JP3589102B2 - Soi構造のmos電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、SOI(Silicon On Insulator)構造のMOS電界効果トランジスタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
SOI構造のMOS電界効果トランジスタは、通常のMOS電界効果トランジスタに比べ、低消費電力で、かつ高速で駆動させることができる。
【0003】
図50は、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの一例の模式図である。シリコン基板1000上には、シリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜1100が形成されている。埋め込み酸化膜1100上には、ソース領域1200とドレイン領域1300とが互いに間を設けて形成されている。埋め込み酸化膜1100上であって、かつソース領域1200とドレイン領域1300との間には、ボディ領域1400が形成されている。ボディ領域1400上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極1500が形成されている。
【0004】
図50に示すMOS電界効果トランジスタのボディ領域1400は、フローティングの状態にある。このため、インパクトイオン現象により発生したキャリアは、ボディ領域1400に蓄積されることになる。キャリアが蓄積されると、ボディ領域1400の電位が変化する。これが基板浮遊効果とよばれる現象である。これにより、キンク現象や寄生バイポーラ効果(Parasitic Bipolar Effect)等の様々な不都合が、MOS電界効果トランジスタに生じる。
【0005】
基板浮遊効果を抑制することができるSOI構造のMOS電界効果トランジスタがある。図51は、このMOS電界効果トランジタの模式図である。このMOS電界効果トランジタは、DTMOS(Dynamic Threshold−voltage MOSFET)と呼ばれる。図50に示すMOS電界効果トランジスタとの違いは、ボディ領域1400とゲート電極1500とが電気的に接続されている点である。この接続により、ボディ領域1400内に蓄積された過剰なキャリアがボディ領域1400外に引き抜くことができる。これにより、ボディ領域の電位が安定し、基板浮遊効果の発生を防ぐことができる。
【0006】
ところが、DTMOSにはゲート電圧が1V程度以下という低いゲート電圧条件下でしか、実用的な使用ができないという問題がる。すなわち、DTMOSにおいて、ゲート電極に印加された電圧と同じ値の電圧がボディ領域に印加される。ボディ領域に電圧が印加されることにより、ボディ領域とソース領域とで構成されるpn接合に順バイアス電圧が印加される。pn接合の順方向耐圧は通常0.7V程度であるから、ゲート電圧がこれより大きくなると、ボディ領域とソース領域との間に大きな電流が流れる。この電流により、SOI構造の目的である低消費電力化が達成できなくなる。また、この電流により、SOI構造を含む回路が誤動作することがある。さらに、たとえゲート電圧が0.7V以下でこのDTMOSを使用したとしても、ボディ領域とソース領域との間に少量の順方向電流が流れるので、低消費電力化を達成するには不利である。
【0007】
本発明の目的は、ゲート電圧が比較的高い条件下で使用される場合であっても、低消費電力にすることが可能なSOI構造のMOS電界効果トランジスタ及びその製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、SOI基板上に形成されたMOS電界効果トランジスタであって、ソース領域、ドレイン領域、ボディ領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜、第1のコンタクト部、第2のコンタクト部及び抵抗部を備える。ボディ領域は、ソース領域とドレイン領域とによって挟まれており、かつ第1の端部と第2の端部とを有する。ゲート電極は、ゲート絶縁膜を介してボディ領域上に形成されており、かつ第1の端部から第2の端部へ向かう方向に延びている。第1のコンタクト部は、第1の端部側に形成される。第1のコンタクト部において、ゲート電極とゲート電極へ入力されるゲート信号を伝達するゲート信号配線とが電気的に接続されている。第2のコンタクト部は、第2の端部側に形成される。第2のコンタクト部において、ゲート電極とボディ領域とが電気的に接続されている。抵抗部は第1の端部側に形成されている。ゲート電極と第1のコンタクト部とは、抵抗部を介して電気的に接続されている。
【0009】
DTMOSにおいて、ボディ領域とゲート電極とは、電気的に接続されている。また、ボディ領域とソース領域とは、pn接合となっている。このため、例えば、nMOSで説明すると、ゲート電極に正電圧が印加されたとき、上記pn接合に順方向の電圧が印加されることになる。そして、上記pn接合の順方向耐圧以上の電圧が、ゲート電極とソース領域との間に印加されると、ボディ領域を介して、ゲート電極とソース領域との間に電流が流れることになる。ゲート電圧を上げていくと、この電流も大きくなる。よって、ゲート電圧が比較的高い条件下で使用される場合、DTMOSの消費電力が大きくなる。
【0010】
本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、ゲート電極と第1のコンタクト部とは、抵抗部を介して電気的に接続されている。このため、上記pn接合に流れる順方向電流は抵抗部によって制限され、ボディ領域とソース領域との間の電流を低くすることができる。この結果、ゲート電圧が比較的高い条件下でDTMOSを使用しても、DTMOSの消費電力を低くすることができる。
【0011】
また、本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、第1のコンタクト部は第1の端部側に形成され、第2のコンタクト部は第2の端部側に形成されている。したがって、本発明によれば、ゲート電極に電流が流れるので、ゲート電極自体も抵抗として機能させることができる。
【0012】
なお、本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、電界効果トランジスタが部分空乏型、完全空乏型のいずれでも消費電力を低くする効果がある。理由は、発明の実施の形態の[実験例]で説明する。
【0013】
また、本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下の工程により製造することができる。
【0014】
(a)SOI基板上に、第1の端部と第2の端部とを有するボディ領域を形成する工程、
(b)ボディ領域上に、第1の端部から第2の端部へ向かう方向に延びているゲート電極を形成する工程、
(c)ゲート電極をマスクとして、SOI基板にイオンを注入し、ボディ領域を挟むように、ソース領域及びドレイン領域を形成する工程、
(d)第1の端部側に、ゲート電極とゲート電極へ入力されるゲート信号を伝達するゲート信号配線とが電気的に接続される第1のコンタクト部を形成し、第2の端部側に、ゲート電極とボディ領域とが電気的に接続される第2のコンタクト部を形成する工程、
(e)工程(b)〜工程(d)までにおいて、第1の端部側に、ゲート電極及び第1のコンタクト部とに電気的に接続される抵抗部を形成する工程。
【0015】
(2)本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下のような配線部を備えるのが好ましい。抵抗部は配線部に含まれる。配線部は、第1の端部側に形成され、かつゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続している。配線部の一部分の幅を、配線部の他の部分の幅より小さくすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。
【0016】
この態様は、配線部の一部分の幅を、配線部の他の部分の幅より小さくすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。この態様によれば、配線部の一部分の幅と配線部の一部分の長さとの組み合わせにより、抵抗部の抵抗値を制御できる。すなわち、幅Wを大きくすると抵抗値が小さくなり、小さくすると抵抗値が大きくなる。長さLを大きくすると抵抗値が大きくなり、小さくすると抵抗値が小さくなる。
【0017】
