JP3524168B2 - トレーラ用トウバー装置 - Google Patents
トレーラ用トウバー装置Info
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Description
ル操舵機構を有する各トレーラの前後両端部に配置され
るナックル操舵部材同士を一直線状に連結して各トレー
ラを前後両方向に牽引可能とするトレーラ用トウバー装
置に関し、詳しくは、その連結作業を半自動化したもの
に関する。 【0002】 【従来の技術】トーングトラクタに牽引されるトレーラ
として、前輪及び後輪のナックル操舵機構を有するもの
があり、この種のトレーラでは、ナックル操舵機構のナ
ックル操舵部材が前後両端部に臨んで相互に連結可能と
なっている。そしてこのナックル操舵部材同士がトウバ
ー装置を介して一直線状に連結されることで、各トレー
ラはトーイングトラクタにより前後いずれの方向にも牽
引可能となり、その際、操舵状態が前方のトレーラから
後方のトレーラへと順次伝達されるようになっている。 【0003】ここで前述のようにナックル操舵部材同士
を一直線状に連結するトウバー装置としては、図9,図
10に示すものが従来一般に知られている。このトウバ
ー装置は、基端部に設けた左右一対の軸受a,aが図示
省略したナックル操舵部材に対しそれぞれ横軸廻りに枢
支されることで先端部が上下に揺動自在な先細長板状の
一対のトウバーbを主体とするもので、各トウバーbの
幅広の基端部の幅方向中央部には、短円柱状のペグcが
上下貫通状態で固定されている。これに対応して各トウ
バーbの先細の先端部の幅方向中央部には、他のトウバ
ーbのペグcが嵌入できる係合孔dが形成されている。
またこの係合孔dに嵌入したペグcを抜け止めすべく、
ペグcの上下両端部には、係止部が折曲げ形成されたス
トッパピンeが挿入されるピン孔fが横方向に貫通して
形成されると共に、ストッパピンeの係止部が嵌込まれ
る装着溝gが上記ピン孔fと平行して外周に形成されて
いる。 【0004】なお、前記各トウバーbの左右方向片側の
縁部において、その長手方向中央部付近にはグリップハ
ンドルhが突設され、その基端部付近には上記ストッパ
ピンeに連結したチェーンiが固定されている。 【0005】このように構成された従来のトウバー装置
にあっては、図9,図10に示すように、各係合孔d,
dに各ペグc,cが嵌入し、各ペグc,cのピン孔f,
fに各ストッパピンe,e挿入されて装着されること
で、一対のトウバーb,bが上下に重合して相互に直線
状に連結され、その結果、各トレーラの前端部のナック
ル操舵部材と後端部のナックル操舵部材とが直線状に連
結される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
例によるトウバー装置では、その連結作業にあたり、前
後のトレーラを一直線上に集合配置して前方トレーラの
後端部のトウバーbと後方トレーラの前端部のトウバー
bの中心線を一致させ、両トウバーb,bを各ハンドル
グリップh,hの操作により上下に重ね、各ペグc,c
を各係合孔d,dに嵌入させ、この状態を保持しつつ各
ペグc,cに各ストッパピンe,eを装着する必要があ
り、その作業は甚だ面倒であった。特に、連結すべき各
トレーラがバラバラに放置されている場合には、各トレ
ーラを一直線上に集合配置する必要があってその作業に
多大な労力を要し、また作業場所が傾斜している場合に
は、作業が困難となるばかりか、危険も伴うという種々
の問題があった。 【0007】そこで本発明は、連結作業を半自動化して
作業性、安全性を向上したトレーラ用トウバー装置を提
供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、幅方向中央部に位置して前端部に前輪ナック
ル操舵部材が突設され、後端部に後輪ナックル操舵部材
が突設されて前後に連結される各トレーラを対象とし、
その前方トレーラの後輪ナックル操舵部材と後方トレー
ラの前輪ナックル操舵部材とを一直線状に連結するトレ
ーラ用トウバー装置において、上記後輪ナックル操舵部
材及び前輪ナックル操舵部材に対しそれぞれ上下揺動自
在に枢着されてスプリング式ストッパにより略水平姿勢
に弾持され、上下に重合して相互に連結される一対のト
ウバーを備え、各トウバーは、その基端部下面に突設さ
れて上記スプリング式ストッパに弾持される係合片と、
