JP3534350B2 - 走行操作装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として油圧ショベルに
おける走行操作装置に関する。
おける走行操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の油圧ショベルの運転席の斜
視図であり、1はシート、2は右作業機操作レバー、3
は左作業機操作レバー、4はブレード操作レバー、7は
右走行レバー、8は左走行レバーである。作業時には左
右の作業機操作レバー2、3を操作することによりブー
ム、アーム、バケット等の作業機の操作、および上部旋
回体の旋回操作が可能であり、ブレード操作レバー4を
操作することによりブレードの昇降が制御できる。走行
時には左右の走行レバー7、8を操作する。すなわち、
右走行レバー7を前傾すると右履帯は前進し、後傾する
と右履帯は後進する。左走行レバーも同様に左側履帯を
制御可能であり、左右の走行レバー7、8を操作するこ
とにより車両の前後進、旋回操作を行う。
視図であり、1はシート、2は右作業機操作レバー、3
は左作業機操作レバー、4はブレード操作レバー、7は
右走行レバー、8は左走行レバーである。作業時には左
右の作業機操作レバー2、3を操作することによりブー
ム、アーム、バケット等の作業機の操作、および上部旋
回体の旋回操作が可能であり、ブレード操作レバー4を
操作することによりブレードの昇降が制御できる。走行
時には左右の走行レバー7、8を操作する。すなわち、
右走行レバー7を前傾すると右履帯は前進し、後傾する
と右履帯は後進する。左走行レバーも同様に左側履帯を
制御可能であり、左右の走行レバー7、8を操作するこ
とにより車両の前後進、旋回操作を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レバー
の位置の関係から、作業機操作レバー2、3を操作する
場合にはオペレータはシート1の背当てに背中をもたせ
た楽な姿勢で操作が可能であるが、走行レバー7、8を
操作する場合には走行レバー7、8が前方にあるため、
オペレータはやや前傾姿勢で操作するようになる。その
ため、たとえば、ブレードによる土工作業等で長時間走
行操作を行うと、オペレータは長時間前傾姿勢で作業す
ることとなり、オペレータにとって重労働となり、疲労
するという問題がある。
の位置の関係から、作業機操作レバー2、3を操作する
場合にはオペレータはシート1の背当てに背中をもたせ
た楽な姿勢で操作が可能であるが、走行レバー7、8を
操作する場合には走行レバー7、8が前方にあるため、
オペレータはやや前傾姿勢で操作するようになる。その
ため、たとえば、ブレードによる土工作業等で長時間走
行操作を行うと、オペレータは長時間前傾姿勢で作業す
ることとなり、オペレータにとって重労働となり、疲労
するという問題がある。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、オペレータの作業姿勢が悪くなることなく、疲
労しないような走行操作装置を提供することを目的とし
ている。
もので、オペレータの作業姿勢が悪くなることなく、疲
労しないような走行操作装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係る走行操作装置の第1は、油圧により作業機
操作および走行操作を行う作業車両において、オペレー
タの着座するシートの側方に配設された作業機操作レバ
ーと、前記作業機操作レバーの傾動方向及び傾動角に対
応してパイロット圧を発生するパイロット弁と、前記パ
イロット弁と2個の作業機操作弁との間を接続するパイ
ロット回路と、走行用の左右の油圧モータをそれぞれ操
作する2個の走行操作弁と、前記パイロット回路から分
岐して2個の走行操作弁に接続される回路と、前記分岐
に配置され、パイロット圧を作業機操作弁又は走行操作
弁のいずれか一方のみに導く電磁式の切換弁とを備え、
前記切換弁を切り換えることにより、1本の作業機操作
レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能としてい
る。
本発明に係る走行操作装置の第1は、油圧により作業機
操作および走行操作を行う作業車両において、オペレー
タの着座するシートの側方に配設された作業機操作レバ
ーと、前記作業機操作レバーの傾動方向及び傾動角に対
応してパイロット圧を発生するパイロット弁と、前記パ
イロット弁と2個の作業機操作弁との間を接続するパイ
