JP3546641B2 - 車両用パワーウインドウ装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用パワーウインドウ装置に関し、特に、車窓に異物が挟み込まれた時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができる車両用パワーウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用パワーウインドウ装置としては、車窓をモータを用いて昇降駆動する際に、このモータの回転角をエンコーダを用いてパルス信号に変換し、車窓の開閉度合をパルス信号の計数値として検出するものが知られている。
【0003】
従来、車両用パワーウインドウ装置では、車窓を閉じるようにモータを上昇駆動している際に、エンコーダから出力されるパルス信号のパルス幅に基づいてモータに加わる負荷を検出していた。このため、車窓枠と車窓の上端との間に異物が挟まれて過負荷状態になった場合には、車窓の上昇駆動を下降駆動に切り換えて反転駆動するように制御されていたので、異物が車窓に挟まれてもすぐに取り出すことができるといった利点があった。
【0004】
さらに、従来、車両用パワーウインドウ装置では、車窓の上端位置を検出するためのリミットSWをドア内部に設け、車窓の上昇に応じてリミットSWの接点が閉状態になった場合には、モータに加わる負荷が増大するので、上記のような反転駆動を行なわず、車窓を完全に閉めるために反転禁止領域として制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、車両用パワーウインドウ装置にあっては、車窓の開閉状態に関係なく何らかの理由でリミットSWの接点が固着状態のままになっている場合には、車窓の上端が反転禁止領域にあると制御上判断されるので、例えば車窓スイッチをオート閉操作して車窓を閉じるようにモータを上昇駆動した際に、車窓枠と車窓の上端との間に異物が挟まれた場合には、車窓の上昇駆動を反転駆動するように制御することができなかった。このため、車窓を下降駆動するようにスイッチ操作を行なう必要があるので、不必要な操作を搭乗者に強いるといった問題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、信頼性の向上に寄与することができる車両用パワーウインドウ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、車窓の上端より下方の所定位置を検出するための位置検出手段を設け、該所定位置より下方を異物の挟み込み時に車窓を上昇駆動から下降駆動または停止に切り替え制御可能な反転可能領域とする一方、該所定位置より上方を反転禁止領域として制御する車両用パワーウインドウ装置において、前記車窓を駆動するモータの回転角をパルス信号に変換するエンコーダと、前記車窓の上昇時に、前記位置検出手段からの検出信号があった時点で前記エンコーダからのパルス信号の計数を開始し、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えない間に前記パルス信号の計数値が所定値を超えたときには、前記反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御し、その後、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えたときには、前記車窓を下降駆動する制御手段とを有することを要旨とする。
【0008】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、車窓の上昇時に、位置検出手段からの検出信号があった時点でエンコーダからのパルス信号の計数を開始し、パルス信号のパルス幅が所定値を超えない間にパルス信号の計数値が所定値を超えたときには、反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御し、その後、パルス信号のパルス幅が所定値を超えたときには、車窓を下降駆動するようにしているので、位置検出手段からの検出信号に異常があっても、車窓に異物が挟み込まれた時には車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができ、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向上に寄与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両用パワーウインドウ装置1のシステム構成を示す図である。
【0011】
図1に示すように、車両用パワーウインドウ装置1は、装置に電源を供給するバッテリ3と、車窓を上昇駆動または下降駆動するための操作信号を入力するメインSW5と、車窓を昇降駆動するモータ7と、モータ7の回転角をパルス信号に変換するエンコーダ9と、車窓の上端位置を検出するためのリミットSW11と、メインSW5からの操作信号や、エンコーダ9からのパルス信号や、リミットSW11からの接点状態に応じて切替回路15に出力する開閉制御信号を制御するCPU13と、CPU13からの車窓の開閉制御信号に応じてモータ9に供給する電流方向の切り換える切替回路15とから構成される。
【0012】
図1に示すメインSW5は、詳しくは、一体構造のスイッチSWA とスイッチSWB とから構成される。スイッチSWA は、一定角度以上にスイッチ操作を行なった場合にスイッチから手を離しても上昇または下降が終了するまで自動的に車窓の駆動を続行させるためのワンタッチ機構を備えている。スイッチSWB は、スイッチを押している間のみ車窓を上昇または下降させるスイッチである。
【0013】
