JP3523340B2 - 塩化ビニリデン系重合体成形物 - Google Patents
塩化ビニリデン系重合体成形物Info
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Description
体(以下「PVDC」と略記)成形物に関するもので、
より詳しくは、変色や着色の防止性、熱安定性および耐
熱性に優れた、フイルムやシートなどの成形物に関す
る。本発明のPVDC成形物は、特に、食品包装用とし
て好適なものである。
を持つ樹脂であり、この特徴を生かし、従来より、ハ
ム、ソーセージあるいは各種食肉などの包装材料とし
て、PVDC単独あるいはこれに他の熱可塑性樹脂など
を積層させたフイルムやシートなどの成形物が、広く使
用されている。
は、製袋して用いられ、通常、袋状や筒状に賦型し、そ
の後、熱や高周波などの方法によりシールを行い、製袋
品としている。このような用い方をするフイルムやシー
トの中で、シール時の熱に対するPVDCの耐性(以下
「耐熱性」と略記)が必要とされるものには、フイルム
やシートを製造する工程で、電子線などの放射線照射を
行っている。例えば、PVDC層にポリエチレンをシー
ル層として積層したフイルムやシートに電子線などの放
射線照射を行うと、シール熱によるPVDC層の変形
(例えば、シール部のPVDC層が部分溶融し薄層化す
ることにより厚みが不均一となること)やポリエチレン
層の溶融切断(シール部で部分的にポリエチレン層の溶
融が進みすぎ、溶融時の強度の低下によりポリエチレン
層が切断してしまうこと)などを防ぐことができ、得ら
れる製袋品は、酸素ガスバリヤー性や衝撃強度の低下が
少ないものとなるなどの長所がある。
Cの分解が起き、このためにフイルムやシートが変色し
たりあるいは着色したりするという問題が起き、かかる
フイルムやシートから得られた袋状物や筒状物などにハ
ム、ソーセージあるいは各種肉類などの内容物を包装す
ると、内容物への影響が懸念されるほか、商品に対する
イメージが低下したり、さらに、消費者の購買意欲を損
なうなどの問題があり、変色や着色の防止が強く望まれ
ている。
ル系化合物、ヒンダードアミン系化合物、ジアルキルチ
オジカルボン酸エステルなどの公知の熱安定剤や抗酸化
剤などを配合する方法が報告されているが、電子線など
の放射線照射による変色や着色の防止にはほとんど効果
がない。また、特公平5ー18343号には、ハロゲン
含有樹脂にチオアルコール化合物を添加する耐γ線に優
れた樹脂組成物の開示がある。しかしながら、この方法
により得られる成形物は、臭気が強く、食品を包装する
には不適である。本発明者らは、特開平6ー19252
3号において、熱安定性に優れ、食品衛生上の問題がな
いPVDC組成物を提案しており、これらの知見を基
に、上記問題の解決にむけて、研究を開始した。
や着色防止性、熱安定性および耐熱性に優れた塩化ビニ
リデン系重合体成形物、特に、食品包装用の成形物とし
て、食品衛生上問題のないフイルムやシートなどの開発
が熱望されており、本発明は、これらを解決するために
研究を続けた結果、見い出されたものである。
ば、PVDC100質量部に対し、脂肪酸の炭素数が1
6〜22であるグリセリンモノ脂肪酸エステル(以下
「GME」と略記)0.05〜2.5質量部、エポキシ
系安定剤0.05〜4質量部および可塑剤0.1〜10
質量部を含有する組成物からなり、放射線照射されたP
VDC成形物が提供される。また、PVDC100質量
部に対し、GME0.05〜2.5質量部、エポキシ系
安定剤0.05〜4質量部、可塑剤0.1〜10質量
部、クエン酸ナトリウムおよびクエン酸カリウムからな
る群より選ばれる少なくとも1種のクエン酸アルカリ金
属塩0.01〜3質量部を含有する組成物からなり、放
射線照射されたPVDC成形物が提供される。また、上
記成形物のうちの一方の成形物からなる層と熱可塑性樹
脂からなる層を含有する成形物が提供される。さらに、
上記成形物としてフイルムやシートなどが提供される。
は、塩化ビニリデン70〜97質量%と共重合可能な単
量体3〜30質量%、好ましくは塩化ビニリデン80〜
95質量%と共重合可能な単量体5〜20質量%からな
る重合体である。塩化ビニリデン含量が70質量%未満
では、得られる重合体の酸素、水蒸気などのガスバリヤ
ー性が低下し、逆に、97質量%を超えると融点が高く
なりすぎて、溶融成形加工時に熱分解しやすくなるなど
の難点がある。塩化ビニリデン含量が80〜95質量%
の範囲は、得られる重合体の酸素、水蒸気などのガスバ
リヤー性と成形性のバランス性が良好であり、好ましい
ものである。
ては、例えば、塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル;ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリルなどのア
