JP3521417B2 - 露光装置及び露光方法 - Google Patents
露光装置及び露光方法Info
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Description
ウン管の色選別用のマスク(アパーチャーグリルあるい
はシャドウマスク)等を形成するのに適した露光装置及
び露光方法に関するものである。
光体を光らせる3つの電子ビームを、それぞれ決められ
た蛍光体に正しく向くようにしないと、美しいカラー画
像が再現できない。このため、この機構として色選別機
構が設けられており、トリニトロン管タイプのカラーブ
ラウン管ではアパーチャーグリル、シャドウマスク管タ
イプのカラーブラウン管ではシャドウマスクと言い、蛍
光面のすぐ後ろに設けられている。これらアパーチャー
グリル及びシャドウマスクは、シート状(カットあるい
はロール状に連続しているのを含む)をした鉄板の表面
に感光材を塗布して成るレジスト付き鉄板(以下、これ
を「被露光物」と言う)に光を照射して露光し、その
後、現像、エッチング処理等されて作られる。
る要部構造の一例を模式的に示すもので、図19は被露
光物を位置決めする前の状態で示す模式図、図20は被
露光物を位置決めした状態で示す模式図である。
パーチャーグリルの原材料となるシート状をした被露光
物である。52,53は被露光物50を上下で挟んで保
持する上側ガラス版と下側ガラス版である。また、上側
ガラス版52の側部には先端に球体60を有した位置決
め用のピン61が下方に向かって形成されている。一
方、下側ガラス版53の側部には球体60と共に位置決
めピン61を受け入れるための位置決め穴62(図21
参照)を有した位置決め片63が形成されている。そし
て、下側ガラス版53上に被露光物50を載せた状態
で、位置決めピン61を位置決め穴62に挿入させて上
側ガラス版52を下側ガラス版53上に載せると、間に
被露光物50を挟んで上側ガラス版52と下側ガラス版
53が重ねられて位置決めさせることができる。なお、
ここでの位置決めピン61及び位置決め穴62は、通常
は複数対設けられる。
持する下側ガラス版密着用フレームであり、この下側ガ
ラス版密着用フレーム54は中央が露光用に開口されて
枠状に形成されている。また、下側ガラス版密着用フレ
ーム54の上面で、下側ガラス版53の外周部分を受け
る位置には、真空吸着用のパッドを形成している下側ガ
ラス版位置決め用パッキン55が下側ガラス版密着用フ
レーム54の開口を一周囲む状態にして設けられてい
る。さらに、下側ガラス版密着用フレーム54の上面
で、下側ガラス版53の外周部分の外側に位置する部分
には、密着用下側パッキン半体56が下側ガラス版位置
決め用パッキン55の外側を一周囲む状態にして設けら
れている。加えて、下側ガラス版位置決め用パッキン5
5内及び密着用下側パッキン半体56で囲まれている領
域内には、この領域内のエアを抜いて真空吸着するため
の図示せぬ真空吸着穴が形成されている。
持する上側ガラス版密着用フレームであり、この上側ガ
ラス版密着用フレーム57も下側ガラス版密着用フレー
ム54と同様に中央が露光用に開口されて枠状に形成さ
れている。また、上側ガラス版密着用フレーム57の下
面で、上側ガラス版52の外周部分と当接される位置に
は、真空吸着用のパッドを形成している上側ガラス版吸
着保持用パッキン58が上側ガラス版密着用フレーム5
7の開口を一周囲む状態にして設けられている。さら
に、上側ガラス版密着用フレーム57の下面で、上側ガ
ラス版52の外周部分の外側に位置する部分には、密着
用下側パッキン半体56に対応して密着用上側パッキン
半体59が上側ガラス版位置決め用パッキン58の外側
を一周囲む状態にして設けられている。加えて、上側ガ
ラス版位置決め用パッキン58で囲まれている領域内に
は、この領域内のエアを抜いて真空吸着するための図示
せぬ真空吸着穴が形成されている。そして、この上側ガ
ラス版密着用フレーム57と下側ガラス版密着用フレー
ム54とが互いに近づき合わされると、密着用上側パッ
キン半体59と密着用下側パッキン半体56とが密着さ
れる構造になっている。
露光物50は、上側ガラス版52と下側ガラス版53と
が離れている状態で、上側ガラス版52と下側ガラス版
53との間に通される。図19はこの状態を示してい
る。すなわち、下側ガラス版53は下側ガラス版位置決
め用パッキン55上に載せられて真空吸着され、この下
側ガラス版位置決め用パッキン55を介して下側ガラス
版密着用フレーム54に保持されている。一方、上側ガ
ラス版52は上側ガラス版位置決め用パッキン58で真
空吸着されて上側ガラス版密着用フレーム57と共に上
