JP3552810B2 - 部品供給部の部品一括交換方法と装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は部品供給部の部品一括交換方法と装置に関し、例えば電子回路基板に実装される微細な電子部品等の各種の部品を1つ1つ送り出して使用に供する部品供給カセットを利用する対象作業機の部品供給部に適用されて、部品を所定数の部品供給カセット単位で一括して交換する、部品の一括交換方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を電子回路基板に実装するような場合、多数の電子部品を高速で供給することが要求されている。
【0003】
このため従来、電子部品、特に微細な電子部品多数を高速度で供給する一方法として、収納テープの一方向に配列されかつ一面側に開放された多数の部品収納部内に部品を収納した後、収納テープに被覆テープを貼り合わせることにより、微細な多数の部品をテープ化した、いわゆるテーピング部品として微細な部品を取扱い、このテーピング部品を一定ピッチずつ送り出しながら、被覆テープを剥がして各部品収納部を部品供給位置で開放し、この部品供給位置で開放された部品収納部の部品が吸着ノズル等によって取出され使用されるようにする、部品供給カセットが知られている。
【0004】
一方、これに代わるものとして、微細な電子部品等の各種の部品をバルクカセット内に収容して攪乱室内に補給しながら、攪乱室内の部品をエアーにて攪乱させて所定の向きになったものを部品給送路へ送り出し、これを部品給送路で一列状態にしながらエアーにて所定の部品供給位置にまで給送して、使用されるようにする部品供給カセットも用いられている。
【0005】
図27はこれら部品供給カセットBを用いる実装機Aを示している。この実装機Aはプリント基板aに電子部品bを実装するもので、部品供給カセットBは、実装機Aの横に設けられた部品供給部である部品供給テーブルcの上に、実装機Aで必要とする電子部品bの種類数だけ横に連ねて多数装備され、その時々に必要な種類の電子部品bを保持している部品供給装置Bが実装機Aと対向する部品供給位置に移動される。
【0006】
この部品供給カセットBはテーピング部品を用いるものを示しているが、バルクカセットからの部品をエアーで整列状態にしながら給送するタイプの部品供給カセット等も含めて、カセット幅Cを例えば16mm前後に設定し、これを部品供給テーブルc上に60連程度配し必要に応じて使い分けられるようにしている。
【0007】
部品供給テーブルcは前記使い分けのために、配された60連前後の部品供給カセットBを、これらの配列方向、つまり図ではX方向に往復移動させ、必要な部品供給カセットBを部品供給位置に移動させるようにしてある。
【0008】
実装機Aは部品装着ヘッドdに有する吸着ノズルeによって、部品供給位置にある部品供給カセットBから供給される電子部品bを吸着してプリント基板aに実装する。プリント基板aは互いに直角なXY2方向に移動できるXYテーブルf上に置かれ、XY2方向の移動制御を受けることにより吸着ノズルeに吸着されて装着位置にまで運ばれてきた電子部品bの実装を、プリント基板a上の所定位置に実装される。
【0009】
部品供給カセットB内の部品が品切れになったとき、および必要な部品の種類が変わるとき、部品供給テーブルcの上に装着した各部品供給カセットBを取り外して、新たな部品供給カセットBと交換される。
【0010】
ところで、各部品供給カセットからの部品の供給が確実になされるには、部品供給テーブルcでの各部品供給カセットBがそれぞれ適正に位置決めされ、部品の選択に応じたものが部品供給位置に常に適正に位置される必要がある。そこで各部品供給カセットBには図27に示すような位置決めピンpが設けられ、部品供給テーブルcの支持面に設けられた図示しない位置決め孔に嵌め合わせることにより、高さおよび前後左右に位置決めされ、かつリール取付け部を部品供給テーブルcの一部に設けられた図28に示すような凹凸ガイドqにより下方から受止めて横振れを防止するようにしている。
【0011】
しかし、各部品供給カセットBを1つずつ位置決めするのでは、多くの時間と労力を費やし、作業能率が悪い。しかも、その間、対象作業機の稼動が停止することになるので、電子回路基板等の生産性も低下する。特に、高速な対象作業機や、2枚の電気回路基板を同時に生産する対象作業機の場合、部品の消費速度が速く部品交換作業のさらなる能率化が望まれる。
【0012】
このため従来、部品供給テーブルc上の各部品供給カセットBを交換すにのに、多数の部品供給カセットBを受載してこれらを一括して取扱い、部品供給テーブルcに着脱できる図28に示すようなカセット交換台iが用いられている。このカセット交換台iは所定数の部品供給カセットを幅方向に連ねて受載して位置決め保持した状態で、持ち運びや部品供給テーブルcへの着脱を行い、装着時には図28に示すクランプアームjを部品供給テーブルcの一部に嵌め合わせて位置決めを行うようにしている。
【0013】
これにより、カセット交換台iへの部品供給カセットBの装着や交換は、部品供給テーブルcへの着脱には無関係に、予め作業しておき、必要な時点で部品供給テーブルc上の既装着なカセット交換台iと交換するようにすればよく、作業能率が向上する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の一括交換方法では、カセット交換台iを取り扱うのに、作業者はカセット交換台iに設けられた左右一対の手提げハンドルkによって全体を持ち上げ、持ち運んだり、部品供給テーブルcに着脱している。このため、一括して取り扱える部品供給カセットBの連数が10Kg程度に収まるのが限度となり、小型の部品供給カセットBでは10連程度が限度である。しかも、全体が重く大きいので取扱いにくく位置決め作業にも手間が掛かるので、一括で取り扱う連数分の時間短縮は得られず30分程度掛かったりして、さらなる能率化が要求される。また、前記クランプアームjによる位置決めはカセット交換台iの全体に及びにくいし、部品供給カセットBを装備したカセット交換台iが重く取扱いにくいことによってクランプアームjによる位置決めがラフになり勝ちなため、位置決め不良による部品供給のトラブルを招きやすい問題がある。
【0015】
また、部品供給カセットが取り扱うテーピング部品の大型化等により装着するリールの径が増大したりすると、取り扱う部品供給カセットの全体がさらに重く大きくなるので、カセット交換台iによる取扱いができず、従来通り部品供給テーブルcに個々に位置決めして装着するしかなく、作業の能率化が全くなされていない。
【0016】
本発明はこのような問題を解消することを課題とし、部品供給カセットを、これの大きさの影響少なくより多数を一括に取り扱って、容易にかつ短時間で、確実な位置決めを満足して交換できる、部品供給部の部品一括交換方法と装置を提供することを主たる目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、請求項1の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、部品を1つ1つ送り出し使用に供する部品供給カセットを対象作業機の部品供給部に多数連ねて配し、その都度必要とする部品に対応した部品供給カセットから対象作業機へ部品を供給し、部品の変更や部品の消費による品切れ時の部品の交換や補給を、部品供給カセットを所定数ずつ個々に位置決め支持して装備した移載台ごと取扱い一括に交換して行うのに、部品供給カセットを一括に取扱う連数分だけ装備した移載台を、台車に出し入れできるように保持して持ち運ぶとともに、このような台車と部品供給部との間で移載台を受渡しするようにして部品供給部から台車への移載台の引出しと、部品供給部への移載台の送り込みとを適時に行って、部品供給部の部品供給カセットを交換し、部品供給部に送り込んだ移載台は部品供給部にて出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動位置決め手段を働かせて位置決めするようにしたものであり、かつ部品供給部で移載台が交換されるのを自動的に検出し、この検出があったとき交換後の移載台に支持している部品供給カセットの部品の適否を自動的に判別することを特徴とするものである。
【0018】
請求項2の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項1の発明においてさらに、部品供給部は対象作業機への部品供給を行う必要連数分ずつを2つの部品供給部に装備し、一方を部品供給に用いながら、他方を待機させて部品供給カセットの交換に供せるようにするものである。
【0019】
請求項3の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項1、2の発明のいずれか1つにおいてさらに、一括に取り扱う連数は、対象作業機への部品供給を行う必要連数分である。
【0020】
請求項4の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項1、2の発明のいずれか一つにおいてさらに、一括に取り扱う連数は、対象作業機への部品供給を行う必要連数分の単位分割連数分である。
