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JP3528177B2 - ディスクチェンジャ - Google Patents

ディスクチェンジャ

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Publication number
JP3528177B2
JP3528177B2 JP2001061736A JP2001061736A JP3528177B2 JP 3528177 B2 JP3528177 B2 JP 3528177B2 JP 2001061736 A JP2001061736 A JP 2001061736A JP 2001061736 A JP2001061736 A JP 2001061736A JP 3528177 B2 JP3528177 B2 JP 3528177B2
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JP
Japan
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tray
disc
support shaft
hole
arm
Prior art date
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JP2001061736A
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Inventor
久男 出尾
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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Priority to US10/091,298 priority patent/US6728169B2/en
Publication of JP2002269887A publication Critical patent/JP2002269887A/ja
Application granted granted Critical
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/226Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine consisting of a single rotatable tray carrying the disks

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクチェンジ
ャに関し、特に、ディスクが保持されるディスクトレイ
を所定の回転位置まで移動させるディスクチェンジャに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクチェンジャとして、特開
平9−147468号公報に開示されたディスクチェン
ジャが知られている。このディスクチェンジャのシャー
シ上には、スピンドルモータの回転軸に取り付けられた
円盤状のディスクトレイが載置されており、このディス
クトレイの上面には、円周方向へ複数のディスクが収容
される。かかる構成により、スピンドルモータが作動す
ると、同スピンドルモータから伝達される駆動力によ
り、ディスクトレイは回転して上面に収容されたいずれ
かのディスクをピックアップとの対向位置まで回転移動
させ、チャックアームによる保持を可能とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
クチェンジャにおいては、次のような課題があった。通
常、ディスクチェンジャは、複数のディスクを収容可能
とするため、ディスクトレイが大型の円盤状に樹脂成形
して形成される。このため、成形時、回転面にうねりを
生じやすい。すると、シャーシの上面に配置された複数
のローラでディスクトレイの下面周縁付近を支持させる
場合、ディスクトレイの下面と各ローラとの当接状況に
ばらつきを生じ、同ディスクトレイに一様な回転トルク
を与えられず、回転ムラが発生することがある。本発明
は、上記課題にかんがみてなされたもので、ディスクト
レイの回転トルクを安定させて回転ムラを解消すること