この態様に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下の工程により製造することができる。
【0018】
工程(e)は、ゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続するための配線部を形成する工程を含み、この配線部形成工程は、配線部の一部分の幅が、配線部の他の部分の幅より小さくなるように、配線部のパターンニングをする。
【0019】
(3)本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下のような配線部を備えるのが好ましい。抵抗部は配線部に含まれる。配線部はポリシリコン膜を含む。配線部は、第1の端部側に形成され、かつゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続する。配線部の一部分の不純物濃度を、配線部の他の部分の不純物濃度より低くすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。
【0020】
この態様は、配線部の一部分の不純物濃度を、配線部の他の部分の不純物濃度より低くすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。この態様によれば、抵抗部の面積を大きくすることなく、かつ配線部となる膜と抵抗部となる膜とを同時に形成できる。
【0021】
この態様に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下の工程により製造することができる。
【0022】
工程(e)は、ポリシリコン膜を含み、ゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続するための配線部を形成する工程を含み、この配線部形成工程は、配線部の一部分の不純物濃度が、配線部の他の部分の不純物濃度より低くなるようにする。配線部の一部分の不純物濃度が、配線部の他の部分の不純物濃度より低くなるようにする方法としては、例えば、ポリシリコン膜を形成し、この膜の一部分にのみマスクを被せる。そして、この膜にイオンを注入する。この膜の一部分にはイオンが注入されないので、この膜の一部分の不純物濃度を、この膜の他の部分の不純物濃度に比べ低くできる。
【0023】
(4)本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下のような配線部を備えるのが好ましい。抵抗部は配線部に含まれる。配線部は、第1の端部側に形成され、かつゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続する。配線部の一部分をポリシリコン膜のみとし、かつ配線部の他の部分をポリシリコン膜及びシリサイド膜を含む構造とすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。
【0024】
この態様は、配線部の一部分をポリシリコン膜のみの構造とし、配線部の他の部分をポリシリコン膜及びシリサイド膜を含む構造とすることにより、配線部の一部分を抵抗部としている。この態様によれば、配線部の抵抗を低抵抗としつつ、かつ配線部となる膜と抵抗部となる膜とを同時に形成できる。
【0025】
この態様に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下の工程により製造することができる。
【0026】
工程(e)は、ゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続するための配線部を形成する工程を含み、この配線部形成工程は、配線部の一部分がポリシリコン膜のみからなり、配線部の他の部分がポリシリコン膜及びシリサイド膜を含むようにする。このような構造は、例えば、配線部の一部分のシリサイド膜を除去する方法により、又は配線部の一部分にシリサイド膜が形成されないようにする方法により形成することができる。配線部の一部分のシリサイド膜を除去する方法とは、次の通りである。ポリシリコン膜を形成し、ポリシリコン膜上に高融点金属膜を形成する。高融点金属膜をアニールし、シリサイド膜とする。そして、配線部の一部分上にあるシリサイド膜を除去する。
【0027】
配線部の一部分にシリサイド膜が形成されないようにする方法とは、次の通りである。ポリシリコン膜を形成する。ポリシリコン膜上のうち、配線部の一部分となる領域以外の領域に、高融点金属膜を形成する。高融点金属膜をアニールし、シリサイド膜とする。
【0028】
(5)本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、以下のような配線部を備えるのが好ましい。抵抗部は配線部に含まれる。配線部は、第1の端部側に形成され、かつゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続する。配線部の長さは、第1のコンタクト部とゲート電極との間の最短距離以上とすることにより、配線部を低抵抗部とする。
【0029】
この態様は、配線部の長さを、第1のコンタクト部とゲート電極との間の最短距離以上とすることにより、配線部を長くしている。そして、この配線部全体を抵抗部としている。上記距離としては、例えば、1μm以上である。
【0030】
配線部の長さが、第1のコンタクト部とゲート電極との間の最短距離以上となる構造としては、例えば、以下の構造がある。素子分離絶縁層は、ソース及びドレイン領域を囲むように位置している。配線部は、素子分離絶縁層の平面上で迂回して第1のコンタクト部と電気的に接続されている。この構造によれば、抵抗部を素子分離絶縁層上に形成しているので、素子分離絶縁層上の領域を有効利用することができる。
【0031】
このような構造は、以下の工程により製造することができる。工程(e)は、ゲート電極と第1のコンタクト部とを電気的に接続するための配線部を形成する工程を含み、この配線部形成工程は、ソース及びドレイン領域を囲むように位置している素子分離絶縁層の平面上で、配線部が迂回して第1のコンタクト部と電気的に接続されるように、配線部をパターンニングする。
【0032】
(6)本発明に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、抵抗部の抵抗値としては、例えば、次の値がある。抵抗部の抵抗値は、電界効果トランジスタのON抵抗値より大きい。
【0033】
抵抗部の抵抗値は、電界効果トランジスタのON抵抗値より10倍以上大きいのが好ましい。電界効果トランジスタに流れる電流は、ドレイン領域とソース領域との間の電流(Ids)の値に、ゲート電極とソース領域との間の電流(Igs)の値を加えた値となる。抵抗部の抵抗値が、電界効果トランジスタのON抵抗値より10倍以上大きいと、次のことがいえる。すなわち、ドレイン領域とソース領域との間の電流の値に対して、ゲート電極とソース領域との間の電流の値が、約十分の一以下になるのである。ところで、半導体装置の電気的特性には、10%程度のばらつきが不可避的に生じる。よって、ゲート電極とソース領域との間の電流の値が、ドレイン領域とソース領域との間の電流の値に加算されても、この合計値は、ドレイン−ソース電流(Ids)の値の誤差の範囲内となるのである。
【0034】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
{構造の説明}
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。図2は、図1に示すMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。このSOI構造のMOS電界効果トランジスタは、配線部56の一部分の幅を、配線部56の他の部分の幅より小さくすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。図1を参考にしながら、図2に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタの構造を説明する。SOI基板は、シリコン基板10、埋め込み酸化膜12及びシリコン層から構成されている。シリコン基板10上には、シリコン酸化膜からなる埋め込み酸化膜12が形成されている。埋め込み酸化膜12上には、シリコン層が形成されている。シリコン層には、ボディ領域(p−領域14、p+領域16)等が形成されている。SOI基板は、シリコン基板10、埋め込み酸化膜12及びシリコン層から構成されている。