方に移動されて下側ガラス版53より大きく離されてい
る。そして、被露光物50は、この状態で上側ガラス版
52と下側ガラス版53との間に通され、下側ガラス版
53上に配置される。
が上側ガラス版52と共に下降される。また、所定の位
置まで下降されると、位置決めピン61が位置決め穴6
2内に挿入されながら上側ガラス版52が下側ガラス版
53の上に被露光物50を介して重ねられ、被露光物5
0が上側ガラス版52と下側ガラス版53とで挟まれ
る。これと同時に、密着用下側パッキン半体56と密着
用上側パッキン半体59が互いに密着し、上下のガラス
版52,53の外側に空洞部64(図21参照)が形成
される。次に、空洞部64内のエアを抜く。すると、こ
の空洞部64内に通じている上側ガラス版52と下側ガ
ラス版53との間に存在する空気も同時に抜かれなが
ら、上側ガラス版52と下側ガラス版53との間に上側
ガラス版密着用フレーム57及び下側ガラス版密着用フ
レーム54からの押力を受け、上側ガラス版52と下側
ガラス版53との間が被露光物50を挟んで密着され
る。また、被露光物50が上下のガラス版52,53で
挟まれた後からは、図示せぬ光源が点灯され、ガラス版
52,53の上下方向より露光用の光が当てられ、ガラ
ス版52,53を通して被露光物50が露光される。
了すると、空洞部64内の真空吸着が解除されるととも
に、上側ガラス版密着用フレーム57が上側ガラス版5
2と共に上昇され、上側ガラス版52と下側ガラス版5
3との間が離される。また、上側ガラス版52と下側ガ
ラス版53との間を離した後からは、露光済みの被露光
物50が取り除かれ、その後に再び未露光の被露光物5
0がセットされて同じ動作が繰り返される。
た従来構造の露光装置では、上側ガラス版吸着保持用パ
ッキン58と密着用上側パッキン半体59とが上側ガラ
ス版密着用フレーム57に取り付けられているので、図
21に要部拡大断面図として示すように、上側ガラス版
52を下降させて下側ガラス版53に載せる過程で、位
置決めピン61の位置決め穴62に対するはめ合いが進
行しつつ密着用上側パッキン半体59が密着用下側パッ
キン半体56と接触を開始し、さらに位置決めピン61
が位置決め穴62にはめ合いつつ、上側ガラス片52と
下側ガラス片53との間の水平移動を強制されることに
なる。
うな問題点が発生していた。 (1)上側ガラス版吸着保持用パッキン58と密着用上
側パッキン半体59等の磨耗及び変形によって応力が発
生し、位置決めピン61及びガラス版52,53の変形
を来して精度が悪化する原因となっていた。 (2)位置決めピン61と位置決め穴62とのはめ合い
クリアランスの値よりも大幅に精度を落としてしまう。 (3)上記の発生する応力によって製品の精度が悪化
し、バラツキも増える。そのため、より高精度を要求さ
れる業務用ブラウン管のアパーチャーグリルやシャドウ
マスク(以下、このアパーチャーグリルとシャドウマス
クを総称して単に「マスク」と言う)の生産には不向き
であった。 (4)上記(3)の問題を回避するのに、画像認識等の
位置微調整機構等を採用することも考えられるが、この
位置微調整機構等を採用すると設備コストが著しく高く
なる。 (5)上記の発生する応力によって位置決めピン61及
びガラス版52,53の破損を来すことがあり、寿命の
短縮になる。 (6)また、ガラス版52,53が破損すれば設備をメ
ンテナンスする必要が生じ、設備稼働率の低下にもつな
がる。
のであり、その目的は露光位置精度を向上させて高品質
を保つことができる露光装置及び露光方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、ガラス版の寿命を向上
させてランニングコストを抑えるとともに、設備稼働率
を向上させて安価に提供することができる露光装置及び
露光方法を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行
く。
っては、ピンと穴とのはめ合いにより位置決めされる上
下一対のガラス版の間に被露光物を密着させて配置し、
上下方向より光を照射して露光する露光装置において、
前記下側ガラス版の外周内側部分を一周囲む状態にして
設けられて前記下側ガラス版の下面を受けるための下側
ガラス版位置決め用パッキン及び前記下側ガラス版の外
周外側を一周囲む状態にして配置された密着用下側パッ
キン半体とを有する下側ガラス版密着用フレームと、前
記上側ガラス版を真空吸着して前記下側ガラス版上まで
移動させ、その後、吸着を解除可能な移動用パッキンを
有する上側ガラス版移動用フレームと、前記下側ガラス
版密着用フレームと対抗している位置に配設されている
