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JP3525881B2 - ソースシンクロナスデータ転送方法及びソースシンクロナスデータ転送装置 - Google Patents

ソースシンクロナスデータ転送方法及びソースシンクロナスデータ転送装置

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JP3525881B2
JP3525881B2 JP2000298490A JP2000298490A JP3525881B2 JP 3525881 B2 JP3525881 B2 JP 3525881B2 JP 2000298490 A JP2000298490 A JP 2000298490A JP 2000298490 A JP2000298490 A JP 2000298490A JP 3525881 B2 JP3525881 B2 JP 3525881B2
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Japan
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clock
system clock
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睦 青木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI間のデータ
転送技術に関し、特に、送り側LSIから受け側LSI
へデータを高速且つ正確に転送することができるデータ
転送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送り側LSIから受け側LSIへ
データを転送する場合、送り側LSI,受け側LSIの
両方に、同一オシレータ(発振器)から出力された外部
クロックを分配し、送り側LSI,受け側LSIの送
信,受信動作を上記外部クロックに同期させるというこ
とが一般的に行われている。
【0003】図5は、上述した従来の技術のブロック図
である。送り側LSI100,受け側LSI200に
は、図示を省略した同一のオシレータから外部クロック
が供給されている。送り側LSI100では、内部論理
回路(図示せず)からの転送データを、Dフリップフロ
ップ(DF/F)101を用いて外部クロックに同期さ
せた後、バッファ102を介して受け側LSI200へ
転送する。受け側LSI200では、バッファ201を
介して転送データが入力されているDF/F202が、
外部クロックに同期して転送データを取り込む。
【0004】図5に示した従来の技術では、受け側LS
I200へ転送されてきたデータと受け側LSI200
に供給されている外部クロックとの間のタイミング関係
は、回路的には何の保証もされていない。このため、遅
延時間に比べて転送周期の方が遙かに長い場合は問題な
いが、転送周期が短くなると、受け側LSI200のD
F/F202のセットアップタイム,ホールドタイムを
満足させることができなくなり、正確なデータ転送がで
きなくなる可能性がある。
【0005】また、図6のブロック図に示すようなデー
タ転送装置も従来から提案されている(例えば特開平9
−214475号公報)。
【0006】図6に於いて、送り側LSI300は、内
部論理回路(図示せず)からの転送データを、DF/F
301を用いて外部クロックと同期させた後、バッファ
302を介して受け側LSI400へ転送する。また、
これと並行して、外部クロックをバッファ303を介し
て受け側LSI400へ送る。その際、データの遅延量
とクロックの遅延量が同じになるような経路を用いてデ
ータ,クロックを受け側LSI400へ転送する。受け
側LSI400では、DF/F401が、送り側LSI
300から転送されてきたデータを、送り側LSI30
0から送られてきたクロックに従って取り込み、DF/
F402が、DF/F401の出力データを外部クロッ
クに従って取り込み、外部クロックに従って動作する内
部論理回路(図示せず)へ供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したデータ転
送装置によれば、送り側LSI300から受け側LSI
400へ転送されてきたデータとクロックとの間のタイ
ミング関係を保証することが可能になるので、上記デー
タ,クロックが各々データ端子,クロック端子に入力さ
れるDF/F401に於いては、データの転送速度が速
くなってもデータを正確に取り込むことが可能になる。
しかし、データ端子,クロック端子に各々DF/F40
1の出力データ,外部クロックが入力されているDF/
F402に於いては、上記出力データと外部クロックと
の間のタイミング関係が保証されていないため、転送周
期が短くなると、セットアップタイム,ホールドタイム