【0022】
請求項5の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項1の発明においてさらに、適否の判別は部品供給カセットの全点について行う。
【0023】
請求項6の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項1、5のいずれか一項に記載の発明においてさらに、移載台に支持している部品供給カセットが収容している部品に対応して予め担持させた移載台上の部品情報を利用して適否の判別を行う。
【0024】
請求項7の発明の部品供給部の部品一括交換方法は、請求項6の発明においてさらに、部品情報は読み書きできる記憶手段を用いて担持する。
【0025】
上記目的を達成するために、請求項8の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、部品を1つ1つ送り出し使用に供する部品供給カセットを多数連ねて位置決めおよび着脱できるように装備し、対象作業機がその都度必要とする部品に対応した部品供給カセットから部品を供給する部品供給部と、部品供給カセットを個々に位置決めおよび着脱できるように装備してこれらを一括して取り扱えるようにする移載台と、この移載台を乗せて移動できる台車と、部品供給部および台車に設けられて相互間で移載台を出し入れして受渡しできるようにするガイド手段とを組み合わせ備えた部品供給部の部品一括交換装置であって、移載台またはこれに支持した各部品供給カセットごとに設けられた、各部品供給カセットが収容している部品の種類についての部品情報を格納する記憶手段、部品供給部に設けられて、部品供給部への移載台の脱着を検出する脱着検出手段、および脱着検出手段による検出に基づいて移載台の交換の有無と、移載台の交換があったときに前記記憶手段に記憶されている部品情報の基に部品の適否を判別する判別手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0026】
請求項9の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項8の発明においてさらに、部品供給部は、受け入れた移載台をこれの出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動的に位置決めする位置決め手段を有し、台車は、受け入れた移載台を保持する保持手段と、受け入れた移載台の高さを調節する高さ調節手段とを有するものである。
【0027】
請求項10の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項9の発明においてさらに、対象作業機の部品供給部に対する移載台支持部の高さ関係を検出する高さ検出手段を備えている。
【0028】
請求項11の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項9、10の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部の位置決め手段は、所定の受け入れ位置に移載台の先端部を受止める先端部受け止め部材と、移載台の出し入れ経路に出没して移載台を先端部受け止め部材に後方より押圧して出し入れ方向に位置決めし、またこの押圧による位置決めを解除する第1の押圧部材と、移載台を出し入れする経路の片側に設けられて移載台側面部を所定の位置に受け止める側面部受け止め部材と、移載台を側面部受止め部材に反対の側から押圧して出し入れ方向と直角な方向に位置決めする第2の押圧部材とを備えている。
【0029】
請求項12の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項11の発明においてさらに、第1の押圧部材はレバー部材であり、第2の押圧部材は偏心軸である。
【0030】
請求項13の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項11、12の発明のいずれか1つにおいてさらに、移載台の先端部受止め部材および第1の押圧部材との当接部がローラ部材である。
【0031】
請求項14の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項8〜13の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部が、移載台を所定の受入れ位置まで両側から遊びを持って案内するガイドローラを有している。
【0032】
請求項15の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項8〜14の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部が受け入れた移載台を所定の高さで位置決めされるように支持する位置決め支持部と、移載台の出し入れに際して移載台を前記位置決め支持部から浮かせて出し入れを案内する出し入れ案内部とを有している。
【0034】
請求項16の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項8の発明においてさらに、部品の適否を判別しない、各部品供給カセットの全点を判別する、必要なものにつき判別すると云った各種判別のモードを選択するモード選択手段を備え、判別手段は選択されたモードでの判別を行う。
【0035】
請求項17の発明の部品供給部の部品一括交換装置は、請求項8、16の発明のいずれか1つにおいてさらに、記憶手段は読み書きできるものである。
【0041】
【作用】
請求項1、8の発明の部品供給部の部品一括交換方法、および装置の上記構成では、
対象作業機の部品供給部に部品供給カセットを多数連ねて配して、その都度対象作業機が必要とする部品に対応するものを働かせ必要な部品を対象作業機に供給し、部品の変更や、消費による品切れ時の部品の補給を行うのに、部品供給カセットを個々に位置決め支持して所定数装備した移載台ごと取り扱って一括交換するが、
この移載台を台車に出し入れできるように保持して持ち運ぶので、移載台に装備する部品供給カセットの連数が多く、また、大型であって、全体にかさ高く重くても、これらの影響なく台車ごと容易に移動することができるし、台車と部品供給部との間で部品供給カセットを装備した移載台を受渡しするようにして、部品供給部から台車への移載台の引出しと、部品供給部への移載台の送り込みとを適時に行って、部品供給カセットを一括交換するので、この一括交換操作にも前記部品供給カセットを装備した移載台の重量やかさ高さは作業者にほとんど影響しないので、一括に取扱う部品供給カセットの連数や大きさ、重さの制限なく容易かつ迅速に部品の一括交換を達成することができ、対象作業機のさらなる高速化や作業能率の向上に役立つ。
また、部品供給部で移載台が交換されると、これを自動的に検出し、この検出があったとき交換後の移載台に支持している部品供給カセットの部品の適否を自動的に判別するので、人手によっていちいち交換後の部品の適否を判断しなくてもよいし、判断を忘れたり、怠ったり、誤ったりすることにより、不適正な部品を供給された対象製品や対象作業が不良となるようなことを防止し、品質の安定、歩留りの向上を図ることができる。
【0042】
しかも、請求項1の発明では特に、部品供給部に送り込んだ移載台を、自動位置決め手段を働かせて移載台の出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動的に位置決めするので、位置決めが2方向において個人差なく確実に、しかも自動であることにより迅速に達成されるので、この点でも作業能率が向上するし、部品供給の不備によるトラブルを解消することができる。
【0043】
また、請求項8の発明では特に、部品供給部および台車に装備したガイド手段によって、双方間での移載台の受け渡しに際する出し入れを案内するので、この移載台の受渡しのための出し入れを引っ掛かりなくスムーズに達成することができ、さらなる作業能率の向上を図ることができる。
【0044】
請求項2の発明の部品供給部の部品一括交換方法の上記構成では、2つの部品供給部のそれぞれに、対象作業機に部品を供給するのに必要な連数の部品供給カセットを装備し、1つの部品供給部にて対象作業機への部品の供給を行っている間、今1つの部品供給部を待機状態にして対象作業機での作業に影響無く部品の一括交換を行って、次の部品の供給のための準備をしておけるので、対象作業機での部品交換は単に部品供給部の切換え使用だけでよくロス時間を最小限に抑えることができるし、部品供給カセットの一括交換を時間的な余裕を持って容易に行うことができる。
【0045】
また、部品を交換する際に一括して取り扱う部品供給カセットの連数を、請求項3の発明の部品供給部の部品一括交換方法の上記構成では、対象作業機への部品供給を行う連数分とするので、対象作業機に供給する部品の交換や補給のための一括交換を一挙に短時間で達成することができるし、請求項4の発明では、対象作業機への部品供給を行う連数の単位分割連数分とするので、対象作業機への部品供給を行う連数が多量の場合でも、一括交換作業を数回に分けて容易に達成することができる。
