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JP3569613B2 - ループ式データ伝送装置 - Google Patents

ループ式データ伝送装置 Download PDF

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JP3569613B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ループ状伝送路に複数のノード装置を接続し、各ノード装置に接続された端末装置間でデータ伝送を行う、ループ式データ伝送装置に関し、特に多重伝送方式としてSDH( 同期デジタル・ハイアラ−キ)によるフレーム構造を有するループ式データ伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は、例えば特開平5−268235号公報に示されているSDH方式を用いたループ式データ伝送方式の構成図である。図においてN1〜N6はノード装置、91はこれらノード装置に接続されている端末装置である。10は0系伝送路、11は1系伝送路であり、2重ループの伝送路になっている。なお、上記伝送路の信号は高速デジタル信号に適用されるSDH方式のフレーム構造を採用している。
【0003】
図15は、前記ノード装置N1〜N6の構成図である。各ノード装置は同一構成になっている。図15において図14と同じ符号のものは同じ機能のものを示す。50は0系伝送路インタフェース、51は1系伝送路インタフェースで、それぞれ受信回路と送信回路とを備え、0系、1系のループ伝送路とループバック回路71の間のインタフェースをとる。71はループバック切り替えを行うループバック回路、72は信号の多重化または多重分離を行う多重化/多重分離部、6はループバック回路71と多重化/多重分離部72の切り替え動作を制御するノード制御回路、8は端末装置91と多重化/多重分離部72の間のインタフェース機能を司る回線インタフェースである。
【0004】
また、図16は、SDHの基本構造であるSTM−1の多重化フレーム構造を示す。STM−1では、1フレーム125μs(音声情報の符号化の基本周期)に9列270行のタイムスロットを持つように構成されている。ここで、1タイムスロットは64Kb/s相当の伝送容量を有する。従って、STM−1の伝送容量は、155.52Mb/sとなる。
【0005】
多重化フレームの構造は、バイト単位の行数と列数で表現されているが、これは高速となるとビット数が多くなり、横1列では書き切れないことと、ネットワークの管理に使うオーバヘッド信号を集中的に配置して見やすくするためである。STM−1のフレーム構造は、9列目以降261列は各種情報を収容するタイムスロットであり、ペイロードと呼ばれる。なお図16に記載の例は3組のバーチャルコンテナVC−3で構成されており、その先頭にコンテナの監視信号であるパスオーバヘッド(P.O.H)が配置されている。一方最初の9行×9列は各種情報を伝達する際のネットワーク管理情報を収容するセクションオーバヘッド(S.O.H)と、ペイロードに収容される多重化情報の先頭位置を指定するポインターに割り当てられている。SDHの基本構成であるSTM−1への多重化は、バーチャルコンテナ(VC)と呼ばれる規格化された伝送容量を単位として積み上げていく。バーチャルコンテナは、既存の低速情報を含む各種の情報が多重化できるように準備されているが、その最小ハンドリング単位は、1.544Mb/s(64Kb/sで、24CH相当)である。なお、図16で多重化されるバーチャルコンテナVC−3のフレームを、ペイロードからずらせて表現しているのは、STM−1の時間位相とVC−3のフレーム位相が変化する事を表している。
【0006】
図17はTTC(社団法人電信電話技術委員会)で標準化された多重化構造を示す。図からわかるように、各種の伝送容量を持ったコンテナ(C−1、C−2、C−3、C−4)を積み上げてSTM−1のフレーム構造を構築しているが、最小のコンテナはC1(1.544Mb/s)コンテナである。つまりSTM−nの最小ハンドリング容量は1.544Mb/sである。
【0007】
次に動作を説明する。0系伝送路10から入力した受信信号は0系伝送路インタフェース50に入力され、デジタル信号に変換されてループバック回路71に導かれ、さらに伝送装置の動作状態に応じた制御による信号選択が行われ、多重化/多重分離部72へ導かれる。多重化/多重分離部72はSDH多重化構造に基ずき多重化されたデータを多重分離し、そのうち、端末装置91毎に予め割り当てられているフレーム上のタイムスロット位置にマッピングされているデータを端末インタフェース8へ出力し、それ以外のデータを一時記憶する。一方端末装置91からの信号は、回線インタフェース装置8でデジタル信号に変換されて多重化/多重分離部72に渡される。この多重化/多重分離部72では端末装置91毎に予め定められているタイムスロット位置にマッピングされ、前記多重化/多重分離部72で一時記憶されている信号と多重化されて、ループバック回路71および0系伝送路インタフェース50を経て0系伝送路10に送り出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のループ式伝送装置は以上のように構成され、多重化および多重分離を段階的に行っていたが、SDHの多重化構造の規格では、1.544Mb/sから上の高速信号しか規定されておらず、このため低速信号、例えば64Kb/sの信号を多重化/多重分離する場合には、別の装置により一度64Kb/sから1.544Kb/sヘ多重変換を行い、この信号をノード装置の多重化/多重分離部に接続する必要があった。このため構成が複雑になるという問題があった。
【0009】
さらに、従来のSDH方式フレーム構造の信号を使ったループ式伝送装置では、最低でも1.544Mb/sの伝送速度の単位でタイムスロットの割付が行われるので、あるノード装置間の通信に必要な伝送速度が例えば64Kb/sでよい場合でも、最低のハンドリング容量である1.544Mb/s分のタイムスロットを割り付けることになり、回線の使用効率が非常に悪いという問題があった。
【0010】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、伝送速度が64Kb/sのような低速信号でも、段階的な多重化を経ることなく直接STM−1のフレームへ多重化し、構成の単純化と回線の使用効率を高めること、第2の目的は、多重化フレーム上のタイムスロットの位置の入替えをタイムスロット単位で出来るようにし、ノード装置内での局内交換を可能にする、かつ、この多重化フレーム上のタイムスロットの位置の割付をオンライン中でも設定出来るようにすること、第3の目的は、各構成要素、具体的には回線インタフェース部、多重化/多重化分離部の構成を単純にすること、第4の目的は、回線インタフェース部の故障や回線インタフェース部が無い場合に、不正なデータが端末から送信されるのを防止すること、第5の目的は、多重化/多重分離部の初期設定が完了していない場合に不正なデータが端末から送信されるのを防止すること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれた多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、受信中継メモリから読み出される内容を多重メモリから読み出される内容に部分的に入替えるための多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、受信中継メモリの内容と多重メモリの内容とを多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部とを有し、デジタル化受信中継信号とデジタル多重化信号の入替えを可能としたものである。
【0012】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれた多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、受信中継メモリから読み出される内容を多重メモリから読み出される内容に部分的に入替えるための多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、受信中継メモリの内容と多重メモリの内容とを多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部とを有し、デジタル化受信中継信号とデジタル多重化信号の入替えを可能としたものである。
