JP3561125B2 - 基板と圧接コネクタとの組付方法及び該方法に用いる圧接コネクタ - Google Patents
基板と圧接コネクタとの組付方法及び該方法に用いる圧接コネクタ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板と圧接コネクタとの組付方法及び該方法に用いる圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プリント基板と、被覆電線を備えた圧接コネクタとを組み付ける場合には、そのコネクタハウジングに被覆電線を付けた後で、該コネクタハウジングをプリント基板に装着するのが一般的な組付手順である。詳述すると、圧接コネクタのコネクタハウジングの複数の端子収容室に収容された各圧接端子の圧接刃に被覆電線を圧接接続し、次に、複数の被覆電線を圧接接続した上記コネクタハウジングをプリント基板に装着し、この装着時にプリント基板の裏面に突出した各圧接端子の固定部としての雄タブ部と該プリント基板の接点としてのパターンとを半田付けすることにより、プリント基板にコネクタハウジングを取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の基板と圧接コネクタとの組付方法では、コネクタハウジングに被覆電線を付けた後で、コネクタハウジングをプリント基板に付けていたので、被覆電線が例えば車両用で長くて太い場合には当該被覆電線を付けたコネクタハウジングをプリント基板に装着しにくく、また、コネクタハウジングが長尺の場合にはプリント基板に反り等が発生して信頼性が悪かった。さらに、コネクタハウジングをプリント基板に付けた後で、該コネクタハウジングに被覆電線を付けようとすると、コネクタハウジングとプリント基板の接触部に半田クラックやプリント基板の反りを生じ易かった。
【0004】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、例えば、長くて太い電線を用いる場合でも基板にコネクタハウジングを装着し易くし、かつ基板に反り等が発生しない信頼性の高い基板と圧接コネクタとの組付方法及び該方法に用いる圧接コネクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、基板と、電線を備えたコネクタハウジングとを組み付ける基板と圧接コネクタとの組付方法において、前記基板に前記コネクタハウジングを装着し、次に該コネクタハウジングの端子収容室に収容された圧接端子の前記基板の裏面に突出した固定部と該基板の接点とを半田付けし、次に前記コネクタハウジングの底面の端子収容室に対向する位置に設けられた凹部と前記基板の表面との間に保護治具の挿入部を挿入し、次に前記圧接端子の圧接刃に前記電線を圧接接続した後で前記保護治具を前記凹部から外すことを特徴とする。
【0012】
この基板と圧接コネクタとの組付方法では、圧接コネクタの圧接端子を基板に半田付けした後で該圧接端子に電線を圧接接続する場合でも、電線の圧接接続時の圧接荷重が基板に直接印加されることなく、電線の圧接接続が行われる。これにより、基板の反りや半田付け部分のクラック等の発生が防止され、信頼性が高いものとなる。
【0013】
請求項2の発明は、基板と、電線を備えたコネクタハウジングとを組み付ける基板と圧接コネクタとの組付方法に用いられる該圧接コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの底面の端子収容室に対向する位置に、保護治具の挿入部が挿入される凹部を形成したことを特徴とする。
【0014】
この圧接コネクタでは、コネクタハウジングの底面の凹部と基板との間に保護治具の挿入部が挿入され、圧接端子に電線を圧接接続する際にその圧接荷重が保護治具の挿入部に印加されて基板に直接印加されることがない。また、コネクタハウジングの底面の凹部により圧接コネクタ全体の軽量化が図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1から図4は本発明の第1の実施形態の基板と圧接コネクタとの組付過程を順を追って示す斜視図及び説明図である。
【0021】
この基板と圧接コネクタとの組付方法を説明する前に、該組付方法に用いられるプリント基板(基板)10と圧接コネクタ20と圧接端子30と被覆電線(電線)40及び圧接治具50について簡単に説明する。
【0022】