ロット回路と、走行用の左右の油圧モータをそれぞれ操
作する2個の走行操作弁と、前記パイロット回路から分
岐して2個の走行操作弁に接続される回路と、前記分岐
に配置され、パイロット圧を作業機操作弁又は走行操作
弁のいずれか一方のみに導く電磁式の切換弁とを備え、
前記切換弁を切り換えることにより、1本の作業機操作
レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能としてい
る。
【0006】さらに、本発明に係る走行操作装置の第2
は、油圧により作業機操作および走行操作を行う産業車
両において、オペレータの着座するシートの側方に配設
された作業機操作レバーと、前記作業機操作レバーの傾
動方向及び傾動角に基づく電気信号を演算出力する演算
装置と、前記演算装置からの電気信号によって作動する
2個の電磁比例式作業機操作弁と、前記演算装置からの
電気信号によって作動し、走行用の左右の油圧モータを
それぞれ操作する2個の電磁比例式走行操作弁と、演算
装置からの電気信号を電磁比例式作業機操作弁と電磁比
例式走行操作弁とのうちいずれか一方のみに出力するよ
うに、演算装置に指示を出力する切換スイッチとを備
え、前記切換スイッチを切り換えることにより、1本の
作業機操作レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能
としている。
は、油圧により作業機操作および走行操作を行う産業車
両において、オペレータの着座するシートの側方に配設
された作業機操作レバーと、前記作業機操作レバーの傾
動方向及び傾動角に基づく電気信号を演算出力する演算
装置と、前記演算装置からの電気信号によって作動する
2個の電磁比例式作業機操作弁と、前記演算装置からの
電気信号によって作動し、走行用の左右の油圧モータを
それぞれ操作する2個の電磁比例式走行操作弁と、演算
装置からの電気信号を電磁比例式作業機操作弁と電磁比
例式走行操作弁とのうちいずれか一方のみに出力するよ
うに、演算装置に指示を出力する切換スイッチとを備
え、前記切換スイッチを切り換えることにより、1本の
作業機操作レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能
としている。
【0007】
【作用】本発明に係る走行操作装置の第1によれば、切
換弁を切り換えることにより、手元にある1本の作業機
操作レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能として
いる。これにより、2本の走行レバーを使って走行操作
を行なうのに比べて、走行時に片手を空けておくことが
でき、例えばブレード操作レバーの操作など、他の作業
を行なうようなこともできる。また、作業機操作レバー
がシートの側方にあるので、手元で走行操作を行なうこ
とができ、従来はオペレータの前方にあった専用の走行
レバーで操作を行なうのに比べると、前傾姿勢をとる必
要がなく、楽な姿勢で走行操作ができて疲労が少ない。
しかも、オペレータの前方にあった走行レバーが不要と
なるので、部品点数が減少するとともに、オペレータの
足元が窮屈でなくなり、運転者が作業中に余裕のある姿
勢を取ることも可能となる。
換弁を切り換えることにより、手元にある1本の作業機
操作レバーのみで作業機操作と走行操作とを可能として
いる。これにより、2本の走行レバーを使って走行操作
を行なうのに比べて、走行時に片手を空けておくことが
でき、例えばブレード操作レバーの操作など、他の作業
を行なうようなこともできる。また、作業機操作レバー
がシートの側方にあるので、手元で走行操作を行なうこ
とができ、従来はオペレータの前方にあった専用の走行
レバーで操作を行なうのに比べると、前傾姿勢をとる必
要がなく、楽な姿勢で走行操作ができて疲労が少ない。
しかも、オペレータの前方にあった走行レバーが不要と
なるので、部品点数が減少するとともに、オペレータの
足元が窮屈でなくなり、運転者が作業中に余裕のある姿
勢を取ることも可能となる。
【0008】本発明に係る走行操作装置の第2によれ
ば、手元にある1本の作業機操作レバーのみで走行操作
を可能としているので、走行操作装置の第1と同様の作
用が得られる。また、演算装置から電気信号によって操
作指令を伝達しており、制御が容易となる。
ば、手元にある1本の作業機操作レバーのみで走行操作
を可能としているので、走行操作装置の第1と同様の作
用が得られる。また、演算装置から電気信号によって操
