JP3522043B2 - ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 - Google Patents
ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法Info
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Description
ステルからなるプリフォームおよびボトルならびにポリ
エステル製二軸延伸ボトルの製造方法に関し、さらに詳
しくは、結晶化速度が速く、かつガスバリヤー性、透明
性および耐熱性に優れたポリエステル、このポリエステ
ルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトル、ならび
にガスバリヤー性、透明性および耐熱性に優れたポリエ
ステル製二軸延伸ボトルの製造方法に関する。
の飽和ポリエステルは、ガスバリヤー性、透明性および
機械的強度に優れるため、ボトルなどの容器として広く
利用されている。特にポリエチレンテレフタレートを二
軸延ブロー伸成形して得られるボトルは、透明性、機械
的強度、耐熱性、およびガスバリヤー性に優れており、
ジュース、清涼飲料、炭酸飲料などの飲料充填用容器
(PETボトル)として広く用いられている。このよう
なボトルは、一般的に、飽和ポリエステルを射出成形し
て口栓部と胴部とを有するプリフォームを成形し、次い
でこのプリフォームを所定形状の金型に挿入し、延伸ブ
ロー成形して胴部を延伸して、口栓部と延伸された胴部
を有するボトルとすることにより製造されている。
ースなどの飲料用途に用いられるポリエステル製ボトル
では、内容物の加熱殺菌処理に対応しうる耐熱性が要求
されるため、通常ブロー成形後にさらにボトルを熱処理
(ヒートセット)して耐熱性を向上させている。
ル製ボトルでは、口栓部は未延伸であり、延伸された胴
部と比較すると機械的強度および耐熱性に劣っている。
このため通常ブロー成形前にプリフォームの口栓部を加
熱・結晶化するか、あるいはブロー成形により得られた
ボトルの口栓部を加熱・結晶化して、口栓部の機械的強
度、耐熱性などを向上させている。
リエチレンテレフタレート)から製造されるボトルは小
型化する傾向にあるが、このような小型ボトルの場合、
単位容量当りのボトル胴部と接する面積が大きくなるこ
とからガス損失あるいは外部からの酸素の透過による内
容物への影響が顕著となり、内容物の保存期間が低下す
ることとなる。このため従来よりもガスバリヤー性に優
れるポリエステル製ボトルの出現が望まれている。
チレンテレフタレート)から製造されるボトルの製造時
間を短縮し、生産性を向上することが求められている。
ボトルの製造時間を短縮する方法としては、口栓部の結
晶化時間、ボトルのヒートセット時間を短縮する方法が
有効である。
ボトル胴部のヒートセット時間を短縮すると、得られる
ボトルの機械的強度および耐熱性などが低下する。この
ため口栓部の結晶化時間、ボトル胴部のヒートセット時
間を短時間で行うには結晶化速度の大きいポリエステル
を用いる必要がある。このような結晶化速度の大きいポ
リエステルとしては、原料ポリエステルとリプロポリエ
ステルとからなるポリエステル樹脂組成物が知られてい
る。ここで「原料ポリエステル」とは、ジカルボン酸と
ジオールとから製造され、加熱溶融状態で成形機を通過
させてボトル、プリフォームなどに成形された履歴がな
いポリエステルをいい、「リプロポリエステル」とは、
このような原料ポリエステルを少なくとも1回以上加熱
溶融状態で成形機を通過させ、得られたポリエステル成
形体を粉砕して得られるポリエステルをいう。
は、結晶化速度が速く加熱結晶化を短時間で行うことが
できるが、一方得られるボトルの透明性が低下してしま
うという問題点があった。
性およびガスバリヤー性に優れたボトル等の成形体が得
られるようなポリエステルの出現が望まれているととも
に、このようなポリエステルからなるプリフォームおよ
び二軸延伸ボトルならびにこのようなポリエステルを用
いたポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法の出現が
望まれている。
てなされたものであって、結晶化速度が速く、かつガス
バリヤー性、透明性および耐熱性に優れたポリエステル
を提供することを目的としている。
ルからなるプリフォームおよびガスバリヤー性、透明性
および耐熱性に優れた二軸延伸ボトルを提供することを
目的としている。
性および耐熱性に優れたボトルを製造しうるようなポリ
エステル製二軸延伸ボトルの製造方法、ならびにガスバ
リヤー性、透明性および耐熱性に優れたボトルを生産性
よく製造することができるようなポリエステル製二軸延
伸ボトルの製造方法を提供することを目的としている。
ル酸及びイソフタル酸を主たる成分とするジカルボン酸
単位、およびエチレングリコールと炭素数2〜10のア
ルキレン鎖を有するポリアルキレングリコールを主たる
成分とするジオール単位とからなり、ジカルボン酸構成
単位においてテレフタル酸単位が99ないし85重量
%、イソフタル酸単位が1ないし15重量%でありジオ
ール構成単位がエチレングリコール単位99.999重
量%ないし90重量%、及び炭素数2〜10のアルキレ
ン鎖を有するポリアルキレングリコール単位が0.00
1ないし10重量%の範囲にある。
