JP3552394B2 - ハイブリッド車両の駆動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はハイブリッド車両の駆動制御装置に係り、特に、ショックを低減する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行時の動力源として備えているとともに、そのエンジンおよび電動モータと駆動輪との間に自動変速機などの駆動装置が設けられているハイブリッド車両が、例えば特開平7−67208号公報等に記載されている。
【0003】
このようなハイブリッド車両においては、運転状態に応じてエンジンと電動モータとを使い分けて走行することにより、燃料消費量や排出ガス量が低減され、エンジンのみを動力源として使用したり、電動モータのみを動力源として使用したり、エンジンおよび電動モータの両方を動力源として使用したり、エンジンを動力源として走行しながら電動モータ(モータジェネレータ)を発電機として使用して蓄電装置を充電したりするなど、種々の走行モードが考えられている。
【0004】
また、駆動装置としての自動変速機には、クラッチやブレーキなどの係合手段により変速比が異なる複数の変速段で変速制御を行う有段の自動変速機や、変速比を連続的に変化させる無段変速機が使われており、自動変速機への入力トルクに基づいて変速制御を行っている場合がある。
【0005】
例えば、有段の自動変速機において、一つの係合手段を解放するとともに他の係合手段を係合させる所謂クラッチツウクラッチ変速では、変速ショックを軽減するために入力トルク推定値を用いてそれらの係合手段の係合力を制御することが、エンジンのみを動力源としているオートマチック車両において広く行われている。このような技術は、例えば、特開平3−176240号、特開平5−77660号、特開平5−164233号、特開平5−296323号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような自動変速機の変速制御では、入力トルク推定値が正確でないと変速ショック等が発生するなど、適切な変速制御を行うことができないにもかかわらず、従来のハイブリッド車両においては、それぞれの走行モード毎で駆動力源が変わることにより入力トルクが変化するという問題が発生していた。
【0007】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、走行モード毎に適切な変速制御が行われるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行時の動力源として備えており、動力源が異なる複数の走行モードで走行するとともに、(b) そのエンジンおよび電動モータと駆動輪との間に駆動装置が設けられているハイブリッド車両であって、(c) その駆動装置への入力トルクに基づいて駆動装置の制御を行う駆動制御装置において、(d) 前記エンジンおよび前記電動モータのそれぞれのイナーシャを考慮して、前記走行モードに応じて前記入力トルクを推定する入力トルク推定手段を有する一方、 (e) 前記電動モータは、発電機としても用いることができるモータジェネレータで、 (f) そのモータジェネレータを電動モータとして使用する走行モード、およびそのモータジェネレータを発電機として使用する走行モードを備えており、 (g) 前記入力トルク推定手段は、前記モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モードと発電機として使用する走行モードとを区別して前記入力トルクを推定することを特徴とする。
第2発明は、第1発明のハイブリッド車両の駆動制御装置において、(a) 前記駆動装置は、動力伝達を接続、遮断するとともにスリップ係合させられるクラッチを介して前記動力源に接続されており、(b) 前記入力トルク推定手段は、前記クラッチの滑り状態を考慮して前記入力トルクを推定することを特徴とする。
第3発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行時の動力源として備えており、動力源が異なる複数の走行モードで走行するとともに、(b) そのエンジンおよび電動モータと駆動輪との間に駆動装置が設けられているハイブリッド車両であって、(c) その駆動装置への入力トルクに基づいて駆動装置の制御を行う駆動制御装置において、(d) 前記動力源と前記駆動装置との間に配設されて動力伝達を接続、遮断するとともにスリップ係合させられるクラッチと、(e) そのクラッチの滑り状態を考慮して、前記走行モードに応じて前記入力トルクを推定する入力トルク推定手段とを有する一方、 (f) 前記電動モータは、発電機としても用いることができるモータジェネレータで、 (g) そのモータジェネレータを電動モータとして使用する走行モード、およびそのモータジェネレータを発電機として使用する走行モードを備えており、 (h) 前記入力トルク推定手段は、前記モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モードと発電機として使用する走行モードとを区別して前記入力トルクを推定することを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかのハイブリッド車両の駆動制御装置において、前記エンジンおよび前記電動モータは合成分配機構を介して前記駆動装置に連結されていることを特徴とする。
【0009】
第1発明のハイブリッド車両の駆動制御装置においては、エンジンおよび電動モータのそれぞれのイナーシャを考慮して、走行モードに応じた最適な算出方法で入力トルクが推定されるため、エンジンと電動モータとのイナーシャトルクの相違などに拘らず常に高い精度で入力トルクが推定されることから、変速ショックが軽減されるなど適切な駆動制御が行われるようになる。
また、第3発明のハイブリッド車両の駆動制御装置は、駆動装置がクラッチを介して動力源に接続されている場合で、そのクラッチの滑り状態を考慮して、走行モードに応じた最適な算出方法で入力トルクが推定されるため、常に高い精度で入力トルクが推定され、変速ショックが軽減されるなど適切な駆動制御が行われるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明は、例えばクラッチにより動力伝達を接続、遮断することによって動力源を切り換える切換タイプや、遊星歯車装置などの合成、分配機構によってエンジンおよび電動モータの出力を合成したり分配したりするミックスタイプ、電動モータを補助的に使うアシストタイプなど、エンジンと電動モータとを車両走行時の動力源として備えている種々のタイプのハイブリッド車両に適用され得る。
【0011】
自動変速機としては、クラッチやブレーキなどの係合手段により変速比が異なる複数の変速段で変速制御を行う有段の自動変速機や、変速比を連続的に変化させる無段変速機であって、入力トルクに基づいて変速制御を行うもの、例えば有段の自動変速機においてクラッチツウクラッチ変速を有するものなどに、本発明は好適に適用される。
【0012】
