JP3571192B2 - 変性ポリビニルアルコールを含有する水解性の清掃用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は水流によって容易に分散する水解性の繊維シートに関する。更に詳しくは水解性、強度、耐熱性並びに冷水中における水解性に優れた水解性の清掃用シートに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
人間のおしり等の肌を拭く為に、あるいはトイレの周辺の清掃の為に繊維シートが使われる。この繊維シートは、トイレにそのまま流し捨てることができるように、水解性のものが好ましく使われる。しかし、トイレ等に流し捨てた場合、水解性の良いものでなければ浄化槽で分散されるのに時間がかかってしまう。また、トイレ等の排水溝を詰まらせてしまう危険性もある。一般に、清浄薬液等で湿らせた状態で包装される繊維シートは、清浄薬液等が含浸した状態で拭き取り作業に耐えるだけの十分な強度が必要であり、且つトイレに流し捨てたときは水解されることが必要である。よって、水解性が良く、且つ使用に耐えられる強度を持つ水解性の繊維シートが求められている。
【0003】
例えば、ポリビニルアルコールを用いた水解性の繊維シートが開発されている。特開平3−292924号公報には、ポリビニルアルコールを含む繊維にホウ酸水溶液を含浸させた水解性清掃物品が開示されている。さらに、特開平6−198778号公報には、ポリビニルアルコールを含む不織布に、ホウ酸イオン及び重炭酸イオンを含有させた水解性ナプキンが開示されている。これらは、ホウ酸がポリビニルアルコールに対し交差結合をする性質を利用して、繊維と繊維を結びつけることにより繊維シートが作られている。しかし、使用に耐えうる強度を持つ繊維シートを作る場合、大量のバインダー、すなわちポリビニルアルコールが必要となる。
【0004】
一方、いわゆる雑貨製品は、その製品の移送又は保管中に車中や倉庫中に置かれることが多い。そういった場合、閉じられた空間の中では温度が外気温より上昇してしまう。また、家庭内での保管に関しても、真夏にもなると40°Cの環境下に製品がおかれることも考えられる。しかし、水解性の繊維シートをあらかじめ湿らせた状態で包装し、製品として市場に出す場合、高温下に置かれると水解性と強度が著しく低下する。従って、そういった高温下の環境においても、水解性の繊維シートとしての水解性及び強度が失われないこと、すなわち耐熱性が重要である。しかし、前記の各公報に開示された水解性清掃物品及び水解性不織布において、その物品の耐熱性については何ら報告がされていない。
ところで、水温は季節により変化するが、通常は気温より低い温度である。使用後の繊維シートがトイレ等に流し捨てられる場合、低い温度の水、すなわち冷水中において水解されなければならない。しかし一般に、ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた水解性の繊維シートにおいては、水温が高いほど水解性は良くなるが、水温が低いほど水解性は悪くなる。
【0005】
本発明の目的は水解性がよく、しかも使用に耐えうる強度をもつ繊維シートを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、耐熱性に優れた水解性の繊維シートを提供することにある。
【0007】
本発明の更に他の目的は、冷水中においても水解性のよい繊維シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、変性ポリビニルアルコールを用いた水解性の繊維シートが水解性、強度、耐熱性並びに冷水中における水解性に優れていることを見いだした。
【0009】
本発明の前記目的及び利点は、請求項1又は2を特徴とする水解性の繊維シートによって達成される。
これらは、変性ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた繊維シートを清浄薬液等に含浸させた状態、すなわちウエットな状態においても、拭き取り作業等の使用に耐えられる強度が保たれる。そして大量の水に対しては、繊維シートが水中に分散されて水解性を呈する。
【0010】
本発明の繊維シートにおいては、水に対する分散性がよい繊維が用いられる。ここでいう水に対する分散性とは、水解性と同じ意味であって、多量の水に接触することにより細分化される性質のことをいう。
【0011】
本発明において用いられる繊維シートに含まれる繊維としては、天然繊維若しくは化学繊維のどちらか一方または両方の繊維を使用することができる。天然繊維としては木材パルプ、化学繊維としては再生繊維であるレーヨンや、合成繊維であるポリプロピレン等があげられる。また、これらを主体として木綿等の天然繊維、レーヨン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリエステル又はポリアクリルニトリル等の合成繊維、ポリエチレン等からなる合成パルプ並びにガラスウール等の無機繊維などを含有させても良い。
【0012】