【0047】
請求項5の発明の部品供給部の部品の一括交換方法の上記構成では、請求項1の発明においてさらに、適否の判別は部品供給カセットの全点について行うので、一括交換したどの部品についても不適正な部品が供給されるようなことを防止することができる。
【0048】
請求項6の発明の部品供給部の部品一括交換方法の上記構成では、請求項1、5の発明のいずれか1つにおいてさらに、多数の部品供給カセットの部品を移載台によって一括交換するときの各部品の適否の判別が、移載台に担持している部品情報により行われるので、部品供給カセットごとに部品情報を担持しておく必要がなく、これらを一括して取り扱う移載台側に部品情報を集約して1つの記憶手段に格納等して担持されればよいので、各部品供給カセットに関する部品情報を読み取るにも位置決めが1回でよいなど便利で高速化が図れる。
【0049】
請求項7の発明の部品供給部の部品一括交換方法の上記構成では、請求項6の発明においてさらに、読み書きできる記憶手段を用いて部品情報を担持するので、取り扱う部品が変ってもこれに対応することができるし、部品供給に伴う部品の使用数や残数等の情報管理も合わせ行える。
【0050】
請求項9の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項1、8の発明の場合同様、部品供給カセットを位置決めおよび着脱できるように装備した移載台を部品供給部にて自動的な位置決め手段によって2方向から個人差なく確実にしかも短時間に位置決めすることができる上、台車は受け入れた移載台を保持手段によって保持しておけるので移載台を乗せて持ち運ぶのにこれの脱落なく容易かつ迅速に取り扱えるようにすることができ、しかも、台車にて移載台の高さを調節して部品供給部との間で移載台を受渡しするのに双方の高さを一致させて容易にかつスムーズに出し入れされるようにすることができる。
【0051】
請求項10の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項9の発明においてさらに、部品供給部と移載台支持部との高さ関係を検出手段によって検出することができるので、部品供給部と台車に支持される移載台との高さ関係を容易かつ正確に一致させて、双方間での移載台の受渡しの円滑化を図れる。
【0052】
請求項11の発明の部品供給部の一括交換装置の上記構成では、請求項9、10の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部は、これに受入れる移載台の先端部を、位置決め手段の先端部受止め部材に当接させることによって、簡単に所定位置までの送り込みを達成し、この所定位置への送り込み状態は、第1の押圧部材によって移載台を先端受け止め部材との間に挟持した出し入れ方向の位置決めにて確実に保持することができ、出し入れ方向と直角な向きについても、側面受止め部材との間で移載台を第2の押圧部材の押圧にて挟持することにより、側面受け止め部材が規定する所定の位置に確実に位置決めすることができる。
【0053】
請求項12の発明の部品供給装置の上記構成では、請求項11の発明においてさらに、第1の押圧部材がレバー部材であることによって、非使用時は移載台の出し入れ経路から簡単に退避して前記出し入れに影響がないようにすることができるし、第2の押圧部材が偏心軸であることによって、移載台の出し入れに影響しない位置にあって必要時の偏心動作で所定位置に送り込まれた移載台を出し入れ方向と直角な方向に確実に位置決めし、またこの位置決めを解除することができる。
【0054】
請求項13の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項11、12の発明のいずれか1つにおいてさらに、移載台の、先端部受止め部材および第1の押圧部材との当接部がローラ部材であって、双方間で移載台の出し入れ方向の位置決めをしっかりと行った状態でも、ローラ部材の回転により移載台の出し入れ方向と直角な方向の動きを許容して、片側受止め部材と第2の押圧部材による出し入れ方向と直角な方向の移載台の位置決めを邪魔せず適正な位置決めが確実に達成されるようにすることができる。
【0055】
請求項14の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項8〜13の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部はガイドローラによって、移載台の出し入れを両側から遊びを持って案内するので、移載台の出し入れをこれに余裕を与えながらしかも大きなガタツキや向きの乱れなしに容易に出し入れできるようにしながら、所定位置への送り込み状態では位置や姿勢におおきなズレがないことにより、所定の位置および姿勢に矯正しながらスムーズに位置決めされるようにすることができる。
【0056】
請求項15の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項8〜14の発明のいずれか1つにおいて、部品供給部は受け入れた移載台を位置決め支持部で確固に支持して、所定の高さで確実に位置決めされるようにしながら、移載台の出し入れに当たっては出し入れ案内部により移載台を位置決め支持部から一時的に浮かせて案内して出し入れされるようにするので、前記位置決めのための確固な支持構造の影響なしに軽快に出し入れされるし、位置決め支持部が早期に摩耗するようなことを防止することができる。
【0058】
請求項16の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項8の発明においてさらに、モード選択手段によって、部品の適否を判別しない、各部品供給カセットの全点を判別する、必要なものにつき判別すると云った各種判別のモードを選択することができるので、実情に応じた選択によって部品の適否が無駄に判別されるようなことを防止することができる。
【0059】
請求項17の発明の部品供給部の部品一括交換装置の上記構成では、請求項8、16の発明のいずれか1つにおいてさらに、請求項7の発明の場合と同様に、読み書きできる記憶手段を用いて部品情報を担持するので、取り扱う部品が変ってもこれに対応することができるし、部品供給に伴う部品の使用数や残数等の情報管理も合わせ行える。
【0064】
【実施例】
以下本発明の一実施例としての部品供給方法およびその装置につき、図1〜図22を参照しながら説明する。
【0065】
本実施例は図1に示すような電子回路基板1に電子部品を実装する実装機2を対象作業機として電子部品を供給するようにした場合について示している。
【0066】
この実装機2は図1に示すように前部に電子回路基板1の必要な各部に電子部品を実装するために、直交するXY2方向に移動するXYテーブル3に電子回路基板1を受載して、電子部品を実装する位置を部品実装位置に順次に移動させて電子部品が実装されるようにする。
【0067】
XYテーブル3の左右両側には電子部品実装前の電子回路基板1をXYテーブル3に搬入し、またXYテーブル3上にて電子部品を実装した後の電子回路基板1を搬出するローディング機構4、およびアンローディング機構5が設けられている。
【0068】
XYテーブル3の後方には電子回路基板1の上に電子部品を実装する部品装着ヘッド6が設けられている。部品装着ヘッド6は一例として図示しないターンテーブルに複数の吸着ノズル7を装備し、部品装着ヘッド6のさらに後方に設けられた部品供給部8にて供給される電子部品を吸着ノズル7によって吸着保持し、それを前部の位置するXYテーブル3上の電子回路基板1の部品装着位置となっている所定位置に実装する。
【0069】
部品供給部8は本実施例の場合、左右2か所に設けられ、一方を部品供給動作状態としたときに、他方を待機状態としておけるようになっている。各部品供給部8はそれぞれの図1〜図3に示すような矩形な平面形状を持った搬送スタンド9と、これに固着した中空のサーボモータ11を有し、サーボモータ11のボールネジ軸12に螺合した中空のモータ軸13を回転駆動することにより搬送スタンド9をボールネジ軸12に沿って左右方向に移動させる。動作側部品供給部8のサーボモータ11は前記部品供給のために動作し、非動作側の部品供給部8のサーボモータ11はこれを待機状態に保つ。
【0070】
搬送スタンド9は実装機2に電子部品を供給するために、図1、図5、図8〜図11に示すような移載台15を用い、これに電子部品を1つ1つ送り出す従来から知られた各種の部品供給カセット14(図11)を必要数だけ位置決めおよび着脱できるように装備する。この移載台15は従来の部品供給部が有していたZ台の構造、つまり部品供給カセット14を幅方向に多数連ねて個々に位置決めおよび着脱できるように支持する構造を付与してある。
【0071】
本実施例ではテーピング部品用の部品供給カセット14を利用しているのに対応して、移載台15は図5〜図11に示すように箱状の本体フレーム16を有し、この本体フレーム16の前部の上方には部品供給カセット14の部品給送部14aの前後2か所を受載レール18a、18bによって適正な高さに規正して受載するとともに、これの位置決め孔20aと部品供給カセット14の位置決めピン20bとの係合によって前後左右の位置関係を規正している。また、部品供給カセット14の後部のリール装着部14bの前後2か所を凹凸ガイド19a、19bによって受けられ、横振れが防止される。