さらに詳しくは、例えばメインSW5を前方に押していくと、まず、スイッチSWB の接点Dが閉成され、その結果、車窓が下降を開始し、さらに前方に深く押していくとスイッチSWA が閉成される。このとき、手を離しても車窓の下降動作は続行される。また、メインSW5を後方に引いていくと、まず、スイッチSWB の接点Uが閉成され、その結果、車窓が上昇を開始し、さらに後方に深く引いていくとスイッチSWA が閉成される。このときも同様に、手を離しても車窓の上昇動作は続行される。
【0014】
また、図1に示す切替回路15は、詳しくは、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするトランジスタTr1と、トランジスタTr1がオンしたときにコイルを励磁させて接点をグランド側から電源側に切り換えるリレー1と、CPU13から出力されるHighレベルの開制御信号に応じてオンするトランジスタTr2と、トランジスタTr2がオンしたときにコイルを励磁させて接点をグランド側から電源側に切り換えるリレー2とから構成される。
【0015】
このように構成された車両用パワーウインドウ装置1では、車両の搭乗者によってスイッチSWB の接点Uが閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成された場合には、CPU13は、車窓を続行して上昇させる操作と判断し、トランジスタTr1にHighレベルの閉制御信号を出力する。次に、トランジスタTr1は、このHighレベルの閉制御信号に応じてオンしてリレー1のコイルを励磁させ、接点をグランド側から電源側に切り換える。その結果、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地され、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する。
【0016】
次に、図2は、車両用パワーウインドウ装置1のXアーム式機構部の構成を示す図である。
【0017】
図2に示すレギュレータ21は、例えばフロントドア19(車窓)のドアインナパネルに組み込まれており、モータ7の回転に応じてフロントガイドレール23およびガイドチャンネル25にガイドされたフロントガラス27を昇降するように駆動する。詳しくは、モータ7の回転に応じてメインアーム29が揺動し、サブチャンネル31とメインチャンネル33とがなす平行機構に保持されながらフロントガラス27は平行に昇降される。
【0018】
また、フロントドア19のドアインナパネル上部には、リミットSW11が組み込まれており、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する際に、サブチャンネル31の上端がこのリミットSW11のアーム部を押し上げる。この結果、リミットSW11の接点は閉成される。
【0019】
なお、リミットSW11は、サブチャンネル31の上端がリミットSW11の接点を閉成した後にも、後述する反転禁止領域として約4mm程度上昇することができる位置に配置されているものであり、このような位置を検出できるものであればどのような構成のものでもよく、例えばエンコーダや、光を用いて検出するようなものでもよい。
【0020】
次に、図3に示すフローチャートを用いて車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明する。
【0021】
ここで、図1に示す各スイッチの接点状態は、開放状態にあることとする。また、トランジスタTr1,Tr2に入力される制御信号はLow状態にあることとする。さらに、車窓は全開状態にあることとする。
【0022】
いま、車両の搭乗者によってドアに備えられているメインSW5が後方に充分引かれて手を離されたこととする。この場合には、スイッチSWB の接点Uが閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成されてから再度両スイッチが開成されたことになる。
【0023】
CPU13では、メインSW5の接点状態として、スイッチSWB の接点UがLow状態になってからHigh状態に変化したことが検出されるとともに、この間に、スイッチSWA の接点がLow状態になってからHigh状態に変化したことも検出される。ここで、CPU13は、車窓を続行して上昇するワンタッチ機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセットし、トランジスタTr1のベースにHighレベルの閉制御信号を出力する。
【0024】
トランジスタTr1は、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する。
【0025】
まず、ステップS10では、CPU13は、車窓が上昇中か否かを判断する。具体的には、閉制御フラグが1にセットされ、かつ、エンコーダ9からパルス信号が出力されている場合には、車窓が上昇中となる。車窓が上昇中の場合にはステップS20に進む。一方、車窓が下降中、または停止中の場合にはステップS10に戻り、この処理を繰り返す。
【0026】
ここで、フロントガラス27は、下方から上方に向かって上昇する過程にあるので、ステップS20では、CPU13は、フロントドア19のドアインナパネル上部に組み込まれたリミットSW11がオン状態に切り替わったか否かを判断する。リミットSW11がオン状態に切り替わった場合にはステップS30に進む。一方、リミットSW11がまだオン状態に切り替わっていない場合にはステップS10に戻り、この処理を繰り返す。
【0027】
次に、ステップS30では、CPU13は、エンコーダ9から出力されているパルス信号の計数を開始する。
【0028】