図1に示すように、プリント基板10は矩形板状に形成してあり、小矩形で千鳥状の複数の端子貫通孔11及び小丸形状の位置決め固定孔(被固定部)12をそれぞれ形成してある。また、プリント基板10の裏面10bの各端子貫通孔11の回りには導電性のパターン(接点)13をそれぞれ配置してある。圧接コネクタ20のコネクタハウジング21は合成樹脂製の箱状になっていて、その上面側に端子収容室22を仕切壁22aにより仕切って複数設けてある。また、コネクタハウジング21の前壁側の各端子収容室22に対向する位置には電線保持口23をそれぞれ形成してある。この各電線保持口23の上部23aは逆ハ字状に切り欠かれて被覆電線40が各端子収容室22内に押圧挿入し易くなっている。さらに、コネクタハウジング21の底面21aの両側には,円柱状で一対のボス(固定手段)24,24を一体突出形成してある。
【0023】
コネクタハウジング21の各端子収容室22内に収容されている圧接端子30は、底板部31の両側より起立した一対の側壁32,32の前後側に各一対の圧接刃33,33をそれぞれ折り曲げ形成してある。さらに、各圧接端子30の底板部31の後端側は下方に直角に折り曲げられて雄タブ部(固定部)34になっている。そして、この各圧接端子30はコネクタハウジング21にインサート成形等により一体成形されていて、該各圧接端子30の雄タブ部34はコネクタハウジング21の各端子収容室22の底部に貫通して該コネクタハウジング21の底面21aより外に突出している。また、図4に示すように、コネクタハウジング21の各端子収容室22内に収容された各圧接端子30の前後各一対の圧接刃33,33は全体に千鳥状になるように配置されている。
【0024】
図2,図3に示すように、被覆電線40は、電線導体41と、該電線導体41を覆う絶縁被覆42とで構成されている。パンチ等からなる圧接治具50は、前後の圧接刃33,33間に挿入される複数の逆円弧状の電線押さえ部51を備えている。
【0025】
次に、被覆電線40や圧接治具50等を用いたプリント基板10と圧接コネクタ20との組付方法について説明する。まず、図1及び図2に示すように、プリント基板10の各端子貫通孔11及び各位置決め固定孔12にコネクタハウジング21の底面21aより突出した各圧接端子30の雄タブ部34及び各ボス24をそれぞれ装着する。次に、図2に示すように、コネクタハウジング21の各端子収容室22に収容された圧接端子30の前後各一対の圧接刃33,33間に被覆電線40を圧接治具50を介して圧接接続する。このとき、圧接端子30の前後各一対の圧接刃33,33間に被覆電線40の絶縁被覆42を圧入し、各圧接刃33によって被覆電線40の絶縁被覆42を切り裂くことによって、各圧接刃33に被覆電線40の電線導体41が圧接接続され、圧接端子30と被覆電線40とは電気的に接続される。次に、図3に示すように、各圧接端子30のプリント基板10の裏面10bに突出した雄タブ部34と該プリント基板10のパターン13とを半田付けする(この半田付け部分を図3中符号Hで示す)。また、この半田付けの際に、コネクタハウジング21の底面21aより突出した各ボス24を所定手段を介して溶融させてコネクタハウジング21とプリント基板10とを溶着させる。これにより、図4に示すように、プリント基板10と圧接コネクタ20との組み付けが完了する。
【0026】
このプリント基板10と圧接コネクタ20との組付方法では、被覆電線40をコネクタハウジング21に配索する前に、プリント基板10にコネクタハウジング21を装着するようにしたので、その装着作業が簡単となる。特に、圧接コネクタ20が車両用で長くて太い被覆電線等を使用する場合でも、プリント基板10にコネクタハウジング21を装着した後で、該コネクタハウジング21の各端子収容室22内の圧接端子30に長くて太い被覆電線40を圧接接続することができてその取り扱いが簡単となり、圧接端子30の各一対の圧接刃33,33に長くて太い被覆電線40の一端側を正確かつ確実に圧接接続することができる。これにより、電線接続の簡素化及び品質の向上をより一段と図ることができる。また、プリント基板10に組み付けられる圧接コネクタ20は、コネクタの雄コネクタ化(又は雌コネクタ化)を施す必要がなく、コネクタ構造の簡素化を図ることができる。
【0027】
さらに、各圧接端子30の圧接刃33をコネクタハウジング21の各端子収容室22に全体に千鳥状となるように複数配置し、当該各圧接刃33に被覆電線40をそれぞれ圧接接続するようにしたので、各圧接端子30の圧接刃33に被覆電線40を圧接接続する際に、コネクタハウジング21の各端子収容室22の仕切壁22a側の広がりを防止することができると共に、コネクタハウジング21の全体の反りを確実に防止することができる。これにより、プリント基板10と圧接コネクタ20との組付状態の信頼性をより向上させることができる。
【0028】
