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JP3569809B2 - 自動2輪車のエアクリーナ - Google Patents

自動2輪車のエアクリーナ Download PDF

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JP3569809B2
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    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
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    • B60K13/02Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning intake
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、入り口がエアクリーナケースの底部側に設けられた吸気ダクトを有する自動2輪車のエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭61−255259号公報には、エンジンの上方にエアクリーナを設け、このエアクリーナを上方から燃料タンクで覆うとともに、吸気ダクトをエアクリーナの下部からエンジン方向へ延出させたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構造の場合、エレメントを交換するには燃料タンクを外さなければならないので、メンテナンスが容易でなかった。さらに吸気ダクトがエアクリーナの下方へ延出しているため、他部品と干渉しないようにする必要があり、設計の自由度が小さくなった。また、別体の吸気ダクトを必要とする点で部品点数が多くなった。さらに吸気効率の良い吸気ダクトの形成をすることも難しくなった。そこで本発明は、係る諸問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る自動2輪車のエアクリーナは、車体フレ−ムを構成する前方へ斜め上がりに配置されたメインフレームに支持されるエアクリーナケースと、このエアクリ−ナケース内に設けられるエレメントと、外気を取り込むための吸気ダクトとを備え、吸気ダクトの入り口をエアクリーナケースの底部側へ開口させ、かつ
燃料タンクの前部に前方へ延出する左右一対の袖部を設け、この左右一対の袖部を含む部分を平面視略U字状をなす部分とし、この左右一対の袖部間に形成されて前方及び上下方向に開放された空間にエアクリーナケースを収容し、その側方及び後方を燃料タンクで囲んだ自動2輪車のエーアクリーナにおいて、
前記エレメントは、前記エアクリーナケースの上部に設けた開口部から交換可能であり、
この開口部は押さえ部材により上方から着脱自在に覆われ、開口部周囲のエアクリーナケース上に設けられた取付部へ押さえ部材を取付けることによりエアクリーナケースの上面と押さえ部材の間にエレメントの頂部に設けられた取付板の周囲を挟んでエレメントを固定し、
このエレメント固定部分よりも外側となる押さえ部材の端部を燃料タンクの前記平面視略U字状部分における前記空間に臨む縁部上に重なるようにして、
この押さえ部材を着脱することによりエレメントをエアクリーナケース及び燃料タンクの上方から交換可能にし、
かつ燃料タンクの前記平面視略U字状部分及び前記エアクリーナケースを収容する空間を上方から覆う外観部材として前記押さえ部材を兼用するとともに、
前記吸気ダクトを、エアクリーナケースの底部をクリーンサイド室側へ凹入することにより形成し、かつ前記メインフレームに沿って斜めに配置し、エアクリーナケースの下方から斜め上がり前方へ向かって吸気するようにした、
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用】
燃料タンクの一部に設けた平面視略U字状をなす部分の空間内にエアクリーナケースを収容し、この空間及びエアクリーナの上方を押さえ部材で着脱自在に覆ったので、エアクリーナケースの上方が燃料タンクで塞がれず、押さえ部材を取り外せばエレメントをエアクリーナケース及び燃料タンクの上方から交換可能になり、メンテナンスが容易になる。しかも、押さえ部材は、エレメントを固定するためのエアクリーナの構成部品として、並びにエアクリーナの上方及び燃料タンクの空間を覆う外観部品として機能するので、従来各機能毎に別々に必要であった部品を削減でき、かつこれらのための取付工数も削減できる。
