JP3605469B2 - 通信方法、通信端末装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、通信回線を介して行われる通信接続に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、PCから通信ネットワークへ接続するに際しては、通信ネットワーク内の1接続点に対して接続を試み、その接続点に接続できない場合は、同一接続点に対してしばらく時間をおいて再接続するか、改めて代替の接続点を指定して接続動作を行っていた。
これに関連して、さまざまな接続方式が提案されている。そのような接続方式を大別すると、次のとおりである。
【0003】
(a) オート・リダイアル方式
この方式は、登録されている電話番号による接続が、失敗した場合、この登録されている番号で再度接続動作を行う方法がある。また、これに関連して、特開平6−233005号公報には、電話回線に接続する場合、オート・リダイアルに関しては火災、盗難等の非常の場合を除いてリダイアルの回数は3分間に2回以内という法的な規制が設けられているため、これに違反するリダイアル間隔のダイアルコマンドを無視する方法が開示されている。このようなオート・リダイアルによる方法は、別の接続点への接続は、改めて代替の接続点を指定して接続動作を行う必要があった。
【0004】
(b) 代替の番号と交互にダイアルする方法
これは、第1(正)の接続先のアドレスと、第2(副)の接続先のアドレスとを登録しておき、まず、第1の接続先の接続動作を行い、第1の接続先の接続が失敗した場合、第2の接続先の接続動作を行う方式である。しかし、この方法は、第1の接続先が第2の接続先よりも接続する可能性の低いものであっても、まず、第1の接続先の接続動作を行うこととなり、迅速な接続を図れず、無駄な電話番号の発信により、電話交換機の混雑の原因となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、簡単な操作で迅速にネットワーク上の接続点に接続する方法を提供することにある。
【0006】
この発明の他の目的は、公衆電話回線を介した接続に際し、接続に要するダイアル回数を少なくすることによって、電話局側の負担を軽減することのできるシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、通信機能を有するパーソナル・コンピュータ(PC)等の通信端末から通信ネットワークへの接続を行うにあたり、過去の接続動作プロセスによって得られた経験情報に基づいて複数の接続点から最も接続の可能性の高い1つの接続点が選択され、接続動作が行われる。
【0008】
本発明の1の態様においては、通信端末本体側で、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する段階と、通信端末本体側で、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階と、通信端末本体側で、選択された接続点へのダイアルコマンドを、アドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する段階と、モデム側で、ダイアルコマンドを受領する段階と、モデム側で、選択された接続点にダイアル発信を行う段階と、モデム側で、選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、通信端末本体に送信する段階と、通信端末本体側で、応答コマンドを受領する段階と、通信端末本体側で、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、選択された接続点との通信を確立する段階と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、通信端末本体側で、更新された複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する段階と、再度接続動作を行う段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するためのダイアルコマンドを生成する機能を有する通信端末本体と、ダイアル発信機能を有するモデムとを備える通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0009】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する段階と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階と、選択された接続点へのダイアルコマンドを、アドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する段階と、モデムからの応答コマンドを受領する段階と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、選択された接続点との通信を確立する段階と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、更新された複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から接続コマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0010】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択する段階と、選択された接続点への接続コマンドを生成する段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0011】
本発明の他の態様においては、第1の接続コマンドを第1の接続点のアドレス情報に基づいて生成する段階と、第1の接続点に接続するための接続コマンドによって、第1の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する段階と、第1の接続点との接続が成功した場合、第1の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第1の接続点との接続が失敗した場合、第1の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第2の接続コマンドを第2の接続点のアドレス情報に基づいて生成する段階と、第2の接続点に接続するための接続コマンドによって、第2の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する段階と、第2の接続点との接続が成功した場合、第2の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第2の接続点との接続が失敗した場合、第2の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階とを含む第1の接続点と、第2の接続点のアドレス情報を格納し、第1の接続点及び第2の接続点に接続するための第1の接続コマンドおよび第2の接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0012】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する記憶装置と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段と、選択された接続点へのダイアルコマンドを生成する手段と、ダイアルコマンドをモデムに送信する手段と、ダイアルコマンドを受領し、選択された接続点にダイアル発信を行う手段と、選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、通信端末本体に送信する手段とを有するモデムと、応答コマンドを受領する手段と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、選択された接続点との通信を確立する手段と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段とを含むダイアル発信機能を有するモデムと、ネットワーク上の複数の接続点の内のいずれかの接続点を選択的に接続するためのダイアルコマンドを生成する通信端末本体とを有する通信端末装置が提供される。