先端部に位置する係合孔と、基端部上面に突設されて上
方に重合される他のトウバーの先端部の上記係合孔に嵌
入してピンにより抜け止めされるペグと、基端部下面に
突設されて下方に重合される他のトウバーの先端部をガ
イド斜面により左右方向に案内して該基端部下面の中央
部に位置決め保持する左右一対のガイド斜面付ストッパ
と、基端部下面から突出する上記係合片にバネ付勢して
枢着され、下方に重合されて上記一対のガイド斜面付ス
トッパに位置決め保持される他のトウバーの先端部下方
に臨むキー部材とを有することを手段としている。 【0009】 【作用】このような手段を採用した本発明のトレーラ用
トウバー装置は、前方トレーラの後端部のナックル操舵
部材に枢着された一方のトウバー、及び後方トレーラの
前端部のナックル操舵部材に枢着された他方のトウバー
が、略水平姿勢に弾持されて上方へ揺動操作可能となっ
ている。そこでまず、前後のトレーラの連結作業に際し
ては、例えば上記一方のトウバーを上下に揺動操作して
その先端部の係合孔に上記他方のトウバーの基端部上面
のペグを嵌入させ、このペグをピンにより抜け止めす
る。 【0010】続いて、前方のトレーラをトーイングトラ
クタなどにより直進状態で牽引する。すると、上方に位
置する一方のトウバーと下方に位置する他方のトウバー
は、前記係合孔に嵌入したペグを中心として一直線をな
すように相対回動し、やがて下方のトウバーの先端部は
上方のトウバーの基端部下面に突設された左右一対のガ
イド斜面付ストッパの一方のガイド斜面上を滑動してこ
れを乗越し、その下面に上方のトウバー側のキー部材が
臨んで下方のトウバーの下方揺動を阻止する。こうして
下方のトウバーの先端部は一対のガイド斜面付ストッパ
間に位置決め保持され、上下のトウバーが一直線状に重
合し、前方トレーラの後端部のナックル操舵部材と後方
トレーラの前端部のナックル操舵部材とが一直線状に連
結される。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図3は、一実施例のトウバー装
置1により前後に連結されてトーイングトラクタ2によ
り牽引される各トレーラ3を示している。このトレーラ
3は、シャーシフレーム4に回転自在かつナックル操舵
自在に支持された左右の前輪5,5及び左右の後輪6,
6を有するもので、前輪ナックル操舵機構7と後輪ナッ
クル操舵機構8とは逆位相で連繋動作するようにクロス
ロッド9を介して相互に連結されている。 【0012】また前記各トレーラ3には、前輪ナックル
操舵機構7を構成する前輪ナックル操舵部材10が幅方
向中央部に位置してその前端部に突設され、同様に後輪
ナックル操舵機構8を構成する後輪ナックル操舵部材1
1が幅方向中央部に位置してその後端部に突設されてい
る。そして各トレーラ3は、後端部の後輪ナックル操舵
部材11と前端部の前輪ナックル操舵部材10とがトウ
バー装置1により一直線状に連結されるようになってい
る。 【0013】ここで前記トウバー装置1は、図1,図2
に示すように、前記後輪ナックル操舵部材11の後端部
に上下揺動自在に枢着される一方のトウバー12と、こ
のトウバー12を略水平姿勢に弾持すべく後輪ナックル
操舵部材11の下面に付設されるスプリング式ストッパ
13と、前記前輪ナックル操舵部材10の前端部に上下
揺動自在に枢着される他方のトウバー14と、このトウ
バー14を略水平姿勢に弾持すべく前輪ナックル操舵部
材10の下面に付設されるスプリング式ストッパ15と
を主体に構成されている。 【0014】前記スプリング式ストッパ13は、後輪ナ
ックル操舵部材11の下面に固定された側面視略コ字形
のブラケット13aの前後の支持片13b,13cを貫
通して前後方向に移動自在なストッパロッド13dを有
する。このストッパロッド13dは、その前端部に螺合
したナット13eが上記支持片13bに係止されること
で後方へ抜け止めされ、また中間部に螺合したナット1
3fと上記支持片13bとの間にコイルスプリング13
gが外装されることで、該コイルスプリング13gに抗
して所定量だけ前方に移動できるようになっている。 【0015】前記スプリング式ストッパ15は、前述し
たスプリング式ストッパ13と前後対称に構成されたも
ので、前輪ナックル操舵部材10の下面に固定されたブ
ラケット15aの前後の支持片15c,15bを貫通し
て前後方向に移動自在なストッパロッド15dを有す