【0072】
このような位置決め支持状態は、図11に示すクランプ機構17の固定レバー17aを操作してクランプフック17bを受載レール18bに係合させることによって確固に保持でき、前記係合を解除することにより、部品供給カセット14の前記位置決め保持を解いて部品供給カセット14を個々に取り外せるようにする。したがって移載台15での各部品供給カセット14の交換ができる。
【0073】
本実施例では1つの部品供給部8において対象作業機である実装機2に部品を供給するのに必要とされるだけの、例えば60連の部品供給カセット14を位置決めおよび着脱できるように装備している。
【0074】
搬送スタンド9は、部品供給カセット14を個々に位置決めして着脱できるように装備した移載台15を、これの全体で位置決めおよび着脱できるように装着して、各部品供給カセット14から電子部品を選択的に実装機2に供給できるようになっている。この選択的な電子部品の供給のために、動作状態とされる部品供給部8の搬送スタンド9はサーボモータ11によって左右に移動され、必要な電子部品を供給できる部品供給カセット14が部品装着ヘッド6への部品供給位置に移動される。
【0075】
部品装着ヘッド6は、既に知られているように自身の側から部品供給カセット14の駆動レバー14cを押動する都度、部品供給カセット14を働かせて1つの電子部品の供給を受け、これを対応する吸着ノズル7によって吸着保持して、電子回路基板1に実装する。
【0076】
ところで、移載台15に個々に位置決め保持された各部品供給カセット14は、前記搬送スタンド9の左右の移動によって必要なものが部品供給位置にいつでも正しく位置しなければならず、移載台15の搬送スタンド9上での正確な位置決めも要求れる。そこで、搬送スタンド9の移載台15が図2〜図4に示す矢印の方向に出し入れされる出し入れ経路21に、出し入れ方向に働く第1の位置決め手段22と、出し入れ方向に直角な方向に働く第2の位置決め手段23とが設けられている。また、これらの位置決め手段22、23とは別に、移載台15の出し入れがこじれや引っ掛かりなくスムーズに行われるようにするために、移載台15を左右の側方から案内する複数ずつのガイドローラ24a、24bを有している。
【0077】
さらに、移載台15の支持高さが正確であるように、高精度に寸法出しおよび位置出しされ、かつ耐摩耗性に優れた材料よりなるレール部材25を有し、これにより図6、図7に示すように、移載台15の側に同様に設けられたレール部材26を受載し支持案内する。移載台15はまた、レール部材26にてガイドローラ24a、24bの案内を側方から受け、スムーズに出し入れされるようにしている。
【0078】
第1の位置決め手段22は図3、図4、図6に示すように、送り込まれる移載台15の先端部に有する位置決めローラ31(図3、図10、図11)を、所定の受入れ位置にて受け止める受止めブロック32と、この受止めブロック32側に移載台15をこれの後部に有する位置決めローラ34を介し後方から押圧して双方間で挟持し移載台15を出し入れ方向に位置決めする押圧ブロック33とにより構成されている。
【0079】
押圧ブロック33は複合レバー機構37によって支持され、これをエアシリンダ38によって進退操作することにより、押圧ブロック33が出し入れ経路21に図3に示すように突出して前記位置決めを行う位置と、出し入れ経路21の下方に図10、図11に仮想線で示すように退避して前記位置決めを解除するとともに、出し入れ経路21での移載台15の出し入れ操作を邪魔しない位置とに状態変化する。
【0080】
第2の位置決め手段23は図5〜図7に示すように、移載台15を出し入れ経路21の側方から所定位置に受け止める片側受止めブロック35と、この片側受け止めブロック35に移載台15を他方の側から押圧して双方間で挟持し移載台15を出し入れ方向とは直角な方向に位置決めするローラタイプの偏心軸36とにより構成されている。偏心軸36は出し入れ経路21のほぼ中央における前後の2か所に設けられ、それぞれに専用のエアシリンダ41によってレバー40を介し回転駆動されて、移載台15の底部下面に設けられた位置出しブロック42を押圧したり、この押圧を解除したりして、前記位置決めを行ったり、この位置決めを解除したりする。
【0081】
ガイドローラ24a、24bは出し入れされる移載台15を左右から若干の遊びを持って案内するもので、前記の片側受止めブロック35の側にあるものはこれよりも若干外側に位置しており、片側受止めブロック35を用いた第2の位置決め手段23による移載台15の位置決めを妨げない。
【0082】
偏心軸36は出し入れ経路21に臨出しているが、出し入れ経路21での出し入れ動作に際して、移載台15の底部下面がこれと干渉しない構造とすればよく、位置出しブロック42は前記位置決めが正確に達成されるように、正確に位置出しされ、かつ耐摩耗性に優れたものとされている。
【0083】
また、搬送スタンド9はこれのレール部材25と移載台15のレール部材26とが接触したまま移載台15が出し入れされるのでは、双方の摩擦抵抗が働いて移載台15の出し入れが軽快に行えないし、レール部材25、26の早期摩耗の原因にもなる。そこで、これらのことを回避するのに本実施例では、図3、4、6、7に示すようにレール部材25の内側にこれと平行なフリーフローコンベア44を設けてある。
【0084】
フリーフローコンベア44はこれの上面にてエアー操作で出没するガイド突子44bが前後方向に多数配設され、ガイド突子44bが上方に突出すると移載台15のレール部材26を押し上げてレール部材43から浮かせるとともに、これを多数のガイド突子44bの上端によりエアークッション性の軽い接触状態にて受止めることにより、摩擦抵抗少なく軽快かつ静かに出し入れできる。
【0085】
搬送スタンド9にはさらに、移載台15が所定位置に送り込まれて受止めブロック32に当接して受け止められる直前にて移載台15に固定したブロック45に当接するエアクッションシリンダ46が設けられ(図3、図4、図6、図11)、移載台15が送り込まれるときの衝撃をアクチュエータ46aによって緩和する。移載台15の後部にはこれを出し入れするときの押し引きを行うハンドル47が取付けられている。
【0086】
多数の部品供給カセット14を装備した移載台15を、部品供給部8の搬送スタンド9との間で交換するのに、図8〜図12に示すような台車61が用いられる。この台車61は走行輪62を持った枠型の本体63を有し、この本体63にトグル機構64によって高さ調節される移載台支持部65が設けられ、この移載台支持部65に移載台15を保持して高さ調節を行い、前記部品供給部8の搬送スタンド9との間のレベル合わせを行い移載台15を引っ掛かったりせずに難なく受渡しできるようにしている。
【0087】
この移載台支持部65は前後2か所に設けたガイド棒66を、本体63の前後に設けたガイド筒67によって昇降できるように支持案内されている。本体63と移載台支持部65との間にトグル機構64が設けられ、トグル機構64はネジ軸167をハンドル68により回転操作されて屈伸し、移載台65を昇降させる。したがって、トグル機構64をハンドル68で屈伸させることにより移載台15を高さ調節することができる。
【0088】
移載台支持部65は図9〜図12に示すように枠型で、両側のフレーム69に移載台15をこれのレール部材26の部分で下方より受けるガイドローラ71が設けられ、移載台15を出し入れし易すくしている。しかし、所定の支持位置にて保持具72のバックル72aを移載台14の掛け金具80に連結することにより保持し、移載台15が脱落しないようにする。これによって台車61に移載台15を乗せて自由に移動できる。また、移載台支持部65にはこれに受載した移載台15を左右からガイドする合成樹脂等の滑りのよい材料からなるサイドガイド70を有し、台車61の移動中の移載台15のガタツキを十分に防止できる。
【0089】
さらに、部品供給部8の搬送スタンド9との間で移載台15を交換するには、所定の位置に安定していることが要求される。これを満足するため本体63の一部にはスタンドストッパ73を設けて足踏みペダル74によって昇降操作し、スタンドストッパ73が下降しているとこれが床面に当接して本体63と床面との間で突っ張ることによって、本体63が走行輪62にて移動するのを防止し、スタンドストッパ73が上昇していることにより前記本体63と床面との間の突っ張りを解除して本体63が走行輪62によって自由に移動できるようにする。台車61には移動用のハンドル90が設けられている。
【0090】
また、台車61が部品供給部8の搬送スタンド9と所定の位置関係になった場合に双方間で両者を連結する連結ブラケット75が台車61に、連結ロッド76が部品供給部8にそれぞれ設けられ、連結ロッド76はエアシリンダ77によって進退されて前記連結と、この連結の解除とを行う。
【0091】