を満足させることができなくなり、正確なデータを取り
込むことができなくなる可能性がある。つまり、内部論
理回路へ正確なデータを供給できなくなる場合がある。
【0008】そこで、本発明の主な目的は、送り側LS
Iから受け側LSIへデータを高速且つ正確に転送でき
るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のソースシンクロ
ナスデータ転送方法は、上記目的を達成するため、送り
側LSIから受け側LSIへデータを転送するソースシ
ンクロナスデータ転送方法であって、前記送り側LSI
に於いて、前記受け側LSIへの転送データを外部から
供給される送り側システムクロックに同期させた後、デ
ータ線を介して前記受け側LSIに転送する処理と、前
記送り側システムクロックの1/m(mは2以上の整
数)の周波数を有し且つデューティ比が1:(m−1)
の、外部から供給されるデファイナ信号を、前記送り側
システムクロックに同期させることによりソースクロッ
クを生成し、該ソースクロックを前記データ線と同一の
遅延量を有するソースクロック線を介して前記受け側L
SIへ送信する処理とを行い、前記受け側LSIに於い
て、外部から供給される、周波数が前記送り側システム
クロックと同一の受け側システムクロックの位相を前記
送り側LSIから送られてきたソースクロックの位相に
合わせることにより、位相合わせ済み受け側システムク
ロックを生成する処理と、m段構成のFIFO回路に、
前記送り側LSIから転送されてきた転送データを前記
位相合わせ済み受け側システムクロックに同期して格納
する処理と、前記FIFO回路に格納されているデータ
を、前記受け側システムクロックに同期して読み出す処
理とを行う。
【0010】この構成によれば、送り側システムクロッ
クに同期した転送データ,ソースクロックを、それぞれ
データ線,ソースクロック線(同じ遅延量を有する)を
介して送り側LSIから受け側LSIへ送るので、受け
側LSIに送られてきたデータとソースクロックとのタ
イミング関係を保証できる。従って、位相合わせ済み受
け側システムクロックに同期して送り側LSIからのデ
ータを保持するFIFO回路には、データの転送速度が
速くとも正確なデータが保持される。また、外部クロッ
クに従ってFIFO回路からデータを読み出すので、外
部クロックに従って動作する内部論理回路に正しいデー
タを供給することができる。
【0011】上記した方法を実施するのに好適な装置と
して、本発明のソースシンクロナスデータ転送装置は、
送り側LSIから受け側LSIへデータを転送するソー
スシンクロナスデータ転送装置であって、前記送り側L
SIが、前記受け側LSIへの転送データを、外部から
供給される送り側システムクロックに同期して出力する
データ出力回路と、前記送り側システムクロックの1/
m(mは2以上の整数)の周波数を有し且つデューティ
比が1:(m−1)の、外部から供給されるデファイナ
信号を、前記送り側システムクロックに同期させた後、
ソースクロックとして出力するソースクロック生成回路
とを備え、前記データ出力回路から出力された転送デー
タを前記受け側LSIへ転送するデータ線と、前記ソー
スクロック生成回路から出力されたソースクロックを前
記受け側LSIへ送るソースクロック線とが同じ遅延量
を有し、前記受け側LSIが、外部から供給される、周
波数が前記送り側システムクロックと同一の受け側シス
テムクロックの位相を前記送り側LSIから送られてき
たソースクロックの位相に合わせることにより、位相合
わせ済み受け側システムクロックを生成するDLL回路
と、該DLL回路で生成された位相合わせ済み受け側シ
ステムクロックに同期して前記送り側LSIからの転送
データを保持すると共に、前記受け側システムクロック
に同期して保持しているデータを出力するm段構成のF
IFO回路とを備えている。
【0012】また、本発明のソースシンクロナスデータ
転送装置は、受け側LSIの小型化を可能にするため、
前記受け側LSIが、前記送り側LSIから送られてき
たソースクロックを前記位相合わせ済み受け側システム
クロックに従ってシフトすることにより、前記FIFO
回路に対するライトアドレスを生成するm段構成のシフ
トレジスタからなるライトアドレス生成回路と、前記デ
ファイナ信号を前記受け側システムクロックに従ってシ
フトすることにより、前記FIFO回路に対するリード
アドレスを生成するm段構成のシフトレジスタからなる
リードアドレス生成回路とを備えている。
【0013】この構成によれば、少ない面積で構成でき
るシフトレジスタによりライトアドレス生成回路,リー
ドアドレス生成回路を実現しているので、受け側LSI
を小型化することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態のブロック図で
ある。図1に示すように、送り側LSI10,受け側L
