JP3553578B2 - 車両用シートにおけるシートバックの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックを支持するための支持ブラケットの取付精度および取付剛性の向上を図り、かつ支持ブラケットを取り付けるホイールハウスの剛性を向上し得る車両用シートにおけるシートバックの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シートの構造としては、たとえば、図7に示すように、シートクッション100とシートバック101とで構成されており、シートバック101をヒンジ機構102によって前倒れ可能に構成したものがある。このヒンジ機構102は、ヒンジアーム103をネジ104によってシートバック101の両側下端部に取付け、一方、支持ブラケット105をネジ106によって車体側面あるいはフロアパネル等に取り付けている。
【0003】
図8および図9に示したものは、支持ブラケット107を車体側面に取り付けた従来技術(特許第2507134号)である。
この従来技術によると、支持ブラケット107は、フランジ部108をリヤフロアパネル109の縁部立ち上がり部110にスポット溶接されている。リヤフロアパネル109の下面には、リヤサイドメンバ111が配設されており、リヤサイドメンバ111の立ち上がり延出部112がリヤフロアパネル109の縁部立ち上がり部110の外面に接するように配置されている。このリヤサイドメンバ111の立ち上がり延出部112とリヤフロアパネル109の縁部立ち上がり部110が重なっている部分に支持ブラケット107のフランジ部108がスポット溶接されている。リヤフロアパネル109の縁部立ち上がり部110より上方では、リヤサイドメンバ111の立ち上がり延出部112と、リヤホイールハウスインナパネル113の重なり部分に、支持ブラケット107のフランジ部108を溶接する。
そして、リヤフロアパネル109を車体に取り付けた後、リヤシートのシートバック114に取り付けたヒンジアーム115を支持ブラケット107にネジ116を介してネジ止めして、シートバック114を回動自在に取り付ける。
【0004】
組付けに際しては、リヤサイドメンバ111の立ち上がり延出部112とリヤフロアパネル109の縁部立ち上がり部110に支持ブラケット107のフランジ部108を予め溶接し、このリヤサイドメンバ111の立ち上がり延出部112の外側にリヤホイールハウスインナパネル113を配置して接合する。こうして、取付精度の向上と構造の簡素化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の車両用シートバックの取付構造においては、支持ブラケット107がフランジ部108で接合されているが、フランジ部108の接合面積が小さいことから取付強度が限られているので、近い将来、ECで採用が検討されているユーロボックステスト(荷物からの乗員保護)において、充分に対処するための強度、剛性が得られないという課題がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決し、車両用シートのシートバックを支持するための支持ブラケットの取付精度の向上および取付剛性の向上を図り、かつ支持ブラケットを取り付けるホイールハウスの剛性を向上し得る車両用シートにおけるシートバックの取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側のホイールハウスインナパネルに取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、リヤフロアパネルの下面に、上部両側に設けられたフランジ部を接合して車体下部を構成するサイドメンバのフランジ部の一部に上方に延出してホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、該延設部が上記リヤフロアパネルの両側に設けられた立ち上がり部の外面に接するように配置するとともに上記リヤフロアパネルの立ち上がり部を上記延設部とともに該延設部よりも車体外側に配置された上記ホイールハウスインナパネルに接合し、かつ上記延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合したことにある。
また、本発明は、車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側に取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、車体下部を構成するサイドメンバの一部にホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、この延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合し、上記車両用シートが配設されるリヤフロアの両側部に設けられた立ち上がり部を、上記サイドメンバの延設部とホイールハウスインナパネルに接合したことにある。
さらに、本発明は、支持ブラケットの上部側を、少なくともホイールハウスインナパネルの上部フランジ部近傍まで延設したことにある。