クリル酸アルキルエステル;メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル
酸アルキルエステル;アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン
酸、マレイン酸アルキルエステル、イタコン酸アルキル
エステル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、エチレン、
プロピレン、イソブチレン、ブタジエンなどが挙げられ
る。
標であり、シクロヘキサノンを溶媒として使用し、濃度
4グラム/リットル(g/L)、30℃で測定した還元
粘度が通常0.035〜0.080L/gの範囲、好ま
しくは0.038〜0.065L/gの範囲のものが望
ましい。還元粘度が0.035L/g未満のものは、分
子量が低すぎるため成形加工が難しく、逆に、0.08
0L/gを超えると、分子量が高くなりすぎて溶融成形
が困難となる。還元粘度が0.038〜0.065L/
gの範囲の重合体は、物性や加工性の点から好適なもの
である。
2であるグリセリンモノ脂肪酸エステルである。このよ
うなGMEは、従来より、熱可塑性樹脂の帯電防止性や
加工成形時の流動性、離型性を良好にするための滑剤と
して知られてはいるが、本発明の用い方をした場合の放
射線照射された成形物に対する変色や着色防止性改良効
果は知られておらず、本発明において、はじめて明らか
にされたものである。本発明で使用するGMEとして
は、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリセリン
モノパルミチン酸エステル、グリセリンモノオレイン酸
エステル、グリセリンモノベヘン酸エステルなどを例示
することができる。これらは、単独でも、または、併用
して用いてもよい。本発明の変色や着色防止性改良効果
などから、グリセリンモノステアリン酸エステル、グリ
セリンモノパルミチン酸エステルおよびグリセリンモノ
ベヘン酸エステルが好ましく、中でも、グリセリンモノ
ステアリン酸エステルは熱安定性や取扱やすさなどの点
からも好適である。なお、本発明において使用するGM
Eは、30質量%未満であれば、脂肪酸の炭素数が16
〜22であるグリセリンジ脂肪酸エステルやグリセリン
トリ脂肪酸エステルを含んでいてもよい。
部に対し、0.05〜2.5質量部、好ましく0.1〜
1.7質量部、特に好ましくは0.3〜1.5質量部の
範囲である。GMEの含量が0.05質量部未満では、
本発明が目的とする変色や着色防止性が充分ではなく、
一方、GMEの含量が2.5質量部を超えると、成形加
工が難しくなったり、得られる成形物が白濁するなどの
問題が起こる。GMEの含量は、0.1〜1.7質量部
の範囲が成形加工性、変色や着色防止性さらには強度な
どの物性から好ましいものであり、特に0.3〜1.5
質量部の範囲では、このような加工性や物性とのバラン
ス性がさらに良好なものとなる。
ポキシ系安定剤は、通常、PVDCの熱安定剤として用
いられている分子内にエポキシ基を有する化合物であ
る。エポキシ系安定剤としては、例えば、アマニ油、大
豆油、ヤシ油、サフラワー油、サンフラワー油、綿実
油、ヒマワリ油などをエポキシ化したエポキシ化植物
油;エポキシ化ステアリン酸オクチルに代表されるエポ
キシ化脂肪酸モノエステル;不飽和脂肪酸のグリコール
エステルをエポキシ化して得られるエポキシ化脂肪酸ジ
エステル;エポキシヘキサヒドロフタル酸エステルに代
表される脂環系エポキシド;などを挙げることができ
る。これらの中でも、エポキシ化植物油が熱安定性や食
品衛生上などの観点から好ましい。
100質量部に対して、0.05〜4質量部、好ましく
は0.3〜3質量部、より好ましくは0.5〜2.5質
量部である。エポキシ系安定剤の配合割合が0.05質
量部未満では、熱安定化効果が少なく、逆に、4質量部
を超えると、成形物が着色したり、酸素などのガスバリ
ヤー性が低下するおそれがある。0.3〜3質量部の配
合割合では、熱安定化効果やガスバリヤー性、成形性な
どのバランス性が良く、0.5〜2質量部の配合割合で
は、特に、これが良好なものとなる。
常のPVDCの成形加工の際に用いられる可塑剤であれ
ば特に限定されない。可塑剤の具体例としては、ジオク
チルアジペート、ジオクチルセバケート、ジブチルセバ
ケートなどの脂肪族2塩基酸エステル;クエン酸トリブ
チル、アセチルクエン酸トリブチルなどのヒドロキシ多
価カルボン酸エステル;ジアセチルモノラウリルグリセ
リンを主成分とするグルセライドなどのグリセリン脂肪
酸エステル可塑剤;ポリエステル系可塑剤などが例示で
きる。可塑剤の配合割合は、PVDC100質量部に対
し、0.1〜10質量部、好ましくは0.5〜9質量部
の範囲である。0.1質量部未満では成形加工が難し
く、一方、10質量部を超えると、PVDCの特徴であ
る酸素ガスバリヤー性が損なわれるおそれがある。0.
