JP3544056B2 - 周波数ホッピング方式を用いた無線通信装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は周波数ホッピング方式による無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル無線通信方式が実用化されつつあり、その中で特に注目されているのがスペクトル拡散通信である。スペクトル拡散通信は伝送する情報を広い帯域に拡散することで、妨害除去能力が高く、秘話性に優れたものとして知られている。世界各国で、2.4GHz帯の周波数がスペクトル拡散通信のために割り当てられ、全世界で普及が進もうとしている。
【0003】
スペクトル拡散通信方式としては大きく分けて周波数ホッピング(FH方式)と直接拡散(DS方式)がある。前者は使用可能な周波数帯域を一定の帯域幅を持つ複数の周波数チャネルに分割し、変調周波数を一定時間以内に変化させることによって、広い帯域を使用した伝送を行うものであり、後者は伝送する情報をその十倍から数百倍の速度の疑似雑音符号で拡散変調することにより広い帯域を使用するものである。
【0004】
このうち、比較的簡単な回路構成で実現できることから、既に周波数ホッピングを用いたシステムは多数提案されてきている。たとえば、無線LANなどにおいてはデータをパケットに組み立て、パケットごとに周波数を変更するような制御を行っている。
【0005】
このようなシステムにおいて、送信側と受信側が同じ周波数への切り替えを行う方法として、送信側で各通信フレーム毎に次の通信フレームで使用する周波数の情報や時間の情報(即ち、次にホッピングする周波数やその周波数に切り替える時間の情報)を送信し、受信側では受信した情報に従って周波数の切り替えを行う第1の方法と、送信側と受信側で同一のホッピングパターンを記憶しておき、送信側と受信側で同期をとり同一のタイミングで周波数を切り替える第2の方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方法においては、各通信フレームの情報が常に誤りなく受信できるとは限らず、受信した通信フレームの情報に誤りが生じてしまうと、次に切り替える周波数や時間の情報を得ることができず、それ以降の周波数切り替えの追従ができなくなってしまうという問題がある。
【0007】
また、第2の方法は、送信側と受信側で予め定められた同一のホッピングパターンを記憶していて送信側と受信側で同期をとることによって周波数の切り替えのためのタイミングを合わせているだけなので、雑音等の原因によってホッピングパターン中の周波数が使用不能になって場合などには、使用周波数の変更ができず、使用不能周波数の数によっては通信不能になってしまったり、再送処理が増加するために、実質的な伝送速度も低下してしまうという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を鑑みなされたものであり、周波数ホッピング通信を行う無線通信装置において、通信相手装置がデータを送信した周波数に対応した第1の情報と、次に切り替える周波数に関する第2の情報と、を含むデータを受信する受信手段と、周波数を切り替えるために使用する周波数情報を記憶する記憶手段と、前記受信手段で受信した前記データの誤りの有無を判別する判別手段と、前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが無いと判別すると、前記受信手段により受信した前記第1の情報に基づいて、次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力し、前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが有ると判別すると、前記受信手段により受信した前記第1の情報に係わらずに次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力する出力手段と、前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが無いと判別した場合に、前記受信手段により受信した前記第2の情報と、前記記憶手段に記憶されている次に切り替える周波数に対応する情報とを比較し、該比較の結果に応じて、前記第2の情報に基づいて前記記憶手段に記憶されている周波数情報を更新する更新手段と、前記出力手段により出力された前記第3の情報に応じて前記記憶手段から前記周波数情報を読み出す読出手段を有することを特徴とする無線通信装置及びその制御方法を提供する。
【0009】
また、周波数を切り替えながら通信する無線通信装置において、周波数を切り替えるための情報を記憶する記憶手段と、他の装置から送信された周波数に関する情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記情報のエラーを検出する検出手段と、前記検出手段によりエラーが検出されない場合に、前記受信手段により受信された情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とを比較し、前記受信された情報と、前記記憶されている情報とが一致しない場合に前記記憶手段に記憶されている情報の更新を行い、一致した場合には前記更新を行わない更新手段と、前記検出手段によりエラーが検出された場合、及び、前記検出手段によりエラーが検出されない場合で前記更新手段による更新が行われなかった場合は、前記検出手段によりエラー検出を行う前から前記記憶手段に記憶されている前記情報に基づいて周波数の切り替えを行い、前記検出手段によりエラーが検出されない場合で前記更新手段による更新が行われた場合は、前記更新手段により更新された前記情報に基づいて周波数の切り替えを行う周波数切替手段と、を有することを特徴とする無線通信装置及びその制御方法を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
(各部構成の説明)