作指令を伝達しており、制御が容易となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る走行操作装置の実施例
について、図面を参照して説明する。図1は走行操作装
置の回路図であり、左作業機操作レバー3に連動するレ
バー装置10は4個のパイロット弁11、12、13、
14を有している。レバー装置10はモノレバー方式と
なっており、左作業機操作レバー3を前傾すればパイロ
ット弁11が作用し、後傾すればパイロット弁12が作
用し、右傾すればパイロット弁13が、左傾すればパイ
ロット弁14が作用する。また、左作業機操作レバー3
を斜め方向に傾ければ2つのパイロット弁が同時に作用
するようになっている。パイロット弁11、12はアー
ム操作弁20とそれぞれパイロット回路22、23によ
り接続しており、パイロット弁13、14は旋回操作弁
21とそれぞれパイロット回路24、25により接続し
ている。パイロット回路22、23上には電磁切換弁3
0が介装されており、パイロット回路24、25上には
電磁切換弁31が介装されている。電磁切換弁30およ
び31は切換スイッチ37によりA、Bの位置に切り換
えられるようになっている。電磁切換弁30と右走行操
作弁40とは回路32、33によりセンタスイベルジョ
イント36を介して接続しており、電磁操作弁31は左
走行操作弁41とは回路34、35によりセンタスイベ
ルジョイント36を介して接続している。左右の走行操
作弁40、41は油圧ポンプ44と右側履帯45を駆動
する右油圧モータ42、および左側履帯46を駆動する
左油圧モータ43との回路の正逆転の切り換えを行う。
について、図面を参照して説明する。図1は走行操作装
置の回路図であり、左作業機操作レバー3に連動するレ
バー装置10は4個のパイロット弁11、12、13、
14を有している。レバー装置10はモノレバー方式と
なっており、左作業機操作レバー3を前傾すればパイロ
ット弁11が作用し、後傾すればパイロット弁12が作
用し、右傾すればパイロット弁13が、左傾すればパイ
ロット弁14が作用する。また、左作業機操作レバー3
を斜め方向に傾ければ2つのパイロット弁が同時に作用
するようになっている。パイロット弁11、12はアー
ム操作弁20とそれぞれパイロット回路22、23によ
り接続しており、パイロット弁13、14は旋回操作弁
21とそれぞれパイロット回路24、25により接続し
ている。パイロット回路22、23上には電磁切換弁3
0が介装されており、パイロット回路24、25上には
電磁切換弁31が介装されている。電磁切換弁30およ
び31は切換スイッチ37によりA、Bの位置に切り換
えられるようになっている。電磁切換弁30と右走行操
作弁40とは回路32、33によりセンタスイベルジョ
イント36を介して接続しており、電磁操作弁31は左
走行操作弁41とは回路34、35によりセンタスイベ
ルジョイント36を介して接続している。左右の走行操
作弁40、41は油圧ポンプ44と右側履帯45を駆動
する右油圧モータ42、および左側履帯46を駆動する
左油圧モータ43との回路の正逆転の切り換えを行う。
【0010】図2(a)は運転席の第1実施例の斜視図
であり、シート1の右側には右作業機操作レバー2が、
左側には左作業機操作レバー3が装着されている。4は
ブレード操作レバーである。左作業機操作レバー3のノ
ブ5の先端には切換スイッチ37が設けられている。図
2(b)は運転席の第2実施例の左作業機レバー3部分
の斜視図であり、左作業機レバー3の下方に設けられて
いるスイッチパネル6には切換スイッチ37が装着され
ている。
であり、シート1の右側には右作業機操作レバー2が、
左側には左作業機操作レバー3が装着されている。4は
ブレード操作レバーである。左作業機操作レバー3のノ
ブ5の先端には切換スイッチ37が設けられている。図
2(b)は運転席の第2実施例の左作業機レバー3部分
の斜視図であり、左作業機レバー3の下方に設けられて
いるスイッチパネル6には切換スイッチ37が装着され
ている。
【0011】つぎに作用について説明する。図1におい
て切換スイッチ37がOFFのときには電磁切換弁3
0、31はAの位置にあり、左作業機操作レバー3のレ
バー装置10のパイロット回路22、23および24、
25はアーム操作弁20および旋回操作弁21と接続し
ている。したがって、図3に示すように、左作業機操作
レバー3を前に倒すとアームダンプ、後に倒すとアーム
掘削、右に倒すと右旋回、左に倒すと左旋回となる。切
換スイッチ37をONにすると電磁切換弁30、31は