【0013】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する記憶装置と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段と、選択された接続点へのダイアルコマンドをアドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する手段と、モデムからの応答コマンドを受領する手段と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、選択された接続点との通信を確立する手段と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から接続コマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置が提供される。
【0014】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択する手段と、選択された接続点への接続コマンドを前記アドレス情報に基づいて生成する手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段とを有する通信端末装置が提供される。
【0015】
本発明の他の態様においては、第1の接続コマンドを第1の接続点のアドレス情報に基づいて生成する手段と、第1の接続点に接続するための接続コマンドによって、第1の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する手段と、第1の接続点との接続が成功した場合、第1の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第1の接続点との接続が失敗した場合、第1の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第2の接続コマンドを第2の接続点のアドレス情報に基づいて生成する手段と、第2の接続点に接続するための接続コマンドによって、第2の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する手段と、第2の接続点との接続が成功した場合、第2の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第2の接続点との接続が失敗した場合、第2の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段とを含む第1の接続点と、第2の接続点のアドレス情報を格納し、第1の接続点及び第2の接続点に接続するための第1の接続コマンドおよび第2の接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置が提供される。
【0016】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択することを通信端末装置に指示するプログラムコード手段と、選択された接続点への接続コマンドを、アドレス情報に基づいて生成することを通信端末装置に指示するプログラムコード手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段とを有する通信端末装置に対し、複数の接続点の内の1つの接続点への接続を指示するための通信制御プログラムを格納する記憶媒体が提供される。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1を参照すると、本発明を実施するためのハードウェア構成の概観図が示されている。システムは、中央処理装置(CPU)1とメモリ4とを含んでいる。CPU1とメモリ4は、バス2を介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置13とを接続してある。フロッピーディスク装置(またはMO、CD−ROM等の駆動装置)20はフロッピーディスクコントローラ19を介してバス2へ接続されている。
【0018】
フロッピーディスク装置(またはMO、CD−ROM等の駆動装置)20には、フロッピーディスク(またはMO、CD−ROM等の媒体)が挿入され、このフロッピーディスク等やハードディスク装置13、ROM14には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・プログラムのコードを記録することができ、メモリ4にロードされることによって実行される。このコンピュータ・プログラムのコードは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0019】
システムは更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)7またはキーボード6や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ12がある。また、パラレルポート16を介してプリンタを接続することや、シリアルポート15を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート15およびモデムまたは通信アダプタ18を介して他のコンピュータと通信を行うことが可能である。従って、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、やワークステーションやこれらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。
【0020】
オペレーティング・システムとしては、Windows(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものが望ましいが、本発明は、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの登録商標)などのキャラクタ・ベース環境でも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0021】
B.システム構成
次に、図2のブロック図を参照して、本発明のシステム構成について説明する。尚、図2で個別のブロックで示されている接続先記憶部106、接続経験記憶部107の要素は、図1のハードディスク13等の記憶装置に、個別にまたは集合的に、データ・ファイルまたはプログラム・ファイルとして格納されている。制御部108は、図1に示す、メインCPU1とハードディスク13等の記憶媒体に格納され、メインメモリ4に呼び出される制御プログラムが共同して動作することによって、実現される。
【0022】
これらの記憶媒体には、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、PD、ネットワークに接続された記憶装置等がある。プログラムコードは複数に分割し複数の媒体に格納することもできる。また、このプログラムは圧縮して媒体に格納することも可能である。この記憶媒体は、フロッピーディスクドライブ等の各種ドライブや、モデム、シリアルポート等を介してシステムにロードされる。
【0023】