とともに、前記上側ガラス版の外周部分の一部を重複さ
せて前記上側ガラス版の外側を一周囲む状態にして配置
され、前記下側ガラス版密着用フレームと近づき合うと
前記密着用下側パッキン半体と密着されて前記上下一対
のガラス版の外周部分を内側に配置させて該外周部分を
一回り囲った空洞部分を画成するための密着用上側パッ
キン半体を有している上側ガラス版密着用フレームと、
前記空洞部分内のエアを抜くための手段とを備えてなる
構成としたものである。
側ガラス版を保持している上側ガラス版移動用フレーム
の上下移動によって上側ガラス版を下降させ、この上側
ガラス版が下側ガラス版に載ったら上記移動用パッキン
による上側ガラス版の真空保持を解除し、次いで上側ガ
ラス版移動用フレームだけを上昇させると、上側ガラス
版は下側ガラス版に載った状態のまま残され、位置決め
ピンと位置決め穴とのはめ合い係合が上側ガラス版の自
重でなされる。したがって、この状態では各ガラス版と
の間に外力が発生しないで位置決めが完了することにな
る。次に、上側ガラス版密着用フレームを下降させる
と、この上側ガラス版密着用フレームに取り付けられて
いる密着上側パッキン半体が密着用下側パッキン半体に
当接される。同時に、密着用上側パッキン半体と密着用
下側パッキン半体とで上下一対のガラス版の外周部分を
内側に配置させて該外周部分を一回り囲った空洞部分が
形成される。次いで、この空洞部分内のエアを抜くと上
下一対のガラス版にそれぞれ互いに押し付け合う力が加
えられ、被露光物を挟んで上下一対のガラス版が密着さ
れる。したがって、この状態で露光を行うとピンボケの
無い鮮明な露光が実現する。
実施の形態例を模式的に示すもので、その装置の内部構
成配置図である。図2において、符号1は装置本体で、
この装置本体1の中間部分には被露光物2が水平方向に
通る通路(不図示)が設けられている。この被露光物2
は、ここではカラーブラウン管用のマスク(アパーチャ
ーグリルまたはシャドウマスク)を作るためのものであ
り、例えば鉄板の表面に感光剤を塗布して成るレジスト
付き鉄板である。
る上側ガラス版と下側ガラス版である。この上下のガラ
ス版3,4には、それぞれ形成すべきブラウン管のマス
クのパターンが予め設けられている。ここでは上下のガ
ラス版3,4が1セットとなって1つのマスクとなる。
また、上側ガラス版3と下側ガラス版4の各側部には位
置決めブラケット部5が、図3に示すように被露光物2
の通路を挟んで対抗した側にそれぞれ1つづ設けられて
いる。なお、この位置決めブラケット部5は、2つ以上
であっても差し支えないものである。
造は、図4及び図5に示している。すなわち、図4は位
置決めブラケット部5の平面図、図5は図4のA−A線
に沿う概略破断図である。図4及び図5に示すように、
上側ガラス版3側に取り付けられている位置決めブラケ
ット半体5Aは先端に球体6を有した位置決めピン7を
有し、下側ガラス版4側に取り付けられている位置決め
ブラケット半体5Bは位置決めピン7を球体6と共に受
け入れるための位置決め穴8が設けられている。そし
て、位置決め穴8に位置決めピン7をはめ合い係合させ
ると、このはめ合い係合で上下のガラス版3,4との間
の水平方向の位置決めがなされる構造になっている。な
お、この位置決めブラケット半体5Aと5Bは逆の位
置、すなわち位置決めブラケット半体5Aが下側ガラス
版4に取り付けられ、位置決めブラケット半体5Bが上
側ガラス半体3に取り付けられた構造であっても良いも
のである。さらには、例えば図6に示すように、位置決
めピン7の先端に形成している球体6を無くして、位置
決めピン7だけの構造にしても差し支えないものであ
る。
る下側ガラス版密着用フレームであり、中央が露光用に
開口されて枠状に形成されている。そして、この下側ガ
ラス版密着用フレーム9は軸受10及びロッド11を介
して、装置本体1に上下方向移動自在に取り付けられて
いる。また、下側ガラス版密着用フレーム9には、この
上面で、かつ下側ガラス版4の外周部分を受ける位置
に、真空吸着用のパッドを形成している下側ガラス版位
置決め用パッキン12が、下側ガラス版密着用フレーム
9の開口を一周囲む状態にして設けられている。さら
に、下側ガラス版密着用フレーム9の上面で、かつ下側
ガラス版4の外周部分の外側に位置する部分には、密着
用下側パッキン半体13が下側ガラス版位置決め用パッ
キン12の外側を一周囲む状態にして設けられている。
加えて、下側ガラス版位置決め用パッキン12で囲まれ
ている領域内には、この領域内のエアを抜いて吸着する
ための真空吸着穴14が設けられているとともに、密着
用下側パッキン半体13で囲まれている領域内には、こ