Bの位置になり、レバー装置10のパイロット回路2
2、23および24、25は回路32、33および3
4、35と接続し、左右の走行操作弁40、41と接続
する。したがって、図4に示すように、左作業機レバー
3を前に倒すと右側履帯45が前進して車両は左曲がり
となり、後に倒すと左側履帯46が前進して車両は右曲
がりとなる。左作業機レバー3を右に倒すと車両は右曲
がりとなり、左に倒すと左曲がりとなる。左作業機操作
レバー3を右斜め前に倒すと両側の履帯45、46は前
進して車両は前進し、左斜め後ろに倒すと車両は後進す
る。左作業機操作レバー3を左斜め前に倒すと、右側履
帯45は前進し、左側履帯46は後進して車両は左スピ
ンターンし、右斜め後に倒すと車両は右スピンターンす
る。
て切換スイッチ37がOFFのときには電磁切換弁3
0、31はAの位置にあり、左作業機操作レバー3のレ
バー装置10のパイロット回路22、23および24、
25はアーム操作弁20および旋回操作弁21と接続し
ている。したがって、図3に示すように、左作業機操作
レバー3を前に倒すとアームダンプ、後に倒すとアーム
掘削、右に倒すと右旋回、左に倒すと左旋回となる。切
換スイッチ37をONにすると電磁切換弁30、31は
Bの位置になり、レバー装置10のパイロット回路2
2、23および24、25は回路32、33および3
4、35と接続し、左右の走行操作弁40、41と接続
する。したがって、図4に示すように、左作業機レバー
3を前に倒すと右側履帯45が前進して車両は左曲がり
となり、後に倒すと左側履帯46が前進して車両は右曲
がりとなる。左作業機レバー3を右に倒すと車両は右曲
がりとなり、左に倒すと左曲がりとなる。左作業機操作
レバー3を右斜め前に倒すと両側の履帯45、46は前
進して車両は前進し、左斜め後ろに倒すと車両は後進す
る。左作業機操作レバー3を左斜め前に倒すと、右側履
帯45は前進し、左側履帯46は後進して車両は左スピ
ンターンし、右斜め後に倒すと車両は右スピンターンす
る。
【0012】次に、本発明に係る走行操作装置の他の実
施例として、電気レバーを用いた例について説明する。
図5は走行操作装置の回路図であり、図中、図1から図
4に示す符号と同じ符号は同じ装置、部品等を示す。左
作業機操作レバー3に連動するレバー装置50は2個の
ポテンショメータ51、52を有している。レバー装置
60はモノレバー方式となっており、左作業機操作レバ
ー3を前斜、後斜すればポテンショメータ51はその操
作量に比例した電気信号を発生させ、右斜、左斜すれば
ポテンショメータ52はその操作量に比例した電気信号
を発生させる。また、左操作レバー3を斜め方向に傾け
れば2つのポテンショメータ51,52がその操作量に
比例した電気信号を発生させる。ポテンショメータ5
1,52が発生する電気信号は演算装置60に入力さ
れ、切換スイッチ37のON、OFF信号も演算装置6
0に入力される。切換スイッチ37がOFFのとき、演
算装置60は回路61、62により電磁比例式ソレノイ
ド弁であるアーム操作弁70に、回路63、64により
電磁比例式ソレノイド弁である旋回操作弁71にそれぞ
れ接続される。切換スイッチ37がONのとき、演算装
置60は回路65、66によりセンタスイベルジョイン
ト73を介して電磁比例式ソレノイド弁である右走行操
作弁80に、回路67、68によりセンタスイベルジョ
イント73を介して電磁比例式ソレノイド弁である左走
行操作弁81にそれぞれ接続される。
施例として、電気レバーを用いた例について説明する。
図5は走行操作装置の回路図であり、図中、図1から図
4に示す符号と同じ符号は同じ装置、部品等を示す。左
作業機操作レバー3に連動するレバー装置50は2個の
ポテンショメータ51、52を有している。レバー装置
60はモノレバー方式となっており、左作業機操作レバ
ー3を前斜、後斜すればポテンショメータ51はその操
作量に比例した電気信号を発生させ、右斜、左斜すれば
ポテンショメータ52はその操作量に比例した電気信号
を発生させる。また、左操作レバー3を斜め方向に傾け
れば2つのポテンショメータ51,52がその操作量に
比例した電気信号を発生させる。ポテンショメータ5
1,52が発生する電気信号は演算装置60に入力さ
れ、切換スイッチ37のON、OFF信号も演算装置6
0に入力される。切換スイッチ37がOFFのとき、演
算装置60は回路61、62により電磁比例式ソレノイ
ド弁であるアーム操作弁70に、回路63、64により
電磁比例式ソレノイド弁である旋回操作弁71にそれぞ