入力トルク推定手段は、例えば電動モータのみを動力源として走行するモータ走行モード(モード1)では、モータトルクを基本としてモータイナーシャによって補正し、エンジンのみを動力源として走行するエンジン走行モード(モード2)では、エンジントルクを基本としてエンジンイナーシャおよびエンジン損失トルクによって補正し、エンジンおよび電動モータの両方を動力源として走行するエンジン・モータ走行モード(モード4)では、エンジントルクおよびモータトルクを基本としてエンジンイナーシャ、エンジン損失トルク、およびモータイナーシャによって補正するように構成される。
【0013】
尚、電動モータが発電機としても用いられる場合、すなわちモータジェネレータとして用いられる場合には、そのモータジェネレータの使用状態に応じて入力トルクを推定する必要があり、エンジンを動力源として走行しつつモータジェネレータを発電機として使用して蓄電装置を充電するモータ充電・エンジン走行モード(モード3)では、エンジントルクおよび電動モータの回生制動トルクを基本としてエンジンイナーシャ、エンジン損失トルク、およびモータイナーシャによって補正するように構成される。電動モータとは別に充電用の発電機が設けられている場合も実質的に同じである。
【0014】
また、エンジンや電動モータと自動変速機との間に動力伝達を接続,遮断するクラッチが設けられている場合には、クラッチの滑り状態を考慮して入力トルクを補正することが望ましく、エアコンなどエンジンや電動モータを動力源として作動する補機類が存在する場合には、それ等の補機類の作動状態を考慮して入力トルクを補正することが望ましいなど、入力トルクに影響するその他の補正要素を加味して入力トルクを推定できることは勿論である。
【0015】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド車両10の駆動系統を示す骨子図である。
【0016】
図1において、このハイブリッド車両10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)型の車両で、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等のエンジン12と、電気エネルギーによって作動する電動モータとしてのモータジェネレータ14と、シングルピニオン型の遊星歯車装置16と、自動変速装置18とを車両の前後方向に沿って備えており、出力軸19から図示しないプロペラシャフトや差動装置などを介して左右の駆動輪(後輪)へ駆動力を伝達する。
【0017】
遊星歯車装置16は機械的に力を合成分配する合成分配機構で、モータジェネレータ14と共に電気式トルコン24を構成しており、そのリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介してエンジン12に連結され、サンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ軸14rに連結され、キャリア16cは自動変速装置18のインプットシャフト26に連結されている。また、サンギヤ16sおよびキャリア16cは第2クラッチCE2 によって連結されるようになっている。
【0018】
なお、エンジン12の出力は、回転変動やトルク変動を抑制するためのフライホイール28およびスプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッチである。
【0019】
自動変速装置18は、前置式オーバードライブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
【0020】
具体的には、副変速機20はシングルピニオン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチCO 、ブレーキB0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されている。
【0021】
また、主変速機22は、3組のシングルピニオン型の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 , C2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
【0022】
そして、図2に示されているソレノイドバルブSL1〜SL4の励磁、非励磁に伴って図示しない電磁弁により油圧回路44が切り換えられたり、シフトレバーに機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって油圧回路44が機械的に切り換えられたりすることにより、クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B4 がそれぞれ係合、解放制御され、図3に示されているようにニュートラル(N)と前進5段(1st〜5th)、後進1段(Rev1)の各変速段が成立させられる。
【0023】
なお、上記自動変速装置18や前記トルコン24は、中心線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線の下半分が省略されている。
【0024】
図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッチの欄の「○」は係合、「●」は図示しないシフトレバーがエンジンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、そして、空欄は非係合を表している。
【0025】
その場合に、ニュートラルN、後進変速段Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバーに機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって油圧回路44が機械的に切り換えられることによって成立させられ、前進変速段の1st〜5thの相互間の変速はソレノイドバルブSL1〜SL4によって電気的に制御される。
【0026】
また、前進変速段の変速比は1stから5thとなるに従って段階的に小さくなり、4thの変速比i4 =1であり、5thの変速比i5 は、副変速機20の遊星歯車装置32のギヤ比をρ(=サンギヤの歯数ZS /リングギヤの歯数ZR <1)とすると1/(1+ρ)となる。
【0027】
後進変速段Revの変速比iR は、遊星歯車装置36、38のギヤ比をそれぞれρ2 、ρ3 とすると1−1/ρ2 ・ρ3 である。図3は各変速段の変速比の一例を示したものである。
【0028】
図3の作動表に示されているように、第2変速段(2nd)と第3変速段(3rd)との間の変速は、第2ブレーキB2 と第3ブレーキB3 との係合・解放状態を共に変えるクラッチツウクラッチ変速になる。この変速を円滑に行うために、上述した油圧回路44には図4に示す回路が組み込まれている。
【0029】
図4において符号70は1−2シフトバルブを示し、また符号71は2−3シフトバルブを示し、さらに符号72は3−4シフトバルブを示している。これらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、71、72の下側に示している通りである。