【0035】
埋め込み酸化膜12上には、p−領域14及びp+領域16を挟むように、フィールド酸化膜18、20が形成されている。図1に示すように、p−領域14を挟むようにドレイン領域38とソース領域40とが形成されている。p−領域14上には、ゲート酸化膜22が形成されている。ゲート酸化膜22上には、ゲート電極24が形成されている。ゲート電極24は、配線部56を介してコンタクトパッド層53と電気的に接続されている。コンタクトパッド層53及び配線部56は、ボディ領域の第1の端部17側に位置している。コンタクトパッド層53及び配線部56は、フィールド酸化膜20上に位置している。配線部56の一部分の幅は、配線部56の他の部分の幅より小さい。この幅の小さい部分が抵抗部52となる。図1に示すように、抵抗部52の幅Wは、例えば、0.1〜0.5μmである。抵抗部52の長さLは、例えば、1〜10μmである。ゲート電極24、配線部56、抵抗部52及びコンタクトパッド層53は、ポリシリコン膜をパターンニングすることにより同時に形成される。
【0036】
ゲート電極24を覆うように、SOI基板上には、シリコン酸化膜26が形成されている。シリコン酸化膜26には、スルーホール28、30が形成されている。スルーホール28は、ボディ領域(p−領域14、p+領域16)の第2の端部15側に形成されている。スルーホール28により、p+領域16が露出している。アルミ充填膜34が、スルーホール28内に充填されている。アルミ充填膜34により、ゲート電極24とp+領域16とが電気的に接続される。ゲート電極24とp+領域16とが電気的に接続されている箇所が第2のコンタクト部50となる。
【0037】
スルーホール30は、ボディ領域(p−領域14、p+領域16)の第1の端部17側に形成されている。シリコン酸化膜26上には、ゲート信号配線36が形成されている。ゲート電極24へ入力されるゲート信号は、ゲート信号配線36から伝達される。ゲート信号配線36はアルミニウムから構成されている。ゲート信号配線36は、スルーホール30内にも充填されている。ゲート信号配線36とゲート電極24とは、スルーホール30内に充填されたゲート信号配線36を介して電気的に接続されている。ゲート信号配線36とゲート電極24との接続部が、第1のコンタクト部42となる。ゲート信号は、第1のコンタクト部42を通り、ゲート電極24に伝達される。
【0038】
図1及び図2に示す本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの等価回路を表した図が、図3である。14及び16はボディ領域(p−領域14、p+領域16)、24はゲート電極、38はドレイン領域、40はソース領域、52は抵抗部を示している。
【0039】
{製造方法の説明}
本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法を説明する。図4は、SOI基板の平面図である。図5は、図4に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。図4及び図5に示すように、SOI基板は、シリコン基板10と、シリコン基板10上に形成された埋め込み酸化膜12と、埋め込み酸化膜12上に形成されたシリコン層13と、備える。
【0040】
図6及び図7(図7は、図6に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、例えば、LOCOS法を用いて、シリコン層13に、フィールド酸化膜18、20を形成する。フィールド酸化膜18、20は、nMOS電界効果トランジスタが形成される領域を囲むように形成されている。次に、フィールド酸化膜18、20をマスクとして、シリコン層13にp型のイオンを注入し、nMOS電界効果トランジスタが形成される領域にp−領域14を形成する。p型のアクセプタとしては、例えば、ボロンがある。イオン注入のエネルギーとしては、例えば、20KeV程度である。ドーズ量としては、例えば、6×1012/cm2である。
【0041】
図8及び図9(図9は、図8に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、次に、例えば、熱酸化により、p−領域14上にゲート酸化膜となる薄い酸化膜(膜厚7nm)を形成する。
【0042】
次に、例えば、CVD法により、SOI基板の全面上にゲート電極となるポリシリコン膜(膜厚250nm)を形成する。
【0043】
次に、ポリシリコン膜をフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、パターンニングし、ゲート電極24、配線部56、抵抗部52及びコンタクトパッド層53を形成する。コンタクトパッド層53及び配線部56は、ボディ領域の第1の端部17側に位置している。コンタクトパッド層53及び配線部56は、フィールド酸化膜20上に位置している。ゲート電極24と配線部56とは、電気的に接続されている。コンタクトパッド層53と配線部56とは、電気的に接続されている。配線部56の一部分の幅は、配線部56の他の部分の幅より小さくなるように、ポリシリコン膜をパターンニングする。この幅の小さい部分が抵抗部52となる。ゲート電極24とフィールド酸化膜18との間の領域を、領域46とする。
【0044】
図10及び図11(図11は、図10に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、少なくとも領域46を覆うレジスト44を形成する。レジスト44及びフィールド酸化膜18、20をマスクとして、n型のイオンをnMOS電界効果トランジスタが形成される領域に注入し、ソース領域40とドレイン領域38とを形成する。n型のイオンとしては、例えば、リンがある。イオン注入のエネルギーとしては、例えば、40KeVである。ドーズ量としては、例えば、2×1015/cm2である。
【0045】
図12及び図13(図13は、図12に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、少なくとも領域46を露出するレジスト48を形成する。レジスト48をマスクとして、p型のイオンを領域46に注入し、p+領域16を形成する。p型のイオンとしては、例えば、ボロンがある。イオン注入のエネルギーとしては、例えば、20KeVである。ドーズ量としては、例えば、2×1015/cm2である。
【0046】
図14及び図15(図15は、図14に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、例えば、CVD法により、SOI基板の全面上にシリコン酸化膜26(膜厚500nm)を形成する。
【0047】
フォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、シリコン酸化膜26を選択的に除去し、スルーホール28及びスルーホール30を形成する。スルーホール28は、p+領域16を露出させる。スルーホール30は、コンタクトパッド層53を露出させる。
【0048】
図1及び図2に示すように、例えば、スパッタリング法により、SOI基板の全面上にアルミニウム膜(膜厚500nm)を形成する。
【0049】
アルミニウム膜を、フォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、パターンニングし、アルミ充填膜34、ゲート信号配線36を形成する。以上により、第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタが完成する。
【0050】
{効果の説明}
(効果1)
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、ゲート電極24と第1のコンタクト部42とは、抵抗部52を介して電気的に接続されている。抵抗部52を備えることにより、以下に説明する効果が生じる。図3に示すように、ゲート電極24に正電圧が印加されると、抵抗部52を介してボディ領域(p−領域14、p+領域16)にも同じ値の正電圧が印加される。ボディ領域はp型であり、かつソース領域40はn型であるので、ボディ領域とソース領域40とでpn接合が形成される。通常、ソース領域40は基準電圧なので、ゲート電極24への正電圧印加により、ボディ領域とソース領域40とのpn接合に順方向電圧が印加されることになる。従って、もし抵抗部52がないと、ゲート電極24とソース領域40との間に電流(Igs)が流れることになる。この電流は通常のMOS電界効果トランジスタでは流れることのない電流なので、望ましくない電流である。しかも、上記pn接合の順方向耐圧以上の電圧が、ゲート電極24とソース領域40との間に印加されると、ゲート電極24とソース領域40との間を流れる電流(Igs)が、ソース領域40とドレイン領域38との間を流れる電流(Ids)より大きくなることがある。