上述したように、リミットSW11の接点が閉成された後にも、車窓が上端に到達するまで約4mm程度の間隔がある。この間には、車窓と車窓枠との間で摺動抵抗が増大して過負荷状態になるので、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが比較的長くなる。ここで、ステップS40では、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合にはステップS50に進む。一方、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合にはステップS60に進む。
【0029】
ステップS50では、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいので、車窓が上端から約4mm程度手前の位置まで到達しているものと判断する。この場合には、エンコーダ9からは約20〜40個のパルス数だけパルス信号が出力され、かつ、パルス幅Tは徐々に増大し、最後に、車窓は上端で停止し全閉状態になる。
【0030】
一方、ステップS60では、エンコーダ9から出力されているパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合には、エンコーダ9から出力されているパルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きいか否かを判断する。上述したように、車窓が上端から約4mm程度手前の位置まで到達している場合には、エンコーダ9からは約20〜40個のパルス数だけパルス信号が出力されるので、例えば所定の計数値Nref を、
Nref =20
と設定する。
【0031】
ここで、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きい場合にはステップS80に進む。一方、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも小さい場合にはステップS70に進む。
【0032】
次に、ステップS70では、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも小さいので、リミットSW11の接点は正常な状態にあり、車窓は上端位置に到達しつつあると判断する。そこで、反転禁止フラグに1をセットし、以降の車窓の上昇範囲を反転禁止領域として扱うこととし、次に、ステップS40に戻る。
【0033】
一方、ステップS80では、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きいので、リミットSW11の接点がオン状態にあるにも拘わらず、エンコーダ9から出力されているパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合には、リミットSW11の接点が何らかの原因で固着、または、リミットSW11からの信号線が短絡している故障状態にあると判断する。
【0034】
そこで、ステップS90では、反転可能フラグに1をセットし、以後、車窓の反転禁止領域を反転可能領域として扱うこととし、次に、反転制御動作としてステップS100に進む。
【0035】
次に、図4に示すフローチャートを用いて車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作を説明する。
【0036】
まず、ステップS210では、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合にはステップS220に進む。一方、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合にはステップS210に戻り、処理を繰り返す。
【0037】
パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合には、車窓の上部と車窓枠との間に異物が挟み込まれて摺動抵抗が増大して過負荷状態になっている可能性があるので、ステップS220では、CPU13は、車窓を下降させるために、開制御フラグを1にセットし、トランジスタTr2のベースにHighレベルの開制御信号を出力する。
【0038】
トランジスタTr2は、CPU13から出力されるHighレベルの開制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr2のコレクタとエミッタは導通し、リレー2のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー2の接点を経由してモータ7の一端7bに入り、モータ7の他端7aからリレー1の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7bから端子7aに向かって駆動電流が流れ、車窓は上昇状態から下降状態に切り替わり、フロントガラス27が上方から下方に向かって下降する。
【0039】
次に、ステップS230では、CPU13の内部タイマを0にセットして始動させる。次に、ステップS240では、例えば500msec経過したか否かを判断する。500msec経過した場合にはステップS250に進む。一方、500msec経過していない場合にはステップS240に戻り、処理を繰り返す。
【0040】
次に、ステップS250では、CPU13は、車窓の下降を停止させるために、開制御フラグを0にセットし、トランジスタTr2のベースにLowレベルの停止制御信号を出力する。
【0041】
トランジスタTr2は、CPU13から出力されるLowレベルの停止制御信号に応じてオフするので、トランジスタTr2のコレクタはオープン状態になり、リレー2のコイルは励磁状態が解除され接点を電源側からグランド側に切り換わる。この結果、いままでモータ7に供給されていた駆動電流がなくなり、車窓は下降状態から停止状態に切り替わり、挟み込み状態が解消されて、車窓がある程度開いた状態に維持される。
【0042】