SI20には、同一の外部クロック,同一のデファイナ
(基準)信号が供給されている。デファイナ信号は、周
波数が外部クロックの1/m(mは2以上の整数)で、
且つ“Hi”:“Low”=1:(m−1)となる信号
である。ここで、mは、後述する受け側LSI20内の
FIFO22の段数と同じ値を有するものである。ま
た、デファイナ信号は、周波数を正確に外部クロックの
1/mにするために、外部クロックを分周する等して生
成するのが望ましい。
【0016】送り側LSI10は、DF/F11と、バ
ッファ12と、ソースクロック生成回路13と、バッフ
ァ14とを備えている。
【0017】DF/F11は、そのデータ端子に、内部
論理回路(図示せず)からの転送データが入力され、ク
ロック端子に送り側システムクロック(送り側LSI1
0に入力された外部クロックを送り側システムクロック
と呼ぶ)が入力されており、転送データを送り側システ
ムクロックに同期したものにする。バッファ12は、D
F/F11から出力される転送データをデータ線30に
出力する。
【0018】ソースクロック生成回路13は、デファイ
ナ信号を送り側システムクロックに同期させたものを、
ソースクロックとして出力する。バッファ14は、ソー
スクロック生成回路13から出力されるソースクロック
をソースクロック線40に出力する。尚、データ線3
0,ソースクロック線40は、遅延量が同じになるよう
にする。より具体的には、同じメディア(プリント配線
基板,ケーブル,コネクタ等)を使用してデータ線3
0,ソースクロック線40を構成することにより、デー
タ線30,ソースクロック線40の送り側LSI10,
受け側LSI20間の遅延量を同じにする。
【0019】受け側LSI20は、バッファ21と、F
IFO(First−In−First−Out:先入
れ先出し)回路22と、DF/F23と、バッファ24
と、DLL( Delay Lock Loop) 回路2
5と、ライトアドレス生成回路26と、リードアドレス
生成回路27とを備えている。
【0020】DLL回路25は、入力信号の位相を、デ
ィレイラインを使用してRef信号の位相に合わせるよ
うにする回路である。本実施の形態では、DLL回路2
5は、入力信号である受け側システムクロック(受け側
LSI20に入力された外部クロックを受け側システム
クロックと呼ぶ)の位相を、Ref信号として入力され
ているソースクロックの位相に合わせる。図2にDLL
回路25の構成例を示す。DLL回路25は、位相比較
器251によってFeedBack信号(DLL回路2
5から出力された位相合わせ済み受け側システムクロッ
ク)の位相とRef信号(ソースクロック)の位相とを
比較し、その位相差に応じた誤差信号を制御回路252
に入力する。制御回路252は、遅延量が可変であるデ
ィレイライン253の遅延量を誤差信号に応じて変更す
ることにより、位相差がなくなるように受け側システム
クロックの位相を調整する。
【0021】ライトアドレス生成回路26は、DLL回
路25から出力される、ソースクロックとの位相合わせ
が行われた後の受け側システムクロック(位相合わせ済
み受け側システムクロック)と、バッファ24を介して
加えられるソースクロックとに基づいて、m段構成のF
IFO回路22の各段を循環的にライト位置とする、位
相合わせ済み受け側システムクロックに同期したライト
アドレスを生成する。リードアドレス生成回路27は、
デファイナ信号と受け側システムクロックとに基づい
て、m段構成のFIFO回路22の各段を循環的にリー
ド位置とする、受け側システムクロックに同期したリー
ドアドレスを生成する。
【0022】FIFO回路22は、バッファ21を介し
て加えられる転送データを、DLL回路25から出力さ
れる位相合わせ済み受け側システムクロックに同期し
て、ライトアドレス生成回路26からのライトアドレス
によって示される段に格納する。また、FIFO回路2
2は、リードアドレス生成回路27から出力されるリー
ドアドレスによって示される段に格納されているデータ
を出力する。
【0023】DF/F23は、FIFO回路22の出力
データを受け側システムクロックに同期して取り込み、
内部論理回路(図示せず)へ供給する。尚、DF/F2
3を設けずに、FIFO回路22から出力されるデータ
を直接内部論理回路へ供給するようにしても良い。
【0024】
【実施の形態の動作の説明】次に、本実施例の形態の動
作について説明する。
【0025】送り側LSI10では、DF/F11が、
内部論理回路からの転送データを送り側システムクロッ
クと同期したものにした後、バッファ12,データ線3
0を介して受け側LSI20へ転送する。また、これと
並行して、ソースクロック生成回路13が、デファイナ
信号を送り側システムクロックと同期させることにより
ソースクロックを生成し、バッファ14,ソースクロッ
ク線40を介して受け側LSI20へ転送する。ここ