図5は、本発明の第2の実施形態の基板と圧接コネクタとの組付方法による組み付け完了状態を示す平面図である。この組付方法に用いられる圧接コネクタ20′は、長尺のコネクタハウジング21′を有している。この長尺のコネクタハウジング21′の各端子収容室22内には、各圧接端子30の圧接刃33が全体として千鳥状になるようにそれぞれ収容配置されている。そして、長尺のプリント基板(基板)10′に長尺のコネクタハウジング21′を装着した後の半田付けの際に、長尺のコネクタハウジング21′の前後壁の中央より一体突出形成された各舌片部25のボス(固定手段)24′を溶融させて前記実施形態と同様に長尺のコネクタハウジング21′とプリント基板10′とを溶着させる。これにより、前記実施形態と同様にプリント基板10′及び長尺のコネクタハウジング21′の全体の反りをそれぞれ防止することができ、プリント基板10′と圧接コネクタ20′の長尺のコネクタハウジング21′との組付状態はより信頼性の高いものとなる。
【0029】
図6,図7,図9は本発明の第3の実施形態の基板と圧接コネクタとの組付過程を順を追って示す説明図と斜視図及び断面図である。
【0030】
この基板と圧接コネクタとの組付方法を説明する前に、該組付方法に用いられるプリント基板(基板)10″と圧接コネクタ20″と圧接端子30と被覆電線(電線)40と圧接治具50及び保護治具60について簡単に説明する。
【0031】
プリント基板10″は矩形板状に形成してあり、小矩形の複数の端子貫通孔11及び小丸形状の位置決め固定孔(被固定部)12をそれぞれ形成してある。また、プリント基板10″の裏面10bの各端子貫通孔11の回りには導電性のパターン(接点)13をそれぞれ配置してある。図6及び図7に示すように、圧接コネクタ20″のコネクタハウジング21″は合成樹脂製の箱状になっていて、その上面側に端子収容室22を仕切壁22aにより仕切って複数設けてある。また、コネクタハウジング21″の前壁側の各端子収容室22に対向する位置には電線保持口23をそれぞれ形成してある。この各電線保持口23の上部23aは逆ハ字状に切り欠かれて被覆電線40が各端子収容室22内に押圧挿入し易くなっている。さらに、コネクタハウジング21″の底面21aの両側には,円柱状で一対のボス(固定手段)24,24を一体突出形成してある。また、図6〜図9に示すように、コネクタハウジング21″の底面21aの各端子収容室22に対向する位置には、正面側と底面側が開口した直方体の空間からなる凹部26をそれぞれ形成してある。
【0032】
図8に示すように、コネクタハウジング21″の各端子収容室22内に収容されている圧接端子30は、底板部31の両側より起立した一対の側壁32,32の前後側に各一対の圧接刃33,33をそれぞれ折り曲げ形成してある。また、各圧接端子30の底板部31の後端側は下方に直角に折り曲げられて雄タブ部(固定部)34になっている。そして、この各圧接端子30はコネクタハウジング21″にインサート成形等により一体成形されていて、該各圧接端子30の雄タブ部34はコネクタハウジング21″の各端子収容室22の底部に貫通して該コネクタハウジング21″の底面21aより外に突出している。
【0033】
被覆電線40及びパンチ等からなる圧接治具50は、前記実施形態と同様に構成されている。また、保護治具60は、その前側にコネクタハウジング21″の各凹部26に出し入れされる挿入部61を齟齬状にそれぞれ一体突出形成してある。
【0034】
次に、被覆電線40や保護治具60等を用いたプリント基板10″と圧接コネクタ20″との組付方法について説明する。まず、図6に示すように、プリント基板10″の各端子貫通孔11及び各位置決め固定孔12にコネクタハウジング21″の底面21aより突出した各圧接端子30の雄タブ部34及び各ボス24をそれぞれ装着し、各圧接端子30のプリント基板10″の裏面10bに突出した雄タブ部34と該プリント基板10″のパターン13とを半田付けする(この半田付け部分を図6,図9中符号Hで示す)。また、この半田付けの際に、コネクタハウジング21″の底面21aより突出した各ボス24を所定手段を介して溶融させてコネクタハウジング21″とプリント基板10″とを溶着させる。
【0035】
次に、図7,図8に示すように、コネクタハウジング21″の底面21aの各端子収容室22に対向する位置に設けられた各凹部26と基板10″の表面10aとの間に保護治具60の各挿入部61をそれぞれ挿入する。次に、図9に示すように、コネクタハウジング21″の各端子収容室22に収容された圧接端子30の前後各一対の圧接刃33,33間に被覆電線40を圧接治具50を介して圧接接続する。このとき、圧接端子30の前後各一対の圧接刃33,33には圧接治具50によりプレス荷重(圧接荷重)Fが印加されるが、保護治具60の各挿入部61にプレス荷重Fの反発力F″が働くため、被覆電線40を圧接端子30の各圧接刃33に圧接接続する時のプレス荷重Fがプリント基板10″へ直接加わることがなく、被覆電線40の圧接接続がなされる。これにより、被覆電線40の圧接接続の際に、プリント基板10″に反りが発生することがなく、また、半田付け部分Hにクラック等が発生することがない。次に、圧接端子30の各圧接刃33に被覆電線40を圧接接続した後で、保護治具60の各挿入部61をコネクタハウジング21″の各凹部26から取り外すことにより、プリント基板10″と圧接コネクタ20″との組み付けが完了する。