【0013】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、多重メモリから読み出される内容を受信中継メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、受信中継メモリの内容と多重メモリの内容を前記多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部と、デジタル受信信号を多重分離するために一時記憶する分離メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する局内交換メモリと、局内交換メモリから読み出される内容を前記分離メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する分離メモリアドレス変換部と、分離メモリの内容と局内交換メモリの内容を分離メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタとを有し、デジタル受信信号とデジタル多重化信号の入替え、および分離メモリの内容と局内交換メモリの内容の入替えによる局内交換を可能としたものである。
【0014】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、多重メモリから読み出される内容を受信中継メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、受信中継メモリの内容と多重メモリの内容を多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部と、デジタル受信信号を多重分離するために一時記憶する分離メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する局内交換メモリと、局内交換メモリから読み出される内容を前記分離メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する分離メモリアドレス変換部と、分離メモリの内容と局内交換メモリの内容を前記分離メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタとを有し、デジタル受信信号とデジタル多重化信号の入替え、および分離メモリの内容と局内交換メモリの内容の入替えによる局内交換を可能としたものである。
【0015】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
ノード装置は、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、2ポートメモリで構成された多重メモリアドレス変換部および分離アドレス変換部と、ノード管理バスを経てこれらメモリの設定を行うノード管理プロセッサ部とを有したものである。
【0016】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、2ポートメモリで構成された多重メモリアドレス変換部および分離アドレス変換部と、ノード管理バスを経てこれらメモリの設定を行うノード管理プロセッサ部とを有したものである。
【0017】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、各回線インタフェース部に付与された固有のポート番号と対応ずけたポート番号を多重/分離バスへの入力信号に付与する手段を有し、多重/分離バスへの入力信号に付された固有のポート番号により、多重/分離バス上の信号を回線インタフェース部が抽出するようにしたものである。
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、各回線インタフェース部に付与された固有のポート番号と対応ずけたポート番号を多重/分離バスへの入力信号に付与する手段を有し、多重/分離バスへの入力信号に付された固有のポート番号により、多重/分離バス上の信号を回線インタフェース部が抽出するようにしたものである。
【0018】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、分離メモリまたは局内交換メモリから多重/分離バスへの読み出し信号に、予め設定された所属の回線インタフェースの分離バス上のポート番号を付すリード制御回路を有し、このポート番号に基づいて前記回線インタフェース部が多重/分離バスからの読み出し信号を選別して抽出するようにしたものである。
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、分離メモリまたは局内交換メモリから多重/分離バスへの読み出し信号に、予め設定された所属の回線インタフェースの分離バス上のポート番号を付すリード制御回路を有し、このポート番号に基づいて回線インタフェース部が多重/分離バスからの読み出し信号を選別して抽出するようにしたものである。
また、この発明に係るループ式データ伝送装置の多重化/多重分離部は、多重/分離バス上に設定されるアドレス信号を生成して所定の回線インタフェース部へ送るとともに、このアドレス信号による制御で、分離メモリまたは局内交換メモリの多重/分離バスへの読み出しを行うリード制御回路を備え、リード制御回路から送られてきた多重/分離バス上のアドレス信号に基づき、回線インタフェース部が多重/分離バスからの信号の読み出しを行うようにしたものである。
【0019】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
ノード装置は、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、回線インタフェース部からの信号に付された多重化要求信号と、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットのAND条件が論理“1”のときに、受信中継信号に代え多重メモリのデータを選択して送出するセレクタを有したものである。
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、回線インタフェース部からの信号に付された多重化要求信号と、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットのAND条件が論理“1”のときに、受信中継信号に代え多重メモリのデータを選択して送出するセレクタを有したものである。
【0020】
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化し、伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、多重化/多重分離部は、多重化/多重分離部の各回路に初期化を指示するとともに、初期化完了状態を保持する記憶回路を有し、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットと初期化完了を示す前記記憶回路の出力とによって、多重メモリのデータを選択し出力するようにしたものである。
また、この発明に係るループ式データ伝送装置は、デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、ループ状の伝送路の途中に配置され、伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、端末装置に向けて送り出し、または端末装置からの信号を取り込んで多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において
ノード装置は、第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換してノード装置の内部回路へ導くとともにノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、端末装置と多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、多重化/多重分離部は、多重化/多重分離部の各回路に初期化を指示するとともに、初期化完了状態を保持する記憶回路を有し、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットと初期化完了を示す記憶回路の出力とによって、多重メモリのデータを選択し出力するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明に係るループ式データ伝送装置の構成図である。図において、2はノード装置(N1〜N6)、3は各々これらノード装置2に接続された端末装置、1は反時計方向の光伝送路を構成する0系伝送路10と、時計方向の光伝送路を構成する1系伝送路11とからなる伝送路である。また、伝送路1では、先に説明したSDH方式にかかるフレーム構造を有するSTM−1相当の広帯域デジタル信号の伝送が行われている。
【0022】
図2は、上記ループ式データ伝送装置のノード装置2の構成図である。ここで、各ノード装置2はともに同じ構成になっている。20aはA系STM−1終端部、20bはB系STM−1終端部で、それぞれ光伝送路10、11からの光信号を電気信号に変換する光/電気変換部211、電気信号を光信号に変換して光伝送路へ送り出す電気/光変換部212、STM−1終端部22から構成される。
【0023】