また、移載台支持部65と部品供給部8での搬送スタンド9との移載台15に対する支持高さが一致しているかどうかが、双方間での移載台15の受渡しが引っ掛かりやこじれなく容易かつ円滑に行えるかどうかに影響し重要である。そこで本実施例では台車61と部品供給部8との間に、台車61の移載台支持部65による移載台支持高さが、搬送スタンド9による移載台15の支持高さに対して等しいか、あるいはそれよりも高いか、あるいは低いかを判別する高さ検出手段78が設けられている。これによって、トグル機構64による移載台支持部65の高さ調節を短時間で適正に達成することができる。
【0092】
高さ検出手段78は図4、図6、図12に示すように、移載台支持部65に設けられたスリット板78aと、このスリット板78aの高低、あるいは設定高さであることの3段階で検出するフォトカプラ78b〜78dとで構成されている。
【0093】
以下、部品供給部8における部品供給カセット14の一括交換を行う手順の一例について説明する。
【0094】
まず、図1の実装機2の部品供給部8で部品の供給が行われているのに並行して、図13に示すように台車61に乗せた移載台15に、必要数の部品供給カセット14を個別に位置決めおよび着脱できるように装備し、次の部品交換のための準備をしておく。したがって、品切れ部品の補給を行うためであれば、部品供給部8にて現在供給している部品と同じ部品を収容している部品供給カセット14を装備し、部品の種類が変わるのであれば変更になる新たな部品を収容した部品供給カセット14を装備することになる。
【0095】
本実施例では2つの部品供給部8の一方で部品の供給を行って、他方が待機状態となるようにしているので、部品供給部8に装備された移載台15での部品供給カセット14が品切れになっている場合や、次の部品供給の際に供給する部品が切り換わっている必要がある場合に待機状態にされる部品供給部8の、待機状態にあり、部品の補給や交換に必要が検出され、表示されるのに伴い、この待機状態にある部品供給部8の移載台15を取り出し、新規な部品供給カセット14を装備した移載台15と入れ換えて、部品の一括交換を行う。部品供給部8への部品の移載台15による前記一括交換は搬送スタンド9に備えた図3、図4、図6、図7に示すマイクロスイッチ101によって検出することができ、この検出に基づき一括交換後の部品についての適否を自動的に判別する。もっともこの判別は移載台15による初期一括装着された部品にも適用できる。
【0096】
マイクロスイッチ101は、搬送スタンド9に移載台15が送り込まれて装着状態になるとこれに押動されてオンし移載台15の装着を検知することができ、移載台15が搬送スタンド9から引き出されて脱却すると移載台15による押動を解除されてオフし移載台15の脱却を検知することができ、マイクロスイッチ101の移載台15の非検知状態から検知状態への変化によって移載台15の装着のあったことを判別できるし、移載台15の検知状態から非検知状態を経て再度検知状態になることによって移載台15による部品の一括交換があったことを判別することができる。
【0097】
このような判別は、例えば実装機2および部品供給部8の動作を制御する図23に示すようなマイクロコンピュータ102によって行う。したがって、マイクロコンピュータ102には、部品供給部8に専用の操作パネル103からの操作信号、前記高さ検出手段78の各フォトカプラ78b〜78dからの検出信号、および動作状態の各種検出信号等と共に、前記スイッチ101からのオン、オフ信号も入力される。場合によって操作パネル103は実装機2の操作パネルと共用することもできる。
【0098】
また、交換部品の適否の判別のため、図8、図10、図11に示すように移載台15にメモリ104を設けて移載台15に装備した各部品供給カセット14に収容している各部品についての情報を格納しておく。この格納は移載台15に各部品供給カセット14を図13に示すように装備していく都度行われると間違いが少なくなり好適である。しかし、これに限られることはなく、必要な部品供給カセット14を装備し終えた時点等の他の時点でもよい。
【0099】
メモリ104は読み書きできるものを採用し、これに対応して部品供給部8側には図14、図15に示すようにメモリ104に対し部品情報を読み書きする読み書き手段105が設けられ、これも前記マイクロコンピュータ102の入出力ポートに接続される。部品情報は部品の種類の他、各部品供給カセット14に収容している部品数等であり、部品の数は部品の供給に伴って使用数や残数を記録していき、部品切れを判別すると云った他の用途にも適用する。
【0100】
もっとも、メモリ104は読みだし専用のものでもよく、この場合読み書き手段105に変えて読みだし手段を採用すればよく、構成および制御の簡単なものとなる。
【0101】
マイクロコンピュータ102の出力側には実装機2、部品供給部8、各種動作状態の適否を示す表示ランプ100、および前記部品の判別結果が不適正である場合に警報を発する操作パネル103上の文字表示、ブザー、表示ランプあるいはこれらの適宜な組み合わせからなる警報手段106、前記エアシリンダ77、前記第1、第2の位置決め手段22、23、フリーフローコンベア44等が接続され、動作制御される。警報手段106には表示ランプ100を共用することもできる。
【0102】
マイクロコンピュータ102は部品供給部8に装着されている各部品供給カセット14の部品の残数を管理しており、部品切れが発生すると表示ランプ100や操作パネル103によって表示し、また必要に応じて警告音を発して作業者に知らせる。
【0103】
図14は品切れの部品供給カセット14を装備している移載台15を、待機状態の部品供給部8から引き出す手順の初期作業を示している。図14の(a)に示すように、空の台車61を待機状態にある部品供給部8に対向させて正しい位置関係とする。この状態で操作パネル103上の台車ロックキーの操作等によってエアシリンダ77を働かせ、連結ロッド76が連結ブラケット75に図15の(a)に示すように係合して台車61をその位置に連結固定するようにする。この状態でスタンドストッパ73を働かさせ、本体63が前記連結位置にて徒に移動するのを防止する。
【0104】
この後、台車61上の移載台支持部65と部品供給部8との高さ調節をトグル機構64によって行う。高さ調節は図15の(b)に示すように高さ検出手段78の検出に伴う表示ランプ100が適正を示す緑色が点灯するように行う。
【0105】
高さ調節が完了すると、自動的な第1、第2の位置決め手段22、23を操作パネル103上での位置決めキーの操作等にて位置決め解除状態に自動動作させた後、操作パネル103上のフリーフローキーの操作等でフリーフローコンベア4を上動させ、準備完了状態とする。
【0106】
この準備完了によって図16に示すように、部品供給部8上の移載台15を台車61との間で受け渡しして、台車61の移載台支持部65の上に引出す。このときの移載台15の搬送スタンド9からの脱却はマイクロスイッチ101によって検出される。移載台15が台車61の所定位置に乗ると、図17の(a)、(b)に示す手順で保持具72のバックル72aを掛け金具80に係合させることにより台車61の上に保持する。
【0107】
次いで、前記台車ロックキーの再操作によって、図16に示す台車61と部品供給部8との間の連結ブラケット75および連結ロッド76による連結を解くとともに、スタンドストッパ73を上昇させてこれによる移動阻止状態を解除する。
【0108】
この後、図18に示すように台車61を所定の作業位置まで移動させる。この台車61の部品供給部8からの移動は高さ検出手段78の各フォトカプラ78b〜78dが非遮断状態になることがマイクロコンピュータ102によって判別され、表示ランプ100は消灯する。前記作業位置は、空になった部品供給カセット14に新たに部品を収容し直すか、次に必要となる部品を収容した部品供給カセット14と交換すると云った作業を行う場所である。
【0109】
台車61が移動した後の部品供給部8には、予め用意され、あるいは新たに用意した、必要な部品を必要数収容した各部品供給カセット14が装備されている移載台15の乗った台車61を、前記作業位置から図19に示すように移動させてくる。所定の位置関係となると台車ロックキーの操作によって、台車61が部品供給部8への連結が行われるようにする。また前記同様にスタンドストッパ73を働かせて台車61の動きを防止するとともに、移載台15の高さ調節を行う。
【0110】
これが完了すると図21に示すように、台車61上の移載台15を部品供給部8との間で受渡しして、台車61の上から部品供給部8の上に送り込み、一括交換を行う。次いで操作パネル103上でのフリーフローキーの再操作等でフリーフローコンベア44を下降させて後、位置決めキーの操作等で自動的な第1、第2の各位置決め手段22、23を働かせて搬送スタンド9上の移載台15を位置決めする。
【0111】
マイクロコンピュータ102は前記一括交換された部品について、図24に示すフローチャートに従った部品判別処理制御を行うが、ステップ♯1にて移載台15の脱着があったことをマイクロスイッチ101のオン、オフ経歴によって判別したときだけ、ステップ♯2以下の部品判別制御を実行する。ステップ♯2では操作パネル103上のモード選択キーによる動作モードの選択を受け付ける。
【0112】