本発明の繊維シートにおいては、繊維の秤量(目付)は、20〜100g/m2が好ましい。秤量が前記下限より小さいと、繊維シートを拭き取り作業用のシートとして使用するにあたり、必要な強度が得られない。また、繊維の秤量が少ない場合において変性ポリビニルアルコールが塗工されると、繊維シートが硬くなり、触ったときのソフト感が低下する。秤量が前記上限より大きいと、繊維シートとしての柔軟性に欠ける。また、この場合において繊維シートを形成すると、変性ポリビニルアルコールの量が多量となる。おしり拭き用や清掃用として拭き取り作業に使用される繊維シートとして使用される場合、強度及びソフト感の点で、更に好ましい繊維の秤量は30〜70g/m2である。
【0013】
本発明における繊維シートは通常行われている乾式法、湿式法のいずれの方法でも製造することができる。例えば、湿式法で製造する場合、抄紙された繊維ウェッブを乾燥させた後、バインダーとして変性ポリビニルアルコールをシルクスクリーンなどを用いて塗工する。繊維ウェッブとは、繊維の方向がある程度揃った繊維塊のシート状のものをいう。製造された繊維シートにおいては、変性ポリビニルアルコールにより繊維間の接合が強化される。
【0014】
本発明における変性ポリビニルアルコールとは、スルホン酸基又はカルボキシル基を所定量含有するビニルアルコール系重合体であり、前者をスルホン酸変性ポリビニルアルコール、後者をカルボン酸変性ポリビニルアルコールという。以下、スルホン酸基及びカルボキシル基を含有するユニット単位をXで表す。
【0015】
スルホン酸基を有する単量体としては、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びそれらの塩等があげられる。スルホン酸基を有する化合物としては、P−スルホン酸ベンズアルデヒド及びそれら塩等のスルホン酸基を有するアルデヒド誘導体があげられ、従来公知のアセタール化反応による導入が可能である。
【0016】
カルボキシル基を有する単量体としては、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水トリメット酸、アクリル酸及びそれらの塩、並びにアクリル酸メチル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステル類等があげられる。カルボキシル基を有する化合物としては、アクリル酸等の単量体があげられ、従来公知のマイケル付加反応による導入が可能である。
【0017】
本発明においては、繊維シートの水解性及び強度の点から、スルホン酸変性ポリビニルアルコールが好ましい。
【0018】
本発明に用いられる変性ポリビニルアルコールの変性度とは、変性ポリビニルアルコールの共重合体中に含まれるXのモル比である。変性ポリビニルアルコールのうち、ポリビニルアルコールのモル当量、酢酸ビニルのモル当量及びXのモル当量対するXのモル当量である。例えば、変性ポリビニルアルコールが化学式1(化1)
【0019】
【化1】
【0020】
で表される場合(但しlはビニルアルコールのモル当量、mは酢酸ビニルのモル当量、nはXのモル当量)、変性度は数1で表せられる。
【0021】
【数1】
【0022】
変性度が高くなればなるほど水解性がよくなる。その一方、繊維シートの強度が低下してしまう。そのため、水解性の繊維シートがおしり拭き用や清掃用として拭き取り作業に使用される場合、変性ポリビニルアルコールの変性度は、好ましくは1.0〜10.0mol%である。また、更に好ましい変性度は、2.0〜5.0mol%である。
変性ポリビニルアルコールについては、種々のケン化度及び重合度をもつものが考えられる。
【0023】
本発明において用いられる変性ポリビニルアルコールのケン化度については、添加化合物及び変性ポリビニルアルコールの変性量によっても異なるため特に制限はないが、本発明の効果をより発現することから、80%以上のケン化度のものが好ましい。本発明においては、特定のケン化度の変性ポリビニルアルコールを単独もしくは複数併用することができる。また、ケン化度が小さいと水解性の繊維シートの強度が弱くなる。すなわち、おしり拭き用や清掃用として拭き取り作業に使用する場合、繊維シートが破れやすくなる。また、ケン化度が大きいと、強度が良くなる一方、水解性が悪くなってしまう。水解性及び強度の点から、 更に好ましいケン化度は86〜98%である。
【0024】
また、本発明においては、変性ポリビニルアルコールの変性度により最適なケン化度は変わってくる。不織布において水解性の繊維シートを作る場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度は、好ましくは1.0〜10.0mol%であるが、この場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度は80〜98%であることが好ましい。
【0025】
スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度は、更に好ましくは2.0〜5.0mol%であるが、この場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度は86〜98%であることが好ましい。
【0026】