【0006】
特に、エアクリーナケース上面におけるエレメント交換用の開口部周囲に設けられた取付部へ押さえ部材を取付け、押さえ部材とエアクリーナケースの上面の間でエレメントの頂部に設けられた取付板の周囲を挟んでエレメントを固定することにより、しっかりと固定できるのでエレメント固定部の気密性を確保でき、しかもエレメントの脱着を容易にするため、メンテナンス時等における交換が容易になるとともに、エレメント固定部分より外側となる押さえ部材の端部を燃料タンクの平面視略U字状部分であってエアクリーナケースを収容した空間へ臨む縁部へ重ねたので、平面視略U字状部分及びエアクリーナケースを収容した空間を上方から覆うことができ、押さえ部材はエアクリーナのエレメント固定部材及びそのメンテナンス用フタ部並びに前記燃料タンクの前部上面に対する外観用のカバーとなるから多機能化する。
さらに、吸気ダクトをエアクリーナケースのクリーンサイド室側へ凹入することにより形成し、メインフレームに沿って斜めに配置したので、ダクトがエアクリーナケース下方へ突出することがなくなり、下方の他部品と干渉するおそれがなくなるため、配置が容易になる。また、部品点数の削減も可能になる。そのうえ、吸気ダクトを直線的に配置できるので吸気の流れが良くなって吸気効率を向上させることができる。しかも吸気ダクトをメインフレームへ斜めに沿わせることによって、吸気ダクトの長さを十分量確保できる。また、斜め上がり前方へ向かって吸気するから、吸気ダクト内へ混入した水や、埃及び泥等を吸気途中で落下させることができ、できるだけ清浄な空気を吸気できる。
そのうえ、エレメントをエアクリーナケースの上部にて上方へ着脱するように構成し、かつ吸気ダクトをエアクリーナケースの下部側へ斜めに設けたので、吸気ダクトをエアクリーナケースのクリーンサイド室内へ入り込ませ、かつ吸気ダクトをエアクリーナケースの上部から底部側まで長く延ばして形成することができる。
【0007】
【実施例】
図1及至図6に基づいて一実施例を説明する。図2は本発明を適用した自動2輪車の車体側面における要部形状を示し、左右に対をなして前後方向へ延びるメインフレーム1の前端部には、ヘッドパイプ2を介してフロントフォーク3が支持され、その下端部には前輪4が支持されている。
【0008】
メインフレーム1の後部にはピボットフレーム5が連結され、これに前端を枢着されたリヤアーム6の後端部に後輪7が支持され、メインフレーム1の後部から斜め上がり後方に延びるシートレール8にはシート9が支持されている。
【0009】
メインフレーム1上には、燃料タンク10が支持され、その前方にエアクリーナ11が支持されている。エアクリーナ11の下方には気化器12が配置され、さらにその下方にV型2気筒エンジン13が配置されている。
【0010】
エンジン13前方のヘッドパイプ2近傍にはラジエタ14が支持されている。ラジエタ14は左右分割型で、左右に対をなして設けられ、それぞれに冷却ファン15が取付けられている。
【0011】
図3はエアクリーナ11を主体に示す部分の要部側面形状であり、図4は図3のA−A線に沿う断面形状を示す図である。
【0012】
これらの図において明らかなように、燃料タンク10はエアクリーナ11後方の本体部16と、エアクリーナ11の左右両側方を覆う袖部17を一体に備えた平面視略U字状をなし(図4参照)、本体部16及び左右の袖部17に囲まれて前方及び上下方向へ開放された空間18が形成されている。
【0013】
この空間18内にエアクリーナ11が収容され、その上部に取付けられる押さえ部材19によって空間18の上方が塞がれている。押さえ部材19はエアクリーナ11の構成部品であるとともに、燃料タンク10と連続する外観部材としても機能している。 なお、燃料タンク10のうち、本体部16及び左右の袖部17は空間18を囲む平面視略U字状部分をなす部分であり、この部分の空間18に臨む縁部上に押さえ部材19の外周側となる端部が重なっている(図4)。
【0014】燃料タンク10は本体部16の後方下部に設けられたブラケット20(図2)でシートレール8へ取付けられ、かつ左右の袖部17の内側に設けられた係止部21(図3)によってメインフレーム1へ支持されている。
【0015】
