JP3574728B2 - 半導体デバイス試験装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般には、各種の半導体デバイスを試験するための半導体デバイス試験装置に関し、特定すると、半導体デバイスの代表例である半導体集積回路(以下、ICと称する)、特にRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、電荷転送デバイス(CCD)などのようなICメモリの良否を試験するための半導体デバイス試験装置の論理比較部の改良に関する。
【0002】
なお、この発明の理解を容易にするために、以下においてはICメモリの良否を試験するためのICメモリ試験装置にこの発明を適用した場合について記載するが、この発明がICメモリ以外のICや、IC以外の半導体デバイスの良否を試験するための半導体デバイス試験装置にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0003】
【従来の技術】
ICメモリ試験装置は、大ざっぱに言うと、タイミング発生器(ストローブ発生器)、パターン発生器、波形整形器、論理比較回路、及び不良解析メモリより構成されている。パターン発生器は、タイミング発生器から供給される基準クロックに応答して、試験すべきICメモリ(一般に被試験デバイス(DUT)と呼ばれる)に供給されるアドレス信号、所定のパターンの一連のテストデータ信号及び制御信号、論理比較回路に供給される期待値データ信号等を発生する。アドレス信号、テストデータ信号及び制御信号はいったん波形整形器に入力され、ここで被試験ICメモリの試験に必要とされる波形に整形されてから被試験ICメモリに印加される。
【0004】
被試験ICメモリは、制御信号の印加によってテストデータの書き込み或いは読み出しが制御される。即ち、書き込み用の制御信号が印加されることによってテストデータが、アドレス信号により指定された被試験ICメモリのアドレスに、順次に書き込まれ、また、読み出し用の制御信号が印加されることによって、アドレス信号により指定された被試験ICメモリのアドレスから、書き込まれたテストデータが順次に読み出される。
【0005】
被試験ICメモリから読み出された読み出しデータ信号は論理比較回路に与えられ、この論理比較回路においてパターン発生器から出力される期待値データ信号と比較される。比較結果が不一致であると、論理比較回路は不一致を示す不良信号、いわゆるフェイル (FAILURE) 信号を出力する。通常はフェイル信号として論理「1」を出力する。これに対し、比較結果が一致であると、論理比較回路は一致を示す良信号、いわゆるパス (PASS) 信号を出力する。フェイル信号が論理「1」であるのでパス信号として論理「0」を出力する。フェイル信号は不良解析メモリに送られ、記憶されるが、パス信号は通常記憶されない。
【0006】
1テストサイクルが終了した後、不良解析メモリに記憶されたフェイル信号の個数、発生場所等を考慮して被試験ICメモリの良否が判断される。
ICメモリの良否を試験する従来のこの種のICメモリ試験装置の一例について、特に論理比較部の構成を主として示す図11を参照して説明する。
1つのテストサイクルを構成する一連のテスト周期のそれぞれにおいて、被試験ICメモリ1の各端子(ピン)から読み出された応答信号は、初めに、対応するレベル比較器2に供給され、ここでその信号レベル(通常は電圧レベル)が基準のレベルと比較される。基準のレベルは被試験ICメモリからの出力が論理「1」のときに使用される基準電圧VOHと被試験ICメモリからの出力が論理「0」のときに使用される基準電圧VOLの2つがあり、図示の回路例では基準電圧VOHと比較される場合には、レベル比較器2からはパスのときには論理「1」が、フェイルのときには論理「0」が出力される。また、基準電圧VOLと比較される場合には、レベル比較器2からはパスのときには論理「0」が、フェイルのときには論理「1」が出力される。図には被試験ICメモリ1の1つのピンに関する回路構成のみを示すが、他のピンに関する回路構成も同じである。
【0007】
レベル比較器2からの出力信号V(図12(a))は論理比較回路5に供給される。論理比較回路5は2つの論理比較回路5a及び5bから構成されており、出力信号Vは2つに分岐されて両論理比較回路5a及び5bにそれぞれ供給される。両論理比較回路5a及び5bは同じ回路構成を有し、それぞれラッチ回路3a及び3bと排他的ORゲート4a及び4bとから構成されている。レベル比較器2からの出力信号Vは両論理比較回路5a及び5bのラッチ回路3a及び3bにそれぞれ供給される。これらラッチ回路3a、3bのクロック端子には、ストローブ発生器(タイミング発生器)6より周波数が同一(例えば100MHz)で位相の異なるストローブ信号Sa、Sb(図12(b)、(c))がそれぞれ供給され、各ストローブ信号の立下り時点(エッジ)でレベル比較器2からの出力信号Vをラッチ回路3a、3bにそれぞれ取り込む。つまり、各ストローブ信号の立下りエッジにおける出力信号Vがラッチ回路3a、3bにそれぞれラッチされる。
【0008】
レベル比較器2からの出力信号Vは1テストサイクルの各テスト周期Tごとに更新される。各テスト周期Tはストローブ信号Sa、Sbの周期に等しく、ストローブ信号の周波数をfsとすれば、T=1/fsとなる。
各ラッチ回路3a、3bの出力信号は対応する論理比較回路5a、5bの排他的ORゲート4a、4bの一方の入力端子にそれぞれ入力され、パターン発生器から出力される期待値データ信号Ea、Ebと論理比較される。期待値データ信号Ea、Ebは被試験ICメモリ1に印加されるテストデータ信号と同じ論理の信号であるから、被試験ICメモリ1からの出力が論理「1」であるべきであるときには、排他的ORゲート4a、4bの他方の入力端子にそれぞれ入力される期待値データ信号Ea、Ebは論理「1」であり、また、被試験ICメモリ1からの出力が論理「0」であるべきであるときには、排他的ORゲート4a、4bの他方の入力端子にそれぞれ入力される期待値データ信号Ea、Ebは論理「0」である。よって、被試験ICメモリ1からの出力が論理「1」であるべきときにレベル比較器2から論理「1」信号がラッチ回路3a、3bに入力された場合には期待値データ信号(論理「1」)と一致するので、排他的ORゲート4a、4bからは論理「0」信号、即ち、パス信号が発生される。しかし、論理「0」信号がラッチ回路3a、3bに入力された場合には期待値データ信号(論理「1」)と一致しないので、排他的ORゲート4a、4bからは論理「1」信号、即ち、フェイル信号Fa、Fbが発生される。
【0009】
これに対し、被試験ICメモリ1からの出力が論理「0」であるべきときにレベル比較器2から論理「0」信号がラッチ回路3a、3bに入力された場合には期待値データ信号(論理「0」)と一致するので、排他的ORゲート4a、4bからは論理「0」信号、即ち、パス信号が発生される。しかし、論理「1」信号がラッチ回路3a、3bに入力された場合には期待値データ信号(論理「0」)と一致しないので、排他的ORゲート4a、4bからは論理「1」信号、即ち、フェイル信号Fa、Fbが発生される。
【0010】
これらフェイル信号Fa、Fbはフェイル選択回路7に入力され、いずれか一方のフェイル信号が選択されて対応する不良解析メモリ8a又は8bに書き込まれるか、或いは両フェイル信号Fa、Fbが対応する不良解析メモリ8a、8bにそれぞれ書き込まれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のICメモリ試験装置の論理比較部は、1つのストローブ発生器(タイミング発生器)6を使用して被試験ICメモリ1の各端子から読み出される応答信号の信号レベルを、1テストサイクルの各テスト周期T内の1つ又は2つの時点(タイミング)で期待値データ信号と論理比較し、被試験ICメモリの良否を判定していた。この場合、ストローブ信号の周波数はストローブ発生器の性能(例えば100MHz)に依存するから、ストローブ発生器の性能以上の周波数のストローブ信号を発生することはできない。従って、ストローブ発生器の性能を越える高速(例えば200MHzや400MHz)で動作するICメモリの良否を判定することは不可能であった。