また、スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度が、1.0〜2.0mol%である場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度は84〜90%であることが好ましい。更に、スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度が、2.0〜3.0mol%である場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度は86〜95%であることが好ましい。更に、スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度が、3.0〜5.0mol%である場合、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度は92〜98%であることが好ましい。
【0027】
一方、変性ポリビニルアルコールの重合度については、粘度平均重合度として100〜8000程度が好ましい。重合度が前記下限より小さい場合、繊維と繊維のつなぎあわせを強化するバインダーとしての役割を果たせないため、繊維シートの強度が不足する。また、重合度が前記上限より大きい場合、製造工程において、粘度が高過ぎて繊維シートに対して均一に塗工できない等の不都合が生じる。また、硬くごわごわとした感触がするソフト感に欠ける繊維シートとなるため、製品として使いづらい。水解性の繊維シートの水解性及びソフト感の点から、好ましい重合度は500〜4000程度である。更に好ましい重合度は1000〜2500程度である。
【0028】
変性ポリビニルアルコールの量(塗工量)は、繊維の重量を100gとしたときに3〜30gであることが好ましい。量が前記下限より少ないと、繊維シートの強度が低くなる。また、量が前記上限より多いと、繊維シートが硬くなり、ソフト感が低したするため、使用感が悪くなる。また水解性及びソフト感の点で、更に好ましいポリビニルアルコールの量は、繊維の重量を100gととしたときに5〜20gである。
【0029】
また、本発明の水解性の繊維シートには、変性ポリビニルアルコールとともに、変性されていないポリビニルアルコールも含有させることができる。
以下、変性ポリビニルアルコールが塗工された状態の繊維を、変性ポリビニルアルコール加工紙という。
【0030】
本発明においては、繊維シートの使用前又は使用中に変性ポリビニルアルコールが少量の水に溶解することを防ぐため、すなわち、変性ポリビニルアルコールの溶解防止のため、水溶性の有機塩、水溶性の無機塩及び/又は水溶性のホウ素化合物が用いられる。
【0031】
本発明では、変性ポリビニルアルコールを塩析させ、且つ水溶性の良いものとして水溶性の有機塩が用いられる。有機塩の中でも、好ましくはカルボン酸塩が使用される。カルボン酸塩として、好ましくは酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム及びリンゴ酸カリウムからなる群の一種あるいは二種以上のカルボン酸塩が用いられる。これらは水溶性に優れ、さらに人体に悪い影響を及ぼす恐れがない。またその中でも、特に好ましくは酒石酸塩、例えば、酒石酸ナトリウム又は酒石酸カリウムが用いられる。酒石酸塩を用いると、繊維シートの水解性、強度、耐熱性及び冷水中における水解性がさらに良くなる。
【0032】
有機塩がカルボン酸塩であり、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム及びリンゴ酸カリウムから選ばれる場合、変性ポリビニルアルコール加工紙を100gとしたときに、カルボン酸塩が2.5〜50.0g 含まれることが好ましい。例えば、カルボン酸塩の濃度が1.0重量%以上である水溶液を、繊維100gに対して250g含浸させる。カルボン酸塩が前記量より少ないと、ウエットな状態での強度が十分でなく、且つ水解性が劣る。この場合、繊維シートに対する変性ポリビニルアルコールの量を増やすことにより強度を向上させることは可能である。但し、変性ポリビニルアルコールの量が多くなると繊維シートのソフト感が悪くなる。また、更に好ましくは、変性ポリビニルアルコール加工紙を100gとしたときに、カルボン酸塩が5.0g以上含まれる。繊維シートにおいて、カルボン酸塩の含有量が高くなるほど水解性及び強度が良くなる。従って、変性ポリビニルアルコールのケン化度が低い場合にはカルボン酸塩の量を増やすことにより水解性の繊維シートの強度を上げることができる。カルボン酸塩の量の上限については、特に規制はしないが、水溶液を繊維100gに対して250g含浸させる場合、カルボン酸塩の濃度を40重量%として実験した結果、水解性と強度の双方で良好であった。
【0033】
また、本発明の繊維シートには、繊維シートの強度を上げるために配合される前記有機塩の代わりに、水溶性の無機塩を用いることができる。無機塩は、変性ポリビニルアルコールに塩析反応を起こさせるため、変性ポリビニルアルコールが少量の水に溶解することを防止する。無機塩は、本発明の効果を生じさせるものであればどのようなものでもかまわない。無機塩の例としては、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、硫酸鉄、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、カリミョウバン、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸アルミニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等があげられる。繊維シートの強度が更にあがるという点から、本発明においては、硫酸カリウム及び/又は硫酸ナトリウムが特に好ましい。