この選択する動作モードは、例えば部品の適否につき判別を行わない、全点につき行う、必要なものだけ行うと云った各動作モードである。判別の必要なものとして指定する部品は、例えば品切れとなった部品や、製品の種類の変更による切換え対象となった部品等に関するものであり、操作パネル103上の操作等で入力してもよいし、マイクロコンピュータ102が自動的に指定するようにもできる。
【0113】
なお、前記のような動作モードの設定を行わずに、常に全ての部品供給カセット14について部品の適否判別を行うようにもできる。
【0114】
ステップ♯3では、前記選択された動作モードを決定し、ステップ♯4の部品判別サブルーチンに移行する。このステップ♯4の部品判別サブルーチンは図25に示すように、ステップ♯11にて部品判別なしの場合だけステップ♯12以下の制御を行う。ステップ♯12では前記部品供給カセット14の搬送スタンド9上に位置決めされている移載台15の位置制御によって、移載台15上のメモリ104を部品供給部8側の読み書き手段105との位置決めを行いステップ♯13に移行する。
【0115】
ステップ♯13では選択された動作モードにしたがった判別対象部品、したがって全点の部品供給カセット14に関する部品か、指定された部品供給カセット14に関する部品かの部品情報をメモリ104から読みだす。次いでステップ♯14では読みだした部品情報と予め設定されている必要部品のリストと照合して、一括交換後の対象部品が適正か不適正かを判別する。
【0116】
不適正であると、ステップ♯15に移行し、警報手段106を働かせてこれを告知するとともに、実装機2や部品供給部8が動作されるためのそれ以上の操作を不能にすると云った必要なエラー処理を行い、ステップ♯16にてエラー処理後であれば次部品の再度の判別が必要であるのでステップ♯12に戻り、エラー処理が行われていなければ次部品の再度の判別は不要であるので本サブルーチンを終了する。
【0117】
なお、このような部品の適否の判別は、移載台15によって初期一括装着される部品についても同様に行うことができる。
【0118】
前記判別結果が適正であると、マイクロコンピュータ102は実装機2や部品供給部8が動作されるためのそれ以上の操作が行えるようにする。
【0119】
なお、空になった台車61は図22に示すように作業位置まで再度移動して、次の準備に供することができる。
【0120】
以上のように、対象実装機2の部品供給部8に部品供給カセット14を多数連ねて配し、その都度対象実装機2が必要とする電子部品に対応するものを働かせ必要な電子部品を対象実装機2に供給し、部品の変更や、消費による品切れ時の部品の補給を行うのに、部品供給カセット14を個々に位置決め支持して所定数装備した移載台15ごと取り扱って一括交換するが、この移載台15を台車61に出し入れできるように保持して持ち運ぶことにより、移載台15に装備する部品供給カセット14の連数が多く、また、大型であって、全体にかさ高く重くても、これらの影響なく台車61ごと容易に移動することができるし、台車61と部品供給部8との間で部品供給カセット14を装備した移載台15を受渡しするようにして、部品供給部8から台車61への移載台15の引出しと、部品供給部8への移載台15の送り込みとを適時に行って、部品供給カセット14を一括交換することにより、この一括交換操作にも前記部品供給カセット14を装備した移載台15の重量やかさ高さは作業者にほとんど影響しないので、一括に取扱う部品供給カセット14の連数や大きさ、重さの制限なく容易かつ迅速に部品の一括交換を達成することができ、対象作業機2のさらなる高速化や作業能率の向上に役立つ。
【0121】
また、部品供給部8に送り込んだ移載台15を、自動的な第1、第2の位置決め手段22、23を働かせて移載台14の出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動的に位置決めするので、位置決めが2方向において個人差なく確実に、しかも自動であることにより迅速に達成されるので、この点でも作業能率が向上するし、部品供給の不備によるトラブルを解消することができる。
【0122】
また、部品供給部8および台車61に装備したガイド手段であるフリーフローコンベア44やガイドローラ71等によって、双方間での移載台15の受け渡しに際する出し入れを案内するので、この移載台15の受渡しのための出し入れを引っ掛かりなくスムーズに達成することができ、さらなる作業能率の向上を図ることができる。
【0123】
また、2つの部品供給部8のそれぞれに、対象実装機2に電子部品を供給するのに必要な連数の部品供給カセット14を装備し、1つの部品供給部8にて対象実装機2への部品の供給を行っている間、今1つの部品供給部8を待機状態にして対象実装機2での作業に影響無く電子部品の一括交換を行って、次の部品の供給のための準備をしておけるので、対象実装機2での部品交換は単に部品供給部8の切換え使用だけでよくロス時間を最小限に抑えることができるし、部品供給カセット14の一括交換を時間的な余裕を持って容易に行うことができる。
【0124】
しかも、一括して取り扱う部品供給カセット14の連数を、対象実装機2への部品供給を行う連数分としていることにより、対象実装機2に供給する電子部品の交換や補給のための一括交換を一挙に短時間で達成することができる。
【0125】
しかし、これに限られることはなく、対象実装機2への部品供給を行う連数の単位分割連数分とすると、対象実装機2への部品供給を行う連数が多量の場合でも、一括交換作業を数回に分けて容易に達成することができる。
【0126】
また、前記のように部品供給部8で移載台15が交換されると、これを自動的に検出し、この検出があったとき交換後の移載台15に支持している部品供給カセット14の部品の適否を自動的に判別すると、人手によっていちいち交換後の部品の適否を判断しなくてもよいし、判断を忘れたり、怠ったり、誤ったりすることにより、不適正な部品を供給された対象製品や対象作業が不良となるようなことを防止し、品質の安定、歩留りの向上を図ることができる。
【0127】
また、適否の判別を部品供給カセット14の全点について行うと、一括交換したどの部品についても不適正な部品が供給されるようなことを防止することができるし、部品の判別を行わないとか、必要な部品を指定して判別すると云った動作モードを選択できるようにすると、部品の判別が無駄に行われるようなことを防止することができる。
【0128】
さらに、多数の部品供給カセット14の部品を移載台15によって一括交換するときの各部品の適否の判別を、本実施例のように移載台15に担持している部品情報により行うと、部品供給カセット14ごとに部品情報を担持しておく必要がなく、これらを一括して取り扱う移載台15側に部品情報を集約して1つのメモリ104等の記憶手段に格納等して担持されればよいので、各部品供給カセット14に関する部品情報を読み取るにも位置決めが1回でよいなど便利で高速化が図れる。
【0129】
また、読み書きできるメモリ104等の記憶手段を用いて部品情報を担持することにより、取り扱う部品が変ってもこれに対応することができるし、部品供給に伴う部品の使用数や残数等の情報管理も合わせ行える利点がある。
【0130】
なお、上記移載台15に従来から利用されているメモリ付きの部品供給カセット14を装備して用いることもできる。
【0131】
図26はそのような場合の部品判別のフローチャートを第2の実施例として示している。ステップ♯12aで対象部品供給カセット14のメモリの位置決めを行う点が、第1の実施例のステップ♯12で移載台15のメモリの位置決めを行うのと異なっているだけである。
【0132】
本実施例では従来のメモリ付き部品供給カセット14をそのまま利用できる利点がある上、これを利用するにも移載台15による部品一括交換と、これに伴う各メモリの一括セットとを達成するので、従来のメモリ付き部品供給カセット14を個別に着脱して用いるのよりは便利である。
【0133】
【発明の効果】
請求項1、8の発明の部品供給部の部品一括交換方法、および装置によれば、対象作業機の部品供給部に部品供給カセットを多数連ねて配して用い、部品供給カセットを個々に位置決め支持して所定数装備した移載台ごと取り扱って一括交換するのに、この移載台を台車に出し入れできるように保持して持ち運ぶので、移載台に装備する部品供給カセットの連数が多く、また、大型であって、全体にかさ高く重くても、これらの影響なく台車ごと容易に移動することができるし、台車と部品供給部との間で部品供給カセットを装備した移載台を受渡しするようにして、部品供給部から台車への移載台の引出しと、部品供給部への移載台の送り込みとを適時に行って、部品供給カセットを一括交換するので、この一括交換操作にも前記部品供給カセットを装備した移載台の重量やかさ高さは作業者にほとんど影響しないので、一括に取扱う部品供給カセットの連数や大きさ、重さの制限なく容易かつ迅速に部品の一括交換を達成することができ、対象作業機のさらなる高速化や作業能率の向上に役立つ。また、部品供給部で移載台が交換されると、これを自動的に検出し、この検出があったとき交換後の移載台に支持している部品供給カセットの部品の適否を自動的に判別するので、人手によっていちいち交換後の部品の適否を判断しなくてもよいし、判断を忘れたり、怠ったり、誤ったりすることにより、不適正な部品を供給された対象製品や対象作業が不良となるようなことを防止し、品質の安定、歩留りの向上を図ることができる。