5〜9質量部の範囲では、成形加工性と酸素ガスバリヤ
ー性などの物性とのバランス性が、特に、良好である。
するクエン酸アルカリ金属塩は、クエン酸ナトリウムお
よびクエン酸カリウムからなる群より選ばれる少なくと
も1種である。クエン酸ナトリウムとしては、クエン酸
3ナトリウム(結晶)とクエン酸3ナトリウム(無水)
があり、特に、クエン酸3ナトリウム(結晶)が好まし
い。また、クエン酸カリウムは、クエン酸1カリウムと
クエン酸3カリウムであり、特に、クエン酸3カリウム
が好ましい。これらのクエン酸アルカリ金属塩は、無色
の結晶または白色の粉末である。クエン酸ナトリウムお
よびクエン酸カリウムは、それぞれ単独で使用してもよ
いし、併用してもよい。クエン酸アルカリ金属塩は、食
品添加物として使用されており、食品衛生上問題がない
点で好ましいものであり、しかも、該金属塩を使用しな
いものに比べ、PVDCに対する熱安定性向上効果がさ
らに改善される点で特徴のあるものである。
VDC100質量部に対し、0.01〜3質量部、好ま
しくは0.1〜2質量部、より好ましくは0.3〜1質
量部である。この配合割合が0.01未満では、熱安定
化効果が小さく、逆に、3質量部超過では、成形物が着
色したり、酸素ガスバリヤー性が低下したりするおそれ
がある。0.1〜2質量部の範囲が性能上のバランスが
良く、0.3〜1質量部では、特に、良好な熱安定化効
果がえられる。
リ金属塩との合計使用量は、PVDC100質量部に対
し、好ましくは5質量部以下、より好ましくは4質量部
以下であることが望ましい。多すぎる合計使用量では、
成形物が着色するおそれがある。さらに、エポキシ系安
定剤とクエン酸アルカリ金属塩との使用割合は、質量比
で5:5〜9.5:0.5の範囲であることが、熱安定
性向上の点から、特に、好都合である。
DC100質量部に対し、GME0.05〜2.5質量
部、エポキシ系安定剤0.05〜4質量部および可塑剤
0.1〜10質量部を含有するものであり、また、もう
一つの組成物は、PVDC100質量部に対し、GME
0.05〜2.5質量部、エポキシ系安定剤0.05〜
4質量部、可塑剤0.1〜10質量部、クエン酸ナトリ
ウムおよびクエン酸カリウムからなる群より選ばれる少
なくとも1種のクエン酸アルカリ金属塩0.01〜3質
量部を含有するものである。
えば、ブレンダー、ヘンシェルミキサー、混練機などの
各種混合機を用いて混合することにより調整することが
できる。また、PVDCの重合中、あるいは重合後の工
程で、各成分を適宜添加して混合してもよい。クエン酸
アルカリ金属塩を用いる場合にあっては、好ましい混合
方法としては、クエン酸アルカリ金属塩を水やアルコー
ル、アセトンなどに溶解し、得られた溶液を、PVD
C、GME、エポキシ系安定剤、可塑剤とともに混合機
を用いて混合する方法である。本発明の組成物には、本
発明の目的を損なわない範囲において、食品包装用添加
物として公知の顔料などの着色剤、腐敗や酸化防止など
の安定剤、シリカなどの無機粉末、滑剤、MBS樹脂な
どを添加することができる。
形などの通常の方法により成形加工し、放射線照射を行
って、成形物(以下「単独成形物」と略記)とすること
ができる。本発明は、また、本発明の組成物からなり放
射線照射された単独成形物からなる層と熱可塑性樹脂か
らなる層を含有する多層の成形物(以下「多層成形物」
と略記)とすることができる。放射線照射は、本発明の
組成物からなる成形物を架橋させ、耐熱性を優れたもの
にする効果がある。
線など公知の放射線を使用することができるが、照射前
後での架橋効果の観点から、電子線やγ線が好ましく、
中でも電子線が、成形物を製造する上での取扱性などの
点で好都合である。上記放射線の照射条件は、目的とす
る成形物に応じて、適宜設定すればよく、一例をあげる
ならば、電子線の場合は、加速電圧が250〜500キ
ロボルトの範囲、照射線量が10〜200キログレイ
(以下「KGy」と略記)の範囲が好ましく、また、γ
線の場合は、線量率が0.05〜3KGy/時間の範囲
が好ましい。
形物のゲル分率(測定法は後述する)により評価するこ
とができる。すなわち、本発明における単独成形物ある
いは多層成形物中の単独成形物部分のゲル分率は、0.