れ接続される。切換スイッチ37がONのとき、演算装
置60は回路65、66によりセンタスイベルジョイン
ト73を介して電磁比例式ソレノイド弁である右走行操
作弁80に、回路67、68によりセンタスイベルジョ
イント73を介して電磁比例式ソレノイド弁である左走
行操作弁81にそれぞれ接続される。
【0013】つぎに本実施例の作用について説明する。
図5において切換スイッチ37がOFFのとき左作業機
操作レバー3を例えば前に倒すかまたは後に倒すと演算
装置60は図6に示すように作業機操作レバー3の操作
量をレバー入力(横軸)として、演算出力電圧es (又
は演算出力電流is )(縦軸)を回路61、62を介し
てアーム操作弁70に出力する。出力に不感帯を設けて
いるが、場合によっては設けなくても良い。演算出力電
圧eまたは演算出力電流iでアーム操作弁70のスプー
ルが作動してアームダンプまたはアーム掘削となる。左
作業機操作レバー3を例えば右に倒すかまたは左に倒す
と演算装置60は図7に示すように左作業機操作レバー
3の操作量をレバー入力(横軸)として、演算出力電圧
eb (又は演算出力電流ib )(縦軸)を回路63、6
4を介して旋回操作弁71に出力する。出力に不感帯を
設けているが、場合によっては設けなくても良い。演算
出力電圧eまたは演算出力電流iで電磁比例ソレノイド
弁である旋回操作弁71のスプールが作動して右旋回か
または左旋回となる。
図5において切換スイッチ37がOFFのとき左作業機
操作レバー3を例えば前に倒すかまたは後に倒すと演算
装置60は図6に示すように作業機操作レバー3の操作
量をレバー入力(横軸)として、演算出力電圧es (又
は演算出力電流is )(縦軸)を回路61、62を介し
てアーム操作弁70に出力する。出力に不感帯を設けて
いるが、場合によっては設けなくても良い。演算出力電
圧eまたは演算出力電流iでアーム操作弁70のスプー
ルが作動してアームダンプまたはアーム掘削となる。左
作業機操作レバー3を例えば右に倒すかまたは左に倒す
と演算装置60は図7に示すように左作業機操作レバー
3の操作量をレバー入力(横軸)として、演算出力電圧
eb (又は演算出力電流ib )(縦軸)を回路63、6
4を介して旋回操作弁71に出力する。出力に不感帯を
設けているが、場合によっては設けなくても良い。演算
出力電圧eまたは演算出力電流iで電磁比例ソレノイド
弁である旋回操作弁71のスプールが作動して右旋回か
または左旋回となる。
【0014】つぎに図5において切換スイッチ37がO
Nのときは演算装置60は回路65、66および回路6
7、68を介して左右の走行操作80、81と接続す
る。したがって、図4に示すように、左作業機操作レバ
ー3を前に倒すと右履帶45が前進して車両は左曲がり
となり、後に倒すと左履帶46が前進して車両は右曲が
りとなる。左作業機レバー3を右に倒すと車両は右曲が
りとなり、左に倒すと左曲がりとなる。左作業機操作レ
バー3を右斜め前に倒すと両側の履帶45、46は前進
して車両は前進し、左斜め後ろに倒すと車両は後進す
る。左作業機操作レバー3を左斜め前に倒すと、右側履
帶45は前進し、左側履帶46は後進して車両は左スピ
ンターンする。
Nのときは演算装置60は回路65、66および回路6
7、68を介して左右の走行操作80、81と接続す
る。したがって、図4に示すように、左作業機操作レバ
ー3を前に倒すと右履帶45が前進して車両は左曲がり
となり、後に倒すと左履帶46が前進して車両は右曲が
りとなる。左作業機レバー3を右に倒すと車両は右曲が
りとなり、左に倒すと左曲がりとなる。左作業機操作レ
バー3を右斜め前に倒すと両側の履帶45、46は前進
して車両は前進し、左斜め後ろに倒すと車両は後進す
る。左作業機操作レバー3を左斜め前に倒すと、右側履
帶45は前進し、左側履帶46は後進して車両は左スピ
ンターンする。
【0015】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明は油圧によ
り作業機操作および走行操作を行う作業車両の、オペレ
ータの手元に配設された作業機操作レバーで操作される
パイロット弁と、パイロット圧で操作される作業機操作
弁とを接続する回路上に、パイロット弁と走行操作弁と
を接続する回路に切り換える切換弁を介装したため、切
換弁を切り換えることによりオペレータは作業機操作レ
バーを作業機操作と走行操作とのどちらかに任意に選択
できる。そのため、作業機操作も、走行操作も手元に配
設された作業機操作レバーで操作可能となり、楽な姿勢