図1に周波数ホッピング無線通信システムの構成図を示す。同図において、101は公衆網、102は公衆回線インターフェースをもった無線ゲートウェイ、103は無線電話機、104は無線PCカードの接続されたパソコン、105は無線プリントバッファの接続されたプリンタ、106はイーサーネットインターフェースを持った無線LANアダプタ、107はLANである。
【0013】
これらの端末のうちの任意の1台は制御局(以下CS端末:Central Station)として機能する。制御局となった端末は、伝送フレームの基準タイミングを生成し、呼制御、ホッピングパターンの管理/割り当てを行う。その他の無線端末(以下PS端末:Personal Station)はCS端末の生成したタイミングに基づいて動作を行い、通信開始に際しては発信要求やホッピングパターンの割り当て要求をCS端末に行う。
【0014】
図2にCS端末、およびPS端末の構成例を示す。同図において、201はPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インターフェース、セントロニクス、イーサーネットなどのデータ入出力インターフェース、202はハンドセットインターフェースや公衆網インターフェースなどの音声入出力インターフェース、203は誤り訂正処理部、204はCPU、205はメモリ、206はDMA(Direct Memory Access)コントローラ、207はADPCM(Adaptive Differential PulseCode Modulation)コーデック、208はチャネルコーデック、209は無線部、210はデータバスである。本実施の形態の中心となるホッピングパターンの制御はチャネルコーデック208内部で処理される。
【0015】
図3に、データ入出力インターフェース201、音声入出力インターフェース202から入力された音声/データを所定のフレームフォーマットに組み立てたり、フレームを分解して音声/データをデータ入出力インターフェース201、音声入出力インターフェース202に送る機能を有するチャネルコーデック208の内部構成図を示す。
【0016】
同図において、301はCPUデータバス、302はADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)符号化された音声データ、303はCPUバスインターフェイス、304はADPCMインターフェース、305は動作モードを設定するモードレジスタ、306はホッピングパターンレジスタ周辺部、307はシステムIDレジスタ、308は間欠起動端末アドレスレジスタ、309はLCCH(論理制御チャネル)レジスタ、310はFIFO(First−In First−out)バッファ、311はタイミング生成部、312はCNT(システム制御)チャネル組立/分解部、313はLCCH(論理制御チャネル)組立/分解部、314はデータ組立/分解部、315は音声組立/分解部、316はフレーム同期部、317はユニークワード検出部、318はCRC(Cyclic Redundancy Check)符号化/復号化部、319はビット同期部、320は無線制御部、321は間欠受信制御部、322はスクランブラ/デスクランブラ、323はADコンバータ、324は受信レベル検出部、325は割り込み信号、326は無線部である。
【0017】
図4にフレーム同期部316の詳細ブロック図を示す。同図において、401は受信データ、402はビット同期部319からの625kHzのクロック、403は32ビットシフトレジスタ(シリアル/パラレル変換部)、404は32ビットコンパレータ、405は6250ビットカウンタ、406は6250ビットフレームカウンタ、407はフレーム同期ワード検出判断ロジック、408は前方同期保護回路、409は後方同期保護回路、410はセレクタ、411、412はSRラッチ、413はホッピングパターンレジスタ周辺部306へ入力するフレーム同期信号。
【0018】
図5にホッピングパターンレジスタ周辺部306の詳細ブロック図を示す。同図において、501は受信データ、413はフレーム同期部316から出力から出力されるフレーム同期信号、503はCPUバスインターフェース303からのアドレスバス下位4ビット、504はタイミング生成部311からの周波数切り替えタイミングパルス、505はCPUバスインターフェース303からのデータバス、506はCPUのライトパルス、507はCRCチェック511からのCRCエラー信号、508はタイミング生成部311からのNF番号書き込みタイミングパルス、509はタイミンク生成部311からのNF番号読みだしタイミングパルス、510は無線部326が周波数切り替えを行うための周波数番号情報、511はCRCチェック回路、512はフレーム番号カウンタ、513はホッピングパターンポインタレジスタ、514は4ビット加算器、515はエンコーダ、516はマルチプレクサ、517は4−16デコータ、518は16個のホッピングパターン(HP)レジスタ、519はHPレジスタライト信号生成部、520はHPレジスタリード信号生成部である。
【0019】
図6に無線部の構成を示す。同図において、601a,bは送受信用アンテナ、602はアンテナ601の切り換えスイッチ、603は不要な帯域の信号を除去するためのバンド・パス・フィルター(以下BPF)、604は送受信の切り換えスイッチ、605は受信系のアンプ、606は送受信系のアンプ(パワーコントロール付)、607は1st.IF(第1中間周波数)用ダウンコンバータ、608はアップコンバータ、609は送受信の切り換えスイッチ、610はダウンコンバータ607によりコンバートされた信号から不要な帯域の信号を除去するためのBPF、611は2nd.IF用のダウンコンバータであり607、611によりダフルコンヴァージョン方式の受信形態を構成する。
【0020】
612は2nd.IF用のBPF、613は90°移相器、614はクオドラチャ検波器で612、613により受信した信号の検波、復調が行われる。615は波形整形用コンパレータ、616は受信系の電圧制御型オシレータ(以下VCO)、617はロー・パス・フィルター(以下LPF)、618はプログラマブルカウンタ、プリスケーラ、位相比較器等から構成されるPLL(Phase−Locked Loop)で616、617、618により受信系の周波数シンセサイザが構成される。
