JP3595375B2 - ポジトロン検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ポジトロン(陽電子)を検出するポジトロン検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
試料内のポジトロン核種の +β崩壊によって発生した +β線は、試料内の物質に含まれる電子e− と相互作用を起こして消滅する。この消滅の際には、511keVの消滅γ線が2本、互いに正反対の方向に放出される。ポジトロン検出装置は、この511keVの消滅γ線を検出することにより試料内のポジトロン核種の量を測定する。このようなポジトロン核種には、例えば原子力発電所などで発生する58Co(コバルト58)や、ポジトロンCTにおいてポジトロン放射薬剤として用いられる11Cなどがある。
【0003】
図6は、従来のポジトロン検出装置(以下、従来装置と略す)の一例を示す図である。図に示すように、従来は、NaI(Tl)シンチレータを用いたウェル型のシンチレーション検出器で、試料から発せられる消滅γ線を検出していた。すなわち、従来は、ウェル型シンチレータ110のウェル内に試料100を配置し、試料100から発せられる消滅γ線をウェル型シンチレータ110でシンチレーション光に変換し、このシンチレーション光を光電子増倍管112で検出していた。そして、この光電子増倍管112の検出パルス信号を増幅器114にて増幅し、この増幅された検出パルス信号を波高弁別して、511keV前後の所定範囲(例えば、460keV〜560keV)に含まれる検出パルス信号のみを計測部120で計数していた。この計数結果に基づき、試料のポジトロンについての放射能を求めることができる。
【0004】
図7は、試料内にポジトロン核種のみが含まれる場合のエネルギースペクトルであり、横軸は放射線のエネルギー(すなわち、検出パルスの波高値)、縦軸は計数値である。図に示すように、ポジトロン核種のエネルギースペクトルでは、511keVにピークが現れるため、この511keVの前後の所定範囲に含まれる検出パルスを波高弁別により選び出し、これを計数することにより、ポジトロン核種について精度のよい計数を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来装置では、試料内にポジトロン核種以外の妨害核種が存在する場合には測定精度が低下するという問題があった。
【0006】
すなわち、試料内に妨害核種が存在すると、その妨害核種から発せられるγ線やこのγ線によるコンプトンγ線などにより、エネルギースペクトルにおける計数値が図8に示すように全体的にかさ上げされる。従って、従来装置で計数を行った場合、妨害核種によるγ線も同時に計数してしまうため、ポジトロン核種に起因するγ線のみを正確に計数することができなかった。
【0007】
例えば、ポジトロンCTで用いられるポジトロン核種は、ターゲット物質に加速器で加速した荷電粒子を衝突させて生成するため、ターゲット物質に不純物があると妨害核種ができる可能性があり、従ってこのようなポジトロン核種を用いた場合、従来装置ではポジトロンの放射能測定値の測定精度が低下していた。
【0008】
また、他の問題として、従来装置は、放射能の測定範囲(ダイナミックレンジ)が狭いという問題があった。例えば、核医学関係では、低レベル放射能から高レベル放射能までかなり広い範囲の放射能を測定する必要があるが、従来装置のような単一検出器ではこのような広い測定範囲をカバーすることは極めて困難であった。
【0009】
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、試料内に妨害核種が存在する場合でもポジトロン核種の崩壊に起因する消滅γ線(511keV)のみを正確に計数することができ、かつ広い測定範囲をカバーすることができるポジトロン検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の参考となる構成では、ポジトロン検出装置は、複数の検出部を有するポジトロン検出装置であって、各検出部が、互いに対向する一対のシンチレーション検出器と、これら一対のシンチレーション検出器の検出信号の同時計数を行う同時計数回路と、を有し、前記シンチレーション検出器の幾何学的効率が各検出部間で互いに異なる。
【0011】
また、本発明に係るポジトロン検出装置は、2個の検出部を有するポジトロン検出装置であって、各検出部が、同じ容積のシンチレータ部を有し互いに対向する一対のシンチレーション検出器と、これら一対のシンチレーション検出器の検出信号の同時計数を行う同時計数回路と、を有し、各検出部間で前記シンチレータ部の容積がそれぞれ異なる。
