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JP3559684B2 - 光学素子及びそれを用いた走査光学装置 - Google Patents

光学素子及びそれを用いた走査光学装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学素子及びそれを用いた走査光学装置に関し、特に光源手段から光変調され出射した光束を回転多面鏡等より成る光偏向器で偏向反射させた後、fθ特性を有する走査レンズ系(結像光学系)を介して被走査面上を走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンターやデジタル複写機等の装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりレーザービームプリンター(LBP)等の走査光学装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束(レーザービーム)を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る光偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する結像光学系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を走査して画像記録を行っている。
【0003】
図7は従来の走査光学装置の要部概略図である。
【0004】
同図において光源手段71から出射した発散光束はコリメーターレンズ72により略平行光束とされ、絞り73によって該光束(光量)を制限して副走査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ74に入射している。シリンドリカルレンズ74に入射した略平行光束のうち主走査面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査面内においては集束して回転多面鏡(ポリゴンミラー)から成る光偏向器75の偏向面75aにほぼ線像として結像する。そして光偏向器75の偏向面75aで偏向反射された光束はfθ特性を有する走査レンズ系(結像光学系)76を介して被走査面としての感光ドラム面78上に導光され、該光偏向器75を矢印A方向に回転させることによって、該感光ドラム面78上を矢印B方向に走査して画像情報の記録を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような走査光学装置に用いられる光学素子としての走査レンズは、光学面(レンズ面)の非球面化により高度な収差補正が行なえること、射出成形により安価に製作できること等からプラスチック製レンズを用いることが主流となっている。ところがこのプラスチック製走査レンズはガラス製走査レンズと比較して製造誤差が大きい。つまり射出成形の安定性が悪く被走査面上におけるスポット径がバラツクという問題点があり、画像品位の低下を引き起こしている。
【0006】
特に走査レンズの長手方向(主走査方向)の周辺部ではレンズ肉厚が薄く、中央部のレンズ肉厚が厚い部分と比較して、
▲1▼離型時に面変形が起こりやすい、
▲2▼レンズが急冷されるため面変形、収縮が起こりやすい、
等の問題点があるため、特に画像周辺部においてスポット径のバラツキが顕著に現われる。
【0007】
またこの問題点は単にレンズ肉厚の最小部に現われるのではなく、その周辺部にも影響を及ぼすため、一般的に肉厚の最も薄いレンズの画像非有効部の影響が画像有効部にも現われることになる。このためレンズ周辺部の肉厚はある程度厚くすることが求められており、これがレンズ全体の厚肉化、そして成形タクトタイムの増加によるコストアップにつながっている。
【0008】
本発明は主走査方向に長手の光学面を有する樹脂性の光学素子(走査レンズ)及びそれを用いた走査光学装置において、その光学素子の両光学面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つの光学面の画像非有効部の主走査方向の形状を該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加して形成することにより、該画像非有効部における光軸方向の肉厚を該スプライン関数を付加する前より厚くすることができ、これにより光学素子の特に周辺部における成形の安定性を向上させ、被走査面上におけるスポット径のバラツキを低減させることにより高精細な印字に適した光学素子及びそれを用いた走査光学装置の提供を目的とする。
【0009】
更に本発明は樹脂性の光学素子全体を相対的に薄肉化することにより、成形タクトタイムの短縮による低コスト化を図ることができる光学素子及びそれを用いた走査光学装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の走査光学素子は、
主走査方向に長手の光学面を有する樹脂性の走査光学素子において、
走査光学素子の両光学面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つの光学面の画像非有効部の主走査方向の形状は、該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加した形状より成り、
