することにより、変形例及び応用例が明らかになるであろう特許請求の範囲に含まれるものに係る変形例及び応用例、及びその均等物は、全て本発明の範囲に包含することを意図するものである。
【0050】
例えば、各短絡クリップ24における一対の脚部26が一枚の板状であってもよい。また、脚部26の先端部に90度折り曲げられて形成さている一対の当接部27は、本実施形態例に示すような形状でなくてもよく、脚部26が直接ピン13に接するような形状であってもよい。
【0051】
また、2つの短絡要素4は、一体に形成されているものであれば、必ずしも本実施形態例に示すように、架橋部17で連結される構造でなくてもよく、例えば、一つの楕円柱状などに形成されるものなどであってもよい。
【0052】
また、本発明に係る掛け止め要素5は、本発明に係る電気的接続装置のように、連続した一連の動作で、掛け止め及び短絡を解除するものだけでなく、従来のように、掛け止めと短絡の解除とが異なる動作によって行われる電気的接続装置に対しても適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
第1の発明によると、ソケットが、一対の第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するため、各一対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケットを配設すること等により、接続スペースを効率よく設けることを容易に実現できる。
また、プラグについても、2対の第2電気コネクタ要素を一体に支持するものであるため、接続装置を嵌合するための動作を従来の2回に対して1回と半減させることができる。
さらに、2つの接続装置の誤接続防止のために、それぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が、そもそも不要となるため、構成部品点数の削減や、色分け等の付帯作業および嵌合位置確認作業の削減を図ることも可能になる。
そして、一体に形成された掛け止め要素によって、2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退避させることができるため、短絡解除動作も1回で完了させることができる。
したがって、2対の電気接点を接続する場合においても、大幅に作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する電気的接続装置を提供することができる。
【0054】
第2の発明によると、2つの短絡要素についても一体に形成されるため、2つの短絡要素を誤って組み付けてしまうといったことを防止することができ、短絡要素の組み付け作業も1回のみで完了するため、作業性に優れた掛け止めを有する電気的接続装置を提供することができる。また、各開口部にてそれぞれ第2電気コネクタ要素を有するプラグを受け入れるため、1対の電気コネクタ要素2つを有する一体に形成された接続装置において、安定した接続構造を実現することができる。
【0055】
第3の発明によると、掛け止め要素がプラグに対して第1位置で予め掛け止めされており、この掛け止め要素を押すことにより、プラグがソケットに係合し、同時に第1位置での掛け止めが解消され、掛け止め要素が更に第2位置に押し込まれる。この第2位置で、掛け止め要素は前記短絡要素の短絡を解消する。すなわち、プラグとソケットの接続動作と、短絡要素の短絡解除のための掛け止め要素の押し込み動作が、全体として一回の一連の動作で行うことができる。したがって、請求項1または2の場合に比して、さらに接続作業性に優れた電気的接続装置を提供することができる。
【0056】
第4の発明によると、掛け止め要素を介してソケットとプラグの分離を阻止するように係合されるとともに電気的に接続され、さらに、2つの短絡要素の短絡解除を同時に行うことができる構造を簡易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態例に係る電気的接続装置の全体的な構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態例に係る電気的接続装置のソケット及び短絡要素の斜視図である。
【図3】本実施形態例に係る電気的接続装置のソケットの斜視図である。
【図4】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素の斜視図である。
【図5】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素の斜視図である。
【図6】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素の斜視図である。
【図7】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素の斜視図である。
【図8】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの斜視図である。
【図9】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの斜視図である。
【図10】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの分解斜視図である。
【図11】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの斜視図である。
【図12】本実施形態例に係る電気的接続装置におけるプラグのソケットへの係合の初期状態を示す断面図である。
【図13】本実施形態例に係る電気的接続装置におけるプラグのソケットへの係合の途中状態を示す断面図である。
【図14】本実施形態例に係る電気的接続装置におけるプラグのソケットへの係合の途中状態を示す断面図である。
【図15】本実施形態例に係る電気的接続装置におけるプラグのソケットへの係合の完了状態を示す図である。
【図16】図14に対応し、プラグのソケットへの係合の途中状態を示す別断面図である。
【図17】図15に対応し、プラグのソケットへの係合の途中状態を示す別断面図である。
【符号の説明】
1 電気的接続装置
2 ソケット
3 プラグ
4 短絡要素
5 掛け止め要素
11 収納部
13 ピン(第1電気コネクタ要素)
14 傾斜面
15 係止溝
16 本体部分
17 架橋部
18 開口部
24 短絡クリップ
30 電気端子(第2電気コネクタ要素)
31 プラグ本体部分
32 導線
41 弾性脚部
42 掛け止め部
50 天井部(押圧部)
51 第1脚部
52 第2脚部
54 第1掛け止め部
55 第2掛け止め部
60 開口
61 段部
62 掛け止め溝
Claims (1)
- エアバッグを展開するためのガス発生器に通電して着火する着火装置を1つのエアバッグに対して2個有するエアバッグシステムに用いられる電気的接続装置であって、
(1)一対の第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するソケットと、
(2)前記一対の第1電気コネクタ要素2つとそれぞれ係合する一対の第2電気コネクタ要素2つを一体に支持するプラグと、
(3)前記ソケットに取り付けられた2つの短絡要素であって、前記一対の第1電気コネクタ要素2つをそれぞれ電気的に短絡させる短絡要素と、
(4)前記プラグに対して第1位置で掛け止めされる掛け止め要素であって、前記プラグが前記ソケットに係合すると、前記2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退避させる第2位置まで移動可能となる一体の掛け止め要素と、を備え、
前記一対の第1電気コネクタ要素2つを短絡可能な前記2つの短絡要素は、架橋部で連なって一体に形成され、前記一対の第2電気コネクタ要素2つをそれぞれ受入可能な開口部を有し、
前記プラグを前記ソケットと係合させる方向と、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2位置に移動する方向が一致し、前記掛け止め要素を押すことにより、前記プラグが前記ソケットに係合することと、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2位置に移動することとが連続して行われ、
前記掛け止め要素は、各々一対の略平行に延びた第1脚部と第2脚部とを有し、前記一対の第1脚部が、当該掛け止め要素の天井部の幅方向両側からそれぞれ下方に延在するとともにそれぞれ前記一対の第1電気コネクタ要素2つを短絡解除可能であり、前記一対の第1脚部を結ぶ線と略十字を結ぶ線上の位置にそれぞれ配置される前記一対の第2脚部に、前記プラグとソケットにそれぞれ前記第1位置と第2位置にて掛け止めされることが可能な掛け止め部が形成されている電気的接続装置。
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