の可能なディスクチェンジャの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、上面に設けられて円柱形
状の支軸部を中心に立設する円形状の凹部と、同凹部の
径方向へ回転軸を配向させつつ、同上面における同支軸
部を中心とする円弧上に等間隔で三カ所に配置されるロ
ーラとを備え、キャビネット本体から引き出し可能に設
置される矩形板状の樹脂製スライドトレイと、軸芯に設
けられて上記支軸部が回転可能に挿入されるトレイ軸孔
と、同トレイ軸孔の周囲における上面に設けられる環状
凹部と、同上面にて周方向へ等間隔で五カ所に形成され
るディスク収容部と、下面における同トレイ軸孔を中心
とした円弧上に配設されて駆動ギヤが噛合可能な環状ギ
ヤとを備え、下面周縁付近を各ローラに支持させつつ上
記円形状の凹部に載置される円盤状の樹脂製ディスクト
レイと、一端側に設けられて上記支軸部が挿入されるア
ーム軸孔と、同アーム軸孔の周囲における下面に上記環
状凹部と対向可能な環状凹部と、他端側に設けられて上
記ディスク収容部の中心部位に対向可能な貫通孔とを備
え、各環状凹部を対向させて形成されるスペースに伸縮
方向が同支軸部の軸芯方向へ配向されたスプリングを収
容させつつ、同支軸部に組み付けられる樹脂製チャック
アームとを具備する構成としてある。
【0005】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、上面に設けられて円柱形状の支軸部を中
心に立設する円形状の凹部を備えた矩形板状の樹脂製ス
ライドトレイがキャビネット本体から引き出し可能に配
設される。上記樹脂製スライドトレイには、上記円形状
の凹部における径方向へ回転軸を配向させたローラが上
記支軸部を中心とする円弧上に等間隔で三カ所に配置さ
れており、トレイ軸孔に同支軸部が回転可能に差し込ま
れた円盤状の樹脂製ディスクトレイが下面周縁付近を各
ローラに支持させつつ同円形状の凹部に載置される。な
お、上記樹脂製ディスクトレイの上面にて周方向へ等間
隔で五カ所に形成されたディスク収容部には、それぞれ
ディスクが収容され、同樹脂製ディスクトレイの下面に
おける同トレイ軸孔を中心とした円弧上に配設された環
状ギヤには、駆動ギヤが噛合され、同駆動ギヤを介して
駆動モータから伝達される駆動力により、同樹脂製ディ
スクトレイが回転駆動される。
【0006】樹脂製チャックアームは、上記支軸部をア
ーム軸孔に挿入しつつ、同支軸部に組み付けられる。こ
のとき、上記トレイ軸孔の周囲における樹脂製ディスク
トレイの上面に設けられたリング形状の凹部と、上記ア
ーム軸孔の周囲における樹脂製チャックアームの下面に
設けられたリング形状の凹部とが対向して形成されるス
ペースには、伸縮方向が上記支軸部の軸芯方向に配向さ
れたスプリングが収容される。なお、上記樹脂製チャッ
クアームの他端側に設けられた貫通孔は、上記ディスク
収容部に収容されたディスクの中心部位に対向し、同デ
ィスクのチャッキングを行う。従って、上記樹脂製ディ
スクトレイは、下面周縁付近が各ローラにより下方から
支持され、軸芯付近が上記スプリングの付勢力により下
方へ押圧されるため、全体として下方へ反った状態とな
ってうねりを吸収し、下面における各ローラとの当接状
況を均一にして回転トルクの安定化が実現される。
【0007】上記請求項1では、具体的な構成を有する
ディスクチェンジャを実現させているが、かかる構成は
一例にすぎないため、本発明が意図する技術を広い範囲
で捉えることも可能である。すなわち、請求項2にかか
る発明は、キャビネット本体から引き出し可能に設置さ
れ、上面に円形状の凹部を備えるとともに該凹部の中央
上面に円柱状の支軸部を立設させるスライドトレイと、
軸芯にて上記支軸部が回転可能に挿入されるトレイ軸孔
と、上面に形成されるディスク収容部とを備え、下面周
縁付近が下方から支持されつつ上記スライドトレイの上
記凹部に載置される円盤状のディスクトレイと、上記デ
ィスクトレイを上記トレイ軸孔にて回転駆動させる駆動
機構と、一端側に設けられて上記支軸部が挿入されるア
ーム軸孔を備え、同支軸部に組み付けられるチャックア
ームと、上記トレイ軸孔の周囲における上記ディスクト
レイの上面と上記アーム軸孔の周囲における上記チャッ
クアームの下面とを対向させて形成されるスペースにお
いて伸縮方向が同支軸部の軸芯方向へ配向されたスプリ
ングとを備えるとともに、上記ディスクトレイの下面か