【0021】
619はキャリア信号生成用のVCO、620はLPF、621はプログラマブルカウンタ、プリスケーラ、位相比較器等から構成されるPLLであり、619、620、621によりホッピング用の周波数シンセサイザが構成される。チャネルコーデックから208内のホッピングパターンレジスタ518出力される周波数番号情報510がこのPLL621に入力され、ホッピング動作が行われる。622は変調機能を有する送信系のVCO、623はLPF、624はプログラマブルカウンタ、プリスケーラ、位相比較器等から構成されるPLLで622、623、624により周波数変調の機能を有する送信系の周波数シンセサイザが構成される。625は各種PLL618、621、624用の基準クロック、626は送信データ(ベースバンド信号)の帯域制限用フィルターである。627はキャリアセンス用の受信信号、628は受信信号から復調された受信データ、629は送信データである。
【0022】
図7に本システムで使用する無線フレームを示す。1フレームは6250ビット(10ms)の長さを有し、CNT(システム制御)チャネル、LCCH(論理制御チャネル)チャネル、音声データチャネル2本、データチャネルの合計5本の時分割多重チャネルと3つの周波数切り替え区間から構成される。
【0023】
CNTチャネルはキャリアセンス部(CS)、プリアンブル部(PR)、受信した端末がフレーム同期を保持するためのフレーム同期ワード部(SYN)、同一システムに属するCS端末からのデータのみを受信するためのID部(ID)、ホッピングパターンの制御に使用され、フレームの使用される時間的な情報であるフレーム番号情報部(BF)、間欠受信中の端末の起動をかけるための間欠端末起動アドレス部(WA)、ホッピングパターンレジスタ518の更新を行うための次フレーム周波数番号部(NF)、ID〜Revまでの誤り検出を行うCRC(Cyclic Redundancy Check)部(CRC)、ガードタイム(GT)から構成される。
【0024】
LCCHチャネルはキャリアセンス部(CS0、CS1、CS2)、プリアンブル部(PR)、ユニークワード部(UW)、送信先アドレス部(DA)、LCCH制御データ部(LCCH)、CRC部(CRC)、周波数切り替え部(CF)から構成される。
【0025】
音声チャネルはキャリアセンス部(CS)、プリアンブル(PR)、ユニークワード部(UW)、音声データ部(T/R)、CRC部(CRC)、ガードタイム(GT)から構成される。
【0026】
データチャネルは周波数切り替え部(CF)キャリアセンス部(CS0、CS1、CS2)、プリアンブル部(PR)、ユニークワード部(UW)、送信先アドレス部(DA)、データ部(DATA)、ガードタイム(GT)から構成される。
【0027】
図8に本システムで使用する周波数ホッピングの概念図を示す。
【0028】
本実施の形態のシステムでは、1MHz幅の26の周波数チャネルを使用する。妨害ノイズなどで使用できない周波数がある場合を考慮し、26のチャネルの中から16の周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルを所定の順番で周波数ホッピングを行う。
【0029】
このシステムでは、1フレームが10msの長さを持ち、1フレーム毎に周波数チャネルをホッピングしていく。そのため一つのホッピングパターンの1周期の長さは160msである。
【0030】
同図において、異なるホッピングパターンは異なる模様で示している。このように、同じ時間で同じ周波数が使用されることがないようなパターンを、各フレームで使用することにより、データ誤りが発生することを防ぐことが可能となるものである。
【0031】
本システムにおいては、CNTチャネルとLCCHチャネルにおいて第一のホッピングパターンを、音声チャネルにおいて第二のホッピングパターンを、データチャネルにおいて第三のホッピングパターンを使用して、それぞれのチャネルが同じ時刻に同じ周波数を使用することがないように制御している。これにより各チャネルごとに異なる通信相手とデータの送受信を行うことが可能となる。
【0032】
なお、チャネルコーデック208内に保持するホッピングパターンの数を少なくするために、それぞれのチャネルで用いられるホッピングパターンは周波数を同じ順序に並べたパターンを時間シフトして生成するものとしている。
【0033】
図9に本システムにおいて第一のPS端末が第二のPS端末に対して発信を行う場合のシーケンスを示す。
【0034】
(動作説明)
《基本シーケンス》
まず、基本的な通信シーケンスについて説明する。図9に一例を示している。
【0035】
システム内の全てのCS端末以外の端末は、常時CS端末からのCNTチャネルを受信することによりCS端末に同期して動作を行っている。この状態においてPS端末のアプリケーションが起動し、音声またはデータの通信をCS端末との間またはPS端末との間で行う場合には、通信に先だってLCCHチャネルを使ってCS端末に通信開始要求を行い、CS端末からのLCCHチャネルで使用可能なホッピングパターンを受け取る。
【0036】
CS端末からホッピングパターンを受け取ると、PS端末はそのホッピングパターンをチャネルコーデック208のホッピングパターンレジスタ518に設定し、チャネルコーデック208の指示により無線部326は音声またはデータ用の通信チャネルの周波数をそのホッピングパターンに従って変化させながら通信を行う。なお、音声/データはデータ入出力インターフェース201、音声入出力インターフェース202から入力または出力されている。
【0037】
図9の場合は、PS端末1がPS端末2と通信を開始するために、まずPS端末1がCS端末に対してLCCHチャネルで発信要求およびホッピングパターン要求を行っている。CS端末はPS端末2にLCCHチャネルで着信通知を行い、それに対して応答が返ってくると、二つのPS端末にホッピングパターンと使用するチャネルの割り当てを行っている。
【0038】
《動作タイミング》