このループ式データ伝送装置では、0系伝送路10からの光信号はA系STM−1終端部20aに入力され、A系STM−1終端部20aから出力された光信号は、1系伝送路11に送り出される。また、1系伝送路11からの光信号は、B系STM−1終端部20bへ入力され、B系STM−1終端部20bから出力した光信号は0系伝送路10へ送り出される。
【0024】
0系伝送路10から入力された光信号はA系STM−1終端部20aにおいて、また1系伝送路11から入力された光信号はB系STM−1終端部20bにおいて、それぞれの光/電気変換部211でシリアルな電気信号に変換された後、それぞれのSTM−1終端部22でSOH部分(セクションオーバヘッド部分)が取り除かれ、系選択回路部23へ出力される。
【0025】
23は上記A系とB系の選択を行う系選択回路部、24は多重化フレーム上の所定のタイムスロットへデータ信号を多重化し、あるいは多重化フレーム上の所定のタイムスロットからデータ信号を抽出して多重分離を行う多重分離化を行う多重化/多重分離部、26は多重化/多重分離部と回線インタフェース部との間の信号のやり取りを行う多重/分離バスである。25はノード装置2と端末装置3との間のインタフェースをとる回線インタフェース部、3は端末装置である。27はノード管理バス28を介してノード内の各回路と接続し各回路が所望の動作を行うようデータを設定したり監視を行うノード管理プロセッサー部である。
【0026】
通常は系選択回路部23は0系伝送路10側から信号を選択して、多重化/多重分離部24へ出力する。また多重化/多重分離部24から出力された信号は系選択回路部23へ出力される。通常は系選択回路部23では多重化/多重分離部24からの信号をB系STM−1終端部20bへ出力し、B系STM−1終端部20bでSOHを付加した後、電気/光変換部212に出力し光信号に変換後、0系伝送路10へ送出される。また、多重化/多重分離部24は多重/分離バス26を制御して、複数の回線インタフェース部25を介してそれぞれの端末装置3との間の接続を行っている。具体的には、各回線インタフェース部25に付された固有のポート番号と、多重/分離バス26の入出力信号に付された固有のポート番号とにより、多重分離バス26上の信号と回線インタフェース部25との対応関係を特定し信号の受け渡しを制御するようにしている。
【0027】
また、このループ式伝送装置で扱われる光信号の多重化フレーム構造は、SDHの基本構造であるSTM−1に相当する構造となっている。
STM−1の多重化フレーム構造は、1フレーム125μs(音声情報の符号化の基本周期)に9列270行のタイムスロットを持つ構造になっている。ここで、1タイムスロットは64Kb/s相当の伝送容量を有する。このフレーム構造において、9列目以降の261列は各種情報を収容するタイムスロットであり、ペイロードと呼ばれる。また最初の9行×9列は各種情報を伝達する際のネットワーク管理情報を収容するセクションオーバヘッド(S.O.H)と、ペイロードに収容される多重化情報の先頭位置を指定するポインターに割り当てられている。このようなフレーム構造において、低速信号を含めた効率よく多重化フレームのタイムスロット上に割り付けるため、本発明では上記ビット配列を9ビット(=9タイムスロット)を1単位としてブロック化する。図3は、このようにブロック化したペイロード部分を示している。このブロック化によってペイロード部分のブロック化数(パスペイロード)は0から259迄の260ブロックとなる。
【0028】
図4は、このブロック化した1ブロックに含まれるタイムスロットの構成内容を説明する図である。1つのブロックはデータスロット8個と信号スロット1個の計9個のタイムスロットから構成されている。そして、データスロットと信号スロットの各1スロットは8ビットで構成されていて、データスロット1個で64Kb/sの伝送速度を有するデータの伝送を行うことができる。また、信号スロットは、収容する端末回線に応じてデータ以外のダイヤリング情報等の付加情報を伝送するためのエリアである。また、信号スロットは8ビット構成であり、最下位ビットがこの信号スロットの8個分前のデータスロットの信号ビットに割り当てられており、以下順番にデータスロット1スロット毎、信号1ビットを対応ずけて割り当てている。
【0029】
SDHの基本構造であるSTM−1に相当するフレーム構造(以下STMー1フレームと呼ぶ)では、1.544Mb/sを最小のハンドリング単位としているため、伝送情報を一旦1.544Mb/sに対応するフレーム信号に変換した上で、STM−1フレームにマッピングする(多重化する)必要があったが、上記のように9タイムスロット毎のグループ化を行うことによって、この1グループの中の所定のデータスロット1個または複数個を利用する形を取ることができるので、64Kb/sの伝送速度の信号を前記STM−1フレームに直接マッピングすることができる。
【0030】
図5は、各種伝送速度の信号をSTM−1フレームのペイロードへ割付(マッピング)した例を示す。ここには、9タイムスロットを1単位としたブロック毎の桝目で区切った上に、1.5Mb/s(以下1.544Mb/s信号を1.5Mb/sと簡略して書く)の伝送速度の信号3回線分(1.5M−#1、−#2、−#3)と6Mb/sの伝送速度の信号3回線分(6M−#1、−#2、−#3)および64Kb/sの伝送速度の信号8回線分(64K×8)のマッピング状態を示している。
【0031】
なお、図5の中の空欄部分は、ペイロード上のタイムスロット中、割り当てがされていない状態を示しているが、先に述べたように本発明に係るループ式データ伝送では64Kb/sの伝送速度に相当するタイムスロットを1ビットとして表した9ビットを1単位としてグループ化し、処理するようにしたので、端末側からは、この64Kb/s×8CHの中で、1CHまたは複数CHにインタフェースすることによって、直接STM−1フレームへの多重化が可能となる。なお、図5では1行目から詰めた割り当て例を示しているが、STM−1フレームの任意のスロットを使った結果途中に空きスロットが生じることがあっても問題は起きない。
【0032】
次に具体的な割り当てと信号処理の例を説明する。例えばノード装置(N1)2の端末装置3とノード装置(N2)2の端末装置3の間で伝送速度1.5Mb/sの端末間通信が行われる場合では、この端末間通信用として、STM−1フレームのペイロードの1行目の最初の27列のタイムスロット(図5の1.5M−#1で示す領域、ブロック数では、3ブロック、タイムスロット数では27)を割り当てる。ノード装置(N1)に接続された端末装置3からの1.5Mb/sの信号は、ノード装置2内の回線インタフェース部25でパラレル信号に変換され、多重化/多重分離部24の制御するタイミングで多重/分離バス26へ出力される。多重化/多重分離部24は、多重/分離バス26へ出力されたデータを所定の時間保持したのち、図5の1.5M−#1で示すペイロード上のタイムスロットにデータと付加情報を配置する。他に、ノード装置(N1)2から他のノード装置2へ伝送するデータが無ければ、ノード装置(N1)2の多重化/多重分離部24では、1.5M−#1以外のスロットへは、受信信号のSTM−1フレーム上の同じ位置にあるデータおよび信号(前記:多重化/多重分離部24に一時保持)を乗せかえる。多重化された信号は、STM−1終端部22でSOHが付加され、光信号に変換されて、下流ノード装置2へ送信される。0系伝送路10を使用して運用している場合は、ノード装置(N1)2からの信号はノード装置(N2)2へ送信される。
【0033】
ノード装置(N2)2では、0系伝送路10から受信した信号は、STM−1終端部22でSOHが取り除かれて、系選択回路部23を経由して、多重化/多重分離部24へ出力される。多重化/多重分離部24では、予め割り当てられているSTM−1フレームのペイロードの割り当てられたスロット(図5−1.5M−♯1)のデータおよび信号を多重分離して抽出し、多重/分離バス26を介して回線インタフェース部25へ出力する。回線インタフェース部25ではこの信号をシリアル信号に変換し、付加信号の状態にもとづいて端末へ出力する信号を生成して端末3へ出力する。このようにしてノード装置(N1)2に接続された端末装置3のデータがノード装置(N2)2に接続された端末装置3へ伝送される。逆に、ノード装置(N2)2に接続された端末装置3からの送信も上記と同じスロット(図5の1.5M−#1)を使用して同様の手順を経て伝送される。
【0034】
以上のように、ノード装置に、伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、所定の信号が割り当てられているタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の割り当てられた所定タイムスロットへ選択的に配置して多重化し前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離手段とを備えたので、64Kb/sのような低い伝送速度の信号でも、段階的な多重化処理を行うことなく直接、STMー1フレームへ多重化を行うことができる。
【0035】
実施の形態2.