ら上記トレイ軸孔の上方開口部位までの高さは、上記ス
ライドトレイの上面から上記チャックアームの下面まで
の高さより小さく設定されている構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上面に設けられて円柱形状の支軸部を中
心に立設する円形状の凹部を備えたスライドトレイがキ
ャビネット本体から引き出し可能に配設される。上記ス
ライドトレイには、中心に支軸部を備える上記円形状の
凹部が形成されており、トレイ軸孔に同支軸部が回転可
能に差し込まれた円盤状のディスクトレイが同凹部に載
置される。なお、上記ディスクトレイの上面に形成され
たディスク収容部には、それぞれディスクが収容され
る。チャックアームは、上記支軸部をアーム軸孔に挿入
しつつ、同支軸部に組み付けられる。このとき、上記ト
レイ軸孔の周囲における上記ディスクトレイの上面と、
上記アーム軸孔の周囲における上記チャックアームの下
面とが対向して形成されるスペースに伸縮方向が上記支
軸部の軸芯方向に配向されたスプリングが収容される。
従って、上記ディスクトレイは、下面周縁付近が下方か
ら支持されつつ軸芯付近が上記スプリングの付勢力によ
り下方へ押圧されるため、全体として下方へ反った状態
となってうねりを吸収して回転トルクの安定化が実現さ
れる。また、上記ディスクトレイの下面から上記トレイ
軸孔の上方開口部位までの高さは、上記スライドトレイ
の上面から上記チャックアームの下面までの高さより小
さく設定されているため、この高さの分だけクリアラン
スを生じさせる。従って、同クリアランスの範囲で上記
ディスクトレイと下方に押圧することができる。なお、
上記ディスクトレイは、うねりが発生するものであれば
良いとの観点から、樹脂成形して形成されるものであっ
ても良いし、金属加工して形成されるものなどであって
も良く、構成素材を限定するものではない。また、当該
ディスクチェンジャは、上記ディスクトレイを水平方向
へ配向させつつ使用するものであっても良いし、鉛直方
向へ配向させつつ使用するものであっても良く、使用時
における配置方向を限定するものではない。
【0009】
【0010】
【0011】また、上記ディスクトレイの軸芯付近が上
記スライドトレイに向けて付勢される際、同ディスクト
レイのうねりを効果的に解消させるための構成例とし
て、請求項3にかかる発明は、上記請求項2に記載のデ
ィスクチェンジャにおいて、上記ディスクトレイは、上
記軸芯付近を上記スライドトレイから離間する側へ変位
させ、断面円弧形状となるように全体を反らせつつ成形
して形成される構成としてある。上記のように構成した
請求項3にかかる発明においては、上記ディスクトレイ
が上記軸芯付近を上記スライドトレイから離間する側へ
変位させ、断面円弧形状となるように全体を反らせつつ
樹脂成形して形成されるため、上記支軸構造により軸芯
付近を上記スライドトレイの側へ付勢した際、同ディス
クトレイは、反り方向が反転して下方へ凸となるように
反った状態で組み付けられる。すると、略平面となった
状態から下方へ凸となるまでだけでなく、上方へ凸とな
った状態から略平面となるまでも含め、うねりを解消さ
せつつトレイ全体の形状を大幅に変化させていくことが
できるため、より確実にうねりを解消させることが可能
となる。
【0012】さらに、上記ディスクトレイの軸芯付近が
上記スライドトレイに向けて付勢される際、同ディスク
トレイを効率良く反らせるための構成例として、請求項
4にかかる発明は、上記請求項2または請求項3のいず
れかに記載のディスクチェンジャにおいて、上記スライ
ドトレイは、上記ディスクトレイの軸芯付近との対向部
位を同ディスクトレイから離間する方向へ窪ませた凹部
を備える構成としてある。上記のように構成した請求項
4にかかる発明においては、上記支軸構造により軸芯付
近が上記スライドトレイの側へ付勢された際、上記ディ
スクトレイは、同軸芯付近との対向部位を同ディスクト
レイから離間する方向へ窪ませた凹部に向けて押圧され
る。このため、上記ディスクトレイの軸芯付近は、上記
スライドトレイに向けて変位しやすくなり、同ディスク
トレイにおけるうねりの解消が容易となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ディスク
トレイの回転トルクを安定させて回転ムラを解消するこ
との可能なディスクチェンジャを具体的な構成により実
現させることができる。また、請求項2にかかる発明に
