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JP3582421B2 - 定着装置 - Google Patents

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JP3582421B2
JP3582421B2 JP28365499A JP28365499A JP3582421B2 JP 3582421 B2 JP3582421 B2 JP 3582421B2 JP 28365499 A JP28365499 A JP 28365499A JP 28365499 A JP28365499 A JP 28365499A JP 3582421 B2 JP3582421 B2 JP 3582421B2
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heater lamp
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roller
fixing device
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忠和 河村
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Ushio Denki KK
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Ushio Denki KK
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PPCやレーザプリンタなどの電子写真複写機などの定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写機などの定着装置は、記録材、例えばコピー用紙上の未定着のトナー像を加熱して定着するための加熱ローラと、記録材を加熱ローラに圧接する加圧ローラを有する。この加熱ローラは、熱伝導性の良いアルミパイプの表面にテフロンなどをコーティングしたものが多く使用されている。かかる加熱ローラの内部には、その軸線に沿って管形のヒータランプが配置されており、このヒータランプの熱で加熱ローラを180℃程度の温度まで加熱する。そして、加熱ローラと加圧ローラの間に記録材を供給すると、加熱ローラの熱が記録材上の未定着のトナー像に伝達されて定着される。
【0003】
従って、複写を開始するに当たっては、加熱ローラをこの温度に上昇させることが必要であり、ウォーミングアップ時間が必要となる。また、複写作業を一時中断するときは、作業再開時に直ちに複写できるように、加熱ローラを160℃程度の温度に予熱しており、待機電力が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、本出願人は、実開昭64−32567号公報において、ウォーミングアップ時間や待機加熱をほとんど必要としない定着装置を提案した。図4は、その定着装置の要部の断面図を示すが、透光性部材で成形された加熱ローラ2が回転自由に配設されており、加圧ローラ3が加熱ローラ2に密着して回転する。そして、未定着のトナー像が形成された記録材Pが加熱ローラ2に密着した状態で加熱ローラ2と加圧ローラ3の間を通過する。加熱ローラ2の内部には管形のヒータランプ4が配置され、ヒータランプ4の背後には、たとえはアルミ板からなる反射板5が配置されている。そして、ヒータランプ4から放射される赤外線を含む光は、直接または反射板5で反射して、加熱ローラ2を透過し、記録材Pに照射される。つまり、記録材P上の未定着のトナーは、ヒータランプ4から放射される赤外線を含む光によって定着されるので、複写開始と同時にヒータランプ4を点灯しても複写が可能になり、ウォーミングアップ時間や待機加熱をほとんど必要としない。
【0005】
かかる定着装置においては、反射板5の背面に位置する領域の加熱ローラ2は、反射板5の輻射熱によって加熱されるだけであるので、複写作業を継続して行っても加熱ローラ2はあまり昇温せず、トナー像は、大部分は赤外線を含む光によって定着される。しかし、光の吸収度はトナーの濃淡によって異なるので、トナー像が淡い原稿の場合は、光が十分に吸収されずに定着が不十分になることが判明した。
また、加熱ローラ2内に反射板5を配置するので、加熱ローラ2を小型化することができず、装置の小型化に対応できない不具合もあった。
【0006】
そこで本発明は、ウォーミングアップ時間や待機加熱をほとんど必要とせず、確実にトナー像を定着でき、小型化にも対応できる定着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、回転自由に配設され、内部に管形のヒータランプが配置された加熱ローラと、この加熱ローラに密着して回転する加圧ローラとの間に、未定着のトナー像が形成された記録材を通過させてトナー像を定着させる定着装置において、加熱ローラを近赤外線を透過して遠赤外線を吸収する透光性部材で成形し、ヒータランプの外表面のうち、加圧ローラと対向しない外表面に、ヒータランプの光を遠赤外線に変化させる波長変換反射膜を形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に基づいて本発明の実施の形態を具体的に説明する。図1は、電子写真複写機に組み込まれた定着装置の一例を示すが、基板1には一対の支持部材11,11が立設されている。加熱ローラ2および加圧ローラ3の両端の小径部21,31にはベアリング12が嵌着され、これらのベアリング12によって、加熱ローラ2および加圧ローラ3が相互に接触した状態で回転自由に支持部材11に取り付けられている。そして、加熱ローラ2および加圧ローラ3の小径部21,31には、相互に噛合した歯車13,13もそれぞれ嵌着されており、駆動装置(図示せず)により加圧ローラ3が回転すると加熱ローラ3が反対方向に回転する。従って、回転している加熱ローラ2と加圧ローラ3の間に記録材Pを搬送すると、記録材Pは両ローラ2,3に挟圧されて進行し、両ローラ2,3から送り出される。