【0030】
なお、その数字は各変速段を示す。その2−3シフトバルブ71のポートのうち第1速および第2速で入力ポート73に連通するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を介して接続されている。この油路にはオリフィス76が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧が急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝作用を行うものである。
【0031】
また符号78はB−3コントロールバルブであって、第3ブレーキB3 の係合圧をこのB−3コントロールバルブ78によって直接制御するようになっている。すなわち、このB−3コントロールバルブ78は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介装したスプリング81とを備えており、スプール79によって開閉される入力ポート82に油路75が接続され、またこの入力ポート82に選択的に連通させられる出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端側に形成したフィードバックポート84に接続されている。
【0032】
一方、前記スプリング81を配置した箇所に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の変速段でDレンジ圧を出力するポート86が油路87を介して連通させられている。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポート88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続されている。
【0033】
したがって、B−3コントロールバルブ78は、スプリング81の弾性力とポート85に供給される油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポート88に供給される信号圧が高いほどスプリング81による弾性力が大きくなるように構成されている。
【0034】
さらに、図4における符号89は、2−3タイミングバルブであって、この2−3タイミングバルブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプランジャ93とを有している。
【0035】
この2−3タイミングバルブ89の中間部のポート94に油路95が接続され、また、この油路95は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3速以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポート96に接続されている。
【0036】
さらに、この油路95は途中で分岐して、前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート97にオリフィスを介して接続されている。この中間部のポート94に選択的に連通させられるポート98は油路99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
【0037】
そして、第1のプランジャ91の端部に開口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続されている。
【0038】
前記油路87は第2ブレーキB2 に対して油圧を供給・排出するためのものであって、その途中には小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィス102とが介装されている。また、この油路87から分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧する場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス104が介装され、この油路103は以下に説明するオリフィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0039】
オリフィスコントロールバルブ105は第2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブであって、そのスプール106によって開閉されるように中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2 が接続されており、このポート107より図での下側に形成したポート108に前記油路103が接続されている。
【0040】
第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より図での上側に形成したポート109は、ドレインポートに選択的に連通させられるポートであって、このポート109には、油路110を介して前記B−3コントロールバルブ78のポート111が接続されている。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出力ポート83に選択的に連通させられるポートである。
【0041】
オリフィスコントロールバルブ105のポートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続されている。このポート114は、第3速以下の変速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、また、第4速以上の変速段で第4ソレノイドバルブSL4の信号圧を出力するポートである。
【0042】
さらに、このオリフィスコントロールバルブ105には、前記油路95から分岐した油路115が接続されており、この油路115を選択的にドレインポートに連通させるようになっている。
【0043】
なお、前記2−3シフトバルブ71において第2速以下の変速段でDレンジ圧を出力するポート116が、前記2−3タイミングバルブ89のうちスプリング92を配置した箇所に開口するポート117に油路118を介して接続されている。また、3−4シフトバルブ72のうち第3速以下の変速段で前記油路87に連通させられるポート119が油路120を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
【0044】
そして、図4において、符号121は第2ブレーキB2 用のアキュームレータを示し、その背圧室にはリニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じて調圧されたアキュームレータコントロール圧が供給されている。このアキュームレータコントロール圧は、リニアソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほど高い圧力になるように構成されている。したがって、第2ブレーキB2 の係合・解放の過渡的な油圧は、リニアソレノイドバルブSLNの信号圧が低いほど高い圧力で推移するようになっている。