つぎに、この発明に係るループ式データ伝送装置の実施の形態2に係る多重化/多重分離部の詳細について説明する。実施の形態2は、実施の形態1における多重化/多重分離部24を具体化したものの一つである。したがって、以下では多重化/多重分離部24の構成とその関連事項に主眼を置いて説明する。
図6は多重化/多重分離部24の構成図である。図において、2401は系選択回路部23から入力したデータを中継して再度系選択回路部23へ出力する迄の間一時的に保持する受信中継メモリ、2402は系選択回路23から入力したデータを多重/分離バス26へ出力するまでの間一時的に保持する分離メモリで、2403は受信中継メモリ2401および分離メモリ2402へのデータ書き込み制御を行うライト制御部、2404aは多重/分離バス26から入力したデータを系選択回路部23へ出力するまでの間一時的に保持する多重メモリ、2405は多重/分離バス26から入力したデータを再度多重/分離バス26へ出力するまでの間一時的に保持する局内交換メモリ、2406は多重メモリ2404Aおよび局内交換メモリ2405へのデータ書き込みを制御するライト制御部、2407は受信中継メモリ2401または多重メモリ2404Aからデータを読み出すときのアドレス信号を生成するリード゛制御部、2408はリード制御部2407から出力される信号を予め設定されたアドレスに変換する多重メモリアドレス変換部、2409は受信中継メモリ2401のリードデータと多重メモリ2404Aのリードデータを選択するセレクタ部、2410Aは分離メモリ2402または局内交換メモリ2405からデータを読み出すときの基準信号等を生成するリード制御部、2411Aはリード制御部2410Aから出力される信号を予め設定されたアドレスに変換するための分離メモリアドレス変換部、2412は分離メモリ2402のリードデータと局内交換メモリ2405のリードデータを選択するセレクタ部、2413は多重/分離バス26の基準信号および制御信号の生成を行う多重分離バス制御部である。
【0036】
また、多重メモリアドレス変換部2408の構造を図7に示す。図7において、アドレスと記載されたもの(000〜2079)は、多重アドレス変換部2408のアドレスを示し、STM−1フレームのペイロードのタイムスロット番号に対応する。ビットD12は多重/中継ビットである。このD12のビットが、“1”か“0”かにより、図6のセレクタ部2409に於いて選択する信号が決定され、“1”の場合には多重メモリ2404Aからのリードデータを選択し、“0”の場合は受信中継メモリ2401からのリードデータを選択するようになっている。D1〜D11には多重メモリ2404Aのリードアドレス(A1〜A11)が設定される。
【0037】
分離メモリアドレス変換部2411Aは、リード制御部2410Aから出力される基準信号をもとに、分離メモリ2402および局内交換メモリ2405のリードアドレスを作成する機能を有しており、ROMや2ポートメモリで構成される。本例では2ポートメモリを用いており、ノード管理バス28を介して内部データを設定変更することが可能になっている。
【0038】
分離メモリアドレス変換部2411Aの構造を図8に示す。図8において、アドレスと記載されたもの(000〜2079)は分離メモリアドレス変換部2411Aのアドレスを示し、多重/分離バス26のアドレスに対応する。ビットD16は局内/分離ビットであり、このD16のビットが“1”か“0”かにより、図6のセレクタ部2412によって選択される信号が決定され、“1”の場合には局内交換メモリ2405からのリードデータを選択し、“0”の場合は分離メモリ2402のリードデータを選択するする。D11〜D0には分離メモリ2402または局内交換メモリ2405からのリードアドレス(A11〜A0)が設定される。また、D17〜D23はポートIDであり、多重分離バス26を介して入出力するデータに対応する回線インタフェース部のポート番号が設定される。
【0039】
次に図6、図7、図8に基ずき動作について説明する。系選択回路部23から入力される信号は連続する複数のタイムスロットからなり、ブロック0のデータスロットD0に始まりブロック250の信号スロットを最後とする2340個のタイムスロットが順番に入力され、ライト制御部2403によって制御されて受信中継メモリ2401および分離メモリ2402へ順番に書き込まれる。
【0040】
多重分離バス制御部2413は、多重/分離バス26を介して、回線インタフェース部25と入出力をするために必要な基準信号を生成しており、多重分離バス26から入力される信号も、複数の連続するタイムスロットデータの構造を有する。そしてライト制御部2406によって制御されて多重メモリ2404Aおよび局内交換メモリ2405へ順番に書き込まれる。
【0041】
リード制御部2407はライト制御部2403の書き込み動作から少し遅れた位相でリードアドレスを生成する。このリードアドレスにもとづいて、受信中継メモリ2401にすでに書き込まれているデータが順番に読み出される。多重メモリアドレス変換部2408ではリード制御部2407からのリードアドレスにもとづいて多重メモリ2404のリードアドレスを生成し、このリードアドレスによって多重メモリ2404Aにすでに書き込まれているデータを読み出す。受信中継メモリ2401および多重メモリ2404Aから読み出されたデータはセレクタ2409で選択された後、系選択回路部23へ出力される。この時、セレクタ部2409における選択は多重メモリアドレス変換部2408からの多重/中継ビットにもとづいて行われる。セレクタ部2409から系選択回路部23へ出力されるデータは、ブロック0のデータスロットD0に始まり、ブロック250の信号スロットを最後とする2340個のタイムスロットが順番に出力される。以上のように動作しているので、系選択回路部23へ出力するタイムスロットデータは、系選択回路部23から入力したタイムスロットデータと多重/分離バス26から入力したデータとの間で1タイムスロットの単位で入替えが可能である。
【0042】
また、リード制御部2410Aはライト制御部2406の書き込み動作から少し遅れた位相で基準信号を生成する。分離メモリアドレス変換部2411Aでは、リード制御部2410Aからの基準信号にもとづいて分離メモリ2402および局内交換メモリ2405のリードアドレスを生成する。このリードアドレスにもとづいて、分離メモリ2402および局内交換メモリ2405にすでに書き込まれているデータが読み出される。分離メモリ2402および局内交換メモリ2405から読み出されたデータはセレクタ部2412で選択され、多重/分離バス26へ出力される。この時セレクタ部2412では分離メモリアドレス変換部2411Aからの局内/分離ビット(図8参照)にもとづいて分離メモリ2402からのデータと局内交換メモリ2405からのデータの選択が行われる。セレクタ部2412から出力するデータは複数の連続するタイムスロットデータの構造を有している。以上のようにして、多重/分離バス26へ出力するデータは系選択回路部23から入力したタイムスロットのデータと多重/分離バス26から入力したデータとの間で1タイムスロット単位での入替えが可能である。