で、転送データ,ソースクロックは、両者とも送り側シ
ステムクロックに同期したものであり、また、データ線
30,ソースクロック線40は、前述したように遅延量
が等しいものであるので、受け側LSI20へ転送され
てきたデータとソースクロックとの間のタイミング関係
は、回路的に保証されたものとなる。
【0026】受け側LSI20内のDLL回路25は、
受け側システムクロックの位相を、ソースクロックの位
相に合わせることにより位相合わせ済み受け側システム
クロックを生成し、FIFO回路22及びライトアドレ
ス生成回路26に供給する。
【0027】ライトアドレス生成回路26は、バッファ
24を介して加えられるソースクロックとDLL回路2
5から出力される位相合わせ済み受け側システムクロッ
クとに基づいて、m段構成のFIFO回路22の各段を
循環的にライト位置にする、上記位相合わせ済み受け側
システムクロックに同期したライトアドレスを生成し、
FIFO回路22に供給する。
【0028】FIFO回路22は、バッファ21を介し
て加えられる転送データを、DLL回路25から出力さ
れる位相合わせ済み受け側システムクロックに同期し
て、ライトアドレス生成回路26から出力されるライト
アドレスによって示される段に格納する。ここで、FI
FO回路22に加えられる転送データと位相合わせ済み
受け側システムクロックは、ソースクロックに同期した
ものであるので、FIFO回路22には、データの転送
速度が速い場合であっても正しいデータが確実に格納さ
れる。
【0029】一方、リードアドレス生成回路27は、受
け側システムクロックとデファイナ信号とに基づいて、
m段構成のFIFO回路22の各段を循環的にリード位
置にする、受け側システムクロックに同期したリードア
ドレスを生成し、FIFO回路22に供給する。
【0030】FIFO回路22は、リードアドレス生成
回路27からのリードアドレスによって示される段に格
納されているデータを出力する。DF/F23は、FI
FO回路22から出力されるデータを、受け側システム
クロックに同期して取り込み、内部論理回路へ出力す
る。ここで、FIFO回路22に供給されるリードアド
レスは、受け側システムクロックに同期したものであ
り、FIFO回路22から出力されるデータが、受け側
システムクロックに同期したものになるので、受け側シ
ステムクロックに同期してデータを取り込むDF/F2
3では、確実に正確なデータを取り込むことができる。
【0031】
【実施例】次に、実施例について詳細に説明する。図3
は、図1に示した実施の形態の実施例のブロック図であ
る。
【0032】図3を参照すると、送り側LSI10,受
け側LSI20には、同一の外部クロック,同一のデフ
ァイナ信号が供給されている。本実施例では、後述する
ように、FIFO回路22を4段構成としたので、デフ
ァイナ信号は、周波数が外部クロックの1/4で、且つ
“Hi”:“Low”=1:3の信号になる。
【0033】送り側LSI10は、内部論理回路(図示
せず)からの転送データを送り側システムクロックに同
期させるDF/F11と、バッファ12と、DF/Fか
ら構成されるソースクロック生成回路13と、バッファ
14とを備えている。ソースクロック生成回路13を構
成するDF/Fのクロック端子には送り側システムクロ
ックが入力され、データ端子にはデファイナ信号が入力
されている。
【0034】受け側LSI20は、バッファ21と、4
段構成のFIFO回路22と、DF/F23と、バッフ
ァ24と、DLL回路25と、ライトアドレス生成回路
26と、リードアドレス生成回路27とを備えている。
【0035】ライトアドレス生成回路26は、バッファ
24から出力されるソースクロックを、DLL回路25
から出力される位相合わせ済み受け側システムクロック
に従ってシフトする4ビット構成のシフトレジスタによ
って実現される。このシフトレジスタは、4個のDF/
F261〜264から構成され、各DF/F261〜2
64の出力が、それぞれライトアドレスの第2ビット目
b,第3ビット目c,第4ビット目d,第1ビット目a
となる。
【0036】リードアドレス生成回路27は、デファイ
ナ信号を受け側システムクロックに従ってシフトする4
ビット構成のシフトレジスタによって実現される。この
シフトレジスタは、4個のDF/F271〜274から
構成され、各DF/F271〜274の出力が、それぞ
れリードアドレスの第2ビット目B,第3ビット目C,
第4ビット目D,第1ビット目Aとなる。
【0037】4段構成のFIFO回路22は、第1段目
〜第4段目に相当するDF/F221〜224と、各D
F/F221〜224毎のセレクタ225〜228と、
各DF/F221〜224毎のバッファ229〜232
とを備えている。
【0038】各セレクタ225〜228は、それぞれバ
ッファ21を介して加えられる転送データと、自セレク
タに対応するDF/F221〜224の出力データとの