接続部109は、制御部から、ダイアルコマンドを受領し、ダイアルコマンドを発信する機能を有する。本願発明の好適な実施例においては、シリアルポート15を介して接続されるモデムによって実現される。但し、接続部は、公衆回線に接続可能な一般的なモデムには限定されず、ネットワーク101と接続するため、複数の接続点の中の1つの接続点に接続するためのあて先情報を発信する機能を有するものであればよい。図において、接続部109は、接続点102,103,104に接続するための信号を発信することができる。本発明の好適な実施例においては、各接続点102,103,104はネットワーク上に存在するインターネットプロバイダーであるが、本発明の接続点は、これに限定されず、例えば、同一の構内に存在するFAX装置であったり、複数のPC等の通信端末装置であってもよい。
【0024】
図3は本発明の好適な実施例である接続点への接続手順を示すフローチャートである。ユーザや、システムからの接続要求を検出することによって開始する(ステップ301)。まず、後述する本発明のダイアルコマンド選定ルーチンによって、現時点で最も接続する可能性の高い接続点を選択し、ダイアルコマンドを生成する(ステップ303)。具体的には制御部108が、接続先記憶部106と、接続経験記憶部107と共同して動作することによって実施される。そして、制御部108は、このダイアルコマンドを接続部109へ送出する(ステップ305)。
【0025】
接続部109は制御部108から送出された、ダイアルコマンドを確認し(ステップ307)、このコマンドに対応した接続点に接続するためのダイアル発信を行う(ステップ309)。接続部109は、接続点側からの「BUSY」を示す信号を受信した場合や応答信号を受信できなかった場合等、接続に失敗した場合は、通信接続失敗を示す応答コマンドを送出し、接続の確認を示す信号等を受信した場合、通信接続成功を示す応答コマンドを制御部108側へ送出する(ステップ311)。
【0026】
制御部108は、接続部109側から送出された、応答コマンドの受領を確認し(ステップ313)、応答コマンドの内容から、通信接続が成功したか失敗したかという判定を行う(ステップ315)。通信接続の成功を示す応答コマンドであった場合は、後述する接続経験情報記憶部107の接続経験情報を更新し(ステップ321)、公知の手法によって通信の確立を行う(ステップ323)。
【0027】
通信接続の失敗を示す応答コマンドであった場合は、後述する経験情報を更新し(ステップ317)、接続動作の継続を行うか否かを判断する(ステップ319)。具体的には、ダイアル発信回数をカウントし、所定の回数を超えた場合、その後の接続動作を断念する等を判断することによって実現可能である。
【0028】
次に、本発明の好適な実施例における接続経験情報および、その更新方法について説明する。表1は本発明の好適な実施例において管理されている接続経験情報である。表に示すように、接続点A(102)、接続点B(103)、接続点C(104)の各々について、呼出し回数、回線接続回数、接続点接続回数、サーバ接続回数、ダイアル回数、ダイアル総数が管理されている。
【0029】
【表1】
【0030】
表1において、呼出し回数は、各ダイアル発信毎に呼出し音の回数を加算していった値であり、接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で110回の呼出し音が観測されたことを意味する。
【0031】
また、回線接続回数は、過去ダイアル発信を行った内、何回回線接続に成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で96回の回線接続に成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したモデムの場合、ダイアルした相手側が応答した状態を意味する。通話中、所定の回数または、所定の時間経過しても呼出に応答しない場合は、回線接続失敗となる。
【0032】
接続点接続回数は、接続点との論理的接続に、何回成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で94回の論理的接続に成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したモデムの場合、ダイアルした相手側が応答し、かつ、相手側のモデムとの通信を確立した状態を意味する。電話番号の誤りによって人間が応答した場合や、何らかの原因によって、相手側のモデムが応答できない場合は、接続点接続失敗となる。
【0033】
サーバ接続回数は、過去ダイアル発信を行った内、何回相手側のコンピュータの所望のデータにアクセスすることに成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で92回のデータアクセスに成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したインターネット上のサーバへのダイアルアップIP接続の場合、インターネット上のサーバにアクセスした状態を意味する。サーバや、サーバにアクセスするための経路に、何らかの原因があって、サーバにアクセスできない場合は、サーバ接続失敗となる。
【0034】
そして、単に「回数」とある数字は、一連の接続動作において、その接続点への接続動作を行った回数を示す値である。この「回数」は図3における、「スタート」の状態で初期設定されており、各接続点の回数は0となっている。また、接続が成功したか失敗したかを判断するステップ(ステップ315)で成功しなかったと判断された場合は、その成功しなかった接続点に対応した「回数」が1増分される(ステップ317)。表1において、接続点A、及び接続点Bへの接続動作が行われた状態を示している。
【0035】
図3のステップ315の接続失敗の判断が行われた場合、制御部108は表1の総数を1増加しかた数値に更新する(図3、ステップ317)。また、接続成功の判断が行われた場合、制御部108は表1の回線接続回数と総数を1増加しかた数値に更新し、呼出回数を呼出に要した回数増加させる(図3、ステップ317)。なお、図3の通信の確立を行うステップ323において、制御部108は、接続点接続、サーバ接続が行われたか否かを判断し、成功した場合は、表1の接続点接続、サーバ接続の各回数を増加させる。図3においては、接続点接続、サーバ接続が失敗した場合のリダイアル処理を行っていないが、失敗した場合、ダイアルコマンド選定ステップ303以下の処理を再び行ってもよい。
【0036】
【表2】
【0037】
表2は、各接続の平均成功回数を示す表である。例えば、接続点Aへの回線接続の平均成功回数は0.96回となる。本発明の好適な実施例においては、このような接続経験情報から、現時点で最も、接続の可能性が高いと思われる接続点を選択する。回線接続回数、接続点接続回数、サーバ接続回数等のいずれの段階における接続経験を使用して、次に接続動作を行う接続点の選択を行うかは、設計段階で種々変更可能な事項である。最も簡単な方法の1つは、接続点接続回数またはその平均成功回数の順番付けを行って、その順番に、繰り返し、接続動作を行っていく方法である。
【0038】
他の代替案を示すと、まず、表1及び2に示す回数情報を使用し、例えば、回数が最も小さく、回線接続回数またはその平均成功回数が最も小さいものを選択し、その接続点を最も接続の可能性の高い接続点として選択する方法がある。
【0039】
また、例えば、接続点の各々について評価値を次の式によって算出し、評価値の最も大きいものを接続の可能性の最も高い接続点と評価する方法もある。
評価値 = 接続点接続平均成功回数 / (回数+C)
【0040】
この評価値の計算において、接続点接続平均成功回数は、平均成功回数ではなく、接続点接続回数を用いても良く、また、回線接続回数、サーバ接続回数等を用いてもよい。Cは0で除算を行うことを防止するための定数である。
【0041】
また、この評価値を呼出し回数を考慮して計算すると、
評価値 = 呼出し回数 × 接続点接続平均成功回数 / (回数+C)
となる。このような評価値に乱数を乗じた後、評価を行ってもよい。