【0034】
無機塩においては、変性ポリビニルアルコール加工紙を100gとしたときに2.5〜50.0gの範囲で含有させることが好ましい。例えば、無機塩の濃度が1.0重量%以上である水溶液を、繊維100gに対して250g含浸させる。
【0035】
さらにまた、本発明の繊維シートには、繊維シートの強度を上げるために配合される前記有機塩の代わりに、水溶性のホウ素化合物を用いることができる。ホウ素化合物は、変性ポリビニルアルコールに対して、架橋反応を起こすため、変性ポリビニルアルコールが少量の水に溶解することを防止する。ホウ素化合物は、ホウ酸及びホウ砂よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物であることが好ましい。これらのホウ素化合物においては、繊維を100gとしたときに0.25〜12.5gの範囲で含有させることが好ましい。例えば、ホウ素化合物の濃度が0.1重量%以上である水溶液を、繊維100gに対して250g含浸させる。
【0036】
以上に述べた繊維シートの強度を上げるために配合された化合物は、水溶性の有機塩、水溶性の無機塩及び水溶性のホウ酸化合物からなる群より選ばれる一種の化合物でもよいが、2種以上を組み合わせて使用することも可能である。
【0037】
本発明において、繊維シートの強度を上げるために配合された化合物に対して水溶性であることを必須条件としているが、これは水解性の繊維シートの使用上の制限からくるものであり、水に流したときに溶解しなければならないからである。よって、トイレ等の排水溝に流し捨てる場合、汚水処理又は排水に影響を与えない範囲内で水溶性があればよいと考える。すなわち、水溶性が飛び抜けて良いものだけに限定するという意味ではない。
【0038】
以上のようにして得られた水解性の繊維シートは、通常の気温より高い温度下の保管においても水解性及び強度が低下しない。例えば40°C雰囲気下の保管後においても水解性及び強度が低下しない。
【0039】
更に、本発明の繊維シートは、通常の気温より低い冷水中においても水解性の低下が少ない。例えば10°Cの水中における水解性は、20°Cの水中における水解性とほぼ変わらない。
【0040】
本発明における水解性の繊維シートには、本発明の効果を妨げない範囲でその他の物質を含有させることができる。例えば、界面活性剤、殺菌剤、保存剤、消臭剤、保湿剤、アルコール等を含有させることができる。また、それらのの物質を、繊維シートに含浸させるカルボン酸を溶解させた水溶液に含有させて、繊維シートを調整することもできる。
【0041】
本発明の水解性の繊維シートは、おしり拭きなどの人体の肌に使用するウエットティッシュとして、またトイレ周りの清掃用などとして使用することができる。本発明の水解性の繊維シートをあらかじめ湿らせた製品として包装する場合、繊維シートが乾燥しないように密封包装されて販売される。
【0042】
あるいは、本発明の水解性の繊維シートは乾燥した状態で販売されるものであってもよい。例えば、繊維シートに変性ポリビニルアルコールを塗工し、有機塩、無機塩及び/又はホウ素化合物を溶解させた水溶液を含浸させた後、乾燥させた水解性の繊維シートを、使用時に水や薬液を含浸させて使用するものであっても良い。
【0043】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
原料の繊維として針葉樹晒クラフトパルプ(カナディアン・スタンダード・フリーネス(CSF)試験におけるろ水量=740ml)100%を使用し、抄紙機(円網)を用いて湿式抄紙法により、秤量50g/m2の繊維シート(原紙)を製造した。この繊維シート(原紙)を乾燥させた後、繊維シート(原紙)表面にスルホン酸変性ポリビニルアルコールを10g/m2塗工をし、繊維シートを調整した。塗工する方法として、シルクスクリーン(60メッシュ)を用いて、ポリビニルアルコールを繊維シート(原紙)に対し均一に塗工した。塗工後、熱風式乾燥機を用いて170°Cで2分間の乾燥を行った。このとき使用したスルホン酸変性ポリビニルアルコールは変性度が3.0mol%、ケン化度が93.1%、且つ重合度が1150である。
【0044】
上記方法にて得られた調整された繊維シートに対し、酒石酸ナトリウムを水に溶解させ、濃度を18.0重量%とした水溶液を、変性ポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250重量%の量を含浸させた。また、得られた調整された繊維シートに対し、硫酸ナトリウムを水に溶解させ、濃度を12.0重量%とした水溶液を、変性ポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250重量%の量を含浸させた。得られたそれぞれの繊維シートを、本発明の実施例として水解性、湿潤強度及び耐熱性の試験を行った。
【0045】
水解性の試験はJIS P4501のトイレットペーパーほぐれやすさ試験に基づいて行い、水温が20±5°Cの水流中における繊維シートのほぐれやすさを測定した。(表以下、単位は秒で示す。)