【0051】
本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタは抵抗部52を備えている。このため、上記pn接合に流れる順方向電流は抵抗部52によって制限され、ボディ領域とソース領域40との間の電流を低く抑えることができる。この結果、ゲート電圧が比較的高い条件下で第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタを使用しても、MOS電界効果トランジスタの消費電力を低くすることができる。
【0052】
なお、第1の実施の形態は、nMOS電界効果トランジスタについて説明したが、pMOS電界効果トランジスタについても同様の効果が生じる。
【0053】
また、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、第1のコンタクト部42は第1の端部17側に形成され、第2のコンタクト部50は第2の端部15側に形成されている。したがって、本発明の第1の実施の形態によれば、ゲート電極24に電流が流れるので、ゲート電極24自体も抵抗として機能させることができる。
【0054】
(効果2)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、配線部56の一部分の幅を、配線部56の他の部分の幅より小さくすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。よって、抵抗部52の幅Wと抵抗部52の長さLとの組み合わせにより、抵抗部52の抵抗値を制御できる。すなわち、幅Wを大きくすると抵抗値が小さくなり、小さくすると抵抗値が大きくなる。長さLを大きくすると抵抗値が大きくなり、小さくすると抵抗値が小さくなる。
【0055】
[第2の実施の形態]
{構造の説明}
図16は、本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。図17は、図16に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタとの違いは、抵抗部52の構造である。すなわち、本発明の第2の実施の形態では、配線部56の一部分の不純物濃度を、配線部56の他の部分の不純物濃度より低くすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの構成要素と同一要素については、同一符号を用いることにより、説明を省略する。
【0056】
{製造方法の説明}
まず、図4(図5)〜図6(図7)に示す工程までを行う。ここまでの工程は、第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法は、第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法と同じである。図6(図7)に示す工程後、図18及び図19(図19は、図18に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、p−領域14上にゲート酸化膜となる薄い酸化膜を形成する。形成方法、条件は、第1の実施の形態と同じ方法、条件を用いることができる。 次に、例えば、CVD法により、SOI基板の全面上にゲート電極となるノンドープのポリシリコン膜(膜厚200〜500nm)を形成する。形成条件は、例えば、以下のとおりである。
温度:580〜620℃
時間:10〜30分
【0057】
次に、ポリシリコン膜をフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、パターンニングし、ゲート電極24、配線部56及びコンタクトパッド層53を形成する。コンタクトパッド層53及び配線部56は、ボディ領域の第1の端部17側に位置している。コンタクトパッド層53及び配線部56は、フィールド酸化膜20上に位置している。ゲート電極24と配線部56とは、電気的に接続されている。コンタクトパッド層53と配線部56とは、電気的に接続されている。ゲート電極24とフィールド酸化膜18との間の領域を、領域46とする。
【0058】
図20及び図21(図21は、図20に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、領域46を覆うレジスト44及び配線部56の一部を覆うレジスト45を形成する。
【0059】
図22及び図23(図23は、図22に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、レジスト44、45及びフィールド酸化膜18、20をマスクとして、n型のイオンをnMOS電界効果トランジスタが形成される領域に注入し、ソース領域40とドレイン領域38とを形成する。n型のイオンとしては、例えば、リンがある。イオン注入のエネルギーとしては、例えば、40KeVである。ドーズ量としては、例えば、2×1015/cm2である。このイオン注入により、ゲート電極24、コンタクトパッド層53及び配線部56にもイオンが注入される。但し、配線部56の一部分上にはレジスト45があるので、この部分にはイオンが注入されない。この部分が抵抗部52となる。
【0060】
なお、抵抗部52の抵抗値が所望値でない場合は、以下の工程が追加される。まず、ソース領域40及びドレイン領域38形成後、レジスト44、45を除去する。次に、抵抗部52の抵抗値が所望の値となるようなドーズ量でn型のイオンをSOI基板全面に注入する。
【0061】
図24及び図25(図25は、図24に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図24及び図25で示す工程は、図12及び図13に示す工程と同じである。
【0062】
次に、図26及び図27(図27は、図26に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図26及び図27で示す工程は、図14及び図15に示す工程と同じである。
【0063】
次に、図16及び図17で示す工程を行う。図16及び図17で示す工程は、図1及び図2に示す工程と同じである。以上により、第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタが完成する。
【0064】
{効果の説明}
(効果1)
本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1と同じである。
【0065】
(効果2)
図16及び図17に示すように、本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタによれば、配線部56の一部分の不純物濃度を、配線部56の他の部分の不純物濃度より低くすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。よって、本発明の第2の実施の形態によれば、抵抗部の面積を大きくすることなく、かつ配線部となる膜と抵抗部となる膜とを同時に形成できる。
【0066】
なお、抵抗部52の不純物濃度は、例えば、1×1017/cm3〜5×1019/cm3である。このとき、抵抗値は、10kΩ〜1MΩとなる。
【0067】
[第3の実施の形態]
{構造の説明}
図28は、本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。図29は、図28に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタとの違いは、抵抗部52の構造である。すなわち、本発明の第3の実施の形態では、配線部56の一部分をポリシリコン膜のみの構造とし、配線部56の他の部分をポリシリコン膜及びシリサイド膜54を含む構造とすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの構成要素と同一要素については、同一符号を用いることにより、説明を省略する。
【0068】
{製造方法の説明}