またさらに、本発明は、支持ブラケットの長手方向にビード部を設けたことにある。
また、本発明は、支持ブラケットは、板状のプレートの中央部の長手方向にビード部が形成され、このビード部に支持具を取り付け、かつ上記支持ブラケットの板面をホイールハウスインナパネルに沿って湾曲させて形成したことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の車両用シートにおけるシートバックの取付構造の実施の形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0009】
図1および図2において、1はリヤシートのシートバックであり、このシートバック1の両側下端部には、凹部2が設けられている。このシートバック1の凹部2が設けられた前面2aには、ヒンジアームとしての略L字型のアーム部材3が装着されている。このアーム部材3は取付面3aにネジ孔4が複数個形成されており、このネジ孔4にネジ5を介してシートバック1に内装されたフレーム部材(図示せず)等に取り付けられている。
上記取付面3aと直交する方向のアーム部材3の他側面3bには、ヒンジブラケットとしての支持ブラケット6(後述する)に取り付けるためのネジ孔7が形成されている。
上記支持ブラケット6は、図3に示すように、板状のプレートの中央部長手方向にビード部8が形成され、このビード部8にネジ孔9を形成したもので、板面6aをホイールハウスインナパネル10に沿って湾曲させて形成されている。
この支持ブラケット6は、ビード部8の両側部分6bおよびビード部8の上部側6cをホイールハウスインナパネル10にスポット溶接によって接合され、下端部6dをホイールハウスインナパネル10とリヤサイドメンバ11の延設部12との間に配置してスポット溶接によって接合されている。
【0010】
上記リヤサイドメンバ11は上部を開放した略コ字型の部材で上部両側に設けられたフランジ部11aをリヤフロアパネル13の下面に接合して配設されている。このフランジ部11aの途中に、フランジ部11aの一部を上方側に起こすことによって上方に延出した上記延設部12が形成されている。
上記リヤフロアパネル13の両側には、立ち上がり部14が設けられており、この立ち上がり部14をリヤサイドメンバ11の延設部12とともにホイールハウスインナパネル10にスポット溶接によって接合している。
【0011】
上記支持ブラケット6には、ビード部8に設けられたネジ孔9に、ネジ部15aを挿通させた段付きボルト15が取り付けられており、ボルト頭部15bを支持ブラケット6の裏面に溶接して、段付きボルト15が固定されている。この段付きボルト15のネジ部15aをアーム部材3の他側面3bのネジ孔7に挿通させ、このネジ部15aに鍔付きナット16を螺合させてアーム部材3の他側面3bが支持されている。
【0012】
次に、上記構成による本発明の作用を説明する。
リヤシートのシートバック1を取り付ける場合、シートバック1の両側に取り付けられたアーム部材3の他側面3bに設けられたネジ孔7に、支持ブラケット6に装着された段付きボルト15のネジ部15aを挿通させてアーム部材3を段付きボルト15の段部に組み付ける。そして、ネジ部15aに鍔付きナット16を螺合させてアーム部材3を回動可能に組み付ける。
次に、シートバック1は図示しないロック装置によって固定する。
こうして、シートバック1は、必要に応じてロック装置を解除させることによって、前倒し可能に支持される。
【0013】
上記実施の形態によれば、次のような効果を奏する。
支持ブラケット6はホイールハウスインナパネル10に広範囲で密着してスポット溶接されているので、取付精度が高く、充分な剛性を得ることができるとともにホイールハウスインナパネル10の剛性も向上できる。よって、側面からホイールハウスインナパネル10に加わる衝撃に対するホイールハウスインナパネル10の室内側への倒れ込みを阻止することができる。また、支持ブラケット6は下端部6dをホイールハウスインナパネル10とリヤサイドメンバ11の延設部12との間にスポット溶接によって接合されているので、剛性のあるリヤサイドメンバ11との接合によって強度の向上を図ることができる。よって、荷室からシートバック1に加わる衝撃入力をリヤサイドメンバ11に伝えることができるので、取付剛性を向上することができる。
さらに、リヤフロアパネル13の両側には、立ち上がり部14が設けられており、この立ち上がり部14をリヤサイドメンバ11の延設部12とともにホイールハウスインナパネル10にスポット溶接によって接合しているので、衝撃エネルギーをリヤフロアパネル13まで伝えて吸収することができることから、従来の構造に比べて、衝撃エネルギーの吸収量を増大することができる。
【0014】
次に、図4ないし図6は本発明の他の実施の形態を示したもので、図1ないし図3と同一部分には同符号を付して、その説明を省略して示す。