周波数ホッピングしながら上記のような通信を誤りなく行う方法について、以下詳細に説明する。
【0039】
通信処理を行っているPS端末1.PS端末2のチャネルコーデック208の動作タイミングの基準は、CS端末側のタイミング生成部311で生成されるタイミングに従って送信されてくるCNTチャネルに同期することによって行われる。CS端末側のタイミング生成部311は6250ビットカウンタで構成され、100msごとに1クロック(1.6usec)幅のパルス信号を発生する。CS端末側ではこのタイミングに従ってCNTチャネルをフレームに組み立て送信を行う。
【0040】
フレームに組み立てられたCNTチャネルを受信したPS端末では、CNTチャネルに含まれるフレーム同期ワード(図7中のSYN)を利用して、フレーム同期部316において外乱に影響されにくいフレーム同期信号413を生成する。
【0041】
図10、図11、図12を用いて具体的に説明すると、受信したフレーム同期ワード(SYN)は32ビットシフトレジスタ403において(図10のS1001)、パラレル32ビットのデータに変換される(S1002)。そのデータは32ビットコンパレータ404によって、フレーム同期ワードのパターンと比較される。フレーム同期ワードのパターンと一致した場合には(S1003)、32ビットコンパレータ404から1クロック幅のフレーム同期ワード検出パルス信号が発生され(S1004)、このフレーム同期ワード検出パルス信号がカウンタ405をロードし、カウンタ405は6250ビットごとにパルス信号を出力し(S1006)、そのパルス信号はセレクタ410に入力される。
【0042】
また、フレームカウンタ406はフレーム同期ワードの正規の位置を保持するカウンタであり、フレーム同期ワードの正規の位置でフレーム位置信号(ハイレベル=5V)を出力する。フレームカウンタ406のフレーム位置信号がハイレベルの状態(図11のS1101)32ビットコンパレータ404からフレーム同期ワード検出パルスが出力されると、フレーム同期ワードを検出したとみなして(S1102)、後方保護カウンタ409がカウントアップする(S1103)。フレーム同期が捕捉されていない状態では、フレームカウンタ406のフレーム位置信号はハイレベルに固定されたハンチング状態となっているので、フレーム同期のとれていない状態で32ビットコンパレータ404でフレーム同期ワードを検出すると、必ず後方保護カウンタがカウントアップされることになる。
【0043】
こうして1回だけフレーム同期ワードを検出すると、フレームカウンタ406のハンチング状態は終了し、フレームカウンタ406は6250ビット後までフレーム位置信号をロウレベル(0V)にする(S1105)。そして、次のフレームのフレーム同期ワードを受信すべき位置で(6250ビット後)(S1106)、フレーム位置信号をハイレベルにする(S1101)。この時点で32ビットコンパレータ404からフレーム同期ワード検出パルスが出力されると、再びフレーム同期ワードの検出とみなして、後方保護カウンタがカウントアップする。2フレーム連続してフレーム同期ワードを検出すると(S1104)、フレーム同期が確立したとみなして(S1107)、SRラッチ411をリセットし、ロック検出信号をロウレベルにする(S1108)。
【0044】
一方、フレーム位置信号がハイレベル状態であり、正規のフレーム同期ワードの受信位置(6250ビット毎)で(S1109)、32ビットコンパレータ404からフレーム同期ワード検出パルスが出力されない場合には、フレーム同期ワードの受信に失敗したとみなして、後方同期保護回路をクリアすると同時にS1110)、前方保護回路をカウントアップする(S1111)。3フレーム連続してフレーム同期ワードを所定の位置で検出できなかった場合には(S1112)、フレーム同期がはずれたとみなして、SRラッチ411をセットし、ロック検出信号をハイレベルにする(S1113)。
【0045】
このロック検出信号はセレクタ410を制御するために使われ、図12に示す様にセレクタ410はフレーム同期のとれている間、即ちロック検出信号がロウレベルの間(S1201)はフレームカウンタ406の出力をフレーム同期信号として使用し(S1202)、フレーム同期のとれていない間、即ち、ロック検出信号がハイレベルの間(S1201)はカウンタ405の出力をフレーム同期信号として使用する(S1203)。これは、カウンタ405はフレーム同期ワードの検出の有無にかかわらず6250ビットごとに出力されるので、フレーム同期はずれ状態でも、カウンタ405の出力を補助的に使うことによりフレーム同期信号413の発生は継続することが可能であるからである。
【0046】
このようなフレーム同期保護回路により、所定の位置以外(たとえば音声チャネル内)にフレーム同期ワードパターンのデータがあった場合にも、誤ってフレーム同期ワードと認識することを防ぐことができる。さらに、フレーム同期ワードパターンを正しく受信できない場合にも定常的にフレーム同期信号413を発生し、後述するように、正規のタイミングでホッピング動作を継続することが可能となるものである。
【0047】
《ホッピングパターン追従動作》
ホッピングパターン追従動作の制御は、先にフレーム同期部316で生成されたフレーム同期信号413をベースに、フレーム番号カウンタ512とホッピングパターンレジスタ518を使って行われる。
【0048】
フレーム番号カウンタ512は、一つのホッピングパターンに含まれる周波数の数16に相当する16進カウンタである。ホッピングパターンレジスタ518は8ビット幅のレジスタ16個から構成され、レジスタ1つ1つに周波数番号が1つずつ格納されていて、CPUによるリード/ライトができると共に、フレーム番号カウンタ512の出力値に所定の値を加算したアドレスのレジスタに対して、フレーム中の周波数切り替えタイミングパルス504によってリード/ライトアクセスすることが可能である。
【0049】
即ち、フレーム番号レジスタ512の出力は図8で示した時間軸の情報である。
【0050】
以下、CS側、PS側それぞれについて、具体的な動作の説明を行う。
【0051】