【0134】
しかも、請求項1の発明では特に、部品供給部に送り込んだ移載台を、自動位置決め手段を働かせて移載台の出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動的に位置決めするので、位置決めが2方向において個人差なく確実に、しかも自動であることにより迅速に達成されるので、この点でも作業能率が向上するし、部品供給の不備によるトラブルを解消することができる。
【0135】
また、請求項8の発明では特に、部品供給部および台車に装備したガイド手段によって、双方間での移載台の受け渡しに際する出し入れを案内するので、この移載台の受渡しのための出し入れを引っ掛かりなくスムーズに達成することができ、さらなる作業能率の向上を図ることができる。
【0136】
請求項2の発明の部品供給部の部品一括交換方法によれば、2つの部品供給部のそれぞれに、対象作業機に部品を供給するのに必要な連数の部品供給カセットを装備し、1つの部品供給部にて対象作業機への部品の供給を行っている間、今1つの部品供給部を待機状態にして対象作業機での作業に影響無く部品の一括交換を行って、次の部品の供給のための準備をしておけるので、対象作業機での部品交換は単に部品供給部の切換え使用だけでよくロス時間を最小限に抑えることができるし、部品供給カセットの一括交換を時間的な余裕を持って容易に行うことができる。
【0137】
また、部品を交換する際に一括して取り扱う部品供給カセットの連数を、請求項3の発明の部品供給部の部品一括交換方法では、対象作業機への部品供給を行う連数分とするので、対象作業機に供給する部品の交換や補給のための一括交換を一挙に短時間で達成することができるし、請求項4の発明のそれでは、対象作業機への部品供給を行う連数の単位分割連数分とするので、対象作業機への部品供給を行う連数が多量の場合でも、一括交換作業を数回に分けて容易に達成することができる。
【0139】
請求項5の発明の部品供給部の部品の一括交換方法によれば、請求項1の発明においてさらに、適否の判別は部品供給カセットの全点について行うので、一括交換したどの部品についても不適正な部品が供給されるようなことを防止することができる。
【0140】
請求項6の発明の部品供給部の部品一括交換方法によれば、請求項1、5の発明のいずれか1つにおいてさらに、多数の部品供給カセットの部品を移載台によって一括交換するときの各部品の適否の判別が、移載台に担持している部品情報により行われるので、部品供給カセットごとに部品情報を担持しておく必要がなく、これらを一括して取り扱う移載台側に部品情報を集約して1つの記憶手段に格納等して担持されればよいので、各部品供給カセットに関する部品情報を読み取るにも位置決めが1回でよいなど便利で高速化が図れる。
【0141】
請求項7の発明の部品供給部の部品一括交換方法によれば、請求項6の発明においてさらに、読み書きできる記憶手段を用いて部品情報を担持するので、取り扱う部品が変ってもこれに対応することができるし、部品供給に伴う部品の使用数や残数等の情報管理も合わせ行える。
【0142】
請求項9の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項1、8の発明の場合同様の位置決め効果を発揮する上、台車は受け入れた移載台を保持手段によって保持しておけるので移載台を乗せて持ち運ぶのにこれの脱落なく容易かつ迅速に取り扱えるようにすることができ、しかも、台車にて移載台の高さを調節して部品供給部との間で移載台を受渡しするのに双方の高さを一致させて容易にかつスムーズに出し入れされるようにすることができる。
【0143】
請求項10の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項9の発明においてさらに、部品供給部と移載台支持部との高さ関係を検出手段によって検出することができるので、部品供給部と台車に支持される移載台との高さ関係を容易かつ正確に一致させて、双方間での移載台の受渡しの円滑化を図れる。
【0144】
請求項11の発明の部品供給部の一括交換装置によれば、請求項9、10の発明のいずれか1つにおいてさらに、部品供給部は、これに受入れる移載台の先端部を、位置決め手段の先端部受止め部材に当接させることによって、簡単に所定位置までの送り込みを達成し、この所定位置への送り込み状態は、第1の押圧部材によって移載台を先端受け止め部材との間に挟持した出し入れ方向の位置決めにて確実に保持することができ、出し入れ方向と直角な向きについても、側面受止め部材との間で移載台を第2の押圧部材の押圧によって挟持することによって、側面受け止め部材が規定する所定の位置に確実に位置決めすることができる。請求項12の発明の部品供給装置によれば、請求項11の発明においてさらに、第1の押圧部材がレバー部材であることによって、非使用時は移載台の出し入れ経路から簡単に退避して前記出し入れに影響がないようにすることができるし、第2の押圧部材が偏心軸であることによって、移載台の出し入れに影響しない位置にあって必要時の偏心動作で所定位置に送り込まれた移載台を出し入れ方向と直角な方向に確実に位置決めし、またこの位置決めを解除することができる。請求項13の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項11、12のいずれかの発明の1つにおいてさらに、移載台の、先端部受止め部材および第1の押圧部材との当接部がローラ部材であって、双方間で移載台の出し入れ方向の位置決めをしっかりと行った状態でも、ローラ部材の回転により移載台の出し入れ方向と直角な方向の動きを許容して、片側受止め部材と第2の押圧部材による出し入れ方向と直角な方向の移載台の位置決めを邪魔せず適正な位置決めが確実に達成されるようにすることができる。
【0145】
請求項14の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項8〜13の発明のいずれか1つにおていさらに、部品供給部はガイドローラによって、移載台の出し入れを両側から遊びを持って案内するので、移載台の出し入れをこれに余裕を与えながらしかも大きなガタツキや向きの乱れなしに容易に出し入れできるようにしながら、所定位置への送り込み状態では位置や姿勢におおきなズレがないことにより、所定の位置および姿勢に矯正しながらスムーズに位置決めされるようにすることができる。
【0146】
請求項15の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項8〜14の発明のいずれか1つにおいて、部品供給部は受け入れた移載台を位置決め支持部で確固に支持して、所定の高さで確実に位置決めされるようにしながら、移載台の出し入れに当たっては出し入れ案内部により移載台を位置決め支持部から一時的に浮かせて案内して出し入れされるようにするので、前記位置決めのための確固な支持構造の影響なしに軽快に出し入れされるし、位置決め支持部が早期に摩耗するようなことを防止することができる。
【0148】
請求項16の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項8の発明においてさらに、モード選択手段によって、部品の適否を判別しない、各部品供給カセットの全点を判別する、必要なものにつき判別すると云った各種判別のモードを選択することができるので、実情に応じた選択によって部品の適否が無駄に判別されるようなことを防止することができる。
【0149】
請求項17の発明の部品供給部の部品一括交換装置によれば、請求項8、16の発明のいずれか1つにおいてさらに、請求項7の発明の場合と同様に、読み書きできる記憶手段を用いて部品情報を担持するので、取り扱う部品が変ってもこれに対応することができるし、部品供給に伴う部品の使用数や残数等の情報管理も合わせ行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例としての部品供給部の部品一括交換方法と装置、およびそれの台車を採用した電子部品を電子回路基板に実装するための実装機の斜視図である。
【図2】図1の実装機に備える2つの部品供給部の部品の選択的な供給を行う搬送スタンド部を示す斜視図である。
【図3】図2の搬送スタンド部の詳細な斜視図である。
【図4】図2の搬送スタンドの詳細な平面図である。
【図5】図1の実装機で組み合わせ使用している台車の平面図である。
【図6】図1の搬送スタンド上に位置決めした移載台の正面図である。
【図7】図1の搬送スタンド上での移載台の位置決めおよび解除の動作順序を示す断面図である。
【図8】図1の台車とこれに乗せて支持した移載台の斜視図である。
【図9】図8の台車および移載台の背面図である。
【図10】図8の台車の側面図である。
【図11】図8の移載台の台車による支持部を示す断面図である。
【図12】台車の平面図である。
【図13】台車上の移載台に部品供給カセットを位置決め支持する作業段階を示す側面図である。
【図14】部品供給部の品切れ部品供給カセットを交換する場合にカセット取り出しのために空の台車を用意する作業段階を示す側面図である。
【図15】図14の状態から位置合わせした台車での移載台支持部の高さ調節の作業段階と、この段階での高さ検出手段の検出状態を示す側面図および説明図である。