ルは、重合度(n)が5ないし50の範囲にあることが
望ましい。また、前記ポリアルキレングリコールは、ポ
リテトラメチレングリコールであることが好ましい。
性、透明性および耐熱性に優れたボトル等の成形体を形
成することができる。また、加熱結晶化速度が速いの
で、プリフォームの口栓部またはボトルの口栓部を高速
で結晶化させることができ、したがってこのポリエステ
ルからは、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性に優
れ、かつ口栓部の機械的強度および耐熱性に優れたボト
ルを生産性よく製造することができる。
ボトルは、上記のポリエステルからなることを特徴とし
ている。本発明の二軸延伸ボトルは、ボトル胴部の炭酸
ガス透過係数が15.0cc・mm/m2 ・day・a
tm以下であることが望ましい。
性、透明性および耐熱性に優れている。本発明に係るポ
リエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、上記のよう
なポリエステルからプリフォームを製造し、次いでこの
プリフォームを加熱後、二軸延伸ブロー成形して延伸ボ
トルを成形し、更にこの延伸ボトルを100℃以上の温
度の金型内で保持することを特徴としている。
にプリフォーム口栓部を加熱結晶化してもよく、二軸延
伸ブロー成形後にボトル口栓部を加熱結晶化してもよ
い。本発明のポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法
によると、ボトル胴部の炭酸ガス透過係数が15.0c
c・mm/m2 ・day・atm以下であるポリエステ
ル製二軸延伸ボトルが得られる。
ルの製造方法は、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れたボトルを製造することができる。また、本発明
に係るポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、ガ
スバリヤー性、透明性および耐熱性に優れ、口栓部の機
械的強度および耐熱性に優れたボトルを生産性よく製造
することができる。
ル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延
伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造
方法について具体的に説明する。
酸及びイソフタル酸を主たる成分とするジカルボン酸単
位、およびエチレングリコールと炭素数2〜10のアル
キレン鎖を有するポリアルキレングリコールを主たる成
分とするジオール単位とからなり、ジカルボン酸構成単
位においてテレフタル酸単位が99ないし85重量%、
イソフタル酸単位が1ないし15重量%でありジオール
構成単位がエチレングリコール単位99.999重量%
ないし90重量%、及び炭素数2〜10のアルキレン鎖
を有するポリアルキレングリコール単位が0.001な
いし10重量%の範囲にある。
て説明する。 ジカルボン酸 ジカルボン酸は、テレフタル酸またはそのエステル誘導
体(たとえば低級アルキルエステル、フェニルエステル
など)を主たる成分とし、イソフタル酸を特定の割合で
含有している。
ステル誘導体から誘導される構成単位が、ジカルボン酸
から誘導される全構成単位に対して1ないし15重量
%、好ましくは2ないし12重量%、より好ましくは4
ないし10重量%の範囲にあることが成形時の熱安定性
とガスバリアー性が優れる点で望ましい。
フタル酸またはそのエステル誘導体及びイソフタル酸以
外のジカルボン酸を15モル%以下の量で含有していて
もよい。このようなテレフタル酸以外のジカルボン酸と
して具体的には、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸などの芳香族ジカルボン酸類;コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、デカンジ
カルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸類;シクロへキサ
ンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸類などが挙げ
られる。
は、そのエステル誘導体であってもよい。またこれら
は、2種以上の組合わせであってもよい。 ジオール ジオールは、エチレングリコールを主たる成分とし、炭
素原子数が3〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキ
レングリコールを特定の割合で含有している。
キレングリコールは、従来公知のポリアルキレングリコ
ールであり、このようなポリアルキレングリコールは、
炭素数2〜10のアルキレングリコールを、公知の方法
により共縮合させて得られる。
(n)が5ないし50、好ましくは10ないし45の範
囲にあることが好ましい。このようなポリアルキレング
リコールとしては、具体的には、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリヘキサ
メチレングリコール、ポリオクタメチレングリコールな
どが挙げられる。これらのうちではポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメ
チレングリコール、ポリオクタメチレングリコールがガ
スバリアー性向上効果が優れるため好ましく、特にポリ
テトラメチレングリコールが好ましい。
レングリコールからから誘導される構成単位が、ジオー
ルから誘導される全構成単位に対して0.001ないし
10重量%、好ましくは0.01ないし8重量%、より
好ましくは0.1ないし6重量%の範囲にあることが望
ましい。
1重量%未満であると、ポリエステルのガスバリヤー性
や昇温結晶化速度が充分でないことがあり、一方10重
量%を超えると、ポリエステルの透明性、成形時の熱安
定性が充分でないことがある。
〜10のアルキレン鎖を有し、重合度(n)が5〜50
のポリアルキレングリコール以外のジオールを15モル
%以下の量で含有していてもよい。
10のポリアルキレングリコール以外のジオールとして
は、具体的には、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、トリメチレン
グリコール(プロピレングリコール)、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキ
サメチレングリコール、ドデカメチレングリコールなど
の脂肪族グリコール類;シクロヘキサンジメタノールな
どの脂環族グリコール類;ビスフェノール類、ハイドロ
キノンなどの芳香族ジオール類などが挙げられる。
であってもよい。またこれらは、2種以上の組合わせで
あってもよい。さらに本発明に係るポリエステルは、必
要に応じて、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロー
ルメタン、ペンタエリスリトールなどの多官能化合物か
ら誘導される構成単位を少量、たとえば2モル%以下の
割合で含んでいてもよい。
なジカルボン酸とジオールとから従来公知の製造方法に
より製造される。このようなポリエステルは、実質上線
状であり、このことは該ポリエステルが、o-クロロフェ
ノールに溶解することによって確認される。
ール中で25℃で測定される固有粘度(IV)が、通常
0.3〜1.5dl/g、好ましくは0.5〜1.5d
l/gであることが望ましい。
が、10〜400秒、好ましくは60〜300秒の範囲
にあることが望ましい。なお半結晶化時間は、後述のよ
うに測定される。
て、通常ポリエステルに添加される添加剤、例えば着色
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、滑
剤を含有していてもよい。
ム、ボトル、(延伸)フィルム、シートなどの種々の成
形体の材料として用いることができる。このような本発
明に係るポリエステルは、結晶化速度が速いので、たと
えばボトルを成形する場合には、プリフォームの口栓部
またはボトルの口栓部を加熱・結晶化する時間を短くす
ることができ口栓部の機械的強度および耐熱性に優れた
ボトルを効率よく製造することができる。
ルをたとえば射出成形、押出成形することにより得られ
る。
エステルを二軸延伸ブロー成形した後、ヒートセットす
ることにより得られる。このようなボトルは、プリフォ
ームの口栓部を加熱・結晶化した後、二軸延伸ブロー成
形して得られたボトルでもよく、プリフォーム口栓部の
加熱・結晶化を行わずに二軸延伸ブロー成形を行ってボ
トルを製造した後、ボトルの口栓部を加熱・結晶化して
得られたボトルでもよい。
ルの製造方法では、前記のようなポリエステルからプリ
フォームを製造し、次いでこのプリフォームを加熱して
二軸延伸ブロー成形して延伸ボトルを成形し、更にこの
ボトルを100℃以上の温度の金型内で保持する。
エステルからプリフォームを製造するが、該プリフォー
ムには従来公知の方法、例えば射出成形または押出成形
により製造する。次にこのプリフォームを70〜150
℃、好ましくは80〜140℃に加熱後、二軸延伸ブロ
ー成形して延伸ボトルを成形する。
面積延伸倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)で6〜15
倍、好ましくは7〜12倍であることが望ましい。さら
に、得られた延伸ボトルを、ヒートセットする。ヒート
セットは、100〜240℃、好ましくは110〜22
0℃、特に好ましくは140〜210℃の金型温度で、
1秒以上、好ましくは3秒以上保持することにより行わ
れることが望ましい。延伸ボトルは、ヒートセットする
ことにより、耐熱性およびガスバリアー性が向上する。
記プリフォームの口栓部の加熱・結晶化をしてもよく、
プリフォームの口栓部を加熱・結晶化を行わずに二軸延
伸ブロー成形した後に延伸ボトルの口栓部を加熱・結晶
化してもよい。
び延伸ボトルの口栓部を加熱・結晶化は、100〜20
0℃、好ましくは120〜180℃の温度で行われる。
この加熱・結晶化によってプリフォームの口栓部の結晶
化度またはボトルの口栓部の結晶化度を25〜60%、
好ましくは25〜50%の範囲にすることが望ましい。
軸延伸ボトル胴部の炭酸ガス透過係数は、通常15cc
・mm/m2 ・day・atm以下、好ましくは13c
c・mm/m2 ・day・atm以下、特に11cc・
mm/m2 ・day・atm以下、であり、ヘイズは通
常1.0〜20%、好ましくは5〜15%の範囲にあ
る。
ー成形およびヒートセットにより、ボトル胴部の透明性
が低下することが少ないため、透明性、ガスバリヤー性