まず、図4(図5)〜図6(図7)に示す工程までを行う。ここまでの工程は、第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法は、第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法と同じである。図6(図7)に示す工程後、図30及び図31(図31は、図30に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、p−領域14上にゲート酸化膜となる薄い酸化膜を形成する。形成方法、条件は、第1の実施の形態と同じ方法、条件を用いることができる。 次に、例えば、CVD法により、SOI基板の全面上にゲート電極となるポリシリコン膜を形成する。形成条件は、第1の実施の形態と同じ条件を用いることができる。
【0069】
次に、例えば、スパッタリングにより、ポリシリコン膜の全面上に高融点金属膜であるMo膜(膜厚50〜200nm)を形成する。形成条件は、例えば、以下のとおりである。
温度:室温〜100℃
時間:10〜30分
【0070】
そして、高融点金属膜をアニールし、ポリシリコン膜上にシリサイド膜54を形成する。アニール条件は、例えば、以下のとおりである。
温度:900〜1050℃
時間:数分〜30分
【0071】
次に、シリサイド膜54及びポリシリコン膜をフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、パターンニングし、ゲート電極24、配線部56及びコンタクトパッド層53を形成する。コンタクトパッド層53及び配線部56は、ボディ領域の第1の端部17側に位置している。コンタクトパッド層53及び配線部56は、フィールド酸化膜20上に位置している。ゲート電極24と配線部56とは、電気的に接続されている。コンタクトパッド層53と配線部56とは、電気的に接続されている。ゲート電極24とフィールド酸化膜18との間の領域を、領域46とする。
【0072】
次に、図32及び図33(図33は、図32に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図32及び図33で示す工程は、図10及び図11に示す工程と同じである。
【0073】
次に、図34及び図35(図35は、図34に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図34及び図35で示す工程は、図12及び図13に示す工程と同じである。
【0074】
次に、図36及び図37(図37は、図36に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、SOI基板の全面にレジスト58を形成する。抵抗部となる位置上にあるレジストを除去する。そして、レジスト58をマスクとして、シリサイド膜54を選択的に除去する。配線部56のうち、シリサイド膜54が除去されている部分が抵抗部52となる。
【0075】
次に、図38及び図39(図39は、図38に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図38及び図39で示す工程は、図14及び図15に示す工程と同じである。
【0076】
次に、図28及び図29で示す工程を行う。図28及び図29で示す工程は、図1及び図2に示す工程と同じである。以上により、第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタが完成する。
【0077】
{効果の説明}
(効果1)
本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1と同じである。
【0078】
(効果2)
図28及び図29に示すように、本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタによれば、配線部56の一部分をポリシリコン膜のみの構造とし、配線部56の他の部分をポリシリコン膜及びシリサイド膜54を含む構造とすることにより、配線部56の一部分を抵抗部52としている。本発明の第3の実施の形態によれば、配線部の抵抗を低抵抗としつつ、かつ配線部となる膜と抵抗部となる膜とを同時に形成できる。
【0079】
[第4の実施の形態]
{構造の説明}
図40は、本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。図41は、図40に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタとの違いは、抵抗部52の構造である。すなわち、本発明の第4の実施の形態において、配線部56は、フィールド酸化膜20の平面上を迂回して第1のコンタクト部42と電気的に接続されている。これにより、配線部56の長さは、第1のコンタクト部42とゲート電極24との間の最短距離以上となる。この配線部56全体を抵抗部52としている。本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタにおいて、図1及び図2に示す第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの構成要素と同一要素については、同一符号を用いることにより、説明を省略する。
【0080】
{製造方法の説明}
まず、図4(図5)〜図6(図7)に示す工程までを行う。ここまでの工程は、第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法は、第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法と同じである。図6(図7)に示す工程後、図42及び図43(図43は、図42に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)に示すように、p−領域14上にゲート酸化膜となる薄い酸化膜を形成する。形成方法、条件は、第1の実施の形態と同じ方法、条件を用いることができる。次に、例えば、CVD法により、SOI基板の全面上にゲート電極となるポリシリコン膜を形成する。形成条件は、第1の実施の形態と同じ条件を用いることができる。
【0081】
次に、ポリシリコン膜をフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とにより、パターンニングし、ゲート電極24、配線部56及びコンタクトパッド層53を形成する。コンタクトパッド層53及び配線部56は、ボディ領域の第1の端部17側に位置している。コンタクトパッド層53及び配線部56は、フィールド酸化膜20上に位置している。ゲート電極24と配線部56とは、電気的に接続されている。配線部56は、迂回してコンタクトパッド層53へ延びている。コンタクトパッド層53と配線部56とは、電気的に接続されている。ゲート電極24とフィールド酸化膜18との間の領域を、領域46とする。
【0082】
次に、図44及び図45(図45は、図44に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図44及び図45で示す工程は、図10及び図11に示す工程と同じである。
【0083】
次に、図46及び図47(図47は、図46に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図46及び図47で示す工程は、図12及び図13に示す工程と同じである。
【0084】
次に、図48及び図49(図49は、図48に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。)で示す工程を行う。図48及び図49で示す工程は、図14及び図15に示す工程と同じである。
【0085】
次に、図40及び図41で示す工程を行う。図40及び図41で示す工程は、図1及び図2に示す工程と同じである。以上により、第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタが完成する。
【0086】
{効果の説明}
(効果1)
本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1は、本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの効果1と同じである。
【0087】
(効果2)
図40及び図41に示すように、本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタによれば、配線部56を迂回させて、第1のコンタクト部42と電気的に接続させている。よって、配線部56の長さは、第1のコンタクト部42とゲート電極24との間の最短距離以上となる。本発明の第4の実施の形態は、配線部56を長くすることにより、この配線部56全体を抵抗部52としている。本発明の第4の実施の形態によれば、抵抗部をフィールド酸化膜上に形成しているので、フィールド酸化膜上の領域を有効利用することができる。