そこで、搭乗者の要望により車窓を全閉状態にしたい場合には、メインSW5を後方にある程度引いて、スイッチSWB の接点Uが閉成させ、この状態を車窓が上昇するまで継続する。
【0043】
CPU13では、メインSW5の接点状態として、スイッチSWB の接点UがLow状態になったことが検出される。ここで、CPU13は、マニュアル機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセットし、トランジスタTr1のベースにHighレベルの閉制御信号を出力する。
【0044】
トランジスタTr1は、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は停止状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇し、全閉状態となる。
【0045】
このように、車窓の上昇時に、リミットSW11からの検出信号があった場合に、エンコーダ9からのパルス信号の計数値が所定の値を超えたときには、CPU13は車窓の反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御することで、リミットSW11からの検出信号に故障や異常があっても、車窓に異物が挟み込まれた時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができるので、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用パワーウインドウ装置1のシステム構成を示す図である。
【図2】車両用パワーウインドウ装置1のXアーム式機構部の構成を示す図である。
【図3】車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 バッテリ
5 メインSW
7 モータ
9 エンコーダ
11 リミットSW
13 CPU
15 切替回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用パワーウインドウ装置に関し、特に、車窓に異物が挟み込まれた時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができる車両用パワーウインドウ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用パワーウインドウ装置としては、車窓をモータを用いて昇降駆動する際に、このモータの回転角をエンコーダを用いてパルス信号に変換し、車窓の開閉度合をパルス信号の計数値として検出するものが知られている。
【0003】
従来、車両用パワーウインドウ装置では、車窓を閉じるようにモータを上昇駆動している際に、エンコーダから出力されるパルス信号のパルス幅に基づいてモータに加わる負荷を検出していた。このため、車窓枠と車窓の上端との間に異物が挟まれて過負荷状態になった場合には、車窓の上昇駆動を下降駆動に切り換えて反転駆動するように制御されていたので、異物が車窓に挟まれてもすぐに取り出すことができるといった利点があった。
【0004】
さらに、従来、車両用パワーウインドウ装置では、車窓の上端位置を検出するためのリミットSWをドア内部に設け、車窓の上昇に応じてリミットSWの接点が閉状態になった場合には、モータに加わる負荷が増大するので、上記のような反転駆動を行なわず、車窓を完全に閉めるために反転禁止領域として制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、車両用パワーウインドウ装置にあっては、車窓の開閉状態に関係なく何らかの理由でリミットSWの接点が固着状態のままになっている場合には、車窓の上端が反転禁止領域にあると制御上判断されるので、例えば車窓スイッチをオート閉操作して車窓を閉じるようにモータを上昇駆動した際に、車窓枠と車窓の上端との間に異物が挟まれた場合には、車窓の上昇駆動を反転駆動するように制御することができなかった。このため、車窓を下降駆動するようにスイッチ操作を行なう必要があるので、不必要な操作を搭乗者に強いるといった問題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、信頼性の向上に寄与することができる車両用パワーウインドウ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、車窓の上端より下方の所定位置を検出するための位置検出手段を設け、該所定位置より下方を異物の挟み込み時に車窓を上昇駆動から下降駆動または停止に切り替え制御可能な反転可能領域とする一方、該所定位置より上方を反転禁止領域として制御する車両用パワーウインドウ装置において、前記車窓を駆動するモータの回転角をパルス信号に変換するエンコーダと、前記車窓の上昇時に、前記位置検出手段からの検出信号があった時点で前記エンコーダからのパルス信号の計数を開始し、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えない間に前記パルス信号の計数値が所定値を超えたときには、前記反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御し、その後、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えたときには、前記車窓を下降駆動する制御手段とを有することを要旨とする。