【0009】
加熱ローラ2は、透光性部材、例えば石英ガラスや鉛ガラスなどの耐熱ガラスからなる。これらのガラスは、近赤外線はよく透過するが、遠赤外線をよく吸収する特性を有する。加熱ローラ2は、例えば外径がφ40mm、長さが236mmの円筒体である。そして、加熱ローラ2内には、その軸線に沿って管形ハロゲンランプであるヒータランプ4が配置されている。ヒータランプ4の定格消費電力は、例えば300Wである。そして、ヒータランプ4の外表面のうち、加圧ローラ3と対向しない外表面に、便宜上点線で示すように、波長変換反射膜6がコーティングされている。
【0010】
波長変換反射膜6は、粒子状遠赤外線放射材料か結合材中に分散されてなるものである。
粒子状遠赤外線放射材料は、石英を含有するが、石英の他に、種々の無機系酸化物、炭化物、窒化物を用いることができる。石英以外の粒子状遠赤外線放射材料の具体例としては、石英以外の酸化アルミニウム、酸化銅、酸化コバルト、二酸化マンガン、二酸化チタン、酸化ニッケル、酸化亜鉛などの金属酸化物、炭化珪素、炭化チタンなどの炭化物、ジルコンなどの珪酸塩、銅−マンガン系ブラック、ニッケル−マンガン−鉄−コバルト系ブラック、チタン−バリウム−ニッケル系イエロー、鉄−ニッケル−アルミニウム系ブラウン、コバルト−シリカ系バイオレットなどの複合酸化物系顔料などが挙げられる。これらの石英以外の粒子状遠赤外線放射材料は、遠赤外線放射効率などを考慮して選択され、1種または2種以上を組み合わせて石英と共に併用することができる。
結合材は、チタン、アルミニウムおよびジルコニウムから選ばれた少なくとも1種の金属のアルコキシドと、珪素を含有するアルコキシドとよりなる複合アルコキシドの部分加水分解ゾルを加熱硬化してなるものである。
【0011】
前記の部分加水分解ゾル中に前記の粒子状遠赤外線放射材料が分散した組成物をスプレーコート法などによりヒータランプ4の所定の外表面に例えば50〜400μm程度の膜厚に塗布し、予備乾燥後に焼結すれば波長変換反射膜6を形成することができる。
【0012】
波長変換反射膜6は、例えば図3に示す波長変換特性を有する。つまり、点線曲線で示す分光波長の光が波長変換反射膜6に入射すると、0.5μm程度長波長側に変換された実線曲線で示す分光波長の光となって波長変換反射膜6から放射される。
【0013】
しかして、電子写真複写機のスタートボタンをONすると、記録材Pが露光され、原画に対応するトナー像が記録材Pに形成され、図2に示すように、加熱ローラ2と加圧ローラ3の間に搬送される。スタートボタンのONと同時にヒータランプ4は点灯しており、ヒータランプ4からの直接光、および、波長変換反射膜6で反射した近赤外線を多く含む光は、加熱ローラ2を透過して記録材Pに照射される。そして、トナー像はこの光を吸収して定着される。
一方、波長変換反射膜6を透過した近赤外線は、遠赤外線に変換されて、加熱ローラ2の加圧ローラ3と反対側に位置する部位に照射されるが、加熱ローラ2は遠赤外線をよく吸収するので効率良く昇温する。そして、高温になった加熱ローラ2が回転して記録材Pに圧着するので、加熱ローラ2の熱が記録材Pに伝達されて、この熱によってもトナー像は定着される。
【0014】
このように、透光性部材からなる加熱ローラ2を透過した光によりトナー像を定着するので、複写開始と同時にヒータランプ4を点灯しても定着することが可能になり、ウォーミングアップ時間や待機加熱をほとんど必要としない。従って、複写作業の効率が向上するとともに、省エネルギー効果も極めて大きい。そして、波長変換反射膜6によって変換された遠赤外線を吸収して高温になった加熱ローラ2の熱によってもトナー像が定着されるので、トナー像が光を吸収しにくい淡い色であっても確実に定着することができる。
また、従来例のように、加熱ローラ2内に反射板を配置しないので、加熱ローラ2を小型化することができ、装置の小型化に寄与できる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、回転自由に配設され、内部に管形のヒータランプが配置された加熱ローラと、この加熱ローラに密着して回転する加圧ローラとの間に、未定着のトナー像が形成された記録材を通過させてトナー像を定着させる定着装置において、加熱ローラを近赤外線を透過して遠赤外線を吸収する透光性部材で成形し、ヒータランプの外表面のうち、加圧ローラと対向しない外表面に、ヒータランプの光を遠赤外線に変化させる波長変換反射膜を形成したので、ウォーミングアップ時間や待機加熱をほとんど必要とせず、確実にトナー像を定着でき、小型化にも対応できる定着装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】波長変換反射膜の特性曲線図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 基板
11 支持部材
12 ベアリング
13 歯車
2 加熱ローラ
21 加熱ローラの小径部
3 加圧ローラ
31 加圧ローラの小径部
4 ヒータランプ
5 反射板
6 波長変換反射膜
P 記録材

Claims (1)

  1. 回転自由に配設され、内部に管形のヒータランプが配置された加熱ローラと、この加熱ローラに密着して回転する加圧ローラとの間に、未定着のトナー像が形成された記録材を通過させてトナー像を定着させる定着装置において、
    前記加熱ローラは、近赤外線を透過して遠赤外線を吸収する透光性部材からなり、該ヒータランプの外表面のうち、該加圧ローラと対向しない外表面に、ヒータランプの光を遠赤外線に変化させる波長変換反射膜が形成されたことを特徴とする定着装置。
JP28365499A 1999-10-05 1999-10-05 定着装置 Expired - Fee Related JP3582421B2 (ja)

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