走査光学素子の画像非有効部の主走査方向の形状を表すスプライン関数は、該走査光学素子の光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をYとし、
H=Y−H0(H0はスプライン関数の節点)
ただし、Smはスプライン係数(m=1,2,・・・・)
とするとき、
X=S0+ΣSmm
の多項式で表されるものであり、
該スプライン関数の付加により、該画像非有効部における光軸方向の肉厚を設定したことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記走査光学素子の画像有効部の主走査方向の形状は、Rを曲率半径、K及びB2n
を非球面係数(n=2,3,・・・・)とするとき、
X=(Y2/R)/[1+(1−(1+K)(Y/R)2)1/2]+ΣB2n2n
の多項式で表されるものであることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項1の発明において、
前記スプライン関数の節点は前記画像有効部と前記画像非有効部との境界であることを特徴としている。
請求項4の発明は請求項1の発明において、
前記走査光学素子の主走査方向の形状の1階微分値は前記節点において連続であることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項4の発明において、
前記走査光学素子の主走査方向の形状の2階微分値は前記節点において連続であることを特徴としている。
請求項6の発明は請求項5の発明において、
前記走査光学素子の主走査方向の形状の3階微分値は前記節点において0であることを特徴としている。
請求項7の発明は請求項1の発明において、
前記走査光学素子の画像非有効部における副走査方向の曲率は略一定であることを特徴としている。
【0012】
請求項8の発明の走査光学装置は、
光源手段から光変調され出射した光束の状態を第1の光学素子により他の状態に変換し、該変換された光束を第2の光学素子により偏向素子の偏向面上において主走査方向に長手の線状に結像させ、該偏向素子で偏向された光束を第3の光学素子により被走査面上にスポット状に結像させ、該被走査面上を該光束で走査する走査光学装置において、
該第3の光学素子を構成する少なくとも1つの光学素子は主走査方向に長手のレンズ面を有する樹脂性レンズであり、
該樹脂性レンズの両レンズ面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つのレンズ面の画像非有効部の主走査方向の形状は、該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加した形状より成り、
該光学素子の画像非有効部の主走査方向の形状を表すスプライン関数は、該光学素子の光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をYとし、
H=Y−H0(H0はスプライン関数の節点)
ただし、Smはスプライン係数(m=1,2,・・・・)
とするとき、
X=S0+ΣSmm
の多項式で表されるものであり、
該スプライン関数の付加により、該画像非有効部における光軸方向のレンズ肉厚を設定したことを特徴としている。
【0013】
請求項9の発明は請求項8の発明において、
前記光学素子の画像有効部の主走査方向の形状は、Rを曲率半径、K及びB2nを非球面係数(n=2,3,・・・・)とするとき、
X=(Y/R)/[1+(1−(1+K)(Y/R)1/2]+ΣB2n2n
の多項式で表されるものであることを特徴としている。
請求項10の発明は請求項8の発明において、
前記スプライン関数の節点は前記画像有効部と前記画像非有効部との境界であることを特徴としている。
請求項11の発明は請求項8の発明において、
前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の1階微分値は前記節点において連続であることしている。
請求項12の発明は請求項11の発明において、
前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の2階微分値は前記節点において連続であることを特徴としている。
請求項13の発明は請求項12の発明において、
前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の3階微分値は前記節点において0であることを特徴としている。
請求項14の発明は請求項8の発明において、
前記樹脂性レンズの画像非有効部における副走査方向の曲率は略一定であることを特徴としている。
【0014】
請求項15の発明のレーザビームプリンタは、
請求項8〜14のいずれか1項の走査光学装置と、前記被走査面として感光ドラムとを備えていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態1の走査光学装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)、図2は図1に示した走査レンズ系のうちの非球面トーリックレンズの主走査方向の断面図(主走査断面図)、図3は図1、図2に示した非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側(Yの値が正)周辺部の拡大説明図である。