【0008】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、車窓の上昇時に、位置検出手段からの検出信号があった時点でエンコーダからのパルス信号の計数を開始し、パルス信号のパルス幅が所定値を超えない間にパルス信号の計数値が所定値を超えたときには、反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御し、その後、パルス信号のパルス幅が所定値を超えたときには、車窓を下降駆動するようにしているので、位置検出手段からの検出信号に異常があっても、車窓に異物が挟み込まれた時には車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができ、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向上に寄与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施の形態に係る車両用パワーウインドウ装置1のシステム構成を示す図である。
【0011】
図1に示すように、車両用パワーウインドウ装置1は、装置に電源を供給するバッテリ3と、車窓を上昇駆動または下降駆動するための操作信号を入力するメインSW5と、車窓を昇降駆動するモータ7と、モータ7の回転角をパルス信号に変換するエンコーダ9と、車窓の上端位置を検出するためのリミットSW11と、メインSW5からの操作信号や、エンコーダ9からのパルス信号や、リミットSW11からの接点状態に応じて切替回路15に出力する開閉制御信号を制御するCPU13と、CPU13からの車窓の開閉制御信号に応じてモータ9に供給する電流方向の切り換える切替回路15とから構成される。
【0012】
図1に示すメインSW5は、詳しくは、一体構造のスイッチSWA とスイッチSWB とから構成される。スイッチSWA は、一定角度以上にスイッチ操作を行なった場合にスイッチから手を離しても上昇または下降が終了するまで自動的に車窓の駆動を続行させるためのワンタッチ機構を備えている。スイッチSWB は、スイッチを押している間のみ車窓を上昇または下降させるスイッチである。
【0013】
さらに詳しくは、例えばメインSW5を前方に押していくと、まず、スイッチSWB の接点Dが閉成され、その結果、車窓が下降を開始し、さらに前方に深く押していくとスイッチSWA が閉成される。このとき、手を離しても車窓の下降動作は続行される。また、メインSW5を後方に引いていくと、まず、スイッチSWB の接点Uが閉成され、その結果、車窓が上昇を開始し、さらに後方に深く引いていくとスイッチSWA が閉成される。このときも同様に、手を離しても車窓の上昇動作は続行される。
【0014】
また、図1に示す切替回路15は、詳しくは、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするトランジスタTr1と、トランジスタTr1がオンしたときにコイルを励磁させて接点をグランド側から電源側に切り換えるリレー1と、CPU13から出力されるHighレベルの開制御信号に応じてオンするトランジスタTr2と、トランジスタTr2がオンしたときにコイルを励磁させて接点をグランド側から電源側に切り換えるリレー2とから構成される。
【0015】
このように構成された車両用パワーウインドウ装置1では、車両の搭乗者によってスイッチSWB の接点Uが閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成された場合には、CPU13は、車窓を続行して上昇させる操作と判断し、トランジスタTr1にHighレベルの閉制御信号を出力する。次に、トランジスタTr1は、このHighレベルの閉制御信号に応じてオンしてリレー1のコイルを励磁させ、接点をグランド側から電源側に切り換える。その結果、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地され、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する。
【0016】
次に、図2は、車両用パワーウインドウ装置1のXアーム式機構部の構成を示す図である。
【0017】
図2に示すレギュレータ21は、例えばフロントドア19(車窓)のドアインナパネルに組み込まれており、モータ7の回転に応じてフロントガイドレール23およびガイドチャンネル25にガイドされたフロントガラス27を昇降するように駆動する。詳しくは、モータ7の回転に応じてメインアーム29が揺動し、サブチャンネル31とメインチャンネル33とがなす平行機構に保持されながらフロントガラス27は平行に昇降される。
【0018】
また、フロントドア19のドアインナパネル上部には、リミットSW11が組み込まれており、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する際に、サブチャンネル31の上端がこのリミットSW11のアーム部を押し上げる。この結果、リミットSW11の接点は閉成される。
【0019】
なお、リミットSW11は、サブチャンネル31の上端がリミットSW11の接点を閉成した後にも、後述する反転禁止領域として約4mm程度上昇することができる位置に配置されているものであり、このような位置を検出できるものであればどのような構成のものでもよく、例えばエンコーダや、光を用いて検出するようなものでもよい。
【0020】
次に、図3に示すフローチャートを用いて車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明する。
【0021】
ここで、図1に示す各スイッチの接点状態は、開放状態にあることとする。また、トランジスタTr1,Tr2に入力される制御信号はLow状態にあることとする。さらに、車窓は全開状態にあることとする。
【0022】
いま、車両の搭乗者によってドアに備えられているメインSW5が後方に充分引かれて手を離されたこととする。この場合には、スイッチSWB の接点Uが閉成され、さらに、スイッチSWA が閉成されてから再度両スイッチが開成されたことになる。
【0023】