【0012】
そして、本発明に係るポジトロン検出装置は、検出部の数が2個であって、小容積の方の検出部の各シンチレータ部が、大容積の方の検出部の各シンチレータ部の内部にそれぞれ組み込まれていることを特徴とする。
【0013】
更に、本発明に係るポジトロン検出装置は、所定の条件に基づき前記複数の検出部の同時計数結果のうちの一つを自動的に選択して出力する出力選択部を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】
試料内のポジトロン核種の +β崩壊に起因する511keVの消滅γ線は、前述したように互いに正反対の方向に2本放出される。従って、各検出部において、互いに対向する一対のシンチレーション検出器の一方が消滅γ線を検出した場合には、同時に他方のシンチレーション検出器がその消滅γ線と正反対方向に放出されたもう1本の消滅γ線を検出する。一方、試料に含まれる妨害核種からの放射線はランダムに発生するため、一対のシンチレーション検出器の両方に妨害核種からの放射線が同時に入射する確率は極めて低い。従って、同時計数回路によりこれら一対のシンチレーション検出器の同時計数を行うことによって、ポジトロン核種の崩壊による消滅γ線のみを精度よく検出できる。
【0015】
更に、本発明の参考となる構成では、各検出部ごとにシンチレーション検出器の幾何学的効率が異なっているので、各検出部ごとに放射線に対する効率が異なる。従って、試料の放射能が弱い場合は効率の高い検出部の計数結果を採用し、試料の放射能が高い場合には効率の低い検出部の計数結果を採用すれば、広い測定範囲にわたって、精度の高い測定を行うことができる。
【0016】
ここで、本発明ではシンチレーション検出器のシンチレータを各検出部ごとにそれぞれ異なった容積とすることにより、各検出部をそれぞれ異なった幾何学的効率とすることができる。
【0017】
また、検出部を2つ設ける構成とした場合において、小容積検出器のシンチレータ部を大容積検出器のシンチレータ部内部に組み込む構成とすれば、幾何学的な配置構成からいって大容積検出器の幾何学的効率を大きくとることができ、感度を向上させることができる。
【0018】
また、本発明では、出力選択部が、所定の条件に基いて複数の検出部の同時計数結果から1つを自動的に選択して出力する。これにより、試料の放射能のレベルに応じて最も適切な検出部の計数結果を得ることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明に係るポジトロン検出装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るポジトロン検出装置の好適な実施例を示す概略図である。図に示すように、本実施例の装置は、シンチレーション検出器10a及び10bから同時計数回路16までに至る第1の検出部と、シンチレーション検出器20a及び20bから同時計数回路26までに至る第2の検出部との2つの検出部を含んでいる。
【0021】
第1の検出部において、2つのシンチレーション検出器10a及び10bは、試料100を挟んで互いに対向する位置に設けられている。各シンチレーション検出器10は、大容積シンチレータ部11と光電子増倍管12とから構成される。光電子増倍管12a及び12bは、それぞれ増幅器(AMP)14a及び14bに接続され、更にAMP14a及び14bは、同時計数回路16に接続されている。同時計数回路16の出力は、計測制御部30に入力される。
【0022】
このような構成により、以下のようにしてポジトロン核種の放射能測定が行われる。すなわち、試料100内のポジトロン核種の崩壊に起因して発生する2本の消滅γ線は、互いに正反対の方向に向かって放出されるので、一方のシンチレーション検出器(10a又は10b)によって検出される場合には必ずもう一方のシンチレーション検出器(10b又は10a)でも検出される。一方、試料内にある妨害核種からのγ線やバックグラウンドγ線は、ランダムに発生するため、それらが両シンチレーション検出器10a及び10bによって同時に検出される確率は極めて低い。従って、図3に示すように各シンチレーション検出器10a及び10bの検出信号に妨害核種やバックグラウンドに起因するパルスが存在していたとしても、同時計数回路16によってシンチレーション検出器10a及び10bの検出信号の同時計数を行うことにより、ポジトロン核種に由来する検出パルスのみを高精度に選択計数することができる。
【0023】