の領域内のエアを抜いて吸着するための真空吸着穴15
が形成されている。
する上側ガラス版移動用フレームであり、この上側ガラ
ス版移動用フレーム16も下側ガラス版密着用フレーム
9と同様に中央が露光用に開口されて枠状に形成されて
いる。そして、この上側ガラス版密着用フレーム16は
軸受17及びロッド18を介して、装置本体1に上下方
向移動自在に取り付けられている。また、上側ガラス版
移動用フレーム16の下面で、上側ガラス版3の外周部
分と当接される位置には、真空吸着用のパッドを形成し
ている上側ガラス版移動用パッキン19が上側ガラス版
密着用フレーム16の開口を一周囲む状態にして設けら
れている。なお、このようなパッキン19は一枚ものと
して一体に形成される以外に、分割片で構成してもよ
い。さらに、上側ガラス版移動用パッキン19で囲まれ
ている領域内には、この領域内のエアを抜いて吸着する
ための真空吸着穴20が形成されている。
側を囲って配置される上側ガラス版密着用フレームであ
る。この上側ガラス版密着用フレーム21は軸受26及
びロッド27を介して、装置本体1に上下方向移動自在
に取り付けられている。また、上側ガラス版密着用フレ
ーム21の下面で、上側ガラス版3の外周部分の外側に
位置する部分には、密着用下側パッキン半体13及び上
側ガラス版3にそれぞれ対応して密着用上側パッキン半
体22が上側ガラス版移動用パッキン19の外側を一周
囲む状態にして設けられている。そして、上側ガラス版
密着用フレーム21が下方に移動されると、密着用上側
パッキン半体22は下側ガラス版密着フレーム9の密着
用下側パッキン半体13に密着されて、上下のガラス版
3,4との外側に空洞部分30(図1参照)を形成する
ことができる構造になっている。加えて、密着用上側パ
ッキン半体22で囲まれている領域内には、この領域内
のエアを抜いて真空吸着するための真空吸着穴23が形
成されている。
2,密着用下側パッキン半体13,上側ガラス版移動用
パッキン19,密着用下側パッキン半体22の各縦断面
形状は、図7に示すように、基板部aから連続して舌片
bを延ばした状態の形状になっているが、これ以外にも
密着性が得られるものであれば例えば図8,図9,図1
0,図11,図12,図13,図14,図15,図1
6,図17,図18等に示す断面形状のようにしたもの
を使用しても差し支えないものである。
光を当てるための光源で、25は下側ガラス版4の下側
から露光用の光を当てるための光源である。
分における動作状態図である。そこで、次に図2に示し
た露光装置の動作を図1の動作(a)〜動作(d)の順
で説明する。
ーム9は軸受10及びロッド11の案内で下方に移動さ
れているとともに、上側ガラス版移動用フレーム16は
軸受17及びロッド18の案内で上方に移動され、上側
ガラス版密着用フレーム21も軸受26及びロッド27
を介し上方に移動されている。また、このとき上側ガラ
ス版移動用パッキン19は真空吸着穴20を通してエア
抜きされて真空吸着状態にされ、上側ガラス版3を真空
吸着したままの状態で、この上側ガラス版3と共に上方
に移動され、下側ガラス版密着用フレーム9上に載せら
れた下側ガラス版4との間に大きな隙間が作られた状態
になっている。一方、下側ガラス版位置決め用パッキン
12も真空吸着穴14を通してエア抜きされて真空吸着
状態にされていて、これにより下側ガラス版密着用フレ
ーム9上に載せられた下側ガラス版4も下側ガラス版位
置決め用パッキン12の真空吸着によって保持されてい
る。そして、この状態において上側ガラス版3と下側ガ
ラス版4との間に被露光物2が通されて配置される。図
2は、この状態を示している。
ーム9の高さを調節し、露光に適した位置に下側ガラス
版密着用フレーム9を配置する。次いで、上側ガラス版
移動用フレーム16が上側ガラス版3と共に下降され、
位置決めピン7を位置決め穴8に挿入係合させる。する
と、上側ガラス版3と下側ガラス版4との相対位置が決
定される。また、上側ガラス版3が下側ガラス版4に載
った時点で、上側ガラス版移動用パッキン19の真空吸
着を解除する。
ーム16を上昇させる。すると、上側ガラス版3は下側
ガラス版4に載ったまま残され、上側ガラス版移動用フ
レーム16だけが上昇する。
ーム21だけを下降させる。上側ガラス版密着用フレー
ム21が所定の位置まで下降されると、密着用下側パッ
キン半体13に密着用上側パッキン半体22が密着さ
れ、上下一対のガラス版3,4の外周部分を内側に配置
させて、この外周部分を一回り囲った空洞部分30が形
成される。次いで、真空吸着穴15,23を通してエア
抜きをする。すると、空洞部分30内と上下のガラス版
3,4との間に存在しているエアが抜かれるとともに、