この場合、支持ブラケット17は板面17aをホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aまで延長し、この延長部17eをホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aと、ホイールハウスアウタパネル18のフランジ部18aとの接合部に接合している。支持ブラケット17の板面17aには、ホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aまでビード部19が設けられており、ビード部19の両側部分17bをホイールハウスインナパネル10にスポット溶接している。支持ブラケット17の下端部17dは、ホイールハウスインナパネル10とリヤサイドメンバ11の延設部12との間に配置してスポット溶接によって接合されている。
【0015】
この実施の形態によれば、支持ブラケット17をホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aまで延長して、この延長部17eをホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aと、ホイールハウスアウタパネル18のフランジ部18aとの接合部に接合したので、ホイールハウスインナパネル10の剛性を更に向上させることができる。また、支持ブラケット17の板面17aには、ホイールハウスインナパネル10のフランジ部10aまでビード部19が設けられているので、支持ブラケット17の剛性を向上させることができる。
【0016】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、支持ブラケット6および支持ブラケット17の形状は、ホイールハウスインナパネル10と接合できる形状であれば、長尺状のものに限らず、種々の形状に設定することができる。また、ビード部8およびビード部19の長さ、形状、および本数は必要に応じて設定することができる。さらに、支持ブラケット6および支持ブラケット17と、アーム部材3との接続は、段付きボルト15と鍔付きナット16に限らず、シートバック1が倒れ込み可能であれば他の支持具を用いることも可能である。
また、適用対象としては、リヤシートに限らず、ホイールハウスインナパネル10に支持ブラケットを取り付けて前倒し可能に支持するシートであれば適用することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による車両用シートにおけるシートバックの取付構造によれば次のような効果を奏することができる。
請求項1において、車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側のホイールハウスインナパネルに取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、リヤフロアパネルの下面に、上部両側に設けられたフランジ部を接合して車体下部を構成するサイドメンバのフランジ部の一部に上方に延出してホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、該延設部が上記リヤフロアパネルの両側に設けられた立ち上がり部の外面に接するように配置するとともに上記リヤフロアパネルの立ち上がり部を上記延設部とともに該延設部よりも車体外側に配置された上記ホイールハウスインナパネルに接合し、かつ上記延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合したので、支持ブラケットがホイールハウスインナパネルの表面に密着して接合されることから、支持ブラケットの取付精度を向上することができる。よって、側面からホイールハウスインナパネルに加わる衝撃に対するホイールハウスインナパネルの室内側への倒れ込みを阻止することができる。また、支持ブラケットは下端部をホイールハウスインナパネルとリヤサイドメンバの延設部との間に接合されているので、剛性のあるリヤサイドメンバとの接合によって強度の向上を図ることができる。よって、荷室からシートバックに加わる衝撃入力をリヤサイドメンバに伝えることができるので、取付剛性を向上することができる。
請求項2において、車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側に取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、車体下部を構成するサイドメンバの一部にホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、この延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合し、上記車両用シートが配設されるリヤフロアの両側部に設けられた立ち上がり部を、上記サイドメンバの延設部とホイールハウスインナパネルに接合したので、支持ブラケットがホイールハウスインナパネルの表面に密着して接合されることから、支持ブラケットの取付精度を向上することができる。よって、側面からホイールハウスインナパネルに加わる衝撃に対するホイールハウスインナパネルの室内側への倒れ込みを阻止することができる。また、支持ブラケットは下端部をホイールハウスインナパネルとリヤサイドメンバの延設部との間に接合されているので、剛性のあるリヤサイドメンバとの接合によって強度の向上を図ることができる。よって、荷室からシートバックに加わる衝撃入力をリヤサイドメンバに伝えることができるので、取付剛性を向上することができる。リヤフロアの両側部に設けられた立ち上がり部は、支持ブラケットとは別の位置でリヤサイドメンバに接合されているので、4枚結合にはならずに、リヤサイドメンバに接合することができることから、充分な剛性が得られると共に、溶接作業の生産性を向上することができる。さらに、フロアパネルの両側の立ち上がり部をリヤサイドメンバの延設部とともにホイールハウスインナパネルにスポット溶接によって接合しているので、衝撃エネルギーをリヤフロアパネルまで伝えて吸収することができることから、従来の構造に比べて、衝撃エネルギーの吸収量を増大することができる。