【0036】
このプリント基板10″と圧接コネクタ20″との組付方法では、被覆電線40をコネクタハウジング21″に配索する前に、プリント基板10″にコネクタハウジング21″を装着、半田付けするようにしたので、その装着作業等が簡単となる。特に、圧接コネクタ20″が車両用で長くて太い被覆電線等を使用する場合でも、プリント基板10″にコネクタハウジング21″を装着、半田付けした後で、該コネクタハウジング21″の各端子収容室22内の圧接端子30に長くて太い被覆電線40を圧接接続することができてその取り扱いが簡単となり、圧接端子30の各一対の圧接刃33,33に長くて太い被覆電線40の一端側を正確かつ確実に圧接接続することができる。これにより、電線接続の簡素化及び品質の向上をより一段と図ることができる。また、プリント基板10″に組み付けられる圧接コネクタ20″の底面21aには、複数の凹部26を形成してあるので、その分コネクタ全体の軽量化を図ることができる。
【0037】
図10は本発明の第4の実施形態の基板に圧接コネクタを装着した後で圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接接続する直前の状態を示す説明図、図11は同基板の接点と圧接コネクタの圧接端子の雄タブ部とを半田付けした状態を示す説明図、図12は同半田付けした状態を示す拡大断面図である。
【0038】
この第4の実施形態の基板と圧接コネクタとの組付方法に用いられる圧接コネクタ20Aは、そのコネクタハウジング21Aの底面21aの複数の端子収容室22に対向する位置に、該各端子収容室22に収容された圧接端子30の雄タブ部(固定部)34をプリント基板10Aの表面10a側にそれぞれ露出させる放熱用の凹部27を形成してある。この凹部27はコネクタハウジング21Aの前後に貫通している。また、プリント基板10Aの表面10aの各端子貫通孔11の回りには導電性のパターン(接点)13をそれぞれ配置してある。他の構成は前記第1の実施形態に用いられるプリント基板10と圧接コネクタ20等と同様であるので、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0039】
そして、図10に示すように、プリント基板10Aと圧接コネクタ20Aとを組付ける場合には、プリント基板10Aにコネクタハウジング21Aを装着し、次に、コネクタハウジング21Aの端子収容室22に収容された圧接端子30の各一対の圧接刃33,33に圧接治具50により被覆電線40を圧接接続する。次に、図11,図12に示すように、圧接端子30のコネクタハウジング21Aの底面21a側に露出した雄タブ部34とプリント基板10Aの表面10a側に設けられた接点13とを半田付けする。
【0040】
これにより、前記第1の実施形態と同様の作用効果を奏する他に、コネクタハウジング21Aの底面21aに半田付け時の放熱用の凹部27を形成するだけで済むので、高い電線圧接性能を有した高品質の圧接コネクタ20Aが低コストで得られる。この圧接コネクタ20Aを用いることにより、半田付けする際の熱が圧接端子30の圧接刃33に伝わり難いため、圧接刃33の電線圧接性能が低下することがなく、良好な電線接続が行われる。さらに、半田付け作業が容易となると共に、プリント基板10Aへの圧接端子30の雄タブ部34の半田付け部分Hの付着状況等をプリント基板10Aの表面10a側より簡単に確認できる。
【0041】
尚、前記各実施形態によれば、基板と圧接コネクタとの固定手段を、ボスが嵌合される固定孔とボスとで構成したが、固定手段はボス等に限らず、ネジ等から成る固定手段により基板と圧接コネクタを固定するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、圧接コネクタの圧接端子を基板に半田付けした後で該圧接端子に電線を圧接接続する際に、電線の圧接接続時の圧接荷重が基板に直接印加されることがないため、基板の反りや半田付け部分のクラック等の発生を確実に防止することができる。
【0046】