【0042】
さらに、各接続段階に達するまでの平均所要時間すなわち、ダイアルコマンドを生成し、モデム側に送信してから、各接続段階に達したことを示す信号を受領するまでの時間等の接続に要する時間を測定し、そのような時間を上記各種接続回数情報の代わりに使用することによっても最も接続の可能性の高いと推定される接続点を選択することはできる。
【0043】
このような最も接続の可能性の高いと推定される接続点を選択する方法においては、評価値を算出する関数式を設計段階で種々変更を行うことでき、かかる変更は、当業者にとって容易に行うことができる事項である。また、本発明の好適な実施例においては、接続点の変更を行っているが、接続コマンドに使用するユーザIDを変更することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な操作で迅速にネットワーク上の接続点に接続することが可能になるという効果が得られる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】処理要素のブロック図である。
【図3】本発明の通信手順を示すフローチャートである。
【0046】
【符号の説明】
101 ネットワーク
102,103,104 接続点
105 通信端末装置
106 接続記憶部
107 接続経験記憶部
108 制御部
109 接続部
【産業上の利用分野】
この発明は、通信回線を介して行われる通信接続に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、PCから通信ネットワークへ接続するに際しては、通信ネットワーク内の1接続点に対して接続を試み、その接続点に接続できない場合は、同一接続点に対してしばらく時間をおいて再接続するか、改めて代替の接続点を指定して接続動作を行っていた。
これに関連して、さまざまな接続方式が提案されている。そのような接続方式を大別すると、次のとおりである。
【0003】
(a) オート・リダイアル方式
この方式は、登録されている電話番号による接続が、失敗した場合、この登録されている番号で再度接続動作を行う方法がある。また、これに関連して、特開平6−233005号公報には、電話回線に接続する場合、オート・リダイアルに関しては火災、盗難等の非常の場合を除いてリダイアルの回数は3分間に2回以内という法的な規制が設けられているため、これに違反するリダイアル間隔のダイアルコマンドを無視する方法が開示されている。このようなオート・リダイアルによる方法は、別の接続点への接続は、改めて代替の接続点を指定して接続動作を行う必要があった。
【0004】
(b) 代替の番号と交互にダイアルする方法
これは、第1(正)の接続先のアドレスと、第2(副)の接続先のアドレスとを登録しておき、まず、第1の接続先の接続動作を行い、第1の接続先の接続が失敗した場合、第2の接続先の接続動作を行う方式である。しかし、この方法は、第1の接続先が第2の接続先よりも接続する可能性の低いものであっても、まず、第1の接続先の接続動作を行うこととなり、迅速な接続を図れず、無駄な電話番号の発信により、電話交換機の混雑の原因となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、簡単な操作で迅速にネットワーク上の接続点に接続する方法を提供することにある。
【0006】
この発明の他の目的は、公衆電話回線を介した接続に際し、接続に要するダイアル回数を少なくすることによって、電話局側の負担を軽減することのできるシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、通信機能を有するパーソナル・コンピュータ(PC)等の通信端末から通信ネットワークへの接続を行うにあたり、過去の接続動作プロセスによって得られた経験情報に基づいて複数の接続点から最も接続の可能性の高い1つの接続点が選択され、接続動作が行われる。
【0008】
本発明の1の態様においては、通信端末本体側で、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する段階と、通信端末本体側で、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階と、通信端末本体側で、選択された接続点へのダイアルコマンドを、アドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する段階と、モデム側で、ダイアルコマンドを受領する段階と、モデム側で、選択された接続点にダイアル発信を行う段階と、モデム側で、選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、通信端末本体に送信する段階と、通信端末本体側で、応答コマンドを受領する段階と、通信端末本体側で、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、選択された接続点との通信を確立する段階と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、通信端末本体側で、更新された複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する段階と、再度接続動作を行う段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するためのダイアルコマンドを生成する機能を有する通信端末本体と、ダイアル発信機能を有するモデムとを備える通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0009】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する段階と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階と、選択された接続点へのダイアルコマンドを、アドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する段階と、モデムからの応答コマンドを受領する段階と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、選択された接続点との通信を確立する段階と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する段階と、更新された複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から接続コマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0010】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択する段階と、選択された接続点への接続コマンドを生成する段階とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納し、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0011】