湿潤強度は、前記方法によって得られた繊維シートを幅25mm長さ150mmに裁断したものを試料として用い、テンシロン試験機を用いて、チャック間隔は100mm、引張速度は100mm/minで測定した。そのときの破断時の強度(gf)を湿潤強度の試験結果の値とした(表以下、g/25mmで示す)。
【0046】
また、耐熱性の試験については、水解性の繊維シートをポリプロピレン製の袋に密封後、ポリエチレン製の容器に入れ、40°C雰囲気中に24時間保管したのち、前記方法で水解性及び湿潤強度を測定した。
冷水中における水解性の試験は、JIS P4501のトイレットペーパーほぐれやすさ試験と同じ方法で、水温が10°Cの水流中における繊維シートのほぐれやすさを測定した。(表以下、単位は秒で示す。)
【0047】
比較例については、実施例のスルホン酸変性ポリビニルアルコールの代わりに、ポリビニルアルコール(ケン化度が88%、且つ重量平均重合度が1700である(「PVA−217」クラレ(株)製)を用いて前記方法と同様に繊維シートを製造した。ポリビニルアルコールの塗工量は、繊維に対して10g/m2である。また、ホウ砂、硫酸ナトリウム、酒石酸ナトリウムをそれぞれ溶解させた水溶液を調整した。それぞれ濃度は0.8重量%、12.0重量%、18.0重量%である。その水溶液を、ポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250%の量を調整した繊維シートに含浸させた。得られた繊維シートに対し、実施例と同様に水解性、湿潤強度及び耐熱性の試験を行った。
結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
表1から見てもわかるように、スルホン酸変性ポリビニルアルコールを含有した繊維シートは、40°Cで24時間保管した後においても強度の低下が少なかった。また、水解性スルホン酸変性ポリビニルアルコールを用いた繊維シートは、水解性が良い上、冷水中における水解性にも優れていた。
【0050】
[実施例2]
繊維シート(原紙)を実施例1と同様に調整した。カルボン酸塩として、クエン酸ナトリウム、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウムをそれぞれ溶解させた水溶液を調整した。それぞれの濃度は18重量%である。その水溶液を変性ポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250%の量を調整された繊維シートに含浸させた。
得られた繊維シートに対し、水解性、湿潤強度、40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度の測定を行った。測定方法は実施例1と同じである。
更に、高温下における長期保管に対する耐熱性を見るため、得られた繊維シートをポリプロピレン製の袋に密封後、ポリエチレン性の容器に入れ、40°C雰囲気下に7日間保管したのち水解性及び湿潤強度を測定した。測定方法は実施例1と同じである。
【0051】
比較例として、前記変性ポリビニルアルコールの代わりに、ポリビニルアルコールを用いて、実施例1における比較例と同様に繊維シートを調整した。得られた調整された繊維シートに、酒石酸ナトリウムを水に溶解させ、濃度を18.0重量%とした溶液をポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250%の量を調整された繊維シートに含浸させた。得られた繊維シートに対し、実施例と同様に水解性、湿潤強度、40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性及び湿潤強度の測定を行った。
結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】
表の結果からもわかるように、スルホン酸変性ポリビニルアルコールを含有した繊維シートは、40°C下7日間保管後においても水解性の低下が比較例と比べて少ないことがわかる。
【0054】
[実施例3]
繊維シート(原紙)を実施例1と同様に製造した。繊維シート(原紙)に対し、種々のスルホン酸変性ポリビニルアルコール又はカルボン酸変性ポリビニルアルコールを実施例1と同様に塗工した。種々のスルホン酸変性ポリビニルアルコール又はカルボン酸変性ポリビニルアルコールは、それぞれ変性度、ケン化度及び重合度が異なる。酒石酸ナトリウムを水に溶解させ、濃度を18.0重量%である水溶液を調整した。その水溶液を、調整された繊維シートそれぞれに、繊維の重量を100%としたときに250%の量を含浸させた。得られた繊維シートに対し、水解性、湿潤強度、40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性及び湿潤強度の測定を行った。測定方法は実施例2と同じである。
【0055】
比較例として、前記変性ポリビニルアルコールの代わりに、ポリビニルアルコールを用いて、実施例1における比較例と同様に繊維シートを調整した。得られた調整された繊維シートに、酒石酸ナトリウムを水に溶解させ、濃度を18.0重量%とした溶液をポリビニルアルコール加工紙の重量を100%としたときに250%の量を調整された繊維シートに含浸させた。得られた繊維シートに対し、実施例と同様に水解性、湿潤強度、40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性及び湿潤強度の測定を行った。