【図16】図15における高さ調節後の台車によって部品供給部の空になった部品供給カセットを取り出す作業段階の側面図である。
【図17】空の部品供給カセットを所定位置まで取り出した時点でこれを保持する作業段階を示す位置保持作業の状態を示す側面図である。
【図18】移載台を位置保持した状態で台車にて持ち運ぶ作業段階を示す側面図である。
【図19】新規の部品供給カセットを装備した移載台を台車によって部品供給部にまで持ち運び位置決めする作業段階を示す側面図である。
【図20】台車上の新規の部品供給カセットを装備した移載台を部品供給部に対し高さ調節する作業段階を示す側面図である。
【図21】高さ調節後の移載台を台車の上から部品供給部の上に送り込む作業段階の側面図である。
【図22】移載台を部品供給部に送り込んだ後の台車を所定位置まで移動させる作業段階を示す側面図である。
【図23】実装機および部品供給部を動作制御する制御回路の主な部分を示すブロック図である。
【図24】部品判別のメインフローチャートである。
【図25】図24の部品適否判別サブルーチンのフローチャートである。
【図26】本発明の第2の実施例を示す部品適否判別サブルーチンのフローチャートである。
【図27】従来の実装機とこれの部品供給部を示す斜視図である。
【図28】従来の部品供給部の部品一括交換方法と装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電子回路基板
2 実装機
7 吸着ノズル
8 部品供給部
9 搬送スタンド
11 サーボモータ
12 ボールネジ軸
13 中空モータ軸
14 部品供給カセット
15 移載台
18a、18b 受載レール
20a 位置決め孔
20b 位置決めピン
22 第1の位置決め手段
23 第2の位置決め手段
24a、24b ガイドローラ
31、34 位置決めローラ
32 受止めブロック
33 押圧ブロック
37 複合レバー
38 エアシリンダ
35 片側受止めブロック
36 偏心軸
40 レバー
41 エアシリンダ
42 位置出しブロック
44 フリーフローコンベア
61 台車
62 走行輪
63 本体
64 トグル機構
65 移載台支持部
167 ネジ軸
68 ハンドル
71 ガイドローラ
72 保持具
73 スタンドストッパ
75 連結ブラケット
76 連結ロッド
77 エアシリンダ
78 高さ検出手段
80 掛け金具
100 表示ランプ
101 マイクロスイッチ
102 マイクロコンピュータ
103 操作パネル
104 メモリ
105 読み書き手段
106 警報手段
Claims (17)
- 部品を1つ1つ送り出し使用に供する部品供給カセットを対象作業機の部品供給部に多数連ねて配し、その都度必要とする部品に対応した部品供給カセットから対象作業機へ部品を供給し、部品の変更や部品の消費による品切れ時の部品の交換や補給を、部品供給カセットを所定数ずつ個々に位置決め支持して装備した移載台ごと取扱い一括に交換して行うのに、
部品供給カセットを一括に取扱う連数分だけ装備した移載台を、台車に出し入れできるように保持して持ち運ぶとともに、このような台車と部品供給部との間で移載台を受渡しするようにして部品供給部から台車への移載台の引出しと、部品供給部への移載台の送り込みとを適時に行って、部品供給部の部品供給カセットを交換し、部品供給部に送り込んだ移載台は部品供給部にて出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動位置決め手段を働かせて位置決めするようにした部品供給部の部品一括交換方法であって、
部品供給部で移載台が交換されるのを自動的に検出し、この検出があったとき交換後の移載台に支持している部品供給カセットの部品の適否を自動的に判別することを特徴とする部品供給部の部品一括交換方法。 - 部品供給部は対象作業機への部品供給を行う必要連数分ずつを2つの部品供給部に装備し、一方を部品供給に用いながら、他方を待機させて部品供給カセットの交換に供せるようにする請求項1に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 一括に取り扱う連数は、対象作業機への部品供給を行う必要連数分である請求項1、2のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 一括に取り扱う連数は、対象作業機への部品供給を行う必要連数分の単位分割連数分である請求項1、2のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 適否の判別は部品供給カセットの全点について行う請求項1に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 移載台に支持している部品供給カセットが収容している部品に対応して予め担持させた移載台上の部品情報を利用して適否の判別を行う請求項1、5のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 部品情報は読み書きできる記憶手段を用いて担持する請求項6に記載の部品供給部の部品一括交換方法。
- 部品を1つ1つ送り出し使用に供する部品供給カセットを多数連ねて位置決めおよび着脱できるように装備し、対象作業機がその都度必要とする部品に対応した部品供給カセットから部品を供給する部品供給部と、部品供給カセットを個々に位置決めおよび着脱できるように装備してこれらを一括して取り扱えるようにする移載台と、この移載台を乗せて移動できる台車と、部品供給部および台車に設けられて相互間で移載台を出し入れして受渡しできるようにするガイド手段とを組み合わせ備えた部品供給部の部品一括交換装置であって、
移載台またはこれに支持した各部品供給カセットごとに設けられた、各部品供給カセットが収容している部品の種類についての部品情報を格納する記憶手段、部品供給部に設けられて、部品供給部への移載台の脱着を検出する脱着検出手段、および脱着検出手段による検出に基づいて移載台の交換の有無と、移載台の交換があったときに前記記憶手段に記憶されている部品情報の基に部品の適否を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする部品供給部の部品一括交換装置。 - 部品供給部は、受け入れた移載台をこれの出し入れ方向およびこの出し入れ方向と直角な方向に自動的に位置決めする位置決め手段を有し、台車は、受け入れた移載台を保持する保持手段と、受け入れた移載台の高さを調節する高さ調節手段とを有する請求項8に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 対象作業機の部品供給部に対する移載台支持部の高さ関係を検出する高さ検出手段を備えている請求項9に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 部品供給部の位置決め手段は、所定の受け入れ位置に移載台の先端部を受止める先端部受け止め部材と、移載台の出し入れ経路に出没して移載台を先端部受け止め部材に後方より押圧して出し入れ方向に位置決めし、またこの押圧による位置決めを解除する第1の押圧部材と、移載台を出し入れする経路の片側に設けられて移載台側面部を所定の位置に受け止める側面部受け止め部材と、移載台を側面部受止め部材に反対の側から押圧して出し入れ方向と直角な方向に位置決めする第2の押圧部材とを備えている請求項9、10のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 第1の押圧部材はレバー部材であり、第2の押圧部材は偏心軸である請求項11に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 移載台の先端部受止め部材および第1の押圧部材との当接部がローラ部材である請求項11、12のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 部品供給部は、移載台を所定の受入れ位置まで両側から遊びを持って案内するガイドローラを有している請求項8〜13のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 部品供給部は受け入れた移載台を所定の高さで位置決めされるように支持する位置決め支持部と、移載台の出し入れに際して移載台を前記位置決め支持部から浮かせて出し入れを案内する出し入れ案内部とを有している請求項8〜14のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 部品の適否を判別しない、各部品供給カセットの全点を判別する、必要なものにつき判別すると云った各種判別のモードを選択するモード選択手段を備え、判別手段は選択されたモードでの判別を行う請求項8に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
- 記憶手段は読み書きできるものである請求項8、16のいずれか一項に記載の部品供給部の部品一括交換装置。
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