CPU13では、メインSW5の接点状態として、スイッチSWB の接点UがLow状態になってからHigh状態に変化したことが検出されるとともに、この間に、スイッチSWA の接点がLow状態になってからHigh状態に変化したことも検出される。ここで、CPU13は、車窓を続行して上昇するワンタッチ機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセットし、トランジスタTr1のベースにHighレベルの閉制御信号を出力する。
【0024】
トランジスタTr1は、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は全開状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇する。
【0025】
まず、ステップS10では、CPU13は、車窓が上昇中か否かを判断する。具体的には、閉制御フラグが1にセットされ、かつ、エンコーダ9からパルス信号が出力されている場合には、車窓が上昇中となる。車窓が上昇中の場合にはステップS20に進む。一方、車窓が下降中、または停止中の場合にはステップS10に戻り、この処理を繰り返す。
【0026】
ここで、フロントガラス27は、下方から上方に向かって上昇する過程にあるので、ステップS20では、CPU13は、フロントドア19のドアインナパネル上部に組み込まれたリミットSW11がオン状態に切り替わったか否かを判断する。リミットSW11がオン状態に切り替わった場合にはステップS30に進む。一方、リミットSW11がまだオン状態に切り替わっていない場合にはステップS10に戻り、この処理を繰り返す。
【0027】
次に、ステップS30では、CPU13は、エンコーダ9から出力されているパルス信号の計数を開始する。
【0028】
上述したように、リミットSW11の接点が閉成された後にも、車窓が上端に到達するまで約4mm程度の間隔がある。この間には、車窓と車窓枠との間で摺動抵抗が増大して過負荷状態になるので、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが比較的長くなる。ここで、ステップS40では、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合にはステップS50に進む。一方、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合にはステップS60に進む。
【0029】
ステップS50では、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいので、車窓が上端から約4mm程度手前の位置まで到達しているものと判断する。この場合には、エンコーダ9からは約20〜40個のパルス数だけパルス信号が出力され、かつ、パルス幅Tは徐々に増大し、最後に、車窓は上端で停止し全閉状態になる。
【0030】
一方、ステップS60では、エンコーダ9から出力されているパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合には、エンコーダ9から出力されているパルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きいか否かを判断する。上述したように、車窓が上端から約4mm程度手前の位置まで到達している場合には、エンコーダ9からは約20〜40個のパルス数だけパルス信号が出力されるので、例えば所定の計数値Nref を、
Nref =20
と設定する。
【0031】
ここで、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きい場合にはステップS80に進む。一方、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも小さい場合にはステップS70に進む。
【0032】
次に、ステップS70では、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも小さいので、リミットSW11の接点は正常な状態にあり、車窓は上端位置に到達しつつあると判断する。そこで、反転禁止フラグに1をセットし、以降の車窓の上昇範囲を反転禁止領域として扱うこととし、次に、ステップS40に戻る。
【0033】
一方、ステップS80では、パルス信号の計数値が基準となる所定の計数値Nref よりも大きいので、リミットSW11の接点がオン状態にあるにも拘わらず、エンコーダ9から出力されているパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合には、リミットSW11の接点が何らかの原因で固着、または、リミットSW11からの信号線が短絡している故障状態にあると判断する。
【0034】
そこで、ステップS90では、反転可能フラグに1をセットし、以後、車窓の反転禁止領域を反転可能領域として扱うこととし、次に、反転制御動作としてステップS100に進む。
【0035】
次に、図4に示すフローチャートを用いて車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作を説明する。
【0036】
まず、ステップS210では、エンコーダ9から出力されているパルス信号のパルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きいか否かを判断する。パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合にはステップS220に進む。一方、パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも小さい場合にはステップS210に戻り、処理を繰り返す。
【0037】
