JP3590022B2 - 包装用アルミニウム箔 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は包装用アルミニウム箔に関する。さらに詳しくは、包装体を開封するためのつまみ部を確実に形成できる包装用アルミニウム箔に関する。
【0002】
【従来の技術】
一口チーズ等の食品のアルミニウム箔個包装は、少なくとも片面にヒートシール剤層を形成したアルミニウム箔を用い、ヒートシールによって被包装体の密閉性を確保することが多い。例えば、図3に示すように、アルミニウム箔を折って形成したシェルと呼ばれる部分2に被包装体1を入れ、上部をリドと呼ばれるアルミニウム箔3で覆い、リドの周囲にシェルの上端を矢印のように折り曲げて重ね、ヒートシールして密閉個包装されている。その上で開封を容易にするため、開封のためのつまみ部を設けることが多い。例えば、図4に示すように、シェルの一辺を三角形状に折りたたんでつまみ部4を形成し、リドと接する面の端部に非接着部5を設けてヒートシールされないようにして、その部分をつまみ易くする。非接着部は、例えば接着阻害剤を塗布する等して、予めアルミニウム箔の該当部分に形成しておく。通常、帯状に形成する。
【0003】
このような包装において、図4に示すようにつまみ部がきれいに折りたたまれて形成された場合は問題ないが、往々にして折り曲げにズレが生じ、図5に示すように非接着部を形成した面の反対面6が露出し、この部分がヒートシールされてしまい、つまみ部としての意味をなさなくなることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、つまみ部の形成に多少のズレがあって片面が露出しても、ヒートシールされることなくつまみ部が形成されるような包装用アルミニウム箔を提供することである。
また、本発明の目的は、ヒートシールされることなく形成された開封のためのつまみ部を有する食品包装体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、片面にヒートシール剤層を有してなる包装用のアルミニウム箔であって、包装を開くためのつまみ部を形成するための非接着部Aをその反対面の一部に有してなり、ヒートシール剤層を有する面であって非接着部Aにほぼ対応する部分に非接着部Bを有してなる包装用アルミニウム箔である。
また、本発明は、開封のためのつまみ部を有する食品包装体であって、つまみ部を形成するために包装用アルミニウム箔の片面の非接着部Aが外側になるように三角形状に折りたたまれ、非接着部Aの反対面のほぼ対応する部分に非接着部Bを有するように形成されてなるつまみ部を有する食品包装体である。
【0006】
【実施例】
図1は本発明の包装用アルミニウム箔で包装したチーズのつまみ部をめくった図、図2は本発明の包装用アルミニウム箔を表した図、図3は被包装体を包装する状態を表した図、図4及び図5は従来の包装用アルミニウム箔で包装したチーズのつまみ部をめくった図である。以下、アルミニウム箔において包装の外側となる面を便宜上表側と呼び、その反対面を裏側と呼ぶ。
【0007】
チーズ等の被包装体1は、図3に示すように本発明のアルミニウム箔で形成したシェル2に挿入され、上面はアルミニウム箔のリド3で覆われる。リドに用いられるアルミニウム箔は、ヒートシール剤層を有しても有していなくてもよい。シェルの周囲の上端は矢印のように折り曲げられてリドに重ねられてヒートシールされる。シェルの形成に用いられるアルミニウム箔は図2に示すように、一辺の近傍の表側面に非接着部A5a、その対応する裏側面に非接着部B5bが形成されている。なお図2は裏側から見た図である。シェルのアルミニウムのヒートシール層は少なくとも裏側に形成されている。
【0008】
非接着部Aは、通常は接着阻害剤の層を設けることにより形成される。リドの表側面がヒートシール剤層を有していない場合は、単に当該部分にヒートシール剤層を設けないことにより形成されてもよい。シェルの表側面もヒートシール剤層を有していないときは、表側面をそのまま非接着部Aとしてもよい。非接着部Bは、通常は接着阻害剤の層を設けることにより形成される。または、ヒートシール剤層を塗布するときに当該部分をマスキングして、ヒートシ−ル剤層が形成されないようにして形成してもよい。
【0009】