5〜50%の範囲、好ましく1〜20%の範囲、より好
ましくは1〜10%の範囲である。ゲル分率が0.5%
未満では、成形物の耐熱性が充分でなく、また、50%
を超えるゲル分率では、照射に時間がかかるなど成形物
を製造する上で問題があるとともに得られる成形物の機
械的特性が低下するおそれがある。ゲル分率が1〜20
%の範囲は、製造性や耐熱性、機械的特性などの性能の
点から好都合であり、特に、ゲル分率が1〜10%の範
囲は実用上の点からも好都合である。
により成形され、製造されるもので、単独成形物であっ
てもよいし、多層成形物であってもよい。単独成形物の
場合は、例えば、上記組成物を熱プレスしてフイルムや
シートを製造したり、上記組成物を溶融押出し、得られ
た押出物をインフレーション法によりフイルムやシート
としたり、上記組成物をTーダイ法により溶融押出し、
得られる押出物からフイルムやシートを製造することが
できる。また、このようにして得られたフイルムやシー
トに熱可塑性樹脂を、必要ならば接着剤を用いて積層さ
せて多層フイルムや多層シートなどの多層成形物を製造
することができる。あるいは、複数の押出機を用いて、
本発明の組成物や熱可塑性樹脂、必要ならば接着剤を用
いて、共押出し、得られる押出物をインフレーション法
やTーダイ法などにより多層フイルムや多層シートなど
の多層成形物を製造することができる。さらに、上記、
フイルムやシート、あるいは、多層フイルムや多層シー
トを使用して容器などに成形し、成形物とすることがで
きる。なお、本発明の単独成形物や多層成形物は、未延
伸であってもよいし、延伸されたものであってもよい。
延伸物の場合には、一軸方向に延伸されたものでもよい
し、二軸方向に延伸されたものでもよい。延伸倍率は、
成形物の目的に応じて適宜決めることができ、通常、縦
および横方向いずれも1.5〜7倍程度が好都合であ
る。
るいは多層成形物を製造する工程の中にあって、本発明
の組成物を溶融押出して得られる押出物からフイルムや
シートとなるまでの間であるならば、いかなる工程で行
われてもよい。具体的を例示するならば、インフレーシ
ョン前の押出物を放射線照射するもの、インフレーショ
ン中に放射線照射するもの、インフレーション後の未延
伸物に放射線照射するもの、Tーダイで押出した後の未
延伸物に放射線照射するもの、延伸と放射線照射を同時
に行うもの、延伸後に放射線照射するものなどを挙げる
ことができる。これらの中では、インフレーション前の
押出物に放射線照射するもの、インフレーション後の未
延伸物に放射線照射するもの、Tーダイで押出した後の
未延伸物に放射線照射するもの、延伸後に放射線照射す
るものなどが製造する場合の操作の上から好ましい。
らなり放射線照射により架橋された成形物からなる層と
熱可塑性樹脂からなる層を含有するものであればよく、
用いる熱可塑性樹脂や積層順序については、目的に応じ
て、適宜、定めることができる。このような場合、使用
する樹脂や積層順序によっては、積層される層間の接着
力が充分でない場合があるが、このような場合には、後
述する変性ポリオレフィンやアイオノマー樹脂などの公
知の接着性樹脂(接着剤)を使用して強固な接着とする
ことができる。なお、本発明においては、接着剤は、層
数に含めないものとする。
は、オレフィン系重合体、アミド系重合体、ポリエステ
ルなど公知の樹脂を使用することができる。オレフィン
系重合体としては、オレフィン類の単独重合体や共重合
体、オレフィン類と他の共重合可能な単量体たとえばビ
ニル系単量体との共重合体およびこれらの変性重合体な
どを例示することができる。具体的には、高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、直鎖状超低密度ポリエチレン(以下「VLDPE」
と略記)、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、アイオノマー樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合
体(以下「EVA」と略記)、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体(以下「EM
AA」と略記)、エチレン・アクリル酸メチル共重合
体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体、変性ポリ