図3に明らかなように、エアクリーナ11は、押さえ部材19、エレメント22、エアクリ−ナケース及びコンチューブ23、24を備え、エアクリ−ナケースは上部エアクリ−ナケース25と下部エアクリ−ナケース26を備え、かつエアクリ−ナケース内部に吸気ダクト27が一体に形成されている。
【0016】
コンチューブ23、24の各下端部は、2つの気化器が一体に形成された気化器12の各上流側通路に接続されている。気化器12の各下流側通路は、エンジン13の後気筒28又は前気筒29のうち、それぞれ対応する気筒の吸気通路へ接続されている。
【0017】
図1はエアクリ−ナケースを破断し、かつ押さえ部材19とエレメント22を分解状態で示した図であり、この図に明らかなように、エアクリ−ナケース内部は上部エアクリ−ナケース25と下部エアクリ−ナケース26の合せ部に設けられた仕切壁30によって、ダーティサイド室31とクリーンサイド室32に区画され、両室は中央の連通路33で連通されている。
【0018】
ダーティサイド室31内の連通路33の周囲には、エレメント22が嵌合されている。エレメント22の頂部には取付板34が設けられ、その周囲を上部エアクリ−ナケース25の頂部と押さえ部材19で挟み、前後をボルト35、36によって締結される。ボルト35、36は左右各2ケ所づつ設けられる(図4参照)。
【0019】
なお、ボルト35の取付側には、押さえ部材19、取付板34及び上部エアクリ−ナケース25の各取付対応位置に通し穴37、38の並びにインサートナット39が形成されている。
【0020】
ボルト36の取付側には、押さえ部材19、取付板34及び上部エアクリ−ナケース25の各取付対応位置にボス40、通し穴41並びにインサートナット42が形成され、ボス40にはボルト36の通し穴43が形成されている。
【0021】
したがって、押さえ部材19を取付けることによって、エレメント22を固定すると同時に、押さえ部材19がエアクリーナ11の上方を覆い、かつ燃料タンク10の空間18の上部を塞ぐ外観部品となる。また、押さえ部材19を外せば、空間18の上方が開放されるから、エレメント22をエアクリーナ11の上方から簡単に着脱できる。
【0022】
吸気ダクト27は下部エアクリ−ナケース26内に設けられたトンネル状の吸気通路であり、下部エアクリ−ナケース26の前方側に設けられた斜面をなす底部に沿って上下方向へ底部と一体に形成されている。
【0023】
吸気ダクト27の入り口44は下部エアクリ−ナケース26の底部に下方並びに前方へ向かって開口し、上端部は仕切壁30に形成された開口部へ接続し、この開口部はダーティサイド室31内へ突出する出口45に連通されている。
【0024】
図5及び図6にも示すように、吸気ダクト27の内壁部46は、下部エアクリ−ナケース26の成形時にその底部をクリ−ンサイド室32側へ凹入させることにより、隔壁47とともに連続一体に形成される。
【0025】
この成形だけでは吸気ダクト27の外方が開放されたままであるが、この開放部は下部エアクリ−ナケース26の成形後に、蓋板48で覆われる。蓋板48は熱溶着等の適宜方法によって気密に開放部周囲で取付けられ、かつ隔壁47に形成されたリブ49の先端と熱カシメによって結合される。
【0026】
図1及び図3に示すように、コンチューブ23、24の各上流端部側はそれぞれ下部エアクリ−ナケース26の底部からクリーンサイド室32内へ入り、かつ図4に明らかなように、接続する各気筒に対応して、下部エアクリ−ナケース26の前後並びに左右方向へ互いにずれた位置に設けられている。
【0027】
なお、エアクリーナ11のメインフレ−ム1による支持は、図3に明らかなように、下部エアクリ−ナケース26の前部に設けられたブラケット50をメインフレーム1へボルト止めし、下部エアクリ−ナケース26の側部に設けられたブラケット51をメインフレーム1から突出するステー52へボルト止めすることにより行われる。
【0028】
さらに図3に明らかなように、下部エアクリ−ナケース26の底部にはブリーザータンク53が取付けられている。
【0029】
次に、本実施例の作用を説明する。図1において、空気は矢示のように、クリーンサイド室32側である下部エアクリ−ナケース26の底部に開口する入り口44から吸気ダクト27内へ入って上方へ流れ、出口45からダーティサイド室31内へ入る。
【0030】