【0043】
また分離メモリアドレス変換部2411からは、多重分離バス26を介して入出力するデータに対応する回線インタフェース部25のポート番号が出力される。回線インタフェース部25では多重分離バス26上で固有のポート番号が予め設定されており、このポート番号が一致した回線のデータが多重分離バス26を介して入出力される。
【0044】
なお、ここでは、局内交換メモリを設けたものを示したが、局内交換が必要ない場合は設けなくてもよい。また信号スロットとデータスロットの取り扱いの詳細について説明を省略したが、受信中継メモリ、多重メモリ、分離メモリ、局内交換メモリは、データスロットと信号スロットとに対応する構成である事は言うまでもない。
【0045】
さらに、多重分離バス26を介してデータ他が入出力される様子を図9のタイミングチャートに示す。タイムスロット番号は、図6に示したリード制御部2410Aから出力されるリードアドレスに相当する信号であり、多重分離バス26に直接出力されていないが、このタイムスロット番号を基準として各信号の入出力が行われる。多重分離バス26に出力される分離データ、分離信号およびポートIDはタイムスロット番号に対応して出力される。一方多重データと多重信号については、回線インタフェース部25の側において、ポートIDの一致等の処理時間を必要とするため、バイトクロックで4.5クロックの時間差を設けている。
【0046】
以上説明したように実施の形態2に係るループ式データ伝送装置では、伝送路からの受信信号と回線インタフェース部を経て端末装置からの信号とを保持する各メモリと、これらタイムスロット毎のデータを相互に入れ替えるための多重メモリアドレス変換部、分離メモリアドレス変換部およびセレクタを設けた構成としたので、1タイムスロット毎のデータの入替えが可能である。つまり、64Kb/sを最小単位とするデータの入替えが可能である。また局内交換メモリを設けた構成としたので、ノード装置内で、局内交換可能である。また、多重メモリアドレス変換部および分離メモリアドレス変換部を2ポートメモリで構成し、ノード管理バスからの設定を可能にしたので、端末装置の増設や変更が必要な場合でも、ノード装置を稼動させたままオンライン変更が可能である。さらに分離アドレス変換部から回線インタフェース部のポート番号を出力する構成としたので、回線インタフェース部に特殊な設定機構を設けなくても複数のタイムスロットが使用出来る等、回線インタフェース部の回路構成を簡略化する事が可能である。
【0047】
なお、上記実施の形態では局内交換メモリを設けたものを示したが局内交換が必要ない場合は設けなくてもよい、また、信号スロットとデータスロットの取り扱いの詳細につては説明を省略したが受信中継メモリ、多重メモリ、分離メモリ、局内交換メモリは、データスロットと信号スロットに対応する構成である事は言うまでもない。
【0048】
実施の形態3.
つぎに、この発明に係るループ式データ伝送装置の実施の形態3に係る多重化/多重分離部の詳細について説明する。実施の形態3は、多重化/多重分離部24を除き実施の形態1と同じ構成になっている。また、実施の形態2との関係では、多重化/多重分離部24の一部の構成を変更している。
以上の関係を考慮して、以下では実施の形態3の多重化/多重分離部24の構成について、実施の態様2からの変更部分を中心に説明する。
図10は、実施の形態3に係る多重化/多重分離部24の構成図である。図において、2410Bは分離メモリ2402または局内交換メモリ2405からのデータを読み出す時の基準信号と、多重分離バス26を介して回線インタフェース部25に多重分離バスアドレス信号を生成するリード制御部、1112はリード制御部1102から出力される信号を予め設定されたアドレスに変換する分離メモリアドレス変換部、である。なお、図6に付した符号と同じ符号のものまたは部分は、実施の形態2におけるものと基本的に同じ機能のものである。
【0049】
また、図11は実施の形態3に係る分離メモリアドレス変換部2411Bの構造である。なお、実施の形態3における多重メモリアドレス変換部2408の構造は図7と同様である。
【0050】
次に動作を説明する。なお、系選択回路部23から入力される信号を受信中継メモリ2401および分離メモリ2402へ書き込む動作、多重/分離バス26から入力される信号を多重メモリ2404Aおよび局内交換メモリ2405へ書き込む動作、受信中継メモリ2401からの読み出し動作とこれら読み出されたデータを選択して系選択回路部23へ出力する動作については実施の形態2の場合と同じなので説明を省略する。
【0051】
リード制御部2410Bはライト制御部2406の書き込み動作から少し遅れた位相で基準信号を生成する。分離メモリアドレス変換部2411Bではリード制御部2410Bからの基準信号から分離メモリ2402および局内交換メモリ2405のリードアドレスを出力し、このリードアドレスに基ずいて、すでに書き込まれたデータが読み出される。分離メモリ2402および局内交換メモリ2405から読み出されたデータはセレクタ部2412で選択され、多重/分離バス26に出力される。この時セレクタ部2412では分離メモリアドレス変換部2411Bからの局内/分離ビットにもとづいて選択する。セレクタ部2412から出力するデータは複数の連続するタイムスロットデータの構造を有している。以上のようにして、系選択回路部23から入力したタイムスロトデータと多重/分離バス26から入力したデータとを入替えて、多重/分離バス26へ出力することが可能となる。
【0052】
また、リード制御部2410Bからは、多重/分離バス26を介して入出力するデータに対応する多重分離アドレス信号が出力される。回線インタフェース部25には使用するタイムスロット番号およびタイムスロット数に応じて対応する多重分離アドレスが予め設定されており、多重/分離バス26上の多重分離バスアドレスが一致した回線のデータを多重/分離バス26を介して入出力される。なお、ここでは、局内交換メモリを設けたものを示したが、局内交換が必要ない場合は設けなくてもよい。また信号スロットとデータスロットの取り扱いの詳細について説明を省略したが、受信中継メモリ、多重メモリ、分離メモリ局内交換メモリは、データスロットと信号スロットと対応する構成である事は言うまでもない。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態によるループ式データ伝送装置では、リード制御部から多重分離バスアドレス信号を出力し、予め回線インタフェース部に設定された多重分離バスアドレスと一致した回線のデータを多重分離バスを介して入出力する構成としたので、多重化/多重分離部の分離メモリアドレス変換部のメモリ容量の削減および分離メモリアドレス変換部への設定回数の削減が可能であるという効果が得られる。
【0054】
実施の形態4.