よれば、ディスクトレイの回転トルクを安定させて回転
ムラを解消することの可能なディスクチェンジャを提供
することができる。さらに、請求項3にかかる発明によ
れば、ディスクトレイのうねりをより確実に解消させる
ことができる。さらに、請求項4にかかる発明によれ
ば、ディスクトレイのうねりを容易に解消させることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態を説明する。 (1)DVD再生装置の概略: (2)ディスクチェンジャの構成: (3)ディスクチェンジャの変形例:
【0015】(1)DVD再生装置の構成:図1は、本
実施形態にかかるDVD再生装置の外観を斜視図により
示している。同図において、矩形筺型のキャビネット1
00には、ディスクチェンジャ200が収容される。こ
のディスクチェンジャ200は、矩形板状のスライドト
レイ210を備え、このスライドトレイ210の上面に
は、円盤状のロータリトレイ220が回転可能に支持さ
れ、ロータリトレイ220の上面における所定位置に
は、チャックアーム230が支持される。ここで、スラ
イドトレイ210とロータリトレイ220とは、本発明
にいうシャーシとディスクトレイとをそれぞれに構成す
る。また、スライドトレイ210の下面には、図示しな
いが、チャックアーム230との対向位置にピックアッ
プなどを搭載させたメカホルダやロータリトレイ220
を回転駆動させる本発明にいう駆動機構としての駆動モ
ータなどが配置される。さらに、メカホルダや駆動モー
タなどの下方には、シールド構造を介して制御基板が収
容される。
【0016】(2)ディスクチェンジャの構成:図2
は、スライドトレイ210の上面構成を平面図により示
している。スライドトレイ210の上面には、ロータリ
トレイ220を載置可能な円形状の凹部211が形成さ
れており、凹部211の中心には、円柱形状の支軸部2
12が立設される。また、支軸部212を中心とした円
周上には、等間隔で三つのローラ213〜215が配置
されており、各ローラ213〜215の回転軸は、同円
周における径方向へ配向される。なお、一つのローラ2
13と支軸部212との間には貫通孔216が設けら
れ、この貫通孔216の下方には、メカホルダに搭載さ
れたピックアップが配置される。
【0017】ロータリトレイ220は、図3に示すよう
に、支軸部212を挿通可能なトレイ軸孔221が軸芯
に設けられており、トレイ軸孔221に支軸部212を
差し込み、下面の周縁付近を各ローラ213〜215に
当接させつつ載置される。ロータリトレイ220の上面
には、DVDを収容可能なディスク収容部222が周方
向へ等間隔に五カ所設けられており、各ディスク収容部
222には、貫通孔216との対向位置まで回転した
際、同貫通孔216と連通可能な開口222aが形成さ
れる。また、ロータリトレイ220の下面には、トレイ
軸孔221を中心とする円周上に環状ギヤが配設され、
駆動モータのシャフトに設けられた駆動ギヤが噛合され
る。支軸部212の軸芯には、上方からビス孔212a
が形成されており、図4に示すように、チャックアーム
230の一端に設けられたアーム軸孔231をビス孔2
12aに連通させ、アーム軸孔231の上方からビス孔
212aに向けてビス止めを行うことにより、チャック
アーム230は支軸部212に固定される。なお、チャ
ックアーム230の他端側には、上下方向へ貫通孔23
2が形成されており、この貫通孔232は、チャッキン
グ時、ディスク収容部222に収容されるDVDの中心
に設けられた貫通孔に連通可能となる。
【0018】かかる構成により、再生を実行させるDV
Dが変更される際、駆動モータが始動すると、同駆動モ
ータの駆動力によりロータリトレイ220が支軸部21
2を中心として所定方向へ回転する。この際、各ローラ
213〜215は、同方向へ回転しつつロータリトレイ
220の下面を支持することにより、ロータリトレイ2
20の回転トルクを安定させる。しかし、ロータリトレ
イ220は、複数のDVDが収容されるほどに大きく円
盤状に樹脂成形されて形成されるため、回転面にうねり
を起こしやすい。すると、全周にわたりローラ213〜
215に対して均等に当接させることが困難となる。例
えば、特定の部位では、ローラ213〜215に強く押
し当てられ、別の部位では、ローラ213〜215に対
して十分に当接させられないという状況が生じ、ロータ