【0045】
また、符号122はC−0エキゾーストバルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキュームレータを示している。C−0エキゾーストバルブ122は2速レンジでの第2速のみにおいてエンジンブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるように動作するものである。
【0046】
したがって、上述した油圧回路44によれば、B−3コントロールバルブ78のポート111がドレインに連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧をB−3コントロ−ルバルブ78によって直接調圧することができ、また、その調圧レベルをリニアソレノイドバルブSLUによって変えることができる。
【0047】
また、オリフィスコントロールバルブ105のスプール106が、図の左半分に示す位置にあれば、第2ブレーキB2 はこのオリフィスコントロールバルブ105を介して排圧が可能になり、したがって第2ブレーキB2 からのドレイン速度を制御することができる。
【0048】
さらに、第2速から第3速への変速は、第3ブレーキB3 を緩やかに解放すると共に第2ブレーキB2 を緩やかに係合する所謂クラッチツウクラッチ変速が行われるわけであるが、その変速に先立ってインプットシャフト26への入力トルクを予め推定し、その入力トルク推定値に基づいてリニアソレノイドバルブSLUにより駆動される第3ブレーキB3 の解放過渡油圧を制御することにより変速ショックを好適に軽減することができる。
【0049】
ハイブリッド車両10は、図2に示されるようにハイブリッド制御用コントローラ50及び自動変速制御用コントローラ52を備えている。これらのコントローラ50、52は、CPUやRAM、ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、それぞれ図2のようにアクセル操作量θAC等の各種の情報を読み込むと共に、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行う。
【0050】
前記エンジン12は、ハイブリッド制御用コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に応じて出力が制御される。
【0051】
前記モータジェネレータ14は、図5に示すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッテリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58から電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータとして機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容する無負荷状態とに切り換えられる。
【0052】
また、前記第1クラッチCE1 及び第2クラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50により電磁弁等を介して油圧回路44が切り換えられることにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。
【0053】
前記自動変速装置18は、自動変速制御用コントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SLNの励磁状態が制御され、油圧回路44が切り換えられたり油圧制御が行われることにより、運転状態に応じて変速段が切り換えられる。
【0054】
上記ハイブリッド制御用コントローラ50は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294148号に記載されているように、図6に示すフローチャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式トルコン24を作動させる。
【0055】
尚、ハイブリッド制御用コントローラ50には、エンジントルクTE やモータトルクTM 、エンジン回転数NE 、モータ回転数NM 、自動変速装置18の出力回転数(車速に対応)NO 、アクセル操作量θAC、蓄電装置58の蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフトレバー40の操作レンジに関する情報が、種々の検出手段などから供給されるようになっている。
【0056】
また、エンジントルクTE はスロットル弁開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時のモータ電流や充電効率などから求められる。
【0057】
図6において、ステップS1ではエンジン始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力源として走行したり、エンジン12によりモータジェネレータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりするために、エンジン12を始動すべき旨の指令があったか否かを判断する。
【0058】
ここで、始動要求があればステップS2でモード9を選択する。モード9は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14により遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行ってエンジン12を始動する。
【0059】
このモード9は、車両停止時には前記自動変速装置18をニュートラルにして行われ、モード1のように第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力でモータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって行われる。
【0060】
また、車両走行時であっても、一時的に自動変速装置18をニュートラルにしてモード9を実行することも可能である。このようにモータジェネレータ14によってエンジン12が始動させられることにより、始動専用のスタータ(電動モータなど)が不要となり、部品点数が少なくなって装置が安価となる。
【0061】
一方、ステップS1の判断が否定された場合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステップS3を実行することにより、制動力の要求があるか否かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否か、等によって判断する。
【0062】
この判断が肯定された場合にはステップS4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の値が設定される。