る。このストッパロッド15dは、その後端部に螺合し
たナット15eが上記支持片15bに係止されることで
前方へ抜け止めされ、また中間部に螺合したナット15
fと上記支持片15bとの間にコイルスプリング15g
が外装されることで、該コイルスプリング15gに抗し
て所定量だけ後方にに移動できるようになっている。 【0016】ここで前記一方のトウバー12は、後輪ナ
ックル操舵部材11側の基端部が幅広で先端部が幅狭の
長板状のものであり、その基端部には後輪ナックル操舵
部材11の左右両側に臨む左右一対の軸受部材16,1
6が突設されている。そしてこの軸受部材16,16
が、両端部にナット17,17を螺合して抜け止めした
枢支ピン18を介して後輪ナックル操舵部材11に枢着
されることで、トウバー12は先端部が上下に揺動自在
となっている。なお、上記軸受部材16,16の回転中
心は、トウバー12の上面より上方に偏倚している。 【0017】またこのようなトウバー12の基端部下面
には、その幅方向に沿う係合片19が突設され、この係
合片19の外面が前記スプリング式ストッパ13におけ
るストッパロッド13dの後端部に当接することで、ト
ウバー12は略水平姿勢に弾性的に保持されている。 【0018】前記他方のトウバー14も、前述した一方
のトウバー12と同様な構成であり、その基端部の左右
一対の軸受部材16,16が枢支ピン18を介して前輪
ナックル操舵部材10に枢着されることで先端部が上下
に揺動自在となっており、またその基端部下面の係合片
19の外面がスプリング式ストッパ15におけるストッ
パピン15dの前端部に当接することで、略水平姿勢に
弾持されている。 【0019】ここで、前記トウバー12,14の基端部
上面には、図4ないし図6に示すように、その幅方向中
央部に位置してペグ20が突設されている。このペグ2
0は短円柱状のもので、横方向に貫通するピン孔20a
を有し、上端には大きな面取り20bが形成されてい
る。そしてこのペグ20の直径より若干大きい直径を有
する係合孔21がトウバー12,14の先端部の幅方向
中央部分に形成され、またその先端部の上面周縁には面
取り22が施されている。 【0020】なお、前記ペグ20のピン孔20aに挿入
されるストッパピン23は、平面視略四角に折曲げ形成
された一端側を先端の尖った挿入部23aとしもので、
他端側にはコイルスプリング23bに弾持された抜止め
金具23cが進退自在に装着され、この抜止め金具23
cの先端は上記挿入部23aの周面に弾接している。そ
してこのストッパピン23は、チェーン24を介して前
記一方の軸受部材16に連結されている。 【0021】また、トウバー12,14の基端部下面に
は、図7にも示すように、左右一対のガイド斜面付スト
ッパ25,25が所定間隔を開けて突設されている。こ
のガイド斜面付ストッパ25,25は、断面が略直角三
角形をなす2つの三角ブロックからなるもので、トウバ
ー12,14の下面に対して略直角面をなし、トウバー
12,14の基端部側が狭くなったハ字形をなして相互
に対面するストッパ面25a,25aと、左右の外方に
面するガイド斜面25b,25bとを有しており、上記
ストッパ面25a,25aの相互間隔は、トウバー1
2,14の先端部を若干の余裕をもって位置決め保持で
きる間隔となっている。 【0022】さらに、トウバー12,14の基端部下面
に突設された前記係合片19の左右いずれか一方の端部
には、キー部材26が枢支ピン27を介して縦軸廻りに
枢着されている。このキー部材26は、上記枢支ピン2
7に嵌合するヒンジ部26aから上記係合片19の内面
に沿って延び、先端が係合片19の外面側に向け緩く屈
曲する板状の本体部分26bと、上記ヒンジ部26aに
突設されたバネ掛け部26cとを有するもので、本体部
分26bはトウバー12,14の板厚より若干大きい間
隔を開けてトウバー12,14の下面の下方に配置され
ている。そしてこのようなキー部材26は、そのバネ掛
け部26cと前記一方の軸受部材16に突設したバネ掛
けピン28との間にコイルスプリング29が張設される
ことで、本体部分26bが係合片19の内面から離れて
ペグ20の下方側に向け回動するようバネ付勢されてい
る。 【0023】なお、トウバー12,14の左右いずれか
一方の周面には、幅方向外方に延びるグリップバー30
が突設されている。 【0024】次に、このように構成された本実施例のト