【0017】
図中、1は光源手段であり、例えば半導体レーザーより成っている。2は第1の光学素子としてのコリメーターレンズであり、半導体レーザー1から出射された発散光束(光ビーム)を略平行光束に変換している。3は開口絞りであり、通過光束(光量)を制限している。
【0018】
4は第2の光学素子としてのシリンドリカルレンズであり、副走査断面内にのみ所定の屈折力を有しており、開口絞り3を通過した光束を副走査断面内で後述する光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像として結像させている。
【0019】
5は偏向素子としての、例えばポリゴンミラー(回転多面鏡)より成る光偏向器であり、モーター等の駆動手段(不図示)により矢印A方向に一定速度で回転している。
【0020】
6は第3の光学素子としてのfθ特性を有する走査レンズ系(結像光学系)であり、正の屈折力を有する球面レンズ61と、主走査方向と副走査方向とで互いに異なる屈折力を有する樹脂性(プラスチック性)の非球面トーリックレンズ(走査レンズとも称す。)62とより成っており、光偏向器5によって偏向反射された画像情報に基づく光束を被走査面としての感光ドラム面8上に結像させ、かつ該光偏向器5の偏向面の面倒れを補正している。
【0021】
本実施形態における非球面トーリックレンズ62は図3に示すように両レンズ面(第1面、第2面)Ra,Rbを各々画像有効部11a,11bと画像非有効部12a,12bとより構成し、該両レンズ面Ra,Rbの画像非有効部12a,12bの主走査方向の形状を該画像有効部11a,11bの主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加して形成し、該スプライン関数の付加により、該画像非有効部12a,12bにおける光軸方向のレンズ肉厚を該スプライン関数の付加前より厚くしている。即ち、図3において実線aはスプライン関数を付加した後の形状であり、点線bはスプライン関数を付加する前の形状である。
【0022】
尚、光偏向器5で偏向反射された画像情報に基づく光束は上述した画像有効部11a,11bを通過(走査)して感光ドラム面8上に結像される。
【0023】
本実施形態において半導体レーザー1より出射した発散光束はコリメーターレンズ2によって略平行光束に変換され、開口絞り3によって該光束(光量)を制限してシリンドリカルレンズ4に入射している。シリンドリカルレンズ4に入射した光束のうち主走査断面においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面においては収束して光偏向器5の偏向面5aにほぼ線像(主走査方向に長手の線像)として結像している。そして光偏向器5の偏向面5aで偏向反射された光束は走査レンズ系6を通過することによってその走査直線性が補正され、ほぼ等速度直線運動で感光ドラム面8上を矢印B方向(主走査方向)に走査している。これにより記録媒体としての感光ドラム面8上に画像記録を行なっている。
【0024】
本実施形態では非球面トーリックレンズ62のレンズ形状を主走査方向は10次までの関数で表わせる非球面形状とし、副走査方向は像高方向に連続的に変化する球面より形成している。そのレンズ形状は例えば非球面トーリックレンズ62と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をY軸、副走査面内において光軸と直交する軸をZ軸としたとき、
主走査方向と対応する母線方向が、
【0025】
【数5】
Figure 0003559684
但し、Rは曲率半径、K,B ,B ,B ,B10は非球面係数
なる多項式で表わされるものであり、
また副走査方向(光軸を含む主走査方向に対して直交する方向)と対応する子線方向が、
【0026】
【数6】
Figure 0003559684
ここで、r’=r(1+D+D+D+D+D1010
なる式で表わせるものである。
【0027】
また非球面トーリックレンズ62の主走査方向の画像非有効部12a,12bには画像有効部11a,11bとの境界をスプライン関数の節点H とし、該非球面トーリックレンズ62の光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をY軸としたとき、
Xs= S+SH+S+S+S
ここで H= Y−H (Hはスプライン関数の節点)
但し、S,S,S,S,Sはスプライン係数
なる多項式で表わせるスプライン関数Xsがベースとなる10次関数Xbに付加されている。
【0028】
また画像非有効部12a,12bにおける副走査方向(子線方向)の曲率は略一定となるように形成されている。
【0029】
本実施形態では図3に示すように非球面トーリックレンズ62の主走査方向における座標Y=±43mm内が画像有効部11a,11bであるため、Y=43mmをスプライン関数の節点H とし、この節点H より+側(周辺部側)の画像非有効部12a,12bにスプライン関数を付加している。
【0030】
また節点(H=0)H においてはベースとなる10次の多項式で表わされる非球面形状とのつなぎを滑らかにするため、主走査方向の形状の1階微分値を連続としている。即ち
dX/dH= S+2SH+3S+4S において、