【0088】
[実験例]
DTMOSの特性を説明しながら、抵抗部Rを備えることにより生じる効果を、実験例を用いて説明する。図50は、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの一例の模式図である。この構造は、背景技術の欄ですでに説明した。この構造を、以下、フローティングボディ型電界効果トランジスタと呼ぶ。図51は、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの他の例の模式図である。この構造は、背景技術の欄ですでに説明した。この構造を、以下、DTMOS型電界効果トランジスタと呼ぶ。図52は、本発明の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの模式図である。図52に示す構造と図51に示す構造との違いは、図52に示す構造は、抵抗部Rを備えている点である。この構造を、以下、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタと呼ぶ。
【0089】
そして、これらのMOS電界効果トランジスタの動作モードには、完全空乏型(Fully Depleted)と、部分空乏型(Partially D−epleted)と、がある。一般的に、完全空乏型は、部分空乏型よりもボディ領域の厚さが小さい。このため、ボディ領域がすべて空乏層となる。これに対して、部分空乏型は、ボディ領域の底部が空乏層とならない。
【0090】
図53は、フローティングボディ型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0091】
動作モード:部分空乏型
ボディ領域の厚さ:175nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:無し
グラフから分かるように、ゲート電圧(Vg)が0.5V近辺の範囲のとき、ドレイン電圧(Vd)が上昇すると、ゲート電圧(Vg)が同じでも、電流(Ids)が急上昇する。これは、ドレイン電圧(Vd)が上昇すると基板浮遊効果が生じるので、しきい値の低下が起きるからである。
【0092】
ちなみに電流(Ids)が、例えば、1.E−03(A)とは、ドレイン−ソース間に1mAの電流が流れていることを示している。
【0093】
1.E−03(A)=1.0×10−3(A)=1.0(mA)
なお、図53から図59に示すVg−Ids特性において、縦軸(Ids)は電界効果トランジスタのドレイン−ソース間の電流にゲート−ソース間の電流を加えた値を示している。
【0094】
図54は、フローティングボディ型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0095】
動作モード:完全空乏型
ボディ領域の厚さ:55nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:無し
グラフから分かるように、完全空乏型では、上記した部分空乏型で生じる現象が生じていない。
【0096】
図55は、DTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0097】
動作モード:部分空乏型
ボディ領域の厚さ:175nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:無し
グラフから分かるように、DTMOS型電界効果トランジスタだと、部分空乏型であっても、上記したフローティングボディ型電界効果トランジスタ(部分空乏型)で生じる現象が生じていない。
【0098】
しかし、図53と比べて、(Vg)が0.8V以上の領域では(Ids)が異常に増加している。これはゲート電極からボディ領域を介してソース領域に流れる電流(Igs)がドレイン−ソース間の電流に加わっているためである。この電流(Igs)の増大が抵抗部Rを有さないDTMOS型電界効果トランジスタの実用的に使用できる電源電圧の範囲を制限している理由である。
【0099】
図56は、DTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0100】
動作モード:完全空乏型
ボディ領域の厚さ:55nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:無し
グラフから分かるように、DTMOS型電界効果トランジスタ(完全空乏型)も、上記したフローティングボディ型電界効果トランジスタ(部分空乏型)で生じる現象がほとんど生じていない。
【0101】
しかし、図54と比べて(Vg)が0.7V付近以上の領域で(Ids)が異常に増加している。この原因は、ゲート電極からボディ領域を介してソース領域に流れる電流(Igs)がドレイン−ソース間の電流に加わっているためである。
【0102】
図57は、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0103】
動作モード:部分空乏型
ボディ領域の厚さ:175nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:有り(56kΩ)
本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタは、抵抗部Rを備えている。グラフから分かるように、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタは、ゲート電圧(Vg)が比較的高くても(1.0V以上)、電流Idsが1.E−03近辺の範囲以下に抑えられている。これは、抵抗部Rにより、ボディ領域とソース領域との間の電流が抑制されるからである。よって、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタは、ゲート電圧が比較的高い条件下で使用されても、電流(Ids)、すなわち消費電力を低くすることができる。これに対して、抵抗部Rを備えないDTMOS型電界効果トランジスタ(図55)は、ゲート電圧(Vg)が比較的高くなると(1.0V以上)、電流(Ids)を1.E−03近辺の範囲以下に抑えることができなくなる。
【0104】
また、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタも、上記したフローティングボディ型電界効果トランジスタ(部分空乏型)で生じる現象が生じていない。
【0105】
図58は、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ドレイン−ソース電流(Ids)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0106】
動作モード:完全空乏型
ボディ領域の厚さ:55nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
ドレイン電圧Vd:0.1V、1.1V、2.1V
抵抗部:有り(56kΩ)
図58において、Vg(0.7V以上)でも、図56に見られるような(Ids)の異常な増加は見あたらない。抵抗部Rにより(Igs)が制限されているからである。
【0107】
また、本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタも、上記したフローティングボディ型電界効果トランジスタ(部分空乏型)で生じる現象が生じていない。
【0108】
図59は、抵抗部Rが有る場合と、抵抗部Rがない場合とを、一緒に表したグラフである。すなわち、図59には、図55に示すグラフのうち、ドレイン電圧(Vd)が1.1Vのときのグラフが表されている。また、図59には、図57に示すグラフのうち、ドレイン電圧(Vd)が1.1Vのときのグラフが表されている。ゲート電圧(Vg)が比較的高い場合(1.0V以上)、抵抗部Rを備えるDTMOS型電界効果トランジスタの電流(Ids)は、抵抗部Rを備えないDTMOS型電界効果トランジスタの電流(Ids)に比べて、低いことが分かる。
【0109】
図60は、DTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧(Vg)と、ゲート電極からボディ領域を通りソース領域へ流れる電流(Igs)と、の関係を示したグラフである。条件は、以下のとおりである。
【0110】
動作モード:部分空乏型