【0012】
また、例えばDRAM(ダイナミックRAM)の性能をアクセスタイムに関して4分類したい場合に、上記従来のICメモリ試験装置ではストローブ信号が2系統しかないので、分類するのに2つのテストサイクルを必要とする。このために分類作業に時間がかかるという欠点があった。
上記欠点は、ICメモリ以外のICや、IC以外の半導体デバイスの良否を試験するための半導体デバイス試験装置においても、同様の回路構成の論理比較部を有している場合には発生する。
【0013】
さらに、最近では、半導体デバイス試験装置において、1テストサイクルを構成する各テスト周期及び論理比較を行うためのタイミングに多様性を持たせ、低速で動作する半導体デバイスから高速で動作する半導体デバイスまでを1台の半導体デバイス試験装置でそれらの種々の性能について試験できるようにして欲しいと言う新しい要望が出されている。
【0014】
この発明の1つの目的は、高速で動作するストローブ発生器を使用することなく、低速で動作する半導体デバイスから高速で動作する半導体デバイスまでを、それらの種々の性能について、試験することができる半導体デバイス試験装置を提供することである。
この発明の他の目的は、低速で動作するストローブ発生器を使用して、半導体デバイスの試験時間を短縮することができる半導体デバイス試験装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、被試験半導体デバイスに所定のパターンの一連のテストデータ信号を印加し、上記被試験半導体デバイスから読み出された読み出しデータ信号を論理比較回路において期待値データ信号と論理比較し、比較結果が不一致であるときに、その不一致を示すフェイル信号を出力し、不良解析メモリに格納するように構成されている半導体デバイス試験装置において、同じ周波数の原ストローブ信号をそれぞれ発生する複数のストローブ発生器と、上記被試験半導体デバイスからの読み出しデータ信号を対応するストローブ信号によってサンプリングしたデータと期待値データ信号とを論理比較して、不一致のときにフェイル信号を発生する、上記ストローブ発生器の数と同数の複数の論理比較回路と、上記複数のストローブ発生器と上記複数の論理比較回路との間に設けられ、上記複数のストローブ発生器からそれぞれ発生される原ストローブ信号に所定の遅延量を与えて、上記被試験半導体デバイスからの読み出しデータ信号を対応する論理比較回路に取り込むタイミングを制御するストローブ制御回路と、上記複数の論理比較回路からそれぞれ出力されるフェイル信号をテストモードに応じて選択し、不良解析メモリに供給するフェイル選択回路と、選択されたテストモードに対応するモード信号を上記複数のストローブ発生器、上記ストローブ制御回路、及び上記フェイル選択回路に供給するモード選択回路であって、1テストサイクルを構成する複数のテスト周期のそれぞれにおいて、複数のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて上記ストローブ制御回路に供給し、1テスト周期を上記原ストローブ信号の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている複数のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって上記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数に上記ストローブ発生器の数を乗算した周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら複数の論理比較回路から出力される論理比較結果のすべてを上記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数に上記ストローブ発生器の数を乗算した周波数を有する高速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第1テストモードを選択する第1モード信号と、各テスト周期内において、上記複数のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて上記ストローブ制御回路に供給し、位相が所定の値だけ互いに相違する複数のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって、上記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数と同じ周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら複数の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの1つ又は複数の比較結果を上記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数と同じ周波数を有し、かつ位相が所定の値だけ互いに相違する複数の低速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第2テストモードを選択する第2モード信号とを少なくとも発生するモード選択回路とを具備する半導体デバイス試験装置が提供される。
【0016】
好ましい一実施形態においては、上記モード選択回路から上記第1モード信号が供給されると、各テスト周期において、上記複数のストローブ発生器は、1テスト周期を上記原ストローブ発生器の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている原ストローブ信号を発生し、上記ストローブ制御回路は、供給される原ストローブ信号に同一の遅延量を与える。
好ましい他の実施形態においては、上記モード選択回路から上記第2モード信号が供給されると、各テスト周期において、上記複数のストローブ発生器は同一位相の原ストローブ信号をそれぞれ発生し、上記ストローブ制御回路は、供給される原ストローブ信号に、位相が所定の値だけ互いに相違するように異なる遅延量を与える。
【0017】
好ましいさらに他の実施形態においては、上記ストローブ制御回路は、上記複数のストローブ発生器から出力される原ストローブ信号にそれぞれ所定の遅延量を与える複数の遅延手段を有する遅延回路と、上記複数の遅延手段に設定する遅延量に対応する遅延データを予め格納した遅延データ発生器と、この遅延データ発生器からの遅延データを選択的に上記複数の遅延手段に与える複数のゲート手段を有するゲート回路とから構成されており、上記遅延データ発生器は、上記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、対応する遅延データを出力し、上記ゲート回路は、上記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、所定のゲート手段がイネーブルされる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、上記複数のストローブ発生器及び上記複数の論理比較回路の数は4つ以上の偶数個であり、上記モード選択回路は、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