請求項3において、支持ブラケットの上部側を、少なくともホイールハウスインナパネルの上部フランジ部近傍まで延設したので、ホイールハウスインナパネルの剛性を向上して、ホイールハウスインナパネルの倒れ込みを阻止することができる。
請求項4において、支持ブラケットの長手方向にビード部を設けたので、支持ブラケットの剛性を向上することができる。よって、ホイールハウスインナパネルの剛性を向上して、ホイールハウスインナパネルの倒れ込みを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用シートにおけるシートバックの取付構造の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の支持ブラケットを示す斜視図である。
【図4】本発明の車両用シートにおけるシートバックの取付構造の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4の支持ブラケットを示す斜視図である。
【図7】従来の車両用シートにおけるシートバックの取付構造を示す斜視図である。
【図8】従来の車両用シートにおけるシートバックの取付構造を示す斜視図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 シートバック
2 凹部
3 アーム部材
4 ネジ孔
5 ネジ
6 支持ブラケット
7 ネジ孔
8 ビード部
9 ネジ孔
10 ホイールハウスインナパネル
11 リヤサイドメンバ(サイドメンバ)
12 延設部
13 リヤフロアパネル(フロアパネル)
14 立ち上がり部
15 段付きボルト
16 鍔付きナット
17 支持ブラケット
18 ホイールハウスアウタパネル
19 ビード部
Claims (5)
- 車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側のホイールハウスインナパネルに取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、リヤフロアパネルの下面に、上部両側に設けられたフランジ部を接合して車体下部を構成するサイドメンバのフランジ部の一部に上方に延出してホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、該延設部が上記リヤフロアパネルの両側に設けられた立ち上がり部の外面に接するように配置するとともに上記リヤフロアパネルの立ち上がり部を上記延設部とともに該延設部よりも車体外側に配置された上記ホイールハウスインナパネルに接合し、かつ上記延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合したことを特徴とする車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
- 車両用シートのシートバックの少なくとも一側部にアーム部材を設け、このアーム部材を車体側に取り付けられた支持ブラケットに組み付けるようにした車両用シートにおけるシートバックの取付構造において、車体下部を構成するサイドメンバの一部にホイールハウスインナパネルに向けて延びる延設部を設け、この延設部とホイールハウスインナパネルとの対向面相互間に、上記支持ブラケットの下端部を配置して接合し、該支持ブラケットの上部側をホイールハウスインナパネルに接合し、上記車両用シートが配設されるリヤフロアの両側部に設けられた立ち上がり部を、上記サイドメンバの延設部とホイールハウスインナパネルに接合したことを特徴とする請求項1に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
- 上記支持ブラケットの上部側を、少なくともホイールハウスインナパネルの上部フランジ部近傍まで延設したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
- 上記支持ブラケットの長手方向にビード部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
- 上記支持ブラケットは、板状のプレートの中央部の長手方向にビード部が形成され、このビード部に支持具を取り付け、かつ上記支持ブラケットの板面をホイールハウスインナパネルに沿って湾曲させて形成したことを特徴とする請求項3に記載の車両用シートにおけるシートバックの取付構造。
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1998
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