結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】
[図1について]
2.5mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールを用いて行った実施例3の結果における、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係の線図を図1に示す。
図1より、繊維がパルプ100%、変性ポリビニルアルコールの塗工量が繊維重量に対して10g/m2、繊維シートに含浸させる溶液である酒石酸ナトリウムの濃度が18重量%、且つ繊維を100%としたときに含浸させる量が250重量%である水解性の繊維シートにおいて、2.5mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた繊維シートの場合に以下のことがわかった。
上記の条件において、40°C下24時間保管後の水解性の結果が200秒以下で、且つ強度が1000g/25mmであるための、ポリビニルアルコールの好ましいケン化度は86%以上である。また、40°C下7日間保管後の水解性の結果が400秒以下であるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は91%以下である。よって、この場合好ましいケン化度は86〜91%である。
【0058】
[図2について]
また、3.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールを用いて行った実施例3の結果における、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係の線図を図2に示す。
図2より、繊維がパルプ100%、変性ポリビニルアルコールの塗工量が繊維重量に対して10g/m2、繊維シートに含浸させる溶液である酒石酸ナトリウムの濃度が18重量%、且つ繊維を100%としたときに含浸させる量が250重量%である水解性の繊維シートにおいて、3.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた繊維シートの場合に以下のことがわかる。
上記の条件において、40°C下24時間保管後の水解性の結果が200秒以下で、且つ強度が1000g/25mmであるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は90%以上である。また、40°C下7日間保管後の水解性の結果が400秒以下であるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は95%以下である。よって、この場合好ましいケン化度は88〜94%である。
【0059】
[図3について]
また、4.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールを用いて行った実施例3の結果における、スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係の線図を図3に示す。
図3より、繊維がパルプ100%、変性ポリビニルアルコールの塗工量が繊維重量に対して10g/m2、繊維シートに含浸させる溶液である酒石酸ナトリウムの濃度が18重量%、且つ変性ポリビニルアルコール加工紙を100%としたときに含浸させる量が250重量%である水解性の繊維シートにおいて、4.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた繊維シートの場合に以下のことがわかる。
上記の条件において、40°C下24時間保管後の水解性の結果が200秒以下で、且つ強度が1000g/25mmであるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は95%以上である。また、40°C下7日間保管後の水解性の結果においてはポリビニルアルコールのケン化度は97%でも400秒以下である。
【0060】
[図4について]
2.0mol%変性のカルボン酸変性ポリビニルアルコールを用いて行った実施例3の結果における、カルボン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係の線図を図4に示す。
図4より、繊維がパルプ100%、変性ポリビニルアルコールの塗工量が繊維重量に対して10g/m2、繊維シートに含浸させる溶液である酒石酸ナトリウムの濃度が18重量%、且つ変性ポリビニルアルコール加工紙を100%としたときに含浸させる量が250重量%である水解性の繊維シートにおいて、2.0mol%変性のカルボン酸変性ポリビニルアルコールをバインダーとして用いた繊維シートの場合に以下のことがわかる。
上記の条件において、40°C下24時間保管後の水解性の結果が200秒以下で、且つ強度が1000g/25mmであるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は82%以上である。また、40°C下7日間保管後の水解性の結果が400秒以下であるためのポリビニルアルコールの好ましいケン化度は82%以下である。よって、この場合好ましいケン化度は82%以下である。