内の何れか一方を、ライトアドレス生成回路26から出
力されるライトアドレスの第1ビットa〜第4ビットd
に従って選択する。本実施例では、各セレクタ225〜
228は、それぞれライトアドレス生成回路26が出力
するライトアドレスの第1ビットa〜第4ビットdが
“Hi”の場合は、バッファ21から出力される転送デ
ータを選択し、“Low”の場合は、対応するDF/F
221〜224の出力データを選択する。
【0039】各DF/F221〜224は、それぞれD
LL回路25から出力される位相合わせ済み受け側シス
テムクロックに同期して、セレクタ225〜228の出
力を取り込む。
【0040】各バッファ229〜232は、それぞれリ
ードアドレス生成回路27から出力されるリードアドレ
スの第1ビットA〜第4ビットDが“Hi”の場合の
み、活性化され、対応するDF/F221〜224の出
力データをDF/F23へ供給する。
【0041】
【実施例の動作の説明】次に、本実施例の動作につい
て、図4のタイミングチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0042】送り側LSI10内のDF/F11は、内
部論理回路からの転送データを、図4(A)に示す送り
側システムクロックに同期したものにした後、バッファ
12,データ線30を介して受け側LSI20へ転送す
る。DF/F11から出力される転送データは、図4
(C)に示すものとなる。
【0043】また、送り側LSI10内のソースクロッ
ク生成回路13は、図4(B)に示すデファイナ信号
を、図4(A)に示す送り側システムクロックに同期さ
せることにより、図4(D)に示すソースクロックを生
成し、このソースクロックをバッファ14,ソースクロ
ック線40を介して受け側LSI20へ送る。
【0044】送り側LSI10からの転送データ,ソー
スクロックは、同じ遅延量を有するデータ線30,ソー
スクロック線40を経由して受け側LSI20へ送られ
るので、受け側LSI20内のバッファ21,24から
出力される転送データ,ソースクロックは、図4
(E),(F)に示すように同期したものとなる。
【0045】DLL回路25は、図4(P)に示す受け
側システムクロックの位相を、図4(F)に示すソース
クロックの位相に合わせ、図4(G)に示す位相合わせ
済み受け側システムクロックを出力する。この位相合わ
せ済み受け側システムクロックは、FIFO回路22及
びライトアドレス生成回路26に供給される。ここで、
DLL回路25によって生成された位相合わせ済み受け
側システムクロックをFIFO回路22に供給するよう
にしたのは、送り側LSI10から送られてきたデー
タ,ソースクロックと同期していない受け側システムク
ロックをそのままFIFO回路22に入力すると、レー
シングが発生する恐れがあるからである。
【0046】ライトアドレス生成回路26は、4個のD
F/F261〜261から構成されるシフトレジスタを
用いて、図4(F)に示すソースクロックを、図4
(G)に示す位相合わせ済み受け側システムクロックに
従ってシフトすることにより、図4(H)〜(K)に示
すライトアドレスを生成する。ライトアドレスの第1ビ
ット目a,第2ビット目b,第3ビット目c,第4ビッ
ト目dは、それぞれ、図4(K),(H),(I),
(J)に示すものとなる。但し、FIFO回路22を構
成するDF/F221〜224へのマルチ入力を避ける
ために、動作前にこれらの初期化が必要である。これ
は、リセット信号によって行う。
【0047】FIFO回路22内の各DF/F221〜
224は、それぞれ図4(K),(H),(I),
(J)に示すライトアドレスの第1ビット目a〜第4ビ
ット目dが“Hi”の時、データをより有効なポイント
で取り込むために、図4(G)に示す位相合わせ済み受
け側システムクロックの立ち下がりエッジでデータ取り
込む。従って、図4(E)に示す転送データd1,d
2,d3,d4,d5,…は、1周期ずつずれながらD
F/F221,DF/F222,DF/F223,DF
/F224,DF/F221,…に順次格納され、4周
期の間だけ保持される。よって、DF/F221〜22
4の出力データは、それぞれ図4(O),(L)〜
(N)に示すものとなる。
【0048】一方、リードアドレス生成回路27は、4
個のDF/F271〜274から構成されるシフトレジ
スタを用いて、図4(Q)に示すデファイナ信号を、図
4(P)に示す受け側システムクロックに従ってシフト
することにより、図4(R)〜(U)に示すリードアド
レスを生成する。リードアドレスの第1ビット目A,第
2ビット目B〜第4ビット目Dは、それぞれ図4
(U),(R)〜(T)に示すものとなる。但し、FI
FO回路22を構成する各DF/F221〜224の出
力がバスファイトを起こすようなマルチセレクトを避け
るために、動作前にこれらDF/F221〜224の初