、上記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて上記ストローブ制御回路に供給し、1テスト周期を上記原ストローブ信号の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている4つ以上のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって上記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数の4倍以上の周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして上記4つ以上の対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のすべてを上記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の4倍以上の周波数を有する高速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第1テストモードを選択する第1モード信号と、各テスト周期内において、上記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて上記ストローブ制御回路に供給し、各組が一定の同じ値だけ位相がずらされている2つ以上の同じ数のストローブ信号よりなり、かつ別の組のストローブ信号の位相とは所定の値だけ相違する2組以上のストローブ信号を生成し、これらストローブ信号によって、上記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数の2倍以上の周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして上記4つ以上の対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの上記いずれか1組又は複数組のストローブ信号による比較結果を上記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数の2倍以上の周波数を有するが、位相が所定の値だけ互いに相違する2つ以上のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第2テストモードを選択する第2モード信号と、各テスト周期内において、上記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて上記ストローブ制御回路に供給し、位相が所定の値だけ互いに相違する4つ以上のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって、上記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数と同じ周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの1つ又は複数の比較結果を上記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数と同じ周波数を有し、かつ位相が所定の値だけ互いに相違する4つ以上の低速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第3テストモードを選択する第3モード信号とを少なくとも発生する半導体デバイス試験装置が提供される。
【0019】
上記4つ以上のストローブ発生器は、上記モード選択回路から上記第1モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、T/(4+n)(Tは1テスト周期、nは0を含む偶数)だけ位相が互いにずれている原ストローブ信号を出力し、上記モード選択回路から上記第2モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、半分の原ストローブ信号を同じ位相で、残りの半分の原ストローブ信号を、上記半分の原ストローブ信号の位相より大きいが同じ位相で、かつそれらの位相差が最大でT/2時間以内となるようにして出力し、上記モード選択回路から上記第3モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、それぞれの原ストローブ信号を同じ位相で出力する。
【0020】
上記不良解析メモリは上記論理比較回路の数と同数設けられ、上記フェイル選択回路は、上記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、上記複数の論理比較回路から供給されるフェイル信号を格納する不良解析メモリを選択する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明によるICメモリ試験装置の一実施形態の主として論理比較部の回路構成を示し、図11を参照して上述した従来のICメモリ試験装置と同様に、レベル比較器2、論理比較回路5、ストローブ発生器(タイミング発生器)6、フェイル選択回路7、及び不良解析メモリ8を含む。
【0022】
この実施形態においてはストローブ発生器6は4つの原ストローブパルスSA′、SB′、SC′及びSD′をそれぞれ発生する第1、第2、第3及び第4の4つのストローブパルス発生器より構成されており、対応的に論理比較回路5も第1、第2、第3及び第4の4つの論理比較回路5−1、5−2、5−3及び5−4より構成されている。これら論理比較回路5−1〜5−4はすべて同一の回路構成でよく、例えば図11に示した従来例の論理比較回路と同様に、ラッチ回路と排他的ORゲートとによって構成することができる。
【0023】
レベル比較器2は、1つのテストサイクルを構成する一連のテスト周期のそれぞれにおいて被試験ICメモリ1の各端子(ピン)から読み出された読み出しデータ信号の信号レベル(通常は電圧レベル)を基準のレベル信号と比較する。このレベル比較器2の動作は上記従来例と同じであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0024】
また、この実施形態においてはストローブ発生器6と論理比較回路5との間にストローブ制御回路10が挿入され、第1〜第4のストローブパルス発生器から出力される原ストローブパルスSA′〜SD′はこのストローブ制御回路10の遅延回路14によってそれらの遅延量が制御された後で対応する論理比較回路5−1〜5−4に送られる。
【0025】
具体的に言うと、第1ストローブパルス発生器の原ストローブパルスSA′は遅延回路14の第1遅延手段DLaを直列に介して第1論理比較回路5−1に送られ、第2ストローブパルス発生器の原ストローブパルスSB′は遅延回路14の第2遅延手段DLbを直列に介して第2論理比較回路5−2に送られ、第3ストローブパルス発生器の原ストローブパルスSC′は遅延回路14の第3遅延手段DLcを直列に介して第3論理比較回路5−3に送られ、第4ストローブパルス発生器の原ストローブパルスSD′は遅延回路14の第4遅延手段DLdを直列に介して第4論理比較回路5−4に送られる。
【0026】
ストローブ制御回路10は上記遅延回路14の他に、遅延データ発生器12とゲート回路13とを含む。遅延データ発生器12はこの実施形態では第1、第2、第3及び第4の4つの遅延データS1D、S2D、S3D及びS4Dを発生し、ゲート回路13に供給する。ゲート回路13はこの実施形態では第1、第2、第3、・・・、第7の7つのANDゲートA1、A2、A3、・・・、A7より構成されており、第1遅延データS1Dは第1、第2、第3の3つのANDゲートA1、A2、A3の一方の入力に供給され、第2遅延データS2Dは第4、第5の2つのANDゲートA4、A5の一方の入力に供給され、第3遅延データS3Dは第6ANDゲートA6の一方の入力にのみ供給され、第4遅延データS4Dは第7ANDゲートA7の一方の入力にのみ供給される。