= 0、 S= 0
とすることにより、節点H での形状の傾き成分を連続としている。
【0031】
本実施形態では図3に示す座標Y=47mmにおける光軸方向の肉厚(d47)は10次関数Xbにスプライン関数Xsを付加することにより、d47= 1.46 mm→1.75mmへと改善しており、非球面トーリックレンズ62の周辺部における成形の安定性の向上に寄与している。これによって被走査面上でのスポット径の均一化を図ることができ、走査光学装置の画像品位を向上させることができる。更にはレンズ周辺部の厚肉化を行うことにより相対的にレンズ中央部の薄肉化も可能となり、成形タクトタイムの短縮による低コスト化も図ることができる。
【0032】
次に非球面トーリックレンズ62の非球面係数及びスプライン係数を以下の表−1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 0003559684
尚、本実施形態においては主走査方向のYの値が+側のみの記述を行っているが、Yの値が−側に関しても同様である。
【0034】
また本実施形態では走査レンズ系6を球面レンズ61とトーリックレンズ62との2枚のレンズより構成したが、該走査レンズ系の枚数には特に依存しない。また本実施形態においてはスプライン関数を非球面トーリックレンズ62の両レンズ面Ra,Rbに導入しているが、これに限定されることはなく、例えば後述する実施形態3のように片面だけの導入の場合でも前述の実施形態1と同様な効果を得ることができる。
【0035】
図4は本発明の実施形態2の走査光学装置における非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側周辺部の拡大説明図である。同図において図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0036】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は、非球面トーリックレンズ72の画像非有効部22a,22bに付加するスプライン関数の節点H における形状を2階微分値まで連続としたことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0037】
即ち、同図において72は非球面トーリックレンズであり、両レンズ面(第1面、第2面)Ra,Rbを各々画像有効部21a,21bと画像非有効部22a,22bとより構成し、該両レンズ面Ra,Rbの画像非有効部22a,22bの主走査方向の形状を該画像有効部21a,21bの主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加して形成し、該スプライン関数の付加により、該画像非有効部22a,22bにおける光軸方向のレンズ肉厚を該スプライン関数の付加前より厚くしている。
【0038】
また非球面トーリックレンズ72の画像非有効部22a,22bにおける副走査方向(子線方向)の曲率は略一定となるように形成されている。
【0039】
本実施形態においても非球面トーリックレンズ72の主走査方向における座標Y=±43mm内が画像有効部21a,21bであるため、Y=43mmを節点H とし、この節点H より+側(周辺部側)の画像非有効部22a,22bにスプライン関数を付加している。
【0040】
また節点(H=0)H においてはベースとなる10次の多項式で表わされる非球面形状とのつなぎを前述の実施形態1よりも更に滑らかにするため、主走査方向の形状の2階微分値までを連続としている。即ち
dX/dH= S+2SH+3S+4S
X/dH= 2S+6SH+12S において、
= 0、 S= 0、 S= 0
とすることにより、節点H での形状の傾き成分及び曲率成分を連続としている。
【0041】
本実施形態では図4に示す座標Y=47mmにおける光軸方向の肉厚(d47)は10次関数Xbにスプライン関数Xsを付加することにより、d47= 1.46mm→1.52mmへと改善しており、非球面トーリックレンズ72の周辺部における成形の安定性の向上に寄与している。これによって被走査面上でのスポット径の均一化を図ることができ、走査光学装置の画像品位を向上させることができる。また本実施形態においては上述した如く節点H において2階微分値まで連続としたことにより、画像有効部21a,21bと画像非有効部22a,22bをより滑らかにつなぐことができる。
【0042】
次に非球面トーリックレンズ72の非球面係数及びスプライン係数を以下の表−2に示す。
【0043】
【表2】
Figure 0003559684
尚、本実施形態においては主走査方向のYの値が+側のみの記述を行っているが、Yの値が−側に関しても同様である。
【0044】
図5は本発明の実施形態3の走査光学装置における非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側周辺部の拡大説明図である。同図において図3に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0045】