第2の検出部は、各シンチレーション検出器20a及び20bのシンチレータ部21a及び21bの容積が異なることを除き、基本的な構成は第1の検出部と全く同様である。従って、第2の検出部でも、ポジトロン核種に由来する検出パルスを高精度に計数することができる。なお、本実施例では、第2の検出部のシンチレータ部21a及び21bは、第1の検出部のシンチレータ部11a及び11bに設けられた挿入孔にそれぞれ挿入固定されている。なお、シンチレータ部11a及び11bは、挿入孔の部分も含め、その内面に反射体の層が形成されているため、シンチレータ部11a及び11bで発生したシンチレーション光がそれぞれ確実にPMT12a及び12bに入射し、シンチレーション検出器20a及び20bには混入しない構成となっている。もちろん、シンチレータ21a及び21bで発生したシンチレーション光も、シンチレーション検出器10a及び10bに混入しない。
【0024】
さて、本実施例において、シンチレータ部(11又は21)の容積の異なる2つの検出部を設けたのは次のような理由からである。
【0025】
すなわち、シンチレーションを用いた計数測定において精度のよい測定が行えるのは、電子回路系の回復時間などの制約のため、一般に100kcps程度までとされている。従って、感度(計数効率)の高い検出部で高レベルの放射能を有する試料を測定すると、パルスの数え落としが生じてしまい、計数値の精度が低下する。
【0026】
例えば、大容積のシンチレータ部を有するシンチレーション検出器(以下、「大容積検出器」と略す)10a又は10b1個の入射γ線に対する幾何学的効率を30%とした場合、ポジトロン核種崩壊による消滅γ線は必ず正反対方向に2本放出されるため、各シンチレーション検出器(10a又は10b)がポジトロン核種の1崩壊を検出する効率(幾何学的効率)は60%となる。すなわち、ポジトロン核種が崩壊した場合、その崩壊により生じた消滅γ線は、60%の確率で一方のシンチレーション検出器(10a又は10b)に入射する。同時計数を行った場合の効率は個々の検出器の効率の2乗となるので、本実施例において大容積検出器を用いた第1の検出部の検出効率は最大36%程度となる。前述した100kcpsの計数率上限は、36%の検出効率の場合では約2.8×105 Bqの放射能に相当するので、第1の検出部で約2.8×105 Bqを超える放射能を有する試料を測定すると、パルスの数え落としが生じるため、測定される計数値が真の値よりも低くなる。この場合、その計数値に基づき求める放射能(Bq値又はdpm値など)の精度は低下する。つまり、図4に示すように、試料の実際の放射能値が約2.8×105 Bqを超えた場合は、試料の実際の放射能値に対する測定放射能値の直線性が損なわれてしまう。ところが、核医学関係では、最大約7.4×109 Bqの放射能を測定する必要があり、大容積検出器を用いた第1の検出部は、そのような比較的高レベルの放射能に対しては測定精度が極めて低くなる。
【0027】
そこで、本実施例は、小容積のシンチレータ部を用いたシンチレーション検出器(以下、「小容積検出器」と略す)20a及び20bを用いた第2の検出部を更に設けることにより、比較的高レベルの放射能を有する試料に対して対応可能となっている。
【0028】
すなわち、例えば前述の例(大容積検出器の幾何学的効率が30%の例)に則して言えば、小容積検出器20a及び20bの幾何学的効率が、例えば大容積検出器の1/200となるように、シンチレータ部21a及び21bの体積、及び小容積検出器20a及び20b自体の配置位置を設計しておくことにより、第2の検出部の検出効率は最大9×10−6程度となる。この検出効率においては、前述した100kcpsの計数率上限は1.1×1010Bqの放射能に相当する。従って、小容積検出器を用いた第2の検出部は、核医学関係で用いられる上限レベル付近の放射能に対応することができる。
【0029】
このように、本実施例は、大容積検出器(10a及び10b)を用いた第1の検出部と小容積検出器(20a及び20b)を用いた第2の検出部の2つの検出部を用いることにより、広い測定範囲にわたって精度よく測定が行える。すなわち、本実施例によれば、2つの検出部を組み合わせることにより、図5に示すように1010Bq付近まで測定値の直線性が維持することができ、第1の検出部の検出限界を超える放射能レベルについては第2の検出部の測定結果を採用することにより、精度の良い測定値を求めることができる。
【0030】
つまり、本実施例では、低レベルから高レベルにわたる広い測定範囲において適切な測定結果を得るために、計測制御部30が、第1の検出部についての測定値と第2の検出部についての測定値のうち適切な方を自動的に選択して出力する。具体的に言えば、計測制御部30において、第1の(すなわち大容積の)検出部に対し検出限界(要求される精度を保ちつつ測定することができる最大の放射能)に対応した閾値(図5の例では、例えば1×105 付近の値)を設定しておく。そして、計測制御部30は、第1の検出部の測定値がその閾値を超えるまではその第1の検出部の測定値を測定放射能値として出力し、第1の検出部の測定値がその閾値を超えた場合は、第2の(すなわち小容積の)検出部の測定値を測定放射能値として出力する。