【0027】
第1ANDゲートA1の出力は第1〜第4のすべての遅延手段DLa〜DLdに供給され、第2ANDゲートA2の出力は第1、第3遅延手段DLa、DLcに供給され、第3ANDゲートA3の出力は第1遅延手段DLaのみに供給され、第4ANDゲートA4の出力は第2、第4遅延手段DLb、DLdに供給され、第5ANDゲートA5の出力は第2遅延手段DLbのみに供給され、第6ANDゲートA6の出力は第3遅延手段DLcのみに供給され、そして第7ANDゲートA7の出力は第4遅延手段DLdのみに供給される。よって、この実施形態では各遅延手段DLa〜DLdに3つのANDゲートの出力の中の選択された1つがそれぞれ供給されることになるが、第1遅延手段DLaには第1遅延データS1Dのみが供給され、第2遅延手段DLbには第1遅延データS1Dと第2遅延データS2Dの中の選択された1つが供給され、第3遅延手段DLcには第1遅延データS1Dと第3遅延データS3Dの中の選択された1つが供給され、第4遅延手段DLdには第1遅延データS1Dと第2遅延データS2Dと第4遅延データS4Dの中の選択された1つが供給される。
【0028】
これら遅延手段DLa〜DLdに供給される遅延データによってそれらの遅延量が設定され、第1〜第4のストローブパルス発生器からのストローブパルスSA′〜SD′に所定の遅延量を与える。
上記ゲート回路13のANDゲートA1〜A7はそれらの他方の入力にモード選択回路9からモード信号が供給されることによってイネーブル(可能化)状態となり、遅延データ発生器12から供給される遅延データを通過させる。
【0029】
この実施形態ではモード選択回路9によってモード1、モード2、モード3の3つのモードが設定できるように構成されており、モード1を設定する場合には対応するモード信号M1が、また、モード2を設定する場合には対応するモード信号M2が、そしてモード3を設定する場合には対応するモード信号M3がモード選択回路9から発生される。
【0030】
モード選択回路9は、3つの固定接点a、b、cと1つの可動接点dとを有するロータリ式の切り換えスイッチであるモードスイッチSWを含む。可動接点dは電源Eの正極に接続され、固定接点a、b、cは出力端子O1、O2、O3にそれぞれ接続されると共に、それぞれ抵抗器R1、R2、R3を通じて共通電位点に接続されている。なお、電源Eの負極も共通電位点に接続されている。従って、可動接点dと接続された固定接点から高論理レベル(Hレベル)のモード信号が出力される。
【0031】
モードスイッチSWの可動接点dを固定接点aに接続することによってモード1が選択され、対応する出力端子O1から第1モード信号M1が出力されてゲート回路13のANDゲートA1の他方の入力、遅延データ発生器12、ストローブ発生器6、及びフェイル選択回路7に送られる。また、モードスイッチSWの可動接点dを固定接点bに接続することによってモード2が選択され、対応する出力端子O2から第2モード信号M2が出力されてゲート回路13のANDゲートA2、A4の他方の入力、遅延データ発生器12、ストローブ発生器6、及びフェイル選択回路7に送られる。さらに、モードスイッチSWの可動接点dを固定接点cに接続することによってモード3が選択され、対応する出力端子O3から第3モード信号M3が出力されてゲート回路13のANDゲートA3、A5、A6、A7の他方の入力、遅延データ発生器12、ストローブ発生器6、及びフェイル選択回路7に送られる。
【0032】
これらモード信号M1、M2、M3がストローブ発生器6に与えられると、ストローブ発生器6の第1〜第4のストローブパルス発生器から同一の周波数fs(=1/T)を持ち、かつ位相(タイミング)が各モードで異なる原ストローブパルスSA′、SB′、SC′、SD′がそれぞれ発生される。
この実施形態では、モード1が選択された場合には、原ストローブパルスの位相は、図3に示すように、第1ストローブパルスSA′を基準としてT/4だけ順次遅れるように設定される。従って、1テストサイクルを構成する一連のテスト周期の中の1つのテスト周期T(例えば10ns)において位相がそれぞれ相違する4つの原ストローブパルスSA′、SB′、SC′、SD′を発生することができ、各テスト周期Tは4つのサイクルに分割されるから、図3jに示すように4倍の周波数の高速のストローブパルスS1を発生することができる。
【0033】
モード2が選択された場合には、原ストローブパルスの位相は、図5に示すように、第1ストローブパルスSA′と第2ストローブパルスSB′が同じ位相(この例では基準位相)となり、第3ストローブパルスSC′と第4ストローブパルスSD′が第1ストローブパルスSA′又は第2ストローブパルスSB′よりT/2遅れた同じ位相となるように設定される。従って、1つのテスト周期Tにおいて4つの原ストローブパルスSA′、SB′、SC′、SD′が発生されるが、モード2では各テスト周期Tは2つのサイクルに分割されるだけであるので、図5j及びkに示すストローブパルスS1及びS2を合算した2倍の周波数のストローブパルスが発生できることになる。
【0034】
さらに、モード3が選択された場合には、原ストローブパルスの位相は、図7に示すように、すべて同じ位相(この例では基準位相)となるように設定される。従って、1つのテスト周期Tにおいて4つの原ストローブパルスが発生されるが、モード3では各テスト周期Tはさらには分割されないから、テストデータ信号と同じ周波数のストローブパルスが発生されることになる。
【0035】
以上の結果をまとめると、図9に示すようになる。
ストローブ発生器6から出力される4つの原ストローブパルスSA′〜SD′は、上述したように、ストローブ制御回路10の遅延回路14に入力され、対応する遅延手段DLa〜DLdを通過する間に、これら遅延手段によって各モードに応じた所定の遅延量(遅延時間)が与えられる。即ち、原ストローブパルスSA′〜SD′は遅延回路14において各モードに適合したストローブパルスSA〜SDに変更されてストローブ制御回路10の出力端子P1〜P4から対応する論理比較回路5−1〜5−4に供給される。
【0036】
各モードに応じてこれら遅延手段DLa〜DLdに設定される遅延データは遅延データ発生器12からゲート回路13を介して各遅延手段に与えられる。遅延データ発生器12は入力されたモード信号(M1、M2、M3のいずれか1つ)に応じて、それに対応する遅延データ(信号)S1D〜S4Dをゲート回路13にそれぞれ供給する。
【0037】
この実施形態では、モード選択回路9によってモード1が選択され、モード信号M1が遅延データ発生器12に入力されると、図3に示すように、すべての遅延データS1D〜S4Dがτ1(0≦τ1<T/4)の遅延量を持つように設定される。、また、モード信号M2が遅延データ発生器12に入力されると、図5に示すように、遅延データS1DとS3Dが同じ遅延量τ2−1を持ち、遅延データS2DとS4Dが遅延量τ2−1とは異なる同じ遅延量τ2−2を持つように設定される。これら遅延量は、0≦τ2−1<τ2−2<T/2の関係を有する。さらに、モード信号M3が遅延データ発生器12に入力されると、図7に示すように、遅延データS1D、S2D、S3D、S4Dの順に時間0〜Tの間で順次大きくなる遅延量τ3−1、τ3−2、τ3−3、τ3−4を持つように設定される。即ち、0≦τ3−1<τ3−2<τ3−3<τ3−4<Tの関係を有する。
【0038】
以上の結果をまとめると、図10に示すようになる。