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は、非球面トーリックレンズ82の被走査面側のレンズ面Rbにのみスプライン関数を導入し、かつレンズ面Rbの画像非有効部32bに付加するスプライン関数の節点H における形状を2階微分値まで連続とし、さらに節点H における形状の3階微分値を0としたことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0046】
即ち、同図において82は非球面トーリックレンズであり、両レンズ面(第1面、第2面)Ra,Rbを各々画像有効部31a,31bと画像非有効部32a,32bとより構成し、該両レンズ面Ra,Rbのうち被走査面側のレンズ面Rbの画像非有効部32bの主走査方向の形状を該画像有効部31bの主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加して形成し、該スプライン関数の付加により、該画像非有効部32a,32bにおける光軸方向のレンズ肉厚を該スプライン関数の付加前より厚くしている。
【0047】
また非球面トーリックレンズ82の画像非有効部32a,32bにおける副走査方向(子線方向)の曲率は略一定となるように形成されている。
【0048】
本実施形態においても非球面トーリックレンズ82の主走査方向における座標Y=±43mm内が画像有効部31a,31bであるため、Y=43mmを節点H とし、この節点H より+側(周辺部側)の画像非有効部32bにスプライン関数を付加している。
【0049】
また節点(H=0)H においては画像非有効部32a,32bにおける光軸方向の肉厚を前述の実施形態1よりも増大させるため、画像非有効部32bの主走査方向の形状の2階微分値までを連続とした上で更に3階微分値を0としている。即ち
dX/dH= S+2SH+3S+4S
X/dH= 2S+6SH+12S において、
= 0、 S= 0、 S= 0、 dX/dH= 0
とすることにより、節点H での形状の傾き成分及び曲率成分を連続とした上で曲率を反転させている。
【0050】
図6はスプライン関数の有無による形状の2階微分値を示す説明図であり、節点H において3階微分値を0とするスプライン関数の付加により、該節点H で曲率が反転していることがわかる。
【0051】
本実施形態では図5に示す座標Y=47mmにおける光軸方向の肉厚(d47)は10次関数Xbにスプライン関数Xsを付加することにより、d47= 1.46mm→1.65mmへと改善しており、非球面トーリックレンズ82の周辺部における成形の安定性の向上に寄与している。これによって被走査面上でのスポット径の均一化を図ることができ、走査光学装置の画像品位を向上させることができる。また本実施形態においては節点H において上述した如く2階微分値まで連続にし、更に3階微分値を0とし、曲率を反転させたことにより、前述した実施形態よりも、より画像非有効部32a,32bにおける光軸方向のレンズ肉厚を厚くすることができる。
【0052】
次に非球面トーリックレンズ82の非球面係数及びスプライン係数を以下の表−3に示す。
【0053】
【表3】
Figure 0003559684
尚、本実施形態においては主走査方向のYの値が+側のみの記述を行っているが、Yの値が−側に関しても同様である。
【0054】
以上の各実施形態においては上述した樹脂性の光学素子を走査光学装置の一要素を構成する走査レンズ系に用いたが、これに限定されることはなく、例えばその他種々の光学系においても適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば前述の如く主走査方向に長手の光学面を有する樹脂性の光学素子(走査レンズ)及びそれを用いた走査光学装置において、その光学素子の両光学面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つの光学面の画像非有効部の主走査方向の形状を該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加して形成することにより、該画像非有効部における光軸方向の肉厚を該スプライン関数を付加する前より厚くすることができ、これにより光学素子の特に周辺部における成形の安定性を向上させ、被走査面上におけるスポット径のバラツキを低減させることにより高精細な印字に適した光学素子及びそれを用いた走査光学装置を達成することができる。
【0056】
更に本発明によれば前述の如く樹脂性の光学素子全体を相対的に薄肉化することができ、これにより成形タクトタイムの短縮による低コスト化を図ることができる光学素子及びそれを用いた走査光学装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の走査光学装置の主走査断面図
【図2】図1に示した非球面トーリックレンズの主走査断面図
【図3】本発明の実施形態1の非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側周辺部の拡大説明図
【図4】本発明の実施形態2の非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側周辺部の拡大説明図
【図5】本発明の実施形態3の非球面トーリックレンズの主走査方向の形状の+側周辺部の拡大説明図
【図6】本発明の実施形態3の非球面トーリックレンズにおけるスプライン関数の有無による形状の2階微分値を示す説明図
【図7】従来の走査光学装置の要部概略図