リトレイ220の周縁付近を均等な力で回転方向へ送る
ことができず、回転ムラの原因となる。
【0019】そこで、本実施形態では、図5に示すよう
な構成の支軸部212を採用することとした。すなわ
ち、ロータリトレイ220においては、トレイ軸孔22
1の周囲に環状凹部221aを設け、チャックアーム2
30においては、アーム軸孔231の周囲に凹部221
aと対向可能な環状凹部231aを設ける。そして、外
径がビス孔212aの内径よりも大きく、開口径がビス
頭よりも小さなワッシャ300を軸部に差し込んだビス
310をアーム軸孔231の上方からビス孔212aに
向けて挿入してビス止めを行う際、凹部221aと凹部
231aにより形成されるスペースにスプリング320
を収容させる。なお、この際、ロータリトレイ220の
下面からトレイ軸孔221の上方開口部位までの高さA
は、スライドトレイ210の上面からチャックアーム2
30の下面までの高さBよりも小さく設定されているた
め、スライドトレイ210およびチャックアーム230
とロータリトレイ220との間に高さの差(B−A)分
だけクリアランスが生じる。
【0020】すると、スライドトレイ210に対するチ
ャックアーム230の高さは、支軸部212の上端とビ
ス310の頭との間に挟持されたワッシャ300と、ロ
ータリトレイ220の上面とにより決められ、スプリン
グ320の付勢力により各凹部221a,231aの奥
壁を離間させる方向へ力が加わることから、ロータリト
レイ220の軸芯付近は、クリアランス(B−A)の範
囲で下方へ押圧される。ここで、支軸部212とスプリ
ング320とは、本発明にいう支軸構造を構成する。こ
のため、ロータリトレイ220は、図6および図7に示
すように、軸芯付近を周縁部位に対して下方へ変位さ
せ、下面周縁付近が各ローラ213〜215により下方
から支持されるため、全体として反ることとなり、うね
りを吸収する。従って、ロータリトレイ220には、一
様な回転トルクが与えられ、回転ムラの発生を防ぐこと
ができる。なお、同図において、二点破線は、全体とし
て反ったロータリトレイ220の反り状況を模式的に示
す。
【0021】(3)ディスクチェンジャの変形例:図8
に示すような形状でロータリトレイ220を成形し、組
付時にロータリトレイ220のうねりをより確実に解消
させることも可能である。すなわち、軸芯付近が上方へ
突出するように、全体的に反った状態でロータリトレイ
220を樹脂成形し、スライドトレイ210にチャック
アーム230をビス止めする際、ロータリトレイ220
の軸芯付近を下方へ押圧することで反り方向を反転させ
ることにより、うねりを解消させつつトレイ全体の形状
を大幅に変化させていくことができ、回転トルクの安定
化が実現される。
【0022】また、図9に示すように、スライドトレイ
210の中心付近に凹部400を形成することにより、
ロータリトレイ220の軸芯付近が下方へ変位しやすく
することも可能である。すなわち、スライドトレイ21
0の中心付近に上面が下方へ変位した凹部400を形成
する。すると、組付時、スプリング320の付勢力によ
り、ロータリトレイ220の軸芯付近が凹部400の形
状に沿って下方へ容易に変位するため、ロータリトレイ
220が全体に反りやすくなり、効果的にうねりを解消
することが可能となる。このように、ロータリトレイ2
20は、支軸部212を中心とした円周上に等間隔で配
置されたローラ213〜215により、下面周縁付近を
下方から支持され、スプリング320の付勢力により、
スライドトレイ210の上面に向けて押圧されることか
ら、全体として下方へ凸となるように反った状態で組み
付けられる。このため、樹脂成形時に生じたロータリト
レイ220のうねりは解消され、各ローラ213〜21
5に均等に当接し、回転トルクを安定させて回転ムラを
解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるDVD再生装置の外観を示
す斜視図である。
【図2】スライドトレイの上面構成を示す平面図であ
る。
【図3】ロータリトレイが載置されたスライドトレイの
上面構成を示す平面図である。
【図4】チャックアームがビス止めされたスライドトレ
イの上面構成を示す平面図である。
【図5】スライドトレイに対するロータリトレイとチャ
ックアームとの組付状況を示す断面図である。
【図6】組付時に生じるロータリトレイの反りを説明す