つぎに、この発明に係るループ式データ伝送装置の実施の形態4に係る多重化/多重分離部の詳細について説明する。実施の形態4は、多重化/多重分離部24を除き実施の形態2または実施の形態3と同じ構成になっている。また、実施の形態2または実施の形態3との関係では、多重化/多重分離部24の一部の構成を変更している。
以上の関係を考慮して、以下では実施の態様4の多重化/多重分離部24の構成について、実施の態様2または実施の形態3からの変更部分を中心に説明する。図12は、実施の形態4に係る多重化/多重分離部24の構成図である。図において2404Bは多重/分離バス26から入力したデータを系選択回路部23へ出力する迄の期間一時的に保持するとともに多重/分離バス26からのデータ多重要求信号を前記データと同様保持する多重メモリ、2414は多重メモリアドレス変換部2408から出力される多重/中継ビットと多重メモリ2404Bから出力されるデータ多重要求信号の論理積をとるANDゲートである。なお、他の部分の構成は実施の形態2または、実施の形態3と基本的に同じであるので説明は省略する。
【0055】
次に動作について説明する。なお、系選択回路部23から入力される信号を受信中継メモり2401および分離メモリ2402へ書き込む動作、分離メモリ2403からの読み出し動作、局内交換メモリ2405からの読み出し動作とこれら読み出されたデータを選択して多重分離バス26へ出力する動作については、実施の形態1と基本的に同じである。
【0056】
多重分離バス制御部2413は多重/分離バス26を介して回路インタフェース部25と入出力するために必要な基準信号を生成しており、多重/分離バス26から入力される信号も複数の連続するタイムスロットデータの構造を有する。そしてライト制御部2406によって制御されて多重メモリ2404Bおよび局内交換メモリ2405へ順番に書き込まれる。このとき、多重メモリ2404Bへは多重データ/多重信号およびデータ多重要求信号が書き込まれ、局内交換メモリ2405へは多重データ/多重信号が書き込まれる。
【0057】
リード制御部2407はライト制御部2403の書き込み動作から少し遅れた位相でリードアドレスを作成する。このリードアドレスに基ずいて受信中継メモリ2401からはすでに書き込まれたタイムスロットデータが順番に読み出される。多重メモリアドレス変換部2408では、リード制御部2407からのリードアドレス多重メモリ2404Bのリードアドレスを出力し、このリードアドレスにもとづいて書き込まれたデータが読み出される。受信中継メモリ2401および多重メモリ2404Bから読み出されたデータはセレクタ部2409で選択され、系選択回路部23へ出力される。また多重メモリ2404Bからデータが読み出されると同時にデータ多重要求信号が読み出される。このデータ多重要求信号は多重メモリアドレス変換部2408からの多重/中継ビットとANDゲート2414にて論理積がとられる。そして、ANDゲート2414の出力はセレクタ2409へ接続されており、セレクタ部2409ではAND条件成立時すなわち、データ多重要求信号が論理“1“でかつ多重/中継ビットが論理”1“の時のみ多重メモリ2404Bからのデータを選択する。セレクタ部2409はAND条件が成立しない場合は、受信中継メモリ2401のデータを選択する。そして、セレクタ部2409から系選択回路23へ出力される。なお、上記実施の形態では局内交換メモリを設けたものを示したが、局内交換が必要でない場合は設けなくてもよい。また、信号スロットとデータスロットの取り扱いの詳細につては説明を省略したが受信中継メモリ、多重メモリ、分離メモリ、局内交換メモリは、データスロットと信号スロットに対応する構成であることは言うまでもない。
【0058】
以上説明したように、本実施の形態によるループ式データ伝送装置はデータ多重要求信号を設け、多重メモリへデータとともにデータ多重要求信号を書き込むように構成し、さらに多重メモリ及び受信中継メモリから読み出したデータを選択するとき、多重中継ビットとデータ多重要求信号のAND条件で多重メモリのデータを選択するようにしたので、ノード装置の初期化が完了していない場合でも不正データを多重する事を防止できる。その結果、ノード装置に接続された端末へ不正なデータを送信する事が防止できる効果がある。
【0059】
実施の形態5.
つぎに、この発明に係るループ式データ伝送装置の実施の形態5に係る多重化/多重分離部の詳細について説明する。実施の形態5は、多重化/多重分離部24を除き実施の形態2と同じ構成になっている。また、実施の形態2との関係では、多重化/多重分離部24の一部の構成を変更している。
以上の関係を考慮して、以下では実施の形態3の多重化/多重分離部24の構成について、実施の形態2からの変更部分を中心に説明する。
図13において、2416はノード管理プロセッサ部27がノード管理バス28を介して多重化/多重分離部24へ初期化が完了したことを指示し保持しておくための初期化完了フリップフロップ回路、2415は多重メモリアドレス変換部2408から出力される多重/中継ビットと初期化完了フリップフロップ回路2416の出力の論理積をとるANDゲート、である。また、多重メモリアドレス変換部2408の構造は図7と同様であり、分離メモリアドレス変換部2411Aの構造は図9と同様である。
【0060】
次に動作について説明する。なお、系選択回路部23から入力される信号を受信中継メモリ2401および分離メモリ2402へ書き込む動作、多重分離バスから入力される信号を多重メモリ2404および局内交換メモリ2405へ書き込む動作、さらに分離メモリ2402からの読み出し動作、局内交換メモリ2405からの読み出し動作とこれから読み出されたデータを選択して多重分離バス26へ出力する動作については実施の形態1と同じである。
【0061】
ノード管理プロセッサ部27は、ノード装置を立ちあげる際にはノード装置2の各部を初期化する。その一連の処理の一つとして、多重化/多重分離部24の多重メモリアドレス変換部2408、分離メモリアドレス変換部2411aの初期設定を行う。初期化完了フリップフロップ回路2416はノード装置2へ電源を投入した直後など初期化完了以前はリセットされた状態でであり、その出力は論理“1”である。そしてノード管理プロセッサ部27は前記初期化設定が完了した時点で、初期化完了フリップフロップ回路2416をセットする。そしてその出力は論理“1”となる。
【0062】
受信中継メモリ2401および多重メモリ2404から読み出されたデータはセレクタ部2409で選択された後系選択回路部23へ出力されるが、この選択条件として、前記初期化完了フリップフロップ回路2416の出力と多重メモリアドレス変換部2408からの多重/中継ビットとがANDゲート2415にて論理積がとられる。そして、ANDゲート2415の出力はセレクタ部2409へ接続されており、セレクタ部2409ではAND条件成立時、すなわち初期化完了フリップフロップ回路2416の出力が論理“1”で、かつ多重/中継ビットが論理“1”のときのみ、多重メモリ2404からのデータを選択する。セレクタ部2409はAND条件が成立しない場合は受信中継メモリ2401のデータを選択する。そしてセレクタ部2409から系選択回路部23へ出力される。なお、上記実施例では局内交換メモリを設けたものを示しているが、局内交換が必要でない場合は設けなくてもよい。また、信号スロットとデータスロットの取り扱いの詳細につては説明を省略したが受信中継メモリ、多重メモリ、分離メモリ、局内交換メモリは、データスロットと信号スロットに対応する構成である事は言うまでもない。
【0063】
以上説明したように、本実施の形態5によるループ式データ伝送装置は初期化完了フリップフロップを設け多重メモリ及び受信中継メモリから読み出したでデータを選択するとき、多重/中継ビットと初期化完了フリップフロップの出力信号のAND条件で多重メモリのデータを選択するようにしているので、例えばノード装置の初期化が完了していない場合でも不正データを多重する事を防止できる。その結果、ノード装置に接続された端末へ不正なデータを送信する事が防止できる効果がある。
【0064】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0065】
伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスして多重化フレームの所定のタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、または端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ選択的に配置して多重化するように構成したので、伝送速度の低い信号でも段階的な多重化処理を行うことなく直接、STMー1フレームへアクセスして多重化を行える効果がある。
【0066】
また、伝送路からの受信データ信号と回線インタフェース部を経て端末装置から送り込まれる多重データを保持する各メモリと、これらの信号のタイムスロット毎のデータを相互に入れ替えるための多重メモリアドレス変換部、分離メモリアドレス変換部およびセレクタを設けた構成としたので、1タイムスロット毎のデータの入替えが可能となり、ノード装置で直接低速信号(64Kb/s)のデータの多重化/多重分離を行える効果がある。