本発明の他の態様においては、第1の接続コマンドを第1の接続点のアドレス情報に基づいて生成する段階と、第1の接続点に接続するための接続コマンドによって、第1の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する段階と、第1の接続点との接続が成功した場合、第1の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第1の接続点との接続が失敗した場合、第1の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第2の接続コマンドを第2の接続点のアドレス情報に基づいて生成する段階と、第2の接続点に接続するための接続コマンドによって、第2の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する段階と、第2の接続点との接続が成功した場合、第2の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階と、第2の接続点との接続が失敗した場合、第2の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する段階とを含む第1の接続点と、第2の接続点のアドレス情報を格納し、第1の接続点及び第2の接続点に接続するための第1の接続コマンドおよび第2の接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置において実行される方法が提供される。
【0012】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する記憶装置と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段と、選択された接続点へのダイアルコマンドを生成する手段と、ダイアルコマンドをモデムに送信する手段と、ダイアルコマンドを受領し、選択された接続点にダイアル発信を行う手段と、選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、通信端末本体に送信する手段とを有するモデムと、応答コマンドを受領する手段と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、選択された接続点との通信を確立する手段と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段とを含むダイアル発信機能を有するモデムと、ネットワーク上の複数の接続点の内のいずれかの接続点を選択的に接続するためのダイアルコマンドを生成する通信端末本体とを有する通信端末装置が提供される。
【0013】
本発明の他の態様においては、複数の接続点の各々に対応した複数の接続経験情報を保持する記憶装置と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段と、選択された接続点へのダイアルコマンドをアドレス情報に基づいて生成し、モデムに送信する手段と、モデムからの応答コマンドを受領する手段と、応答コマンドに基づいて、選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、選択された接続点との通信を確立する手段と、選択された接続点との接続が成功しなかった判断された場合、通信端末本体側で、複数の接続経験情報の内の選択された接続点に対応した接続経験情報を応答コマンドに基づいて更新する手段と、複数の接続経験情報に基づいて、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から接続コマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置が提供される。
【0014】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択する手段と、選択された接続点への接続コマンドを前記アドレス情報に基づいて生成する手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段とを有する通信端末装置が提供される。
【0015】
本発明の他の態様においては、第1の接続コマンドを第1の接続点のアドレス情報に基づいて生成する手段と、第1の接続点に接続するための接続コマンドによって、第1の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する手段と、第1の接続点との接続が成功した場合、第1の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第1の接続点との接続が失敗した場合、第1の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第1の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第2の接続コマンドを第2の接続点のアドレス情報に基づいて生成する手段と、第2の接続点に接続するための接続コマンドによって、第2の接続点との接続が成功したか失敗したかを判定する手段と、第2の接続点との接続が成功した場合、第2の接続点との接続が成功したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段と、第2の接続点との接続が失敗した場合、第2の接続点との接続が失敗したことを示す情報を、第2の接続点のアドレスと関連付けて格納する手段とを含む第1の接続点と、第2の接続点のアドレス情報を格納し、第1の接続点及び第2の接続点に接続するための第1の接続コマンドおよび第2の接続コマンドを生成する手段を有する通信端末装置が提供される。
【0016】
本発明の他の態様においては、第1の接続点に接続した第1の接続経験情報と、第2の接続点に接続した第2の接続経験情報とに基づいて、現在最も接続の可能性が高い接続点を選択することを通信端末装置に指示するプログラムコード手段と、選択された接続点への接続コマンドを、アドレス情報に基づいて生成することを通信端末装置に指示するプログラムコード手段とを含む複数の接続点のアドレス情報を格納する記憶装置と、複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段とを有する通信端末装置に対し、複数の接続点の内の1つの接続点への接続を指示するための通信制御プログラムを格納する記憶媒体が提供される。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1を参照すると、本発明を実施するためのハードウェア構成の概観図が示されている。システムは、中央処理装置(CPU)1とメモリ4とを含んでいる。CPU1とメモリ4は、バス2を介して、補助記憶装置としてのハードディスク装置13とを接続してある。フロッピーディスク装置(またはMO、CD−ROM等の駆動装置)20はフロッピーディスクコントローラ19を介してバス2へ接続されている。
【0018】
フロッピーディスク装置(またはMO、CD−ROM等の駆動装置)20には、フロッピーディスク(またはMO、CD−ROM等の媒体)が挿入され、このフロッピーディスク等やハードディスク装置13、ROM14には、オペレーティングシステムと協働してCPU等に命令を与え、本発明を実施するためのコンピュータ・プログラムのコードを記録することができ、メモリ4にロードされることによって実行される。このコンピュータ・プログラムのコードは圧縮し、または、複数に分割して、複数の媒体に記録することもできる。
【0019】
システムは更に、ユーザ・インターフェース・ハードウェアを備えたシステムとすることができ、ユーザ・インターフェース・ハードウェアとしては、例えば、入力をするためのポインティング・デバイス(マウス、ジョイスティック等)7またはキーボード6や、視覚データをユーザに提示するためのディスプレイ12がある。また、パラレルポート16を介してプリンタを接続することや、シリアルポート15を介してモデムを接続することが可能であり、シリアルポート15およびモデムまたは通信アダプタ18を介して他のコンピュータと通信を行うことが可能である。従って、本発明は、通常のパーソナルコンピュータ(PC)、やワークステーションやこれらの組合せによって実施可能であることを容易に理解できるであろう。ただし、これらの構成要素は例示であり、その全ての構成成要素が本発明の必須の構成要素となるわけではない。
【0020】