期化が必要である。これは、ライトアドレス生成回路2
6と同様にリセット信号によって行う。
【0049】FIFO回路22内のバッファ229〜2
32は、それぞれ図4(U),(R)〜(T)に示すリ
ードアドレスの第1ビット目A〜第4ビット目Dが“H
i”の時、導通状態になる。その結果、FIFO回路2
2からデータd1,d2,d3,d4,d5,…が図4
(V)に示すように出力される。
【0050】DF/F23は、FIFO回路22から出
力されるデータd1,d2,d3,d4,d5,…を、
図4(P)に示す受け側システムクロックに従って取り
込み、内部論理回路に送る。この結果、内部論理回路に
は図4(W)に示すデータが送られる。
【0051】尚、上述した実施例に於いては、送り側L
SI10から受け側LSI20へシリアルデータを転送
する場合を例にとって説明したが、パラレルデータを転
送する場合にも本発明を適用できることは勿論である。
但し、nビット構成のパラレルデータを転送する場合に
は、送り側LSI10に、パラレルデータの各ビットに
対応するn個のDF/F11,バッファ12を設け、更
に、受け側LSI20に、1段がnビット構成のFIF
O回路22と、パラレルデータの各ビットに対応したn
個のDF/F23を設けることが必要である。
【0052】また、上述した実施例に於いては、ライト
アドレス生成回路26,リードアドレス生成回路27を
4ビット構成のシフトレジスタを用いて構成したが、4
進カウンタ等を用いて構成しても良い。しかし、実施例
のように、シフトレジスタを用いてライトアドレス生成
回路26,リードアドレス生成回路27を構成した方
が、LSI上でのライトアドレス生成回路26,リード
アドレス生成回路27の面積を小さくすることができる
ので望ましい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送り側
LSIから受け側LSIへ、送り側システムクロックに
同期した転送データ,ソースクロックを、同じ遅延量を
有するデータ線,ソースクロック線を介して送り、受け
側LSIでは、ソースクロックに位相合わせした位相合
わせ済み受け側システムクロックに同期して転送データ
をFIFO回路に保持すると共にFIFO回路に保持さ
れているデータを外部クロックに従って読み出すので、
データの転送速度が速くとも正確なデータを確実に受信
することが可能になる。
【0054】また、本発明は、FIFO回路に対するラ
イトアドレス,リードアドレスをシフトレジスタを用い
て生成しているので、受け側LSIを小型化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】DLL回路25の構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態の実施例のブロック図であ
る。
【図4】図3に示した実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図5】従来例のブロック図である。
【図6】他の従来例のブロック図である。
【符号の説明】 10…送り側LSI 11…DF/F 12…バッファ 13…ソースクロック生成回路 14…バッファ 20…受け側LSI 21…バッファ 22…FIFO回路 221〜224…DF/F 225〜228…セレクタ 229〜232…バッファ 23…DF/F 24…バッファ 25…DLL回路 251…位相比較器 252…制御回路 253…ディレイライン 26…ライトアドレス生成回路 261〜264…DF/F 27…リードアドレス生成回路 271〜274…DF/F 30…データ線 40…ソースクロック線 100…送り側LSI 101…DF/F 102…バッファ 200…受け側LSI 201…バッファ 202…DF/F 300…送り側LSI 301…DF/F 302,303…バッファ 400…受け側LSI 401,402…DF/F
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/42 350 G06F 1/12 G06F 13/38 310 H04L 7/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り側LSIから受け側LSIへデータ
    を転送するソースシンクロナスデータ転送方法であっ
    て、 前記送り側LSIに於いて、 前記受け側LSIへの転送データを外部から供給される
    送り側システムクロックに同期させた後、データ線を介
    して前記受け側LSIに転送する処理と、 前記送り側システムクロックの1/m(mは2以上の整
    数)の周波数を有し且つデューティ比が1:(m−1)
    の、外部から供給されるデファイナ信号を、前記送り側
    システムクロックに同期させることによりソースクロッ
    クを生成し、該ソースクロックを前記データ線と同一の