【0063】
上記ステップS5で選択されるモード8は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴射量を0とするものであり、これによりエンジン12の引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキが車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0064】
ステップS6で選択されるモード6は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態とするもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレータ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作が軽減されて運転操作が容易になる。
【0065】
また、第1クラッチCE1 が開放されてエンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0066】
一方、ステップS3の判断が否定された場合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停止時か否か、すなわち車速に対応する出力回転数NO =0か否か等によって判断する。
【0067】
この判断が肯定された場合には、ステップS8を実行する。ステップS8ではアクセルがONか否か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップS9でモード5を選択し、アクセルがONでなければステップS10でモード7を選択する。
【0068】
上記ステップS9で選択されるモード5は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14の回生制動トルクを制御することにより、車両を発進させるものである。
【0069】
具体的に説明すると、遊星歯車装置16のギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+ρE ):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半分のトルクをモータジェネレータ14が分担することにより、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャリア14cから出力される。
【0070】
すなわち、モータジェネレータ14のトルクの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発進を行うことができるのである。また、モータ電流を遮断してモータジェネレータ14を無負荷状態とすれば、ロータ軸56が逆回転させられるだけでキャリア14cからの出力は0となり、車両停止状態となる。
【0071】
すなわち、この場合の遊星歯車装置16は発進クラッチおよびトルク増幅装置として機能するのであり、モータトルク(回生制動トルク)TM を0から徐々に増大させて反力を大きくすることにより、エンジントルクTE の(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑らかに発進させることができるのである。
【0072】
ここで、本実施例では、エンジン12の最大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレータ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、装置が小型で且つ安価に構成される。
【0073】
また、本実施例ではモータトルクTM の増大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射量を増大させてエンジン12の出力を大きくするようになっており、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低下に起因するエンジンストール等を防止している。
【0074】
ステップS10で選択されるモード7は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由回転させられることにより、自動変速装置18のインプットシャフト26に対する出力が零となる。これにより、モード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
【0075】
一方、ステップS7の判断が否定された場合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステップS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1判定値P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作量θACやその変化速度、車速(出力回転数NO )、自動変速装置18の変速段などに基づいて、予め定められたデータマップや演算式などにより算出される。
【0076】
また、第1判定値P1はエンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とモータジェネレータ14のみを動力源として走行する低負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができるだけ少なくなるように実験等によって定められている。
【0077】
ステップS11の判断が肯定された場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合には、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧AであればステップS13でモード1を選択する。一方、SOC<AであればステップS14でモード3を選択する。
【0078】
最低蓄電量Aはモータジェネレータ14を動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であり、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば70%程度の値が設定される。
【0079】
上記モード1は、前記図7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させるもので、モータジェネレータ14のみを動力源として車両を走行させる。
【0080】
この場合も、第1クラッチCE1 が解放されてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同様に引き擦り損失が少なく、自動変速装置18を適当に変速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能である。
【0081】