ゲート回路13を構成する7つのアンドゲートA1〜A7は入力されたモード信号(M1、M2、M3のいずれか1つ)に応じて選択的にイネーブルされ、選択されたモードに対応する遅延データS1D〜S4Dを遅延手段DLa〜DLdに与える。
【0039】
モード選択回路9によってモード1が選択され、モード信号M1がゲート回路13に入力されると、第1アンドゲートA1のみがイネーブルされ、遅延データS1D(遅延量τ1)が遅延手段DLa〜DLdにそれぞれ設定される。また、モード信号M2がゲート回路13に入力されると、第2アンドゲートA2と第4アンドゲートA4のみがイネーブルされ、遅延データS1D(遅延量τ2−1)が第1遅延手段DLaと第3遅延手段DLcに設定され、遅延データS2D(遅延量τ2−2)が第2遅延手段DLbと第4遅延手段DLdに設定される。さらに、モード信号M3がゲート回路13に入力されると、第3、第5、第6及び第7のアンドゲートA3、A5、A6、A7がイネーブルされ、遅延データS1D(遅延量τ3−1)が遅延手段DLaに、遅延データS2D(遅延量τ3−2)が遅延手段DLbに、遅延データS3D(遅延量τ3−3)が遅延手段DLcに、そして遅延データS4D(遅延量τ3−4)が遅延手段DLdにそれぞれ設定される。
【0040】
遅延手段DLa〜DLdによって各モードに対応した位相調整が行われた原ストローブパルスSA′〜SD′は新たなストローブパルスSA〜SDとして対応する論理比較回路5−1〜5−4にそれぞれ供給され、レベル比較器2からの出力信号Vを各ストローブパルスのこの例では立ち下がりエッヂでそれぞれストローブした出力信号Vと、パターン発生器(図示せず)から出力される期待値データ信号E1〜E4とをそれぞれ論理比較する。これら論理比較回路5−1〜5−4は、従来例と同様に、比較結果が不一致であると、不一致を示すフェイル信号F1〜F4、この例では論理「1」、を出力する。これに対し、比較結果が一致であると、論理比較回路は一致を示すパス信号、この例では論理「0」、を出力する。
【0041】
論理比較回路5−1〜5−4から出力されるフェイル信号F1〜F4はフェイル選択回路7に入力される。フェイル選択回路7は、このフェイル選択回路7に入力されるモード信号M1、M2、M3及びストローブ選択信号SiSEL(i=1〜4)に応じて入力フェイル信号が格納される不良解析メモリ8−1〜8−4を選択し、入力フェイル信号を選択された不良解析メモリに格納する。
【0042】
フェイル選択回路7の一具体例を図2に示す。フェイル選択回路7はストローブ選択回路7aとゲート回路7bより構成されており、ストローブ選択回路7aはオン/オフスイッチである第1、第2、第3及び第4の4つのストローブ選択用スイッチSW1、SW2、SW3及びSW4を含み、これらストローブ選択用スイッチSW1、SW2、SW3及びSW4の一端は電源Eの正極に接続され、他端がストローブ選択回路7aの出力端子O1〜O4にそれぞれ接続されると共に、抵抗器R1、R2、R3及びR4を通じて共通電位点に接続されている。なお、電源Eの他端も共通電位点に接続されている。
【0043】
第1のストローブ選択用スイッチSW1は、モード1が選択されると、必ずオンに制御され、また、モード2又はモード3が選択されると、選択的にオンに制御され、高論理(H)レベルの第1のストローブ選択信号S1SELをストローブ選択回路7aの出力端子O1に発生する。第2のストローブ選択用スイッチSW2は、モード2又はモード3が選択されると、選択的にオンに制御され、Hレベルの第2のストローブ選択信号S2SELをストローブ選択回路7aの出力端子O2に発生する。第3及び第4のストローブ選択用スイッチSW3及びSW4は、モード3が選択されると、選択的にオンに制御され、Hレベルの第3及び第4のストローブ選択信号S3SEL及びS4SELをストローブ選択回路7aの出力端子O3及び04にそれぞれ発生する。
【0044】
第1ストローブ選択信号S1SELはゲート回路7bの4つのアンドゲートA1−1、A1−2、A1−3、A1−4にそれぞれ入力され、第2ストローブ選択信号S2SELは2つのアンドゲートA2−1、A2−2にそれぞれ入力される。また、第3ストローブ選択信号S3SELはアンドゲートA3に、第4ストローブ選択信号S4SELはアンドゲートA4に、それぞれ入力される。このように各アンドゲートの1つの入力端子にはストローブ選択信号SiSEL(i=1〜4)のいずれかが入力される。
【0045】
モード1が選択されると、Hレベルのモード信号M1がアンドゲートA1−1及びA1−3にはオアゲートOR1及びOR4をそれぞれ介して、また、アンドゲートA1−2及びA1−4には直接に、それぞれ与えられ、同時にこれらのアンドゲートには上述したように第1ストローブ選択信号S1SELが与えられるので、これらアンドゲートA1−1〜A1−4はイネーブルされ、これによりフェイル信号F1〜F4がそれぞれ対応する不良解析メモリ8−1〜8−4に入力されて記憶される。
モード2が選択されると、モード信号M2がアンドゲートA1−1、A2−1及びA1−3にはオアゲートOR1、OR2及びOR4をそれぞれ介して、また、アンドゲートA2−2には直接に、それぞれ与えられる。従って、第1ストローブ選択信号S1SELを発生させれば、アンドゲートA1−1及びA1−3がイネーブルされるから、フェイル信号F1(ストローブ信号S1の奇数サイクルのフェイル情報)及びフェイル信号F3(ストローブ信号S1の偶数サイクルのフェイル情報)がそれぞれ対応する不良解析メモリ8−1及び8−3に格納される。これに対し、第2ストローブ選択信号S2SELを発生させれば、アンドゲートA2−1及びA2−2がイネーブルされるから、フェイル信号F2(ストローブ信号S2の奇数サイクルのフェイル情報)及びF4(ストローブ信号S2の偶数サイクルのフェイル情報)がそれぞれ対応する不良解析メモリ8−2及び8−4に格納される。なお、第1ストローブ選択信号S1SELと第2ストローブ選択信号S2SELを同時に発生させることもできる。そのときにはすべてのフェイル信号F1〜F4がそれぞれ対応する不良解析メモリ8−1〜8−4に格納される。
【0046】
モード3が選択されると、モード信号M3がアンドゲートA1−1及びA2−1にはオアゲートOR1及びOR2をそれぞれ介して、また、アンドゲートA3及びA4には直接に、それぞれ入力される。従って、第1ストローブ選択信号S1SELを発生させれば、アンドゲートA1−1のみがイネーブルされるので、フェイル信号F1(ストローブ信号S1の各サイクルのフェイル情報)のみが対応する不良解析メモリ8−1に格納される。また、第2ストローブ選択信号S2SELを発生させれば、アンドゲートA2−1のみがイネーブルされるので、フェイル信号F2(ストローブ信号S2の各サイクルのフェイル情報)が対応する不良解析メモリ8−2に格納される。さらに、第3ストローブ選択信号S3SEL又は第4ストローブ選択信号S4SELを発生させれば、アンドゲートA3又はA4がイネーブルされるから、フェイル信号F3(ストローブ信号S3の各サイクルのフェイル情報)又はF4(ストローブ信号S4の各サイクルのフェイル情報)が対応する不良解析メモリ8−3又は8−4に格納される。なお、第1〜第4の4つのストローブ選択信号の内の任意の複数個を同時に発生させることもできる。
【0047】
次に、第1〜第3の各モードが選択されたときの上記構成の論理比較部の動作について説明する。
まず、モード1は、図3及び図4に示すように、ストローブ発生器6の4つのストローブパルス発生器で発生された原ストローブパルスSA′〜SD′の周波数fs(例えば100MHz)の4倍の周波数を持つ新しい高速ストローブ信号S1(図3j)を使用して、一定の位相条件(τ1)で、かつ所定のパターンの一連のテストデータ信号の周波数ft=4fsを被試験ICメモリに印加することによって、被試験ICメモリを試験するためのモードである。