オペレーティング・システムとしては、Windows(マイクロソフトの商標)、OS/2(IBMの商標)、AIX(IBMの商標)上のX−WINDOWシステム(MITの商標)などの、標準でGUIマルチウインドウ環境をサポートするものが望ましいが、本発明は、PC−DOS(IBMの商標)、MS−DOS(マイクロソフトの登録商標)などのキャラクタ・ベース環境でも実現可能であり、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではない。
【0021】
B.システム構成
次に、図2のブロック図を参照して、本発明のシステム構成について説明する。尚、図2で個別のブロックで示されている接続先記憶部106、接続経験記憶部107の要素は、図1のハードディスク13等の記憶装置に、個別にまたは集合的に、データ・ファイルまたはプログラム・ファイルとして格納されている。制御部108は、図1に示す、メインCPU1とハードディスク13等の記憶媒体に格納され、メインメモリ4に呼び出される制御プログラムが共同して動作することによって、実現される。
【0022】
これらの記憶媒体には、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、PD、ネットワークに接続された記憶装置等がある。プログラムコードは複数に分割し複数の媒体に格納することもできる。また、このプログラムは圧縮して媒体に格納することも可能である。この記憶媒体は、フロッピーディスクドライブ等の各種ドライブや、モデム、シリアルポート等を介してシステムにロードされる。
【0023】
接続部109は、制御部から、ダイアルコマンドを受領し、ダイアルコマンドを発信する機能を有する。本願発明の好適な実施例においては、シリアルポート15を介して接続されるモデムによって実現される。但し、接続部は、公衆回線に接続可能な一般的なモデムには限定されず、ネットワーク101と接続するため、複数の接続点の中の1つの接続点に接続するためのあて先情報を発信する機能を有するものであればよい。図において、接続部109は、接続点102,103,104に接続するための信号を発信することができる。本発明の好適な実施例においては、各接続点102,103,104はネットワーク上に存在するインターネットプロバイダーであるが、本発明の接続点は、これに限定されず、例えば、同一の構内に存在するFAX装置であったり、複数のPC等の通信端末装置であってもよい。
【0024】
図3は本発明の好適な実施例である接続点への接続手順を示すフローチャートである。ユーザや、システムからの接続要求を検出することによって開始する(ステップ301)。まず、後述する本発明のダイアルコマンド選定ルーチンによって、現時点で最も接続する可能性の高い接続点を選択し、ダイアルコマンドを生成する(ステップ303)。具体的には制御部108が、接続先記憶部106と、接続経験記憶部107と共同して動作することによって実施される。そして、制御部108は、このダイアルコマンドを接続部109へ送出する(ステップ305)。
【0025】
接続部109は制御部108から送出された、ダイアルコマンドを確認し(ステップ307)、このコマンドに対応した接続点に接続するためのダイアル発信を行う(ステップ309)。接続部109は、接続点側からの「BUSY」を示す信号を受信した場合や応答信号を受信できなかった場合等、接続に失敗した場合は、通信接続失敗を示す応答コマンドを送出し、接続の確認を示す信号等を受信した場合、通信接続成功を示す応答コマンドを制御部108側へ送出する(ステップ311)。
【0026】
制御部108は、接続部109側から送出された、応答コマンドの受領を確認し(ステップ313)、応答コマンドの内容から、通信接続が成功したか失敗したかという判定を行う(ステップ315)。通信接続の成功を示す応答コマンドであった場合は、後述する接続経験情報記憶部107の接続経験情報を更新し(ステップ321)、公知の手法によって通信の確立を行う(ステップ323)。
【0027】
通信接続の失敗を示す応答コマンドであった場合は、後述する経験情報を更新し(ステップ317)、接続動作の継続を行うか否かを判断する(ステップ319)。具体的には、ダイアル発信回数をカウントし、所定の回数を超えた場合、その後の接続動作を断念する等を判断することによって実現可能である。
【0028】
次に、本発明の好適な実施例における接続経験情報および、その更新方法について説明する。表1は本発明の好適な実施例において管理されている接続経験情報である。表に示すように、接続点A(102)、接続点B(103)、接続点C(104)の各々について、呼出し回数、回線接続回数、接続点接続回数、サーバ接続回数、ダイアル回数、ダイアル総数が管理されている。
【0029】
【表1】
【0030】
表1において、呼出し回数は、各ダイアル発信毎に呼出し音の回数を加算していった値であり、接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で110回の呼出し音が観測されたことを意味する。
【0031】
また、回線接続回数は、過去ダイアル発信を行った内、何回回線接続に成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で96回の回線接続に成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したモデムの場合、ダイアルした相手側が応答した状態を意味する。通話中、所定の回数または、所定の時間経過しても呼出に応答しない場合は、回線接続失敗となる。
【0032】
接続点接続回数は、接続点との論理的接続に、何回成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で94回の論理的接続に成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したモデムの場合、ダイアルした相手側が応答し、かつ、相手側のモデムとの通信を確立した状態を意味する。電話番号の誤りによって人間が応答した場合や、何らかの原因によって、相手側のモデムが応答できない場合は、接続点接続失敗となる。
【0033】
サーバ接続回数は、過去ダイアル発信を行った内、何回相手側のコンピュータの所望のデータにアクセスすることに成功したかを示す値である。接続点Aにおいては、ダイアル発信100回(総数)で92回のデータアクセスに成功したことを意味する。公衆電話回線を使用したインターネット上のサーバへのダイアルアップIP接続の場合、インターネット上のサーバにアクセスした状態を意味する。サーバや、サーバにアクセスするための経路に、何らかの原因があって、サーバにアクセスできない場合は、サーバ接続失敗となる。
【0034】
そして、単に「回数」とある数字は、一連の接続動作において、その接続点への接続動作を行った回数を示す値である。この「回数」は図3における、「スタート」の状態で初期設定されており、各接続点の回数は0となっている。また、接続が成功したか失敗したかを判断するステップ(ステップ315)で成功しなかったと判断された場合は、その成功しなかった接続点に対応した「回数」が1増分される(ステップ317)。表1において、接続点A、及び接続点Bへの接続動作が行われた状態を示している。
【0035】
図3のステップ315の接続失敗の判断が行われた場合、制御部108は表1の総数を1増加しかた数値に更新する(図3、ステップ317)。また、接続成功の判断が行われた場合、制御部108は表1の回線接続回数と総数を1増加しかた数値に更新し、呼出回数を呼出に要した回数増加させる(図3、ステップ317)。なお、図3の通信の確立を行うステップ323において、制御部108は、接続点接続、サーバ接続が行われたか否かを判断し、成功した場合は、表1の接続点接続、サーバ接続の各回数を増加させる。図3においては、接続点接続、サーバ接続が失敗した場合のリダイアル処理を行っていないが、失敗した場合、ダイアルコマンド選定ステップ303以下の処理を再び行ってもよい。
【0036】
【表2】
【0037】