るための側面図である。
【図7】組付時に生じるロータリトレイの反りを説明す
るための平面図である。
【図8】変形例にかかるロータリトレイの構成と組付時
の形状変化とを示す模式図である。
【図9】別の変形例にかかるスライドトレイにロータリ
トレイを組み付けた際の状況を示す部分断面図である。
【符号の説明】
100…キャビネット 200…ディスクチェンジャ 210…スライドトレイ 211…凹部 212…支軸部 212a…ビス孔 213〜215…ローラ 216…貫通孔 220…ロータリトレイ 221…トレイ軸孔 221a,231a…環状凹部 222…ディスク収容部 222a…開口 230…チャックアーム 231…アーム軸孔 232…貫通孔 300…ワッシャ 310…ビス 320…スプリング 400…凹部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に設けられて円柱形状の支軸部を中
    心に立設する円形状の凹部と、同凹部の径方向へ回転軸
    を配向させつつ、同上面における同支軸部を中心とする
    円弧上に等間隔で三カ所に配置されるローラとを備え、
    キャビネット本体から引き出し可能に設置される矩形板
    状の樹脂製スライドトレイと、 軸芯に設けられて上記支軸部が回転可能に挿入されるト
    レイ軸孔と、同トレイ軸孔の周囲における上面に設けら
    れる環状凹部と、同上面にて周方向へ等間隔で五カ所に
    形成されるディスク収容部と、下面における同トレイ軸
    孔を中心とした円弧上に配設されて駆動ギヤが噛合可能
    な環状ギヤとを備え、下面周縁付近を各ローラに支持さ
    せつつ上記円形状の凹部に載置される円盤状の樹脂製デ
    ィスクトレイと、 一端側に設けられて上記支軸部が挿入されるアーム軸孔
    と、同アーム軸孔の周囲における下面に上記環状凹部と
    対向可能な環状凹部と、他端側に設けられて上記ディス
    ク収容部の中心部位に対向可能な貫通孔とを備え、各環
    状凹部を対向させて形成されるスペースに伸縮方向が同
    支軸部の軸芯方向へ配向されたスプリングを収容させつ
    つ、同支軸部に組み付けられる樹脂製チャックアームと
    を具備することを特徴とするディスクチェンジャ。
  2. 【請求項2】 キャビネット本体から引き出し可能に設
    置され、上面に円形状の凹部を備えるとともに該凹部の
    中央上面に円柱状の支軸部を立設させるスライドトレイ
    と、 軸芯にて上記支軸部が回転可能に挿入されるトレイ軸孔
    と、上面に形成されるディスク収容部とを備え、下面周
    縁付近が下方から支持されつつ上記スライドトレイの上
    記凹部に載置される円盤状のディスクトレイと、 上記ディスクトレイを上記トレイ軸孔にて回転駆動させ
    る駆動機構と、 一端側に設けられて上記支軸部が挿入されるアーム軸孔
    を備え、同支軸部に組み付けられるチャックアームと、 上記トレイ軸孔の周囲における上記ディスクトレイの上
    面と上記アーム軸孔の周囲における上記チャックアーム
    の下面とを対向させて形成されるスペースにおいて伸縮
    方向が同支軸部の軸芯方向へ配向されたスプリングとを
    備えるとともに、 上記ディスクトレイの下面から上記トレイ軸孔の上方開
    口部位までの高さは、上記スライドトレイの上面から上
    記チャックアームの下面までの高さより小さく設定され
    ていることを特徴とするディスクチェンジャ。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のディスクチェンジ
    ャにおいて、 上記ディスクトレイは、上記軸芯付近を上記スライドト
    レイから離間する側へ変位させ、断面円弧形状となるよ
    うに全体を反らせつつ成形して形成されることを特徴と
    するディスクチェンジャ。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載のディスクチェンジャにおいて、 上記スライドトレイは、上記ディスクトレイの軸芯付近
    との対向部位を同ディスクトレイから離間する方向へ窪
    ませた凹部を備えることを特徴とするディスクチェンジ
    ャ。
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