さらに、エレメント22によって濾過されることにより清浄空気になって、連通路33からクリーンサイド室32へ入り、続いてコンチューブ24並びにこの図では見えないコンチューブ23(図3参照)へ分離して気化器12へ入り、ここで混合気となってそれぞれ対応する後気筒28又は前気筒29へ供給される。
【0031】
このとき、吸気ダクト27は下部エアクリ−ナケース26の内部に形成され、かつ入り口44側が下部エアクリ−ナケース26の下方へ突出していないので、図3にも明らかなように、エアクリーナ11下方に位置する部品、例えば気化器12や後気筒28、前気筒29などと干渉するおそれがない。このため、レイアウト時における設計の自由度が著しく大きくなる。
【0032】
また、トンネル状の吸気ダクト27の両端に形成される入り口44と出口45は、吸気ダクト27の形状によって比較的自由な位置に開口できるようになる。
【0033】
そのうえ、吸気ダクト27の主要部は下部エアクリ−ナケース26の成形と同時に形成され、その後蓋板48を取付けるだけで済むから、吸気ダクト27を容易に形成でき、かつ吸気ダクト27を従来のような別体部品としないことにより、部品点数を削減できる。
【0034】
さらに押さえ部材19は、エレメント22を固定するためのエアクリーナ11の構成部品として、並びにエアクリーナ11の上方を覆う外観部品として機能するので、従来各機能毎に別々に必要であった部品を削減でき、かつこれらのための取付工数も削減できる。しかも、押さえ部材19を外すだけで、エレメント22をエアクリーナ11の上方から着脱でき、メンナンスが容易になる。
特に、上部エアクリーナケース25の上面におけるエレメント交換用の開口部周囲に設けられた取付部(39,42)へ押さえ部材19の取付部(37,40など)をボルト35,36で取付け、押さえ部材19と上部エアクリーナケース25の上面の間でエレメント22の取付板34を挟み付けて固定することにより、しっかりと固定できるのでエレメント固定部の気密性を確保でき、しかもエレメント22の脱着を容易にするため、メンテナンス時等における交換が容易になるとともに、エレメント固定部分より外側となる押さえ部材19の端部を燃料タンクの平面視略U字状部分をなす本体部16及び左右の袖部17のうち空間18へ臨む縁部へ重ねたので、平面視略U字状部分及び空間18を上方から覆うことができ、押さえ部材19はエアクリーナのエレメント固定部材及びそのメンテナンス用フタ部並びに燃料タンク10の前部上面に対する外観用のカバーとなって多機能化する。
さらに、吸気ダクト27を下部エアクリーナケース26のクリーンサイド室32側へ凹入することにより形成し、メインフレーム1に沿って斜めに配置したので、吸気ダクト27が下部エアクリーナケース26の下方へ突出することがなくなり、下方の他部品と干渉するおそれがなくなるため、配置が容易になる。また、部品点数の削減も可能になる。そのうえ、吸気ダクト27を直線的に配置できるので吸気の流れが良くなって吸気効率を向上させることができる。しかも吸気ダクト27をメインフレーム1へ斜めに沿わせることによって、吸気ダクト27の長さを十分量確保できる。また、斜め上がり前方へ向かって吸気するから、吸気ダクト27内へ混入した水や、埃及び泥等を吸気途中で落下させることができ、できるだけ清浄な空気を吸気できる。
そのうえ、エレメント22を上部エアクリーナケース25の上部にて上方へ着脱するように構成し、かつ吸気ダクト27を下部エアクリーナケース26の下部側へ斜めに設けたので、吸気ダクト27を下部エアクリーナケース26のクリーンサイド室32内へ入り込ませ、かつ吸気ダクト27を下部エアクリーナケース26の上部から底部側まで長く延ばして形成することができる。
【0035】
【発明の効果】
燃料タンクの一部に設けた平面視略U字状をなす部分の空間内にエアクリーナケースを収容し、この空間及びエアクリーナの上方を押さえ部材で着脱自在に覆ったので、エアクリーナケースの上方が燃料タンクで塞がれず、押さえ部材を取り外せばエレメントをエアクリーナケースの上方から着脱でき、メンテナンスが容易になる。しかも、押さえ部材は、エレメントを固定するためのエアクリーナの構成部品として、並びにエアクリーナの上方及び燃料タンクの空間を覆う外観部品として機能するので、従来各機能毎に別々に必要であった部品を削減でき、かつこれらのための取付工数も削減できる。
【0036】