CS端末においては、フレーム番号カウンタ512は先のフレーム同期信号413によるカウントアップが継続され、出力値が当該フレームのフレーム番号(BF)となる。このフレーム番号情報を所定のタイミングでシリアル変換し、BFフィールドのデータとして送信する。
【0052】
このフレーム番号は4ビット加算器514で1を加算の後に、マルチプレクサ516、デコーダ517を介して「フレーム番号+1」に相当するアドレスのレジスタ(つまり次のフレーム番号に相当するレジスタ)にアクセスを許可する信号を生成する。NFフィールドのデータを送信するタイミングで、アクセスが許可されたレジスタにリードアクセスし、読みだされたデータをシリアル変換し、NFフィールドのデータとして送信する。
【0053】
PS端末においては、CNTチャネルを受信すると(図13のS1301)、CNTチャネル内のBFフィールド、NFフィールドを受信する(S1302)。そして、それらのデータに誤りが発生しているかどうかを、CRCチェック511により確認する(S1303)。誤りが発生していない場合には、CRCチェック511は受信したBFフィールドのデータをフレーム番号カウンタ512に、NFフィールドのデータをホッピングパターンレジスタ518に出力し、BFフィールドのデータをフレーム番号カウンタ512にフレーム同期信号413のタイミングでロードする(S1304)。
【0054】
これにより、フレーム番号カウンタ512からは受信したBFフィールドのデータが出力され、CS側と同様に「当該フレーム番号+1」に相当するホッピングパターンレジスタが選択される。この選択されたホッピングパターンレジスタに、受信したNFフィールドのデータを書き込む(S1306)ことで、PS端末のホッピングパターンレジスタ518はCS端末のホッピングパターンに従って更新されることになり、このホッピングパターンに従って周波数を切り替える(S1307)。
【0055】
また、受信したBF、NFフィールトのデータに誤りが発生している場合には(S1303)、CRCチェック511は受信データの出力は行わないため、フレーム番号カウンタ512へのロードは行わない。フレーム番号カウンタ512のクロックには、フレーム同期部316からのフレーム同期信号413が入力されているので、ロードが行われない場合にはフレーム番号カウンタ512を一つだけカウントアップする(S1305)。データの受信状態によらず定期的に発生するフレーム同期信号413を利用する結果、BF番号は受信できなくとも、CS側と同じフレーム番号に追従することが可能となるのである。さらに、誤りが発生している場合には、誤った周波数番号が書き込まれるのを防ぐために、ホッピングパターンレジスタ518への更新も行わない。
【0056】
以上のようにして、データが誤りなく受信できた場合には、PS端末のホッピングパターンレジスタ518には、常にCS端末と同じホッピングパターンが格納することができる。また、PS端末で正確にフレーム番号情報を受信できない場合においても、フレーム同期部316からフレーム同期信号413が全てのフレーム毎に出力されるので、フレーム番号カウンタ512が自走することにより、PS端末にはCS端末と同じフレーム番号を認識することが可能となるものである。
【0057】
《周波数切り替え動作説明》
本システムにおいては、図7に示すCNTチャネルおよびLCCHチャネル、音声チャネル、データチャネルのそれぞれについて、時間シフトされたホッピングパターンを使用する。そこで、それぞれのチャネル開始前の周波数切り替え位置において、ホッピングパターンレジスタ518から該当する周波数番号情報を読みだす制御を行っている。
【0058】
具体的には、フレーム番号カウンタ512から出力されるフレーム番号(BF)に、それぞれのチャネルについて所定の値の加算を行い、加算後の値に対応するホッピングパターンレジスタ518に、周波数切り替えタイミングでリードアクセスするように制御を行っている。
【0059】
加算する値は、CNTチャネル前の周波数切り替えタイミングにおいては、「1」となる。これは、次のフレーム番号に相当する周波数番号を読み出すためである。また、音声チャネル、データチャネル前の周波数切り替えタイミングにおいて加算する値は、ホッピングパターンポインタレジスタ513に格納されている。ホッピングパターンポインタレジスタ513は上位4ビットが音声チャネル用、下位4ビットがデータチャネル用となっており、それぞれの周波数切り替えタイミングにおいて、4ビットの値を加算する。
【0060】
このようにして、単一のホッピングパターンレジスタを使って、チャネルごとに時間シフトした周波数ホッピングを行えるようにしている。
【0061】
なお、ホッピングパターンポインタレジスタ513に格納する値は、通信チャネル獲得前にCS端末に割り当てを要求し、CS端末においては複数の端末に同じ値を付与しないように制御することで、同時に同じ周波数を使用することなく、複数の端末が同時に通信を行うことができる。
【0062】
以上のようにして、通信中に使用する周波数を切り替える周波数ホッピング無線通信システムにおいて、受信データに誤りが発生した場合にも確実に周波数切り替えに追従できるようになり、リアルタイム性の必要ないデータはもちろん、音声/映像などのリアルタイムデータの通信にも適した無線通信システムを実現することができる。
【0063】
尚、本実施の形態においては、PS端末側では、受信したBF番号情報に誤りがない場合、全てのフレームでフレーム番号カウンタにそのデータをロードすることによって、フレーム番号カウンタがCS端末側のフレーム番号カウンタに追従するようにしていた。
【0064】
しかし、全てのフレームでロードしないでも、特定のフレーム番号を正しく受信したときに、PS端末側のフレーム番号カウンタにその値をセットすることでも同様の効果を得ることができる。
【0065】
また、本実施の形態においては、PS端末側では、受信したBF番号情報に誤りがない場合には、フレーム番号カウンタにそのデータをロードすることによって、フレーム番号カウンタがCS端末側のフレーム番号カウンタに追従するようにしていた。
【0066】
しかし、特定のフレーム番号を正しく受信したときに、PS端末側のフレーム番号カウンタをリセットすることでも同様の効果を得ることができる。