【0048】
モード1が選択された場合には、フェイル選択回路7はそのゲート回路7bに与えるストローブ選択信号として第1ストローブ選択信号S1SELを選択しなければならない。第1ストローブ選択信号S1SELを選択することにより論理比較回路5−1〜5−4から出力されるフェイル信号F1〜F4は対応する不良解析メモリ8−1〜8−4にそれぞれ格納される。
【0049】
図4から分かるように、論理比較回路5−1から出力されるフェイル信号F1はストローブ信号S1のテスト周期1、5、9、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−2から出力されるフェイル信号F2はストローブ信号S1のテスト周期2、6、10、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−3から出力されるフェイル信号F3はストローブ信号S1のテスト周期3、7、11、・・・におけるフェイル情報となり、そして論理比較回路5−4から出力されるフェイル信号F4はストローブ信号S1のテスト周期4、8、12、・・・におけるフェイル情報となる。
【0050】
モード2は、図5及び6に示すように、ストローブ発生器6の4つのストローブパルス発生器で発生された原ストローブパルスの周波数fsの2倍の周波数で、かつ位相の異なる新しい2つのストローブ信号S1及びS2(図5j及び5k)を使用して、テストデータ信号の周波数ftを2fsに高速化して位相の異なる2つの比較タイミング(比較エッジとも言う)でストローブすることによって被試験ICメモリを試験するためのモードである。
【0051】
モード2が選択された場合には、フェイル選択回路7はそのゲート回路7bに与えるストローブ選択信号として、第1ストローブ選択信号S1SEL又は第2ストローブ選択信号S2SELを単独で選択してもよいし、両方を選択してもよい。
図6から理解できるように、論理比較回路5−1から出力されるフェイル信号F1はストローブ信号S1のテスト周期1、3、5、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−2から出力されるフェイル信号F2はストローブ信号S2のテスト周期1、3、5、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−3から出力されるフェイル信号F3はストローブ信号S1のテスト周期2、4、6、・・・におけるフェイル情報となり、そして論理比較回路5−4から出力されるフェイル信号F4はストローブ信号S2のテスト周期2、4、6、・・・におけるフェイル情報となる。
【0052】
モード3は、図7及び図8に示すように、ストローブ発生器6の各ストローブパルス発生器で発生された原ストローブパルスの周波数fsと同じ周波数で、かつ位相の異なる新しい4つのストローブ信号S1〜S4を使用して、テストデータ信号の周波数ft=fsで、かつ異なる4つの比較タイミングで被試験ICメモリを試験するためのモードである。
【0053】
モード3が選択された場合には、フェイル選択回路7はそのゲート回路7bに与えるフェイル選択信号として第1〜第4ストローブ選択信号S1SEL〜S4SELの任意の1つ又は複数個を選択することができる。
図8から理解できるように、論理比較回路5−1から出力されるフェイル信号F1はストローブ信号S1のテスト周期1、2、3、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−2から出力されるフェイル信号F2はストローブ信号S2のテスト周期1、2、3、・・・におけるフェイル情報となり、論理比較回路5−3から出力されるフェイル信号F3はストローブ信号S3のテスト周期1、2、3、・・・におけるフェイル情報となり、そして論理比較回路5−4から出力されるフェイル信号F4はストローブ信号S4のテスト周期1、2、3、・・・におけるフェイル情報となる。
【0054】
【発明の効果】
上記構成の論理比較部を備えたICメモリ試験装置によれば、ストローブ発生器6を同じ周波数の原ストローブパルスをそれぞれ発生する4つのストローブパルス発生器により構成し、かつストローブパルス発生器と同数の4つの論理比較回路を設けたので、モード選択回路9によって、原ストローブパルスの周波数fsの4倍の新しい高速のストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込み、期待値データ信号と論理比較するモード1と、原ストローブパルスの周波数fsの2倍に高速化した新しい2つのストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込み、期待値データ信号と論理比較するモード2と、原ストローブパルスの周波数fsと同じ周波数であるが位相が互いに相違する新しい4つのストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込み、期待値データ信号と論理比較するモード3のいずれかを設定することができる。
【0055】
従って、モード1を設定すると、レベル比較器2からの出力信号Vは各テスト周期Tにおいて同一位相の4つのストローブ信号でT/4サイクルごとにストローブされるから、原ストローブパルスの周波数fsを例えば100MHzとすれば、その4倍の400MHzの最高周波数のストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込むことができる。よって、高速動作するICメモリでもテストすることができる。
【0056】
また、モード2を設定すると、レベル比較器2からの出力信号Vは各テスト周期Tにおいて位相の異なる2つのストローブ信号でT/2サイクルごとにストローブされるから、原ストローブパルスの周波数fsを例えば100MHzとすれば、200MHzの2倍の周波数のストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込むことができる。よって、高速動作するICメモリでもテストすることができる。その上、同時に2種類のフェイル情報を取り込むことができるので、試験時間を短縮することが可能となる。
【0057】
さらに、モード3を設定すると、レベル比較器2からの出力信号Vは各テスト周期Tにおいて位相の異なる4つのストローブ信号でストローブされる。この場合、各ストローブ信号の周波数は原ストローブパルスの周波数fsと同じであるが、同時に4種類のフェイル情報を取り込むことができるので、試験時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0058】
例えば、DRAMをアクセスタイムによって4種類に分類する場合に、モード2の場合には2種類のフェイル情報しか取り込めないから、2回のテストサイクルを必要とする。これに対し、モード3の場合には、4種類のフェイル情報を同時に取り込むことができるから、1回のテストサイクルで分類作業が終了する。従って、試験時間をほぼ1/2に短縮することができる。
【0059】
上記実施形態では、ストローブ信号発生器と論理比較回路を4つずつ、即ち、4チャネル分、設けた場合を例に取って説明したが、ストローブ信号発生器と論理比較回路の個数はさらに多くてもよい。ストローブ信号発生器と論理比較回路とを5チャネル以上設けた場合にはモード1、モード2、モード3の他に必要に応じて種々のモードを設けることができる。その上、原ストローブ信号の周波数の5倍以上のストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込むことが可能となる。
【0060】