また、このモード1は、要求出力Pdが第1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるため、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できるとともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0082】
ステップS14で選択されるモード3は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動により充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を走行させながら、モータジェネレータ14によって発生した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、その要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネレータ14で消費されるように、そのモータジェネレータ14の電流制御が行われる。
【0083】
一方、前記ステップS11の判断が否定された場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より大きい場合には、ステップS15において、要求出力Pdが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さいか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断する。
【0084】
第2判定値P2は、エンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができるだけ少なくなるように実験等によって予め定められている。
【0085】
そして、P1<Pd<P2であればステップS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<Aの場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
【0086】
また、Pd≧P2であればステップS18でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはステップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合にはステップS17でモード2を選択する。
【0087】
上記モード2は、前記図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもので、エンジン12のみを動力源として車両を走行させる。
【0088】
また、モード4は、第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
【0089】
このモード4は、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12およびモータジェネレータ14を併用しているため、エンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
【0090】
上記モード1〜4の運転条件についてまとめると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<Pd<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として走行する。
【0091】
また、SOC<Aの場合には、要求出力Pdが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップS14のモード3を実行することにより蓄電装置58を充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われる。
【0092】
ステップS17のモード2は、P1<Pd<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはPd≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行されるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れているため、モータジェネレータ14を動力源として走行する場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
【0093】
また、高負荷領域では、モータジェネレータ14およびエンジン12を併用して走行するモード4が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なくなって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0094】
次に、本発明が適用された本実施例の特徴部分、即ち、各走行モードに対応した最適な入力トルク推定値を適宜決定する自動変速制御用コントローラ52における制御作動について、図8のフローチャートに基づいて説明する。尚、図10は、入力トルク推定値を算出する際に算出の基礎となる各項を各走行モード毎に分類して表示したものである。
【0095】
図8において、ステップSA1では、第2変速段から第3変速段へアップシフトするか否かが判断される。この判断は、例えば、アクセル操作量θAC及び車速をパラメータとして予め定められた変速マップに基づいて、現時点の走行状態が第2変速段から第3変速段へのアップシフト線を横切ったか否かを判断することによって行われる。
【0096】
第2変速段から第3変速段へのアップシフト判断が為されると、次にステップSA2を実行し、この変速判断に基づいて変速処理が実行される。具体的には、自動変速制御用コントローラ52からの指令でソレノイドバルブSL1〜SL4の励磁・非励磁が変更され、油圧回路44が切り換えられることにより、基本的にブレーキB3 が解放され、且つブレーキB2 が係合されるような回路構成とされる。
【0097】
これによって、オイルの移動が開始されるが、本実施例では、ステップSA3以下において、このオイルの移動、即ちブレーキB3 の油圧PB3の低下とブレーキB2 の油圧PB2の増大の相対的な過渡特性がリニアソレノイドバルブSLU、及びSLNによって適正に制御される。尚、ステップSA3乃至ステップSA9を実行する部分が入力トルク推定手段として機能している。
【0098】
ステップSA3では、モード1すなわちモータジェネレータ14のみを動力源として走行するモータ走行モードが選択されているか否かが判断される。
【0099】
この判断が肯定された場合には、ステップSA4において、次式(1)に従って入力トルク推定値TGがモータジェネレータ14のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TM (I)、モータジェネレータ14の出力トルクを表す出力トルク値TM (S)、およびモータジェネレータ14を動力源として作動するエアコンなどの補機類によるトルクの損失を表す補機類損失トルク値T(H)から求められる。