オレフィン(たとえば、オレフィン類の単独または共重
合体などとマレイン酸やフマル酸などの不飽和カルボン
酸や酸無水物やエステルもしくは金属塩などとの反応物
など)などである。また、メタロセン触媒(シングルサ
イト触媒)を使用して得られるポリエチレンやポリプロ
ピレンなどのポリオレフィンも好適なものとして用いる
ことができる。上記オレフィン系重合体は、単独あるい
は2種以上混合して用いることができる。これらの中で
は、VLDPE、EVA、EMAA、直鎖状低密度ポリ
エチレン、エチレン・アクリル酸共重合体などが、得ら
れる成形物の物性の点から好ましい。
ー6(ポリカプラミド)、ナイロンー66(ポリヘキサ
メチレンアジパミド)、ナイロンー610(ポリヘキサ
メチレンセバカミド)、ナイロンー12(ラウリルラク
タムの開環重合体)、ナイロンー6/66(εーカプロ
ラクタムとヘキサメチレンアジパミドの共重合体)、ナ
イロンー6/610(εーカプロラクタムとヘキサメチ
レンセバカミドの共重合体)、ナイロンー6/12(ε
ーカプロラクタムとラウリルラクタムの共重合体)、ナ
イロンー6/66/610(εーカプロラクタム、ヘキ
サメチレンアジパミドおよびヘキサメチレンセバカミド
の共重合体)、ナイロンー6/66/12(εーカプロ
ラクタム、ヘキサメチレンアジパミドおよびラウリルラ
クタムの共重合体)、ナイロンーMXD6(ポリメタキ
シリレンアジパミド)、ナイロンー6I/6T(ヘキサ
メチレンイソフタラミドとヘキサメチレンテレフタラミ
ドの共重合体)などを例示することができる。これらの
中では、ナイロン−6/66やナイロン−6/12が成
形加工性の点で、また、ナイロンーMXD6が酸素ガス
バリヤー性の点で好ましい。上記アミド系重合体は、単
独あるいは2種以上混合して用いることができる。
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレート
の共重合体などを用いることができる。
示すれば、つぎのようなものをあげることができる。 (1)本発明の成形物層/接着剤層/オレフィン系重合
体層、(2)本発明の成形物層/接着剤層/アミド系重
合体層、(3)オレフィン系重合体層/接着剤層/本発
明の成形物層/接着剤層/オレフィン系重合体層、
(4)アミド系重合体層/接着剤層/本発明の成形物層
/接着剤層/アミド系重合体層、(5)オレフィン系重
合体層/接着剤層/本発明の成形物層/接着剤層/アミ
ド系重合体層、(6)オレフィン系重合体層/接着剤層
/本発明の成形物層/接着剤層/アミド系重合体層/接
着剤層/オレフィン系重合体層、(7)オレフィン系重
合体層/オレフィン系重合体層/接着剤層/本発明の成
形物層/接着剤層/オレフィン系重合体層/オレフィン
系重合体層。
として、下記のものを例示することができる。 (8)VLDPE層/EMAA層/接着剤層/本発明の
成形物層/接着剤層/EMAA層/VLDPE層、
(9)VLDPE層/EMAA層/接着剤層/本発明の
成形物層/接着剤層/EVA層/VLDPE層、(1
0)VLDPE層/EVA層/接着剤層/本発明の成形
物層/接着剤層/EVA層/EVA層、(11)EVA
層/EVA層/接着剤層/本発明の成形物層/接着剤層
/EVA層/EVA層。
さが、5〜2000μmの範囲、好ましくは10〜10
00μmの範囲、より好ましくは15〜500μmの範
囲である。厚さが、5μm未満では、酸素ガスバリヤー
性の低下が大きく、また、2000μmを超えると、得
られる成形物が高コストになり、しかも、柔軟性のある
包装材とすることができなくなることなどの問題があ
る。厚さが、10〜1000μmの範囲は、上記製造上
や性能上のバランスの点で好ましく、特に、15〜50
0μmの範囲は、実用上の観点からも好都合なものであ
る。
3000μmの範囲、好ましくは15〜2000μmの
範囲、より好ましくは20〜1000μmの範囲であ
る。厚さが10μm未満では、酸素ガスバリヤー性と衝
撃強度とのバランスが困難であり、一方、厚さが300
0μmを超えると、例えば、得られるフイルムやシート
から容器などを成形する際の2次加工性が難しくなる。
成形性や物性上の点で、厚みは15〜2000μmの範
囲が良く、特に、厚みが20〜1000μmの範囲は、
実用上からも好適である。そして、多層成形物中の本発
明の成形物層の厚さは、2〜600μmの範囲、好まし
くは3〜500μmの範囲、より好ましくは4〜300
μmの範囲である。厚みが2μm未満では、酸素ガスバ