パルス幅Tが基準となる所定値Tref よりも大きい場合には、車窓の上部と車窓枠との間に異物が挟み込まれて摺動抵抗が増大して過負荷状態になっている可能性があるので、ステップS220では、CPU13は、車窓を下降させるために、開制御フラグを1にセットし、トランジスタTr2のベースにHighレベルの開制御信号を出力する。
【0038】
トランジスタTr2は、CPU13から出力されるHighレベルの開制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr2のコレクタとエミッタは導通し、リレー2のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー2の接点を経由してモータ7の一端7bに入り、モータ7の他端7aからリレー1の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7bから端子7aに向かって駆動電流が流れ、車窓は上昇状態から下降状態に切り替わり、フロントガラス27が上方から下方に向かって下降する。
【0039】
次に、ステップS230では、CPU13の内部タイマを0にセットして始動させる。次に、ステップS240では、例えば500msec経過したか否かを判断する。500msec経過した場合にはステップS250に進む。一方、500msec経過していない場合にはステップS240に戻り、処理を繰り返す。
【0040】
次に、ステップS250では、CPU13は、車窓の下降を停止させるために、開制御フラグを0にセットし、トランジスタTr2のベースにLowレベルの停止制御信号を出力する。
【0041】
トランジスタTr2は、CPU13から出力されるLowレベルの停止制御信号に応じてオフするので、トランジスタTr2のコレクタはオープン状態になり、リレー2のコイルは励磁状態が解除され接点を電源側からグランド側に切り換わる。この結果、いままでモータ7に供給されていた駆動電流がなくなり、車窓は下降状態から停止状態に切り替わり、挟み込み状態が解消されて、車窓がある程度開いた状態に維持される。
【0042】
そこで、搭乗者の要望により車窓を全閉状態にしたい場合には、メインSW5を後方にある程度引いて、スイッチSWB の接点Uが閉成させ、この状態を車窓が上昇するまで継続する。
【0043】
CPU13では、メインSW5の接点状態として、スイッチSWB の接点UがLow状態になったことが検出される。ここで、CPU13は、マニュアル機能を操作したことと判断し、閉制御フラグを1にセットし、トランジスタTr1のベースにHighレベルの閉制御信号を出力する。
【0044】
トランジスタTr1は、CPU13から出力されるHighレベルの閉制御信号に応じてオンするので、トランジスタTr1のコレクタとエミッタは導通し、リレー1のコイルは励磁して接点をグランド側から電源側に切り換える。そして、バッテリ3からの電流は、リレー1の接点を経由してモータ7の一端7aに入り、モータ7の他端7bからリレー2の接点を経由してグランドに接地される。この結果、モータ7には端子7aから端子7bに向かって駆動電流が流れ、車窓は停止状態から上昇状態に切り替わり、フロントガラス27が下方から上方に向かって上昇し、全閉状態となる。
【0045】
このように、車窓の上昇時に、リミットSW11からの検出信号があった場合に、エンコーダ9からのパルス信号の計数値が所定の値を超えたときには、CPU13は車窓の反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御することで、リミットSW11からの検出信号に故障や異常があっても、車窓に異物が挟み込まれた時に車窓を上昇駆動から下降駆動に切り替えることができるので、車両用パワーウインドウ装置の信頼性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用パワーウインドウ装置1のシステム構成を示す図である。
【図2】車両用パワーウインドウ装置1のXアーム式機構部の構成を示す図である。
【図3】車両用パワーウインドウ装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】車両用パワーウインドウ装置1の反転制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 バッテリ
5 メインSW
7 モータ
9 エンコーダ
11 リミットSW
13 CPU
15 切替回路
Claims (1)
- 車窓の上端より下方の所定位置を検出するための位置検出手段を設け、該所定位置より下方を異物の挟み込み時に車窓を上昇駆動から下降駆動または停止に切り替え制御可能な反転可能領域とする一方、該所定位置より上方を反転禁止領域として制御する車両用パワーウインドウ装置において、
前記車窓を駆動するモータの回転角をパルス信号に変換するエンコーダと、
前記車窓の上昇時に、前記位置検出手段からの検出信号があった時点で前記エンコーダからのパルス信号の計数を開始し、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えない間に前記パルス信号の計数値が所定値を超えたときには、前記反転禁止領域を反転可能領域に切り替えて制御し、その後、前記パルス信号のパルス幅が所定値を超えたときには、前記車窓を下降駆動する制御手段とを有することを特徴とするパワーウインドウ装置。
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-
1997
- 1997-04-30 JP JP11279897A patent/JP3546641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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