【0061】
以上のように、本発明の水解性の繊維シートにおいては、変性ポリビニルアルコールの変性度により、好ましいケン化度が決まる。但し、変性度及びケン化度は、繊維の量並びに含有させる薬液の種類及び量等にによっても変動する。よって、水解性及び強度に優れた水解性の繊維シートを得るためには、変性度及びケン化度を適宜調整することが必要である。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明の水解性の繊維シートは、ウエットな状態においても使用中に十分な強度を保ち、且つ使用後に多量の水に浸されると容易に分解される。さらに、高温下におかれても水解性及び強度の低下が少ない。また、冷水中においても水解性の低下が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3における2.5mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C7日間保管後の水解性の関係を示す線図。
【図2】実施例3における3.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係を示す線図。
【図3】実施例3における4.0mol%変性のスルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係を示す線図。
【図4】実施例3における2.0mol%変性のカルボン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度に対する40°C下24時間保管後の水解性及び湿潤強度並びに40°C下7日間保管後の水解性の関係を示す線図。
Claims (13)
- 拭き取り清掃に使用され使用後に水洗トイレに捨てることが可能な水解性の清掃用シートにおいて、
繊維を接合するバインダーとしてスルホン酸変性ポリビニルアルコールを用いた繊維シートに、水溶性の有機塩、水溶性の無機塩及びホウ酸化合物よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物が含有されており、前記スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度が1.0〜10.0mol%であることを特徴とする水解性の清掃用シート。 - 前記スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度が80〜98%である請求項1記載の水解性の清掃用シート。
- 前記スルホン酸変性ポリビニルアルコールの変性度が2.0〜5.0mol%である請求項1記載の水解性の清掃用シート。
- 前記スルホン酸変性ポリビニルアルコールのケン化度が86〜98%である請求項3記載の水解性の清掃用シート。
- 前記スルホン酸変性ポリビニルアルコールは、変性度が、1.0〜2.0mol%であり、且つケン化度が84〜90%である請求項1記載の水解性の清掃用シート。
- スルホン酸変性ポリビニルアルコールは、変性度が2.0〜3.0mol%であり、且つケン化度が86〜95%である請求項1記載の水解性の清掃用シート。
- スルホン酸変性ポリビニルアルコールは、変性度が、3.0〜5.0mol%であり、且つケン化度が92〜98%である請求項1記載の水解性の清掃用シート。
- 拭き取り清掃に使用され使用後に水洗トイレに捨てることが可能な水解性の清掃用シートにおいて、
繊維を接合するバインダーとしてカルボン酸変性ポリビニルアルコールを用いた繊維シートに、水溶性の有機塩、水溶性の無機塩及びホウ酸化合物よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含有させたことを特徴とする水解性の清掃用シート。 - 水溶性の有機塩、水溶性の無機塩及びホウ酸化合物よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を溶解させた水溶液が繊維シートに含浸されている請求項1ないし8のいずれかに記載の水解性の清掃用シート。
- 繊維ウェッブに、前記バインダーが塗工されている請求項1ないし9のいずれかに記載の水解性の清掃用シート。
- 酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム及びリンゴ酸カリウムよりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物である水溶性の有機塩が含有されている請求項1ないし10のいずれかに記載の水解性の清掃用シート。
- 硫酸ナトリウム及び硫酸カリウムよりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物である水溶性の無機塩が含有されている請求項1ないし10のいずれかに記載の水解性の清掃用シート。
- ホウ酸及びホウ砂よりなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物である水溶性のホウ酸化合物が含有されている請求項1ないし10のいずれかに記載の水解性の清掃用シート。
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