表2は、各接続の平均成功回数を示す表である。例えば、接続点Aへの回線接続の平均成功回数は0.96回となる。本発明の好適な実施例においては、このような接続経験情報から、現時点で最も、接続の可能性が高いと思われる接続点を選択する。回線接続回数、接続点接続回数、サーバ接続回数等のいずれの段階における接続経験を使用して、次に接続動作を行う接続点の選択を行うかは、設計段階で種々変更可能な事項である。最も簡単な方法の1つは、接続点接続回数またはその平均成功回数の順番付けを行って、その順番に、繰り返し、接続動作を行っていく方法である。
【0038】
他の代替案を示すと、まず、表1及び2に示す回数情報を使用し、例えば、回数が最も小さく、回線接続回数またはその平均成功回数が最も小さいものを選択し、その接続点を最も接続の可能性の高い接続点として選択する方法がある。
【0039】
また、例えば、接続点の各々について評価値を次の式によって算出し、評価値の最も大きいものを接続の可能性の最も高い接続点と評価する方法もある。
評価値 = 接続点接続平均成功回数 / (回数+C)
【0040】
この評価値の計算において、接続点接続平均成功回数は、平均成功回数ではなく、接続点接続回数を用いても良く、また、回線接続回数、サーバ接続回数等を用いてもよい。Cは0で除算を行うことを防止するための定数である。
【0041】
また、この評価値を呼出し回数を考慮して計算すると、
評価値 = 呼出し回数 × 接続点接続平均成功回数 / (回数+C)
となる。このような評価値に乱数を乗じた後、評価を行ってもよい。
【0042】
さらに、各接続段階に達するまでの平均所要時間すなわち、ダイアルコマンドを生成し、モデム側に送信してから、各接続段階に達したことを示す信号を受領するまでの時間等の接続に要する時間を測定し、そのような時間を上記各種接続回数情報の代わりに使用することによっても最も接続の可能性の高いと推定される接続点を選択することはできる。
【0043】
このような最も接続の可能性の高いと推定される接続点を選択する方法においては、評価値を算出する関数式を設計段階で種々変更を行うことでき、かかる変更は、当業者にとって容易に行うことができる事項である。また、本発明の好適な実施例においては、接続点の変更を行っているが、接続コマンドに使用するユーザIDを変更することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な操作で迅速にネットワーク上の接続点に接続することが可能になるという効果が得られる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】処理要素のブロック図である。
【図3】本発明の通信手順を示すフローチャートである。
【0046】
【符号の説明】
101 ネットワーク
102,103,104 接続点
105 通信端末装置
106 接続記憶部
107 接続経験記憶部
108 制御部
109 接続部
Claims (6)
- 複数の接続点に対応した複数の宛先情報を格納し、前記複数の接続点に接続するためのダイアルコマンドを生成する機能を有する通信端末本体と、ダイアル発信機能を有するモデムとを備える通信端末装置において実行される通信ネットワークに接続する方法であって、
(a)前記通信端末本体側で、前記複数の接続点の各々に対応した、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数と、ダイアル発信回数(総数)とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階であって、前記評価値が、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与えられ、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与えられ、前記回数は、前記接続点への接続動作を行った回数で与えられる段階と、
(b)前記選択された接続点へのダイアルコマンドを、前記選択された接続点に対応した宛先情報を使用して生成し、前記モデムに送信する段階と、
(c)前記モデム側で、前記ダイアルコマンドを受領する段階と、
(d)前記モデム側で、前記選択された接続点にダイアル発信を行う段階と、
(e)前記モデム側で、前記選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、前記通信端末本体に送信する段階と、
(f)前記通信端末本体側で、前記応答コマンドを受領する段階と、
(g)前記通信端末本体側で、前記応答コマンドを使用して、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、
(h)前記段階(g)で、前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新して前記選択された接続点での通信を確立する段階と、
(i)前記段階(g)で、前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新し、前記通信端末本体側で、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択し、前記段階(b)から再度実行する段階と、
を含む方法。 - 複数の接続点の宛先情報を格納し、前記複数の接続点に接続するためのダイアルコマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から前記ダイアルコマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置において実行される通信ネットワークに接続する方法であって、
(a)前記複数の接続点の各々に対応して保持された複数の、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数と、ダイアル発信回数(総数)とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階であって、
前記評価値が、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与えられ、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与えられ、前記回数は、前記接続点への接続動作を行った回数で与えられる段階と、
(b)前記選択された接続点へのダイアルコマンドを、前記選択された接続点に対応した宛先情報を使用して生成し、前記モデム側に送信する段階と、
(c)前記モデム側からの前記応答コマンドを受領する段階と、
(d)前記応答コマンドを使用して、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、
(e)前記段階(d)で、前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新し、前記選択された接続点での通信を確立する段階と、
(f)前記段階(d)で、前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新して、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択し、前記段階(b)から再度実行する段階と、
を含む方法。 - 複数の接続点の宛先情報を格納し、前記複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する機能を有する通信端末装置において実行される通信ネットワークに接続する方法であって、
(a)前記複数の接続点の各々に対応して保持された複数の、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数と、ダイアル発信回数(総数)とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する段階であって、