リヤー性の点で問題があり、一方、厚みが600μmを
超えると得られる成形物が高コストになり、しかも、2
次加工性がむつかしくなる。製造上や性能上から、多層
成形物中の本発明の成形物層の厚さは3〜500μmの
範囲が良く、特に、実用上から4〜300μmの範囲が
好適である。
ば、フイルム、シートあるいは容器などは、食品や医薬
品などの包装材料として、使用することができ、特に、
ハム、ソーセージあるいは各種食肉などの食品包装用に
最適である。袋状、筒状あるいは皿状など目的とする包
装にあわせて、好適な形態として使用することができ
る。
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例に限定されるものではない。なお、本発明で用いた物
性測定法および樹脂材料は以下の通りである。
uring Systemを用いて、試料の色差(L
*、a*、b*)を測定した。L*値は明度を意味し、数値
が大きくなる程、明るさが増す(白くなる)方向を示
し、数値が小さくなる程、暗さを増す(黒くなる)方向
を示す。またa*、b*値は色相と彩度を表す色度を意味
し、a*値はプラス値が大きくなる程、赤味が強くなる
方向を示し、マイナス値が大きくなる程、緑味が強くな
る方向を示す。b*値はプラス値が大きくなる程、黄色
味が強くなる方向を示し、マイナス値が大きくなる程、
青味が強くなる方向を示す。 (2)ゲル分率の測定 単独成形物の場合は、試料約70mgを10mlのテト
ラヒドロフランに添加し、60℃で2時間保持した後、
未溶解物を集め、この乾燥量を測定し、添加した試料質
量に対する未溶解物の乾燥質量から百分率として求め
た。また、多層成形物の場合は、本発明の成形物部分で
あるPVDC層を剥して、これを試料として、上記と同
様の方法で測定した。
れを150℃に調整した熱風乾燥機に入れ、60分経過
後にサンプルを取り出し、日本電色工業(株)製のΣ8
0 Color Measuring Systemを
用いて、色差(L*、a*、b*)を測定し、試料の変色
の度合いを評価した。 (4)衝撃強度 ヒートシール部分の突き刺し強度を評価した。すなわ
ち、フイルムの引き取り方向に対しほぼ直角方向にヒー
トシールして得られた縦400mm、横400mmの袋
(シール部分の反対側が開口している)の内側からシー
ル線に沿って、潤滑油としてラードを塗布した後、オリ
エンテック社製のロードセルに接続した先端の直径が1
0mmの球を有する突き抜き棒で、袋の内側よりシール
部を突き抜き、突き抜く時の強力(kg)を読み取っ
た。1つの袋に対し3箇所を突き抜き、これを10の袋
について行い、会わせて30箇所の突き抜き強力を平均
した。 (5)酸素透過度 Modern Control社製の酸素透過度測定装
置 OXTRANー100を用いて、30℃、100%
相対湿度の条件で測定した。
なる共重合体(還元粘度:0.056L/g、以下「P
VDC−1」と略記)および塩化ビニリデン95質量
%、アクリル酸メチル5質量%からなる共重合体(還元
粘度=0.039L/g、以下「PVDC−2」と略
記)を使用した。 (2)VLDPE 出光石油化学社製のV0398CN(密度=0.907
g/cm3、融点=119℃)を使用した。 (3)EMAA 三井デュポンポリケミカル社製のニュクレルAN421
7−1Cを使用した。 (4)EVA 日本ユニカー社製のNUC1868(酢酸ビニル含量=
18質量%)、NUC3715(酢酸ビニル含量=16
質量%)およびFBー821(酢酸ビニル含量=10質
量%)を使用した。 (5)接着剤用樹脂 住友化学社製エバテートPCー149(酢酸ビニル含量
=15質量%)を使用した。
質量部のPVDCー1に対し、表1に示した量のグリセ
リンモノステアリン酸エステル(以下「GMS」と略
記)、エポキシ系安定剤としてエポキシ化大豆油1.5
質量部およびエポキシ化アマニ油1.0質量部、可塑剤
としてジブチルセバケート1.0質量部を添加し、混合
機を用いて、80℃で15分間混合し、その後、50℃
のオーブン中に24時間保持することにより各組成物を
調整した。このようにして得られた組成物を、圧縮成型
機を用いて、150℃で1分間余熱後、1分間加圧し、
次いで急冷して、厚さ200μmの非晶なプレスシート
を作成した。
EPSー500ー65ーSSを使用して、下記条件に
より、上記シートを電子線照射した。このようにして得
られたシートを用いて変色または着色の程度を評価する