で疲労することなく走行操作が行える走行操作装置が得
られる。さらに、本発明に係る走行操作装置の第2は、
オペレータの手元に配設された作業機操作レバーと、作
業機操作レバーのストロークを示す電気信号を演算出力
する手段とを設け、前記演算出力する手段により、作業
機操作弁か走行操作弁かのいずれかを制御する選択手段
を設けたため、オペレータは作業機操作レバーを作業機
操作と走行操作とのどちらかに任意に選択できる。その
ため、作業機操作も、走行操作も手元に配設された作業
機操作レバーで操作可能となり、楽な姿勢で疲労するこ
となく走行操作が行える走行操作装置が得られる。
り作業機操作および走行操作を行う作業車両の、オペレ
ータの手元に配設された作業機操作レバーで操作される
パイロット弁と、パイロット圧で操作される作業機操作
弁とを接続する回路上に、パイロット弁と走行操作弁と
を接続する回路に切り換える切換弁を介装したため、切
換弁を切り換えることによりオペレータは作業機操作レ
バーを作業機操作と走行操作とのどちらかに任意に選択
できる。そのため、作業機操作も、走行操作も手元に配
設された作業機操作レバーで操作可能となり、楽な姿勢
で疲労することなく走行操作が行える走行操作装置が得
られる。さらに、本発明に係る走行操作装置の第2は、
オペレータの手元に配設された作業機操作レバーと、作
業機操作レバーのストロークを示す電気信号を演算出力
する手段とを設け、前記演算出力する手段により、作業
機操作弁か走行操作弁かのいずれかを制御する選択手段
を設けたため、オペレータは作業機操作レバーを作業機
操作と走行操作とのどちらかに任意に選択できる。その
ため、作業機操作も、走行操作も手元に配設された作業
機操作レバーで操作可能となり、楽な姿勢で疲労するこ
となく走行操作が行える走行操作装置が得られる。
【図1】本発明の走行操作装置の回路図である。
【図2】本発明の走行操作装置を装着した運転席の斜視
図である。
図である。
【図3】作業機操作装置の操作パターンを示す図であ
る。
る。
【図4】走行操作装置の操作パターンを示す図である。
【図5】本発明の走行操作装置の他の実施例の回路図で
ある。
ある。
【図6】本発明の演算装置の入力対出力特性図である。
【図7】本発明の演算装置の入力対出力特性図である。
【図8】従来の運転席の斜視図である。
1…シート、2…右作業機操作レバー、3…左作業機操
作レバー、10…レバー装置、11、12、13、14
…パイロット弁、20…アーム操作弁、21…旋回操作
弁、30、31…電磁切換弁、36…センタスイベルジ
ョイント、37…切換スイッチ、40…右走行操作弁、
41…左走行操作弁、60…演算装置。
作レバー、10…レバー装置、11、12、13、14
…パイロット弁、20…アーム操作弁、21…旋回操作
弁、30、31…電磁切換弁、36…センタスイベルジ
ョイント、37…切換スイッチ、40…右走行操作弁、
41…左走行操作弁、60…演算装置。
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E02F 9/20 - 9/22
E02F 9/16
F15B 11/00 - 11/22
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧により作業機操作および走行操作を
行う作業車両において、オペレータの着座するシート (1) の側方 に配設された作
業機操作レバー (3) と、 前記作業機操作レバー (3) の傾動方向及び傾動角に対応
してパイロット圧を発生する パイロット弁(11,12,13,1
4)と、前記パイロット弁 (11,12,13,14) と2個の作業機操作弁
(20,21) との間を接続するパイロット回路 (22,23,24,25)
と、 走行用の左右の油圧モータ (42,43) をそれぞれ操作する
2個の走行操作弁 (40,41) と、 前記パイロット回路 (22,23,24,25) から分岐して2個の
走行操作弁 (40,41) に接続される回路 (32,33,34,35) と、 前記分岐に配置され、パイロット圧を作業機操作弁 (20,
21) 又は走行操作弁 (40,41) のいずれか一方のみに導く電
磁式の切換弁 (30,31) とを備え、 前記切換弁 (30,31) を切り換えることにより、1本の作
業機操作レバー (3) のみで作業機操作と走行操作とを可
能とした ことを特徴とする走行操作装置。 - 【請求項2】 油圧により作業機操作および走行操作を