および耐熱性に優れたポリエステル製二軸延伸ボトルを
製造することができる。
はボトル口栓部の加熱・結晶化を高速で行うことができ
るので、口栓部の加熱結晶化工程を含むボトルの成形サ
イクルを短くすることができ、ガスバリヤー性、透明性
および耐熱性に優れたポリエステル製二軸延伸ボトルを
生産性よく製造することができる。
晶化速度を有し、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れている。
ー性、透明性および耐熱性に優れたボトルを製造するこ
とができる。本発明に係るボトルは、ガスバリヤー性、
透明性および耐熱性に優れている。
ルの製造方法は、ガスバリヤー性、透明性および耐熱性
に優れたボトルを製造することができる。また、本発明
に係るポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法は、ガ
スバリヤー性、透明性および耐熱性に優れ、口栓部の機
械的強度および耐熱性に優れたボトルを生産性よく製造
することができる。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
に測定した。 固有粘度(IV) o-クロロフェノール溶媒を用いて8g/dlの試料溶液
を調製し、25℃で測定した溶液粘度から算出した。
M−250を用いて、23℃、相対湿度60%の条件下
で測定した。
して作製した。 延伸フィルム:金型温度290℃のプレス成形機を用い
て0.1mm厚のフィルムを作製し、このフィルムを冷
却金型温度0℃の条件で急冷して非晶フィルムとした。
次いで、この非晶フィルムを該フィルムを形成するポリ
エステルのガラス転移温度(Tg)よりも15℃高い温
度で3×3倍に同時二軸延伸を行い、延伸フィルムとし
た。
を金枠に固定して150℃で3分間オーブン中でヒート
セットを行い、ヒートセットフィルムとした。 ヒートセットボトル:シリンダ温度280℃の射出成形
機を用いて金型温度10℃でプリフォームを成形し、次
にこのプリフォームを該プリフォームを形成するポリエ
ステルのTgより15℃高い温度で縦3倍、横3倍に逐
次二軸延伸することによりボトル成形を行い、さらにボ
トル胴部を200℃で1分間ヒートセットして二軸延伸
ボトルを得た。このボトルから、胴部切片を切り出して
ヒートセットボトルとした。
用いて金型温度10℃の条件で5mm厚の角板を成形
し、成形物の透明性をヘイズ値(白色光の光線乱反射
率)で比較した。
用して測定した。乾燥ポリマーをサンプルパンに10mg
秤量し、290℃で5分間加熱して溶融し、次いで32
0℃/分の冷却速度で50℃まで急冷して5分間放置
し、非晶性試料を作製する。この試料を320℃/分の
昇温速度で140℃まで加熱し、該温度に保持した。試
料はこの温度で結晶化して時間−発熱曲線を与え、この
時間−発熱曲線から総発熱量を求めた。総発熱量の1/
2の熱量を生じるのに要する時間(秒)をもって半結晶
化時間とした。この半結晶化時間が短い程効率的に結晶
化が進行し、ボトル生産性が向上する。
℃、湿度90%の条件下に1週間放置した後、ボトル内
に90℃の熱水を10分間充填して、充填前後の容量を
測定した。充填前後の内容量の比から収縮率(%)を下
記式で求めた。
ら、耐熱性を下記の基準で評価した。 ○ … 0≦収縮率(%)<0.5 × … 0.5≦収縮率(%)
得られたボトルのヘイズ値(%)から、ボトル外観を下
記のように評価した。 ○ … 0≦ヘイズ値(%)<5 × … 5≦ヘイズ値(%)
148重量部及び(A-2)イソフタル酸 16重量部
と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部および(B-2)平均分子量1000のポリ
テトラメチレングリコール 1.9重量部とを用い固有
粘度(IV)が0.775dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
000のポリテトラメチレングリコールに代えて、(B
-3)平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ルを用いた以外は、実施例1と同様にして固有粘度(I
V)が0.780dl/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
000のポリテトラメチレングリコールに代えて、(B
-4)平均分子量2900のポリテトラメチレングリコー
ルを用いた以外は、実施例1と同様にして固有粘度(I
V)が0.778dl/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
158重量部及び(A-2)イソフタル酸 8重量部と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部および(B-2)平均分子量1000のポリ
テトラメチレングリコール 1.9重量部とを用い固有
粘度(IV)が0.775dl/gのポリエステルを得
た。
166重量部と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部とを用い固有粘度(IV)が0.775dl
/gのポリエステルを得た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