ための色差(L*、a*、b*)およびゲル分率を測定し
た。結果を表1にまとめた。 電子線照射条件 照射温度 23℃ 照射雰囲気 空気 加速電圧 275 キロボルト 照射量 20KGyまたは40KGy なお、上記組成物を用いて得られたシートの中で電子線
照射を行わなかったものは、表1において、「照射量
0 KGy」として示した。
例2は、対応する比較例6に比べて、a*値が小さく、
赤味が低減していることから明かなように、本発明のシ
ート(実施例1〜6)は、変色または着色の程度が対応
する比較例に比べ改善されていることがわかる。このこ
とから、GMSは、電子線照射による変色または着色を
防止する効果がある。なお、比較例9および10は、シ
ートに直径0.5mm程度の白濁が数多くあり、シート
としての使用に問題があった。
0質量部のPVDC−1に対し、表2に示した添加物
1.0質量部、エポキシ系安定剤としてエポキシ化大豆
油1.5質量部およびエポキシ化アマニ油1.0質量
部、可塑剤としてジブチルセバケート1.0質量部を添
加し、実施例1と同様にして、組成物を調整し、非晶な
プレスシートの作成の後、電子線照射をおこなった。こ
のようにして得られたシートを用いて、色差(L*、a
*、b*)およびゲル分率を測定した。結果を表2にまと
めた。なお、添加物としては、GMS、グリセリンモノ
酢酸エステル(以下「GMA」と略記)、グリセリンモ
ノラウリン酸エステル(以下「GML」と略記)、グリ
セリントリオレイン酸エステル(以下「GTO」と略
記)、グリセリントリステアリン酸エステル(以下「G
TS」と略記)を用いた。
対応する比較例11に比べて、a*値が小さく、赤味が
低減しているが、例えば、比較例13あるいは比較例1
4は、比較例12に比べて、a*値が大きく、赤味が増
加していることがわかる。このことから、GMS以外の
GMA、GML、GTOあるいはGTSは、電子線照射
による変色あるいは着色防止効果はない。
量部のPVDC−2に対し、GMS1.0質量部、エポ
キシ系安定剤としてエポキシ化大豆油1.5質量部およ
びエポキシ化アマニ油1.0質量部、可塑剤としてジブ
チルセバケート1.0質量部を添加し、実施例1と同様
にして組成物を調整し、非晶なプレスシートの作成の
後、電子線照射をおこなった。このようにして得られた
シートを用いて、色差(L*、a*、b*)およびゲル分
率を測定した。結果を表3にまとめた。
が、樹脂構成(単量体構成)の異なるPVDCにも効果
があることを示している。
のPVDCー1に対し、GMS1.3質量部、エポキシ
系安定剤としてエポキシ化大豆油1.0質量部およびエ
ポキシ化アマニ油0.8質量部、可塑剤としてジブチル
セバケート8.0質量部、クエン酸ナトリウム0.5質
量部を同量の温水に溶解させた溶解液を添加し、混合機
を用いて、80℃で15分間混合し、その後、50℃の
オーブン中に24時間保持することにより組成物を調整
した。このようにして得られた組成物を、圧縮成型機を
用いて、150℃で1分間余熱後、1分間加圧して厚さ
200μmの非晶なプレスシートを作成した。このシー
トを半分に切断して、一方のシートは、実施例1と同様
に電子線照射を行い(ただし、照射量は40KGy)、
得られたシートについて色差(L*、a*、b*)とゲル
分率を測定した。一方残りのシートは熱安定性試験を行
った。また、比較例として、GMSおよびクエン酸ナト
リウムを添加しないこと以外は実施例9と同様にして、
色差(L*、a*、b*)とゲル分率の測定および熱安定
性試験をおこなった(比較例25)。このようにして得
られた結果を表4にまとめた。
定性向上に効果があり、さらに、GMSとの併用によ
り、電子線照射による変色または着色が防止されること
がわかる。
整したPVDC組成物、VLDPE、EMAAおよび接
着剤用樹脂を、以下に示す層構成で共押出し、押出物を
得た。次いで、この押出物の表面より、実施例1で使用
した電子線照射装置を用い、照射量 110 KGy、
加速電圧 275 キロボルトで電子線照射を行った。
その後、インフレーション法により縦、横ともに3倍に
延伸し、折り幅が400mmのチューブフイルムを製造
した(実施例12)。さらに、このチューブフイルムを
用い、引き取り方向に対しほぼ直角方向にヒートシール
して、縦400mm、横400mmのサイズを持った、
ヒートシール部分の反対側が開口している袋を製造し
た。また、比較例として、比較例1で調整したPVDC