【0031】
このように、計測制御部30において、各検出部の計数値のうち最適なものを採用する構成とすることにより、広い測定範囲にわたって、測定精度の要求を満たした正確かつ精密な測定結果(放射能値)を得ることができる。
【0032】
なお、本実施例では、第2の検出部のシンチレータ部21a及び21bが、第1の検出部のシンチレータ部11a及び11bにそれぞれ挿入固定されているため、第1の検出部の検出効率(感度)を高くとることができる。すなわち、小容積のシンチレータ部21を大容積のシンチレータ部11の内部に組み込む構成とすることにより、大容積検出器10の幾何学的効率を理論上50%(すなわち、ポジトロン核種の1崩壊に対する効率としては100%)にまで大きくすることが可能となる。従って、本実施例の構成によれば、低レベルの放射能に対して高感度としたまま、測定範囲を広げて高レベルの放射能についても精度の高い測定を行うことができる。
【0033】
本実施例に関する参考例として、図2に示す構成が考えられる。図2に示す構成は、小容積シンチレータ部21を大容積シンチレータ部11に組み込むのではなく、大容積検出器10a及び10bの対と小容積検出器20a及び20bの対とを一平面内に配設したものである。図2に示す変形例は、回路構成については図1の例と同様である。このような構成によれば、大容積検出器10の幾何学的効率を最大(50%)にすることはできないものの、比較的簡単な構成で、図1の例と同様の効果を得ることができる。
【0034】
なお、以上説明した実施例では検出部の数が2つであったが、検出部の数を3個以上として、更に測定範囲を広げることも可能である。この場合も各検出部について各々の検出限界に対応した閾値を設定しておき、検出限界の低い検出部から順に測定値とその閾値とを比較し、測定値がその閾値を超えない検出部のうちで最も感度の高いものの測定値を最終的な測定結果として採用すればよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、妨害核種やバックグラウンドによるγ線の影響を排除してポジトロン核種の崩壊による消滅γ線のみを高い精度で検出することができると共に、広い測定範囲にわたって、測定精度の要求を満たした正確かつ精密な測定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポジトロン検出装置の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るポジトロン検出装置に関する参考例の要部の構成を示すブロック図である。
【図3】各シンチレーション検出器の検出信号と同時計数回路の出力信号との関係を示すタイムチャートである。
【図4】試料の放射能に対する第1の検出部の測定値の特性を示すグラフである。
【図5】試料の放射能に対する本実施例の測定結果の特性を示すグラフである。
【図6】従来のポジトロン検出装置の構成を示すブロック図である。
【図7】試料内にポジトロン核種のみが含まれる場合の試料のエネルギースペクトルの一例を示す図である。
【図8】試料内にポジトロン核種以外の妨害核種が含まれる場合の試料のエネルギースペクトルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b,20a,20b シンチレーション検出器、11a,11b,21a,21b シンチレータ部、12a,12b,22a,22b 光電子増倍管(PMT)、14a,14b,24a,24b 増幅器(AMP)、16,26 同時計数回路、30 計測制御部。
Claims (2)
- 2個の検出部を有するポジトロン検出装置であって、
前記各検出部は、同じ容積のシンチレータ部を有し互いに対向する一対のシンチレーション検出器と、これら一対のシンチレーション検出器の検出信号の同時計数を行う同時計数回路と、を有し、
前記各検出部間で、前記シンチレータ部の容積がそれぞれ異なり、小容積の方の検出部の各シンチレータ部が、大容積の方の検出部の各シンチレータ部の内部にそれぞれ組み込まれていることを特徴とするポジトロン検出装置。 - 請求項1に記載のポジトロン検出装置であって、
更に、所定の条件に基づき前記複数の検出部の同時計数結果のうちの1つを自動的に選択して出力する出力選択部を有することを特徴とするポジトロン検出装置。
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