TG=TM (I)+TM (S)−T(H) ・・・(1)
【0100】
イナーシャトルク値TM (I)は、モータ回転数NM の変化(回転加速度)などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められ、出力トルク値TM (S)はモータ電流などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められる。また、補機類損失トルク値T(H)はエアコンなどの補機類の作動状態に基づいて予め定められた演算式などから求められる。
【0101】
一方、前記ステップSA3の判断が否定された場合、すなわち走行モードがモード1でない場合には、ステップSA5において、モード2すなわちエンジン12のみを動力源として走行するエンジン走行モードが選択されているか否かが判断される。
【0102】
この判断が肯定された場合には、ステップSA6において、次式(2)に従って入力トルク推定値TGがエンジン12のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TE (I)、エンジン12の出力トルクを表す出力トルク値TE (S)、エンジン12の攪拌損失などによるトルクの損失を表すエンジン損失トルク値TE (E)、およびエンジン12を動力源として作動するエアコンなどの補機類によるトルクの損失を表す補機類損失トルク値T(H)から求められる。
TG=TE (I)+TE (S)−TE (E)−T(H) ・・・(2)
【0103】
エンジン12のイナーシャトルク値TE (I)は、エンジン回転数NE の変化(回転加速度)などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められ、出力トルク値TE (S)はスロットル弁開度や燃料噴射量などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められ、エンジン損失トルク値TE (E)は、エンジン回転数NE などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められる。また、補機類損失トルク値T(H)はエアコンなどの補機類の作動状態に基づいて前記と同様にして求められる。なお、このモード2では、モータジェネレータ14のロータ軸14rもインプットシャフト26と一体的に回転させられるため、モータジェネレータ14のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TM (I)も考慮して入力トルク推定値TGを求めることが望ましい。
【0104】
一方、前記ステップSA5の判断が否定された場合、すなわち走行モードがモード2でない場合には、ステップSA7において、モード3すなわちエンジン12を動力源として走行しながらモータジェネレータ14を発電機として使用して蓄電装置58を充電するモータ蓄電・エンジン走行モードが選択されているか否かが判断される。
【0105】
この判断が肯定された場合には、ステップSA8において、次式(3)に従って入力トルク推定値TGがエンジン12のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TE (I)、モータジェネレータ14のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TM (I)、エンジン12の出力トルクを表す出力トルク値TE (S)、モータジェネレータ14の充電によるトルクの損失を表す充電損失トルク値(回生制動トルク値)TM (J)、エンジン12の攪拌損失などによるトルクの損失を表すエンジン損失トルク値TE (E)、およびエンジン12を動力源として作動するエアコンなどの補機類によるトルクの損失を表す補機類損失トルク値T(H)から求められる。
TG=TE (I)+TM (I)+TE (S)
−TM (J)−TE (E)−T(H) ・・・(3)
【0106】
エンジン12のイナーシャトルク値TE (I)、出力トルク値TE (S)、エンジン損失トルク値TE (E)、モータジェネレーター14のイナーシャトルク値TM (I)、及び補機類損失トルク値T(H)はそれぞれ前記ステップSA4、SA6の場合と同様にして求められる。また、モータジェネレータ14の充電損失トルク値TM (J)は、発電に伴って発生する電流値などをパラメータとして予め定められた演算式やデータマップなどから求められる。
【0107】
一方、前記SA7の判断が否定された場合、すなわち走行モードがモード3でない場合には、モード4すなわちエンジン12およびモータジェネレータ14を動力源として走行するエンジン・モータ走行モードが選択されているので、ステップSA9において、次式(4)に従って入力トルク推定値TGがエンジン12のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TE (I)、モータジェネレータ14のイナーシャトルクを表すイナーシャトルク値TM (I)、エンジン12の出力トルクを表す出力トルク値TE (S)、モータジェネレータ14の出力トルクを表す出力トルク値TM (S)、エンジン12の攪拌損失などによるトルクの損失を表すエンジン損失トルク値TE (E)、およびエンジン12を動力源として作動するエアコンなどの補機類によるトルクの損失を表す補機類損失トルク値T(H)から求められる。これらのトルク値は前記ステップSA4、SA6の場合と同様にして求められる。
TG=TE (I)+TM (I)+TE (S)
+TM (S)−TE (E)−T(H) ・・・(4)
【0108】
次のステップSA10においては、ステップSA4、SA6、SA8、又はSA9において算出された入力トルク推定値TGに基づいて、その入力トルクをパラメータとして予め設定された演算式やデータマップなどから適正なリニアソレノイドバルブSLUの油圧PSLU が決定されることにより、リニアソレノイドバルブSLUと接続されるブレーキB3 の変速時の過渡油圧PB3が、例えば図9に示されるように変化させられる。
【0109】
尚、入力トルクに基づいてブレーキ等の油圧を制御する技術は、たとえば特開平5−65843、特開平5−77660、及び特開平5−164233等に記載されており、本発明が適用され得る。
【0110】
次のステップSA11においては、第2変速段から第3変速段への変速が終了したことが、たとえばインプットシャフト26と出力軸19との回転数比が第3変速段の変速比と一致したこと、或いはタイマにより所定時間が計測されたことなどから判断される。この判断が否定された場合は、ステップSA3乃至ステップSA11が繰り返し実行される。
【0111】
一方、この判断が肯定された場合には、ステップSA12において、入力トルク推定値TGに基づく油圧PSLU の制御が終了させられ、通常のアクセル操作量θACに基づいて油圧PSLU が制御される。
【0112】
