JP3547323B2 - 草刈機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、畦や土手等の上面及び法面の雑草等を刈る草刈機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、刈刃装置と走行車輪と原動機とを設けて構成した草刈機がある。この種の草刈機として、例えば特開平4−166012号公報には、刈刃装置と幅広の走行車輪と原動機とを有する草刈機において、前記走行車輪は、その左右両端部に大径部を形成すると共に、その左右中心部にも前記大径部と同径の大径部を設けた草刈機が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の草刈機においては、走行車輪の左右中心部にも、左右両端部に形成した大径部と同径の大径部を設ける構成である。このため、平坦地を走行する場合には、主に左右両端部及び中心部の3つの大径部の接地によって走行することになるが、例えば幅の狭い畦の上面を作業走行する場合等、凸状地を走行する場合には、この中心部に設けた大径部が凸状地の頂上部に接地する結果、左右端部側の大径部が接地しにくくなり、安定した走行ができなくなる。
【0004】
この結果、安定した走行ができず、草刈り作業を円滑に行えない不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次の様な技術的手段を講ずる。すなわち、原動機1と、該原動機1の動力が伝動されて駆動回転する走行車輪8と、ゲージ車輪13と、ハンドル3と、刈刃装置7とを備えた草刈機において、前記走行車輪8は、幅広に形成してその左右両端部に大径部9,9を形成すると共に、その左右中間部には前記大径部9,9より幅広で且つ段差を有して小径となるラグ10付の小径部を形成し、前記刈刃装置7は、前記走行車輪8の前側に配置し、前記ハンドル3は、前記走行車輪8より後方に延長し、前記ゲージ車輪13は、前記走行車輪8より幅狭に形成するとともに、前記刈刃装置7の前方位置と前記走行車輪8の後方位置とに位置変更可能に設けたことを特徴とする草刈機としたものである。
【0006】
【作用】
この構成により、草刈機は、原動機1の駆動力により、前方の刈刃装置7によって草を刈りながら、幅広の走行車輪8によって走行する。この際、幅広の走行車輪8の左右両端部に形成された大径部9,9によって走行面を十分にキャッチして走行でき、例えば法面上においても、機体の傾斜下り方向への横滑りが少なくなる。
【0007】
また、走行車輪8の左右中間部に設けたラグ10付の小径部は、前記左右両端部の大径部9,9より幅広で且つ段差を有して小径であるため、例えば凸状地走行時に、このラグ10付の小径部が接地しても、左右端部側の大径部9,9の接地を阻害することが少なく、草刈機の走行状態が安定する。
【0008】
また、平坦地を作業走行する際には、左右両端部の大径部9,9が接地する結果、左右中間部のラグ10付の小径部は対地浮上し易く、刈刃装置7によって切断した草が、このラグ10付小径部の下側を通過するのを阻害しにくくなる。
また、走行車輪8とは別に設けた幅狭のゲージ車輪13によって、刈刃装置7による刈取高さを適宜高さに維持できるとともに、直進走行安定性が増し、更に、ゲージ車輪13を走行する地面の状況や刈取る草の状況等に応じて刈刃装置7の前方位置と走行車輪8の後方位置とに位置変更できる。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、この発明は、原動機1と、該原動機1の動力が伝動されて駆動回転する走行車輪8と、ゲージ車輪13と、ハンドル3と、刈刃装置7とを備えた草刈機において、前記走行車輪8は、幅広に形成してその左右両端部に大径部9,9を形成すると共に、その左右中間部には前記大径部9,9より幅広で且つ段差を有して小径となるラグ10付の小径部を形成したものなので、走行車輪8の左右両端部の大径部9,9と左右中間部のラグ付の小径部とが走行面の状況に応じて作用し、草刈機の走行状態を安定させて草刈作業の能率を向上させることができる。また、前記刈刃装置7は、前記走行車輪8の前側に配置し、前記ハンドル3は、前記走行車輪8より後方に延長し、前記ゲージ車輪13は、前記走行車輪8より幅狭に形成するとともに、前記刈刃装置7の前方位置と前記走行車輪8の後方位置とに位置変更可能に設けたので、刈刃装置7による刈取高さを適宜高さに維持できるとともに、直進走行安定性が増し、更に、ゲージ車輪13を走行する地面の状況や刈取る草の状況等に応じて刈刃装置7の前方位置と走行車輪8の後方位置とに位置変更でき、草刈作業を容易に且つ適確に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。車台2は、原動機1を搭載し、下方には広幅でロ−ラ−状の走行車輪8を設けて走行可能とし、上面には後方に延長したハンドル3を設けている。そして、ハンドル3は、図3に示す如く、後方に延長した状態から平面上で90度程度横側に旋回して固定できるように装着し、旋回角度が一定角度を越えて危険領域に達すると警報する構成にしている。
【0011】
そして、走行車輪8は、ゴム材を用いてロ−ラ−状の広幅とし、表面には推進用の傾斜ラグ10を形成しており、その両端縁部分と中間部分とには車輪表面より大径としたリング状部9を設けている。なお、走行車輪8は、両端面にリング状部9より大径の円盤11を装着する構成でもよい。
【0012】
刈取装置(刈刃装置)7は、無端帯刈刃6からなり前記原動機1に伝動可能に連結させた駆動輪4と車台2の一側外方に位置させた従動輪5とに巻回して構成している。この刈取装置7は、駆動にともなって回動し下面側の無端帯刈刃6によって草の株元側を刈り取るように構成している。
【0013】
なお、図5の構成例に示す従動輪5は、駆動輪4を支持する車台2側に着脱自由に取り付けた機体12に軸架させている。このように構成すれば、従来に比較して構成が簡単となって、安価に製作できるものとなった。
【0014】
13はゲ−ジ車輪を示す。
ゲ−ジ車輪13について、図7、8、9に基づいて説明する。まず、前後反転機構14は、車台2の側部に設けた支持パイプ15にT字型旋回軸16を上方から回転自由に挿通して下方に張圧し、そのT字型旋回軸16には先端にゲ−ジ車輪13を軸着した支持杆17を挿通して構成している。
【0015】