特に、エアクリーナケース上面におけるエレメント交換用の開口部周囲に設けられた取付部へ押さえ部材を取付け、押さえ部材とエアクリーナケースの上面の間でエレメントの頂部に設けられた取付板の周囲を挟んでエレメントを固定することにより、しっかりと固定できるのでエレメント固定部の気密性を確保でき、しかもエレメントの脱着を容易にするため、メンテナンス時等における交換が容易になるとともに、エレメント固定部分より外側となる押さえ部材の端部を燃料タンクの平面視略U字状部分であってエアクリーナケースを収容した空間へ臨む縁部へ重ねたので、平面視略U字状部分及びエアクリーナケースを収容した空間を上方から覆うことができ、押さえ部材はエアクリーナのエレメント固定部材及びそのメンテナンス用フタ部並びに前記燃料タンクの前部上面に対する外観用のカバーとなるから多機能化する。
さらに、吸気ダクトをエアクリーナケースのクリーンサイド室側へ凹入することにより形成し、メインフレームに沿って斜めに配置したので、ダクトがエアクリーナケース下方へ突出することがなくなり、下方の他部品と干渉するおそれがなくなるため、配置が容易になる。また、部品点数の削減も可能になる。そのうえ、吸気ダクトを直線的に配置できるので吸気の流れが良くなって吸気効率を向上させることができる。しかも吸気ダクトをメインフレームへ斜めに沿わせることによって、吸気ダクトの長さを十分量確保できる。また、斜め上がり前方へ向かって吸気するから、吸気ダクト内へ混入した水や、埃及び泥等を吸気途中で落下させることができ、できるだけ清浄な空気を吸気できる。
そのうえ、エレメントをエアクリーナケースの上部にて上方へ着脱するように構成し、かつ吸気ダクトをエアクリーナケースの下部側へ斜めに設けたので、吸気ダクトをエアクリーナケースのクリーンサイド室内へ入り込ませ、かつ吸気ダクトをエアクリーナケースの上部から底部側まで長く延ばして形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例要部側面を破断してかつ一部を分解して示す図
【図2】実施例に係る自動2輪車の車体要部の側面図
【図3】実施例要部の側面図
【図4】図3のA−A線に沿う断面図
【図5】図4のB−B線に沿う断面図
【図6】図5のC−C線に沿う断面図
【符号の説明】
1…メインフレーム、10…燃料タンク、11…エアクリーナ、12…気化器、13…エンジン、16…本体部、17…袖部、19…押さえ部材、22…エレメント、23・24…コンチューブ、25…上部エアクリーナケース、26…下部エアクリーナケース、27…吸気ダクト、30…仕切壁、31…ダーティサイド室、32…クリーンサイド室、44…入り口、45…出口。

Claims (1)

  1. 車体フレ−ムを構成する前方へ斜め上がりに配置されたメインフレームに支持されるエアクリーナケースと、このエアクリ−ナケース内に設けられるエレメントと、外気を取り込むための吸気ダクトとを備え、吸気ダクトの入り口をエアクリーナケースの底部側へ開口させ、かつ
    燃料タンクの前部に前方へ延出する左右一対の袖部を設け、この左右一対の袖部を含む部分を平面視略U字状をなす部分とし、この左右一対の袖部間に形成されて前方及び上下方向に開放された空間にエアクリーナケースを収容し、その側方及び後方を燃料タンクで囲んだ自動2輪車のエーアクリーナにおいて、
    前記エレメントは、前記エアクリーナケースの上部に設けた開口部から交換可能であり、
    この開口部は押さえ部材により上方から着脱自在に覆われ、開口部周囲のエアクリーナケース上に設けられた取付部へ押さえ部材を取付けることによりエアクリーナケースの上面と押さえ部材の間にエレメントの頂部に設けられた取付板の周囲を挟んでエレメントを固定し、
    このエレメント固定部分よりも外側となる押さえ部材の端部を燃料タンクの前記平面視略U字状部分における前記空間に臨む縁部上に重なるようにして、
    この押さえ部材を着脱することによりエレメントをエアクリーナケース及び燃料タンクの上方から交換可能にし、
    かつ燃料タンクの前記平面視略U字状部分及び前記エアクリーナケースを収容する空間を上方から覆う外観部材として前記押さえ部材を兼用するとともに、
    前記吸気ダクトを、エアクリーナケースの底部をクリーンサイド室側へ凹入することにより形成し、かつ前記メインフレームに沿って斜めに配置し、エアクリーナケースの下方から斜め上がり前方へ向かって吸気するようにした、
    ことを特徴とする自動2輪車のエアクリーナ。
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