【符号の説明】
1 光源手段(半導体レーザー)
2 第1の光学素子(コリメーターレンズ)
3 開口絞り
4 第2の光学素子(シリンドリカルレンズ)
5 偏向素子(ポリゴンミラー)
6 第3の光学素子(走査レンズ系)
61 球面レンズ
62 非球面トーリックレンズ
8 被走査面(感光ドラム面)

Claims (15)

  1. 主走査方向に長手の光学面を有する樹脂性の走査光学素子において、
    走査光学素子の両光学面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つの光学面の画像非有効部の主走査方向の形状は、該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加した形状より成り、
    走査光学素子の画像非有効部の主走査方向の形状を表すスプライン関数は、該走査光学素子の光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をYとし、
    H=Y−H0(H0はスプライン関数の節点)
    ただし、Smはスプライン係数(m=1,2,・・・・)
    とするとき、
    X=S0+ΣSmm
    の多項式で表されるものであり、
    該スプライン関数の付加により、該画像非有効部における光軸方向の肉厚を設定したことを特徴とする走査光学素子。
  2. 前記走査光学素子の画像有効部の主走査方向の形状は、Rを曲率半径、K及びB2nを非球面係数(n=2,3,・・・・)とするとき、
    X=(Y2/R)/[1+(1−(1+K)(Y/R)2)1/2]+ΣB2n2n
    の多項式で表されるものであることを特徴とする請求項1の走査光学素子。
  3. 前記スプライン関数の節点は前記画像有効部と前記画像非有効部との境界であることを特徴とする請求項1記載の走査光学素子。
  4. 前記走査光学素子の主走査方向の形状の1階微分値は前記節点において連続であることを特徴とする請求項1記載の走査光学素子。
  5. 前記走査光学素子の主走査方向の形状の2階微分値は前記節点において連続であることを特徴とする請求項4記載の走査光学素子。
  6. 前記走査光学素子の主走査方向の形状の3階微分値は前記節点において0であることを特徴とする請求項5記載の走査光学素子。
  7. 前記走査光学素子の画像非有効部における副走査方向の曲率は略一定であることを特徴とする請求項1記載の走査光学素子。
  8. 光源手段から光変調され出射した光束の状態を第1の光学素子により他の状態に変換し、該変換された光束を第2の光学素子により偏向素子の偏向面上において主走査方向に長手の線状に結像させ、該偏向素子で偏向された光束を第3の光学素子により被走査面上にスポット状に結像させ、該被走査面上を該光束で走査する走査光学装置において、
    該第3の光学素子を構成する少なくとも1つの光学素子は主走査方向に長手のレンズ面を有する樹脂性レンズであり、
    該樹脂性レンズの両レンズ面の画像有効部と画像非有効部のうち少なくとも1つのレンズ面の画像非有効部の主走査方向の形状は、該画像有効部の主走査方向の形状を表わす関数にスプライン関数を付加した形状より成り、
    該光学素子の画像非有効部の主走査方向の形状を表すスプライン関数は、該光学素子の光軸方向をX軸、主走査面内において光軸と直交する軸をYとし、
    H=Y−H0(H0はスプライン関数の節点)
    ただし、Smはスプライン係数(m=1,2,・・・・)
    とするとき、
    X=S0+ΣSmm
    の多項式で表されるものであり、
    該スプライン関数の付加により、該画像非有効部における光軸方向のレンズ肉厚を設定したことを特徴とする走査光学装置。
  9. 前記光学素子の画像有効部の主走査方向の形状は、Rを曲率半径、K及びB2nを非球面係数(n=2,3,・・・・)とするとき、
    X=(Y2/R)/[1+(1−(1+K)(Y/R)2)1/2]+ΣB2n2n
    の多項式で表されるものであることを特徴とする請求項8の光学素子。
  10. 前記スプライン関数の節点は前記画像有効部と前記画像非有効部との境界であることを特徴とする請求項8記載の走査光学装置。
  11. 前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の1階微分値は前記節点において連続であることを特徴とする請求項8記載の走査光学装置。
  12. 前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の2階微分値は前記節点において連続であることを特徴とする請求項11記載の走査光学装置。
  13. 前記樹脂性レンズの主走査方向の形状の3階微分値は前記節点において0であることを特徴とする請求項12記載の走査光学装置。
  14. 前記樹脂性レンズの画像非有効部における副走査方向の曲率は略一定であることを特徴とする請求項8記載の走査光学装置。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項の走査光学装置と、前記被走査面として感光ドラムとを備えていることを特徴とするレーザビームプリンタ。
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