そして、ゲ−ジ車輪13は、T字型旋回軸16を上方に引き上げて反転すれば、図6に示すように、実線で示す後方位置から仮想線で示す前方位置に反転することができるものである。
なお、ゲ−ジ車輪13は、図9に示すように、ラグを回転方向に向けた構成にしておくと、倒伏状態の草を引き起こすことが可能で刈取装置7の前側に位置させた場合効果的である。
【0016】
草刈り作業について説明すると、まず、刈取装置7は、原動機1を始動して駆動輪4を伝動すると、無端帯刈刃6が回転を開始して刈取体制になる。そして、走行車輪8を駆動すると、車台2は、傾斜ラグ10が推進作用を発揮して図4に示す状態で進行しながら畦畝上の雑草を刈り取るものである。
【0017】
この場合、刈取装置7は、前方側のゲ−ジ車輪13と背後の走行車輪8によって安定良く支えられて進行して刈取を行なうことが出来る。このような刈取作業中において、走行車輪8は、リング状部9および円盤11が地面に食い込んだ状態を保って左右方向への横揺れ(ジグザグ進行、一方側への偏った進行等)を少なくして直進を保つことが出来る。
【0018】
刈り取られた雑草は、無端帯刈刃6の間から後側に抜けて排出され走行車輪8によって踏み付けられて後方に達するものである。さて、次に土手の法面に生えている雑草の刈取作業を行なう場合は、まず、図3の状態からハンドル3を凡そ90度旋回させ固定する。
そして、作業者は、土手の上面を歩きながら車台2を法面の等高線に沿わせて横に走行させ刈取作業を開始する。
【0019】
すなわち、作業者は、刈り取りながら前進する車台2の横側に沿って歩く状態となる。このようにして、作業を続けると、車台2は、走行車輪8のリング状部9が地面をキャッチして回転し横方向(車軸の方向)への滑りを防止し、一方側に傾斜した法面にもかかわらず等高線に沿った状態で直進することが出来る。
【0020】
通常の車輪による走行であれば、車台は、低い方にずるずるとずれながら進行するが、図1或いは図2の実施例に示す車輪によれば、比較的直進を保つことが出来て作業者の負担を軽減できる特徴がある。また、走行車輪8の左右中間部に設けたラグ10部は、前記左右両端部の大径部9,9より小径であるため、例えば凸状地走行時に、このラグ10部が接地しても、左右端部側の大径部9,9の接地を阻害することが少なく、草刈機の走行状態が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す走行車輪の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す走行車輪の別構成の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の一部を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の一部の側面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す畦草刈機の一部の側面図である。
【符号の説明】
1 原動機
3 ハンドル
7 刈刃装置
8 走行車輪
9 大径部
10 ラグ
13 ゲージ車輪
Claims (1)
- 原動機1と、該原動機1の動力が伝動されて駆動回転する走行車輪8と、ゲージ車輪13と、ハンドル3と、刈刃装置7とを備えた草刈機において、
前記走行車輪8は、幅広に形成してその左右両端部に大径部9,9を形成すると共に、その左右中間部には前記大径部9,9より幅広で且つ段差を有して小径となるラグ10付の小径部を形成し、
前記刈刃装置7は、前記走行車輪8の前側に配置し、
前記ハンドル3は、前記走行車輪8より後方に延長し、
前記ゲージ車輪13は、前記走行車輪8より幅狭に形成するとともに、前記刈刃装置7の前方位置と前記走行車輪8の後方位置とに位置変更可能に設けたことを特徴とする草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26135098A JP3547323B2 (ja) | 1992-10-30 | 1998-09-16 | 草刈機 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4292756A JPH06133622A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 畔草刈機 |
JP26135098A JP3547323B2 (ja) | 1992-10-30 | 1998-09-16 | 草刈機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4292756A Division JPH06133622A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 畔草刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127656A JPH11127656A (ja) | 1999-05-18 |
JP3547323B2 true JP3547323B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=32852530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26135098A Expired - Lifetime JP3547323B2 (ja) | 1992-10-30 | 1998-09-16 | 草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3547323B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4266779B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2009-05-20 | 株式会社クボタ | 歩行型草刈機 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26135098A patent/JP3547323B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11127656A (ja) | 1999-05-18 |
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