勿論、ストローブ信号発生器と論理比較回路とを2チャネル以上設ければ、原ストローブ信号の周波数の2倍以上の高速ストローブ信号でレベル比較器2からの出力信号Vを取り込むことができるので、従来のICメモリ試験装置ではテストすることができない、原ストローブ信号の周波数の2倍以上の高速で動作するICメモリのテストを行うことができるという利点がある。
【0061】
また、上記実施形態では、フェイル選択回路7として、ストローブ選択回路7aをフェイル選択回路7の内部に設けた場合を例示したが、ストローブ選択回路7aはフェイル選択回路7の外部に設けてもよい。
なお、各論理比較回路ごとに期待値データ発生器を設ければ、被試験ICメモリの同一ピン、同一テスト周期においてストローブ信号ごとに期待値データを変えることができるので、種々のテストを短時間で実行することが可能になる。
【0062】
また、各モードにおける新しいストローブ信号SA〜SDの発生のタイミングを、ストローブ発生器6のストローブパルスの発生タイミング(図9)とストローブ制御回路10で与える遅延量(図10)とによって決定するようにしたが、この発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、ストローブ発生器6のストローブパルスの発生タイミングを全て同じにしてストローブ制御回路10によって与える遅延量のみで新しいストローブ信号SA〜SDの発生のタイミングを決定してもよいことは言うまでもない。
【0063】
上記実施形態では、ICメモリの良否を試験するためのICメモリ試験装置にこの発明を適用した場合について記載したが、この発明がICメモリ以外のICや、IC以外の半導体デバイスの良否を試験するための半導体デバイス試験装置にも同様に適用でき、同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
なお、請求項1に記載の第1テストモードは上記実施形態のモード1に対応するが、請求項1に記載の第2テストモードは上記実施形態のモード3に対応する。一方、請求項5に記載の第1テストモードは上記実施形態のモード1に対応し、請求項5に記載の第2テストモードは上記実施形態のモード2に対応し、請求項5に記載の第3テストモードは上記実施形態のモード3に対応する。
上述したように、この発明によれば、半導体デバイス試験装置において、1テストサイクルを構成する各テスト周期及び論理比較を行うためのタイミングに多様性を持たせることができるから、低速で動作する半導体デバイスから高速で動作する半導体デバイスまでを1台の半導体デバイス試験装置でそれらの種々の性能について試験することができるという顕著な効果がある。即ち、半導体デバイス試験装置の利便性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるICメモリ試験装置の一実施形態の主として論理比較部の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1のICメモリ試験装置に使用されたフェイル選択回路の一具体例を示す回路図である。
【図3】図1のICメモリ試験装置においてモード1を選択した場合に、ストローブ発生器から出力されるストローブパルス及びフェイル選択回路へ入力されるストローブパルスをそれぞれ示すタイミングチャートである。
【図4】図1のICメモリ試験装置においてモード1を選択した場合に、論理比較回路から出力されるフェイル信号(F1〜F4)の内容を説明するための図である。
【図5】図1のICメモリ試験装置においてモード2を選択した場合に、ストローブ発生器から出力されるストローブパルス及びフェイル選択回路へ入力されるストローブパルスをそれぞれ示すタイミングチャートである。
【図6】図1のICメモリ試験装置においてモード2を選択した場合に、論理比較回路から出力されるフェイル信号(F1〜F4)の内容を説明するための図である。
【図7】図1のICメモリ試験装置においてモード3を選択した場合に、ストローブ発生器から出力されるストローブパルス及びフェイル選択回路へ入力されるストローブパルスをそれぞれ示すタイミングチャートである。
【図8】図1のICメモリ試験装置においてモード3を選択した場合に、論理比較回路から出力されるフェイル信号(F1〜F4)の内容を説明するための図である。
【図9】図1のICメモリ試験装置に使用されたストローブ発生器から出力される原ストローブ信号SA′、SB′、SC′、SD′の位相関係を示す図である。
【図10】図1のICメモリ試験装置に使用された遅延データ発生器から出力される遅延データS1D、S2D、S3D、S4Dの遅延量を説明するための図である。
【図11】従来のICメモリ試験装置の主として論理比較部の回路構成を示すブロック図である。
【図12】図11のICメモリ試験装置に使用されたストローブ発生器から出力されるストローブパルスを示すタイミングチャートである。
Claims (7)
- 被試験半導体デバイスに所定のパターンの一連のテストデータ信号を印加し、前記被試験半導体デバイスから読み出された読み出しデータ信号を論理比較回路において期待値データ信号と論理比較し、比較結果が不一致であるときに、その不一致を示すフェイル信号を出力し、不良解析メモリに格納するように構成されている半導体デバイス試験装置において、
同じ周波数の原ストローブ信号をそれぞれ発生する複数のストローブ発生器と、
前記被試験半導体デバイスからの読み出しデータ信号を対応するストローブ信号によってサンプリングしたデータと期待値データ信号とを論理比較して、不一致のときにフェイル信号を発生する、前記ストローブ発生器の数と同数の複数の論理比較回路と、
前記複数のストローブ発生器と前記複数の論理比較回路との間に設けられ、前記複数のストローブ発生器からそれぞれ発生される原ストローブ信号に所定の遅延量を与えて、前記被試験半導体デバイスからの読み出しデータ信号を対応する論理比較回路に取り込むタイミングを制御するストローブ制御回路と、
前記複数の論理比較回路からそれぞれ出力されるフェイル信号をテストモードに応じて選択し、不良解析メモリに供給するフェイル選択回路と、
選択されたテストモードに対応するモード信号を前記複数のストローブ発生器、前記ストローブ制御回路、及び前記フェイル選択回路に供給するモード選択回路であって、1テストサイクルを構成する複数のテスト周期のそれぞれにおいて、複数のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて前記ストローブ制御回路に供給し、1テスト周期を上記原ストローブ信号の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている複数のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって前記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数に上記ストローブ発生器の数を乗算した周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら複数の論理比較回路から出力される論理比較結果のすべてを前記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数に上記ストローブ発生器の数を乗算した周波数を有する高速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第1テストモードを選択する第1モード信号と、各テスト周期内において、前記複数のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて前記ストローブ制御回路に供給し、位相が所定の値だけ互いに相違する複数のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって前記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数と同じ周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら複数の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの1つ又は複数の比較結果を前記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数と同じ周波数を有し、かつ位相が所定の値だけ互いに相違する複数の低速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第2テストモードを選択する第2モード信号とを少なくとも発生するモード選択回路