レーラ用トウバー装置1につき、その作用を説明する。
各トレーラ3を従来例のトウバー装置により前後に連結
する場合には、予め各トレーラ3を一直線上に一列に並
べる必要があったが、本実施例のトウバー装置1により
前後に連結する場合には、各トレーラ3は一直線上に一
列に並べる必要はなく、ジグザグ状など多少バラバラに
配列されていてもよい。 【0025】前述のようにジグザグ状など多少バラバラ
に配列された各トレーラ3を前後に連結するには、例え
ば前方のトレーラ3の後輪ナックル操舵部材11に枢着
されている一方のトウバー12の先端部の係合孔21
と、後方のトレーラ3の前輪ナックル操舵部材10に枢
着されている他方のトウバー14の基端部上面のペグ2
0とが相互に嵌合できる位置まで前後のトレーラ3,3
を近づける。この場合、トウバー12はスプリング式ス
トッパ13により、またトウバー14はスプリング式ス
トッパ15により略水平姿勢に弾持されているので、一
方のトウバー12は、グリップバー30を握って若干上
方に揺動させておく。 【0026】前後のトレーラ3が所定位置まで近づいた
ら、トウバー12を下方に下ろしてその先端部の係合孔
21を他方のトウバー14の基端部上面に突出するペグ
20に嵌合する。その際、ペグ20の上端には大きな面
取り20bが形成されているので、その嵌合作業は比較
的容易に行われる。またトウバー12及びトウバー14
の軸受部材16,16はその回転中心がトウバー12,
14より上方に偏倚しているので、両トウバー12,1
4は上下に重なり易い状態にある。 【0027】続いて、上方のトウバー12の係合孔21
に嵌入した下方のトウバー14のペグ20をストッパピ
ン23により抜け止めする。即ち、抜止め金具23cを
コイルスプリング23bに抗して押し込んだ状態でスト
ッパピン23の挿入部23aをペグ20のピン孔20a
に挿入し、その後、抜止め金具23cを自由にする。そ
うすることでストッパピン23は、抜止め金具23cの
先端が挿入部23aの周面に弾接してペグ20からの脱
落が防止され、確実にペグ20を抜け止めする。 【0028】以後、図8(a)に示すように、各トレー
ラ3について同様の作業を行い、先頭のトレーラ3の前
輪ナックル操舵部材10に枢着されたトウバー14を、
その先端部の係合孔21を介してトーイングトラクタ2
に連結し、トーイングトラクタ2を低速で直進させる。
そうすることで、先頭のトレーラ3は直進状態で牽引さ
れ、その後方の各トレーラ3も順次直進状態で牽引され
るようになる。 【0029】ここで前後のトレーラ3を相互に連結する
各トウバー装置1は、上方に位置する一方のトウバー1
2及び下方に位置する他方のトウバー14が、トウバー
12の係合孔21嵌入したトウバー14のペグ20を中
心として一直線をなすように相対回動する。そして下方
のトウバー14の先端部は、やがて上方のトウバー12
の基端部下面に突設された左右一対のガイド斜面付スト
ッパ25,25の一方のガイド斜面25b上を滑動して
これを乗越し、ガイド斜面付ストッパ25,25のスト
ッパ面25a,25a間に位置決め保持される。その
際、下方のトウバー14の先端部は、その上面周縁の面
取り22部分で滑らかにガイド斜面25b上を滑動す
る。 【0030】そして前述のように、ガイド斜面25b上
を下方のトウバー14の先端部が滑動する際、上方のト
ウバー12の基端部下面に設置されているキー部材26
の本体部分26bは、下方のトウバー14の先端部との
係合により係合片19の内面側に退避し、該先端部がガ
イド斜面25bを乗越してストッパ面25a,25a間
に位置決め保持されると、トウバー14の先端部の下面
直下に臨んでその下方揺動を阻止する。 【0031】こうしてトウバー装置1の一対のトウバー
12,14は、一直線状をなして上下に重合し、前方の
トレーラ3の後輪ナックル操舵部材11と後方のトレー
ラ3の前輪ナックル操舵部材10とが一直線状に連結さ
れる。 【0032】なお、本実施例では前方のトレーラ3の後
輪ナックル操舵部材11に枢着されたトウバー12が後
方のトレーラ3の前輪ナックル操舵部材10に枢着され
たトウバー14の上方に重合するようにしたが、図8
(b)に示すように、両トウバー12,14の上下関係
を反対にしてトウバー12の上にトウバー14を重合さ
せることも同様の作業により行うことができる。 【0033】また、本実施例は、クロスロッド9を有す