【0067】
また、本実施の形態においては、CS端末はフレーム番号情報と周波数番号情報を送信し、PS端末では受信したその二つの情報を元にホッピングパターンレジスタの更新を行っていた。しかし、周波数番号情報に関しては、上記実施の形態に示したような伝達方法をとらなくても同様の効果を得ることができる。
【0068】
つまり、例えばLCCHチャネルによってホッピンクパターン情報をCS端末からPS端末に送信するという方法であっても、PS端末がフレーム番号カウンタを持っていればよいのである。
【0069】
また、本実施の形態においては、チャネルごとにホッピングパターンをシフトして使用することによって、ホッピングパターンレジスタの数を削減していた。しかし、チャネルごとに独立したホッピングパターンを設ける場合にも同様の効果を得ることができる。
【0070】
更に、本実施の形態においては、16個の周波数を使用するホッピングパターンを想定したが、一つのホッピングパターンで使用する周波数の数は、その他の数でも対応することが可能である。さらに、ホッピングパターン自体も、任意のパターンを使用することが可能である。
【0071】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態でシステム構成は第1の実施の形態と同様である。
【0072】
しかし、第2の実施の形態は、無線制御ユニットのチャネルコーデック内のホッピングパターンレジスタ周辺部が第1の実施の形態と異なる。
【0073】
また、他の構成と動作は第1の実施の形態と同一なので説明は省略する。
【0074】
図14に本実施の形態で使用するホッピングパターンレジスタ周辺部306のブロック図を示す。
【0075】
図14において、1401はフレーム番号カウンタ512から出力されるBFフィールドのデータによって選択されたホッピングパターンレジスタに格納されている周波数番号とCRCチェック511から送られてくるNFフィールドのデータの比較を行ない、一致している場合はNFフィールドのデータのホッピングパターンレジスタへの書き込みを禁止する比較部である。他の構成は図5と同様なので説明は省略する。
【0076】
尚、図14では、比較部1401はホッピングパターンレジスタ518に1つとしているが、ホッピングパターンレジスタ518が持つ16個のレジスタ1つ1つが持つ様にしても良い。
【0077】
図15に本実施の形態のホッピングパターンレジスタ周辺部306の動作フローチャートを示す。
【0078】
本実施の形態は第1の実施の形態と同様に、ホッピングパターン追従動作の制御は、先にフレーム同期部316で生成されたフレーム同期信号413をベースに、フレーム番号カウンタ512とホッピングパターンレジスタ518を使って行われる。
【0079】
フレーム番号カウンタ512は、一つのホッピングパターンに含まれる周波数の数16に相当する。16進カウンタである。ホッピングパターンレジスタ518は8ビット幅のレジスタ16個から構成され、レジスタ1つ1つに周波数番号が1つずつ格納されていて、CPUによるリード/ライトができると共に、フレーム番号カウンタ512の出力値に所定の値を加算したアドレスのレジスタに対して、フレーム中の周波数切り替えタイミングパルス504によってリード/ライトアクセスすることが可能である。
【0080】
即ち、フレーム番号レジスタ512の出力は図8て示した時間軸の情報である。
【0081】
以下、CS側、PS側それぞれについて、具体的な動作の説明を行う。
【0082】
CS端末においては、フレーム番号カウンタ512は先のフレーム同期信号413によるカウントアップが継続され、出力値が当該フレームのフレーム番号(BF)となる。このフレーム番号情報を所定のタイミングでシリアル変換し、BFフィールドのデータとして送信する。
【0083】
このフレーム番号は4ビット加算器514で1を加算の後に、マルチプレクサ516、デコーダ517を介して「フレーム番号+1」に相当するアドレスのレジスタ(つまり次のフレーム番号に相当するレジスタ)にアクセスを許可する信号を生成する。NFフィールドのデータを送信するタイミングで、アクセスが許可されたレジスタにリードアクセスし、読みだされたデータをシリアル変換し、NFフィールドのデータとして送信する。
【0084】
PS端末においては、CNTチャネルを受信すると(図15のS1501)、CNTチャネル内のBFフィールド、NFフィールドを受信する(S1502)。そして、それらのデータに誤りが発生しているかどうかを、CRCチェック511により確認する(S1503)。誤りが発生していない場合には、CRCチェック511は受信したBFフィールドのデータをフレーム番号カウンタ512に、NFフィールドのデータをホッピングパターンレジスタ518に出力し、BFフィールドのデータをフレーム番号カウンタ512にフレーム同期信号413のタイミングでロードする(S1504)。
【0085】
これにより、フレーム番号カウンタ512からは受信したBFフィールドのデータが出力され、CS側と同様に「当該フレーム番号+1」に相当するホッピングパターンレジスタが選択される。
【0086】
比較部1401はこの選択されたホッピングパターンレジスタに格納されている周波数番号を読み出し、CRCチェック511から送られてきたNFフィールドのデータと比較する(S1505)。
【0087】
この比較の結果、レジスタに格納されている周波数番号をNFフィールドのデータが一致しない場合は(S1506)、使用周波数の変更があったとみなし、選択されたホッピングパターンレジスタに受信したNFフィールドのデータを書き込むことで(S1507)、PS端末のホッピングパターンレジスタ518はCS端末のホッピングパターンに従って更新されることになり、このホッピングパターンに従って周波数の切り替えを行なう(S1508)。
【0088】
また、S1506でレジスタに格納されている周波数番号とCRCチェック511から送られてきたNFフィールドのデータが一致した場合には、周波数の変更がないのでホッピングパターンレジスタ518へのNFフィールドのデータの書き込みは行わない。