ボディ領域の厚さ:175nm
素子分離法:LOCOS法
ゲート電極の幅:25μm
ゲート電極の長さ:0.6μm
グラフから分かるように、抵抗部R(56kΩ)がある場合は、抵抗部Rがない場合に比べて、ゲート電圧(Vg)が比較的高い場合(0.7〜0.8V以上)、電流(Igs)が抑制されていることが分かる。上記で説明した本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタの電流(Ids)を比較的低い値にできるのは、電流(Igs)が抑制されているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。
【図2】図1に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの等価回路図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第1工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図5】図4に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第2工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図7】図6に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第3工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図9】図8に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第4工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図11】図10に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第5工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図13】図12に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第6工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図15】図14に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。
【図17】図16に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第1工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図19】図18に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第2工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図21】図20に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第3工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図23】図22に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第4工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図25】図24に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第5工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図27】図26に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図28】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。
【図29】図28に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図30】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第1工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図31】図30に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図32】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第2工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図33】図32に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図34】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第3工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図35】図34に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図36】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第4工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図37】図36に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図38】本発明の第3の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第5工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図39】図38に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図40】本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの平面図である。
【図41】図40に示すSOI構造のMOS電界効果トランジスタをA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図42】本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第1工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図43】図42に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図44】本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第2工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図45】図44に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図46】本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第3工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図47】図46に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図48】本発明の第4の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法の第4工程を説明するためのSOI基板の平面図である。
【図49】図48に示すSOI基板をA−A線に沿って切断した状態を示す断面構造図である。
【図50】SOI構造のMOS電界効果トランジスタの一例の模式図である。
【図51】SOI構造のMOS電界効果トランジスタの他の例の模式図である。
【図52】本発明の実施の形態に係るSOI構造のMOS電界効果トランジスタの模式図である。
【図53】フローティングボディ型電界効果トランジスタ(部分空乏型)の特性を示したグラフである。
【図54】フローティングボディ型電界効果トランジスタ(完全空乏型)の特性を示したグラフである。