請求項2の発明によれば、コネクタハウジングの底面の凹部と基板との間に保護治具の挿入部を挿入することにより、圧接端子に電線を圧接接続する際にその圧接荷重が保護治具の挿入部に印加されて基板に直接印加されることがなく、基板の反りや半田付け部分のクラック等の発生を確実に防止することができる。また、コネクタハウジングの底面に設けられた凹部により圧接コネクタ全体の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の基板と圧接コネクタの組み付け前の部分斜視図である。
【図2】上記基板に圧接コネクタを装着した後で圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接接続する直前の状態を示す説明図である。
【図3】上記基板の接点と圧接コネクタの圧接端子の雄タブ部とを半田付けした状態を示す説明図である。
【図4】上記基板と圧接コネクタとの組付完了状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の圧接コネクタと基板との組付完了状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の基板に圧接コネクタを装着した後で基板の接点と圧接コネクタの圧接端子の雄タブ部とを半田付けした状態を示す説明図である。
【図7】上記第3の実施形態の基板と圧接コネクタの凹部との間に保護治具の挿入部を挿入する前の状態を示す斜視図である。
【図8】上記第3の実施形態の圧接コネクタの凹部に保護治具の挿入部を挿入した状態を一部断面で示す部分拡大斜視図である。
【図9】上記第3の実施形態の圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接接続する際の状態を示す断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の基板に圧接コネクタを装着した後で圧接コネクタの圧接端子に電線を圧接接続する直前の状態を示す説明図である。
【図11】上記第4の実施形態の基板の接点と圧接コネクタの圧接端子の雄タブ部とを半田付けした状態を示す説明図である。
【図12】上記第4の実施形態の基板の接点と圧接コネクタの圧接端子の雄タブ部とを半田付けした状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10,10′,10″,10A プリント基板(基板)
10a 表面
10b 裏面
13 パターン(接点)
20,20′,20″,20A 圧接コネクタ
21,21′,21″,21A コネクタハウジング
21a 底面
22 端子収容室
24′ ボス(固定手段)
26,27 凹部
30 圧接端子
33 圧接刃
34 雄タブ部(固定部)
40 被覆電線(電線)
60 保護治具
61 挿入部
Claims (2)
- 基板と、電線を備えたコネクタハウジングとを組み付ける基板と圧接コネクタとの組付方法において、
前記基板に前記コネクタハウジングを装着し、次に該コネクタハウジングの端子収容室に収容された圧接端子の前記基板の裏面に突出した固定部と該基板の接点とを半田付けし、次に前記コネクタハウジングの底面の端子収容室に対向する位置に設けられた凹部と前記基板の表面との間に保護治具の挿入部を挿入し、次に前記圧接端子の圧接刃に前記電線を圧接接続した後で前記保護治具を前記凹部から外すことを特徴とする基板と圧接コネクタとの組付方法。 - 基板と、電線を備えたコネクタハウジングとを組み付ける基板と圧接コネクタとの組付方法に用いられる該圧接コネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの底面の端子収容室に対向する位置に、保護治具の挿入部が挿入される凹部を形成したことを特徴とする圧接コネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28222597A JP3561125B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-10-15 | 基板と圧接コネクタとの組付方法及び該方法に用いる圧接コネクタ |
US09/100,884 US6007366A (en) | 1997-06-20 | 1998-06-22 | Method of incorporation crimp-style connector onto a board and an associated crimp-style connector |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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