上下一対のガラス版3,4にそれぞれに互いに押し付け
合う力が加えられ、ガラス版3,4及び被露光物2との
間が完全に密着する。そして、この状態で光源24,2
5より露光用の光源24,25を点灯させて露光する
と、ピンボケの無い鮮明な露光が実現する。
空抜きを解除するとともに、上側ガラス版移動用フレー
ム16を下降させ、上側ガラス版移動用パッキン19を
上側ガラス版3に当接させる。また、当接されたら上側
ガラス版移動用パッキン19の真空抜きを行って上側ガ
ラス版3を真空吸着し、そのままの状態で上側ガラス移
動用フレーム16を上側ガラス版3と共に上方に移動さ
せる。一方、下側ガラス版密着用フレーム21も初期レ
ベル位置まで下降させる。次いで、被露光物2を取り出
すか、または搬送し、その後同じ動作が繰り返し行われ
る。
装置によれば、まず下側ガラス版密着用フレーム9の高
さ調整によって下側ガラス版3の高さをレベル出しして
被露光物2を位置決めさせ、次に移動用パッキン19を
介して上側ガラス版3を保持している上側ガラス版移動
用フレーム16の移動によって上側ガラス版3を下降さ
せ、この上側ガラス版3が下側ガラス版4に載ったら上
側ガラス版移動用パッキン19の真空吸着を解き、次に
上側ガラス版移動用フレーム16だけを上昇させて、上
側ガラス版3が下側ガラス版4に載った状態にさせ、位
置決めピン7と位置決め穴8とのはめ合い係合を上側ガ
ラス版3の自重で行わせるので、はめ合いによる水平移
動を強制することがほぼ無くなるか、激減する。このた
め、位置決めピン7と位置決め穴8のはめ合いクリアラ
ンスの値での精度が実現でき、露光位置精度が良くな
る。また、ノンコンスーマ用のマスクは高精度が要求さ
れるが、ピン方式での対応が可能となり、設備コストを
低く抑えることができる。また、各パッキン12,1
3,19,22の摩擦及び変形によって発生する応力を
無くすことができる。これにより、露光位置精度の変動
が小さくなり、品質を向上させることができる。さら
に、各ガラス版3,4の寿命が長くなり、ランニングコ
ストを低くでき、設備稼働率を向上させることができ
る。
ン管用のマスク(アパーチャーグリルまたはシャドウマ
スク)を作る場合について説明したが、本発明はこれに
限ることなく、例えば半導体製造工程における露光装置
としても広く適用できるものである。
装置及び露光方法によれば、露光位置精度を向上させて
高品質の露光が得られるとともに、コストを抑えて安価
に提供することができる等の効果が得られる。
明図である。
る。
断端面図である。
す縦断端面図である。
す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
示す縦断端面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ピンと穴とのはめ合いにより位置決めさ
れる上下一対のガラス版の間に被露光物を密着させて配
置し、上下方向より光を照射して露光する露光装置にお
いて、 前記下側ガラス版の外周内側部分を一周囲む状態にして
設けられて前記下側ガラス版の下面を受ける下側ガラス
版位置決め用パッキン及び前記下側ガラス版の外周外側
を一周囲む状態にして配置された密着用下側パッキン半
体とを有する下側ガラス版密着用フレームと、 前記上側ガラス版を真空吸着して前記下側ガラス版上ま
で移動させ、その後、前記真空吸着を解除可能な移動用
パッキンを有する上側ガラス版移動用フレームと、 前記下側ガラス版密着用フレームと対抗している位置に
配設されているとともに、前記上側ガラス版の外周部分
の一部を重複させて前記上側ガラス版の外側を一周囲む
状態にして配置され、前記下側ガラス版密着用フレーム
と近づき合うと前記密着用下側パッキン半体と密着され
て前記上下一対のガラス版の外周部分を内側に配置させ
て該外周部分を一回り囲った空洞部分を画成するための
密着用上側パッキン半体を有している上側ガラス版密着
用フレームと、 前記空洞部分内のエアを抜くための手段、 とを備えたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項2】 ピンと穴とのはめ合いにより位置決めさ
れる上下一対のガラス版の間にシート状をした被露光物
を密着させて配置し、上下方向より光を照射させて露光
し、カラーブラウン管の色選別用マスクを形成するため
の露光装置において、 前記下側ガラス版の外周内側部分を一周囲む状態にして
設けられて前記下側ガラス版の下面を受けるための下側
ガラス版位置決め用パッキン及び前記下側ガラス版の外
周外側を一周囲む状態にして配置された密着用下側パッ