【0089】
また、受信したBF、NFフィールドのデータに誤りが発生している場合には(S1503)、CRCチェック511は受信データの出力は行わないため、フレーム番号カウンタ512へのロードは行わない。フレーム番号カウンタ512のクロックには、フレーム同期部316からのフレーム同期信号413が入力されているので、ロードが行われない場合にはフレーム番号カウンタ512を一つだけカウントアップする(S1509)。データの受信状態によらず定期的に発生するフレーム同期信号413を利用する結果、BF番号は受信できなくとも、CS側と同じフレーム番号に追従することが可能となるのである。さらに、誤りが発生している場合には、誤った周波数番号が書き込まれるのを防ぐために、ホッピングパターンレジスタ518への更新も行わない。
【0090】
また、誤りなく受信できた周波数番号と、すでにホッピングパターンレジスタ518に格納されている周波数番号を比較し、異なる場合にホッピングパターンレジスタ518への周波数番号の書き換えを行なう様にしても第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0091】
尚、第1、第2の実施の形態ではCS端末が送信するフレーム番号(BF)は時間的な情報として説明をしたが本発明は、CS端末が周波数に対応した番号でも、周波数自身を送信する様にしても良い。
【0092】
以上説明した様に、フレーム番号情報や周波数番号情報を正確に受信できない場合でも、次の通信フレームで使用する周波数に正しく切り替えられるようになる。
【0093】
また、送信側と受信側の周波数切り替えのためのタイミングのずれが生じることがなく信頼性の高い通信システムを提供することが可能となる。特に、リアルタイム性の必要となる音声や映像の通信を安定して行えるという効果がある。
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、フレーム番号情報や周波数番号情報等の情報を正確に受信できない場合でも、次の周波数に正しく切り替えられ、しかも、既に記憶している周波数切り替えの情報の無駄な更新を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシステムの構成図。
【図2】本発明を実施した無線制御ユニットの構成図。
【図3】本発明を実施したチャネルコーデックの構成図。
【図4】本発明を実施したフレーム同期部の構成図。
【図5】第1の実施の形態のホッピングパターンレジスタ周辺部の構成図。
【図6】本発明を実施した無線部の構成図。
【図7】本発明を実施した無線伝送フレーム構成図。
【図8】本発明を実施した周波数ホッピング方式の説明図。
【図9】本発明を実施した通信開始シーケンス図。
【図10】本発明を実施した同期検出動作フローチャート。
【図11】本発明を実施した同期ロック時の動作フローチャート。
【図12】本発明を実施したセレクタの動作フローチャート。
【図13】第1の実施の形態のホッピングパターンレジスタ周辺部の動作フローチャート。
【図14】第2の実施の形態のホッピングパターンレジスタ周辺部の構成図。
【図15】第2の実施の形態のホッピングパターンレジスタ周辺部の動作フローチャート。
【符号の説明】
501 受信データ
503 アドレスバス下位4ビット
504 周波数切り替えタイミングパルス
505 データバス
506 CPUライトパルス
507 CNT CRCエラー信号
508 NF番号書き込みタイミングパルス
509 NF番号読みだしタイミングパルス
510 周波数番号情報
511 CRCチェック
512 フレーム番号カウンタ
513 HPポインタレジスタ
514 4ビット加算器
515 エンコーダ
516 マルチプレクサ
517 デコーダ
518 ホッピングパターンレジスタ
519 HPレジスタライト信号生成部
520 HPレジスタリード信号生成部
Claims (12)
- 周波数ホッピング通信を行う無線通信装置において、
通信相手装置がデータを送信した周波数に対応した第1の情報と、次に切り替える周波数に関する第2の情報と、を含むデータを受信する受信手段と、
周波数を切り替えるために使用する周波数情報を記憶する記憶手段と、
前記受信手段で受信した前記データの誤りの有無を判別する判別手段と、
前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが無いと判別すると、前記受信手段により受信した前記第1の情報に基づいて、次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力し、前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが有ると判別すると、前記受信手段により受信した前記第1の情報に係わらずに次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力する出力手段と、
前記判別手段が、前記受信手段で受信した前記データに誤りが無いと判別した場合に、前記受信手段により受信した前記第2の情報と、前記記憶手段に記憶されている次に切り替える周波数に対応する情報とを比較し、該比較の結果に応じて、前記第2の情報に基づいて前記記憶手段に記憶されている周波数情報を更新する更新手段と、
前記出力手段により出力された前記第3の情報に応じて前記記憶手段から前記周波数情報を読み出す読出手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1において、
前記更新手段は、前記比較の結果、前記受信手段により受信した前記第2の情報と、前記記憶手段に記憶されている次に切り替える周波数に対応する情報とが一致した場合は、前記受信した第2の情報に基づく前記周波数情報の更新は行わず、一致しない場合は、前記更新を行うことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1において、
前記通信相手装置は、通信フレームの所定の位置で所定のパターンのフレーム同期のための同期信号を送信し、