組成物を用いた以外は実施例12と同様にしてチューブ
フイルムおよびこれから袋を製造した(比較例26)。
上記チューブフイルムを用いて、酸素透過度、色差(L
*、a*、b*)およびゲル分率を、また、袋を用いて、
シール部分の衝撃強度(突き刺し強度)を測定した。結
果を表5に示した。
AA層(外層)/接着剤層/PVDC層/接着剤層/E
MAA層(内層)/VLDPE層(最内層) 〈各層の厚み(μm)〉 押出物 27(最外層)/189/13.5/63/13.5/
90/90(最内層) フイルム 3(最外層)/21/1.5/7/1.5/10/10
(最内層)
整したPVDC組成物、VLDPE、EVAおよび接着
剤用樹脂を、以下に示す層構成で共押出し、押出物を得
た。次いで、この押出物の表面より、実施例1で使用し
た電子線照射装置を用い、照射量 80 KGy、加速
電圧 275 キロボルトで電子線照射を行った。その
後、インフレーション法により縦、横ともに3倍に延伸
し、折り幅が400mmのチューブフイルムを製造した
(実施例13)。さらに、このチューブフイルムを用
い、引き取り方向に対しほぼ直角方向にヒートシールし
て、縦400mm、横400mmのサイズを持った、ヒ
ートシール部分の反対側が開口している袋を製造した。
また、比較例として、比較例1で調整したPVDC組成
物を用いた以外は実施例13と同様にしてチューブフイ
ルムおよびこれから袋を製造した(比較例27)。上記
チューブフイルムを用いて、酸素透過度、色差(L*、
a*、b*)およびゲル分率を、また、袋を用いて、シー
ル部分の衝撃強度(突き刺し強度)を測定した。結果を
表6に示した。
A層(外層)/接着剤層/PVDC層/接着剤層/EV
A層(内層)/EVA層(最内層) ただし、外層のEVAはNUC1868、内層のEVA
はNUC3715、また最内層のEVAはFBー821
を用いた。 〈各層の厚み(μm)〉 押出物 27(最外層)/189/13.5/63/13.5/
90/90(最内層) フイルム 3(最外層)/21/1.5/7/1.5/10/10
(最内層)
の防止性、熱安定性、衝撃強度および耐熱性に優れてお
り、食品や医薬品などの包装材料として最適である。本
発明のPVDC成形物は、フイルム、シートあるいは容
器などとして用いることができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 塩化ビニリデン系重合体100質量部に
対し、脂肪酸の炭素数が16〜22であるグリセリンモ
ノ脂肪酸エステル0.05〜2.5質量部、エポキシ系
安定剤0.05〜4質量部および可塑剤0.1〜10質
量部を含有する組成物からなり、放射線照射された塩化
ビニリデン系重合体成形物。 - 【請求項2】 グリセリンモノ脂肪酸エステルが、グリ
セリンモノステアリン酸エステル、グリセリンモノパル
ミチン酸エステルおよびグリセリンモノベヘン酸エステ
ルからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項
1記載の成形物。 - 【請求項3】 組成物が、塩化ビニリデン系重合体10
0質量部に対し、クエン酸ナトリウムおよびクエン酸カ
リウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のクエン
酸アルカリ金属塩0.01〜3質量部をさらに含有する
ものである請求項1または2記載の成形物。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
の成形物からなる層と熱可塑性樹脂からなる層を含有す
る成形物。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂が、オレフィン系重合体ま
たはアミド系重合体である請求項4記載の成形物。 - 【請求項6】 成形物が、フイルムまたはシートである
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の成形物。 - 【請求項7】 ゲル分率が、0.5〜50%の範囲であ
る請求項1ないし3のいずれか1項に記載の成形物。 - 【請求項8】 放射線が、電子線である請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の成形物。
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