    遅延量を有するソースクロック線を介して前記受け側L
    SIへ送信する処理とを行い、 前記受け側LSIに於いて、 外部から供給される、周波数が前記送り側システムクロ
    ックと同一の受け側システムクロックの位相を前記送り
    側LSIから送られてきたソースクロックの位相に合わ
    せることにより、位相合わせ済み受け側システムクロッ
    クを生成する処理と、 m段構成のFIFO回路に、前記送り側LSIから転送
    されてきた転送データを前記位相合わせ済み受け側シス
    テムクロックに同期して格納する処理と、 前記FIFO回路に格納されているデータを、前記受け
    側システムクロックに同期して読み出す処理とを行うこ
    とを特徴とするソースシンクロナスデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソースシンクロナスデー
    タ転送方法に於いて、 前記受け側LSIは、 前記送り側LSIから送られてきたソースクロックを前
    記位相合わせ済み受け側システムクロックに従ってシフ
    トすることにより、前記FIFO回路に対するライトア
    ドレスを生成し、 前記デファイナ信号を前記受け側システムクロックに従
    ってシフトすることにより、前記FIFO回路に対する
    リードアドレスを生成することを特徴とするソースシン
    クロナスデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 送り側LSIから受け側LSIへデータ
    を転送するソースシンクロナスデータ転送装置であっ
    て、 前記送り側LSIが、 前記受け側LSIへの転送データを、外部から供給され
    る送り側システムクロックに同期して出力するデータ出
    力回路と、 前記送り側システムクロックの1/m(mは2以上の整
    数)の周波数を有し且つデューティ比が1:(m−1)
    の、外部から供給されるデファイナ信号を、前記送り側
    システムクロックに同期させた後、ソースクロックとし
    て出力するソースクロック生成回路とを備え、 前記データ出力回路から出力された転送データを前記受
    け側LSIへ転送するデータ線と、前記ソースクロック
    生成回路から出力されたソースクロックを前記受け側L
    SIへ送るソースクロック線とが同じ遅延量を有し、 前記受け側LSIが、 外部から供給される、周波数が前記送り側システムクロ
    ックと同一の受け側システムクロックの位相を前記送り
    側LSIから送られてきたソースクロックの位相に合わ
    せることにより、位相合わせ済み受け側システムクロッ
    クを生成するDLL回路と、 該DLL回路で生成された位相合わせ済み受け側システ
    ムクロックに同期して前記送り側LSIからの転送デー
    タを保持すると共に、前記受け側システムクロックに同
    期して保持しているデータを出力するm段構成のFIF
    O回路とを備えたことを特徴とするソースシンクロナス
    データ転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のソースシンクロナスデー
    タ転送装置に於いて、 前記受け側LSIが、 前記送り側LSIから送られてきたソースクロックを前
    記位相合わせ済み受け側システムクロックに従ってシフ
    トすることにより、前記FIFO回路に対するライトア
    ドレスを生成するm段構成のシフトレジスタからなるラ
    イトアドレス生成回路と、 前記デファイナ信号を前記受け側システムクロックに従
    ってシフトすることにより、前記FIFO回路に対する
    リードアドレスを生成するm段構成のシフトレジスタか
    らなるリードアドレス生成回路とを備えたことを特徴と
    するソースシンクロナスデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のソースシンクロナスデー
    タ転送装置に於いて、 前記ソースクロック生成回路が、前記デファイナ信号が
    データ端子に入力され、前記送り側システムクロックが
    クロック端子に入力されるDF/Fから構成されること
    を特徴とするソースシンクロナスデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のソースシンクロナスデー
    タ転送装置に於いて、 前記受け側LSIが、 前記FIFO回路から出力されるデータを前記受け側シ
    ステムクロックに同期して取り込むデータ受信回路を備
    えたことを特徴とするソースシンクロナスデータ転送装
    置。
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