上述のように本実施例によれば、自動変速制御用コントローラ52において、走行モードに応じた最適な算出式で入力トルク推定値TGが算出されるため、エンジン12とモータジェネレータ14とのイナーシャトルクの相違などに拘らず常に高い精度で入力トルクが推定されるようになり、クラッチツウクラッチ変速における一対のブレーキB2 、B3 の係合圧が的確に変化させられることから、変速ショックが軽減されるなど適切な変速制御が行われるようになる。
【0113】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0114】
例えば、前述の実施例においては、クラッチツウクラッチ変速である2→3アップシフトにおいて、ブレーキB3 の油圧PB3が入力トルク推定値TGに基づいて適正な圧力値に設定されるように構成されていたが、このような入力トルク推定値TGに基づいたブレーキB3 等の油圧の設定は、他の変速時においても行われ得るものである。
【0115】
また、前述の実施例においては、変速ショック等を軽減させるために、ブレーキB3 の油圧PB3のみを、入力トルク推定値TGに基づいて適正な圧力値に設定させるように構成されていたが、ブレーキB2 の油圧PB2を入力トルク推定値TGに基づいて制御することも可能である。
【0116】
また、前述の実施例においては、エンジン12の回転加速度に基づいて算出されるイナーシャトルク値TE (I)などから、入力トルク推定値TGが算出されるように構成されていたが、エンジン12やモータジェネレータ14と自動変速装置18との間にクラッチが設けられ、そのクラッチがスリップ係合させられる場合には、クラッチの滑り状態を考慮して入力トルク推定値TGが補正されるように構成されていても構わない。
【0117】
また、前述の実施例においては、副変速機20と主変速機22を有する自動変速装置18が用いられていたが、図11に示されるように、副変速機20を省略して主変速機22のみから成る自動変速装置60を採用して、図12に示されるように前進4段および後進1段で変速制御を行うようにすることも可能である。
【0118】
本発明はその主旨を逸脱しない範囲において、その他種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である駆動制御装置を備えているハイブリッド駆動装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動装置に備えられている制御系統を説明する図である。
【図3】図1の自動変速装置の各変速段を成立させる係合要素の作動を説明する図である。
【図4】図1の自動変速装置の油圧を制御する油圧回路を説明する図である。
【図5】図2のハイブリッド制御用コントローラと電気式トルコンとの接続関係を説明する図である。
【図6】図1のハイブリッド駆動装置の基本的な作動を説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける各モード1〜9の作動状態を説明する図である。
【図8】本発明の特徴となる自動変速制御用コントローラ52における制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【図9】図8の制御作動により達成されるブレーキB3 の油圧PB3とブレーキB2 の油圧PB2の変化を例示する図である。
【図10】図8の制御作動により入力トルク推定値を算出する際に、算出の基礎となる各項を各走行モード毎に分類して表示したものである。
【図11】本発明の他の実施例であるハイブリッド駆動装置の構成を説明する骨子図である。
【図12】図11の自動変速装置の各変速段を成立させる係合要素の作動を説明する図である。
【符号の説明】
10:ハイブリッド車両
12:エンジン
14:モータジェネレータ(電動モータ)
18、60:自動変速装置(駆動装置)
52:自動変速制御用コントローラ(駆動制御装置)
ステップSA3〜SA9:入力トルク推定手段
Claims (4)
- 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行時の動力源として備えており、動力源が異なる複数の走行モードで走行するとともに、該エンジンおよび電動モータと駆動輪との間に駆動装置が設けられているハイブリッド車両であって、該駆動装置への入力トルクに基づいて駆動装置の制御を行う駆動制御装置において、
前記エンジンおよび前記電動モータのそれぞれのイナーシャを考慮して、前記走行モードに応じて前記入力トルクを推定する入力トルク推定手段を有する一方、
前記電動モータは、発電機としても用いることができるモータジェネレータで、
該モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モード、および該モータジェネレータを発電機として使用する走行モードを備えており、
前記入力トルク推定手段は、前記モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モードと発電機として使用する走行モードとを区別して前記入力トルクを推定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 前記駆動装置は、動力伝達を接続、遮断するとともにスリップ係合させられるクラッチを介して前記動力源に接続されており、
前記入力トルク推定手段は、前記クラッチの滑り状態を考慮して前記入力トルクを推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、電気エネルギーで作動する電動モータとを車両走行時の動力源として備えており、動力源が異なる複数の走行モードで走行するとともに、該エンジンおよび電動モータと駆動輪との間に駆動装置が設けられているハイブリッド車両であって、該駆動装置への入力トルクに基づいて駆動装置の制御を行う駆動制御装置において、
前記動力源と前記駆動装置との間に配設されて動力伝達を接続、遮断するとともにスリップ係合させられるクラッチと、
該クラッチの滑り状態を考慮して、前記走行モードに応じて前記入力トルクを推定する入力トルク推定手段とを有する一方、
前記電動モータは、発電機としても用いることができるモータジェネレータで、
該モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モード、および該モータジェネレータを発電機として使用する走行モードを備えており、
前記入力トルク推定手段は、前記モータジェネレータを電動モータとして使用する走行モードと発電機として使用する走行モードとを区別して前記入力トルクを推定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動制御装置。 - 前記エンジンおよび前記電動モータは合成分配機構を介して前記駆動装置に連結されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両の駆動制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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