166重量部と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部および(B-2)平均分子量1000のポリ
テトラメチレングリコール 8.5重量部とを用い固有
粘度(IV)が0.776dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
133重量部及び(A-2)イソフタル酸 33重量部
と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部および(B-2)平均分子量1000のポリ
テトラメチレングリコール 1.9重量部とを用い固有
粘度(IV)が0.775dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
166重量部と、 (B)ジオール成分として(B-1)エチレングリコール
68重量部および(B-2)平均分子量1000のポリ
テトラメチレングリコール 1.9重量部とを用い固有
粘度(IV)が0.776dl/gのポリエステルを得
た。
結晶化時間、炭酸ガス透過係数を上記のようにして測定
した。結果を表1に示す。
Claims (12)
- 【請求項1】 テレフタル酸及びイソフタル酸を主たる
成分とするジカルボン酸単位、およびエチレングリコー
ルと炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキ
レングリコールを主たる成分とするジオール単位とから
なり、ジカルボン酸構成単位においてテレフタル酸単位
が99ないし85重量%、イソフタル酸単位が1ないし
15重量%でありジオール構成単位がエチレングリコー
ル単位99.999重量%ないし90重量%、及び炭素
数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキレングリ
コール単位が0.001ないし10重量%の範囲にある
ことを特徴とするポリエステル。 - 【請求項2】 前記ポリアルキレングリコールの重合度
(n)が5ないし50の範囲にある請求項1に記載のポ
リエステル。 - 【請求項3】 前記ポリアルキレングリコールがポリテ
トラメチレングリコールである請求項1または2に記載
のポリエステル。 - 【請求項4】 請求項1〜3に記載のポリエステルから
なることを特徴とするプリフォーム。 - 【請求項5】 請求項1〜3に記載のポリエステルから
なることを特徴とする二軸延伸ボトル。 - 【請求項6】 ボトル胴部の炭酸ガス透過係数が15.
0cc・mm/m2・day・atm以下である請求項
5に記載の二軸延伸ボトル。 - 【請求項7】 テレフタル酸及びイソフタル酸を主たる
成分とするジカルボン酸単位、およびエチレングリコー
ルと炭素数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキ
レングリコールを主たる成分とするジオール単位とから
なり、ジカルボン酸構成単位においてテレフタル酸単位
が99ないし85重量%、イソフタル酸単位が1ないし
15重量%でありジオール構成単位がエチレングリコー
ル単位99.999重量%ないし90重量%、及び炭素
数2〜10のアルキレン鎖を有するポリアルキレングリ
コール単位が0.001ないし10重量%の範囲にある
ポリエステルからプリフォームを製造し、次いでこのプ
リフォームを加熱後、二軸延伸ブロー成形して延伸ボト
ルを成形し、更にこの延伸ボトルを100℃以上の温度
の金型内で保持することを特徴とするポリエステル製二
軸延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項8】 二軸延伸ブロー成形をする前に、プリフ
ォーム口栓部を加熱結晶化する請求項7に記載のポリエ
ステル製二軸延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項9】 二軸延伸ブロー成形後に、ボトル口栓部
を加熱結晶化する請求項7に記載のポリエステル製二軸
延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項10】 前記ポリアルキレングリコールの重合
度が5ないし50の範囲にある請求項7〜9のいずれか
に記載のポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法。 - 【請求項11】 前記ポリアルキレングリコールがポリ
テトラメチレングリコールであることを特徴とする請求
項7〜10のいずれかに記載のポリエステル製二軸延伸
ボトルの製造方法。 - 【請求項12】 得られたボトル胴部の炭酸ガス透過係
数が15.0cc・mm/m2 ・day・atm以下で
ある請求項7〜11のいずれかに記載のポリエステル製
二軸延伸ボトルの製造方法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09698196A JP3522043B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ポリエステル、該ポリエステルからなるプリフォームおよび二軸延伸ボトルならびにポリエステル製二軸延伸ボトルの製造方法 |
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