とを具備することを特徴とする半導体デバイス試験装置。 - 前記モード選択回路から前記第1モード信号が供給されると、各テスト周期において、前記複数のストローブ発生器は、1テスト周期を上記原ストローブ発生器の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている原ストローブ信号を発生し、前記ストローブ制御回路は、供給される原ストローブ信号に同一の遅延量を与えることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス試験装置。
- 前記モード選択回路から前記第2モード信号が供給されると、各テスト周期において、前記複数のストローブ発生器は同一位相の原ストローブ信号をそれぞれ発生し、前記ストローブ制御回路は、供給される原ストローブ信号に、位相が所定の値だけ互いに相違するように異なる遅延量を与えることを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス試験装置。
- 前記ストローブ制御回路は、前記複数のストローブ発生器から出力される原ストローブ信号にそれぞれ所定の遅延量を与える複数の遅延手段を有する遅延回路と、前記複数の遅延手段に設定する遅延量に対応する遅延データを予め格納した遅延データ発生器と、この遅延データ発生器からの遅延データを選択的に前記複数の遅延手段に与える複数のゲート手段を有するゲート回路とから構成されており、
前記遅延データ発生器は、前記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、対応する遅延データを出力し、
前記ゲート回路は、前記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、所定のゲート手段がイネーブルされる
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス試験装置。 - 前記複数のストローブ発生器及び前記複数の論理比較回路の数は4つ以上の偶数個であり、
前記モード選択回路は、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、前記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて前記ストローブ制御回路に供給し、1テスト周期を上記原ストローブ信号の数で割り算した値だけ位相が互いにずれている4つ以上のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって前記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数の4倍以上の周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして上記4つ以上の対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のすべてを前記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の4倍以上の周波数を有する高速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第1テストモードを選択する第1モード信号と、各テスト周期内において、前記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて前記ストローブ制御回路に供給し、各組が一定の同じ値だけ位相がずらされている2つ以上の同じ数のストローブ信号よりなり、かつ別の組のストローブ信号の位相とは所定の値だけ相違する2組以上のストローブ信号を生成し、これらストローブ信号によって前記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数の2倍以上の周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして上記4つ以上の対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの上記いずれか1組又は複数組のストローブ信号による比較結果を前記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数の2倍以上の周波数を有するが、位相が所定の値だけ互いに相違する2つ以上のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第2テストモードを選択する第2モード信号と、各テスト周期内において、前記4つ以上のストローブ発生器からそれぞれ1つの原ストローブ信号を発生させて前記ストローブ制御回路に供給し、位相が所定の値だけ互いに相違する4つ以上のストローブ信号を生成してこれらストローブ信号によって前記被試験半導体デバイスからの原ストローブ信号の周波数と同じ周波数の読み出しデータ信号をサンプリングして対応する論理比較回路に取り込み、これら4つ以上の論理比較回路から出力される論理比較結果のうちの1つ又は複数の比較結果を前記フェイル選択回路によって選択して不良解析メモリに送り、原ストローブ信号の周波数と同じ周波数を有し、かつ位相が所定の値だけ互いに相違する4つ以上の低速のストローブ信号によるフェイルデータとして処理できるようにする第3テストモードを選択する第3モード信号とを少なくとも発生することを特徴とする請求項1に記載の半導体デバイス試験装置。 - 前記4つ以上のストローブ発生器は、
前記モード選択回路から前記第1モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、T/(4+n)(Tは1テスト周期、nは0を含む偶数)だけ位相が互いにずれている原ストローブ信号を出力し、
前記モード選択回路から前記第2モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、半分の原ストローブ信号を同じ位相で、残りの半分の原ストローブ信号を、前記半分の原ストローブ信号の位相より大きいが同じ位相で、かつそれらの位相差が最大でT/2時間以内となるようにして出力し、
前記モード選択回路から前記第3モード信号が供給されると、1テストサイクルを構成する多数のテスト周期のそれぞれにおいて、それぞれの原ストローブ信号を同じ位相で出力する
ことを特徴とする請求項5に記載の半導体デバイス試験装置。 - 前記不良解析メモリは前記論理比較回路の数と同数設けられ、前記フェイル選択回路は、前記モード選択回路から供給されるモード信号に応じて、前記複数の論理比較回路から供給されるフェイル信号を格納する不良解析メモリを選択することを特徴とする請求項1又は5に記載の半導体デバイス試験装置。
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