【図55】DTMOS型電界効果トランジスタ(部分空乏型)の特性を示したグラフである。
【図56】DTMOS型電界効果トランジスタ(完全空乏型)の特性を示したグラフである。
【図57】本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタ(部分空乏型)の特性を示したグラフである。
【図58】本発明の実施の形態に係るDTMOS型電界効果トランジスタ(完全空乏型)の特性を示したグラフである。
【図59】抵抗部Rを備えたDTMOS型電界効果トランジスタの特性と、抵抗部Rを備えないDTMOS型電界効果トランジスタの特性と、を比較したグラフである。
【図60】DTMOS型電界効果トランジスタのゲート電圧Vgと、ゲート電極からボディ領域を通りソース領域へ流れる電流Igsと、の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
10 シリコン基板
12 埋め込み酸化膜
13 シリコン層
14 p−領域
15 第2の端部
16 p+領域
17 第1の端部
18 フィールド酸化膜
20 フィールド酸化膜
22 ゲート酸化膜
24 ゲート電極
26 シリコン酸化膜
28 スルーホール
30 スルーホール
32 ポリシリコン膜
34 アルミ充填膜
36 ゲート信号配線
38 ドレイン領域
40 ソース領域
42 第1のコンタクト部
44 レジスト
45 レジスト
46 領域
48 レジスト
50 第2のコンタクト部
52 抵抗部
53 コンタクトパッド層
54 シリサイド膜
56 配線部
58 レジスト膜
60 スルーホール
Claims (14)
- SOI基板上に形成されたMOS電界効果トランジスタであって、
ソース領域、ドレイン領域、ボディ領域、ゲート電極、ゲート絶縁膜、第1のコンタクト部、第2のコンタクト部及び抵抗部を備え、
前記ボディ領域は、前記ソース領域と前記ドレイン領域とによって挟まれており、かつ第1の端部と第2の端部とを有し、
前記ゲート電極は、前記ゲート絶縁膜を介して前記ボディ領域上に形成されており、かつ前記第1の端部から前記第2の端部へ向かう方向に延びており、
前記第1のコンタクト部は、前記第1の端部側に形成され、
前記第1のコンタクト部において、前記ゲート電極と前記ゲート電極へ入力されるゲート信号を伝達するゲート信号配線とが電気的に接続され、
前記第2のコンタクト部は、前記第2の端部側に形成され、
前記第2のコンタクト部において、前記ゲート電極と前記ボディ領域とが電気的に接続され、
前記抵抗部は、前記第1の端部側に形成された配線部に含まれ、
前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とは、前記抵抗部を介して電気的に接続され、
前記抵抗部の抵抗値は、前記電界効果トランジスタのON抵抗値より大きい、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1において、
前記配線部は、前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とを電気的に接続し、
前記配線部の一部分の幅を、前記配線部の他の部分の幅より小さくすることにより、前記配線部の一部分を前記抵抗部としている、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1において、
前記配線部は、ポリシリコン膜を含み、
前記配線部は、前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とを電気的に接続し、
前記配線部の一部分の不純物濃度を、前記配線部の他の部分の不純物濃度より低くすることにより、前記配線部の一部分を前記抵抗部としている、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1において、
前記配線部は、前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とを電気的に接続し、
前記配線部の一部分をポリシリコン膜のみとし、かつ前記配線部の他の部分をポリシリコン膜及びシリサイド膜を含む構造とすることにより、前記配線部の一部分を前記抵抗部としている、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1において、
前記配線部は、前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とを電気的に接続し、
前記配線部の長さを、前記第1のコンタクト部と前記ゲート電極との間の最短距離以上とすることにより、前記配線部を抵抗部とする、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項5において、
前記ソース及び前記ドレイン領域を囲むように位置している素子分離絶縁層を備え、
前記配線部は、前記素子分離絶縁層の平面上で迂回して前記第1のコンタクト部と電気的に接続されている、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記抵抗部の抵抗値は、前記電界効果トランジスタのON抵抗値より10倍以上大きい、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1〜7のいずれかにおいて、
前記電界効果トランジスタは、部分空乏型である、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - 請求項1〜7のいずれかにおいて、
前記電界効果トランジスタは、完全空乏型である、SOI構造のMOS電界効果トランジスタ。 - SOI基板上に形成されたMOS電界効果トランジスタの製造方法であって、
(a)前記SOI基板上に、第1の端部と第2の端部とを有するボディ領域を形成する工程と、
(b)前記ボディ領域上に、前記第1の端部から前記第2の端部へ向かう方向に延びているゲート電極を形成する工程と、
(c)前記ゲート電極をマスクとして、前記SOI基板にイオンを注入し、前記ボディ領域を挟むように、ソース領域及びドレイン領域を形成する工程と、
(d)前記第1の端部側に、前記ゲート電極と前記ゲート電極へ入力されるゲート信号を伝達するゲート信号配線とが電気的に接続される第1のコンタクト部を形成し、前記第2の端部側に、前記ゲート電極と前記ボディ領域とが電気的に接続される第2のコンタクト部を形成する工程と、
(e)前記工程(b)〜前記工程(d)までにおいて、前記第1の端部側に、前記ゲート電極と前記第1のコンタクト部とを電気的に接続するための配線部を形成し、かつ前記ゲート電極及び前記第1のコンタクト部とに電気的に接続される抵抗部を形成する工程と、を備え、
前記抵抗部の抵抗値は、前記電界効果トランジスタのON抵抗値より大きい、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法。 - 請求項10において、
前記工程(e)において、
前記配線部形成工程は、前記配線部の一部分の幅が、前記配線部の他の部分の幅より小さくなるように、前記配線部のパターンニングをすることにより前記抵抗部を形成する、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法。 - 請求項10において、
前記工程(e)において、
前記配線部形成工程は、ポリシリコン膜からなる前記配線部の一部分の不純物濃度が、前記配線部の他の部分の不純物濃度より低くなるようにすることにより前記抵抗部を形成する、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法。 - 請求項10において、
前記工程(e)において、
前記配線部形成工程は、前記配線部の一部分がポリシリコン膜のみからなり、前記配線部の他の部分がポリシリコン膜及びシリサイド膜を含むようにすることにより、前記ポリシリコン膜のみの部分に前記抵抗部を形成する、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法。 - 請求項10において、
前記工程(e)において、
前記配線部形成工程は、前記ソース及び前記ドレイン領域を囲むように位置している素子分離絶縁層の平面上で、前記配線部が迂回して前記第1のコンタクト部と電気的に接続されるように前記配線部をパターンニングすることにより前記抵抗部を形成する、SOI構造のMOS電界効果トランジスタの製造方法。
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