非接着部Aを形成したシェルの一辺は、例えば、非接着部Aが外側になるように三角形状に折りたたんで、つまみ部とする。つまみ部が正確に形成された場合は、つまみ部の端部外側はアルミニウム箔の表側面で形成され、非接着部Aによりヒートシールが妨げられ、つまみ部4が形成される。しかし、そうでない場合は図5に示すように裏側面が露出することがある。そのような場合でも、本発明においては、図1に示すように裏側に非接着部B5bが形成されているので、該部分がヒートシールされることはなく、つまみ部の形成に問題はない。
【0010】
非接着部Aは、予めアルミニウム箔の表側の面のつまみとなる所望部分に前記のような方法で形成しておく。そして、非接着部Aを形成した部分の裏側の面のほぼ対応する部分に、非接着部Bを形成する。非接着部Aおよび非接着部Bは包装形態に応じてつまみ部となる部分、好ましくはつまみ部の外辺に位置するようにそれぞれ表裏両面に形成する。その形状は特に制限はない。例えば帯状である。裏側の非接着部Bは表側の非接着部Aよりも面積は大きくても小さくてよい。また、形状が異なっていてもよい。
【0011】
本発明のアルミニウム箔は特にヒートシール等の熱接着が可能なように、少なくとも片面にヒートシール剤層が形成されている。ヒートシール剤としては公知のヒートシール剤で差し支えない。例えば塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマー、アクリル系、ポリエステル系等ヒートシール剤を用いることができる。ヒートシール剤は、公知のコーティング技術等によりアルミニウム箔の両面又は片面に形成可能である。
接着阻害剤層を形成して非接着部とする場合は、接着阻害剤としてはヒートシール剤層に接着しヒートシール性がないようなものであればよく、例えばニトロセルロース、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等を用い、公知のコーティング技術等により形成することができる。裏面に形成する非接着部Bも同様である。
【0012】
【発明の効果】
以上のように、本発明の包装用アルミニウム箔は裏面に非接着部を有するので、個包装のシェルとして用いたときに、開封するための折りたたみによるつまみ部の形成が多少不正確であっても、確実につまみ部を形成することができ、包装が容易である。本発明の包装用アルミニウム箔はチーズ等の食品の個包装のみならず、あらゆる物品の包装に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装用アルミニウム箔で包装したチーズのつまみ部をめくった図である。
【図2】本発明の包装用アルミニウム箔を表した図である。
【図3】被包装体を包装する状態を表した図である。
【図4】従来の包装用アルミニウム箔で包装したチーズのつまみ部をめくった図である。
【図5】従来の包装用アルミニウム箔で包装したチーズのつまみ部にズレが生じた状態を表した図である。
【符号の説明】
1 被包装体
2 シェル
3 リド
4 つまみ部
5a 非接着部A
5b 非接着部B
6 接着部
Claims (3)
- 包装したとき被包装体側となる面にヒートシール剤層を有してなる包装用のアルミニウム箔であって、包装を開くためのつまみ部を形成するための非接着部Aを被包装体側となる面の反対面の一部に有してなり、ヒートシール剤層を有する面であって非接着部Aにほぼ対応する部分に非接着部Bを有してなる包装用アルミニウム箔。
- 非接着部Aは帯状に形成され、非接着部Bは反対面の非接着剤部Aの対応する部分のほぼ中央に非接着部Aよりも短い帯状に形成された請求項1のアルミニウム箔。
- 開封のためのつまみ部を有する食品包装体であって、つまみ部を形成するために包装用アルミニウム箔の一辺は包装したとき被包装体側の反対となる面の非接着部Aが外側になるように三角形状に折りたたまれ、被包装体側となる面の非接着部Aにほぼ対応する部分に非接着部Bを有するように形成されてなるつまみ部を有する食品包装体。
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2001
- 2001-12-28 JP JP2001399636A patent/JP3590022B2/ja not_active Expired - Lifetime
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