前記受信手段は、前記同期信号を受信し、
前記無線通信装置は、前記同期信号を受信したタイミングに同期したクロックを発生する発生手段と、を有し、
前記出力手段は、前記発生手段が発生したクロックに基づいて、前記第3の情報を出力することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項3において、
前記発生手段は、前記同期信号の受信の有無にかかわらず、前記クロックを発生する同期保護手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項4において、
前記同期保護手段は、通信フレーム1つ分の時間が経過すると、前記クロックを発生することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項3において、
前記発生手段は、前記同期信号を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記同期信号を検出すると、前記同期信号を検出したタイミングで初期化を行い通信フレーム1つ分の時間が経過するとタイミングパルスを出力する第1のカウンタと、
前記検出手段が前記同期信号を検出した位置でパルスを発生し、通信フレーム1つ分の時間が経過すると通信フレームの位置を示すフレーム位置信号を出力する第2のカウンタと、
前記フレーム位置信号が出力されている際に前記検出手段が前記同期信号を検出すると、前記フレーム位置信号を前記クロックとし、前記フレーム位置信号が出力されている際に前記検出手段が前記同期信号を連続して所定回数検出できないと前記第1のカウンタの出力を前記クロックとする選択手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1において、
前記第3の情報は、前記第1の情報に所定の値を加算した値であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項7において、
前記第3の情報は、前記第1の情報に、通信チャネル毎に定めた値を加算した値であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項8において、
前記通信チャネルは、制御用チャネルと音声用チャネルとデータ用チャネルであることを特徴とする無線通信装置。 - 周波数ホッピング通信を行う無線通信装置の制御方法において、
通信相手装置がデータを送信した周波数に対応した第1の情報と、次に切り替える周波数に関する第2の情報と、を含むデータを受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した前記データの誤りの有無を判別する判別工程と、
前記判別工程で、前記受信した前記データに誤りが無いと判別されると、前記受信した前記第1の情報に基づいて、次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力し、前記判別工程で前記受信した前記データに誤りが有ると判別すると、前記受信した前記第1の情報に係わらずに次に切り替える周波数に対応する第3の情報を出力する出力工程と、
前記判別工程で、前記受信した前記データに誤りが無いと判別した場合に、前記受信した前記第2の情報と、周波数を切り替えるために使用する周波数情報を記憶する記憶部に記憶されている次に切り替える周波数に対応する情報とを比較し、該比較の結果に応じて、前記受信した第2の情報に基づいて前記記憶部に記憶されている周波数情報を更新する更新工程と、
前記出力工程において出力された前記第3の情報に応じて前記記憶部から前記周波数情報を読み出す読出工程を有することを特徴とする制御方法。 - 周波数を切り替えながら通信する無線通信装置において、
周波数を切り替えるための情報を記憶する記憶手段と、
他の装置から送信された周波数に関する情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記情報のエラーを検出する検出手段と、
前記検出手段によりエラーが検出されない場合に、前記受信手段により受信された情報と、前記記憶手段に記憶されている情報とを比較し、前記受信された情報と、前記記憶されている情報とが一致しない場合に前記記憶手段に記憶されている情報の更新を行い、一致した場合には前記更新を行わない更新手段と、
前記検出手段によりエラーが検出された場合、及び、前記検出手段によりエラーが検出されない場合で前記更新手段による更新が行われなかった場合は、前記検出手段によりエラー検出を行う前から前記記憶手段に記憶されている前記情報に基づいて周波数の切り替えを行い、前記検出手段によりエラーが検出されない場合で前記更新手段による更新が行われた場合は、前記更新手段により更新された前記情報に基づいて周波数の切り替えを行う周波数切替手段と、を有することを特徴とする無線通信装置。 - 周波数を切り替えながら無線通信するための制御方法において、
他の装置から送信された周波数に関する情報を受信する受信工程と、
前記受信工程において受信された前記情報のエラーを検出する検出工程と、
前記検出工程においてエラーが検出されない場合に、前記受信工程おいて受信された情報と、メモリに記憶されている周波数を切り替えるための情報とを比較し、前記受信された情報と、前記記憶されている情報とが一致しない場合に前記メモリに記憶されている情報の更新を行い、一致した場合には前記更新を行わない更新工程と、
前記検出工程においてエラーが検出された場合、及び、前記検出工程においてエラーが検出されない場合で前記更新工程において前記更新が行われなかった場合は、前記検出工程においてエラー検出を行う前からメモリに記憶されている周波数を切り替えるための情報に基づいて周波数の切り替えを行い、前記検出工程においてエラーが検出されない場合で前記更新工程において前記更新が行われた場合は、前記更新工程において更新された前記情報に基づいて周波数の切り替えを行う周波数切替工程と、を有することを特徴とする制御方法。
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