る各トレーラ3の連結に適用したが、クロスロッド9を
有しない各トレーラ3の連結にも適用できるものであ
る。 【0034】 【発明の効果】以上説明したとおり本発明では、前方ト
レーラの後端部のナックル操舵部材と後方トレーラの前
端部のナックル操舵部材との連結作業に際し、まず、例
えば一方のトウバーを上下に揺動操作してその先端部の
係合孔に他方のトウバーの基端部上面のペグを嵌入さ
せ、このペグをピンにより抜け止めする。続いて前方の
トレーラをトーイングトラクタなどにより直進状態で牽
引する。そうすることで、上方に位置する一方のトウバ
ーと下方に位置する他方のトウバーは前記係合孔に嵌入
したペグを中心として一直線をなすように相対回動し、
やがて下方のトウバーの先端部が上方のトウバーの基端
部下面に突設された左右一対のガイド斜面付ストッパの
一方のガイド斜面上を滑動してこれを乗越し、その下面
に上方のトウバー側のキー部材が臨んで下方のトウバー
の下方揺動を阻止する。こうして下方のトウバーの先端
部は一対のガイド斜面付ストッパ間に位置決め保持さ
れ、上下のトウバーが一直線状に重合し、前方トレーラ
の後端部のナックル操舵部材と後方トレーラの前端部の
ナックル操舵部材とが一直線状に連結される。 【0035】即ち、本発明によれば、前方トレーラの後
端部のナックル操舵部材と後方トレーラの前端部のナッ
クル操舵部材との連結作業が半自動化されるのであり、
予め前後のトレーラを一直線上に集合配置する必要がな
く、バラバラに配置された各トレーラも軽作業で極めて
容易に連結でき、作業性、安全性を向上することができ
る。
例の側面図である。 【図2】一実施例の平面図である。 【図3】一実施例が適用される各トレーラの概略平面図
である。 【図4】一実施例におけるトウバーの拡大側面図であ
る。 【図5】一実施例におけるトウバーの拡大平面図であ
る。 【図6】一実施例におけるトウバーの拡大正面図であ
る。 【図7】一実施例におけるトウバーの拡大底面図であ
る。 【図8】(a)は一実施例の使用状況の一例を示す模式
図、(b)は一実施例の使用状況の他の例を示す模式図
である。 【図9】従来例の平面図である。 【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。 【符号の説明】 1 トウバー装置 2 トーイングトラクタ 3 トレーラ 4 シャーシフレーム 5 前輪 6 後輪 7 前輪ナックル操舵機構 8 後輪ナックル操舵機構 9 クロスロッド 10 前輪ナックル操舵部材 11 後輪ナックル操舵部材 12,14 トウバー 13,15 スプリング式ストッパ 16 軸受部材 17 ナット 18 枢支ピン 19 係合片 20 ペグ 21 係合孔 22 面取り 23 ストッパピン 24 チェーン 25 ガイド斜面付ストッパ 26 キー部材 27 枢支ピン 28 バネ掛けピン 29 コイルスプリング 30 グリップバー
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 幅方向中央部に位置して前端部に前輪ナ
ックル操舵部材が突設され、後端部に後輪ナックル操舵
部材が突設されて前後に連結される各トレーラを対象と
し、その前方トレーラの後輪ナックル操舵部材と後方ト
レーラの前輪ナックル操舵部材とを一直線状に連結する
トレーラ用トウバー装置において、 上記後輪ナックル操舵部材及び前輪ナックル操舵部材に
対しそれぞれ上下揺動自在に枢着されてスプリング式ス
トッパにより略水平姿勢に弾持され、上下に重合して相
互に連結される一対のトウバーを備え、 上記各トウバーは、その基端部下面に突設されて上記ス
プリング式ストッパに弾持される係合片と、先端部に位
置する係合孔と、基端部上面に突設されて上方に重合さ
れる他のトウバーの先端部の上記係合孔に嵌入してピン
により抜け止めされるペグと、基端部下面に突設されて
下方に重合される他のトウバーの先端部をガイド斜面に
より左右方向に案内して該基端部下面の中央部に位置決
め保持する左右一対のガイド斜面付ストッパと、基端部
下面から突出する上記係合片にバネ付勢して枢着され、
下方に重合されて上記一対のガイド斜面付ストッパに位
置決め保持される他のトウバーの先端部下面に臨むキー
部材とを有することを特徴とするトレーラ用トウバー装
置。
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