前記評価値が、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与えられ、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与えられ、前記回数は、前記接続点への接続動作を行った回数で与えられる段階と、
(b)前記選択された接続点への接続コマンドを、前記選択された接続点に対応した宛先情報を使用して生成する段階と、
(c)前記選択された接続点に接続するための接続コマンドに対応する応答コマンドによって、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する段階と、
(d)前記段階(c)で、前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新して前記選択された接続点での通信を確立する段階と、
(e)前記段階(c)で、前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新し、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択し、前記段階(b)から再度実行する段階と、
を含む方法。 - ダイアル発信機能を有するモデムと、ネットワーク上の複数の接続点の内のいずれかの接続点を選択的に接続するためのダイアルコマンドを生成する通信端末本体とを有する通信端末装置であって、
(a)前記複数の接続点の各々に対応した複数の、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数とダイアル発信回数(総数)とを記憶する記憶装置と、
(b)前記(a)で選択されたいずれかの接続回数と前記ダイアル発信回数とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段であって、前記評価値を、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与え、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与え、前記回数を、前記接続点への接続動作を行った回数で与える手段と、
(c)前記選択された接続点へのダイアルコマンドを生成する手段と、
(d)前記ダイアルコマンドを前記モデムに送信する手段と、
(e)前記ダイアルコマンドを受領し、前記選択された接続点にダイアル発信を行う手段と、前記選択された接続点側からの応答信号に応答して、応答コマンドを生成し、前記通信端末本体に送信する手段とを有するモデムと、
(f)前記応答コマンドを受領する手段と、
(g)前記応答コマンドを使用して、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、
(h)前記手段(g)で前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新して前記選択された接続点での通信を確立する手段と、
(i)前記手段(g)で前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新し、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する手段と、
を含む通信端末装置。 - 複数の接続点の宛先情報を格納する記憶装置と、前記複数の接続点に接続するためのダイアルコマンドを生成し、モデム側に送信する機能と、モデム側から前記ダイアルコマンドに対応した接続動作が成功したか否かを示す応答コマンドを受領する機能とを有する通信端末装置であって、
(a)前記複数の接続点の各々に対応した複数の、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数と、ダイアル発信回数(総数)とを記憶する記憶装置と、
(b)前記(a)で選択されたいずれかの接続回数とダイアル発信回数とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段であって、前記評価値を、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与え、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与え、前記回数を、前記接続点への接続動作を行った回数で与える手段と、
(c)前記選択された接続点へのダイアルコマンドを前記宛先情報を使用して生成し、前記モデム側に送信する手段と、
(d)前記モデム側からの前記応答コマンドを受領する手段と、
(e)前記応答コマンドを使用して、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、
(f)前記手段(e)で、前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新して前記選択された接続点での通信を確立する手段と、
(g)前記手段(e)で、前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新し、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する手段と、
を含む通信端末装置。 - 複数の接続点の宛先情報を格納する記憶装置と、前記複数の接続点に接続するための接続コマンドを生成する手段とを有する通信端末装置であって、
(a)前記複数の接続点の各々に対応した複数の、過去ダイアル発信を行った内の、回線接続に成功した回数を示す回線接続回数、前記接続点との接続に成功した回数を示す接続点接続回数、相手側のサーバにアクセスすることに成功した回数を示すサーバ接続回数のいずれかから選択される接続回数と、ダイアル発信回数(総数)とを記憶する記憶手段と、
(b)前記(a)で選択されたいずれかの接続回数とダイアル発信回数とを使用して評価値を算出し、前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を選択する手段であって、
前記評価値を、
評価値=接続点接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×接続点接続平均値/(回数+定数)、
若しくは、
評価値=回線接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×回線接続平均値/(回数+定数)、
若しくは
評価値=サーバ接続平均値/(回数+定数)または
評価値=呼出し回数×サーバ接続平均値/(回数+定数)、
で与え、それぞれの平均値は、接続点接続、回線接続、サーバ接続のそれぞれの回数を、ダイアル発信回数(総数)で除算した値として与え、前記回数を、前記接続点への接続動作を行った回数で与える手段と、
(c)前記選択された接続点への接続コマンドを、前記選択された接続点に対応した宛先情報を使用して生成する手段と、
(d)前記選択された接続点に接続するための前記接続コマンドに対応する応答コマンドによって、前記選択された接続点との接続が成功したか否かを判断する手段と、
(e)前記手段(d)で、前記選択された接続点との接続が成功したと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記接続回数と前記ダイアル発信回数とを更新して前記選択された接続点での通信を確立する手段と、
(f)前記手段(d)で、前記選択された接続点との接続が成功しなかったと判断された場合、前記選択された接続点に対応した前記ダイアル発信回数を更新し、前記更新された前記ダイアル発信回数と前記接続回数とを使用して評価値を算出し、算出した前記評価値が最も大きい、現在最も接続の可能性が高いと推定される接続点を再度選択する手段と、
を含む通信端末装置。
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