また、端末装置からのデータのタイムスロットを別のタイムスロットへ入れ替える事が出来る構成としたので、ノード装置内で局内交換を行う事が出来る効果がある。
【0067】
また、多重メモリアドレス変換部および分離メモリアドレス変換部を2ポートメモリで構成し、ノード管理バスからの設定を可能にしたので、端末装置の増設や変更が必要な場合でも、ノード装置を稼動させたままオンラインで増設や変更が可能である。
【0068】
さらに、分離アドレス変換部から回線インタフェースのポート番号を出力する構成としたので、回線インタフェース部に特殊な設定機構を設けなくても複数のタイムスロットが使用出来、回線インタフェースの回路構成を簡略化する事が可能である。
【0069】
また、リード制御部からの多重分離バスアドレス信号にもとづいて、多重/分離バスを介してデータを入出力する構成としたので、多重化/多重分離部の分離メモリアドレス変換部のメモリ容量の削減および分離メモリアドレス変換部への設定回数の削減が可能となる効果が得られる。
【0070】
さらに、データ多重要求信号の存在する事を条件としてデータの送り出し制御をするように構成したので、回線インタフェース部にトラブルがあるときにノード装置に接続された端末へ不正なデータを送信する事が防止できる効果がある。
【0071】
さらに、ノード装置の初期化完了情報にもとづいてデータの送り出しを制御するように構成したので、初期化完了前の不正データが送信されるのを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るループ式データ伝送装置の構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかるループ式データ伝送装置のノード装置の構成図である。
【図3】この発明のノード装置間で使用される(9つのタイムスロットを1ブロックとしてブロック化したブロック化構成の)STM−1フレームのペイロード部分の構成図である。
【図4】図3に示すブロック化信号の構成を示す図である。
【図5】STM−1フレーム信号のペイロード部分へのマッピングを説明する図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係るループ式データ伝送装置のノード装置に使われる多重化/多重化分離部の構成図である。
【図7】この発明の実施の形態2の多重アドレス変換部の構造を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2の分離アドレスメモリの構造を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態2の多重分離バスのタイミングチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3に係るループ式データ伝送装置のノード装置に使われる多重化/多重化分離部の構成図である。
【図11】この発明の実施の形態3の多重アドレス変換部の構造を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態4に係るループ式データ伝送装置のノード装置に使われる多重化/多重化分離部の構成図である。
【図13】この発明の実施の形態5に係るループ式データ伝送装置のノード装置に使われる多重化/多重化分離部の構成図である。
【図14】従来のループ式伝送装置の構成図である。
【図15】従来のループ式伝送装置のノード装置の構成図である。
【図16】従来のループ式伝送装置のノード装置の多重化構造を説明する図である。
【図17】SDHのSTM−1フレーム構成の説明図である。
【符号の説明】
1 伝送路、 10 0系伝送路、 11 1系伝送路、
2 ノード装置、
20a A系STM−1終端部、 20b B系STM−1終端部、
21 信号変換部、
211 光/電気変換回路、 212 電気/光変換回路、
22 STM−1終端部、
23 系選択回路部、 24 多重化/多重分離部、
25 回線インタフェース部、 26 多重分離バス、
27 ノード管理プロセッサ部、 28 ノード管理バス
3 端末装置、
2401 受信中継メモリ部、 2402 分離メモリ、
2403 ライト制御部、 2404A 多重メモリ、
2404b 多重メモリB、 2405 局内交換メモリ、
2406 ライト制御部、 2407 リード制御部、
2408 多重メモリアドレス変換部、 2409 セレクタ部、
2410 リード制御部、 2411A 分離アドレス変換部、
2411B 分離アドレス変換部、 2412A セレクタ部、
2412B セレクタ部、 2413 多重分離バス制御部、
2414 AND回路、 2415 AND回路、
2416 初期化完了FF回路。

Claims (15)

  1. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれた多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、前記受信中継メモリから読み出される内容を前記多重メモリから読み出される内容に部分的に入替えるための多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、前記受信中継メモリの内容と前記多重メモリの内容とを前記多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部とを有し、前記デジタル化受信中継信号と前記デジタル多重化信号の入替えを可能としたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  2. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれた多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、前記受信中継メモリから読み出される内容を前記多重メモリから読み出される内容に部分的に入替えるための多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、前記受信中継メモリの内容と前記多重メモリの内容とを前記多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部とを有し、前記デジタル化受信中継信号と前記デジタル多重化信号の入替えを可能としたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  3. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向と は反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、前記多重メモリから読み出される内容を前記受信中継メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、前記受信中継メモリの内容と前記多重メモリの内容を前記多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部と、前記デジタル受信信号を多重分離するために一時記憶する分離メモリと、前記端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する局内交換メモリと、前記局内交換メモリから読み出される内容を前記分離メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する分離メモリアドレス変換部と、前記分離メモリの内容と前記局内交換メモリの内容を前記分離メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタとを有し、デジタル受信信号とデジタル多重化信号の入替え、および前記分離メモリの内容と前記局内交換メモリの内容の入替えによる局内交換を可能としたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  4. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、伝送路からのデジタル受信信号を再び伝送路へ送り出すまでの間一時記憶する受信中継メモリと、端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する多重メモリと、前記多重メモリから読み出される内容を前記受信中継メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する多重メモリアドレス変換部と、前記受信中継メモリの内容と前記多重メモリの内容を前 記多重メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタ部と、前記デジタル受信信号を多重分離するために一時記憶する分離メモリと、前記端末装置から送り込まれる多重化のためのデジタル多重化信号を一時記憶する局内交換メモリと、前記局内交換メモリから読み出される内容を前記分離メモリから読み出される内容に入替える部分の多重化フレーム上のタイムスロットのアドレスの指定と、この入替えを制御する信号を発生する分離メモリアドレス変換部と、前記分離メモリの内容と前記局内交換メモリの内容を前記分離メモリアドレス変換部からの制御に基づいて切り替えるセレクタとを有し、デジタル受信信号とデジタル多重化信号の入替え、および前記分離メモリの内容と前記局内交換メモリの内容の入替えによる局内交換を可能としたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  5. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、2ポートメモリで構成された多重メモリアドレス変換部および分離アドレス変換部と、ノード管理バスを経てこれらメモリの設定を行うノード管理プロセッサ部とを有したことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  6. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、2ポートメモリで構成された多重メモリアドレス変換部および分離アドレス変換部と、ノード管理バスを経てこれらメモリの設定を行うノード管理プロセッサ部とを有したことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  7. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され 、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、各回線インタフェース部に付与された固有のポート番号と対応ずけたポート番号を多重/分離バスへの入力信号に付与する手段を有し、多重/分離バスへの入力信号に付された固有のポート番号により、前記多重/分離バス上の信号を回線インタフェース部が抽出するようにしたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  8. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、各回線インタフェース部に付与された固有のポート番号と対応ずけたポート番号を多重/分離バスへの入力信号に付与する手段を有し、多重/分離バスへの入力信号に付された固有のポート番号により、前記多重/分離バス上の信号を回線インタフェース部が抽出するようにしたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  9. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、分離メモリまたは局内交換メモリから多重/分離バスへの読み出し信号に、予め設定された所属の回線インタフェースの分離バス上のポート番号を付すリード制御回路を有し、このポート番号に基づいて前記回線インタフェース部が前記多重/分離バスからの読み出し信号を選別して抽出するようにしたことを特徴とするル ープ式データ伝送装置。
  10. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、分離メモリまたは局内交換メモリから多重/分離バスへの読み出し信号に、予め設定された所属の回線インタフェースの分離バス上のポート番号を付すリード制御回路を有し、このポート番号に基づいて前記回線インタフェース部が前記多重/分離バスからの読み出し信号を選別して抽出するようにしたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  11. 多重化/多重分離部は、多重/分離バス上に設定されるアドレス信号を生成して所定の回線インタフェース部へ送るとともに、このアドレス信号による制御で、分離メモリまたは局内交換メモリの多重/分離バスへの読み出しを行うリード制御回路を備え、前記リード制御回路から送られてきた前記多重/分離バス上のアドレス信号に基づき、前記回線インタフェース部が前記多重/分離バスからの信号の読み出しを行うようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載のループ式データ伝送装置。
  12. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備え、前記多重化/多重分離部は、回線インタフェース部からの信号に付された多重化要求信号と、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットのAND条件が論理“1”のときに、受信中継信号に代え多重メモリのデータを選択して送出するセレクタを有したことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  13. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の 途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、回線インタフェース部からの信号に付された多重化要求信号と、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットのAND条件が論理“1”のときに、受信中継信号に代え多重メモリのデータを選択して送出するセレクタを有したことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  14. デジタル化多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される信号のうち、所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで多重化し、前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において、
    前記ノード装置は、前記伝送路に伝送されるSDH方式の多重化フレーム信号にアクセスし、割り当てられたタイムスロットから信号を選択的に抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで割り当てられたタイムスロットへ選択的に配置し、多重化して前記伝送路へ送り出す多重化/多重分離部を備
    え、前記多重化/多重分離部は、多重化/多重分離部の各回路に初期化を指示するとともに、初期化完了状態を保持する記憶回路を有し、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットと初期化完了を示す前記記憶回路の出力とによって、多重メモリのデータを選択し出力するようにしたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
  15. デジタル化光多重信号を所定方向に伝送する第1の伝送路と所定方向とは反対方向に伝送する第2の伝送路とからなるループ状の伝送路と、前記ループ状の伝送路を介して相互に信号のやり取りを行う複数の端末装置と、前記ループ状の伝送路の途中に配置され、前記伝送路に伝送される多重化フレーム信号のうち所定のタイムスロットの信号を抽出して多重分離し、前記端末装置に向けて送り出し、または前記端末装置からの信号を取り込んで前記多重化フレーム信号の所定タイムスロットへ配置して多重化し前記伝送路へ送り出すノード装置とからなるループ式データ伝送装置において
    前記ノード装置は、前記第1の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第2の伝送路に送り出す第1の終端部と、前記第2の伝送路からの光信号を電気信号に変換して前記ノード装置の内部回路へ導くとともに前記ノード装置の内部回路からの電気信号を光信号に変換して第1の伝送路に送り出す第2の終端部と、前記第1または第2の伝送路のうち予め設定された一方の伝送路からの信号を選択して取り込み、同方向に向う他方の伝送路、または同方向に向かう一方の伝送路へ信号の送出を行う系選択回路と、前記端末装置からの伝送信号を多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置に配置して 多重化を行うと共に、前記系選択回路から送り込まれた多重化フレーム信号の所定のタイムスロット位置から伝送信号を抽出して多重分離を行う多重化/多重分離部と、共通の信号路で構成され、前記多重化/多重分離部と前記端末装置との間の信号の受け渡しをする多重/分離バスと、前記端末装置と前記多重/分離バスの間のインタフェースをとる回線インタフェース部と、ノード管理バスを経てノード内各装置の動作状態の管理を行うノード管理プロセッサ部とを備え、前記多重化/多重分離部は、多重化/多重分離部の各回路に初期化を指示するとともに、初期化完了状態を保持する記憶回路を有し、多重メモリに記憶された信号の多重/中継ビットと初期化完了を示す前記記憶回路の出力とによって、多重メモリのデータを選択し出力するようにしたことを特徴とするループ式データ伝送装置。
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