行う産業車両において、オペレータの着座するシート (1) の側方 に配設された作
業機操作レバー (3) と、 前記作業機操作レバー (3) の傾動方向及び傾動角に基づ
く電気信号を演算出力する演算装置 (60) と、前記演算装置 (60) からの電気信号によって作動する2個
の電磁比例式作業機操作弁 (70,71) と、 前記演算装置からの電気信号によって作動し、走行用の
左右の油圧モータ (42,43) をそれぞれ操作する2個の電
磁比例式走行操作弁 (80,81) と、 演算装置 (60) からの電気信号を電磁比例式作業機操作弁
(70,71) と電磁比例式走行操作弁 (80,81) とのうちいずれ
か一方のみに出力するように、演算装置 (60) に指示を出
力する切換スイッチ (37) とを備え、 前記切換スイッチ (37) を切り換えることにより、1本の
作業機操作レバー (10) のみで作業機操作と走行操作とを
可能とした ことを特徴とする走行操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123493A JP3534350B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 走行操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29123493A JP3534350B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 走行操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119710A JPH07119710A (ja) | 1995-05-09 |
JP3534350B2 true JP3534350B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=17766218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29123493A Expired - Fee Related JP3534350B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 走行操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534350B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040094186A (ko) * | 2003-05-02 | 2004-11-09 | 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 | 중장비의 주행 제어장치 및 그 방법 |
KR100621980B1 (ko) | 2004-03-22 | 2006-09-14 | 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 | 조이스틱을 이용한 중장비 주행 제어방법 |
JP4091955B2 (ja) | 2005-12-02 | 2008-05-28 | 新キャタピラー三菱株式会社 | 作業機械 |
JP4206099B2 (ja) | 2005-12-12 | 2009-01-07 | キャタピラージャパン株式会社 | 作業機械 |
FR2897372B1 (fr) * | 2006-02-14 | 2010-03-26 | Groupe Mecalac | Agencement electro-hydraulique de pilotage pour un engin de travaux publics |
WO2008129345A1 (en) * | 2007-04-19 | 2008-10-30 | Volvo Compact Equipment Sas | Controller of a skid steered machine |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP29123493A patent/JP3534350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07119710A (ja) | 1995-05-09 |
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