キン半体とを有する下側ガラス版密着用フレームと、 前記上側ガラス版を真空吸着して前記下側ガラス版上ま
で移動させ、その後、吸着を解除可能な移動用パッキン
を有する上側ガラス版移動用フレームと、 前記下側ガラス版密着用フレームと対抗している位置に
配設されているとともに、前記上側ガラス版の外周部分
の一部を重複させて前記上側ガラス版の外側を一周囲む
状態にして配置され、前記下側ガラス版密着用フレーム
と近づき合うと前記密着用下側パッキン半体と密着され
て前記上下一対のガラス版の外周部分を内側に配置させ
て該外周部分を一回り囲った空洞部分を画成するための
密着用上側パッキン半体を有している上側ガラス版密着
用フレームと、 前記空洞部分内のエアを抜くための手段、 とを備えたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項3】 ピンと穴とのはめ合いにより位置決めさ
れる上下一対のガラス版の間に被露光物を密着させて配
置し、上下方向より光を照射して露光する露光方法にお
いて、 前記上側ガラス版を真空吸着して前記下側ガラス版上ま
で移動させ、その後、真空吸着を解除して前記上側ガラ
ス版を前記被露光物を介して前記下側ガラス版上に配置
する工程と、 前記上下一対のガラス版の外周部分を内側に配置させて
該外周部分を一回り囲み、前記一対のガラス版の隙間に
通じている空洞部分を形成する工程と、 前記密着用上側パッキン半体と前記密着用下側パッキン
半体とで形成された前記空洞部分内のエアを抜くための
工程と、 前記上下一対のガラス版を通して前記被露光物に光を照
射して露光する工程とを順に経て処理するようにしたこ
とを特徴とする露光方法。 - 【請求項4】 ピンと穴とのはめ合いにより位置決めさ
れる上下一対のガラス版の間にシート状をした被露光物
を密着させて配置し、上下方向より光を照射させて露光
し、カラーブラウン管の色選別用マスクを形成するため
の露光方法において、 前記下側ガラス版の高さを調節して位置決めするための
工程と、 前記上側ガラス版を真空吸着して前記下側ガラス版上ま
で移動させ、その後、真空吸着を解除して前記上側ガラ
ス版を前記被露光物を介して前記下側ガラス版上に配置
する工程と、 前記上下一対のガラス版の外周部分を内側に配置させて
該外周部分を一回り囲み、前記一対のガラス版の隙間に
通じている空洞部分を形成する工程と、 前記密着用上側パッキン半体と前記密着用下側パッキン
半体とで形成された前記空洞部分内のエアを抜くための
工程と、 前記上下一対のガラス版を通して前記被露光物に光を照
射して露光する工程とを順に経て処理するようにしたこ
とを特徴とする露光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30518695A JP3521417B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 露光装置及び露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30518695A JP3521417B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 露光装置及び露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09127681A JPH09127681A (ja) | 1997-05-16 |
JP3521417B2 true JP3521417B2 (ja) | 2004-04-19 |
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ID=17942095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30518695A Expired - Fee Related JP3521417B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 露光装置及び露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3521417B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30518695A patent/JP3521417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH09127681A (ja) | 1997-05-16 |
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